医療痩身

GLP-1で痩せない原因と対策|効果が出ない理由を徹底解説

「GLP-1を打っているのに全然痩せない…」そのお悩み、実は原因があります。

💬 この記事を読むと…
✅ GLP-1で痩せない本当の原因がわかる
✅ 今日からできる効果を引き出す具体的な対策がわかる
✅ やめるべきか続けるべきかの判断基準がわかる

🚨 読まないとこうなるかも…
❌ 原因がわからないままお金と時間を無駄に消費してしまう
❌ 間違った自己判断で治療を中断・悪化させてしまう
❌ ちょっとした工夫で防げたのに効果ゼロのまま終わる

GLP-1は使い方や生活習慣によって効果に大きな差が出ます。この記事では、効果が出ない原因と対策をわかりやすく解説します。


目次

  1. GLP-1とは何か?基本的なしくみ
  2. GLP-1で痩せない主な原因
  3. 生活習慣が効果に与える影響
  4. 投与量・使用方法と効果の関係
  5. GLP-1の効果が出やすい人・出にくい人
  6. GLP-1の効果を高めるための対策
  7. 副作用と効果の違いを理解する
  8. GLP-1を続けるべきか判断するポイント
  9. まとめ

この記事のポイント

GLP-1で痩せない主な原因は食事内容の未改善・運動不足・投与量不足・停滞期・基礎疾患などであり、効果を最大化するには食事・運動・睡眠・ストレス管理との組み合わせが不可欠。自己判断での中止は避け、医師への相談が重要。

💡 GLP-1とは何か?基本的なしくみ

GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、食事をとったときに小腸から分泌されるホルモンです。このホルモンはもともと血糖値のコントロールを助けるために体内で作られるものですが、食欲の抑制や満腹感の持続にも深く関わっています。

医療ダイエットで使用されるGLP-1受容体作動薬は、このホルモンの働きを模倣したり、体内でのGLP-1分解を防いだりすることで、食欲を自然に抑え、カロリー摂取量を減らす効果を期待するものです。注射薬や内服薬の形があり、クリニックで処方を受けて使用します。

主なしくみをまとめると、以下のようになります。

  • 胃の動きを遅くして食べ物が胃に留まる時間を長くする(胃内容排出の遅延)
  • 脳の満腹中枢に作用して食欲を抑制する
  • インスリンの分泌を促し、血糖値の急激な上昇を防ぐ
  • グルカゴン(血糖を上げるホルモン)の分泌を抑える

これらの複合的な作用によって、無理な制限をしなくても自然と食事量が減り、結果的に体重が減少するという流れが期待されます。ただし、薬が直接脂肪を分解したり燃やしたりするわけではないという点は重要なポイントです。あくまでも食欲を調整することで間接的に体重減少をサポートするものです。

Q. GLP-1で痩せない主な原因は何ですか?

GLP-1で痩せない主な原因は、食事内容の未改善、運動不足、投与量がまだ不十分な漸増段階にあること、停滞期(プラトー)、甲状腺機能低下症などの基礎疾患、体重増加を引き起こす薬剤の影響、慢性的なストレスや睡眠不足などです。GLP-1は食欲を調整する補助薬であり、生活習慣の改善と組み合わせることで効果を発揮します。

📌 GLP-1で痩せない主な原因

GLP-1を使用しているにもかかわらず体重が減らない場合、さまざまな原因が考えられます。一つひとつ確認してみましょう。

✅ 食事の内容が改善されていない

GLP-1は食欲を抑えるホルモンですが、食欲が少し落ちた程度では、もともとの食習慣が崩れていなければ体重は大きく変わりません。たとえば、甘いものや脂っこいものを頻繁に食べていたり、間食が多かったり、食事の回数が不規則だったりする場合は、薬の効果だけでは補いきれないことがあります。

GLP-1を服用しながらも以前と変わらない食生活を続けていると、カロリー収支がプラスのままになり、体重は減らないどころか増加することさえあります。

📝 運動習慣がない

体重を減らすためには、摂取カロリーと消費カロリーのバランスが重要です。GLP-1で食欲が多少抑えられても、1日の活動量が極端に少ない場合は消費カロリーが摂取カロリーを上回ることが難しくなります。特にデスクワーク中心の生活で歩く機会が少ない方は、意識的に身体を動かす時間を設けないと効果が出にくい状況になります。

🔸 投与量が十分でない

GLP-1製剤は、副作用を避けるために最初は少量から始めて徐々に増量していくことが一般的です。開始直後や増量ペースが遅い段階では、食欲抑制の効果が十分に発揮されないことがあります。「まだ量が少ないから効果が出ていない」という段階で諦めてしまうケースも見受けられます。

⚡ 薬の種類や剤形が合っていない

GLP-1製剤にはいくつかの種類があり、注射薬と内服薬で吸収率や効果の持続時間が異なります。また、製剤によって食欲抑制の強さや副作用の出方にも個人差があります。自分の体質や生活スタイルに合った製剤を選ぶことが、効果を最大限に引き出す上で大切です。

🌟 プラトー(停滞期)に入っている

ダイエット中に体重が一時的に減らなくなる「停滞期」は、GLP-1使用中にも起こります。これは身体が新しい体重に適応しようとする生理的な反応であり、薬が効いていないわけではありません。停滞期中は体重の変化が乏しいため「痩せない」と感じやすいですが、正しく継続することで再び体重が減り始めることがほとんどです。

💬 基礎疾患や服薬の影響

甲状腺機能低下症、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、クッシング症候群などの疾患がある場合、代謝が低下していたり体重が増えやすい状態になっていたりするため、GLP-1の効果が出にくいことがあります。また、ステロイド薬、抗精神病薬、抗うつ薬、β遮断薬などの薬剤は体重増加を引き起こしやすく、GLP-1の効果と拮抗する可能性があります。

✅ ストレスや睡眠不足

慢性的なストレスがかかっている状態では、コルチゾールというホルモンが増加し、脂肪の蓄積を促進するとともに食欲を増させる作用があります。また、睡眠不足はレプチン(満腹ホルモン)の分泌を低下させ、グレリン(空腹ホルモン)の分泌を増加させるため、GLP-1の食欲抑制効果を打ち消してしまうことがあります。

✨ 生活習慣が効果に与える影響

GLP-1はあくまでも補助的な役割を担うものであり、生活習慣の改善なしに高い効果を期待するのは難しいのが現実です。特に食事と運動の2つは、薬の効果と密接に関わっています。

📝 食事習慣の影響

GLP-1によって食欲が抑制されることで「以前より食べる量が減った」と感じる方は多いですが、食べる内容がカロリー密度の高いものだった場合、量が減っても摂取カロリーが大きく変わらないケースがあります。

たとえば、菓子類、アルコール、揚げ物、加工食品などをメインにしている食生活では、少量でも高カロリーになりがちです。一方で、野菜、たんぱく質、食物繊維を意識した食事は満腹感を得やすく、GLP-1の食欲抑制効果とも相乗効果を生みやすいといえます。

また、食事の速度も重要です。GLP-1は胃内容排出を遅らせる働きを持ちますが、早食いをしてしまうと満腹シグナルが脳に届く前に食べ過ぎてしまいます。ゆっくりよく噛んで食べることで、薬の効果を最大限に引き出しやすくなります。

🔸 飲酒の習慣

アルコールはカロリーが高いだけでなく、肝臓での脂肪代謝を妨げたり、食欲を増したりする作用があります。GLP-1を使用していても、毎日飲酒する習慣があると体重減少の妨げになることがあります。また、GLP-1と飲酒の組み合わせで低血糖のリスクが高まるケースもあるため、飲酒量のコントロールは安全面からも重要です。

⚡ 運動習慣の有無

運動をまったくしていない状態でGLP-1を使用すると、筋肉量を維持しながら体重を減らすことが難しくなります。体重は減っても筋肉が落ちてしまうと基礎代謝が低下し、かえって痩せにくい身体になってしまう可能性があります。

ウォーキングや軽い筋力トレーニングを週に数回行うだけでも、基礎代謝の低下を防ぎ、GLP-1の効果と合わさってより効率的に体重を減らすことができます。無理のない範囲で身体を動かす習慣を取り入れることが大切です。

Q. GLP-1の効果を高める食事のポイントは?

GLP-1の効果を高めるには、肉・魚・卵・豆類などたんぱく質を毎食取り入れ、野菜を食事の最初に食べて血糖値の急上昇を抑えることが重要です。精製糖質や高カロリーな間食を控え、食事は20分以上かけてゆっくり食べることで、GLP-1の食欲抑制効果との相乗効果が期待できます。

🔍 投与量・使用方法と効果の関係

GLP-1製剤の効果は、投与量や使用方法によっても大きく左右されます。正しい方法で使用しているかどうかを改めて確認することが重要です。

🌟 用量漸増のステップを理解する

GLP-1治療では、副作用(特に吐き気や嘔吐)を防ぐために、最初は非常に少ない量から始め、数週間ごとに少しずつ用量を増やしていくのが基本です。この漸増期間中は、食欲抑制効果が弱く感じられることが多く、「効いていないのではないか」と不安になる方も少なくありません。

しかし、目標とする用量に達するまでの期間は必要なステップです。自己判断で用量を増やしたり、急に使用をやめたりすることは危険を伴うため避けてください。

💬 注射の打ち方や部位

自己注射タイプのGLP-1製剤を使用している場合、注射の打ち方や部位が適切でないと薬が十分に吸収されないことがあります。皮下注射であれば、腹部・太もも・上腕の適切な部位に正しく打つことが重要です。毎回同じ場所に打ち続けると硬結(しこり)ができやすくなり、吸収が低下することもあるため、部位を毎回変えることが推奨されています。

✅ 内服薬の飲み方

内服タイプのGLP-1製剤(セマグルチドの錠剤など)は、飲むタイミングや水の量に厳格な制限があります。一般的には、起床直後(食事・飲み物の前)に少量の水で飲むことが指示されており、この方法を守らないと吸収率が大幅に低下します。食事と一緒に飲んでいたり、コーヒーや他の飲み物で飲んでいたりする場合、効果が出にくくなります。

📝 飲み忘れ・打ち忘れ

GLP-1製剤は毎日または毎週使用するものが多く、忘れずに継続することが効果の維持に不可欠です。飲み忘れや打ち忘れが続くと血中濃度が安定せず、食欲抑制の効果が十分に発揮されません。アラームやスマートフォンのリマインダーを活用して、決まったタイミングで使用する習慣をつけることが効果的です。

予約バナー

💪 GLP-1の効果が出やすい人・出にくい人

GLP-1の効果には個人差があり、同じ薬を同じ量使用しても、効果の出方は人によって大きく異なります。どのような特徴を持つ方が効果を感じやすく、どのような方が感じにくいのかを理解しておくことは、治療方針を立てる上で役立ちます。

🔸 効果が出やすい傾向がある人

  • もともと食欲旺盛で食べ過ぎる傾向がある人
  • 空腹感をコントロールするのが苦手な人
  • 糖質・脂質に偏った食生活をしている人
  • BMIが高めで肥満度が高い人
  • 生活習慣の改善(食事・運動)と組み合わせて取り組める人
  • GLP-1製剤に対して感受性が高い人(体質的なもの)

⚡ 効果が出にくい傾向がある人

  • もとから食が細く、食欲の問題が主な原因でない人
  • ホルモンバランスの乱れや基礎疾患がある人
  • 体重増加を引き起こす薬剤を服用している人
  • 極端に活動量が少ない人
  • ストレスや睡眠不足が慢性的に続いている人
  • 感情的な食べ(ストレス食い、やけ食い)が主な原因の人

自分がどちらのカテゴリーに当てはまるかを把握した上で、医師と一緒に治療戦略を考えることが重要です。効果が出にくい原因がある場合は、その原因を取り除くためのアプローチを同時に行うことで、GLP-1の効果を引き出しやすくなります。

Q. 内服タイプのGLP-1は飲み方で効果が変わりますか?

はい、内服タイプのGLP-1製剤(セマグルチド錠など)は飲み方が効果に直結します。起床直後、食事・飲み物を摂る前に少量の水で服用することが必須です。食事と一緒に飲んだり、コーヒーなど水以外の飲み物で服用したりすると吸収率が大幅に低下し、十分な食欲抑制効果が得られなくなります。

🎯 GLP-1の効果を高めるための対策

GLP-1を使用しながら効果を最大限に引き出すためには、薬に頼るだけでなく生活習慣全体を見直すことが欠かせません。以下に具体的な対策を紹介します。

🌟 食事の質と量を見直す

まず、1日の食事内容を記録することから始めてみましょう。スマートフォンのアプリなどを使って食事記録をつけると、無意識のうちに摂取しているカロリーや栄養素の偏りが見えてきます。

特に意識したいポイントは以下の通りです。

  • たんぱく質(肉・魚・卵・豆類)を毎食取り入れる
  • 野菜を食事の最初に食べる(食物繊維で血糖値の上昇を緩やかにする)
  • 白米やパンなど精製糖質の量を控えめにする
  • 間食には菓子類の代わりにナッツやヨーグルトなどを選ぶ
  • 食事はゆっくり20分以上かけて食べる
  • 夜遅い時間の食事を避ける

極端な食事制限は筋肉量の低下や栄養不足を招くため避けてください。バランスよく食べながらカロリーをコントロールすることが長期的な体重管理につながります。

💬 適度な運動を取り入れる

運動が苦手な方でも、日常生活の中で身体を動かす機会を増やすことは十分に可能です。たとえば、エレベーターの代わりに階段を使う、電車では座らずに立つ、最寄り駅の一つ手前で降りて歩く、といった小さな積み重ねも消費カロリーの増加につながります。

余裕があれば、週2〜3回、30分程度のウォーキングや軽いジョギングを取り入れると理想的です。筋力トレーニングは基礎代謝の維持・向上に効果的なため、スクワットや腕立て伏せなど自体重でできる簡単なものから始めてみるのもおすすめです。

✅ 睡眠の質を改善する

睡眠の質が低いと食欲ホルモンのバランスが乱れ、GLP-1の効果を打ち消してしまう可能性があります。できるだけ毎日決まった時間に就寝・起床することで体内リズムを整えましょう。就寝前のスマートフォンの使用や、カフェインの摂取は睡眠の質を下げる原因となるため控えることをおすすめします。

目安として7〜8時間の睡眠を確保することが理想です。睡眠不足が慢性化している場合は、その原因(ストレス、睡眠時無呼吸症候群など)についても医師に相談することを検討してください。

📝 ストレス管理を行う

ストレスによる過食や体重増加はGLP-1の効果を大きく妨げます。ストレスを完全になくすことは難しいですが、自分に合ったストレス解消法を見つけることが大切です。散歩、ヨガ、読書、趣味の時間、友人との会話など、自分がリラックスできる時間を意識的に作る工夫をしましょう。

ストレスが強く、感情的な食べ行動が問題になっている場合は、カウンセリングや心理的なサポートを検討することも選択肢の一つです。

🔸 定期的に医師に相談する

GLP-1治療は開始して終わりではなく、経過を定期的に確認しながら調整していくプロセスです。体重の変化、副作用の有無、生活習慣の変化などを医師に伝え、用量の調整や治療方針の見直しを行うことが効果的な治療には欠かせません。「痩せない」と感じたら自己判断で中止するのではなく、まず医師に相談することが最善策です。

💡 副作用と効果の違いを理解する

GLP-1を使い始めた方の中には、副作用と薬の効果が混乱してしまうケースがあります。副作用への対応を誤ると、治療の継続が難しくなることもあるため、正しく理解しておくことが大切です。

⚡ よくある副作用

GLP-1製剤で最も多く報告されている副作用は消化器系のものです。具体的には以下のような症状が挙げられます。

  • 吐き気・嘔吐
  • 下痢または便秘
  • 腹部不快感・胃もたれ
  • げっぷ
  • 食欲低下(これは効果でもありますが、過度になると問題)

これらの副作用は、特に投与開始初期や用量増量時に出やすく、時間の経過とともに軽減していくことが多いです。吐き気が強くて食事がほとんどとれない状態が続く場合は、摂取カロリーが極端に不足する可能性があり、逆に筋肉量の低下や栄養不足を招くことがあります。

🌟 副作用が原因で効果が出ない場合

強い副作用によって食事が十分にとれない状態では、体重は一時的に減るかもしれませんが、筋肉量の低下と基礎代謝の低下が生じることがあります。見かけ上の体重減少であっても、身体にとって健康的な痩せ方とは言えないため注意が必要です。

また、吐き気が強くて食欲がまったくない状態と、健康的に食欲がコントロールされている状態は異なります。副作用で食べられないのではなく、食べたいという気持ちはあるが自然と適量で満足できるようになるのが理想的なGLP-1の効果です。

💬 低血糖に注意

GLP-1単独での使用では重篤な低血糖が起きにくいとされていますが、他の血糖降下薬(特にスルホニル尿素薬やインスリン)と併用している場合や、食事量が極端に少ない場合には低血糖のリスクが高まります。めまい、手の震え、冷や汗、動悸などの症状が出た場合は低血糖の可能性を疑い、すぐに医師に相談してください。

Q. GLP-1治療中に痩せないと感じたら中止すべきですか?

自己判断での中止は推奨されません。効果が感じられない場合でも、停滞期や生活習慣の見直しで改善できるケースが多くあります。GLP-1を中止すると食欲が戻りリバウンドするリスクもあります。アイシークリニックでは効果が出ない原因を個別に分析し、用量調整や治療方針の見直しなど適切なサポートを提供しています。

📌 GLP-1を続けるべきか判断するポイント

GLP-1治療を開始してから「痩せない」と感じている場合、継続するべきかどうか悩む方は多いでしょう。ここでは、継続・中止・変更を判断する際に参考になるポイントをまとめます。

✅ 治療を継続したほうがよい場合

  • 開始からまだ1〜2ヶ月以内で、まだ目標用量に達していない
  • 体重は減っているが、停滞期に入ってしまっている
  • 食欲の抑制効果は感じているが、食生活の改善が不十分
  • 副作用が出ているが軽度で、徐々に改善している
  • 体重以外の指標(血糖値、血圧、コレステロールなど)が改善している

📝 治療方針の見直しを検討すべき場合

  • 目標用量に達しても3〜6ヶ月以上変化がない
  • 副作用が重篤で日常生活に支障をきたしている
  • 基礎疾患や他の薬剤の影響が疑われる
  • 現在の製剤が自分に合っていない可能性がある

治療方針の変更については、自己判断で行わず必ず主治医と相談することが重要です。別の製剤への変更、用量の調整、あるいは他の治療法との組み合わせなど、いくつかの選択肢を医師と一緒に検討しましょう。

🔸 GLP-1を中止した後の注意点

GLP-1治療を中止すると、薬の効果がなくなるにつれて食欲が以前の状態に戻り、体重が増加するリスクがあります。これを「リバウンド」と呼びますが、治療期間中に生活習慣の改善が定着していれば、中止後も一定の効果を維持しやすくなります。GLP-1はあくまでも生活習慣を整えるための補助手段と位置づけ、薬なしでも健康的な生活を送れる基盤を作ることを目標にするとよいでしょう。

⚡ 長期使用について

GLP-1の長期使用については、まだ研究データが蓄積されている段階ですが、適切な管理のもとで使用することで安全性が確認されています。特に2型糖尿病や高度肥満の方では長期的な使用が推奨されることもあります。一方で、単純なダイエット目的での長期使用については、担当医師とよく相談しながら判断することが大切です。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、GLP-1治療を開始されて「なかなか効果が出ない」とご相談に来られる方の多くが、食事内容の見直しや運動習慣の定着が十分でないケース、あるいは漸増期間中に諦めてしまうケースに該当していることが少なくありません。GLP-1はあくまで生活習慣改善をサポートする薬であり、食事・運動・睡眠といった日常習慣と組み合わせることで初めてその効果を最大限に引き出すことができます。効果が感じられない場合でも自己判断で中止せず、まずはお気軽にご相談ください。お一人おひとりの状況を丁寧に確認しながら、最適な治療方針を一緒に考えていきます。」

✨ よくある質問

GLP-1を使っているのに体重が減らない主な原因は何ですか?

GLP-1で痩せない主な原因には、食事内容の未改善、運動不足、投与量がまだ不十分な段階にあること、停滞期(プラトー)、基礎疾患や他の薬剤の影響、慢性的なストレス・睡眠不足などが挙げられます。GLP-1は食欲を調整する補助薬であり、生活習慣の改善と組み合わせることで初めて効果を発揮します。

GLP-1を使い始めてどのくらいで効果が出ますか?

GLP-1治療は副作用を防ぐため少量から始め、数週間ごとに用量を増やす「漸増期間」があります。この期間中は食欲抑制効果が弱く感じられることが多いです。開始から1〜2ヶ月以内でまだ目標用量に達していない場合は、焦らず継続することが大切です。効果に不安がある場合は自己判断せず、まず医師にご相談ください。

GLP-1の効果を高めるために食事で意識すべきことは何ですか?

たんぱく質(肉・魚・卵・豆類)を毎食取り入れ、野菜を食事の最初に食べることで血糖値の急上昇を抑えられます。また、精製糖質や高カロリーな間食を控え、食事は20分以上かけてゆっくり食べることが重要です。GLP-1の食欲抑制効果と食事改善を組み合わせることで、より効率的な体重管理が期待できます。

内服タイプのGLP-1は飲み方を間違えると効果が落ちますか?

はい、内服タイプのGLP-1製剤(セマグルチド錠など)は飲み方に厳格なルールがあります。一般的に起床直後、食事・飲み物の前に少量の水で服用する必要があり、食事と一緒に飲んだりコーヒーなど他の飲み物で飲んだりすると吸収率が大幅に低下します。正しい服用方法を守ることが効果に直結します。

GLP-1治療中に「痩せない」と感じたら自己判断で中止してもよいですか?

自己判断での中止はお勧めしません。効果が感じられない場合でも、停滞期の可能性や生活習慣の見直しで改善できるケースが多くあります。アイシークリニックでは、効果が出ない原因を丁寧に分析し、用量調整や治療方針の見直しなど個別のサポートを行っています。まずはお気軽にご相談ください。

🔍 まとめ

GLP-1で痩せないと感じている方は、まずその原因を正確に把握することが大切です。食事内容の問題、運動不足、投与量の問題、生活習慣の乱れ、停滞期、基礎疾患の影響など、さまざまな要因が考えられます。

GLP-1は食欲を調整することで間接的に体重減少をサポートする薬であり、使用するだけで自動的に痩せるものではありません。薬の効果を最大限に引き出すためには、食事・運動・睡眠・ストレス管理といった生活習慣の改善を同時に行うことが不可欠です。

効果が感じられない場合でも、自己判断で中止したり用量を変えたりするのは危険です。定期的に医師に相談しながら、自分の身体の状態に合った治療を継続することが、長期的な体重管理の成功につながります。

アイシークリニック渋谷院では、GLP-1治療に関するご相談を承っております。効果が出ない原因の分析や、治療方針のご提案など、一人ひとりの状況に合わせたサポートを行っています。GLP-1治療について詳しく知りたい方、現在の治療について見直しを検討している方は、お気軽にご相談ください。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 厚生労働省 – GLP-1治療と併用すべき運動習慣・生活習慣改善に関する公式ガイドライン情報。身体活動や肥満対策に関する厚生労働省の指針を参照。
  • PubMed – GLP-1受容体作動薬の体重減少効果・食欲抑制メカニズム・投与量と効果の関係・停滞期・副作用に関する国際的な臨床研究論文を参照。
  • WHO(世界保健機関) – 肥満の定義・原因・治療アプローチに関するWHO公式ファクトシートを参照。BMIや肥満度と薬物療法の適応に関する国際基準情報として活用。

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
電話予約
0120-335-661
1分で入力完了
簡単Web予約
LINE
運営:医療法人社団鉄結会