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切開リフトのデメリットとは?後悔しないための注意点を解説

顔のたるみやしわを根本から改善する方法として、切開リフトは多くの方に選ばれている美容外科手術です。糸リフトなどの非切開系の施術と比べて効果が高く、持続期間も長いとされる一方で、手術を伴うがゆえのデメリットも存在します。「切開リフトを検討しているが、どんなリスクがあるか知っておきたい」「失敗したらどうなるのか不安」という方も多いのではないでしょうか。この記事では、切開リフトのデメリットや注意点について、医学的な観点から詳しく解説します。施術を受ける前にしっかりと情報を把握し、納得のいく判断ができるよう参考にしてください。


目次

  1. 切開リフトとはどのような手術か
  2. 切開リフトの主なデメリット一覧
  3. ダウンタイムが長い
  4. 傷跡が残る可能性がある
  5. 費用が高額になりやすい
  6. 感覚の変化・しびれが生じることがある
  7. 感染・血腫などの合併症リスク
  8. 仕上がりに左右差が生じることがある
  9. やり直しが難しい
  10. 切開リフトが向いていない人の特徴
  11. デメリットを最小限にするためのポイント
  12. まとめ

この記事のポイント

切開リフトはたるみ改善効果が高い一方、ダウンタイムの長さ・傷跡・高額費用・感覚変化・合併症・左右差・修正困難といったデメリットがある。信頼できる医師選びと十分な術前カウンセリングが後悔しないための鍵となる。

🎯 切開リフトとはどのような手術か

切開リフトとは、皮膚を実際に切開してたるんだ皮膚や表在性筋膜(SMAS:スマス)を引き上げ、余分な皮膚を切除する美容外科手術です。正式には「フェイスリフト」「フェイスリフティング」とも呼ばれ、顔全体のたるみを包括的に改善できる手術として位置づけられています。

手術の方法はクリニックや術者によって異なりますが、一般的には耳の前後や生え際に沿って切開を行い、その切開線を利用して皮膚や皮下組織を引き上げます。SMASという筋膜層にまでアプローチする方法は、皮膚だけを引っ張る方法と比べて効果が高く、自然な仕上がりになりやすいとされています。

切開リフトの対象となるのは、主に以下のような状態の方です。頬のたるみが目立つ方、フェイスラインがぼやけてきた方、ほうれい線や口元のしわが深くなってきた方、首のたるみが気になる方などが挙げられます。年齢的には40代以降に多く選ばれる傾向がありますが、個人差があるため年齢だけで判断されるものではありません。

一方で、切開リフトは外科的な手術であるという性質上、ダウンタイムや合併症、費用といった面でさまざまなデメリットがあることも事実です。次のセクションから、具体的なデメリットについて詳しく見ていきましょう。

Q. 切開リフトのダウンタイムはどのくらいかかりますか?

切開リフトは術後2〜4日が腫れのピークで、内出血は約2週間で目立たなくなることが多いです。完全に落ち着くまで1〜3か月かかる場合もあります。仕事復帰は早くて術後1週間が目安で、接客業など人前に出る職種では2〜4週間の休みが必要になることもあります。

📋 切開リフトの主なデメリット一覧

切開リフトのデメリットは大きく分けると以下のようなカテゴリに分類できます。それぞれについて以降のセクションで詳しく解説しますが、まずは全体像を把握しておきましょう。

  • ダウンタイムが長く、社会生活への影響が大きい
  • 傷跡が残る可能性がある
  • 費用が高額になりやすい
  • 感覚の変化やしびれが生じることがある
  • 感染・血腫などの合併症リスクがある
  • 仕上がりに左右差が生じることがある
  • 修正・やり直しが難しい

これらのデメリットはすべての方に必ず起こるものではありませんが、手術を受ける前に知っておくべき重要な情報です。施術を担当する医師と十分なカウンセリングを行い、リスクと効果のバランスを理解したうえで判断することが大切です。

💊 ダウンタイムが長い

切開リフトのデメリットとして多くの方が最初に挙げるのが、ダウンタイムの長さです。非切開系の施術(糸リフトやヒアルロン酸注射など)と比べると、回復に要する期間はかなり長くなります。

手術直後から数日間は、顔全体に腫れや内出血が現れます。腫れのピークは術後2〜4日程度で、その後徐々に引いていきますが、完全に落ち着くまでには1〜3か月程度かかるケースもあります。内出血は通常2週間前後で目立たなくなることが多いですが、個人差があります。

また、手術後は顔に包帯やガーゼを巻いて固定することが多く、術後1週間前後で抜糸が行われます。抜糸後も傷跡が落ち着くまでの間、赤みや硬さが残ることがあります。

社会生活への影響を具体的に考えると、仕事復帰は早くて1週間後、マスクなどで隠せる職種であれば術後数日で可能な場合もあります。しかし、人前に出る仕事や接客業の場合は2〜4週間程度の休みが必要になることもあります。また、激しい運動や飲酒は術後1か月程度は控えることが推奨されます。

ダウンタイム中は、顔の引っ張られるような感覚や違和感、しびれを感じることも珍しくありません。これらは時間とともに改善していくことがほとんどですが、生活の質に一定の影響を与えることは否定できません。施術を受ける際は、ダウンタイム中のスケジュールをあらかじめ調整しておくことが重要です。

Q. 切開リフトで傷跡は目立ちますか?

切開リフトの切開線は耳の前後や生え際に沿って設計されており、経験豊富な医師が丁寧に縫合することで時間とともに薄くなるケースがほとんどです。ただしケロイド体質や色素沈着しやすい方は目立ちやすい場合があります。傷跡が最終的な状態になるまで術後6か月〜1年程度かかります。

🏥 傷跡が残る可能性がある

切開リフトは皮膚を切開する手術であるため、必ず傷跡が生じます。「傷跡が残るのでは?」という不安は、多くの方が感じるデメリットの一つです。

切開リフトの切開線は、一般的に耳の前面から耳たぶの下、耳の裏側を通って生え際へと続く形で設計されます。この位置は、できるだけ自然なシワや境界線に沿って切開を行うことで、傷跡が目立ちにくくなるよう工夫されています。経験豊富な医師が丁寧に縫合することで、傷跡は時間とともに薄くなっていく場合がほとんどです。

しかし、傷跡の目立ちやすさには個人差があります。体質によっては、傷跡が赤く盛り上がる「ケロイド体質」や「肥厚性瘢痕」が生じやすい方もいます。また、皮膚の色が比較的濃い方や、色素沈着が起きやすい体質の方は、傷跡の色が周囲の皮膚と比べて目立ちやすくなることがあります。

傷跡を目立たなくするためには、術後のケアが重要です。日焼け止めを適切に使用して紫外線から傷跡を守ること、保湿を十分に行うこと、医師の指示に従って適切なテーピングを行うことなどが有効とされています。また、傷跡ケア用のシリコンジェルシートや外用薬を使用することで改善が見込まれる場合もあります。

傷跡が完全に成熟して最終的な状態になるまでには、術後6か月〜1年程度かかることが一般的です。この間、傷跡の状態を定期的に確認し、必要に応じて医師に相談することが大切です。

⚠️ 費用が高額になりやすい

切開リフトは美容外科手術の中でも費用が高い部類に入ります。手術の規模や範囲、クリニックの立地や設備、担当医師の経験・技術によって費用は大きく異なりますが、一般的に数十万円から百万円以上の費用がかかるケースも珍しくありません。

費用が高くなる理由としては、まず手術時間が長いことが挙げられます。切開リフトは部位や術式によって異なりますが、全顔の切開リフトの場合、手術だけで3〜6時間程度かかることもあります。それに伴い、麻酔費用や手術室の使用料、看護師などのスタッフにかかるコストも大きくなります。

また、入院が必要な場合は入院費も加算されます。日帰りで行えるクリニックもありますが、安全性の観点から1〜数日の入院を推奨しているところもあります。さらに、術後の定期検診や、傷跡ケアのための外用薬・サプリメントなど、術後にかかる費用も考慮する必要があります。

費用の面では、安さだけを基準にクリニックを選ぶことは危険です。費用が極端に低い場合、医師の経験が不足していたり、使用する機材が十分でなかったりする可能性もあります。切開リフトは一度行うとやり直しが難しい手術であるため、費用対効果を長期的な視点で考えることが重要です。術後の修正が必要になった場合の費用についても、事前にクリニックに確認しておくと安心です。

なお、切開リフトは美容目的の手術であるため、健康保険は適用されず、全額自己負担となります。医療費控除の対象になるかどうかについては、税務署やクリニックに確認することをおすすめします。

🔍 感覚の変化・しびれが生じることがある

切開リフトを行うと、手術した部位の感覚に変化が生じることがあります。具体的には、顔や耳周辺のしびれ、感覚の鈍さ、または過敏さといった症状が術後に現れることがあります。

これらの感覚の変化は、手術の過程で皮下の細かい神経や組織が影響を受けることによって起こります。特に耳たぶや頬の一部に感覚の鈍さを感じる方は少なくありません。ほとんどの場合、これらの症状は時間とともに改善していき、術後3〜6か月程度で正常な感覚が戻ることが多いとされています。

しかし、まれに感覚の変化が長期にわたって続く場合があります。これは手術中に感覚神経が損傷を受けた場合に起こりうる合併症です。感覚神経への影響は、執刀医の技術と経験によってリスクが大きく変わるため、切開リフトを行う医師の選択が非常に重要です。

また、感覚の鈍さとは逆に、回復過程で一時的にチクチクとした痛みや、かゆみを感じる方もいます。これは神経が再生される過程で起こる現象であり、多くの場合は問題ありません。ただし、症状が強い場合や長期間続く場合は、医師に相談することが大切です。

さらに、切開リフトでは運動神経への影響がないかどうかも重要な確認ポイントです。顔面神経(表情を動かす神経)に影響が出ると、顔の一部が動きにくくなることがあります。このようなケースは非常にまれですが、リスクとして知っておくべきことです。

Q. 切開リフトに向いていない人の特徴は何ですか?

切開リフトはたるみが軽度な方、ケロイド体質の方、喫煙者、高血圧や糖尿病などの基礎疾患を持つ方はリスクが高く慎重な検討が必要です。また精神的に不安定な時期や手術に過度な期待を持っている方も適応外となる場合があります。アイシークリニックではカウンセリングで個別に適否を判断しています。

📝 感染・血腫などの合併症リスク

あらゆる外科手術と同様に、切開リフトにも感染や血腫(けっしゅ)などの合併症リスクが存在します。これらのリスクを理解したうえで施術に臨むことが大切です。

血腫とは、手術後に血液が皮下に溜まる状態を指します。適切に処置を行えばほとんどの場合は自然に吸収されていきますが、大きな血腫は再手術が必要になることもあります。血腫のリスクを高める因子としては、高血圧、血液をサラサラにする薬(アスピリン、ワーファリンなど)の服用、術後の安静が不十分なことなどが挙げられます。手術前には医師からの指示に従い、服薬中の薬について正直に申告することが重要です。

感染は、手術部位に細菌が入り込むことで起こります。現代の医療では、清潔な手術環境と適切な抗生物質の使用によってリスクは低く抑えられていますが、ゼロではありません。感染が起きた場合は、抗生物質の投与や、場合によっては感染部位を開放して洗浄する処置が必要になります。術後に傷の周囲が急に赤くなったり、熱感や強い痛みが出た場合はすぐにクリニックに連絡することが大切です。

壊死(えし)は非常にまれですが、皮膚への血流が低下することで組織が壊死してしまうという重篤な合併症です。喫煙は皮膚の血流を低下させ、この合併症のリスクを大幅に高めることが知られています。そのため、多くのクリニックでは切開リフトの前後一定期間の禁煙を厳守するよう指導しています。

皮膚の壊死や傷の離解(縫合した傷が開いてしまうこと)が起きた場合、傷跡が目立ちやすくなるリスクが高まります。これらの合併症はまれですが、発生した場合の影響は大きいため、術前・術後の注意事項を守ることが合併症予防の観点から非常に重要です。

💡 仕上がりに左右差が生じることがある

切開リフトに限らず美容外科手術全般に言えることですが、手術後の仕上がりに左右差が生じる可能性があります。人間の顔はもともと完全な左右対称ではなく、骨格や皮膚の状態、脂肪のつき方など、左右でさまざまな違いがあります。

切開リフトでは、この元々の左右差が手術後に強調されて見えたり、あるいは手術操作のわずかな違いによって新たな左右差が生まれたりすることがあります。たとえば、引き上げの強さ、皮膚の切除量、縫合のテンションなどが左右で微妙に異なることがあり、これが仕上がりの差につながることがあります。

術後の腫れや内出血は左右で引き方が異なることが多く、術後早期には特に左右差を感じやすい時期があります。多くの場合、腫れが完全に引いた後は左右差が気にならなくなることがほとんどですが、一部の方では長期的に左右差が残ることもあります。

左右差が気になる場合は、まず担当医師に相談することが大切です。修正が可能かどうか、どのような方法で対応できるかを専門家の視点から評価してもらうことが重要です。軽微な左右差であれば、ヒアルロン酸注射や脂肪注入などの注入系治療で改善できる場合もあります。

また、施術前のカウンセリングでは、元々の左右差について医師と確認しておくことが有益です。自分のベースラインの左右差を把握しておくことで、術後の仕上がりを正確に評価することができます。

✨ やり直しが難しい

切開リフトのデメリットの中で特に重要なのが、「一度行ったらやり直しが難しい」という点です。皮膚を切除する手術であるため、切除した皮膚を元に戻すことはできません。

仮に仕上がりに不満があった場合でも、再度の切開リフトで修正することには限界があります。複数回の手術を行うほど、皮膚や皮下組織の状態が変化し、次の手術が難しくなっていきます。特に、皮膚を引き上げすぎた場合(over-correction)は、顔が不自然に引きつれた印象になることがあり、修正が非常に困難です。

過度に引き上げられた顔は、いわゆる「手術をしました」という不自然な印象を与えてしまいます。こうした仕上がりを避けるためには、術前のデザインと術中の適切な判断が欠かせません。経験豊富な医師による施術が重要な理由の一つがここにあります。

また、切開リフトを受けた後に、別のクリニックや医師に修正を依頼する場合、前回の手術の状態を正確に把握している医師でなければ適切な判断が難しくなります。そのため、最初から信頼できる医師・クリニックを選ぶことが、後悔しないための最善策と言えます。

「失敗してもやり直せばいい」という軽い気持ちで切開リフトを受けることは、非常にリスクが高いと言えます。手術前に十分な情報収集とカウンセリングを行い、手術のゴールを医師と明確に共有することが大切です。

Q. 切開リフトはやり直しができますか?

切開リフトは皮膚を実際に切除する手術のため、元の状態に戻すことはできません。引き上げすぎた場合の修正は非常に困難で、複数回の手術は皮膚や組織への負担も増します。アイシークリニックでは「やり直しが難しい手術」という特性を十分理解いただいたうえで、術前カウンセリングで目標を丁寧に共有しています。

📌 切開リフトが向いていない人の特徴

切開リフトはすべての方に向いている手術ではありません。以下のような状態や特徴を持つ方は、切開リフトよりも他の方法が適している場合があります。

まず、たるみが軽度の方です。切開リフトはたるみが顕著に出ている方に高い効果を発揮しますが、たるみが軽度な場合は、糸リフトやハイフ(HIFU)などの非切開系の施術で十分な改善が得られることがあります。リスクと効果のバランスを考えると、たるみが軽い段階では侵襲の少ない方法を選ぶほうが賢明です。

次に、ケロイド体質の方です。傷跡が赤く盛り上がりやすいケロイド体質の方は、切開リフトの傷跡が目立ちやすくなるリスクが高く、慎重な検討が必要です。過去の手術や傷の治り方についての情報を医師に伝えることが大切です。

喫煙者の方もリスクが高いと考えられています。先述のように、喫煙は皮膚の血流を低下させ、傷の治癒を妨げ、皮膚壊死や感染のリスクを高めます。切開リフトを受ける場合は、少なくとも術前後数週間の禁煙が必要です。禁煙ができない方は、施術を控えることを推奨するクリニックが多くあります。

全身の健康状態が良好でない方も注意が必要です。高血圧、糖尿病、心臓病、自己免疫疾患など、手術リスクを高める基礎疾患を持つ方は、担当医師と内科主治医の両方と相談したうえで判断することが大切です。

また、精神的に不安定な時期や、人生の大きな変化(離婚、失業など)の直後に切開リフトを受けることは一般的に推奨されません。手術に対して現実的な期待を持てているか、精神的に安定した状態で決断できているかという点も、適切な手術タイミングを判断するうえで重要です。

さらに、過度に完璧な仕上がりを期待している方や、手術によって人生が劇的に変わると考えている方も注意が必要です。切開リフトはあくまで顔のたるみを改善する手術であり、外見の悩みをすべて解決するものではありません。現実的な期待値を持てているかどうかを、カウンセリングを通じて確認することが大切です。

🎯 デメリットを最小限にするためのポイント

切開リフトのデメリットは完全にゼロにすることはできませんが、適切な準備と選択によって最小限に抑えることは可能です。以下のポイントを参考にしてください。

🦠 経験豊富な医師・信頼できるクリニックを選ぶ

切開リフトの仕上がりや安全性は、執刀医の技術と経験に大きく左右されます。美容外科専門医の資格を持つ医師、切開リフトの実績が豊富な医師を選ぶことが最も重要なポイントです。クリニックのウェブサイトに掲載されている症例写真を確認したり、複数のクリニックでカウンセリングを受けたりして、比較検討することをおすすめします。

また、カウンセリング時に医師がリスクについて丁寧に説明してくれるかどうかも重要な判断材料です。良い点だけを強調し、リスクやデメリットについて説明を避けるクリニックは避けたほうが無難です。

👴 術前の準備を徹底する

手術前の準備を徹底することで、合併症のリスクを下げることができます。具体的には、医師の指示に従って服薬中の薬(特に血液をサラサラにする薬やサプリメント)を適切に管理すること、禁煙を徹底すること、アルコールの摂取を控えること、十分な睡眠と栄養を確保することなどが挙げられます。

また、手術前に健康診断や血液検査を行うことで、手術リスクに影響する基礎疾患の有無を確認することができます。基礎疾患がある場合は、主治医と連携しながら適切な時期と方法で手術を行うことが大切です。

🔸 術後のアフターケアを丁寧に行う

術後のアフターケアは、回復の速さや仕上がりに大きな影響を与えます。医師から指示された内容を忠実に守ることが基本です。具体的には、顔を清潔に保つこと、紫外線を避けること、激しい運動や飲酒を控えること、圧迫を避けることなどが含まれます。

定期的な術後検診を受けることも重要です。傷跡の状態や回復の経過を医師が確認することで、問題が早期に発見されるだけでなく、回復をサポートするための処置(テーピング、外用薬の変更など)が適宜行われます。

何か気になることや心配なことがあれば、自己判断せずに早めにクリニックに連絡することが大切です。術後のサポート体制がしっかりしているクリニックを選ぶことも、術後の安心感につながります。

💧 現実的な期待値を持つ

手術に対して現実的な期待を持つことも、術後の満足度に大きく影響します。切開リフトで改善できること・できないことを正確に理解したうえで手術を受けることが大切です。

たとえば、切開リフトは顔のたるみやしわを改善するのに優れた効果を発揮しますが、皮膚のきめや毛穴、色素沈着などの肌質の問題は改善しません。こうした点は、他の美容治療(レーザーや光治療など)と組み合わせることで対応できる場合があります。

また、切開リフトは加齢を止める手術ではなく、一時的に若返った状態を作り出す手術です。手術後も加齢は続くため、効果が永続するわけではないことを理解しておきましょう。効果の持続期間は個人差がありますが、一般的に5〜10年程度と言われています。

✨ 複数のクリニックでカウンセリングを受ける

切開リフトを受ける前に、複数のクリニックでカウンセリングを受けることを強くおすすめします。異なる医師の意見を聞くことで、自分の状態に最も適した術式や方法を判断しやすくなります。また、医師との相性や信頼感を確認するためにも、複数のカウンセリングは有効です。

カウンセリングでは、希望するゴールを具体的に伝えることが大切です。「どのような顔になりたいか」「どの部分が特に気になるか」を明確に伝えることで、医師が適切なプランを提案しやすくなります。疑問点はすべて解消してから手術を決断することが、後悔しない選択につながります。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「切開リフトをご検討される患者様の多くが「ダウンタイムの長さ」や「傷跡が残ること」への不安を抱えてカウンセリングにいらっしゃいます。これらのデメリットは適切な術前準備と丁寧なアフターケアによってリスクを大幅に軽減できますが、何より大切なのは「やり直しが難しい手術である」という特性をしっかりご理解いただいたうえで、納得のいく形で手術に臨んでいただくことです。」

📋 よくある質問

切開リフトのダウンタイムはどのくらいかかりますか?

術後2〜4日が腫れのピークで、内出血は約2週間で目立たなくなることが多いです。完全に落ち着くまでには1〜3か月程度かかる場合もあります。仕事復帰は早くて1週間後が目安ですが、接客業など人前に出る職種では2〜4週間程度の休みが必要になることもあります。

切開リフトの傷跡は目立ちますか?

切開線は耳の前後や生え際に沿って設計されており、経験豊富な医師が丁寧に縫合することで時間とともに薄くなるケースがほとんどです。ただし、ケロイド体質や色素沈着が起きやすい方は傷跡が目立ちやすい場合があります。傷跡が最終的な状態になるまで術後6か月〜1年程度かかります。

切開リフトの費用はどのくらいかかりますか?

手術の範囲や術式、クリニックによって異なりますが、数十万円から百万円以上になるケースも珍しくありません。手術時間が長く麻酔や設備コストがかかるためです。なお、美容目的の手術のため健康保険は適用されず全額自己負担となります。費用だけでなく、医師の経験や実績を重視したクリニック選びが大切です。

切開リフトに向いていない人はどんな人ですか?

たるみが軽度な方、ケロイド体質の方、喫煙者の方、高血圧や糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方は注意が必要です。また、精神的に不安定な時期や、手術に過度な期待を持っている方も慎重な検討が求められます。当院ではカウンセリングで一人ひとりの状態を確認し、適切な施術方法をご提案しています。

切開リフトは一度受けたらやり直しはできませんか?

切開リフトは皮膚を切除する手術のため、元の状態に戻すことはできません。引き上げすぎた場合の修正も非常に困難で、複数回の手術は皮膚や組織への負担が増します。

💊 まとめ

切開リフトは、顔のたるみを根本から改善できる効果の高い手術ですが、同時にいくつかのデメリットや注意点も存在します。この記事で解説してきたデメリットを改めて整理すると、ダウンタイムが長いこと、傷跡が残る可能性があること、費用が高額になること、感覚の変化が生じることがあること、感染や血腫などの合併症リスクがあること、仕上がりに左右差が生じる可能性があること、そしてやり直しが難しいことが主なデメリットとして挙げられます。

これらのデメリットはすべての方に必ず起こるものではありませんが、手術を受ける前にしっかりと理解しておくことが大切です。切開リフトは適切な医師のもとで正しく行われれば、高い満足度を得られる手術ですが、準備が不十分なまま受けると後悔につながるリスクもあります。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本美容外科学会 – フェイスリフト(切開リフト)の術式・適応・合併症リスク・ダウンタイムに関する学会の公式情報および専門医の基準
  • 日本形成外科学会 – SMASを含む顔面の外科的治療に関する医学的根拠、傷跡・瘢痕治療、血腫・感染などの術後合併症の対処に関する情報
  • 厚生労働省 – 美容医療サービスに関する消費者向けガイドライン、医療機関の選び方、美容外科手術トラブルへの注意喚起に関する情報

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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