⚡ 液体窒素でイボを取った後、水ぶくれや黒いかさぶたが出てきて不安になっていませんか?
実はこれ、正常な治癒反応なんです。でも…間違ったケアをすると治りが遅くなったり、再発したりするリスクがあります。
この記事を読めば、治療後の正しい経過・NG行動・受診すべき症状・再発予防までまるごとわかります。読まないまま自己流でケアすると、治療期間が伸びたり、傷跡が残るリスクがあるので要注意!
「治療後に水ぶくれができたんだけど、これって大丈夫?つぶしていい?」
絶対につぶさないで! 水ぶくれは正常反応です。この記事で正しいケアを確認しましょう✅
🚨 こんな人はすぐ読んで!
- 📌 治療後に水ぶくれ・黒いかさぶたが出てきた
- 📌 かさぶたをむしってしまいそうで不安
- 📌 何回通えば治るのか知りたい
- 📌 再発させたくない
目次
- 液体窒素療法とはどんな治療法か
- 治療後の正常な経過と症状の変化
- 水ぶくれができたときの対処法
- かさぶたができてから取れるまでの流れ
- 治療後に行うべき正しいケア方法
- 絶対にやってはいけないNG行動
- 治療後に病院を受診すべき症状
- 液体窒素治療が必要な回数と期間
- イボが再発する原因と予防策
- 液体窒素以外のイボ治療法について
- まとめ
この記事のポイント
液体窒素によるイボ治療後の水ぶくれや黒いかさぶたは正常な治癒反応であり、無理に触らず清潔・保湿・紫外線対策を徹底しながら、担当医の判断が出るまで複数回の通院を継続することが完治と再発予防の鍵となる。
💡 液体窒素療法とはどんな治療法か
液体窒素療法は、マイナス196度という超低温の液体窒素を使ってイボを凍結・壊死させる治療法です。皮膚科や形成外科、美容クリニックなどで広く行われており、保険適用の治療として手軽に受けられることから、多くの患者さんに選ばれています。
イボの正式名称は「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」といい、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが皮膚に感染することで発生します。子どもに多い疾患ではありますが、免疫力が低下した大人にも発症します。手や指、足の裏などに多く見られるのが特徴です。
液体窒素を綿棒や専用の器具に含ませてイボに押し当てると、その部分の組織が急速に凍結されます。凍結された細胞は破壊され、ウイルスに感染した組織ごと壊死していきます。同時に、凍結による組織破壊が免疫系を刺激し、体自身の免疫力でウイルスを排除する働きも促進されると考えられています。
治療自体はごく短時間で終わりますが、治療後の経過についてきちんと理解しておくことが、スムーズな回復につながります。
Q. 液体窒素治療後に水ぶくれができたときの正しい対処法は?
液体窒素治療後の水ぶくれは、皮膚の回復を助ける液体が含まれた正常な反応です。清潔でない器具で自己処置すると細菌感染のリスクがあるため、基本的には自然に破れるまで待ちます。非常に大きくなった場合や日常生活に支障がある場合は、医療機関で処置を受けてください。
📌 治療後の正常な経過と症状の変化
液体窒素治療を受けた後、どのような変化が起きるのかを時系列で確認していきましょう。初めて治療を受けた方が「これは正常なの?」と驚くような症状が出ることもありますが、多くの場合は想定内の反応です。
✅ 治療直後〜数時間以内
液体窒素を当てた直後から、じりじりとした痛みや灼熱感が生じることがあります。これは凍結による組織へのダメージが起きている証拠です。感覚的には「とても冷たいのに熱い」という不思議な感覚を訴える方も多いです。治療部位は赤く腫れ、炎症が起きた状態になります。この段階での痛みは数十分から数時間程度で落ち着いてくることがほとんどです。
📝 治療翌日〜2日後
治療翌日から2日後にかけて、治療部位に水ぶくれ(水疱)が形成されることがあります。特に足の裏や手のひらなど、皮膚が厚い部分に強めに液体窒素を当てた場合に起きやすい現象です。水ぶくれの中には透明な液体が入っており、まれに血が混じって血豆のように見えることもあります。これは正常な治癒過程の一部ですが、大きくなったり破れたりすると不安に感じる方も多いです。
🔸 3日〜1週間後
水ぶくれが自然にしぼんでいき、治療部位が黒っぽく変色してきます。これはイボの組織が壊死した状態で、いわゆる「かさぶた」が形成されてきます。黒いかさぶたに驚く方も多いのですが、これはメラニン色素が沈着しているわけではなく、壊死した組織が乾燥して固まった状態です。この時期はかさぶたがしっかりと固まりつつある段階です。
⚡ 1〜2週間後
かさぶたが徐々に剥がれてきます。下から新しい皮膚が再生されており、かさぶたが完全に剥がれた後は、少し赤みがかった新しい皮膚が現れます。ただし、この段階でイボが完全に消えているかどうかは個人差があります。1回の治療で取れることもありますが、多くの場合は複数回の治療が必要です。
🌟 2週間以降
皮膚の再生が進み、赤みも次第に落ち着いてきます。次回の治療まで2〜3週間程度の間隔を空けるのが一般的で、この期間に皮膚の状態をしっかり回復させることが重要です。
✨ 水ぶくれができたときの対処法
液体窒素治療後に水ぶくれができると、多くの方が「潰してしまっていいのか」「そのままにしておくべきか」と迷います。基本的な考え方として、水ぶくれは自然に破れるまでそのままにしておくのが望ましいとされています。
水ぶくれの中には、壊死した組織を修復するための成分が含まれた液体が入っています。この液体が皮膚の下で傷を保護しながら回復を助ける役割を担っています。自分で針などを使って水ぶくれを潰してしまうと、細菌が侵入して感染を起こすリスクが高まります。
ただし、水ぶくれが非常に大きくなってしまった場合や、日常生活に支障をきたすほど痛みが強い場合は、クリニックで医師に処置してもらうことをおすすめします。医師が清潔な環境で水ぶくれを処置することで、感染リスクを最小限に抑えることができます。
水ぶくれが自然に破れてしまった場合は、清潔に保つことが最優先です。破れた部分から細菌が入らないよう、市販の絆創膏や滅菌ガーゼで覆い、湿潤状態を保ちながらケアするとよいでしょう。もし患部が赤く腫れたり、膿が出たり、発熱が伴うような場合はすぐに医療機関を受診してください。
Q. 治療後の黒いかさぶたはいつ取れる?無理に剥がしてもいい?
液体窒素治療後に現れる黒いかさぶたは、壊死したイボ組織が乾燥して固まったものであり、メラニンによるシミではありません。通常、治療から1〜2週間で自然に剥がれ落ちます。無理に剥がすと出血や傷跡が残るリスクがあるため、自然に取れるまで待つことが重要です。
🔍 かさぶたができてから取れるまでの流れ
水ぶくれが引いた後に形成されるかさぶたは、イボが壊死した組織の成れの果てです。この黒〜褐色のかさぶたは、下から新しい皮膚が再生されるにつれて徐々に浮き上がり、自然と剥がれ落ちていきます。
かさぶたが取れるまでの期間は、イボの大きさや深さ、治療を行った部位、個人の回復力などによって異なります。一般的には治療から1〜2週間で自然に剥がれることが多いですが、足の裏など皮膚が厚い部分では2〜3週間かかることもあります。
かさぶたが取れた後の皮膚が正常な皮膚の質感であれば、治療が成功している可能性が高いです。一方で、かさぶたが取れた後にもザラザラした感触や点状の出血(ウイルスイボに特有の所見)が残っている場合は、イボが完全に取り切れていない可能性があり、追加治療が必要です。
かさぶたは自然に取れるのを待つのが基本です。無理に剥がそうとすると、まだ再生途中の皮膚を傷つけてしまい、回復が遅れたり、瘢痕(傷跡)が残るリスクが高まります。特に顔や首などのデリケートな部位では、かさぶたを無理に取る行為は避けてください。
💪 治療後に行うべき正しいケア方法
液体窒素治療後のケアは、回復を早め、感染や色素沈着を防ぐうえで非常に重要です。ここでは、治療後に実践すべき正しいケア方法を詳しく紹介します。
💬 清潔を保つ
治療部位を清潔に保つことは最も基本的なケアです。入浴は通常通り行って問題ありませんが、治療直後(特に水ぶくれがある時期)は患部をゴシゴシこすらないように注意しましょう。シャワーで優しく洗い流す程度にとどめ、洗った後は清潔なタオルで軽く押さえるようにして水気を拭き取ります。
✅ 保湿ケア
治療後の皮膚は乾燥しやすい状態になっています。乾燥が進むとかゆみが出たり、皮膚の回復が遅れることがあります。医師から処方されたワセリンや保湿剤を使用して、患部を適度に保湿することが回復を助けます。市販の保湿剤を使用する場合は、刺激の少ないシンプルな成分のものを選ぶとよいでしょう。
📝 紫外線対策
治療後の皮膚は非常にデリケートで、紫外線の影響を受けやすくなっています。かさぶたが取れた後の赤みのある新しい皮膚は、紫外線によって色素沈着(シミ)が起きやすい状態です。患部が露出する部位の場合は、日焼け止めを塗るか、衣服で覆うなどして紫外線対策を徹底しましょう。顔や腕など日光が当たりやすい部位では特に注意が必要です。
🔸 患部を保護する
足の裏や手など、日常的に摩擦や圧力がかかる部位のイボを治療した場合は、患部を保護することが大切です。足の裏であれば、クッション性の高い靴や靴の中敷きを使うことで、治療部位への負担を軽減できます。手の指の場合は、必要に応じて絆創膏で保護すると安心です。
⚡ かゆみへの対処
治療後の回復過程でかゆみを感じることがあります。これは皮膚が再生されているサインでもありますが、かいてしまうと傷がついて感染リスクが高まります。かゆみが強い場合は医師に相談し、かゆみ止めを処方してもらうとよいでしょう。冷やすことで一時的にかゆみを和らげることもできます。

🎯 絶対にやってはいけないNG行動
治療後の回復を妨げたり、症状を悪化させたりする可能性のある行動について解説します。よかれと思ってやってしまいがちなことも含まれているので、注意して確認してください。
🌟 水ぶくれを自分で潰す
前述の通り、水ぶくれは回復過程で重要な役割を担っています。清潔でない針や爪などで無理やり潰すと、細菌が侵入して感染症を引き起こす可能性があります。どうしても気になる場合や日常生活に支障をきたす場合は、必ず医療機関で処置を受けましょう。
💬 かさぶたを無理に剥がす
かさぶたが自然に取れるまで待てずに、無理に引っぺがしてしまう方がいます。かさぶたはまだ完全に治っていない皮膚を保護する蓋の役割を果たしています。無理に剥がすと出血したり、傷跡が残ったりするリスクがあります。お風呂上がりなどにふやけて取れそうになっていても、軽く触れて抵抗があるうちは無理に剥がさないでください。
✅ 患部をこする・刺激を与える
治療後の皮膚は非常に敏感です。タオルでゴシゴシこすったり、衣服の摩擦が繰り返しかかるような状況は避けましょう。特に水ぶくれがある時期は、少しの刺激でも破れてしまうことがあります。
📝 消毒薬を過剰に使う
「清潔にしなければ」という意識から、消毒薬を頻繁に使いすぎる方がいます。しかし、イソプロパノールやポビドンヨードなどの強い消毒薬を繰り返し使用すると、皮膚の正常な細胞まで傷つけて回復を妨げることがあります。清潔な流水で洗う程度で十分な場合がほとんどです。消毒薬の使用については医師の指示に従いましょう。
🔸 自己判断で市販薬を使う
治療部位に自己判断でイボ治療用の市販薬(サリチル酸製剤など)を追加で使用する行為も避けましょう。液体窒素治療後の皮膚に刺激の強い薬剤を塗布することで、炎症を悪化させる可能性があります。次回の治療や使用できるケア用品については、担当医に確認することをおすすめします。
Q. 液体窒素治療後に病院へ行くべき症状はどれ?
液体窒素治療後、次の症状が現れた場合は速やかに皮膚科を受診してください。①3日以上経っても痛みや腫れが改善しない②患部から黄色・緑色の膿が出る③発熱や悪寒を伴う④患部周囲の赤みが広がる⑤水ぶくれが直径1センチ以上になるなど、細菌感染や蜂窩織炎の可能性があります。
💡 治療後に病院を受診すべき症状
液体窒素治療後に現れる症状のほとんどは正常な経過の一部ですが、中には医療機関への受診が必要なサインもあります。以下のような症状が見られた場合は、速やかに治療を受けたクリニックや皮膚科に相談してください。
患部の痛みや腫れが治療後3日以上経っても改善しない、もしくは悪化している場合は要注意です。通常、炎症による痛みは徐々に落ち着いていくものです。痛みが強くなる一方であれば、感染が起きている可能性が考えられます。
患部から黄色や緑色の膿が出てきた場合は、細菌感染のサインです。また、患部周囲の皮膚が赤く広がる「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」のような状態になっている場合も、抗生物質による治療が必要になります。
発熱や悪寒を伴う場合は、感染が全身に影響している可能性があり、早急な対応が必要です。また、アレルギー反応として全身的なかゆみや蕁麻疹が出た場合も、すぐに医師に相談してください。
水ぶくれが異常に大きく(直径1センチ以上など)なってしまった場合や、血豆のように見える場合も、自己処置を避けて医療機関で対応してもらうほうが安全です。
さらに、かさぶたが取れた後もイボが全く変化していない、あるいは大きくなっているように見える場合は、治療の効果が不十分である可能性があります。次回の診察で担当医に伝えてください。
📌 液体窒素治療が必要な回数と期間
液体窒素治療を受ける患者さんがよく抱く疑問の一つが、「何回治療すれば完全に取れるのか」というものです。残念ながら、これに対して一概に答えることはできません。なぜなら、治療回数はイボの大きさ・深さ・種類・部位・個人の免疫力など、様々な要因によって異なるからです。
一般的に、小さく浅いイボであれば3〜5回程度の治療で消失することが多いです。一方、長期間放置されて深くなったイボや、足の裏の固いイボ(足底疣贅)などは10回以上の治療が必要になることも珍しくありません。
治療の間隔については、通常2〜3週間に1回のペースで通院します。皮膚が回復してから次の治療を行うことで、より深い部位にまで凍結効果を届けることができます。治療間隔が短すぎると皮膚への負担が大きくなりすぎるため、焦らず適切なペースで通院することが大切です。
また、子どもと大人では治療の経過が異なることがあります。子どもは免疫系が活発なため、治療への反応が良く、比較的少ない回数で治ることが多いとされています。一方、大人、特に免疫力が低下している方では治療に時間がかかる場合があります。
大切なのは、途中で治療を中断しないことです。「かさぶたが取れてキレイになったから」といって自己判断で通院をやめてしまうと、イボの根が残っていて再発する可能性が高くなります。担当医が「もう治療は不要です」と判断するまで、根気強く通い続けることが完治への近道です。
Q. イボの液体窒素治療は何回受ければ完治する?
液体窒素によるイボ治療の回数は、イボの大きさ・深さ・部位・個人の免疫力により異なります。小さく浅いイボは3〜5回程度、足の裏など深いイボは10回以上かかる場合もあります。2〜3週間に1回のペースで通院し、担当医が治療終了と判断するまで継続することが完治への近道です。
✨ イボが再発する原因と予防策

液体窒素治療を繰り返し受けてイボが消えた後でも、再発するケースがあります。なぜイボは再発するのでしょうか。その原因と予防策について理解しておきましょう。
⚡ 再発の主な原因
イボの原因であるHPVは、治療後も体内に潜んでいる可能性があります。液体窒素によってイボの組織を物理的に破壊することはできますが、体内のウイルスを完全に排除するには免疫力の働きが不可欠です。免疫機能が低下している状態が続くと、残存したウイルスが再び活性化して新しいイボを作ることがあります。
また、治療が不十分でイボの根の部分が残っていた場合も、再発の原因になります。特に足の裏のイボは皮膚の深い部分まで根を張っていることがあり、表面のイボが消えても根が残っていると再発しやすいです。
さらに、周囲の環境にHPVが存在する場合、再感染によって新しいイボが発生することもあります。プールや公衆浴場など、素足で歩く機会が多い場所ではHPVへの感染リスクが比較的高いとされています。
🌟 再発予防のための対策
免疫力を高めることがイボの再発予防において最も重要です。睡眠不足や過度なストレス、栄養の偏りは免疫力低下を招きます。規則正しい生活リズムを心がけ、十分な睡眠と栄養バランスの良い食事を取るようにしましょう。
皮膚のバリア機能を維持することも大切です。乾燥した皮膚や小さな傷口はHPVが侵入しやすい状態です。日常的な保湿ケアを続けて、皮膚のバリア機能を保つことが感染予防につながります。
プールや公衆浴場では、ビーチサンダルなどを履いて素足で歩くことを避けましょう。また、他人のタオルや靴を共用することも感染リスクを高めます。自分のイボを触った手で他の部位に触れることでセルフ感染(自家接種)が起きることもあるため、イボを触った後は手を洗う習慣をつけましょう。
治療後も定期的に皮膚の状態を確認し、新しいイボの芽が出ていないか気をつけることが早期発見・早期治療につながります。小さいうちに治療を開始するほど、少ない回数で治療が完了することが多いです。
🔍 液体窒素以外のイボ治療法について
液体窒素療法は最も広く行われているイボ治療法ですが、場合によってはほかの治療法が選択されることもあります。ここでは、液体窒素以外の主なイボ治療法について紹介します。
💬 サリチル酸外用療法
サリチル酸を含む薬剤をイボに塗布してイボの組織を溶かしていく方法です。液体窒素治療と並んで保険適用の治療として広く使われており、自宅でも処置が行いやすい点が特徴です。液体窒素治療との併用で効果が高まることもあります。ただし、効果が出るまでに時間がかかる場合が多く、毎日の継続的なケアが必要です。
✅ レーザー治療
炭酸ガスレーザーなどを使ってイボの組織を蒸散させる治療法です。液体窒素に比べて少ない回数で効果が出やすく、深い部分のイボにも対応できるというメリットがあります。ただし、保険適用外(自費診療)となることが多く、費用がかかります。また、治療後に傷が残るリスクがゼロではないため、慎重な判断が必要です。
📝 免疫療法(DPCP療法など)
DPCPという化学物質を塗布してアレルギー反応を意図的に起こし、その免疫反応を利用してイボを排除する治療法です。難治性のイボや多発しているイボに対して有効な場合があります。主に専門的な皮膚科で行われており、すべての医療機関で受けられるわけではありません。
🔸 電気焼灼法
高周波電流を使ってイボの組織を焼き切る方法です。比較的確実にイボを除去できますが、治療後に傷跡が残りやすいというデメリットがあります。顔など目立つ部位には慎重に適用する必要があります。
⚡ 外科的切除
メスでイボを切り取る外科的処置です。確実にイボを除去できますが、切開による傷跡が残ること、局所麻酔が必要なことなどから、他の治療法が無効な場合や大きなイボに対して検討されます。
どの治療法が最適かは、イボの種類・大きさ・部位・患者さんの状態などによって異なります。担当医と十分に相談して、自分に合った治療法を選択することが大切です。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、液体窒素治療後に水ぶくれや黒いかさぶたが現れて驚かれる患者さんが多く、「これは正常ですか?」とご不安を抱えてご連絡いただくケースが少なくありません。これらの反応は治癒過程において自然に起こるものですので、どうか過度に心配されず、かさぶたを無理に触らず清潔を保ちながら経過を見守っていただければと思います。気になる症状が続く場合や、ご不安なことがあれば遠慮なくご相談ください。根気強く治療を続けることが完治への確実な一歩となります。」
💪 よくある質問
自分で水ぶくれを潰すことはお勧めしません。水ぶくれの中には皮膚の回復を助ける液体が含まれており、清潔でない器具で潰すと細菌が侵入して感染症を引き起こすリスクがあります。基本的には自然に破れるまで待つのが望ましく、非常に大きくなった場合や日常生活に支障がある場合は、クリニックで処置を受けてください。
はい、正常な治癒過程の一部です。黒いかさぶたはメラニン色素によるシミではなく、液体窒素で壊死したイボの組織が乾燥して固まったものです。通常、治療から1〜2週間で自然に剥がれ落ちます。無理に剥がすと傷跡が残るリスクがあるため、自然に取れるまで待つことが大切です。
治療回数はイボの大きさ・深さ・部位・個人の免疫力によって異なるため、一概にはお答えできません。小さく浅いイボであれば3〜5回程度、足の裏など深いイボでは10回以上かかることもあります。2〜3週間に1回のペースで通院し、担当医が治療終了と判断するまで根気強く続けることが完治への近道です。
以下の症状が見られた場合は速やかに受診してください。①治療後3日以上経っても痛みや腫れが改善しない、または悪化している②患部から黄色・緑色の膿が出ている③発熱や悪寒を伴う④患部周囲の赤みが広がっている⑤水ぶくれが直径1センチ以上に大きくなっているなどは、感染症などの可能性があるため自己判断せず医師に相談してください。
再発予防には主に3つの対策が有効です。①免疫力を維持するために十分な睡眠・栄養バランスのよい食事・ストレス管理を心がける②日常的な保湿ケアで皮膚のバリア機能を保つ③プールや公衆浴場では素足を避け、イボを触った後は手を洗う習慣をつける。また、治療後も皮膚の状態を定期的に確認し、再発の兆候を早期に発見することも重要です。
🎯 まとめ
液体窒素によるイボ治療後の経過は、多くの方が初めて経験する症状の連続で、不安を感じることも多いでしょう。しかし、水ぶくれの形成、黒いかさぶたの出現、かさぶたが取れるまでの過程は、いずれも正常な治癒反応の一部です。
治療後は患部を清潔に保ち、適切な保湿ケアと紫外線対策を行うことが回復を助けます。水ぶくれやかさぶたを無理に触ったり剥がしたりすることは避け、自然に経過するのを待つことが基本的な姿勢です。
液体窒素治療は多くの場合、複数回の通院が必要です。途中で通院をやめてしまうと再発リスクが高まるため、担当医が治療終了を判断するまで根気強く通い続けることが大切です。また、治療後も免疫力を維持する生活習慣を心がけ、皮膚のバリア機能を守ることが再発予防につながります。
異常な痛みや腫れ、膿の出現などの気になる症状が現れた場合は、自己判断せずに速やかに医療機関に相談することをおすすめします。イボ治療は一般的に時間がかかるものですが、適切な治療と正しいケアを続けることで、きれいな皮膚を取り戻すことができます。
アイシークリニック渋谷院では、イボの状態を丁寧に診察したうえで、患者さん一人ひとりに合った治療方針をご提案しています。「液体窒素治療を受けたけど経過が気になる」「なかなかイボが取れない」「跡が残りそうで心配」など、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 尋常性疣贅(イボ)の診断・治療に関するガイドラインおよび液体窒素療法の適応・治療回数・経過についての学会公式情報
- 国立感染症研究所 – イボの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染経路・感染予防・免疫との関係に関する公式情報
- 厚生労働省 – 皮膚疾患における保険適用治療および医療機関での適切なケア方法に関する公式情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務