💬 「何回通えばイボ取れるの…?」
皮膚科で液体窒素治療を勧められたけど、治るまでの期間・回数・治療後の変化がよくわからなくて不安…そんな方へ。
この記事を読めば、イボ治療の「リアルな期間と経過」がまるごとわかります。読まずに治療を続けると、途中で通院をやめて再発・悪化してしまうケースも…⚠️
✅ イボが取れるまでの回数・期間の目安
✅ 治療後に出る水ぶくれ・かさぶたは正常?異常?
✅ 効きにくいイボの特徴と対処法
✅ 液体窒素以外の選択肢まで完全網羅
目次
- イボとは?液体窒素治療の対象になるイボの種類
- 液体窒素治療の仕組みと方法
- イボが取れるまでの期間と回数の目安
- 液体窒素治療後の経過と変化
- 治療中・治療後に現れる症状と対処法
- 液体窒素治療が効きにくいケースとは
- 治療を効果的に進めるためのポイント
- 液体窒素治療以外の選択肢
- まとめ
💡 この記事のポイント
液体窒素治療でイボが取れるまでは一般的に3〜6回・1〜3か月が目安だが、足底疣贅など難治性では10回以上かかる場合もある。治療後の水ぶくれやかさぶたは正常な治癒過程であり、定期通院の継続が完治の鍵となる。
💡 1. イボとは?液体窒素治療の対象になるイボの種類
皮膚にできる「イボ」は、医学的にはいくつかの種類に分類されます。一般的にイボと呼ばれるものの多くは「疣贅(ゆうぜい)」と呼ばれるウイルス性のもので、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚に感染することで発症します。液体窒素治療が特に有効とされているのは、このウイルス性のイボです。
イボの種類には主に以下のものがあります。
✅ 尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
最も一般的なイボで、手や足の指、手の甲などにできやすい硬いイボです。表面がザラザラしており、小さなドットのような黒い点(毛細血管の出血)が見られることがあります。子どもから大人まで幅広い年代に発症し、液体窒素治療の主な対象となります。
📝 足底疣贅(そくていゆうぜい)
足の裏にできるイボです。歩行時に体重がかかるため、皮膚の内部に向かって成長することが多く、タコや魚の目と間違えられることがあります。表面を削ると点状の出血が見られるのが特徴で、液体窒素治療が行われますが、足底という圧力のかかる部位のため、他の場所のイボより治療回数が多くなる傾向があります。
🔸 扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)
顔や手の甲などに多くみられる、比較的平らで小さなイボです。肌色〜薄茶色をしており、数が多くなりやすいのが特徴です。引っ掻くことでウイルスが広がって線状に広がることもあります。液体窒素治療が行われますが、炎症後色素沈着などの副作用に注意が必要なケースもあります。
⚡ 脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
中高年以降に多く見られる、老人性のイボとも呼ばれるものです。ウイルス性ではなく、加齢に伴う皮膚の変化によって生じます。液体窒素治療の対象にもなりますが、ウイルス性のイボとは治療の考え方が少し異なります。
このほかにも、軟性線維腫(アクロコルドン)や伝染性軟属腫(水いぼ)など、イボに見える皮膚病変はいくつかあります。それぞれ原因や治療法が異なるため、まずは皮膚科専門医による正確な診断を受けることが大切です。
Q. イボの液体窒素治療とはどのような仕組みですか?
液体窒素治療はマイナス196℃の超低温をイボに当て、細胞内の水分を凍結させて破壊し壊死させる方法です。壊死した組織は数日〜数週間で脱落し、正常な皮膚が再生されます。ウイルス性イボの場合、感染細胞ごと破壊することで感染源を取り除く効果が期待できます。
📌 2. 液体窒素治療の仕組みと方法
液体窒素治療(凍結療法、クライオセラピー)は、マイナス196℃という非常に低温の液体窒素をイボに接触させることで、患部の細胞を急速に凍結・壊死させてイボを取り除く方法です。
🌟 治療の原理
液体窒素が皮膚に触れると、その部位の細胞が急激に冷やされます。細胞内の水分が凍ることで氷晶が形成され、細胞膜が破壊されます。また、血管が収縮して血流が途絶えることで、組織が壊死します。壊死した組織は数日〜数週間の経過を経て脱落し、その後新しい正常な皮膚が再生されます。ウイルス性のイボの場合、ウイルスに感染した細胞ごと破壊することで、感染源を取り除く効果が期待できます。
💬 具体的な処置の流れ
治療は通常、外来診察の中で行われ、特別な準備は必要ありません。処置の方法としては、主に「綿球法」と「スプレー法(クライオガン)」があります。
綿球法では、綿棒や綿球に液体窒素を含ませてイボに直接押し当てます。医師が圧力と時間を調整しながら冷凍を行い、イボの大きさや深さによって当てる時間が変わります。一般的に、イボに綿球を当てて10〜30秒程度凍らせた後、一度解凍し、再び凍らせる「凍結・解凍サイクル」を繰り返します。
スプレー法では、液体窒素を直接スプレー状に噴射します。広範囲のイボや、凹凸のある部位に適しています。
1回の処置時間はイボの数や大きさにもよりますが、数分程度で終わることが多いです。局所麻酔は通常使用しませんが、凍結時にチクチクとした痛みや灼熱感があります。
✅ 治療の間隔
液体窒素治療は通常、1〜2週間おきに繰り返し行います。1回の治療でイボが完全に取れることは少なく、複数回の治療が必要になるのが一般的です。医師が経過を確認しながら、治療の継続や間隔を調整していきます。
✨ 3. イボが取れるまでの期間と回数の目安
「液体窒素でイボが取れるまで何回かかるの?」というのは、患者さんが最も気になることの一つです。ただし、これには個人差が大きく、イボの種類・大きさ・深さ・できた場所・免疫状態などによって大きく異なります。
📝 一般的な回数・期間の目安
一般的には、3〜6回程度の治療でイボが取れることが多いとされています。1〜2週間おきに通院するとすると、治療開始から約1〜3か月程度が目安になります。ただし、これはあくまでも平均的な数字であり、実際には次のような差があります。
小さくて浅いイボ、できて間もないイボは比較的少ない回数で取れやすい傾向があります。一方、大きくて深いイボ、長い期間放置されていたイボ、足の裏や爪の際にできたイボは、10回以上の治療が必要になることも珍しくありません。中には半年以上かけてようやく取れるケースもあります。
🔸 部位による違い
イボができた部位によっても治療期間は異なります。手や指にできたイボは比較的治療が順調に進むことが多いですが、足の裏のイボ(足底疣贅)は特に難治性です。足底は歩くたびに圧力がかかるため、治療後に組織が再生しにくかったり、ウイルスが深部に残りやすかったりします。また、爪の周辺や爪の下に潜り込んだイボも、治療が難しい部位の一つです。
⚡ 年齢・免疫状態による違い
ウイルス性のイボは、免疫が正常に機能している状態であれば、時間をかけながら自然消退することもあります。逆に、免疫抑制状態にある方(臓器移植後の方や免疫抑制剤を使用している方など)は、イボが治りにくかったり、再発しやすかったりする傾向があります。また、子どもは大人に比べてイボが治りやすいことが多く、比較的少ない回数で完治するケースも見られます。
🌟 「治った」と判断するタイミング
イボが「取れた」と判断するのは医師による視診が基本です。表面上はイボがなくなったように見えても、皮膚の内部にウイルスが残っている可能性があります。治療終了の目安として、イボの表面に黒い点(血管)が見えなくなり、正常な皮膚紋理(指紋などの皮膚の模様)が戻ってくることが確認できた段階で、医師が治癒と判断します。
Q. 液体窒素治療後に水ぶくれができるのは正常ですか?
液体窒素治療後1〜3日で水ぶくれが生じることは正常な反応であり、治療が効いているサインとも言えます。自分で針を刺して破ると感染リスクがあるため避け、清潔を保ちながら自然に経過を観察してください。黄色い膿や強い腫れが出た場合はすぐに受診が必要です。
🔍 4. 液体窒素治療後の経過と変化
液体窒素治療を受けた後、患部はどのように変化していくのかを時系列で理解しておくと、治療中の不安を軽減できます。
💬 治療直後〜数時間後
液体窒素を当てた直後から、患部が白く凍った状態になります。解凍されると赤みが生じ、ヒリヒリとした痛みや熱感を感じることがあります。この痛みは数十分〜数時間程度で落ち着いてくることが多いですが、処置の強さや部位によっては翌日まで痛みが続くこともあります。
✅ 治療後1〜3日目:水ぶくれが生じる
治療後1〜3日ほど経過すると、患部に水ぶくれ(水疱)ができることがあります。これは液体窒素による凍結で皮膚の組織が損傷し、その周囲に体液が溜まることで起きる正常な反応です。水ぶくれができることで「失敗した?」と不安になる方もいますが、むしろ治療が効いているサインとも言えます。ただし、血液が混じった血疱(けつほう)ができることもあり、特に足底の治療後では血疱が生じやすいです。
水ぶくれは自然に破れることもありますが、清潔を保つことが大切です。自分で針を刺して破ることは感染のリスクがあるため、基本的に避けた方がよいでしょう。クリニックから具体的な指示がある場合はそれに従ってください。
📝 治療後3〜7日目:かさぶたになり始める
水ぶくれが自然に破れたり乾燥したりすると、患部がかさぶたになってきます。黒っぽいかさぶたが形成されることもありますが、これも正常な治癒過程の一部です。この時期は患部を保護しながら、清潔を保つことが重要です。
🔸 治療後1〜2週間:かさぶたが剥がれる
かさぶたは自然に剥がれてきます。無理に剥がすと傷口が深くなり、色素沈着や瘢痕(きずあと)が残るリスクがあるため、自然に剥がれるのを待ちましょう。かさぶたが剥がれた後に、まだイボが残っている場合は次の治療へと進みます。
⚡ 次の治療(1〜2週間後)
前回の治療跡が落ち着いたころに次の通院を行います。医師が患部を確認し、イボの残存状況を確認したうえで再度液体窒素を当てます。このサイクルを繰り返すことで、徐々にイボが縮小していきます。
🌟 イボが取れた後
イボが完全に取れた後も、一時的に赤みや色素沈着が残ることがあります。特に色素沈着は数か月〜半年程度かけて徐々に薄くなっていくことが多いです。まれに、治療を繰り返した部位に白斑(色素が薄くなること)が残ることもありますが、多くの場合は自然に改善されます。

💪 5. 治療中・治療後に現れる症状と対処法
液体窒素治療では、治療中および治療後にいくつかの症状が現れることがあります。あらかじめ知っておくことで、落ち着いて対処できます。
💬 痛み
液体窒素を当てる際の痛みは、多くの方が「チクチクする」「ズキズキする」「熱いような冷たいような感覚」と表現します。痛みの強さは個人差があり、処置をする部位によっても異なります。特に足の裏や爪の際などの敏感な部位では痛みが強くなりやすいです。治療後も数時間〜翌日にかけて痛みが続くことがあります。市販の解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンやイブプロフェンなど)が有効なことがあります。
✅ 水ぶくれ・血疱
前述のとおり、治療後1〜3日で水ぶくれや血疱ができることがあります。水ぶくれを保護するためのバンドエイドや絆創膏を使用して、清潔を保つとよいでしょう。自然に破れた場合は、清潔なガーゼや絆創膏で覆い、感染予防を心がけてください。クリニックから処方された軟膏がある場合は、医師の指示に従って使用します。
📝 腫れ・赤み
治療後に患部周辺が腫れたり赤くなったりすることがあります。これは炎症反応であり、通常は数日で改善します。患部を冷やすと一時的に楽になることがありますが、凍傷のリスクがあるため、アイスパックを直接当てることは避けましょう。清潔なタオルにくるんだ保冷剤を使うなどして対処してください。
🔸 色素沈着・白斑
治療を繰り返した部位に茶色っぽい色素沈着や、逆に白っぽい白斑が残ることがあります。特に色素沈着はシミのように見えることがあり、気になる方も多いですが、多くの場合は時間とともに薄くなります。日焼けが色素沈着を悪化させることがあるため、紫外線対策を心がけることも有効です。
⚡ 感染の兆候に注意
通常の炎症反応と細菌感染を区別することが重要です。黄色い膿が出てきた、痛みがどんどん強くなる、患部周辺が広い範囲で赤く腫れてきた、発熱があるなどの症状が見られる場合は、細菌感染が疑われます。このような場合はすぐにクリニックに連絡して指示を仰いでください。
Q. 足の裏のイボは液体窒素治療で治りにくいのはなぜですか?
足の裏にできる足底疣贅は、歩行による圧力が常にかかるため治療後に組織が再生しにくく、ウイルスが深部に残りやすい難治性のイボです。他の部位では3〜6回程度で取れることが多い一方、足底疣贅では10回以上の治療が必要になるケースも珍しくなく、半年以上かかる場合もあります。
🎯 6. 液体窒素治療が効きにくいケースとは
液体窒素治療は多くのイボに対して有効ですが、なかなか治らなかったり、一度治っても再発したりするケースもあります。どのような場合に治療が難しくなるのかを理解しておきましょう。
🌟 難治性になりやすい状況
長期間放置されていたイボは、皮膚の深部にまでウイルスが侵入していることが多く、治療に時間がかかる傾向があります。また、大きなイボは壊死させる範囲が広くなるため、より多くの治療回数が必要です。
足底疣贅は先述のとおり、歩行による圧力が常にかかる部位であるため、他の部位と比べて難治性になりやすいです。また、爪の下や爪の際に入り込んだイボは、液体窒素が届きにくく、治療が困難なことがあります。
免疫が低下している状態では、体がウイルスに対抗する力が弱まるため、イボが広がりやすく、また治療後も再発しやすくなります。アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患を持つ方は、皮膚バリア機能が低下しているためウイルスに感染しやすく、治療が難しくなることがあります。
💬 再発について
液体窒素治療でイボが取れても、再発することがあります。これはウイルスが皮膚の中に残っていた場合や、周辺の皮膚に新たにウイルスが感染した場合などに起こります。イボのウイルスは皮膚の傷口から侵入するため、治療後も手荒れや小さな傷に注意することが再発予防につながります。
複数回の液体窒素治療を行ってもなかなか改善しない場合、医師と相談のうえ、他の治療法への切り替えや組み合わせを検討することも選択肢の一つです。
💡 7. 治療を効果的に進めるためのポイント
液体窒素治療を受けるにあたって、患者さん自身が気を付けることで、治療の効果を高めることができます。
✅ 定期的に通院を続ける

液体窒素治療で最も重要なのは、指定された間隔で継続的に通院することです。1〜2週間おきという間隔は、治療後の回復と次の治療の効果を最大限に得るために設定されています。途中で通院をやめてしまうと、ウイルスが残った状態になり再発のリスクが高まります。「少し小さくなってきた」「痛いから」という理由で中断してしまうことが、治療が長引く原因になりがちです。
📝 自己処置をしない
イボを自分で削ったり、カッターで切ったりすることは避けてください。処置が不十分だとウイルスが周囲に広がるリスクがあります。また、市販のイボコロリ(サリチル酸製剤)を使用する場合も、医師に相談のうえで使うことが望ましいです。クリニックによっては、液体窒素治療と併用してサリチル酸外用薬を処方するケースもあります。
🔸 感染拡大を防ぐ
イボのウイルスは接触感染します。患部を触った後は手をよく洗いましょう。また、タオルや靴、スリッパなどの共用を避けることが、家族への感染予防につながります。プールや銭湯などの公共の場では、足の裏の傷に注意し、必要に応じて防水のテープなどで患部を覆うとよいでしょう。
⚡ 患部を清潔に保つ
治療後の水ぶくれやかさぶたは清潔に保つことが大切です。毎日入浴後に患部を観察し、異常があればクリニックに連絡しましょう。処方された外用薬がある場合は、指示通りに使用してください。
🌟 免疫力を高める生活を心がける
ウイルス性のイボは免疫の状態と密接に関係しています。睡眠不足や過度のストレス、不規則な食生活は免疫力を低下させます。治療期間中はできるだけ規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠とバランスの取れた食事を意識することが治療の効果を支えることにつながります。
💬 紫外線対策をする
治療後の皮膚は敏感になっており、紫外線による色素沈着が起きやすい状態です。患部を日光に当たらないよう保護したり、日焼け止めを塗ったりすることで、治療後の色素沈着を予防できます。
Q. 液体窒素治療でイボが取れない場合の代替治療法は?
液体窒素治療で改善が見られない難治性のイボには、炭酸ガスレーザーによる焼灼、電気焼灼法、外科的切除、サリチル酸外用療法、DPCPを用いた接触免疫療法、ヨクイニンの内服などの選択肢があります。ヨクイニンは副作用が少なく液体窒素治療と並行して用いられることも多い治療法です。
📌 8. 液体窒素治療以外の選択肢
液体窒素治療はイボ治療の第一選択として広く行われていますが、難治性のイボや液体窒素での治療が難しいケースでは、他の治療法が選択されることがあります。
✅ サリチル酸外用療法
サリチル酸は角質溶解作用があり、イボの角化した組織を溶かして取り除く効果があります。液体窒素治療と併用することで相乗効果が期待されることがあります。市販のイボ治療薬にも含まれていますが、自己判断での使用よりも医師の指導のもとで使う方が安全で効果的です。
📝 レーザー治療
炭酸ガス(CO2)レーザーなどを用いてイボを焼灼・蒸散させる方法です。液体窒素では取りにくい深いイボや、難治性の足底疣贅などに対して検討されることがあります。局所麻酔を行ったうえで処置するため、痛みが少ない点がメリットです。治療回数は少ない場合が多いですが、治療後に瘢痕(きずあと)が残るリスクがあります。
🔸 電気焼灼法(高周波治療)
高周波電流を用いてイボを焼き取る方法です。局所麻酔を使用し、比較的短時間でイボを除去できますが、やはり瘢痕のリスクはあります。
⚡ 外科的切除
メスを使ってイボを切除する方法です。大きなイボや他の治療に反応しない難治性のイボに対して選択されることがあります。確実に取り除くことができる反面、縫合が必要になる場合もあり、傷跡が残ることがあります。
🌟 免疫療法
難治性のウイルス性イボに対して、体の免疫を活性化させることでイボを排除する免疫療法が行われることがあります。ジフェンシプロン(DPCP)などの感作物質を用いた接触免疫療法や、ヨクイニン(ハトムギ抽出物)の内服なども免疫系に働きかけるアプローチとして知られています。
💬 ヨクイニン内服
漢方薬の一種であるヨクイニンは、免疫を介してウイルス性のイボに効果があるとされており、液体窒素治療と並行して処方されることがあります。副作用が少なく、長期間にわたって内服できる点がメリットです。効果の出方には個人差がありますが、治療の補助として取り入れることが多いです。
✅ クリニックでのイボ治療について
アイシークリニック渋谷院では、イボの種類や状態、患者さんのご希望に合わせた治療法をご提案しています。液体窒素治療をはじめとした各種イボ治療について、まずはご相談ください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、液体窒素治療を受けられる患者様から「いつ取れるの?」「水ぶくれができたけど大丈夫?」といったご不安の声をよく伺います。治療後の水ぶくれやかさぶたは正常な治癒過程のサインであることが多いため、焦らず定期的に通院を続けていただくことが完治への近道です。足底疣贅など難治性のイボは特に根気が必要になりますが、患者様の状態に合わせてヨクイニンの併用やレーザー治療なども柔軟にご提案しながら、一緒に丁寧に治療を進めてまいりますので、どうぞ安心してご相談ください。」
✨ よくある質問
一般的には3〜6回程度が目安ですが、イボの種類・大きさ・できた場所・免疫状態によって大きく異なります。1〜2週間おきに通院するとすると、治療開始から約1〜3か月程度かかることが多いです。足の裏にできた足底疣贅など難治性のイボでは、10回以上の治療が必要になるケースもあります。
治療後1〜3日で水ぶくれが生じることはよくあることで、液体窒素による凍結で皮膚組織が損傷した際に起こる正常な反応です。むしろ治療が効いているサインとも言えます。自分で針を刺して破ることは感染リスクがあるため避け、清潔を保ちながら自然に経過を見てください。当院から処方された軟膏がある場合は指示通りに使用してください。
治療中は「チクチクする」「ズキズキする」「熱いような冷たいような感覚」と表現される痛みがあります。痛みの強さには個人差があり、足の裏や爪の際など敏感な部位では特に強くなりやすいです。治療後も数時間〜翌日にかけて痛みが続くことがあり、市販の解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンやイブプロフェンなど)が有効な場合があります。
長期間放置していた大きなイボ、足の裏にできた足底疣贅、爪の下や爪の際に入り込んだイボは特に難治性になりやすいです。また、免疫が低下している方やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患をお持ちの方も治療が難しくなる傾向があります。当院では難治性のイボに対して、ヨクイニンの併用やレーザー治療なども柔軟にご提案しています。
液体窒素治療が難しいケースや効果が得られない場合には、サリチル酸外用療法、炭酸ガスレーザーによる焼灼、電気焼灼法、外科的切除、免疫療法(DPCPなど)、ヨクイニン内服などの選択肢があります。当院ではイボの種類や状態、患者さんのご希望に合わせて最適な治療法をご提案しておりますので、お気軽にご相談ください。
🔍 まとめ
イボの液体窒素治療について、取れるまでの期間・経過・注意点などを詳しく解説してきました。最後に要点を整理しておきます。
液体窒素治療はマイナス196℃の超低温で患部を凍結壊死させる方法で、ウイルス性のイボに対して広く行われている標準的な治療法です。イボが取れるまでの回数は一般的に3〜6回程度が目安ですが、イボの種類・大きさ・場所・免疫状態などによって大きく異なり、1〜3か月以上かかることも珍しくありません。足底疣贅など難治性のイボでは、10回以上の治療が必要になることもあります。
治療後は水ぶくれ・かさぶた・色素沈着などが生じることがありますが、これらは多くの場合正常な治癒過程の一部です。感染の兆候など異常な症状が現れた場合は速やかにクリニックへ相談することが大切です。
治療を効果的に進めるためには、定期的な通院を継続すること、患部を清潔に保つこと、自己処置を行わないこと、免疫力を保つ生活を心がけることがポイントです。難治性の場合はレーザー治療や外科的切除、免疫療法なども選択肢になります。
イボは放置すると数が増えたり他の部位に広がったりするリスクがあります。気になるイボがある場合は早めに皮膚科・美容皮膚科を受診して、適切な診断と治療を受けることをおすすめします。アイシークリニック渋谷院では、患者さんそれぞれの状態に合わせた丁寧な治療をご提供しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 尋常性疣贅(ウイルス性イボ)の診断・治療に関する学会公式情報。液体窒素による凍結療法の適応、治療方法、治療回数の目安など本記事の核心的内容の根拠として参照。
- 厚生労働省 – 皮膚疾患の診療・医療安全に関する公式情報。イボ治療における適切な医療機関受診の推奨や、治療の安全性に関する根拠として参照。
- PubMed – 液体窒素凍結療法(クライオセラピー)によるウイルス性疣贅治療の有効性・治療回数・副作用・難治性症例に関する国際的な臨床研究・エビデンスの根拠として参照。
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務