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肩こりにボトックス注射は効果的?メカニズムや持続期間を解説

😩 マッサージしても

ぜんぜん治らない…

その肩こり、ボトックス注射
劇的に改善できるかもしれません。

👩

「ストレッチもマッサージも試したけど、また次の日には元通り…もう諦めるしかないの?」

👨‍⚕️

諦めないでください!慢性的な肩こりにはボトックス注射という選択肢があります。この記事を読めば、仕組みから費用まで全部わかります💡

⚠️ この記事を読まないと起きること

  • ❌ 効果のない民間療法にお金を使い続ける
  • ❌ 肩こりが慢性化・悪化するリスク
  • ❌ 自分に合った治療法を知らないまま何年も過ごす

✅ この記事でわかること

  • ✅ ボトックスが肩こりに効く科学的な仕組み
  • ✅ 効果の持続期間(3〜6か月)と繰り返しの必要性
  • ✅ 費用の目安(自由診療で1回2〜8万円
  • ✅ 副作用・リスクの正直な解説
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目次

  1. 肩こりはなぜ起こる?基本的なメカニズムを理解しよう
  2. ボトックスとは何か?美容だけじゃない幅広い用途
  3. 肩こりへのボトックス注射の仕組みと効果
  4. どんな肩こりに向いているのか?適応と向かないケース
  5. 治療の流れと施術時の注意点
  6. 効果の持続期間はどれくらい?繰り返し打つ必要がある?
  7. 費用はいくらかかる?保険診療と自由診療の違い
  8. 副作用やリスクについて正直に解説
  9. ボトックス以外の肩こり治療との併用について
  10. 治療を受ける前に知っておきたいこと

この記事のポイント

肩こりへのボトックス注射は、僧帽筋などの筋緊張を3〜6か月緩和し、慢性的な肩こりの悪循環を断ち切る効果が期待できる。費用は自由診療で1回2〜8万円程度。姿勢改善など生活習慣の見直しと併用することで、より持続的な改善につながる。

💡 肩こりはなぜ起こる?基本的なメカニズムを理解しよう

肩こりとは、首から肩、背中にかけての筋肉が過度に緊張することで生じる不快感・痛み・重だるさの総称です。日本語には「肩こり」という独特の表現が存在し、それだけ日本人にとって身近な症状であることがわかります。

肩こりの主なメカニズムは次のように理解されています。まず、長時間のデスクワークやスマートフォン操作、姿勢の悪さなどによって首や肩周辺の筋肉が持続的に収縮した状態が続きます。筋肉が収縮すると血管が圧迫され、血流が低下します。血流が悪くなると、筋肉内に乳酸などの疲労物質が蓄積されやすくなります。これらの物質が痛みのセンサー(侵害受容器)を刺激することで、こりや痛みとして感じられるようになります。

さらに、痛みを感じると筋肉がさらに収縮しやすくなり、それが血流低下を招き、また疲労物質が溜まる、という悪循環(筋緊張→虚血→疲労物質蓄積→痛み→さらなる筋緊張)が形成されます。この悪循環が慢性化すると、マッサージやストレッチだけではなかなか根本的な解消につながらないのです。

肩こりに関わる主な筋肉としては、僧帽筋(そうぼうきん)・肩甲挙筋(けんこうきょきん)・菱形筋(りょうけいきん)・板状筋(ばんじょうきん)などが挙げられます。特に僧帽筋は首から肩、背中にかけて広く分布する大きな筋肉で、肩こりの中心的な役割を担っていることが多いです。

また、心理的なストレスや自律神経の乱れも肩こりを悪化させる要因として知られています。ストレスを感じると交感神経が優位になり、筋肉が緊張しやすくなるためです。こうした心身両面の要因が絡み合っているため、肩こりは単純な筋肉疲労以上に複雑な病態を持つことがあります。

Q. 肩こりが慢性化するメカニズムとは?

肩こりの慢性化は「筋緊張→血流低下→疲労物質蓄積→痛み→さらなる筋緊張」という悪循環によって引き起こされます。長時間のデスクワークや姿勢不良で筋肉が収縮し続けると血管が圧迫され、乳酸などの疲労物質が蓄積して痛みのセンサーを刺激します。この悪循環が固定化すると、マッサージやストレッチだけでは根本的な解消が難しくなります。

📌 ボトックスとは何か?美容だけじゃない幅広い用途

「ボトックス」という名称は、アラガン社(現アッヴィ社)が製造するボツリヌストキシン製剤の商品名です。一般的に「ボトックス」という言葉はボツリヌストキシン製剤全般の俗称として使われることが多く、同様の製剤としてはニューロノックス・ゼオミン・ナビフィルなどがあります。本記事でも広義の意味でボトックス(ボツリヌストキシン)という表現を使用します。

ボツリヌストキシンは、ボツリヌス菌が産生するタンパク質から精製された神経毒素の一種です。「毒素」と聞くと不安を覚える方もいるかもしれませんが、医療用途では極めて微量を精製・希釈したものが使用されており、適切に使用されれば安全性が確立されています。

その作用は、神経と筋肉の接合部(神経筋接合部)において、アセチルコリンという神経伝達物質の放出を一時的に抑制することです。アセチルコリンは筋肉に「収縮せよ」という命令を伝える役割を担っているため、その放出が抑制されることで筋肉が過度に収縮しにくくなります。この効果は永続的なものではなく、数か月で自然と回復します。

ボツリヌストキシンが医療分野で最初に承認されたのは1989年のことで、当初は眼瞼痙攣(まぶたの痙攣)や斜視の治療が目的でした。その後、美容分野(しわ取り)で爆発的に普及しましたが、現在では非常に幅広い用途で使用されています。医療分野では、頸部ジストニア(首の異常な筋緊張)・多汗症・慢性片頭痛・痙性麻痺・過活動膀胱などへの治療が行われており、美容分野でも注目が高まっています。

✨ 肩こりへのボトックス注射の仕組みと効果

肩こりに対してボトックスがどのように作用するのかを詳しく見ていきましょう。

先ほど説明したように、肩こりの根本には筋肉の過緊張があります。ボトックスを肩こりの原因となっている筋肉(主に僧帽筋)に直接注入すると、神経筋接合部でのアセチルコリンの放出が抑制され、筋肉の収縮力が適切なレベルに緩和されます。筋肉の緊張が緩むことで血流が改善し、疲労物質が排出されやすくなります。これにより、こりや痛みの悪循環が断ち切られ、症状が改善していくのです。

また、ボトックスには筋肉への直接的な弛緩作用だけでなく、痛みに関連する物質(サブスタンスPやCGRPなど)の放出を抑制する作用も報告されており、慢性的な痛みの緩和にも寄与していると考えられています。これは慢性片頭痛に対するボトックス治療にも共通するメカニズムです。

実際に肩こりへのボトックス治療を受けた患者さんからは、「注射後1〜2週間で肩が軽くなった」「長年悩んでいた慢性的なこりが改善された」「首の可動域が広がった」などの声が報告されています。ただし、効果の出方には個人差があり、注射後すぐに効果が現れる人もいれば、1〜2週間程度かけてじわじわと効果を実感する人もいます。

特に顕著な効果が期待できる点として、マッサージや温熱療法などでは一時的にしか緩まなかった筋肉が、ボトックスによって持続的に弛緩した状態に保たれるという点があります。この「持続的な筋弛緩」こそが、ボトックス治療の最大のメリットといえるでしょう。

Q. ボトックス注射が肩こりに効く仕組みは?

ボトックス(ボツリヌストキシン)を僧帽筋などに注入すると、神経筋接合部でのアセチルコリン放出が抑制され、筋肉の過剰な収縮が緩和されます。これにより血流が改善し、疲労物質の蓄積による痛みの悪循環が断ち切られます。さらに痛みに関連するサブスタンスPやCGRPといった物質の放出も抑制されるため、慢性的な痛みの緩和にも寄与すると考えられています。

🔍 どんな肩こりに向いているのか?適応と向かないケース

ボトックス注射が特に効果的と考えられる肩こりのタイプについて説明します。

まず、ボトックスが向いているとされるケースとしては、次のようなものが挙げられます。慢性的な肩こりがあり、マッサージ・ストレッチ・鍼灸・内服薬などを試しても十分な改善が得られないケース、首・肩の筋肉が触診でも明らかに硬く、著しい緊張が確認されるケース、緊張型頭痛を伴う肩こりがあるケース、ストレスや精神的緊張が原因と考えられる肩こりがあるケース、といった状況です。

一方で、ボトックス注射が向かない・慎重に考える必要があるケースもあります。頸椎椎間板ヘルニアや頸椎症など、骨・椎間板の構造的な問題が肩こりの主因となっているケースでは、ボトックスだけでは根本的な解決にならないことがあります。また、頸部に腫瘤や感染がある場合、ボツリヌストキシンにアレルギーがある場合、筋弛緩薬を使用中の場合(相互作用の可能性)なども注意が必要です。

さらに、妊娠中・授乳中の方への使用は安全性が確立されていないため、原則として避けることが推奨されています。神経筋疾患(重症筋無力症・ランバート・イートン症候群など)を持つ方への使用も禁忌とされています。

こうした点から、ボトックス注射を検討する際には、まず医師による問診・診察を受け、自分の肩こりがボトックス治療の適応かどうかをきちんと確認することが重要です。「なんとなく流行っているから」という理由だけで受けるのではなく、他の治療法との比較や自分の症状の特性を医師とよく相談したうえで判断するようにしましょう。

💪 治療の流れと施術時の注意点

肩こりに対するボトックス注射の実際の治療の流れを、クリニックでの受診から施術後まで順を追って説明します。

まず、初診時には医師による問診と診察が行われます。肩こりの症状・期間・これまでの治療歴・生活習慣・服用中の薬などを詳しく確認します。必要に応じてレントゲンやMRIなどの画像検査が行われることもあります。これらの情報をもとに、ボトックス治療が適切かどうかを判断し、治療の目的・効果・リスクについての十分な説明(インフォームドコンセント)が行われます。

次に、施術日の準備として特別な制限はほとんどありませんが、施術部位に感染や炎症がないことを確認します。施術自体は比較的短時間で終わるものが多く、30分以内で完了するケースがほとんどです。

施術では、医師が肩の緊張した筋肉(主に僧帽筋)を触診で確認し、適切な部位を決定します。皮膚の表面に局所麻酔クリームを塗布するか、細い針を使用することで痛みを最小限にしながら、ボツリヌストキシン製剤を複数の部位に注入します。注入の際の痛みは、蚊に刺された程度からやや鋭い痛みまで個人差がありますが、一般的には耐えられる程度とされています。

施術後の注意点としては、施術直後から数時間は注射部位を強くもんだりマッサージしたりするのを避けることが推奨されます。これは、注入したボツリヌストキシンが意図しない筋肉に拡散するリスクを下げるためです。また、当日の激しい運動や入浴(シャワー程度は可)を避けるよう指示されることもあります。多くの場合、施術後はすぐに日常生活に戻ることができます。

効果が出始めるまでの時間は個人差があり、早ければ2〜3日、多くの場合は1〜2週間程度で症状の改善が実感できるとされています。施術後1〜2週間後に経過観察のための来院を求められるクリニックもあります。

🎯 効果の持続期間はどれくらい?繰り返し打つ必要がある?

ボトックス注射の効果は永久ではなく、一定の期間が経過すると体内で自然に代謝・分解されます。肩こりへのボトックス注射における効果の持続期間は、一般的に3〜6か月程度とされています。個人差はありますが、この期間を過ぎると筋肉の緊張が徐々に戻ってきて、肩こりの症状が再び現れることがあります。

では、繰り返し注射を受け続ける必要があるのでしょうか。これについては、患者さんの状況によって異なります。

まず、ボトックスの効果が持続している期間に、姿勢の改善や運動習慣の見直し、ストレスマネジメントなどの生活習慣の改善を積極的に行うことが重要です。筋肉の緊張が緩んでいる期間を利用して、こりが生じにくい体づくりを並行して進めることで、ボトックスの効果が切れた後も症状が戻りにくくなる可能性があります。

実際に、複数回にわたってボトックス治療を継続することで、肩こりの慢性化サイクルが改善し、施術の間隔が延びたり、少ない量で効果が得られるようになったりするケースも報告されています。

一方で、生活習慣の改善や他の治療との組み合わせを行わず、ボトックスだけに頼り続ける場合は、効果が切れるたびに同程度の量の注射が必要になることが多いです。ボトックス治療はあくまでも肩こりの悪循環を断ち切るためのサポートと捉え、根本原因へのアプローチを並行して行うことが、長期的な改善につながります。

なお、繰り返しの注射によって「ボツリヌストキシンに対する抗体」が形成される場合があることが知られています。抗体ができると効果が出にくくなることがありますが、医療用として使用される精製度の高い製剤ではリスクは低いとされています。過度に不安を持つ必要はありませんが、担当医師と相談しながら治療計画を立てることをおすすめします。

Q. 肩こりへのボトックス注射の費用と保険適用は?

肩こりへのボトックス注射は、現時点では日本において保険適用外(自由診療)となるケースがほとんどです。費用はクリニックや使用する薬剤の量によって異なりますが、1回あたり20,000円〜80,000円程度が目安とされています。なお、治療目的の場合は医療費控除の対象となる可能性があるため、施術時の領収書を保管しておくことをおすすめします。

💡 費用はいくらかかる?保険診療と自由診療の違い

肩こりに対するボトックス注射の費用について、保険診療と自由診療の違いを含めて説明します。

まず、肩こりに対するボトックス注射は、日本では現時点では保険適用外(自由診療)の治療となることがほとんどです。ボツリヌストキシン製剤が日本で保険適用となっている適応症は、眼瞼痙攣・片側顔面痙攣・痙性斜頸・上肢・下肢の痙縮・多汗症・慢性片頭痛・過活動膀胱などであり、一般的な「肩こり」はこれらの適応症には含まれていません。

ただし、肩こりに伴う著しい筋緊張(頸部のジストニアや痙縮など)として診断される場合には、保険適用となる可能性もあります。これは個々の症例によって判断が異なるため、担当医師に確認する必要があります。

自由診療での費用は、クリニックや使用する薬剤の種類・量によって大きく異なりますが、一般的な目安としては1回あたり20,000円〜80,000円程度の範囲が多いようです。注入する部位の数や薬剤の量が多いほど費用は高くなります。アイシークリニック渋谷院など美容医療・形成外科系のクリニックでは、肩こりのボトックス治療を自由診療として提供していることが多く、料金体系はクリニックごとに設定されています。

受診前に費用の見積もりを確認したり、複数のクリニックで相談・比較したりすることをおすすめします。また、費用だけでなく、医師の経験・クリニックの設備・アフターケアの充実度なども選択の際の重要な判断基準となります。

なお、医療費控除の観点からは、自由診療であっても治療目的のボトックス注射は医療費控除の対象となる場合があります。確定申告の際に領収書を保管しておくことをおすすめします(詳細は税務署や税理士にご確認ください)。

📌 副作用やリスクについて正直に解説

ボトックス注射は世界中で広く使用されている治療法ですが、どんな医療行為にも副作用やリスクが伴います。肩こりへのボトックス治療を検討する際には、期待できる効果だけでなく、起こりうる副作用やリスクについても正確に理解しておくことが大切です。

比較的よくみられる副作用としては、注射部位の腫れ・内出血・痛み・赤みがあります。これらは一時的なものであり、数日以内に自然と消退することがほとんどです。

また、注射量が多すぎたり、注入部位が適切でなかったりした場合には、意図した筋肉以外に効果が及ぶことがあります。肩・首周辺の注射では、周辺の筋肉に過度な弛緩が生じることで、首の力が入りにくくなる・飲み込みにくくなる(嚥下困難)などの症状が出る可能性があります。こうした副作用は技術と経験を持つ医師が適切な量・部位に注射することで最小限に抑えられます。

まれな副作用としては、アレルギー反応(かゆみ・じんましん・呼吸困難など)があります。重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)は非常にまれですが、施術後に異常を感じた場合はすぐに医師に連絡することが重要です。

また、「ボツリヌス症」という感染症を連想させる名称から不安を感じる方もいますが、医療用に使用されるボツリヌストキシン製剤は高度に精製・希釈されたものであり、適切な用量であれば全身への毒素拡散が起こる可能性は極めて低いとされています。

施術を受ける際には、事前に医師からリスクと副作用についての説明を受け、疑問点はすべて解消してから同意書にサインするようにしましょう。副作用が出た場合の対応策や連絡先も確認しておくと安心です。

なお、ボトックスの効果は一時的なものであり、万が一望ましくない効果が出た場合でも、数か月で自然に回復するという点は一定の安心材料といえます。

Q. ボトックス治療と他の肩こり治療を併用すべき理由は?

ボトックス注射で筋肉の緊張が緩んでいる3〜6か月の期間を活用し、理学療法による姿勢改善や筋力強化トレーニングを並行して行うことで、ボトックス効果が切れた後も症状が再発しにくくなります。温熱療法や鍼灸、ストレスマネジメント、デスク環境の見直しなども有効です。ボトックスはあくまで悪循環を断ち切るサポートと位置づけ、根本原因へのアプローチを組み合わせることが長期的改善の鍵となります。

✨ ボトックス以外の肩こり治療との併用について

肩こりの治療は、ボトックス注射単独で行うよりも、他の治療法や生活習慣の改善と組み合わせることでより効果が高まりやすいとされています。ここでは、ボトックスと相性のよい他のアプローチについてまとめます。

まず、理学療法・リハビリテーションとの組み合わせが有効です。ボトックスで筋肉の緊張が緩んでいる間に、理学療法士の指導のもとで姿勢改善エクササイズや筋力強化トレーニングを行うことで、肩こりが再発しにくい体づくりを進めることができます。

次に、温熱療法との相性もよいです。ホットパックや温浴によって血流を促進し、筋肉の柔軟性を高めることで、ボトックスの筋弛緩効果を補完することができます。

鍼灸治療もトリガーポイント(筋肉の痛みの引き金となる硬結部分)へのアプローチとして有効であり、ボトックスと並行して受けている患者さんもいます。ただし、施術の間隔や順序については担当医師に相談することをおすすめします。

薬物療法との組み合わせについては、筋弛緩薬・非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)・抗不安薬などが肩こりに処方されることがあります。ただし、筋弛緩薬はボトックスの効果を増強させる可能性があるため、服用中の薬がある場合は必ず医師に伝えることが重要です。

ストレスマネジメントも肩こり改善に欠かせない要素です。心理的緊張が筋肉の緊張を高めることが知られているため、十分な睡眠・休息・マインドフルネスや瞑想・趣味や運動によるリフレッシュなどを日常に取り入れることが長期的な改善につながります。

また、パソコンやスマートフォンを長時間使用する方は、デスク環境の見直し(モニターの高さ・椅子の高さ・キーボードの位置など)を行うことで、筋肉への負担を根本的に減らすことができます。エルゴノミクス(人間工学)に基づいた職場環境の整備は、肩こり予防の観点から非常に重要です。

🔍 治療を受ける前に知っておきたいこと

肩こりのボトックス治療を検討している方が、実際に受診する前に把握しておくと役立つ情報をまとめます。

クリニック選びのポイントとして、まず医師の経験・専門性を確認することが大切です。ボツリヌストキシン製剤の注射は医師でなければ行えない医療行為であり、解剖学の知識と技術が求められます。形成外科・美容外科・美容皮膚科・ペインクリニックなどの専門医が在籍するクリニックを選ぶとよいでしょう。

次に、使用する製剤の種類と品質を確認することも重要です。正規のルートで輸入・調達された承認済みの製剤が使用されているかどうかを確認しましょう。格安を売りにしているクリニックの中には、未承認製剤を使用しているケースもあるため注意が必要です。

カウンセリングの充実度も選択基準のひとつです。施術前に症状の詳細な確認・治療方針の説明・費用の明示・リスクの説明・質疑応答の時間が設けられているかどうかを確認しましょう。説明が不十分なクリニックや、即日施術を強く勧めてくるクリニックには注意が必要です。

また、肩こりの原因が内臓疾患(狭心症・心筋梗塞など心血管系疾患の放散痛として現れる肩こりもある)によるものでないかを事前に確認することが大切です。肩だけでなく、胸や左腕の痛みを伴う・安静時に症状が悪化する・息切れや動悸を伴うといった症状がある場合は、ボトックス治療を検討する前にまずかかりつけ医や内科を受診することを強くおすすめします。

治療の現実的な期待値についても理解しておきましょう。ボトックスは多くの場合に有効な肩こり治療法ですが、すべての人に同じ効果があるわけではありません。個人差があることを念頭に置き、「必ず治る」という過度な期待は持ちすぎず、担当医師と目標を共有しながら治療を進めることが大切です。

初めての方は特に、疑問に思ったことはすべて医師に質問することをためらわないでください。「こんなことを聞いていいの?」と思うような基本的な質問でも、医師は丁寧に答える義務があります。納得したうえで治療を受けることが、安心・満足のいる結果につながります。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、マッサージや内服薬を長期間続けても改善しない慢性的な肩こりにお悩みの方から多くご相談をいただいており、ボトックス注射によって筋緊張の悪循環を断ち切ることで、生活の質が大きく改善されるケースを日々実感しています。最近の傾向として、デスクワークやスマートフォンの長時間使用による肩こりを抱える若い世代の方も増えており、ボトックス治療と並行して姿勢改善やストレスマネジメントにも取り組んでいただくことで、より持続的な効果が得られやすくなると感じています。」

💪 よくある質問

肩こりへのボトックス注射の効果はどれくらい続きますか?

一般的に3〜6か月程度とされています。効果が切れると筋肉の緊張が徐々に戻り、症状が再び現れることがあります。効果が持続している期間に姿勢改善や運動習慣の見直しを並行して行うことで、症状が戻りにくくなる可能性があります。担当医師と相談しながら治療計画を立てることが大切です。

肩こりへのボトックス注射は保険が適用されますか?

現時点では、一般的な肩こりへのボトックス注射は保険適用外(自由診療)となるケースがほとんどです。費用はクリニックや使用する薬剤の量によって異なりますが、1回あたり20,000円〜80,000円程度が目安です。なお、治療目的の場合は医療費控除の対象となる場合があります。

ボトックス注射はどんな肩こりに特に効果的ですか?

マッサージ・ストレッチ・鍼灸・内服薬などを試しても十分な改善が得られない慢性的な肩こりや、触診で筋肉の著しい緊張が確認されるケース、緊張型頭痛を伴う肩こりなどに特に効果が期待できます。一方、頸椎椎間板ヘルニアなど骨・椎間板の構造的な問題が主因の場合は、ボトックス単独では根本解決にならないこともあります。

ボトックス注射の副作用にはどのようなものがありますか?

比較的よく見られる副作用として、注射部位の腫れ・内出血・痛み・赤みがありますが、いずれも数日以内に自然と消退することがほとんどです。注入量や部位が適切でない場合、首の力が入りにくくなる・飲み込みにくくなるといった症状が出る可能性もありますが、経験豊富な医師が適切に施術することでリスクを最小限に抑えられます。

施術後すぐに日常生活へ戻れますか?注意点はありますか?

多くの場合、施術後はすぐに日常生活に戻ることが可能です。ただし、施術直後から数時間は注射部位を強くもんだりマッサージしたりすることは避けてください。また、当日の激しい運動や入浴(シャワー程度は可)を控えるよう指示されることがあります。効果が実感できるまでは、早ければ2〜3日、多くの場合1〜2週間程度かかります。

🎯 まとめ

肩こりに対するボトックス注射は、筋肉の過緊張を一時的に緩めることで、マッサージや薬物療法では改善しにくかった慢性的な肩こりに対して有効な選択肢のひとつです。そのメカニズムは、神経筋接合部におけるアセチルコリンの放出抑制による筋弛緩と、痛み関連物質の放出抑制の2つの側面があります。

効果の持続期間は一般的に3〜6か月程度であり、その間に姿勢改善・運動・ストレス管理などの生活習慣の見直しを並行して行うことが長期的な改善の鍵となります。費用は現時点では多くのケースで自由診療となり、クリニックや薬剤量によって異なります。

副作用は注射部位の腫れ・内出血などが比較的よく見られますが、適切な医師が適切な量・部位に注射することでリスクを最小化できます。施術前には必ず医師による十分な説明を受け、自分の状態や他の治療法との比較を踏まえたうえで判断することが大切です。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 厚生労働省 – 国民生活基礎調査における自覚症状の状況(肩こりが訴えの多い自覚症状として上位に挙げられているデータの根拠として参照)
  • 日本形成外科学会 – ボツリヌストキシン製剤の医療用途・適応・安全性・副作用に関する専門的情報の根拠として参照
  • PubMed – 肩こり・頸部痛に対するボツリヌストキシン注射の効果・持続期間・メカニズムに関する臨床研究・論文の根拠として参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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