💬 「食事制限も運動も頑張ってるのに、全然痩せない…」
そんな悩み、実は医療の力で解決できるかもしれません。
この記事では、ダイエット内服薬の種類・効果・副作用・自分に合った選び方をまるごと解説!
読まないまま薬を選ぶと、副作用リスクや効果ゼロになる可能性があります。正しい知識で、最短ルートで理想の体型へ。
✅ 自分に合ったダイエット薬がわかる
✅ 副作用・注意点を事前に把握できる
✅ 医療機関で失敗しない処方の受け方がわかる
目次
- ダイエット内服薬とは何か
- ダイエット内服薬の主な種類
- GLP-1受容体作動薬(内服タイプ)について
- 防風通聖散・大柴胡湯などの漢方薬について
- 食欲抑制系の薬(フェンテルミンなど)について
- 脂肪吸収抑制薬(オルリスタット)について
- メトホルミンのダイエット活用について
- ダイエット内服薬の副作用と注意点
- ダイエット内服薬が向いている人・向いていない人
- ダイエット内服薬の効果を高めるために
- 医療機関でのダイエット内服薬の処方について
- まとめ
この記事のポイント
ダイエット内服薬にはGLP-1受容体作動薬・漢方薬・脂肪吸収抑制薬など複数の種類があり、体質や目的により選択が異なる。いずれも食事・運動との併用が必須で、副作用管理のため医師の処方と定期的なフォローアップが不可欠。
💡 ダイエット内服薬とは何か
ダイエット内服薬とは、医療機関で処方される、または薬局で購入できる「飲み薬タイプ」の肥満治療・体重管理補助薬の総称です。注射剤や外用薬と区別するために「内服薬」という言葉が使われています。
日本では肥満は生活習慣病のリスクを高める重大な健康問題として位置づけられており、BMIや体重が一定の基準を超えている場合には医療的な介入が必要とされることがあります。ダイエット内服薬は、食事療法・運動療法といった基本的な生活習慣の改善に加えて、体重減少をサポートするために使用されます。
重要なのは、ダイエット内服薬はあくまで補助的な治療手段であるという点です。薬だけを飲んでいれば痩せるというものではなく、食事や運動との組み合わせによって初めてその効果が発揮されます。また、薬の種類によっては医師による処方が必要なもの、市販で購入できるものがあり、それぞれ効果の強さや副作用のリスクも異なります。
近年では美容クリニックや肥満外来でも積極的に取り扱われるようになっており、個人の体質や目的に合わせた薬が選択されるようになっています。自己判断で使用するのではなく、医師の診察のもとで適切に使うことが、安全で効果的なダイエットにつながります。
Q. ダイエット内服薬にはどんな種類がありますか?
ダイエット内服薬は主に5種類に分類されます。GLP-1受容体作動薬・漢方薬(防風通聖散・大柴胡湯など)・食欲抑制薬(フェンテルミンなど)・脂肪吸収抑制薬(オルリスタット)・インスリン感受性改善薬(メトホルミン)です。それぞれ作用機序・副作用・向いている体質が異なるため、医師との相談のもとで選択することが重要です。
📌 ダイエット内服薬の主な種類
ダイエット内服薬は、その作用機序によっていくつかの種類に分類されます。大まかに整理すると以下のカテゴリーに分けられます。
- GLP-1受容体作動薬(内服タイプ)
- 漢方薬(防風通聖散・大柴胡湯など)
- 食欲抑制薬(フェンテルミンなど)
- 脂肪吸収抑制薬(オルリスタット)
- インスリン感受性改善薬(メトホルミンなど)
これらはそれぞれ体に働きかける仕組みが異なり、向いている体質や目的も異なります。また、医師処方が必要なものとそうでないものがあるため、利用する際には医療機関での相談が基本となります。以下では、各カテゴリーについて詳しく説明していきます。
✨ GLP-1受容体作動薬(内服タイプ)について
GLP-1受容体作動薬は、近年もっとも注目されているダイエット薬のひとつです。GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は食事をとったときに小腸から分泌されるホルモンで、インスリンの分泌を促したり、食欲を抑制したり、胃の動きを遅くして満腹感を持続させる作用があります。この仕組みを利用したのがGLP-1受容体作動薬です。
もともとは2型糖尿病の治療薬として開発されましたが、体重を著明に減少させる効果が確認されたことで、肥満治療にも広く活用されるようになりました。注射タイプのGLP-1受容体作動薬(セマグルチド注射薬・リラグルチドなど)が先行して普及しましたが、内服タイプのセマグルチド(リベルサス)も登場し、注射が苦手な方でも利用しやすくなっています。
内服タイプのGLP-1受容体作動薬は、毎朝起床後に少量の水で服用するという特徴があります。食事の前に服用することで、食欲が自然と抑えられ、少量の食事でも満腹感を得やすくなります。1日1回の服用で済むため、生活に取り入れやすいことも人気の理由のひとつです。
臨床試験では、週1回注射タイプと比較すると内服タイプはやや体重減少効果が緩やかとされていますが、それでも食事・運動との組み合わせにより5〜10%程度の体重減少が期待できるとされています。
GLP-1受容体作動薬の内服薬で代表的なものとしては、セマグルチドを有効成分とするリベルサスが挙げられます。日本では2021年に2型糖尿病治療薬として承認されており、肥満治療目的での使用はオフラベル(適応外使用)となるため、医師の判断のもとで処方されます。
主な副作用としては、吐き気・嘔吐・下痢・便秘・腹部不快感などの消化器系症状が挙げられます。多くの場合、これらの症状は服用開始初期に起こりやすく、時間の経過とともに軽減していきます。まれに膵炎・胆嚢炎などの重篤な副作用が報告されているため、腹痛が続く場合には速やかに医師に相談することが重要です。
Q. 内服タイプのGLP-1受容体作動薬の特徴は?
内服タイプのGLP-1受容体作動薬(代表薬:リベルサス)は、毎朝起床後に少量の水で服用する1日1回の薬です。食欲抑制・満腹感の持続・胃の動きを遅らせる作用があり、食事・運動との併用で5〜10%程度の体重減少が期待できます。注射が苦手な方にも取り入れやすい治療選択肢として、アイシークリニックでも積極的にご案内しています。
🔍 防風通聖散・大柴胡湯などの漢方薬について
漢方薬は日本で古くから使われてきた自然由来の薬で、肥満治療においても複数の処方が活用されています。西洋薬に比べて副作用が少ない印象を持たれることが多いですが、漢方薬にも副作用や注意事項があるため、正しい知識のもとで使用することが大切です。
肥満治療でよく使われる漢方薬の代表格は「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」です。防風通聖散は18種類の生薬からなる処方で、体内に溜まった余分な熱や毒素を排出し、代謝を改善する効果があるとされています。特に、お腹まわりに脂肪がつきやすい「実証タイプ」と呼ばれる体質の人に向いているとされており、内臓脂肪の減少に効果があるという研究結果も出ています。
防風通聖散は市販薬としても「ナイシトール」などの商品名で販売されており、医師の処方なしに薬局で購入することができます。ただし、甘草(かんぞう)を含む処方のため、長期服用によって偽アルドステロン症(むくみ・高血圧・低カリウム血症など)が起こる可能性があります。また、利尿作用・下剤効果のある生薬も含まれているため、胃腸が弱い方には体への負担が大きい場合があります。
もうひとつの代表的な漢方薬が「大柴胡湯(だいさいことう)」です。大柴胡湯はストレスによる過食・暴飲暴食が原因で太りやすい方に向いているとされており、肝臓の働きを改善し、脂質代謝を正常化する効果が期待できます。体格がよく、体力のある方に向いているとされています。
そのほかにも、水太りや冷え症を伴う方には「防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)」、胃腸の働きが弱く食欲不振を伴う方には「六君子湯(りっくんしとう)」なども使われることがあります。漢方薬はその人の体質(証)に合った処方を選ぶことが重要であるため、できれば漢方に詳しい医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
💪 食欲抑制系の薬(フェンテルミンなど)について
食欲抑制薬は、脳の神経に作用して食欲を抑え、エネルギー摂取量を減らすことを目的とした薬です。日本では一部の薬が限られた条件のもとで使用されています。
フェンテルミンはアメリカでは広く使用されているダイエット薬のひとつで、交感神経を刺激してノルアドレナリンの放出を促し、食欲を抑制する作用があります。日本国内では承認されていませんが、海外から個人輸入されたものが一部で流通しています。ただし、個人輸入による未承認薬の使用には品質管理や安全性の問題があり、依存性のリスクも指摘されているため、安易な使用は控えるべきです。
日本の医療機関でも食欲抑制目的で使用されることがある薬としては、マジンドールが挙げられます。マジンドールはかつて肥満症の治療薬として日本でも使用されていましたが、依存性の問題から現在は厳しく規制されており、処方できる医療機関や条件が限られています。
近年、美容クリニックなどで「食欲抑制薬」として処方されることがあるものに、サノレックス(マジンドール)や向精神薬に分類される一部の薬があります。これらは医師の管理のもとで慎重に使用する必要があり、副作用として口渇・不眠・動悸・血圧上昇・依存性などが報告されています。
食欲抑制薬は効果が出やすい反面、リスクも大きいカテゴリーの薬です。使用する際は医師による十分な説明と定期的なモニタリングが必要です。
🎯 脂肪吸収抑制薬(オルリスタット)について
オルリスタットは、食事から摂取した脂肪の消化・吸収を腸で抑制することで、体内に取り込まれる脂質の量を減らす薬です。胃や小腸に存在するリパーゼ(脂肪分解酵素)の働きを阻害し、食事中の脂肪の約30%を吸収されにくい状態にして排泄させます。
日本では医療用医薬品としての承認はなく、医師が個人輸入品を使用する形での提供が行われているケースがあります。一方、欧米では「ゼニカル」として医師処方薬として、また低用量の「アライ」として一般用医薬品として承認・販売されています。
オルリスタットの特徴は、体内への吸収がほとんどなく、全身への薬理作用がほぼないため、全身的な副作用が少ないことです。ただし、消化されなかった脂肪がそのまま排泄されることから、油っぽい下痢・頻便・便失禁・腹痛・胃部不快感といった消化器系の副作用が比較的多く見られます。
これらの副作用は、脂肪分の多い食事をとった際に特に起こりやすくなります。逆にいえば、脂質の多い食事を控えることで副作用をある程度コントロールできるという側面もあります。また、脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)の吸収も低下する可能性があるため、長期使用の場合はビタミンサプリメントの補給が推奨されることがあります。
脂肪の多い食事が多い方、または食事内容のコントロールが難しい方にとっては、体重管理の補助として一定の効果が期待できる薬です。ただし、脂質を多く含まない食事をとっている方には効果が限られることも知っておく必要があります。
Q. 防風通聖散など漢方のダイエット薬に副作用はありますか?
漢方薬は自然由来ですが副作用がないわけではありません。防風通聖散は甘草を含むため、長期服用によって偽アルドステロン症(むくみ・高血圧・低カリウム血症)が起こる可能性があります。また胃腸が弱い方には負担が大きい場合もあります。漢方薬は体質(証)に合った処方選びが重要なため、漢方に詳しい医師や薬剤師への相談が推奨されます。

💡 メトホルミンのダイエット活用について
メトホルミンはもともと2型糖尿病の治療薬として長い歴史を持つ薬で、世界中で最も広く使われている糖尿病薬のひとつです。肝臓での糖新生を抑制し、末梢組織でのインスリン感受性を高めることで血糖値をコントロールします。
ダイエット目的でのメトホルミン使用が注目される背景には、インスリン抵抗性を改善することで脂肪蓄積を抑制する効果があること、食欲をやや抑制する可能性があること、そして体重増加が起きにくい(むしろ体重がやや減少する傾向がある)という特性があります。
特に、インスリン抵抗性が高い方(多嚢胞性卵巣症候群や境界型糖尿病の方など)においては、メトホルミンにより体重管理がしやすくなるケースがあります。糖尿病でなくてもインスリン抵抗性が高い方はダイエットが難しいことが多く、そのような方への補助療法として活用されることがあります。
メトホルミンの副作用としては、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛などの消化器症状が挙げられます。これらは服用開始時に多く、食後に服用する・少量から始めて徐々に増量するなどの工夫で軽減できることが多いです。まれに乳酸アシドーシスという重篤な副作用が起こることがあり、腎機能が低下している方や造影剤検査前後には使用が禁忌とされています。
メトホルミンはあくまでも糖尿病治療薬であり、ダイエット目的での使用はオフラベルとなります。医師の処方のもとで適切に使用する必要があります。
📌 ダイエット内服薬の副作用と注意点
ダイエット内服薬を使用する際には、副作用についてあらかじめ理解しておくことが大切です。薬の種類によって副作用の内容や程度は異なりますが、共通して注意すべき点をまとめます。
消化器系の副作用は多くのダイエット内服薬で報告されています。吐き気・嘔吐・下痢・便秘・腹部不快感などは特にGLP-1受容体作動薬やオルリスタット、メトホルミンで起こりやすい症状です。これらは多くの場合、服用開始から数週間以内に現れ、身体が薬に慣れてくると軽減していくことが多いですが、症状が強い場合や長期間続く場合は医師に相談することが重要です。
心血管系への影響も一部の薬では注意が必要です。食欲抑制薬(特に交感神経を刺激するタイプ)では、血圧上昇・動悸・不整脈などが起こることがあります。もともと高血圧や心疾患がある方は、こうした薬の使用に際して慎重な判断が求められます。
精神・神経系への影響としては、不眠・頭痛・気分の変動・不安感などが報告されることがあります。特に食欲抑制薬系の内服薬では依存性の問題もあるため、長期使用には慎重な管理が必要です。
肝機能・腎機能への影響も見逃せません。一部の漢方薬や薬物代謝に関わる薬では、肝機能障害が起こることがあります。また、腎機能に影響を与える薬もあるため、定期的な血液検査でモニタリングすることが推奨されます。
薬の相互作用にも注意が必要です。複数の薬を同時に服用している方は、ダイエット内服薬との相互作用が起こる可能性があります。服用中の薬(市販薬・サプリメントを含む)は必ず医師や薬剤師に申告してください。
妊娠中・授乳中の方はほとんどのダイエット内服薬を使用できません。また、18歳未満の未成年者への使用も基本的に禁忌とされています。持病がある方(糖尿病・甲状腺疾患・消化器疾患・精神疾患など)は使用前に必ず医師に相談してください。
✨ ダイエット内服薬が向いている人・向いていない人
ダイエット内服薬はすべての方に適しているわけではありません。向いている人・向いていない人の特徴を理解して、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。
ダイエット内服薬が向いている人の代表的な特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
BMIが25以上(肥満度1以上)で、食事・運動だけでは体重管理が難しい方は、医学的な補助治療としてダイエット内服薬の候補になり得ます。特にBMIが30を超える場合や、肥満に伴って高血圧・高脂血症・糖尿病などの生活習慣病を有している場合は、医師から積極的に薬物療法が勧められることがあります。
食欲のコントロールが難しく、食べすぎが習慣化している方にはGLP-1受容体作動薬や食欲抑制薬が効果的な場合があります。食事量を自然に減らせるようになることで、長期的な生活習慣の改善につなげやすくなります。
インスリン抵抗性が高い方(多嚢胞性卵巣症候群・境界型糖尿病など)は、食事・運動だけではなかなか体重が落ちにくい体質であることが多く、メトホルミンやGLP-1受容体作動薬が有効な場合があります。
一方、以下のような方はダイエット内服薬の使用に慎重を要します。
妊娠中・妊娠を希望している方・授乳中の方は、多くのダイエット内服薬が禁忌とされています。胎児や乳児への影響が懸念されるため、使用することはできません。
重篤な臓器疾患(重度の腎臓病・肝臓病・心臓病など)がある方は、薬の代謝や副作用リスクの観点から使用が制限される場合があります。
摂食障害(拒食症・過食症など)の病歴がある方は、ダイエット薬の使用によって症状が悪化する可能性があるため、精神科・心療内科での管理が優先されるべきです。
BMIが25未満の方(標準体重以下の方)は、医療的なダイエット内服薬の適応ではないことがほとんどです。美容目的での使用は可能な場合もありますが、必ず医師の判断のもとで行う必要があります。
Q. ダイエット内服薬が向いていない人はどんな人ですか?
妊娠中・妊娠希望中・授乳中の方は多くのダイエット内服薬が禁忌です。重篤な腎臓病・肝臓病・心臓病がある方は副作用リスクから使用が制限される場合があります。また摂食障害の病歴がある方は症状悪化の恐れがあり、BMI25未満の標準体重以下の方は医療的適応外となるのが一般的です。いずれも必ず医師の判断を優先してください。
🔍 ダイエット内服薬の効果を高めるために

ダイエット内服薬は生活習慣の改善と組み合わせることで、その効果を最大限に発揮することができます。薬だけに頼るのではなく、日々の生活の中でできることを実践することが重要です。
食事管理は引き続き最も重要な要素です。カロリーを過度に制限する必要はありませんが、バランスの良い食事・適切なカロリー摂取を維持することが大切です。特に糖質の過剰摂取や脂質の多い食事は、薬の効果を相殺してしまう可能性があります。食事の内容だけでなく、食べる時間帯・食べる速さ・食事回数なども体重管理に影響します。
適度な運動も欠かせません。有酸素運動(ウォーキング・ジョギング・水泳など)は脂肪燃焼に効果的であり、筋力トレーニングは基礎代謝を高めるのに役立ちます。週に150分程度の中強度の有酸素運動が推奨されており、毎日少しずつでも体を動かす習慣をつけることが大切です。
睡眠の質も体重管理に大きく影響します。睡眠不足はグレリン(食欲を高めるホルモン)の分泌を増加させ、レプチン(食欲を抑えるホルモン)の分泌を低下させることが知られています。毎日7〜8時間の質の良い睡眠を確保することは、ダイエット内服薬の効果を引き出す上でも重要な要素です。
ストレス管理も見逃せない要素です。慢性的なストレスはコルチゾールというホルモンの分泌を高め、脂肪(特に内臓脂肪)を蓄積しやすくします。ストレスによる過食・暴飲暴食を防ぐためにも、ストレス発散の方法を見つけておくことが大切です。
定期的な医師のフォローアップも重要です。ダイエット内服薬を使用している期間中は、定期的に体重・血圧・血液検査などのチェックを受け、薬の効果や副作用を適切に評価してもらうことが安全な使用につながります。体重の変化や体調の変化はこまめに記録しておくと、医師との相談がスムーズになります。
💪 医療機関でのダイエット内服薬の処方について
ダイエット内服薬を安全に使用するためには、医療機関での診察と処方を受けることが基本です。ここでは、実際に医療機関でダイエット内服薬を処方してもらう際の流れや費用について説明します。
まず、ダイエット内服薬を処方している医療機関は主に肥満外来・内科・美容クリニックなどです。近年では肥満治療・ダイエット治療を専門的に行うクリニックも増えており、個人の体質・目的に合わせた薬を選んでもらいやすい環境が整ってきています。
初診では問診・身体計測(身長・体重・BMI測定)・血圧測定・血液検査などが行われます。血液検査では血糖値・脂質・肝機能・腎機能などを確認し、薬の使用に問題がないかを判断します。また、現在服用中の薬・アレルギー・既往歴・生活習慣についても詳しく確認されます。
これらの情報をもとに医師が最適なダイエット内服薬を提案し、使用方法・効果・副作用についての説明が行われます。処方内容に納得した上で薬が処方され、次回の受診日が設定されます。
費用については、日本では肥満症治療目的での一部の薬が保険適用となる場合がありますが、多くのダイエット目的の処方は自由診療となるため、全額自己負担になります。薬の種類・クリニックによって費用は異なりますが、診察料・検査料・薬代を合わせると月に数千円〜数万円かかるケースが多いです。
なお、GLP-1受容体作動薬については、2型糖尿病の治療目的であれば保険適用で処方を受けることができます。しかし、肥満治療・ダイエット目的の処方は自由診療となります。2023年以降、日本でも肥満症に対するセマグルチド注射薬(ウゴービ)が承認されましたが、内服タイプは現在も肥満症への保険適用はなく、オフラベルでの処方が行われています。
インターネットや個人輸入による未承認のダイエット薬の入手は、品質の保証がなく、重大な健康被害につながるリスクがあります。安全性・有効性の観点から、必ず医療機関で適切な診察を受けた上で使用することを強く推奨します。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ダイエット内服薬をご希望される患者様に対して、お一人おひとりの体質や肥満の原因に合った薬を選択するよう心がけています。最近の傾向として、GLP-1受容体作動薬(リベルサス)への関心が特に高まっており、注射が苦手な方にも取り入れやすい治療選択肢として活用しています。薬はあくまで補助的な手段であることを忘れず、食事・運動といった生活習慣の改善と組み合わせることで、より安全で長続きする体重管理を一緒に目指していきましょう。」
🎯 よくある質問
いいえ、ダイエット内服薬はあくまで補助的な治療手段です。薬だけを服用しても十分な効果は期待できません。食事管理・適度な運動・十分な睡眠・ストレス管理といった生活習慣の改善と組み合わせることで、初めて効果が最大化されます。薬に頼りすぎると、服用を止めた後にリバウンドするリスクもあります。
内服タイプのGLP-1受容体作動薬(リベルサスなど)は、毎朝起床後に少量の水で服用します。1日1回の服用で済むため、生活に取り入れやすいことが特徴です。食事・運動との組み合わせにより、5〜10%程度の体重減少が期待できるとされています。なお、当院では注射が苦手な方にも積極的にご案内しています。
最も多く報告されているのは、吐き気・嘔吐・下痢・便秘・腹部不快感などの消化器系症状です。これらはGLP-1受容体作動薬・オルリスタット・メトホルミンで特に起こりやすく、服用開始初期に現れやすいですが、身体が慣れるにつれ軽減することが多いです。症状が強い場合や長く続く場合は、速やかに医師へ相談してください。
漢方薬は自然由来の薬ですが、副作用がまったくないわけではありません。例えば防風通聖散は、長期服用によって偽アルドステロン症(むくみ・高血圧・低カリウム血症など)が起こる可能性があります。また体質(証)に合わない処方を選ぶと効果が出にくいケースもあるため、漢方に詳しい医師や薬剤師に相談した上で使用することをおすすめします。
多くのダイエット目的の処方は自由診療となり、全額自己負担となります。診察料・検査料・薬代を合わせると月に数千円〜数万円かかるケースが一般的です。ただし、2型糖尿病の治療目的であればGLP-1受容体作動薬が保険適用となる場合があります。当院では初診時に費用についても丁寧にご説明していますので、お気軽にご相談ください。
💡 まとめ
ダイエット内服薬には、GLP-1受容体作動薬・漢方薬・食欲抑制薬・脂肪吸収抑制薬・インスリン感受性改善薬など多様な種類があり、それぞれ作用機序・効果・副作用・向いている体質が異なります。薬を選ぶ際には、自分の体質・肥満の原因・健康状態をしっかり把握した上で、医師と相談しながら最適なものを選ぶことが大切です。
ダイエット内服薬はあくまで補助的な治療手段であり、食事・運動・睡眠・ストレス管理といった生活習慣の改善と組み合わせることで初めてその効果が最大化されます。薬を飲み始めたからといって、生活習慣の改善をおろそかにしてしまうと、期待した効果が得られなかったり、薬を止めた後にリバウンドしてしまったりするリスクがあります。
また、副作用のリスクを最小限にするためにも、自己判断での使用は避け、医療機関での診察・処方・定期的なフォローアップのもとで使用することが安全な方法です。インターネットや個人輸入による未承認薬の使用は避け、信頼できる医療機関に相談することを強くお勧めします。
「自分に合ったダイエット内服薬を知りたい」「食事・運動だけでは効果が出なくて悩んでいる」という方は、専門の医師に相談することで、あなたの体質や目標に合った最適な治療プランを提案してもらえます。ダイエット内服薬を上手に活用し、健康的な体づくりを目指しましょう。
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📚 参考文献
- 厚生労働省 – 肥満・生活習慣病に関する医療情報、ダイエット内服薬の保険適用基準、医薬品承認情報(セマグルチド等のGLP-1受容体作動薬の承認状況)に関する公式情報として参照
- PubMed – GLP-1受容体作動薬(セマグルチド)・オルリスタット・メトホルミン・防風通聖散などの臨床試験データ、体重減少効果・副作用に関するエビデンスの根拠として参照
- WHO(世界保健機関) – 肥満の国際的定義・BMI基準・肥満が引き起こす健康リスク(生活習慣病との関連)に関するグローバルスタンダード情報として参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務