上まぶたの手術(二重形成や眼瞼下垂手術など)を受けたあと、「仕上がりが思っていたイメージと違う」「左右の幅が揃っていない」「時間が経ったら元に戻ってしまった」といった悩みを抱える方は少なくありません。美容医療に対する関心が高まる一方で、手術後の満足度には個人差があり、やり直し(修正・再手術)を検討するケースも増えています。しかし、やり直し手術は初回手術よりも難易度が高く、慎重な判断が求められます。本記事では、上まぶたのやり直しが必要になる主な原因から、再手術の流れ・リスク・費用相場まで、正確な情報をわかりやすくお伝えします。
目次
- 上まぶたのやり直しとは?どんな状態が対象になるか
- 上まぶた手術後に「やり直したい」と感じる主な原因
- やり直しが必要な代表的な仕上がりの問題
- やり直し手術の種類と方法
- やり直し手術のリスクと注意点
- やり直し手術を受けるタイミングはいつが適切か
- やり直し手術の費用相場
- クリニック選びの重要なポイント
- やり直しを防ぐために初回手術で意識すること
- まとめ
この記事のポイント
上まぶたのやり直し手術は初回より難易度が高く、切開法では術後6ヶ月〜1年経過後に評価・相談するのが基本。費用は切開法で30〜70万円程度。修正実績のある医師への相談が重要。
🎯 1. 上まぶたのやり直しとは?どんな状態が対象になるか
上まぶたの美容手術には、大きく分けて「埋没法」「切開法」「眼瞼下垂手術」などがあります。これらの手術後に仕上がりへの不満や機能的な問題が生じた場合、それを修正・改善するための追加手術全般を「やり直し」と呼びます。医療機関によっては「修正手術」「再手術」「リビジョン」と表現することもあります。
やり直しの対象となる主な状態は以下のとおりです。
- 二重の幅が希望よりも広すぎる、あるいは狭すぎる
- 左右の二重幅が揃っていない(左右差がある)
- 埋没法のラインが取れてしまった、または浅くなった
- 術後のむくみや腫れが長期間続いている
- まぶたに過度なたるみや皮膚の余りが残っている
- 切開部の傷跡や瘢痕が目立つ
- 眼瞼下垂の矯正が不十分、あるいは過矯正になった
- まぶたのラインが不自然に見える
やり直し手術は、一般的に初回手術よりも技術的な難易度が高くなります。これは、一度メスを入れた組織には癒着や瘢痕化が起こっており、正確な操作が難しくなるためです。また、やり直しを希望するすべてのケースが手術で解決できるわけではなく、時間の経過とともに自然に改善する場合もあります。まずは手術を担当した医師、あるいは別の医師に相談し、現状を正確に評価してもらうことが第一歩です。
Q. 上まぶたのやり直し手術はいつ受けるべきですか?
上まぶたのやり直し手術のタイミングは術式によって異なります。埋没法は1〜3ヶ月、切開法は最低6ヶ月〜1年、腫れが完全に引いてから仕上がりを評価するのが基本です。ただし眼瞼下垂の過矯正による兎眼など機能的な問題が生じている場合は、早急に医療機関へ相談してください。
📋 2. 上まぶた手術後に「やり直したい」と感じる主な原因
やり直しを検討するに至る原因は、術前のコミュニケーション不足から手術そのものの問題、体質による影響まで多岐にわたります。代表的な原因をいくつか挙げてみましょう。
🦠 術前カウンセリングのすり合わせ不足
術前に医師と患者の間でイメージの共有が十分でなかった場合、「こんな仕上がりになるとは思わなかった」という不満が生じやすくなります。「自然な二重にしてほしい」という言葉ひとつをとっても、医師が考える「自然」と患者が求める「自然」は異なることがあります。シミュレーション画像の確認や具体的なデザインの確認が不十分なまま手術が進んでしまうケースが、やり直し希望の大きな原因のひとつです。
👴 手術技術・執刀医の経験値の問題
まぶたの手術は繊細で高度な技術を要します。執刀医の経験や技術力によって、仕上がりに大きな差が出ることがあります。特に眼瞼下垂手術は解剖学的な知識と精密な操作が求められるため、経験の浅い医師が行うと矯正不足や過矯正といった問題が起きることがあります。また、美容外科と眼科・形成外科では、眼瞼手術に対するアプローチが異なる場合もあります。
🔸 加齢や体重変動による変化
手術直後は満足していても、その後の加齢によるたるみや体重の変化によってまぶたの状態が変わることがあります。特に切開法で作った二重ラインは半永久的とされていますが、皮膚の余りが増えることで二重のラインが見えにくくなったり、再度たるみが出てきたりすることがあります。これは手術の失敗というよりも、加齢の影響によるものです。
💧 埋没法の糸が緩んだ・取れた
埋没法は糸でまぶたの皮膚と瞼板(または眼窩隔膜)を結び付けてラインを作る方法です。切開法と比べてダウンタイムが短く手軽な反面、糸が緩んだり外れたりすることで二重のラインが消えてしまうリスクがあります。まぶたの脂肪が多い方、まぶたが厚い方、目をよく触る方などは特に取れやすいとされています。取れてしまった場合は再度埋没法を行うか、切開法に変更するかを検討することになります。
✨ 体質・瘢痕体質による影響
傷が治る際に過度な瘢痕組織が形成される「瘢痕体質」の方は、切開後の傷跡が目立ちやすくなります。これは医師の技術的な問題というよりも個人の体質に依存する部分が大きく、術前に瘢痕体質であることを告知していても完全に防ぐことが難しいケースがあります。
💊 3. やり直しが必要な代表的な仕上がりの問題
実際にやり直し(修正手術)が必要になりやすい仕上がりの問題について、具体的に解説します。
📌 二重幅が広すぎる・不自然に見える
術後に二重幅が広すぎて「びっくりした顔」「不自然な顔」に見えると感じるケースがあります。特に切開法では一度広いラインを作ると、後から狭くすることが技術的に難しくなります。埋没法であれば糸を抜去してラインを作り直すことが可能ですが、切開法で作ったラインを狭くするためには追加の切開が必要になる場合もあります。
▶️ 左右差がある
左右の二重ラインの幅や形に明らかな差がある状態です。人間の顔はもともとわずかな左右差があるものですが、術後に目立つ左右差が生じると気になってしまいます。左右差の原因としては、手術のデザイン段階での誤差、術後の腫れの引き方の違い、まぶたの開き(上眼瞼挙筋の力)の左右差などが考えられます。腫れが完全に引いてから左右差が解消されるケースもあるため、少なくとも3〜6ヶ月は経過を観察することが推奨されます。
🔹 三重まぶた・多重線になった
二重のラインに加えて、余分な折り目が増えてしまう状態を三重まぶた(多重線)と呼びます。切開法後に皮膚の余りが適切に処理されていなかった場合や、眼窩脂肪の除去が不均一だった場合などに起こりやすいとされています。埋没法でも、糸の結び目付近にラインが形成されることで不自然な多重線が生じることがあります。
📍 ラインの食い込みが強すぎる・逆に浅すぎる
二重のラインが深く食い込みすぎている場合、まぶたの動きが制限されたり、人工的な印象を与えたりすることがあります。逆に食い込みが浅すぎると二重が浅く見え、まぶたが重たい印象になります。食い込みの深さは、手術の際に皮膚と瞼板の固定強度や切除量によって決まるため、術前のシミュレーションと術後のバランスを慎重に考慮する必要があります。
💫 眼瞼下垂の矯正不足または過矯正
眼瞼下垂手術では、上眼瞼挙筋や瞼板前筋膜の調整によってまぶたの開き具合を改善します。しかし矯正が不十分だと「まだ目が開きにくい」状態が続き、過矯正になると「目が閉じにくい」「白目が見えすぎる(兎眼)」などの機能的な問題が生じることがあります。過矯正による兎眼は目の乾燥や角膜障害を引き起こす可能性があるため、早急な対応が必要です。
Q. 上まぶたのやり直し手術の費用相場はいくらですか?
上まぶたのやり直し手術の費用は術式によって異なります。埋没法の抜糸・再手術は5万〜20万円程度、切開法のやり直しは30万〜70万円程度が目安です。眼瞼下垂修正の自費診療は片眼15万〜40万円程度です。初回手術のクリニックに保証制度がある場合、費用が軽減される可能性があります。
🏥 4. やり直し手術の種類と方法
やり直し手術の方法は、初回手術の種類や現在の状態によって異なります。代表的な方法を紹介します。
🦠 埋没法の抜糸・再埋没
埋没法で作った二重ラインが気に入らない場合や糸が取れてしまった場合は、まず糸を抜糸します。糸の抜糸は、手術から時間が経つほど糸が組織に埋まりやすくなるため、早めに対応する方が比較的簡単に行えます。抜糸後、組織の状態が落ち着いてから改めて埋没法を行うか、切開法に変更するかを検討します。
👴 切開法への変更
埋没法を繰り返しても糸が取れてしまう方や、まぶたの脂肪・皮膚が多くて埋没法では安定したラインが作れない方には、切開法への変更が検討されます。切開法では皮膚を切開して余分な脂肪や皮膚を取り除き、まぶたの内側の組織に直接固定するため、より持続性が高く安定したラインが期待できます。ただし、ダウンタイムが長く(2週間〜1ヶ月程度)、傷跡が残るリスクもあります。
🔸 二重幅の修正(幅を狭める・広げる)
切開法後に二重幅が広すぎると感じる場合、幅を狭める修正手術が行われます。この手術では既存のラインの内側に新たな切開を加え、元のラインを解除してより低い位置に固定し直す方法が取られることがあります。ただし、切開法で広いラインを作ったあとに狭くする修正は技術的な難易度が高く、すべての症例で対応可能とは限りません。
💧 皮膚のたるみ切除(上眼瞼リフト)
加齢や体重変化によって上まぶたの皮膚が余ってきた場合、余分な皮膚を切除する手術(上眼瞼リフトまたは眉下切開)が検討されます。眉下切開は眉毛の下縁に沿って切開するため、傷跡が眉毛で隠れやすく、自然な仕上がりを目指せるとされています。
✨ 眼瞼下垂の修正手術
眼瞼下垂手術後に矯正不足や過矯正が生じた場合は、再度まぶたを切開して挙筋の固定位置を調整します。特に過矯正による兎眼(目が閉じにくい状態)は早急な対応が必要で、挙筋の固定を緩める手術が行われます。
📌 傷跡・瘢痕の修正
切開部の傷跡が赤く盛り上がって目立つ場合、ステロイド注射による瘢痕の軟化や、傷跡を切除して縫合し直す治療が行われます。レーザー治療が有効なケースもあります。いずれにせよ、瘢痕の状態が安定するまで(通常6ヶ月〜1年程度)は治療を急がず経過観察することが多いです。
⚠️ 5. やり直し手術のリスクと注意点
やり直し手術は初回手術よりも難易度が高く、リスクも増える傾向があります。手術を検討する前に、以下のリスクについて十分に理解しておくことが重要です。
▶️ 組織の癒着・瘢痕化による難易度の上昇
一度手術を受けた組織には瘢痕組織が形成されており、正常な解剖学的層の識別が難しくなります。これにより、修正手術の際に出血が増えたり、思わぬ損傷が生じるリスクが高まります。やり直し手術を担当する医師には、癒着の状態を正確に把握した上で対応できる経験と技術が求められます。
🔹 ダウンタイムが長くなる可能性
瘢痕組織があることで、術後の腫れや内出血が長引く場合があります。初回手術のダウンタイムより長くなることを前提に、スケジュールを組んでおくことが大切です。特に切開法のやり直しでは、腫れが完全に引くまでに数ヶ月かかることがあります。
📍 仕上がりの限界がある場合がある
やり直しを重ねるほど組織のダメージが蓄積されるため、「完璧な状態」を目指して何度も手術を繰り返すことはおすすめできません。修正には限界があり、完全に初回手術前の状態に戻すことが難しいケースもあります。担当医と現実的な目標を共有することが重要です。
💫 感染・出血・神経損傷のリスク
あらゆる手術に共通するリスクとして、感染、出血、血腫形成、神経損傷などが挙げられます。やり直し手術ではこれらのリスクが初回手術よりやや高まる可能性があります。術後のケアを丁寧に行い、異常を感じたらすぐに医療機関を受診することが大切です。
🦠 再度の不満が残る可能性
やり直し手術を行っても、再度仕上がりへの不満が生じるケースもゼロではありません。手術に対する過度な期待を持たず、術前に医師とリスクや限界について十分に話し合うことが大切です。
Q. 埋没法の二重が取れやすい人の特徴と対処法は?
埋没法の二重が取れやすいのは、まぶたの脂肪が多い方・まぶたが厚い方・目をよく触る方などです。糸が緩んだり外れたりしてラインが消えた場合は、まず担当クリニックに相談し、再度埋没法を行うか切開法への変更を検討します。繰り返し取れる場合は、持続性の高い切開法が適している場合があります。
🔍 6. やり直し手術を受けるタイミングはいつが適切か
やり直し手術のタイミングは非常に重要です。術後の腫れが引き切っていない段階で手術を受けると、正確な評価ができず、結果的にさらに不満足な仕上がりになるリスクがあります。
👴 埋没法のやり直し
埋没法後の腫れは、おおよそ1〜2週間で日常生活に支障がない程度まで引きます。ただし、完全に腫れが落ち着くには1〜3ヶ月かかる場合があります。糸が外れてラインが消えた場合は早めに相談できますが、デザインの修正を希望する場合は少なくとも1〜3ヶ月程度待ってから仕上がりを評価することが望ましいです。
🔸 切開法のやり直し
切開法後の腫れが完全に落ち着くには、一般的に3〜6ヶ月かかります。傷跡が成熟し、組織の状態が安定するまでは修正手術の正確な評価が難しいため、多くの医師は切開法後のやり直し手術の相談を「最低でも6ヶ月〜1年後」を目安に勧めています。
💧 眼瞼下垂手術のやり直し
眼瞼下垂手術後は、術後の腫れによってまぶたの開き具合が変動します。腫れが引く過程でまぶたが開きやすくなるため、手術直後の見た目だけで判断することは禁物です。ただし、兎眼(目が閉じにくい)などの機能的な問題が生じている場合は、早急に主治医に相談することが必要です。通常の経過観察期間は3〜6ヶ月とされています。
✨ 過矯正による兎眼は例外
眼瞼下垂の過矯正による兎眼は、角膜(黒目の表面)を傷める危険性があるため、時間を待たずに早期に対処する必要があります。眼球の乾燥や充血、角膜障害の症状がある場合は、速やかに眼科または手術を担当した医療機関に相談してください。
📝 7. やり直し手術の費用相場
やり直し手術の費用は、手術の内容・クリニック・地域によって大きく異なります。あくまでも参考として、以下のような相場感があります。
📌 埋没法の抜糸・再手術
埋没法の糸を抜糸する費用は、1点あたり1万〜5万円程度が相場です。クリニックによっては保証制度を設けており、保証期間内であれば無料または割引価格で再施術を受けられる場合があります。再度埋没法を行う場合は5万〜20万円程度が目安です。
▶️ 切開法への変更・切開法のやり直し

切開法への変更や切開法のやり直しは技術的な難易度が高く、30万〜70万円程度になることが多いです。既存のクリニックが行う場合と他院で行う場合で費用は異なり、他院での修正の方が高くなる傾向があります。
🔹 眼瞼下垂の修正手術
眼瞼下垂の修正手術は、保険適用になる場合と自費診療になる場合があります。機能的な問題(視野障害など)が認められる場合は保険適用の対象となることがありますが、審美的な理由が主な場合は自費診療となります。自費での費用相場は片眼15万〜40万円程度です。
📍 保証制度について
多くのクリニックでは、術後一定期間内であれば無料または割引でやり直しに対応する保証制度を設けています。初回手術の際に保証内容を確認しておくことで、万が一の際の費用負担を軽減できます。ただし、保証の適用条件はクリニックによって異なるため、詳細は事前に確認が必要です。
Q. やり直し手術のクリニック選びで重要なポイントは?
やり直し手術のクリニック選びでは、修正手術の実績が豊富な医師を選ぶことが最重要です。複数のクリニックでセカンドオピニオンを取り、リスクや限界を丁寧に説明してくれる医師かを確認しましょう。「必ずきれいになります」のような過度な保証をするクリニックより、現実的な説明をする医師の方が信頼性が高いといえます。
💡 8. クリニック選びの重要なポイント
やり直し手術を検討する場合、クリニック選びは非常に重要です。初回手術を行ったクリニックに相談するか、別のクリニックに相談するかの判断も含め、以下のポイントを意識してみてください。
💫 修正手術・やり直し手術の実績がある医師を選ぶ
やり直し手術は初回手術とは異なるスキルが必要です。修正手術の実績が多く、症例写真や患者の声を公開しているクリニックを選ぶことが重要です。特に眼瞼手術に精通している形成外科専門医や美容外科専門医に相談するとよいでしょう。
🦠 複数のクリニックでセカンドオピニオンを取る
初回手術を受けたクリニックに不満がある場合や、他院での修正を希望する場合は、複数のクリニックでカウンセリングを受け、意見を比較することをおすすめします。セカンドオピニオンを通じて、現状の正確な評価や修正の可能性・限界を把握することができます。
👴 カウンセリングで丁寧にコミュニケーションを取る
カウンセリングでは、現在の状態への不満点を具体的に伝えることが大切です。「どこが、どのように、どう変わってほしいか」を明確に伝え、医師がそれに対して現実的な説明をしてくれるかを確認しましょう。「必ずきれいになります」のような過度な保証をするクリニックよりも、リスクや限界を丁寧に説明してくれるクリニックの方が信頼性が高いといえます。
🔸 術前のシミュレーションを確認する
やり直し手術の前に、どのような仕上がりを目指すのかをシミュレーション画像などで確認できるクリニックを選びましょう。視覚的に仕上がりのイメージを共有することで、術後の「思っていたのと違う」という不満を減らすことができます。
💧 アフターケア体制を確認する
術後の経過観察や、万が一トラブルが起きた場合の対応体制がしっかりしているかも重要な確認事項です。緊急時に連絡が取れる体制があるか、担当医が術後も継続して診てくれるかを確認しておきましょう。
✨ 9. やり直しを防ぐために初回手術で意識すること
やり直しのリスクを最小限に抑えるためには、初回手術の段階から慎重に準備することが大切です。以下のポイントを参考にしてください。
✨ 複数のクリニックでカウンセリングを受ける
1つのクリニックだけで決めるのではなく、複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較することで、自分に合った医師やクリニックを見つけやすくなります。費用や技術だけでなく、コミュニケーションの丁寧さや誠実さも大切な判断材料です。
📌 具体的な希望を伝える
理想の二重のイメージ写真を持参したり、「幅を何ミリにしたい」など具体的な数値を伝えたりすることで、医師との認識のずれを減らすことができます。「自然な感じ」「派手すぎず控えめに」などの抽象的な表現だけでは、術後に「こんなつもりじゃなかった」という状況になりやすいです。
▶️ 手術の種類とリスクをしっかり確認する
埋没法と切開法のそれぞれのメリット・デメリット、想定されるリスク、ダウンタイムの目安などを事前に確認し、十分に理解した上で手術を受ける判断をしましょう。「安いから」「ダウンタイムが短いから」といった理由だけで手術方法を選ぶと、後悔するリスクが高まります。
🔹 医師の資格と経験を確認する
日本専門医機構認定の形成外科専門医や、日本美容外科学会(JSAPS・JSAS)の専門医資格を持つ医師が在籍しているかを確認しましょう。資格の有無だけでなく、まぶたの手術に豊富な経験を持つ医師を選ぶことが重要です。
📍 無理なデザインを求めない
自分のまぶたの形や厚みを無視した極端なデザインを希望すると、術後に不自然な仕上がりになったり、医学的なトラブルが起きやすくなったりします。自分の顔のパーツとのバランスを考慮しながら、実現可能で自分に合ったデザインを選ぶことが大切です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、他院での手術後に仕上がりへの不満を抱えてご相談にいらっしゃる患者様が年々増えており、その多くが術前のカウンセリング不足や、腫れが引く前に焦って再手術を検討されているケースです。やり直し手術は初回よりも組織の癒着や瘢痕化により難易度が高くなるため、まずは十分な経過観察期間を経た上で現状を正確に評価することが、満足のいく結果への第一歩だと考えています。お一人で悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。」
📌 よくある質問
手術の種類によって異なります。埋没法の場合は1〜3ヶ月、切開法の場合は最低6ヶ月〜1年、腫れが完全に引いてから評価するのが基本です。ただし、眼瞼下垂の過矯正による兎眼(目が閉じにくい状態)など機能的な問題が生じている場合は、早急に医療機関へ相談してください。
手術の種類によって異なります。埋没法の抜糸・再手術は5万〜20万円程度、切開法のやり直しは30万〜70万円程度が目安です。眼瞼下垂の修正は自費の場合、片眼15万〜40万円程度です。なお、初回手術のクリニックに保証制度がある場合、費用が軽減される可能性があります。
埋没法は糸が緩んだり外れたりすることでラインが消えることがあります。まずは手術を担当したクリニックに相談し、再度埋没法を行うか切開法への変更を検討しましょう。まぶたが厚い方や繰り返し取れてしまう方には、より持続性の高い切開法が適している場合があります。
はい、一般的に高くなります。一度手術を受けた組織には癒着や瘢痕化が起こっているため、正確な操作が難しくなります。その結果、出血・感染・ダウンタイムの長期化といったリスクが増す可能性があります。アイシークリニックでは、十分な経過観察の後に現状を正確に評価した上で対応方針をご提案しています。
はい、他院での手術後にご不満を抱えている方のご相談も承っています。やり直し手術は修正実績が豊富な医師が担当することが重要です。アイシークリニックでは現状を丁寧に評価した上で、リスクや限界も含めて正直にご説明し、一人ひとりに合った最適なプランをご提案します。
🎯 まとめ
上まぶたのやり直し(修正・再手術)は、初回手術への不満や経年変化、手術後のトラブルなど、さまざまな理由で必要になることがあります。しかし、やり直し手術は初回よりも技術的難易度が高く、リスクも増える傾向があるため、慎重な判断が求められます。
まず大切なのは、術後の腫れが十分に引いてから(目安:切開法は6ヶ月〜1年後)正確に仕上がりを評価することです。その上で、やり直しが必要と判断した場合には、修正手術の実績が豊富な医師に相談し、現実的な目標と限界を共有しながら手術を進めることが重要です。
やり直しを防ぐためには、初回手術のクリニック選びや術前カウンセリングでの丁寧なコミュニケーションが大きな鍵を握ります。「なんとなく気になるから手術を受ける」ではなく、リスクとメリットを十分に理解した上で意思決定することが、術後の満足度を高めることにつながります。
上まぶたのやり直しについてお悩みの方は、アイシークリニック渋谷院にお気軽にご相談ください。経験豊富な医師が現状を丁寧に評価し、一人ひとりに合った最適なプランをご提案します。
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📚 参考文献
- 日本美容外科学会 – 二重形成術・眼瞼下垂手術などの美容外科手術の適応、術式、リスク、修正手術に関する専門的な情報の参照元として適切
- 日本形成外科学会 – 眼瞼下垂手術の適応基準、術後合併症(兎眼・瘢痕形成など)、修正手術の方針など形成外科的観点からの医学的根拠の参照元として適切
- 厚生労働省 – 美容医療サービスに関する消費者向けガイドライン、保険適用の条件(眼瞼下垂の機能的問題に対する手術)、医療機関選択に関する注意事項の参照元として適切
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務