ニキビ

鼻と頬の間のニキビが治らない原因と正しいケア方法を解説

🚨 鼻と頬の間のニキビ、市販薬でも治らなくて悩んでいませんか?

実は、この部位のニキビは皮脂分泌・毛穴詰まり・マスク摩擦が重なって起こる”繰り返しやすいニキビ”の代表格。間違ったケアを続けると、色素沈着・クレーター・跡が残るリスクもあります。

💡 この記事を読めば、原因→正しいケア→医療機関での治療まで一気にわかります。もう同じニキビを繰り返さないために、今すぐチェックしてください!

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目次

  1. 鼻と頬の間はどんな部位なのか
  2. 鼻と頬の間にニキビができやすい原因
  3. 皮脂分泌と毛穴詰まりのメカニズム
  4. 生活習慣がニキビに与える影響
  5. スキンケアの間違いがニキビを悪化させる
  6. ニキビの種類と見分け方
  7. 自宅でできる正しいケア方法
  8. 食事・生活習慣の改善ポイント
  9. 皮膚科・美容クリニックでの治療法
  10. 繰り返すニキビを防ぐために大切なこと
  11. まとめ

この記事のポイント

鼻と頬の間のニキビは皮脂腺の多さ・毛穴の詰まり・マスクの摩擦が主因。洗いすぎを避け、ノンコメドジェニック保湿剤の使用と低GI食・睡眠改善が有効。セルフケアで改善しない場合はアイシークリニックでの外用薬・ピーリング・ダーマペン等の専門治療が推奨される。

💡 鼻と頬の間はどんな部位なのか

鼻と頬の間の部位は、顔の中央付近に位置し、「ナゾラビアルフォールド(法令線)」の上あたりや鼻翼(小鼻)に隣接するゾーンを指します。この部位は解剖学的にも特徴的な構造を持っており、皮脂腺が密集しているため、Tゾーン(おでこ・鼻・顎)と並んでニキビができやすい場所として知られています。

また、顔の中でも皮膚が薄い部分であり、外的刺激に対して敏感に反応しやすい傾向があります。マスクの縁が当たりやすい位置でもあり、現代では「マスクニキビ」が多発する場所のひとつにもなっています。さらに、この部位は表情筋の動きが多く、皮膚が繰り返し動くことで毛穴への負担がかかりやすいという特徴もあります。

肌のゾーニングという観点では、鼻周りから頬にかけての部分は「コンビネーションゾーン」と呼ばれることもあり、脂性肌と乾燥肌が混在しやすい場所です。そのため、ひとつのスキンケアで全顔を管理しようとすると、この部位だけ皮脂が過剰になったり、逆に乾燥して肌荒れを起こしたりするケースがあります。

Q. 鼻と頬の間にニキビが繰り返しできる主な原因は?

鼻と頬の間は皮脂腺が密集し皮脂分泌量が多いため、毛穴が詰まりやすい構造になっています。加えてマスクの縁が当たりやすく、長時間着用による蒸れや摩擦が皮膚バリア機能を低下させます。これら複数の要因が重なることで、繰り返しニキビが発生しやすくなります。

📌 鼻と頬の間にニキビができやすい原因

鼻と頬の間にニキビができやすい原因は一つではなく、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。主な原因を整理してみましょう。

まず挙げられるのが、皮脂腺の多さです。鼻から頬にかけての部位は皮脂腺が多く集まっており、皮脂の分泌量が顔の他の部位と比べて多い傾向があります。この過剰な皮脂が毛穴に詰まることで、ニキビの原因となるアクネ菌(Cutibacterium acnes)が増殖しやすい環境が整ってしまいます。

次に、毛穴の形状の問題があります。鼻周りの毛穴は比較的大きく、皮脂や角質が詰まりやすい構造になっています。毛穴が詰まると、面皰(コメド)と呼ばれるニキビの前段階の状態が形成され、そこにアクネ菌が増殖することで炎症を伴う赤ニキビへと進行します。

また、この部位はメイクが落としにくい場所でもあります。ファンデーションやコンシーラーが毛穴の奥まで入り込みやすく、クレンジングや洗顔が不十分になると、残留したメイクが毛穴を塞いでニキビの原因となります。特に、小鼻の脇の溝部分は洗い残しが起きやすく注意が必要です。

さらに、マスクの着用による摩擦や蒸れも現代的な原因のひとつです。マスクを長時間着用すると、鼻と頬の間の皮膚が蒸れて雑菌が繁殖しやすくなるとともに、マスクの縁による継続的な摩擦が皮膚バリア機能を低下させます。これがニキビの発生や悪化につながるケースが増えています。

✨ 皮脂分泌と毛穴詰まりのメカニズム

ニキビができるプロセスを理解することは、適切なケアをするうえでとても重要です。ニキビの発生には主に「皮脂の過剰分泌」「毛穴の角化異常」「アクネ菌の増殖」「炎症反応」の4つのステップが関わっています。

まず、皮脂腺から分泌された皮脂は通常、毛穴を通って皮膚表面へと排出されます。しかし、ホルモンバランスの乱れや皮膚の乾燥、外的刺激などによって毛穴の出口の角質が厚くなる「毛穴の角化異常」が起きると、皮脂の出口が塞がれてしまいます。

出口を失った皮脂は毛穴の中に蓄積し、ここにアクネ菌が増殖します。アクネ菌は皮脂を栄養源として生息しており、皮脂が豊富な環境では急速に数が増えます。アクネ菌が産生する遊離脂肪酸などの物質が皮膚を刺激し、免疫系が反応することで炎症が起こり、赤みを帯びた炎症ニキビへと発展します。

鼻と頬の間の部位はこの一連のプロセスが起きやすい条件が揃っているため、繰り返しニキビが発生しやすいのです。特に、ホルモンバランスが変動しやすい思春期や月経前の時期、ストレスが多いときはアンドロゲン(男性ホルモン)の影響で皮脂分泌が増加するため、この部位にニキビが出やすくなります。

また、皮脂分泌は気温にも影響を受けます。夏場は気温と湿度の上昇によって皮脂分泌が活発になり、毛穴が詰まりやすくなります。一方、冬場は乾燥によって皮膚のバリア機能が低下し、肌を守ろうとして皮脂が過剰分泌されることもあるため、季節を問わずニキビリスクが存在します。

Q. ニキビの発生はどのようなメカニズムで起こる?

ニキビは「皮脂の過剰分泌」「毛穴の角化異常」「アクネ菌の増殖」「炎症反応」の4段階で進行します。毛穴の出口が角質で塞がれると皮脂が蓄積し、アクネ菌が増殖します。産生された遊離脂肪酸が皮膚を刺激して免疫系が反応し、赤みを伴う炎症ニキビへと発展します。

🔍 生活習慣がニキビに与える影響

ニキビの発生と悪化には、日々の生活習慣が大きく関与しています。鼻と頬の間のニキビが繰り返す場合は、スキンケア以前に生活習慣を見直すことが根本的な改善につながることがあります。

睡眠不足は、ニキビに悪影響を与える代表的な習慣のひとつです。睡眠中には成長ホルモンが分泌されて皮膚の修復が行われますが、睡眠が不足するとこのプロセスが滞ります。また、睡眠不足はストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を促し、皮脂腺を刺激して皮脂分泌を増加させることが知られています。

ストレスも見逃せない要因です。精神的・肉体的なストレスを受けると、体内でアンドロゲンやコルチゾールといったホルモンが多く分泌されます。これらのホルモンは皮脂腺を刺激し、皮脂の過剰分泌を引き起こします。仕事や人間関係によるストレスが慢性化している人は、ニキビが慢性化しやすい傾向があります。

食生活もニキビと密接な関係があります。特に、血糖値を急上昇させる食品(白砂糖、白米、パン、甘いジュースなど)の過剰摂取は、インスリン様成長因子(IGF-1)の分泌を促し、皮脂腺を刺激することが研究で示されています。また、乳製品もニキビとの関連が指摘されており、特に牛乳の摂取量とニキビの重症度に相関があるという報告があります。

喫煙もニキビに悪影響を与えます。タバコに含まれるニコチンや有害物質は皮膚の血流を悪化させ、皮膚の免疫機能を低下させます。さらに、酸化ストレスを高めることで炎症反応が促進され、ニキビが悪化しやすくなります。

運動不足も間接的にニキビに影響します。適度な運動はストレス解消や血行改善、ホルモンバランスの調整に効果があり、ニキビの予防にも役立ちます。ただし、運動後の汗を長時間放置すると雑菌の繁殖を招くため、運動後はできるだけ早く洗顔や入浴をすることが大切です。

💪 スキンケアの間違いがニキビを悪化させる

ニキビを治そうと熱心にスキンケアをしているにもかかわらず、かえって悪化させてしまっているケースは珍しくありません。よくある間違いをいくつか紹介します。

一つ目は、洗いすぎです。ニキビが気になると、1日に何度も洗顔したり、洗浄力の強い洗顔料を使ったりしがちです。しかし、洗いすぎは皮膚のバリア機能を担う皮脂膜まで洗い流してしまい、肌の保護機能を低下させます。その結果、皮膚が乾燥を感じて皮脂を過剰に分泌するようになり、かえってニキビが増えてしまうことがあります。洗顔は朝・夜の2回を基本とし、適切な洗顔料を使うことが推奨されます。

二つ目は、保湿不足です。「ニキビ肌には保湿が不要」と誤解している方がいますが、これは間違いです。乾燥した肌はバリア機能が低下し、外的刺激に対して過剰反応しやすくなります。また、乾燥を補おうとして皮脂が余計に分泌されるため、ニキビが悪化するリスクがあります。ニキビ肌であっても、ノンコメドジェニック(毛穴を詰まらせにくい)とされた保湿剤を使って適切な保湿を行うことが重要です。

三つ目は、ニキビを手で触ったり潰したりすることです。指には多くの雑菌が付着しており、ニキビを触ることで細菌感染を悪化させる可能性があります。また、無理に潰すと毛穴周囲の組織にダメージが及び、炎症が深部まで波及してニキビ跡が残りやすくなります。

四つ目は、クレンジングの不徹底です。鼻と頬の間は凹凸があり、クレンジングが行き届きにくい部位です。メイクの残留が毛穴を詰まらせ、ニキビの原因になります。一方で、クレンジングを念入りにしすぎて皮膚をゴシゴシこするのも摩擦による刺激でバリア機能を傷つけることになります。クレンジング剤をしっかりと馴染ませてから、優しく洗い流すことがポイントです。

五つ目は、刺激の強いスキンケア商品の使用です。アルコールを多く含む化粧水や、刺激の強いピーリング剤を使うと、肌に過度な刺激が加わり炎症ニキビが悪化することがあります。成分表示を確認し、肌への刺激が少ない製品を選ぶことが大切です。

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🎯 ニキビの種類と見分け方

ニキビは発症の段階によっていくつかの種類に分類されます。適切なケアを選ぶためにも、どの段階のニキビなのかを把握しておくことが重要です。

面皰(コメド)は、ニキビの最初の段階です。毛穴が皮脂や角質で詰まった状態で、炎症は伴いません。毛穴の開口部が開いている「開放面皰(黒ニキビ)」と、毛穴が塞がれた「閉鎖面皰(白ニキビ)」に分けられます。黒ニキビは皮脂が酸化して黒く見えるもので、白ニキビは毛穴が塞がれて内部に皮脂が溜まった状態です。

丘疹(赤ニキビ)は、コメドにアクネ菌が増殖して炎症が起きた状態です。皮膚が赤く盛り上がり、触ると痛みを感じることがあります。この段階での適切なケアが、悪化を防ぐうえで重要です。

膿疱(膿ニキビ)は、炎症がさらに進行して膿が溜まった状態です。白や黄色の膿が見え、痛みや腫れを伴います。この段階では皮膚組織のダメージが大きく、潰すとニキビ跡になりやすいため、医療機関での治療が望ましいです。

結節・嚢腫は、炎症が皮膚の深いところまで達した重症ニキビです。硬いしこりが皮膚の下にできる「結節」と、皮膚の深部に膿が溜まる「嚢腫」があります。どちらも強い痛みを伴い、適切な治療をしないとニキビ跡が残りやすいため、早急に皮膚科や美容クリニックを受診することが必要です。

また、ニキビと似た症状として、酒さ(ロザセア)や毛嚢炎などの皮膚疾患があります。これらはアクネ菌ではなく別の原因によるものであり、通常のニキビ治療では改善しません。鼻と頬の間に繰り返し炎症が起きる場合は、自己判断せずに皮膚科で正確な診断を受けることが大切です。

Q. 食生活はニキビの悪化にどう影響する?

白砂糖・白米・白パンなど血糖値を急上昇させる高GI食品を過剰摂取すると、インスリン様成長因子(IGF-1)の分泌が促進され皮脂腺が刺激されてニキビが悪化しやすくなります。対策として玄米・野菜・豆類などの低GI食品を中心とした食生活へ切り替え、ビタミンB群や亜鉛を意識的に摂取することが有効です。

💡 自宅でできる正しいケア方法

鼻と頬の間のニキビに対して自宅でできるケアについて、具体的に解説します。基本的なスキンケアのステップを見直すことで、ニキビの改善や予防に効果が期待できます。

洗顔については、ぬるま湯を使うことが基本です。熱すぎるお湯は皮脂を必要以上に洗い流してしまい、乾燥を招きます。洗顔料はしっかり泡立てて、泡を転がすように優しく洗いましょう。鼻と頬の間の凹凸部分は泡が行き届きにくいため、意識的にその部分にも泡を当てるようにします。ただし、力を入れてこすることは避けてください。すすぎは念入りに行い、洗顔料の残留がないようにします。

クレンジングは、メイクをする日は毎晩行うことが必要です。クレンジングオイルやクレンジングバームは洗浄力が高いですが、すすぎが不十分だと油分が残留してニキビを悪化させる可能性があります。ニキビ肌の方にはミルクタイプやジェルタイプのクレンジングが比較的刺激が少なく、おすすめです。

保湿ケアには、ノンコメドジェニックテスト済みの製品を選ぶことをおすすめします。ノンコメドジェニックとは、毛穴を詰まらせにくいという特性を持つ成分・製品のことを指します。テクスチャーはさっぱりしたものが使いやすく、オイルフリーの製品もニキビ肌には向いています。保湿成分としてはセラミドやヒアルロン酸、グリセリンなどが皮膚に優しく、バリア機能の補助に役立ちます。

市販のニキビケア成分として有効なものには、サリチル酸、グリコール酸、ナイアシンアミドなどがあります。サリチル酸は角質を柔らかくして毛穴の詰まりを解消する効果があり、グリコール酸は古い角質をはがすピーリング効果を持ちます。ナイアシンアミドは皮脂分泌の抑制や抗炎症作用が期待され、ニキビ跡の色素沈着にも効果があるとされています。ただし、濃度や使用頻度によっては肌への刺激となるため、少量から試すことをおすすめします。

日焼け止めの使用もニキビケアの観点から重要です。紫外線は皮膚の炎症を悪化させ、ニキビ跡の色素沈着を促進します。ただし、油分の多い日焼け止めは毛穴を詰まらせることがあるため、ウォーターベースやジェルタイプで「ノンコメドジェニック」と表示されたものを選ぶとよいでしょう。

📌 食事・生活習慣の改善ポイント

スキンケアと並んで、食事や生活習慣の改善もニキビ対策には欠かせません。内側から肌の状態を整えることで、外側のケアとの相乗効果が得られます。

食事面では、低GI食品を中心とした食生活が推奨されます。GI値(グリセミックインデックス)とは食後の血糖値の上昇速度を示す指標で、高GI食品(白米、白パン、砂糖を多く含む食品など)の摂取が多いと血糖値が急上昇し、インスリンやIGF-1の分泌が促進されてニキビが悪化しやすくなります。玄米や全粒粉パン、野菜、豆類などの低GI食品を積極的に取り入れることが有益です。

ビタミンとミネラルの摂取もニキビ対策に重要です。ビタミンAは皮膚の角化を調整し、毛穴の詰まりを防ぐ効果があります。ビタミンB群(特にB2、B6)は皮脂分泌の調整に関わり、不足するとニキビができやすくなります。ビタミンCは抗酸化作用とコラーゲン生成を助け、ニキビ跡の改善にも役立ちます。亜鉛は皮脂分泌の抑制と抗炎症作用があり、ニキビの改善に有効であることが研究で示されています。

水分補給も肌の健康維持に欠かせません。水分が不足すると皮膚のバリア機能が低下し、ニキビのリスクが高まります。1日あたり1.5〜2リットルを目安に、水やお茶などを摂取することが望ましいです。砂糖を多く含む飲み物は避けるようにしましょう。

睡眠については、毎日7〜8時間を目標とし、規則正しい生活リズムを保つことが大切です。就寝前のスマートフォンやパソコンの使用はブルーライトによる睡眠の質の低下をまねくため、就寝1時間前にはデバイスから離れることが推奨されます。

ストレス管理には、自分に合ったリラクゼーション方法を見つけることが大切です。ヨガや瞑想、軽い運動、趣味の時間を設けるなど、日常的にストレスを発散する習慣をつけることが長期的なニキビ対策につながります。

マスクを着用する機会が多い方は、マスクの素材にも気を配りましょう。綿素材など肌への刺激が少ないものを選び、使い捨てマスクは毎日交換することが衛生的です。また、長時間のマスク着用後は早めに洗顔を行い、皮膚の清潔を保つことが大切です。

Q. セルフケアで改善しないニキビにはどんな治療がある?

アイシークリニックでは、セルフケアで改善しないニキビに対して外用薬・内服薬による薬物療法に加え、古い角質を除去するケミカルピーリング、コラーゲン産生を促すダーマペン、ニキビ跡の色素沈着に効果的なイオン導入など、患者一人ひとりの肌状態に合わせた治療プランを組み合わせて提供しています。

✨ 皮膚科・美容クリニックでの治療法

セルフケアで改善しない場合や、重症のニキビ・ニキビ跡がある場合は、皮膚科や美容クリニックでの専門的な治療を検討することをおすすめします。医療機関では、個々の肌状態に合わせた治療法を提供しています。

外用薬による治療は、ニキビ治療の基本です。代表的なものとして、アダパレン(ディフェリン)があります。アダパレンはレチノイド系の外用薬で、皮膚の角化を正常化し、面皰の形成を抑制します。日本では保険適用されており、皮膚科で処方してもらうことができます。また、過酸化ベンゾイルはアクネ菌に対する抗菌作用と角質溶解作用を持ち、アダパレンとの配合剤(エピデュオなど)も使用されています。抗菌薬の外用薬(クリンダマイシン、ナジフロキサシンなど)は炎症ニキビに有効ですが、耐性菌の問題があるため、長期使用は避けるのが一般的です。

内服薬については、中等症以上のニキビに対して抗菌薬の内服(ミノサイクリン、ドキシサイクリンなど)が用いられることがあります。また、女性においてはホルモン療法が皮脂分泌を抑制する効果をもたらすことがあります。漢方薬も体質改善の観点からニキビに使用されることがあります。

ケミカルピーリングは、グリコール酸やサリチル酸などの酸を皮膚に塗布し、古い角質を除去して毛穴の詰まりを解消する治療法です。皮脂分泌の調整や肌のターンオーバー(新陳代謝)促進にも効果があり、ニキビの予防と改善に役立ちます。美容クリニックでは、医療用の濃度のピーリング剤を使用するため、市販品より高い効果が期待できます。

レーザー治療はニキビ跡のケアに多く使用されます。フラクショナルレーザーは皮膚に微細な熱損傷を与えてコラーゲンの再生を促し、ニキビ跡によるクレーター(陥没)や瘢痕の改善に効果的です。また、炭酸ガスレーザーやエルビウムヤグレーザーなども使用されます。炎症ニキビの段階では、光線治療(PDT:光線力学的治療)がアクネ菌の殺菌と皮脂腺の縮小に効果を示す場合があります。

イオン導入やエレクトロポレーションは、電流を利用して有効成分を皮膚の深部に浸透させる治療法です。ビタミンCやトランサミン(トラネキサム酸)などを導入することで、ニキビ跡の色素沈着(赤みや黒ずみ)の改善に効果が期待できます。

ダーマペンは極細の針を使って皮膚に微細な穿孔を作り、コラーゲンの産生を促す治療法です。ニキビ跡のクレーターや瘢痕の改善に高い効果を示し、近年多くの美容クリニックで提供されています。針の刺入深度を調整できるため、鼻と頬の間のような繊細な部位にも対応しやすいという利点があります。

重症のニキビや保存的治療で改善しない場合には、イソトレチノイン(アキュテイン)の内服が用いられることがあります。イソトレチノインはビタミンA誘導体で、皮脂腺の縮小と皮脂分泌の抑制に非常に高い効果を持ちます。ただし、副作用(皮膚の乾燥、催奇形性など)があるため、医師による厳重な管理のもとで使用されます。日本では保険適用外であるため、自費診療となります。

🔍 繰り返すニキビを防ぐために大切なこと

鼻と頬の間のニキビが一度治っても、同じ場所に繰り返しできてしまうケースは非常に多くあります。再発を防ぐためには、短期的なニキビの治療だけでなく、根本的な原因へのアプローチが必要です。

まず、スキンケアルーティンを一定に保つことが大切です。ニキビが治ったからといってケアを怠ると、毛穴の詰まりや皮脂の過剰分泌が再び起こりやすくなります。洗顔・保湿・日焼け止めという基本的なステップを毎日続けることで、肌のバリア機能を維持し、ニキビが再発しにくい肌環境を整えることができます。

ニキビ跡のケアも、再発防止の観点から重要です。炎症後の色素沈着やクレーターは、紫外線によってさらに悪化することがあります。ニキビ跡には日焼け止めをしっかり使用し、ビタミンCや美白成分を含むスキンケアを継続することが効果的です。

ホルモンバランスの影響を受けやすい方は、月経周期に合わせたスキンケアを工夫することも有効です。月経前(黄体期)はホルモンの影響で皮脂分泌が増えやすいため、この時期は皮脂コントロール効果の高い洗顔料や保湿剤を使用するなど、肌状態に合わせてケアを調整することをおすすめします。

ニキビの原因として見落とされやすいのが、使用しているスキンケア製品や化粧品の成分です。製品を変えた後からニキビが増えた場合は、その製品に毛穴を詰まらせる成分(コメドジェニック成分)が含まれている可能性があります。代表的なコメドジェニック成分としてはラウリン酸、ミリスチン酸イソプロピル、ラノリン誘導体などがあり、成分表示を確認するようにしましょう。

医療機関でのフォローアップも再発防止に効果的です。治療を受けた後も、定期的に皮膚科や美容クリニックでの診察を受けることで、ニキビの前段階の状態(コメド)を早期に発見して対処することができます。また、自己判断で治療を中断せず、医師の指示に従って治療を続けることが重要です。

最後に、ニキビは慢性疾患のひとつとして捉えることが大切です。一時的に治癒しても、肌質や生活環境によって再発しやすい体質の方は存在します。「完治させる」というよりも「ニキビが出にくい肌を維持する」という長期的な視点でケアを続けることが、ニキビとうまく付き合っていくうえで最も現実的なアプローチです。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「鼻と頬の間のニキビは、皮脂分泌の多さや毛穴構造の特性に加え、マスク着用による蒸れや摩擦が重なりやすいため、当院でも繰り返すニキビに長年お悩みの患者さんが多くいらっしゃいます。最近の傾向として、セルフケアでは改善しきれなかった炎症ニキビやニキビ跡にお悩みの方が受診されるケースが増えており、外用薬やケミカルピーリング、ダーマペンなどを組み合わせた個別対応が有効な場面も多くあります。一人ひとりの肌状態や生活習慣をしっかりと把握したうえで最適な治療をご提案しておりますので、なかなか治らないとお感じの方は、ぜひ一度ご相談ください。」

💪 よくある質問

鼻と頬の間にニキビができやすいのはなぜですか?

この部位は皮脂腺が密集しており、皮脂の分泌量が多いため毛穴が詰まりやすい構造になっています。さらに、マスクの縁が当たりやすく、蒸れや摩擦による皮膚バリア機能の低下も起こりやすい場所です。これらの条件が重なることで、繰り返しニキビが発生しやすくなっています。

ニキビ肌でも保湿は必要ですか?

必要です。「ニキビ肌に保湿は不要」というのは誤解です。保湿が不足すると皮膚のバリア機能が低下し、乾燥を補おうとして皮脂が過剰に分泌されるため、かえってニキビが悪化するリスクがあります。毛穴を詰まらせにくい「ノンコメドジェニック」と表示された保湿剤を選ぶことが大切です。

市販のニキビケア商品で改善しない場合はどうすればいいですか?

セルフケアで改善しない場合は、皮膚科や美容クリニックへの受診をおすすめします。アイシークリニックでは、外用薬・内服薬による治療に加え、ケミカルピーリングやダーマペンなど、一人ひとりの肌状態に合わせた治療プランをご提案しています。

食生活はニキビに影響しますか?

影響します。白砂糖や白米など血糖値を急上昇させる高GI食品の過剰摂取は、皮脂腺を刺激してニキビを悪化させる要因となります。玄米・野菜・豆類などの低GI食品を中心とした食生活に切り替えるとともに、ビタミンB群や亜鉛を意識的に摂取することがニキビ対策に効果的です。

ニキビを潰してもいいですか?

潰すことはおすすめできません。指には多くの雑菌が付着しており、触ることで細菌感染を悪化させる可能性があります。また、無理に潰すと毛穴周囲の組織にダメージが及び、炎症が深部まで広がってニキビ跡が残りやすくなります。膿を持ったニキビは、医療機関で適切な処置を受けることが望ましいです。

🎯 まとめ

鼻と頬の間にできるニキビは、皮脂腺の多さや毛穴の詰まりやすさ、マスクによる蒸れや摩擦など、複数の原因が重なって発生します。ニキビを繰り返さないためには、スキンケアの基本を見直すとともに、食事・睡眠・ストレス管理といった生活習慣の改善も欠かせません。

自宅でのケアとして、洗いすぎを避け、適切な保湿を継続し、ノンコメドジェニックな製品を選ぶことが基本です。市販のニキビケア成分(サリチル酸、ナイアシンアミドなど)を取り入れることも有効ですが、刺激の強い成分には注意が必要です。

セルフケアで改善しない場合や、ニキビが重症化している場合、あるいはニキビ跡が気になる場合は、皮膚科や美容クリニックへの受診を検討してください。外用薬・内服薬による薬物療法はもちろん、ケミカルピーリング、レーザー治療、ダーマペンなど、肌の状態や悩みに合わせた多様な治療法が利用可能です。

アイシークリニック渋谷院では、患者さん一人ひとりの肌状態や生活背景を丁寧にヒアリングしたうえで、ニキビとニキビ跡に対する最適な治療プランをご提案しています。鼻と頬の間のニキビにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – ニキビ(尋常性痤瘡)の定義・分類・病態(面皰・炎症性ニキビ・アクネ菌の増殖メカニズム)および外用薬(アダパレン・過酸化ベンゾイル)・内服薬を含む標準的治療指針の参照
  • PubMed – 食事(高GI食品・乳製品)とニキビ重症度の関連、IGF-1・アンドロゲンによる皮脂腺刺激メカニズム、亜鉛・ビタミン摂取の有効性に関する国際的な査読済み研究論文の参照
  • 厚生労働省 – ストレス・睡眠不足によるコルチゾール分泌増加が皮脂腺に与える影響、および生活習慣(睡眠・運動・食生活)の改善指針に関する公式情報の参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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