顔や手の甲にぽつぽつとした小さないぼが気になりはじめていませんか?
⚠️ こんなリスクがあります
放置すると顔や手に広がり続けます。扁平疣贅はウイルス性のいぼ。自然に治ることもありますが、間違った対処をすると悪化・拡大することも。
💡 この記事を読むとわかること
- ✅ ヨクイニンが効く理由と効果が出るまでの期間
- ✅ 治癒サインの見分け方
- ✅ 治りにくいときの対処法
目次
- 扁平疣贅とはどんな病気か
- 扁平疣贅の原因と感染経路
- 扁平疣贅の症状と見た目の特徴
- ヨクイニンとは何か
- ヨクイニンが扁平疣贅に効く理由
- ヨクイニンの治療期間の目安
- ヨクイニンの効果が出るまでのプロセス
- ヨクイニンの使い方と用量
- ヨクイニンの副作用と注意点
- ヨクイニン以外の扁平疣贅の治療法
- 扁平疣贅が治りにくいケースと対処法
- 日常生活での注意点と再発予防
- まとめ
この記事のポイント
扁平疣贅にはヨクイニンが有効で、免疫調整作用によりウイルス性いぼの消退を促す。効果発現まで1〜2ヶ月、完全消退には3〜6ヶ月の継続服用が目安。途中の赤みやかゆみは治癒サインのため服用継続が重要。
💡 扁平疣贅とはどんな病気か
扁平疣贅は、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで発症する皮膚疾患のひとつです。「疣贅(ゆうぜい)」とは、いわゆるイボのことを指しており、扁平疣贅はその中でも特に平たく盛り上がりの少ないタイプになります。医学的には「扁平疣贅」と呼ばれますが、一般的には「青年性扁平疣贅」という名前でも知られており、その名の通り10代から30代の若い世代、特に女性に多く見られる傾向があります。
見た目の特徴としては、数ミリ程度の小さな盛り上がりが皮膚に多発することが多く、色は肌色から淡い褐色、時に灰褐色を呈することもあります。通常のイボ(尋常性疣贅)と比べて表面がなめらかで、触れてもほとんど凹凸を感じないことが多いです。顔面、特に額や頬、あごのあたりに出やすく、手の甲や前腕にも現れることがあります。
扁平疣贅は痛みやかゆみなどの自覚症状が少ないため、できものに気づいてはいるものの放置してしまうケースもあります。しかし、ウイルス性の疾患であるため、自然治癒することもある一方で、長期間にわたって持続することも少なくありません。また、顔など目立つ部位にできた場合、外見上の悩みにつながることが多く、早期の対処が望まれます。
Q. 扁平疣贅はどのような皮膚疾患ですか?
扁平疣贅はヒトパピローマウイルス(HPV)の3型や10型への感染によって生じる皮膚疾患です。2〜5ミリの平坦な小丘疹が顔面や手の甲に多発し、表面はなめらかで肌色〜淡褐色を呈します。10〜30代の若い女性に多く見られることから「青年性扁平疣贅」とも呼ばれます。
📌 扁平疣贅の原因と感染経路
扁平疣贅の原因となるのは、ヒトパピローマウイルス(Human Papillomavirus:HPV)の感染です。HPVには200種類以上の型が存在しており、扁平疣贅は主にHPVの3型や10型によって引き起こされます。これらのウイルス型は、子宮頸がんなどのリスクとなる高リスク型とは異なり、皮膚の表面に留まる低リスク型です。
感染経路としては、皮膚への直接接触が主なルートとなります。特に皮膚に小さな傷やすり傷がある場合、ウイルスが侵入しやすくなります。タオルや洗顔道具などの共有によって感染が広がることもあり、また自分の皮膚内でも引っ掻いたり擦ったりすることでウイルスが広がる「自家接種」が起こることがあります。これが、扁平疣贅が線状に並んで広がって見えることがある理由のひとつです(ケブネル現象)。
扁平疣贅が若年女性に多い理由については、ホルモンバランスや免疫応答の特性が関係していると考えられていますが、明確なメカニズムはまだ完全には解明されていません。また、免疫機能が低下しているときにウイルスが増殖しやすくなるため、疲労やストレス、睡眠不足などが発症・悪化のきっかけになることもあります。
✨ 扁平疣贅の症状と見た目の特徴
扁平疣贅の典型的な症状は、皮膚に小さな平坦な丘疹(きゅうしん)が多発することです。個々のできものは2〜5ミリ程度の大きさで、表面は比較的なめらかです。色は肌色に近いものが多いですが、時に淡い褐色や灰色を帯びることもあります。顔面に好発しやすく、特に額や頬、あごにできやすい傾向があります。手の甲や前腕に見られることもあります。
扁平疣贅が治癒に向かう際には、「炎症」のサインが現れることがあります。これはいぼが赤くなったり、かゆみが強まったりする状態で、免疫系がウイルスを認識して攻撃しはじめたサインだと考えられています。この反応が起こった後に、じょじょにいぼが小さくなって消えていくことがあるため、「かゆくなったら治りはじめのサイン」と説明されることがあります。
一方で、扁平疣贅は自然消退までに数ヶ月から数年かかることもあり、数が増えたり広がったりするケースもあります。そのため、早めに皮膚科を受診して適切な診断と治療を受けることが大切です。似た見た目のものとして、汗管腫(かんかんしゅ)、稗粒腫(はいりゅうしゅ)、尋常性疣贅などがあり、自己判断では鑑別が難しいこともあります。
🔍 ヨクイニンとは何か
ヨクイニン(薏苡仁)は、イネ科の植物であるハトムギの種皮を除いた種子を乾燥させたものです。漢方医学では古くから使われてきた生薬のひとつで、「利水」「健脾」「排膿」「解毒」などの作用があるとされています。現代では、皮膚疾患に対する漢方治療の文脈でよく登場する生薬で、疣贅(イボ)の治療薬として保険適用のある薬剤でもあります。
ヨクイニンは、医療機関で処方される医療用医薬品(エキス製剤・散剤など)と、ドラッグストアなどで購入できる市販品の両方があります。医療用と市販品では有効成分の量や品質に差があることがあり、確実な治療効果を期待するのであれば医師の診察を受けたうえで処方してもらうことが望まれます。
ヨクイニンはそれ単独で使用されることもありますが、漢方の概念では体質や症状に合わせて他の生薬と組み合わせることもあります。扁平疣贅の治療では、ヨクイニン単独のほか、ハトムギを主体とした複合漢方薬として処方されるケースもあります。
Q. ヨクイニンが扁平疣贅に効くメカニズムは?
ヨクイニン(ハトムギの種子由来の生薬)は、含有成分のコイクサノライドなどが免疫調整作用をもつとされています。この免疫賦活作用により体がHPVウイルスを排除する力を高め、いぼの縮小・消退を促すと考えられています。また皮膚の角化を正常化する作用もあるとされています。
💪 ヨクイニンが扁平疣贅に効く理由
ヨクイニンが扁平疣贅に有効とされる理由については、いくつかのメカニズムが考えられています。まず、ヨクイニンに含まれる成分には免疫調整作用があると言われており、体の免疫機能を高めることでウイルスへの抵抗力を強化する効果が期待されます。ウイルス性のいぼである扁平疣贅は、免疫系がウイルスを排除することで消退するため、この免疫賦活作用が治療の鍵となります。
ヨクイニンの主要な成分のひとつであるコイクサノライドやコイクセノライドには、抗腫瘍作用や免疫刺激作用があることが示されており、これがいぼの縮小や消退に寄与している可能性があります。また、ヨクイニンには皮膚の角化を正常化する作用もあると考えられており、疣贅特有の皮膚の異常増殖を抑える方向に働く可能性もあります。
ただし、ヨクイニンの効果については個人差が大きく、すべての患者さんに同様の効果が得られるわけではありません。また、作用機序の詳細についてはまだ研究段階にある部分もあり、完全に解明されているわけではありません。それでも、実際の臨床現場では多くの患者さんで有効性が確認されており、特に扁平疣贅に対しては第一選択肢として使われることも多い治療法です。
🎯 ヨクイニンの治療期間の目安
ヨクイニンによる扁平疣贅の治療において、多くの方が気になるのが「どのくらいの期間続ければいいのか」という点です。これは非常に重要な疑問ですが、残念ながら一概に「○ヶ月で治る」と断言できるものではありません。個人差が大きく、症状の程度や体質、免疫状態などによって大きく異なります。
一般的な目安として、ヨクイニンを服用しはじめてから効果を実感できるまでには、最低でも1〜2ヶ月程度かかることが多いとされています。多くの場合、2〜3ヶ月程度の継続服用で何らかの変化が見られはじめ、完全に消退するまでには3〜6ヶ月程度かかることが少なくありません。中には半年から1年以上の長期服用が必要なケースもあります。
扁平疣贅が治癒に向かうサインのひとつとして、前述した「炎症反応」があります。いぼが赤みを帯びたり、かゆみが強くなったりすることがありますが、これはウイルスに対する免疫反応が活性化されているサインである場合が多く、その後に消退に向かうことがよくあります。この反応が見られたら、焦らず服用を継続することが大切です。
逆に、3〜6ヶ月服用しても変化が見られない場合は、担当医に相談し、治療方針を見直すことも必要です。ヨクイニン単独での治療が難しい場合は、他の治療法との併用や切り替えを検討することになります。いずれにしても、自己判断で服用を中断したり延長したりせず、定期的に医師の診察を受けながら治療を進めることが重要です。

💡 ヨクイニンの効果が出るまでのプロセス
ヨクイニンを服用してから扁平疣贅が消退するまでのプロセスは、段階的に起こることが多いです。服用開始直後は見た目にほとんど変化がなく、「効いていないのでは?」と感じることもあるかもしれません。しかし、体内では少しずつ免疫系への作用が働いており、表面上の変化として現れるまでに時間がかかるのが通常です。
服用から1〜2ヶ月ほど経過すると、一部の方で扁平疣贅の色が変化しはじめたり、かゆみを感じるようになったりすることがあります。この段階で炎症反応が起き、赤みが強くなることがありますが、これは治癒過程の一部と考えられています。炎症が起きたからといって悪化しているわけではなく、むしろ治癒のサインである可能性が高いです。
その後、炎症が落ち着くとともにいぼが縮小しはじめ、やがて平坦になって消えていきます。すべてのいぼが同時に消えるわけではなく、ひとつひとつが順番に消退していくことも多いです。また、ヨクイニンの効果には「揺り戻し」のような現象はなく、消えたいぼが再び出現することは少ないとされています(ただし、新しい感染による再発は起こり得ます)。
効果の出方には体質による差が大きく、非常に早く効く人もいれば、長期間の服用が必要な人もいます。特に扁平疣贅の数が多い場合や、長年患っている場合は治療期間が長くなる傾向があります。焦らず粘り強く治療を続けることが、最終的な治癒への近道です。
Q. ヨクイニン服用中にいぼが赤くなるのはなぜ?
ヨクイニン服用中に扁平疣贅が赤みを帯びたりかゆみが強まったりするのは、免疫系がウイルスを認識して攻撃しはじめたサインと考えられています。アイシークリニックでもこの反応に不安を感じる患者様は多いですが、悪化ではなく治癒過程の一部であることが多く、焦らず服用継続することが重要です。
📌 ヨクイニンの使い方と用量
ヨクイニンは経口投与が基本で、内服薬として使用します。医療機関で処方される場合、エキス製剤(顆粒・錠剤など)が一般的に使用されます。成人の場合は1日9〜12グラムのヨクイニン末(生薬そのまま)を使用することが多く、エキス製剤の場合はこれに相当する量が1日2〜3回に分けて服用されます。
医師から処方された場合は、指示された用量・用法を守って服用することが基本です。「効果がないから」といって自己判断で量を増やすことは避けましょう。逆に、効いているからといって勝手に服用を中止することも、再発の原因になる可能性があるため避けるべきです。
市販のヨクイニン製品についても、添付文書に記載された用量・用法を守ることが重要です。市販品は比較的安全性が高いとされていますが、長期間服用する場合や効果が見られない場合は、皮膚科への受診をおすすめします。また、市販品は医療用と比べて有効成分の含有量が少なかったり、品質にばらつきがある場合もあるため、治療目的での使用は医療機関での処方を受けることが望ましいとされています。
食事との関係については、食前・食後どちらでも服用可能な製剤が多いですが、胃腸への刺激を避けるために食後の服用が推奨される場合もあります。医師や薬剤師の指示に従って服用してください。
✨ ヨクイニンの副作用と注意点
ヨクイニンは一般的に安全性が高い生薬とされており、大きな副作用は少ないと考えられています。しかし、どんな薬にも副作用のリスクはあり、ヨクイニンも例外ではありません。報告されている副作用としては、消化器症状(食欲不振、胃部不快感、下痢、軟便など)が比較的多く見られます。これらの症状が現れた場合は、服用量を減らすか、食後に服用するなどして様子を見るとよいでしょう。症状が強い場合は服用を中止して医師に相談してください。
まれにアレルギー反応(発疹、かゆみ、じんましんなど)が現れることもあります。これらの症状が出た場合はすぐに服用を中止し、医師に相談してください。また、ヨクイニンにはコイクセノライドなどの活性成分が含まれており、動物実験では子宮収縮を促進する可能性が示されているため、妊娠中の方は使用を避けることが推奨されています。授乳中の方も、安全性が確立されていないため医師への相談が必要です。
体質によっては、ヨクイニンが合わない場合もあります。漢方では「証(しょう)」という概念に基づき、患者さんの体質や状態に合った薬を選ぶことが大切とされています。自己判断ではなく、漢方に詳しい医師や皮膚科専門医に診てもらったうえで処方を受けることが、安全で効果的な治療につながります。
🔍 ヨクイニン以外の扁平疣贅の治療法
扁平疣贅の治療はヨクイニンだけではありません。症状の程度や部位、患者さんの希望に応じて、さまざまな治療法が選択肢として存在します。それぞれの特徴を理解したうえで、担当医と相談しながら最適な方法を選ぶことが重要です。
液体窒素による凍結療法は、扁平疣贅に対して広く行われている治療法のひとつです。液体窒素をいぼに直接当てることで、細胞を凍結・壊死させてウイルスを駆除します。比較的効果が早く出やすい方法ですが、痛みを伴うことや、顔に使用する場合には色素沈着(黒ずみ)のリスクがあることがデメリットとして挙げられます。顔面の扁平疣贅では、このリスクがあるために慎重に使用されることがあります。
外用療法としては、尿素軟膏やサリチル酸含有外用剤が使用されることがあります。これらは角質を溶かしたり軟化させたりする作用があり、いぼ部分に継続して塗布することで消退を促します。顔に使用する際には刺激が強すぎることがあるため、医師の指示のもとで使用することが大切です。
レチノイド(ビタミンA誘導体)の外用薬や内服薬も、扁平疣贅の治療に使用されることがあります。皮膚の角化を調整する作用があり、特に外用レチノイドは扁平疣贅に対して一定の効果が期待されます。ただし、刺激性があるため正しい使用方法が必要です。
近年注目されているのが、免疫療法的なアプローチです。いぼに対して免疫反応を引き起こすことで、全身の免疫系をウイルス排除に向けて活性化させる方法があります。また、外用5-フルオロウラシル(5-FU)や外用イミキモドクリームなども、難治性のいぼに対して使用されることがあります。これらは保険適用外の場合もあるため、医師との相談が必要です。
美容皮膚科の分野では、レーザー治療(炭酸ガスレーザーやQスイッチレーザーなど)が扁平疣贅に対して行われることもあります。特に顔面の扁平疣贅で、早期に目立ちにくくしたいという要望がある場合に選ばれることがあります。保険適用外となる場合が多いですが、凍結療法と比べて瘢痕や色素沈着のリスクを低くできる可能性があります。
Q. 扁平疣贅の再発を防ぐ日常生活のポイントは?
扁平疣贅の再発予防には、いぼを触ったり引っ掻いたりしないことが最重要です。剃刀でいぼをかすめると自家接種によりウイルスが広がる恐れがあります。またタオルや洗顔道具の共有を避け、十分な睡眠・バランスの良い食事で免疫機能を維持することも再感染・再発リスクの低減に有効です。
💪 扁平疣贅が治りにくいケースと対処法

扁平疣贅は、適切な治療を続ければ多くの場合で改善が期待できますが、中には治りにくいケースも存在します。どのような場合に治療が難しくなるのかを理解しておくと、治療方針を立てやすくなります。
まず、免疫機能が低下している方は扁平疣贅が消退しにくい傾向があります。慢性的な疲労やストレス、睡眠不足などが免疫機能を低下させることがあるため、生活習慣の見直しも治療の一部として重要です。基礎疾患として免疫抑制状態がある方(臓器移植後の免疫抑制剤使用中の方、免疫系の疾患がある方など)は、特に治りにくい場合があります。
いぼの数が非常に多い場合や、広範囲に広がっている場合も治療に時間がかかりやすいです。また、長年放置していた場合や、自分で触ったり引っ掻いたりして広げてしまっている場合も同様です。扁平疣贅を引っ掻くとウイルスが周囲に広がる「自家接種」が起こりやすくなるため、できるだけ触れないようにすることが大切です。
治療効果が不十分な場合の対処法としては、ヨクイニンの用量調整や他の漢方薬との併用、あるいは凍結療法や外用薬との組み合わせが考えられます。一種類の治療法にこだわらず、複数のアプローチを組み合わせることで相乗効果が得られる場合もあります。治療経過が思わしくないと感じたら、自己判断で中断するのではなく、医師に率直に相談することが大切です。
🎯 日常生活での注意点と再発予防
扁平疣贅の治療中や治療後には、日常生活での注意が再発予防や治療効果の維持に重要な役割を果たします。まず最も大切なことは、扁平疣贅を自分で触ったり引っ掻いたりしないことです。いぼを触ることで皮膚にウイルスが広がり、新たな病変が生じる「自家接種」が起こる可能性があります。特に剃刀(かみそり)を使う際には注意が必要で、いぼをかすめることでウイルスが広がることがあります。
洗顔や保湿のケアについても注意が必要です。洗顔の際にゴシゴシと強く擦ることは避け、やさしく洗い上げるようにしましょう。また、皮膚のバリア機能を維持するために、適切な保湿ケアを行うことも大切です。乾燥した肌は微細な傷ができやすく、ウイルスが侵入しやすくなります。
タオルや洗顔道具の共有も避けることが推奨されます。家族内での感染拡大を防ぐためにも、個人専用のものを使うようにしましょう。スポーツジムやプール、温泉などの共同施設を利用する際も、他の人との接触には注意が必要です。
免疫機能を維持・向上させることも、扁平疣贅の再発予防に寄与します。バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動、ストレスの管理など、基本的な生活習慣の整備が免疫系の機能をサポートします。特にビタミンCやビタミンEなどの抗酸化ビタミンや、亜鉛などのミネラルは免疫機能に関わる栄養素であり、積極的に摂取することが望ましいです。
紫外線への過度な暴露も皮膚のバリア機能を低下させることがあるため、日焼け対策も意識しておきましょう。日焼け止めの使用や帽子・日傘の活用など、適切なUV対策を行うことが皮膚の健康全般に役立ちます。
扁平疣贅が一度消退した後も、ウイルスへの再感染が起これば再発する可能性はあります。完全に消えた後も、しばらくは上記の予防策を継続し、皮膚の状態に変化があれば早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、扁平疣贅に対してヨクイニンを処方する際、「すぐに効果が出ないことへの不安」を感じる患者様が多くいらっしゃいます。治療の途中でいぼが赤くなったりかゆみが強まったりすることがありますが、これは免疫系がウイルスを認識しはじめたサインであることが多く、むしろ改善に向かっている可能性が高いため、焦らず服用を継続していただくことが大切です。特に顔面に生じた扁平疣贅は外見上のお悩みにつながりやすく、患者様一人ひとりの状態や生活背景に合わせて、ヨクイニンを中心とした治療法を丁寧にご提案してまいりますので、気になる症状がございましたらお気軽にご相談ください。」
💡 よくある質問
一般的に、効果を実感できるまで最低1〜2ヶ月かかることが多く、完全に消退するまでには3〜6ヶ月程度かかるケースが少なくありません。中には半年〜1年以上の服用が必要な場合もあります。個人差が大きいため、焦らず継続することが大切です。
悪化ではなく、むしろ治癒に向かっているサインである可能性が高いです。これは免疫系がウイルスを認識して攻撃しはじめた反応と考えられています。当院でもこの反応に不安を感じる患者様が多くいらっしゃいますが、焦らず服用を継続することが大切です。
医療機関で処方される医療用製剤と市販品では、有効成分の含有量や品質に差がある場合があります。確実な治療効果を期待するのであれば、皮膚科を受診して処方を受けることが望ましいとされています。市販品を長期間使用しても改善が見られない場合は、受診をおすすめします。
比較的安全性は高いですが、食欲不振・胃部不快感・下痢などの消化器症状が現れることがあります。また、妊娠中の方は子宮収縮を促進する可能性があるため使用を避けることが推奨されています。授乳中の方も安全性が確立されていないため、必ず医師に相談してください。
液体窒素による凍結療法、尿素軟膏やサリチル酸などの外用薬、レチノイド(ビタミンA誘導体)の使用、さらに美容皮膚科では炭酸ガスレーザーなどのレーザー治療も選択肢となります。治療法は症状や部位、患者様の希望によって異なるため、当院では一人ひとりに合わせた方針をご提案しています。
📌 まとめ
扁平疣贅は、ヒトパピローマウイルスの感染によって生じる皮膚疾患で、特に顔面に多発する平坦な小丘疹が特徴です。見た目の問題から悩まれる方が多い一方で、適切な治療を行えば改善が期待できる疾患でもあります。
ヨクイニンはその治療法のひとつとして広く用いられており、免疫調整作用を介してウイルス性いぼに対して効果を発揮すると考えられています。治療期間については個人差が大きく、一般的には最低でも1〜2ヶ月、多くの場合3〜6ヶ月程度の継続服用が必要とされています。途中でいぼが赤くなったりかゆみが増したりすることがありますが、これは治癒過程のサインであることが多いため、焦らず服用を続けることが大切です。
ヨクイニン以外にも、凍結療法や外用薬、レーザー治療など、さまざまな選択肢があります。治療法は患者さんの状態や希望によって異なりますので、皮膚科専門医に相談しながら最適な方針を選んでいただくことが重要です。また、日常生活での注意事項を守り、免疫力を維持することが治療効果を高め、再発を防ぐためにも大切です。
顔や手のぽつぽつが気になる方、扁平疣贅かもしれないと感じる方は、早めに皮膚科を受診して正確な診断と適切な治療を受けるようにしましょう。アイシークリニック渋谷院では、皮膚疾患に関する診療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 扁平疣贅の診断基準・治療ガイドライン(ヨクイニンを含む疣贅治療の推奨度・治療期間に関する根拠)
- 厚生労働省 – ヨクイニン製剤の保険適用・医薬品としての安全性情報および副作用に関する公式情報
- 国立感染症研究所 – ヒトパピローマウイルス(HPV)の型別特性・感染経路・疫学情報(扁平疣贅の原因となるHPV3型・10型を含む低リスク型の解説)
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務