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キュースイッチルビーレーザーとは?効果・仕組み・治療の流れを解説

シミ・そばかす・あざ・タトゥーでお悩みの方へ。この記事を読めば、キュースイッチルビーレーザーで本当に治るのか?が丸わかりです。

「クリニックに行く前に正しい知識を知りたい」「自分の症状に合っているか不安」——そんな方のために、仕組み・効果・注意点まで全部まとめました。

💡 知らずに受けると後悔するリスクもあります。特に「肝斑」がある方は要注意。ぜひ最後まで読んでから、ご予約ください。

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「シミが気になってるけど、どのレーザーが合うか全然わからない…😢」
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キュースイッチルビーレーザーはシミ・あざ・タトゥーに長年実績のある治療です。まず正しく知ることが大切ですよ!」

目次

  1. キュースイッチルビーレーザーとは
  2. キュースイッチルビーレーザーの仕組み
  3. キュースイッチルビーレーザーで治療できる症状
  4. 他のレーザーとの違い
  5. 治療の流れと施術内容
  6. 治療後のダウンタイムと経過
  7. 治療を受ける前に知っておきたい注意点
  8. どんな人に向いている治療か
  9. まとめ

📌 この記事のポイント

キュースイッチルビーレーザーは波長694nmでメラニン色素を選択的に破壊し、シミ・太田母斑・タトゥーなど色素性疾患に有効。ただし複数回の治療と適切なアフターケアが必要で、肝斑には悪化リスクがあるため正確な診断が不可欠。

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💡 キュースイッチルビーレーザーとは

キュースイッチルビーレーザーは、ルビー結晶を媒体として波長694nmの赤色レーザー光を照射する機器で、「Qスイッチ」と呼ばれる技術を用いて極めて短いパルス(光の照射時間)でエネルギーを放出することが特徴です。日本では1990年代から皮膚科・形成外科・美容皮膚科の分野で広く使われており、色素性疾患の治療において長年の実績と信頼があります。

「ルビーレーザー」という名前は、レーザー光を発生させるための媒体としてルビー(酸化アルミニウムにクロムを添加した人工宝石)が使われていることに由来します。ルビーが放つ694nmという波長は、皮膚内のメラニン色素に非常によく吸収されるという性質を持っており、これがシミやあざの治療に適している大きな理由のひとつです。

また「キュースイッチ(Qスイッチ)」とは、光のエネルギーを蓄積してから一瞬で解放するための技術のことです。この技術によって、ナノ秒(10億分の1秒)単位という非常に短い時間に強力なレーザーパルスを照射できます。極めて短時間にエネルギーを集中させることで、周囲の正常組織へのダメージを最小限に抑えながら、ターゲットとなるメラニン色素や色素顆粒を選択的に破壊することが可能になります。

Q. キュースイッチルビーレーザーの仕組みを教えてください

キュースイッチルビーレーザーは波長694nmの赤色レーザーをナノ秒単位の極短パルスで照射し、メラニン色素を選択的に破壊します。破壊された色素粒子は体内のマクロファージに取り込まれ、リンパ系を通じて体外へ排出されることで色素沈着が薄くなります。

📌 キュースイッチルビーレーザーの仕組み

キュースイッチルビーレーザーが色素を除去できる理由を理解するためには、「選択的光熱融解(Selective Photothermolysis)」という概念を知ることが助けになります。これは、特定の波長の光が特定のターゲット(発色団)に選択的に吸収されるという原理で、周囲の正常組織を傷つけることなく目的の色素だけを壊すことができるというものです。

キュースイッチルビーレーザーの波長694nmは、メラニン色素への吸収率が高く、血液中のヘモグロビンへの吸収はそれほど高くないという特性があります。このため、シミやあざ・タトゥーなどメラニン色素や外来色素が集まっている部分に対して選択的に作用することができます。

レーザーを照射すると、エネルギーを吸収したメラニン色素の顆粒は急激に熱膨張し、物理的に破壊されます。破壊された色素の粒子(細かく砕かれたメラニン顆粒や外来色素)は、その後体内のマクロファージ(貪食細胞)によって徐々に取り込まれ、リンパ系を通じて体外へ排出されていきます。これによって皮膚の色素沈着が薄くなり、最終的に目立たなくなっていきます。

このプロセスには一定の時間がかかるため、治療直後に色素が消えるわけではなく、数週間から数ヶ月かけて徐々に効果が現れてくるのが一般的です。また、1回の照射で完全に除去できるケースは少なく、症状の種類や深さ・範囲・色素の濃さによっては、複数回の照射が必要になることがほとんどです。

✨ キュースイッチルビーレーザーで治療できる症状

キュースイッチルビーレーザーは、メラニン色素や外来色素が関与するさまざまな皮膚の症状に対して使用されます。ここでは代表的な適応症状を解説します。

✅ 老人性色素斑(シミ)

老人性色素斑は、紫外線の影響によって長年かけて生じる茶色のシミで、顔・手の甲・腕などに多く見られます。表皮の浅い層にメラニン色素が蓄積することで生じるため、キュースイッチルビーレーザーが非常に効果を発揮しやすい症状のひとつです。輪郭がはっきりしており、色が均一なシミは特に反応が良好なことが多く、1〜2回の治療でかなりの改善が期待できるケースも少なくありません。

📝 そばかす(雀卵斑)

そばかすは遺伝的な要因に加えて紫外線の影響で増悪する、鼻や頬を中心に見られる小さな茶褐色の色素斑です。表皮内のメラニン産生が過剰になることで生じるため、キュースイッチルビーレーザーで効果が得られやすい症状です。ただし、遺伝的素因がある場合は治療後も紫外線によって再発しやすいという特性があり、日焼け止めによるケアを継続することが重要です。

🔸 扁平母斑(茶あざ)

扁平母斑は生まれつき、あるいは幼少期から見られる境界のはっきりした淡褐色のあざです。真皮内のメラノサイト(メラニン色素を産生する細胞)の活性が高まっていることが原因とされています。キュースイッチルビーレーザーが効果を示すことがありますが、再発率が高いことが知られており、複数回の治療が必要なケースが多く、完全に除去できない場合もあります。治療前に医師と十分な相談が必要な症状です。

⚡ 太田母斑

太田母斑は、顔の片側(まれに両側)に青黒い色素沈着が生じる疾患で、真皮の深い層にメラノサイトが異常増殖していることが特徴です。日本人を含むアジア系の人に多く見られ、生まれつきのものもあれば思春期に出現するものもあります。キュースイッチルビーレーザーは太田母斑の治療において非常に高い有効性が報告されており、複数回の治療を重ねることで大幅な改善が期待できます。保険適用になる場合もあるため、専門の医師への相談が推奨されます。

🌟 異所性蒙古斑

蒙古斑はお尻や仙骨部に見られる青みがかった色素斑で、通常は自然に消えていきますが、臀部以外の部位(背中・腰・肩など)に現れるものを異所性蒙古斑といい、消えにくい傾向があります。真皮内の深い位置にあるメラニン色素が原因のため、キュースイッチルビーレーザーが有効とされています。こちらも保険適用が認められている場合があり、医療機関での相談が必要です。

💬 タトゥー・刺青の除去

タトゥーや刺青の除去はキュースイッチルビーレーザーの代表的な用途のひとつです。真皮内に注入された外来色素(インク)をレーザーのエネルギーで細かく粉砕し、体外へ排出させる仕組みです。ただし、黒・濃紺など暗い色は吸収率が高く比較的除去しやすいですが、赤・黄・白などの明るい色は694nm波長では反応しにくいことがあります。タトゥーの大きさ・色・深さ・使用されたインクの種類によって、必要な治療回数は大きく異なります。また、タトゥー除去は一般的に多くの回数(10回以上かかることもある)と長い治療期間が必要になる場合があります。

✅ 後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)

後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)は、成人になってから両頬・こめかみ・額などに左右対称に現れる青灰色〜茶灰色の色素斑です。肝斑と混在することも多く、見た目がよく似ているため鑑別が重要です。キュースイッチルビーレーザーが有効な症状ですが、肝斑が合併している場合はレーザーによって肝斑が悪化するリスクがあるため、慎重な診断と治療計画が必要です。

Q. キュースイッチルビーレーザーで治療できる症状は何ですか

キュースイッチルビーレーザーは、老人性色素斑(シミ)・そばかす・扁平母斑・太田母斑・異所性蒙古斑・後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)・タトゥーや刺青の除去など、メラニン色素や外来色素が関与する幅広い色素性疾患の治療に使用されます。

🔍 他のレーザーとの違い

色素性疾患の治療に使われるレーザーには、キュースイッチルビーレーザー以外にもいくつかの種類があります。それぞれの特徴を比較することで、キュースイッチルビーレーザーの位置づけをより理解しやすくなります。

📝 キュースイッチNd:YAGレーザー

Nd:YAGレーザーは1064nmと532nmの2種類の波長を使い分けられます。1064nmは皮膚深部への到達性が高く、真皮深層の色素にも作用しやすいという特徴があります。一方、キュースイッチルビーレーザーの694nmはメラニンへの吸収率がより高いため、表皮〜真皮浅層の色素に対してより効果的とされることが多いです。また、Nd:YAGの1064nmはメラニン吸収が比較的低いため肌の色が濃い方にも使いやすいとされていますが、効果のレベルは症状によって異なります。

🔸 キュースイッチアレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトレーザーは755nmという波長を持ち、キュースイッチルビーレーザーとNd:YAGの中間の波長に位置します。メラニン吸収率はルビーレーザーより若干低いものの、皮膚への到達深度がやや深く、タトゥー除去などの分野では広く利用されています。また、毛のメラニンにも吸収されやすいため、脱毛用途にも使われます。

⚡ フラクショナルレーザー・炭酸ガスレーザー

フラクショナルレーザーや炭酸ガスレーザーは、皮膚表面をリサーフェシング(表面を削る・再生させる)する目的で使われることが多く、シミよりもシワ・瘢痕・毛穴の改善に向いています。色素の破壊というよりは、皮膚の再生促進を目的とした治療です。色素性疾患のみを改善したい場合は、キュースイッチ系のレーザーが適していることが多いです。

🌟 IPL(光治療)

IPL(Intense Pulsed Light)はレーザーではなく、広い波長域の光を使用する光治療機器です。複数の症状(シミ・赤みなど)に対して広範囲にアプローチできる一方、ピンポイントの色素への集中力はキュースイッチレーザーより劣る場合があります。薄いシミや広範囲の色ムラの改善には適していますが、深部の濃い色素や明確なあざに対してはキュースイッチルビーレーザーの方が有効性が高い場合が多いとされています。

💪 治療の流れと施術内容

実際にキュースイッチルビーレーザーを受ける際の一般的な流れを説明します。クリニックによって細部は異なりますが、基本的な流れは共通しています。

💬 カウンセリング・診察

まず医師による問診と診察が行われます。治療を希望する部位の状態を確認し、色素斑の種類・深さ・範囲・皮膚のタイプなどを評価した上で、キュースイッチルビーレーザーが適切かどうかを判断します。過去の治療歴・アレルギー・妊娠の有無・内服薬(特に光感受性を高める薬や抗凝固薬)の確認も重要なステップです。また、肝斑など色素の種類によってはレーザー照射が逆効果になるリスクがあるため、正確な診断が治療成功の鍵となります。

✅ 同意書の説明と確認

治療の効果・リスク・副作用・治療回数の見通し・アフターケアなどについて十分な説明を受け、同意書にサインします。わからないことは遠慮なく質問し、納得した上で治療に進むことが大切です。

📝 洗顔・クレンジング

施術前に治療部位のメイクや皮脂を落とします。日焼け止めや化粧品が残っていると、レーザーの効果や安全性に影響することがあるため、丁寧な洗顔が重要です。

🔸 麻酔(必要に応じて)

キュースイッチルビーレーザーの照射時には、輪ゴムではじかれるような「パチッ」とした刺激・痛みが生じます。治療部位・照射強度・個人の痛みへの感度によって感じ方は異なりますが、多くのケースでは麻酔クリーム(局所麻酔薬を含むクリーム)を照射前に塗布して30〜40分ほど置くことで、痛みを軽減できます。広範囲の治療や痛みに敏感な方では局所注射麻酔が使用されることもあります。

⚡ アイシールドの装着

レーザー光から目を保護するため、専用のアイシールドまたはゴーグルを装着します。これは患者だけでなく施術者も装着します。目への直接照射は非常に危険であるため、この手順は必ず行われます。

🌟 照射

医師または専門スタッフが治療部位にレーザーを照射します。照射時間は治療部位の大きさや数によって異なりますが、一般的に小さいシミ1〜2個であれば数分程度、広範囲や複数の場合は10〜20分程度かかることもあります。照射時には「パチッ」「ピリッ」とした感覚があります。

💬 照射後の処置

照射後は治療部位が赤みを帯びたり、わずかに腫れたりすることがあります。施術後は保湿・紫外線対策などのアフターケアについて指示があります。必要に応じて軟膏が処方されることもあります。

Q. レーザー治療後にかさぶたができたらどうすればよいですか

レーザー治療後に形成されたかさぶたは、自然に剥がれ落ちるまで無理に取り除いてはいけません。強引に剥がすと炎症後色素沈着や傷跡が残るリスクが高まります。洗顔やスキンケア時も治療部位をこすらず、医師から処方された外用薬を指示通り使用することが重要です。

🎯 治療後のダウンタイムと経過

キュースイッチルビーレーザーの治療後の経過は、治療した症状の種類・照射強度・部位によって異なりますが、一般的な経過を説明します。

✅ 直後〜数日(反応期)

照射直後から数時間は赤みや腫れが生じることがあります。シミなどを治療した場合、照射部位が一時的に白くなる(白斑反応)か、あるいはかさぶた(痂皮)状になることがあります。これはレーザーが適切に反応している正常な経過であることがほとんどです。治療した部位には内出血が生じることも稀にあります。痛みや不快感が強い場合は、医師に相談することが大切です。

📝 1〜2週間(かさぶた期)

照射部位にかさぶた(痂皮)が形成されることがあります。かさぶたは自然に剥がれ落ちるまで無理に取ってはいけません。強引にはがすことで色素沈着(炎症後色素沈着)が生じたり、傷跡が残るリスクが高まります。洗顔やスキンケアを行う際は、治療部位を強くこすらないよう注意が必要です。

🔸 2〜4週間(回復期)

かさぶたが自然に脱落し、治療した色素斑が薄くなり始める時期です。ただし、この時期は新しい皮膚が露出しており、紫外線ダメージを受けやすい状態にあります。日焼け止めを毎日しっかりと塗布し、直射日光を避けることが非常に重要です。この時期に適切なケアを怠ると、炎症後色素沈着が生じて治療前より目立つ色素沈着が残ってしまうことがあります。

⚡ 数ヶ月(安定期・効果確認期)

レーザーで破壊されたメラニン色素の顆粒が体内で分解・排出されるのには時間がかかります。目に見える効果(色素の薄化)が最大になるのは、治療後1〜3ヶ月程度経過してからのことが多いです。次回の照射はこの経過を確認した上で、医師が判断します。一般的に、照射間隔は2〜3ヶ月以上あけることが推奨されます。

🌟 炎症後色素沈着について

炎症後色素沈着(PIH)は、レーザー治療後に起こりうる一時的な副作用で、治療部位が一時的に黒ずんで見える状態です。これは皮膚が炎症に反応してメラニンを過剰に産生することで生じます。色素が濃い方(日本人のような黄色人種・茶色肌の方)はリスクが高い傾向があります。多くの場合は時間の経過とともに自然に薄くなりますが、治療後の日焼けや摩擦によって悪化することがあるため、アフターケアが重要です。ハイドロキノンなどの外用薬を使用して色素沈着を軽減する場合もあります。

💡 治療を受ける前に知っておきたい注意点

キュースイッチルビーレーザー治療を受ける前に、しっかりと理解しておくべき注意点があります。

💬 日焼けした皮膚への照射は避ける

日焼けによって表皮のメラニン量が増加していると、レーザーが肌全体に余分に作用してしまい、ダメージや色素沈着のリスクが高まります。治療の前後は紫外線対策を徹底し、肌が日焼けした状態では施術を受けないようにすることが重要です。クリニックによっては、施術前の日焼け状態によって治療を延期する場合があります。

✅ 肝斑への照射は慎重に

肝斑(かんぱん)は、両頬・額・鼻の下などに左右対称に現れる色素斑で、女性ホルモンや紫外線・摩擦などが関係するとされています。肝斑に対して強いレーザーを照射すると、メラノサイトが刺激されて色素沈着が悪化するリスクがあります。肝斑の治療には、トラネキサム酸の内服やビタミンCの外用、低出力でのレーザートーニングなど別のアプローチが有効なケースが多く、キュースイッチルビーレーザーの通常照射とは使い分けが必要です。肝斑とその他の色素斑が混在している場合は、特に経験豊富な医師による正確な診断が不可欠です。

📝 妊娠中・授乳中の方

妊娠中や授乳中の方へのレーザー治療は、安全性が十分に確認されていないため、一般的には推奨されていません。妊娠の可能性がある場合や授乳中の場合は、必ず事前に医師へ告知してください。

🔸 光感受性薬を服用している方

一部の抗生物質(テトラサイクリン系など)、抗炎症薬、利尿薬など、光感受性を高める薬を服用している方は、レーザー治療によって皮膚反応が過剰になるリスクがあります。内服薬の状況は必ず医師に申告してください。

⚡ ケロイド体質の方

ケロイドや肥厚性瘢痕になりやすい体質の方は、レーザー治療後に傷跡が目立ちやすくなるリスクがあります。過去に傷跡が盛り上がりやすかった経験がある場合は、事前に医師に伝えることが大切です。

🌟 期待値のコントロール

キュースイッチルビーレーザーは非常に有効な治療法ですが、すべての色素斑が完全に除去できるわけではありません。特に扁平母斑や一部のタトゥーは、治療を繰り返しても完全消失しない場合があります。また治療回数・期間・費用についても、事前に医師と現実的な見通しを共有しておくことが、治療後の満足度を高めることにつながります。

💬 アフターケアの徹底

治療後の経過を良好に保つためには、適切なアフターケアが非常に重要です。具体的には、日焼け止めの毎日使用(SPF30以上を推奨)、治療部位を強くこすらない、かさぶたを無理に剥がさない、処方された外用薬を指示通り使用するなどの点を守ることが大切です。紫外線対策を怠ると炎症後色素沈着のリスクが大幅に上がるため、日傘・帽子・UV対策コスメなどを積極的に活用することをおすすめします。

Q. キュースイッチルビーレーザーを避けるべき人はどんな方ですか

日焼けが強い状態の方・妊娠中または授乳中の方・テトラサイクリン系など光感受性を高める薬を服用中の方・ケロイド体質の方は治療リスクが高まるため注意が必要です。また肝斑が主な悩みの方への高出力照射は色素沈着を悪化させる恐れがあり、まず医師の診察が先決です。

📌 どんな人に向いている治療か

キュースイッチルビーレーザーは、以下のような悩みを持つ方に向いていると言えます。

まず、長年気になっていた顔のシミ・そばかすを根本から改善したいと思っている方に適しています。市販のスキンケア製品では効果を感じられなかった方でも、レーザー治療によって顕著な改善が期待できるケースがあります。

また、生まれつきの色素性母斑(太田母斑・異所性蒙古斑など)を治療したい方にとっても、キュースイッチルビーレーザーは主要な選択肢のひとつです。特に太田母斑に対しては、国内外で多くの臨床実績があります。

タトゥーや刺青の除去を検討している方にとっても、キュースイッチルビーレーザーは有力な治療法です。ただし黒・紺などの暗い色のインクに最も有効であり、明るい色のインクには別の波長のレーザーとの組み合わせが必要になることがある点を理解しておく必要があります。

一方で、肝斑が主な悩みである方、妊娠中・授乳中の方、日焼けが強い状態の方、ケロイド体質の方は、直ちにこの治療が適用できない場合があるため、まず医師の診察を受けることが先決です。

また、1回の治療で完全に解決することを期待している方は、現実的な期待値の設定が必要です。特にタトゥー除去や真皮性のあざは、多くの回数と時間が必要なことを事前に理解しておくことで、治療への取り組み方が変わります。長期的な視野で治療計画を立て、医師と二人三脚で治療を進めていくことが、最終的な満足度につながります。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「シミや太田母斑・タトゥー除去を目的にキュースイッチルビーレーザーをご希望される患者さんが多くいらっしゃいますが、同じ「シミ」に見えても肝斑が混在しているケースがあり、正確な診断なく照射してしまうと症状が悪化するリスクがあるため、まず丁寧な診察と鑑別診断を最も大切にしています。治療効果は数週間〜数ヶ月かけてゆっくり現れることが多く、焦らず継続することが大切ですので、患者さん一人ひとりの肌状態や生活環境に合わせた治療計画とアフターケアの指導を心がけています。」

✨ よくある質問

キュースイッチルビーレーザーの治療効果はいつ頃現れますか?

レーザーで破壊されたメラニン色素の顆粒は、体内の免疫細胞によって徐々に排出されるため、効果が最大になるのは治療後1〜3ヶ月程度経過してからが一般的です。治療直後に色素が消えるわけではなく、数週間〜数ヶ月かけてゆっくりと改善が現れます。

1回の治療でシミやタトゥーは完全に除去できますか?

1回の照射で完全に除去できるケースは少なく、症状の種類・深さ・色素の濃さによって必要な回数は異なります。特にタトゥー除去は10回以上かかることもあり、太田母斑や扁平母斑なども複数回の治療が必要です。事前に医師と現実的な見通しを共有することが大切です。

治療後にかさぶたができた場合、自分で剥がしてもよいですか?

かさぶたは自然に剥がれ落ちるまで無理に取ってはいけません。強引に剥がすと、炎症後色素沈着が生じたり、傷跡が残るリスクが高まります。洗顔やスキンケアの際も治療部位を強くこすらないよう注意し、医師の指示に従ったアフターケアを徹底することが重要です。

肝斑にもキュースイッチルビーレーザーは効果がありますか?

肝斑への高出力照射は、メラノサイトが刺激されて色素沈着が悪化するリスクがあるため、通常のキュースイッチルビーレーザー照射は推奨されません。アイシークリニックでは、シミに見えても肝斑が混在しているケースがあるため、正確な診断と鑑別を最も重視した上で、適切な治療法をご提案しています。

治療を避けた方がよい人はどのような方ですか?

日焼けが強い状態の方、妊娠中・授乳中の方、光感受性を高める薬を服用中の方、ケロイド体質の方は、治療によるリスクが高まるため注意が必要です。また肝斑が主な悩みの方も直ちに適用できない場合があります。該当する方はまず医師の診察を受けてご相談ください。

🔍 まとめ

キュースイッチルビーレーザーは、694nmという波長でメラニン色素に高い選択性を持つレーザーで、シミ・そばかす・太田母斑・異所性蒙古斑・タトゥーなど、さまざまな色素性疾患の治療において長年の実績を誇る医療機器です。

この治療の最大の特徴は、極めて短いパルス時間(ナノ秒単位)でエネルギーを照射することで、周囲の正常組織へのダメージを最小限に抑えながらターゲットとなる色素を選択的に破壊できる点にあります。破壊された色素粒子はその後、体内の免疫細胞によって徐々に排出されていくため、治療効果は数週間〜数ヶ月かけてゆっくりと現れてきます。

ただし、この治療はすべての色素性疾患に対して万能というわけではなく、症状の種類・深さ・色素の濃さによって効果や必要な回数が大きく異なります。また肝斑への高出力照射は悪化を招くリスクがあるなど、正確な診断と適切な治療選択が非常に重要です。治療後のアフターケア(特に日焼け対策)も効果を最大限引き出し、炎症後色素沈着などの副作用を防ぐ上で欠かせない要素です。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 色素性疾患(太田母斑・扁平母斑・老人性色素斑・後天性真皮メラノサイトーシスなど)の診断基準・治療指針に関する診療ガイドライン
  • 日本形成外科学会 – 太田母斑・異所性蒙古斑・タトゥー除去などに対するキュースイッチレーザー治療の適応・保険診療に関する情報
  • PubMed – キュースイッチルビーレーザーの選択的光熱融解理論・臨床効果・副作用(炎症後色素沈着など)に関する国際的な査読付き学術論文

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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