💡 ワキガ治療、実は保険が使えるって知ってましたか?
臭いが気になって毎日憂鬱…でも治療費が高そうで踏み出せない、そんな方にこそ読んでほしい記事です。
この記事を読めば、保険適用の条件・費用の相場・各治療法の違いが全部わかります。
読まないまま自由診療を選ぶと、20〜40万円を損する可能性も。
「脇の臭いが気になって、夏は半袖を着るのが怖い…」
「ミラドライが気になるけど、高すぎて手が出ない…」
「保険で治療できるって聞いたけど、条件がよくわからない…」
✅ この記事でわかること
- 📌 ワキガ治療が保険適用になる具体的な条件
- 📌 保険診療と自由診療、費用の差・メリットの差
- 📌 ミラドライ・剪除法など各治療法の特徴
- 📌 アイシークリニックでの実際の治療の流れ
目次
- ワキガとはどんな状態?原因と特徴
- ワキガ治療に保険は適用されるのか
- 保険適用になる治療法と条件
- 保険適用される手術(皮弁法・剪除法)の詳細
- 自由診療のワキガ治療法の種類と特徴
- 保険診療と自由診療の費用比較
- 保険適用でワキガ治療を受ける流れ
- 自由診療を選ぶメリット・デメリット
- ワキガ治療を受ける際の注意点
- まとめ
この記事のポイント
ワキガ治療は重度と医師が判断した場合に限り、皮弁法・剪除法の外科手術で保険適用(自己負担3〜8万円程度)が可能。ミラドライ等の最新治療は自由診療で20〜40万円。アイシークリニックでは両診療に対応し、症状や生活スタイルに合わせた治療を提案する。
💡 1. ワキガとはどんな状態?原因と特徴
ワキガとは、医学的には「腋臭症(えきしゅうしょう)」と呼ばれる状態で、脇の下に分布するアポクリン汗腺から分泌される汗が皮膚表面の細菌によって分解される際に、独特の臭いが生じる症状です。単に汗をかきやすい「多汗症」とは異なり、アポクリン汗腺の発達度合いが主な要因となっています。
人間の汗腺には大きく分けてエクリン汗腺とアポクリン汗腺の2種類があります。エクリン汗腺は全身に広く分布し、体温調節のために無色透明のさらっとした汗を分泌します。一方、アポクリン汗腺は脇の下・外陰部・乳輪周囲など特定の部位に分布しており、タンパク質や脂質を含む粘度の高い汗を分泌します。このアポクリン汗腺から分泌される汗が、皮膚表面に生息する常在菌によって分解されるとき、独特の臭い成分が発生します。これがワキガ臭の本体です。
ワキガは遺伝的な要因が強く、両親のどちらかがワキガである場合、子どもがワキガになる確率は50〜75%程度と言われています。両親ともにワキガの場合はさらに高くなります。また、ワキガかどうかを判断する目安として、耳あか(耳垢)の状態が参考になることがあります。アポクリン汗腺は耳道にも分布しており、アポクリン汗腺が発達している人は耳あかが湿っている(軟耳垢)傾向があります。日本人の場合、耳あかが湿っている人は全体の約20〜25%とされており、その多くがワキガの素因を持つと考えられています。
ワキガの症状は思春期以降に顕在化することが多く、ホルモンの影響でアポクリン汗腺が活発に働き始めるためです。加齢とともに汗腺の活動が低下し、臭いが弱まるケースもありますが、自然に完治することは少なく、根本的な解決には医療的なアプローチが必要になります。
Q. ワキガ治療が保険適用になる条件は何ですか?
ワキガ治療が保険適用になるには、症状が重度で日常生活に著しく支障をきたしていると医師が判断することが必要です。適用される治療法は皮弁法・剪除法の外科的手術に限られます。ミラドライなど最新機器による治療は現時点で保険適用外です。
📌 2. ワキガ治療に保険は適用されるのか
ワキガ治療に保険が適用されるかどうかは、多くの方が気になるポイントです。結論から言えば、一定の条件を満たした場合には健康保険の適用を受けることができます。ただし、すべての治療法が保険適用になるわけではなく、治療の方法や症状の程度によって判断が異なります。
日本の健康保険制度では、疾病の治療として医学的に必要と認められる処置に対して保険が適用されます。ワキガは医学的には「腋臭症」という疾患として認められており、症状が重度で日常生活に支障をきたすほどの場合、保険診療として手術を受けることが可能です。
一方で、臭いが比較的軽度であったり、主に美容的な改善を目的とした治療の場合は自由診療(保険外診療)となります。また、レーザーや超音波、マイクロ波を使用した最新の治療機器による施術は、現時点では保険適用外となっているものがほとんどです。
保険適用か否かを決定するのは診断を行う医師であり、患者さん自身が選べるわけではありません。「保険で治療したいから」という理由だけでは保険適用を受けることはできず、医師が診察・検査を行い、保険適用の条件を満たしていると判断した場合にのみ、保険診療として手術が行われます。
✨ 3. 保険適用になる治療法と条件
ワキガ治療が保険適用になるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。保険が適用されるのは主に外科的手術(切除術)であり、かつ以下のような基準が設けられています。
まず、症状の重症度です。ワキガの臭いが強く、日常生活や社会生活に著しく支障をきたしている状態であることが求められます。軽度のワキガや、臭いはあるがそれほど強くないケースでは、保険適用の対象にならないことがあります。医師が臭いの程度を評価し、保険適用に値するかどうかを総合的に判断します。
次に、治療法の種類です。保険が適用されるのは、手術による腋臭症根治術に限られています。具体的には「皮弁法」や「剪除法(せんじょほう)」と呼ばれる手術が保険適用の対象です。これらはアポクリン汗腺を直接切除・破壊する根治的な外科的手術です。
また、保険が適用されるのは基本的に「片側ずつ」であることも覚えておく必要があります。左右両側を同時に手術する場合でも、保険の算定上は原則として一側ずつの計算となります。ただし、手術の実施方法は医療機関によって異なる場合があります。
さらに、手術を受ける医療機関が保険医療機関(保険診療を行う病院・クリニック)であることが前提です。美容外科クリニックや自由診療専門のクリニックでは、保険診療を行っていない場合があります。保険適用での手術を希望する場合は、事前に医療機関が保険診療を行っているか確認することが大切です。
診断の流れとしては、まず外来で医師の診察を受け、臭いの程度や症状の重さを評価してもらいます。医師が「腋臭症」と診断し、手術が必要と判断した場合に、保険適用での手術の予約・手続きが進められます。診察のみで保険適用の判断が難しい場合、複数回の受診が必要になることもあります。
Q. 保険適用でワキガ手術を受けた場合の費用目安は?
健康保険3割負担(70歳未満の一般的なケース)を前提とすると、皮弁法・剪除法の手術費用は両側合計でおよそ3〜8万円程度が目安です。診察料・麻酔料・薬代は別途かかる場合があり、高額療養費制度を活用することでさらに自己負担を軽減できる可能性があります。
🔍 4. 保険適用される手術(皮弁法・剪除法)の詳細
保険適用で行われるワキガの手術は、大きく分けて「皮弁法」と「剪除法」の2種類があります。いずれもアポクリン汗腺を直接取り除く根治的な方法です。
皮弁法(ひべんほう)は、脇の下の皮膚を切開して皮膚を裏返し、アポクリン汗腺を目視で確認しながら切除・除去する方法です。術野が広く確保できるため、汗腺を取り残すリスクが比較的低く、根治性が高いとされています。一方で、皮膚の切開範囲が大きいため傷跡が残りやすく、術後の回復にも時間がかかる場合があります。入院が必要になることもあります。
剪除法(せんじょほう)は、脇の下の皮膚を小さく切開し、皮膚を薄く剥がしてアポクリン汗腺を専用のハサミやメスで切り取る方法です。皮弁法よりも切開範囲が小さく、傷が目立ちにくいという特徴があります。熟練した技術が必要で、医師のスキルによって効果の差が出やすい手術でもあります。入院不要で日帰り手術として行われるケースも多く見られます。
これらの手術は局所麻酔下で行われることがほとんどですが、患者さんの希望や状態によっては全身麻酔が使用される場合もあります。手術時間は片側あたり1〜2時間程度が目安で、両側同日に行う場合は2〜4時間かかることが多いです。
術後は圧迫固定を行い、術後の腫れや内出血が落ち着くまで安静が必要です。激しい運動や入浴は数週間制限されることが一般的です。また、縫合した場合は1〜2週間後に抜糸を行います。術後の経過は個人差がありますが、日常生活に戻るまでに数日〜1週間程度かかることが多いです。
保険適用の手術を受ける際、費用は健康保険が適用されるため3割負担(70歳未満の一般的なケース)となります。患者さんの自己負担額は両側合計で数万円程度になることが多いです。ただし、入院を要する場合は入院費が別途かかります。また、高額療養費制度を利用することで、一定額を超えた医療費の払い戻しを受けられる場合もあります。
💪 5. 自由診療のワキガ治療法の種類と特徴
保険適用の手術以外にも、現在さまざまなワキガ治療法が提供されています。これらの多くは自由診療(保険外診療)となりますが、身体への負担が少ない、ダウンタイムが短い、傷跡が残りにくいといった特徴を持つものが多く、保険適用手術の代替として選ばれるケースが増えています。
ミラドライ(マイクロ波治療)は、マイクロ波エネルギーを皮膚の外側から照射し、アポクリン汗腺とエクリン汗腺の両方を熱で破壊する治療法です。皮膚を切開せずに治療できるため、傷跡が残らず、ダウンタイムが非常に短いことが最大の特徴です。1回の治療で効果が出ることが多く、根治性も比較的高いとされています。ただし、費用は両側で20〜40万円程度と高額になります。
ビューホット(高周波治療)は、高周波エネルギーを用いてアポクリン汗腺に熱ダメージを与える治療法です。皮膚を切開せず、非常に細い針を挿入して施術を行います。ダウンタイムが短く、日帰りで治療が受けられます。費用はクリニックによって異なりますが、15〜30万円程度が目安です。
吸引法(サクション法)は、皮膚を小さく切開し、専用の器具でアポクリン汗腺を吸引・破壊する方法です。皮弁法や剪除法と比べると傷跡が小さく、手術時間も短縮できる特徴があります。費用は両側で10〜30万円程度のクリニックが多く見られます。
ボツリヌストキシン注射(ボトックス注射)は、ボツリヌストキシンを脇の下に注射することで汗腺の働きを一時的に抑制する方法です。効果は永続的ではなく、4〜6か月程度で効果が薄れてくるため、定期的な治療が必要です。ワキガの臭いの軽減にも効果が期待できますが、アポクリン汗腺を根本的に破壊するわけではないため、完全な根治を目指す治療法ではありません。費用は両側で3〜8万円程度が相場で、他の治療法と比べると比較的手軽に受けられます。
レーザー治療は、皮膚の外側からレーザーを照射してアポクリン汗腺にダメージを与える方法です。皮膚切開が不要な非侵襲的な治療ですが、効果の持続性や根治性については個人差が大きく、複数回の治療が必要になる場合があります。
市販の制汗剤やデオドラント剤は医療機関での治療ではありませんが、日常的なケアとして活用されています。ただし、これらはあくまでも臭いを一時的にマスキングするものであり、ワキガの根本的な治療にはなりません。
Q. ミラドライなど自由診療のワキガ治療の特徴は?
ミラドライはマイクロ波エネルギーで皮膚を切開せずにアポクリン汗腺を破壊する治療法で、傷跡が残らずダウンタイムが短いことが特徴です。費用は両側で20〜40万円程度と高額ですが、仕事の都合で長期休暇が取りにくい方や傷跡を残したくない方に選ばれています。
🎯 6. 保険診療と自由診療の費用比較
ワキガ治療を検討する際、費用面の比較は非常に重要な判断材料になります。保険診療と自由診療では、費用の考え方が大きく異なります。
保険適用の手術(剪除法・皮弁法)の場合、健康保険の3割負担を前提とすると、手術費用の自己負担額は両側合計でおよそ3〜8万円程度が目安です。ただし、これは手術料のみの計算であり、診察料・麻酔料・術後の薬代・入院費(入院が必要な場合)などが別途かかります。また、医療機関によっても費用は異なります。
また、1年間の医療費の自己負担額が一定額を超えた場合に利用できる「高額療養費制度」を活用することで、さらに自己負担を軽減できる可能性があります。たとえば70歳未満で標準的な収入水準の方の場合、自己負担の上限はひと月あたり80,100円+(総医療費-267,000円)×1%となっています(所得区分によって異なります)。
自由診療の場合、治療法によって費用は大きく異なります。ボツリヌストキシン注射は両側で3〜8万円程度と比較的低コストですが、効果が一時的なため繰り返しの治療が必要です。吸引法は両側で10〜30万円程度、ビューホットは15〜30万円程度、ミラドライは20〜40万円程度が一般的な価格帯です。自由診療は診察料・麻酔料・術後ケアなどを含んだパッケージ料金として提示されるケースも多く見られます。
単純に費用だけで比べると、保険適用の手術が最も費用を抑えられます。しかし、ダウンタイムや傷跡の残り方、回復期間なども含めてトータルで考えることが大切です。仕事の休みが取りにくい方や傷跡を極力残したくない方にとっては、費用が高くても自由診療の低侵襲治療を選ぶ方が合理的な場合もあります。
なお、自由診療は医療費控除の対象となる場合があります。医療費控除は1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費が10万円を超えた場合に、確定申告で一部の税金の還付を受けられる制度です。美容目的と判断されると対象外になることがありますが、ワキガ治療は疾患の治療であるため、一般的には医療費控除の対象となります。詳細は税務署や税理士に確認することをおすすめします。
💡 7. 保険適用でワキガ治療を受ける流れ
保険適用でワキガ治療(手術)を受ける場合の一般的な流れを説明します。事前にプロセスを把握しておくと、スムーズに手続きを進めることができます。
まず、保険診療を行っている医療機関(皮膚科・形成外科・美容外科など)を選んで受診します。保険適用での手術を希望している旨を事前に伝えておくと、より適切な対応を受けやすくなります。美容外科専門クリニックの中には自由診療のみを提供している施設もあるため、事前に確認が必要です。
受診後、医師による診察・問診が行われます。臭いの程度、症状が始まった時期、日常生活への影響度、これまでのセルフケアの内容などを詳しく確認されます。場合によっては、臭いの程度を評価するための検査(臭いのレベルを数値化する機器を用いた測定など)が行われることもあります。
医師が「腋臭症」と診断し、保険適用での手術が適切と判断すれば、手術の説明と日程調整が行われます。手術前には、アレルギーの有無・内服薬の確認・血液検査などの術前検査が必要になることがあります。
手術当日は、脱毛(剃毛)・麻酔・手術という流れで進みます。局所麻酔の場合は意識のある状態で手術が行われますが、痛みは麻酔によって抑えられます。術後は一定時間安静にしてから帰宅(または入院)します。
術後の通院は、術後数日以内の経過観察・抜糸(術後約1〜2週間後)・再診(術後1か月程度)という形で行われることが多いです。術後の注意事項(入浴制限・運動制限など)をしっかり守ることで、合併症のリスクを最小限に抑えることができます。
なお、かかりつけの内科や皮膚科などからの紹介状(診療情報提供書)があれば、スムーズに手術に対応できる医療機関を紹介してもらえることがあります。特定機能病院(大学病院など)を受診する場合は紹介状が必要になるケースが多いです。
Q. ワキガ治療を受ける前に注意すべきことは?
ワキガ治療前には、受診日の前日・当日はデオドラント剤の使用を控えるよう指示される場合があります。また一つのクリニックだけで判断せず複数医療機関でカウンセリングを受けることが推奨されます。手術後も完全に根治しない可能性や、出血・感染などのリスクを事前に理解しておくことが重要です。
📌 8. 自由診療を選ぶメリット・デメリット
保険適用の手術を選ばず、自由診療のワキガ治療を選ぶ方も多くいます。自由診療にはそれ独自のメリットとデメリットがあり、自分のライフスタイルや症状に合わせて選択することが重要です。
自由診療の主なメリットとして、まずダウンタイムの短さが挙げられます。ミラドライやビューホットなどの非侵襲的・低侵襲的な治療法は、皮膚を大きく切開する必要がないため、術後の回復が早く、翌日から仕事に復帰できるケースも多くあります。仕事上、長期間の休みを取ることが難しい方にとっては大きなメリットです。
次に、傷跡が残りにくいことも自由診療の大きな利点です。皮弁法や剪除法では脇の下に数センチ程度の切開を行うため、傷跡が残ることがあります。一方、マイクロ波や高周波を使用した治療法は皮膚への物理的なダメージが少なく、目立つ傷跡が残りません。
また、自由診療では医師との相談のうえでより個人に最適化された治療計画を立てやすい側面もあります。治療法の選択肢が広く、症状や希望に合わせて柔軟に対応できます。
一方で、自由診療のデメリットとして費用の高さが挙げられます。保険が適用されないため、治療費はすべて患者さんの全額自己負担となります。ミラドライやビューホットなどは20〜40万円程度の費用がかかり、経済的な負担は保険適用手術と比べると大きくなります。
効果の確実性についても注意が必要です。一部の自由診療治療法では、保険適用の外科的手術と比べて根治性がやや劣る場合があります。特に、施術者の技術や機器の設定によって効果に差が出るケースがあるため、実績のある医師・クリニックを選ぶことが重要です。
さらに、自由診療では医療機関によって費用や治療内容が大きく異なります。「安いから」という理由だけでクリニックを選ぶのではなく、医師の経験・実績・アフターケアの充実度なども含めて総合的に判断するようにしましょう。
✨ 9. ワキガ治療を受ける際の注意点

ワキガ治療を検討・受診する際には、いくつかの重要な注意点があります。後悔のない治療選択をするために、事前にしっかりと理解しておくことが大切です。
まず、自分のワキガが本当に医療的治療が必要なレベルなのかを正確に評価することが大切です。臭いの強さは本人の主観では判断しにくい面もあります。家族や親しい友人に客観的な意見を聞くことも一つの方法ですし、まずは専門医に相談して客観的な評価を受けることをおすすめします。
次に、複数の医療機関でのカウンセリング受診(セカンドオピニオン)を検討することも有効です。特に自由診療の場合は、クリニックによって推奨する治療法や費用が大きく異なります。一か所だけで判断せず、複数の医療機関の説明を聞いたうえで決断することで、より適切な治療法を選びやすくなります。
治療効果の現実的な期待値を持つことも重要です。保険適用の外科手術でも、アポクリン汗腺を完全に取り除くことは難しく、一定の確率で再発・効果不十分となるケースがあります。手術を受ければ必ず完治するわけではなく、術後も臭いが残る可能性があることを事前に理解しておく必要があります。
術後のリスクと合併症についても十分に理解しておく必要があります。切開を伴う手術では、術後の出血・感染・傷跡の肥厚(ケロイド形成)・皮膚壊死などのリスクがあります。自由診療の治療法でも、熱傷・皮膚のしびれ・色素沈着などの副作用が起こりうることを確認したうえで治療を受けましょう。
未成年者の場合は、治療内容によって制限がある場合があります。外科手術は原則として18歳以上を対象とするクリニックが多く、18歳未満の場合は保護者の同意が必要です。また、症状がまだ変化しやすい思春期に根治的な治療を行うべきかどうかは、医師と相談しながら慎重に判断することが求められます。
また、多汗症を合併している場合は、多汗症に対する治療(ボツリヌストキシン注射など)も同時に検討すると臭いの改善効果が高まることがあります。ワキガと多汗症は別の状態ですが、発汗量が多いと臭いが強くなりやすいため、両方の状態を適切に管理することが重要です。
治療を受けるクリニック・医師の選び方も重要なポイントです。ワキガ治療の経験・実績が豊富な医師を選ぶこと、術前のカウンセリングが十分に行われるかどうかを確認すること、術後のアフターケアが充実しているかどうかを確かめることが大切です。費用の安さだけで選ぶと、経験の浅い医師が施術を行うリスクや、術後トラブルへの対応が不十分なケースもあるため注意が必要です。
なお、ワキガ治療を受ける前には、デオドラント剤・制汗剤の使用を一定期間中止するよう指示される場合があります。これは診察時に臭いの程度を正確に評価するためです。受診日の前日や当日は、デオドラント剤を使用しないで来院するよう言われることがありますので、事前に医療機関に確認しておきましょう。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ワキガ(腋臭症)でお悩みの患者様からのご相談を多くいただいておりますが、保険適用と自由診療のどちらが適切かは、症状の程度やお仕事・生活スタイルによって一人ひとり異なります。最近の傾向として、ダウンタイムの少なさを重視してミラドライなどの自由診療を希望される方が増えている一方、費用面から保険適用の手術を選ばれる方も多く、どちらの選択肢にも丁寧にご対応しております。まずは気軽にご相談いただき、患者様のご希望と症状に合った最適な治療プランを一緒に考えていけると幸いです。」
🔍 よくある質問
すべての治療法が保険適用になるわけではありません。保険が適用されるのは、皮弁法・剪除法といった外科的手術に限られており、さらに症状が重度で日常生活に著しく支障をきたしていると医師が判断した場合のみです。ミラドライやビューホットなどの最新機器を用いた治療は、現時点では自由診療となります。
健康保険の3割負担(70歳未満の一般的なケース)を前提とすると、手術費用の自己負担額は両側合計でおよそ3〜8万円程度が目安です。ただし診察料・麻酔料・薬代・入院費などが別途かかる場合があります。また、高額療養費制度を活用することでさらに負担を軽減できる可能性があります。
どちらが適切かは、症状の程度や生活スタイルによって異なります。費用を抑えたい方には保険適用の手術が有力ですが、ダウンタイムや傷跡が生じる場合があります。仕事の都合で長期休暇が取りにくい方や傷跡を残したくない方には、回復が早い自由診療が合理的な選択肢となることもあります。当院では個々の状況に合わせてご提案しています。
ワキガ治療は疾患の治療として行われるため、一般的には医療費控除の対象となります。1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費が10万円を超えた場合、確定申告で一部の税金の還付を受けられる可能性があります。ただし美容目的と判断されると対象外になることもあるため、詳細は税務署や税理士にご確認ください。
いくつかの重要な注意点があります。まず受診前日・当日はデオドラント剤の使用を控えるよう指示される場合があります。また、一つのクリニックだけで判断せず複数の医療機関でカウンセリングを受けることも大切です。さらに、手術を受けても完全に根治しない可能性や、術後の出血・感染などのリスクについても事前に十分理解しておく必要があります。
💪 まとめ
ワキガ(腋臭症)は、適切な医療的アプローチによって症状の改善が期待できる疾患です。治療法によっては健康保険の適用を受けることができますが、そのためにはいくつかの条件を満たす必要があります。
保険適用が認められるのは、主に皮弁法・剪除法といった外科的手術に限られており、症状が重度で日常生活に支障をきたしていると医師が判断した場合に限られます。費用の自己負担を抑えたい方にとっては保険適用の手術が有力な選択肢になりますが、ダウンタイムや傷跡の問題もあることを念頭に置く必要があります。
一方、ミラドライやビューホット・ボツリヌストキシン注射などの自由診療による治療法は、身体への負担が少なく回復が早いというメリットがありますが、費用は全額自己負担となり経済的な負担が大きくなります。治療効果の確実性や持続性も、治療法によって異なります。
ワキガ治療を成功させるためには、まず専門医を受診して自分の症状の程度を正確に評価してもらうことが第一歩です。そのうえで、保険適用の可否・各治療法のメリット・デメリット・費用・ダウンタイムなどを総合的に比較し、自分のライフスタイルや希望に合った治療法を選ぶことが大切です。
アイシークリニック渋谷院では、ワキガ治療に関する丁寧なカウンセリングを実施しています。保険診療・自由診療のどちらについても、患者さんの状態や希望に合わせた治療プランをご提案しています。ワキガの臭いが気になっている方、治療を検討しているものの何から始めればよいかわからないという方は、お気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 腋臭症(ワキガ)の診断基準・重症度評価・治療方針に関するガイドラインおよび皮膚疾患としての腋臭症の定義・病態(アポクリン汗腺の構造と機能)についての参照
- 日本形成外科学会 – 保険適用される外科的手術(皮弁法・剪除法)の術式詳細・適応条件・術後管理・合併症リスクに関する形成外科的治療情報についての参照
- 厚生労働省 – 健康保険適用の条件・高額療養費制度の自己負担限度額・医療費控除制度の対象範囲に関する公的医療保険制度についての参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務