💊 GLP-1ダイエットで「なかなか痩せない…」と悩んでいませんか?
「始めたのに体重が全然減らない」「最初は効いてたのに途中で止まった」——そんな声が急増しています。
実は、GLP-1で痩せない場合には必ず”原因”があります。その原因を知らないまま続けても、時間もお金も無駄になるだけ。
この記事では、痩せない4大原因と、今日からできる具体的な対処法をわかりやすく解説します。読めば「何をすれば痩せるか」が明確になります。
🚨 読まないとこんな損をします
- 💸 毎月の注射代が「効果ゼロ」のまま消えていく
- 😰 間違った食事・生活習慣でGLP-1の効果を自分で打ち消しているかも
- ⏳ 停滞期を誤解して治療を途中でやめてしまうリスク
💡 この記事を読むとわかること
- ✅ GLP-1で痩せない4つの主な原因
- ✅ 停滞期(プラトー)の正しい乗り越え方
- ✅ 今日から実践できる効果を最大化する具体策
- ✅ クリニックに相談すべきタイミングの見極め方
目次
- GLP-1ダイエットとはどのような治療か
- GLP-1ダイエットで痩せない主な原因
- 食事の内容・量に問題があるケース
- 生活習慣が効果の妨げになっているケース
- 薬の用量・使い方が適切でないケース
- 体の状態が影響しているケース
- プラトー(停滞期)について知っておくべきこと
- GLP-1ダイエットの効果を高めるための具体的な対処法
- 治療を続けるうえで大切な心構え
- まとめ
この記事のポイント
GLP-1ダイエットで痩せない原因は、食事内容・生活習慣・薬の用量・体の状態の4つに分類される。タンパク質摂取、適度な運動、十分な睡眠、定期的な医師との連携を組み合わせることで効果が高まる。停滞期は一時的であり、焦らず継続することが重要。
💡 GLP-1ダイエットとはどのような治療か
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、食事をとったときに小腸から分泌されるホルモンの一種です。インスリンの分泌を促し、血糖値の上昇を抑えるとともに、脳の満腹中枢に働きかけて食欲を抑制するという役割を持っています。また、胃の動きをゆるやかにして食べ物が胃に留まる時間を延ばすことで、満腹感が長続きするという特徴もあります。
GLP-1受容体作動薬は、もともと2型糖尿病の治療薬として開発・使用されてきた薬剤です。糖尿病の臨床試験の中で体重減少効果が確認されたことから、近年は肥満症治療や美容医療の分野でも活用されるようになりました。日本では「セマグルチド(商品名:オゼンピック、ウゴービ)」「リラグルチド(商品名:ビクトーザ)」「デュラグルチド(商品名:トルリシティ)」などが代表的な薬剤として知られています。
GLP-1ダイエットは、薬の効果によって食欲が自然と抑えられるため、意志の力に頼らずにカロリー摂取量を減らせる点が大きな特徴です。ただし、薬を使えば自動的に痩せるというものではなく、食事や運動などの生活習慣の改善と組み合わせることで、より効果が発揮される治療です。この基本的な理解が、GLP-1ダイエットで成果を出すための第一歩となります。
Q. GLP-1ダイエットで痩せない原因は何ですか?
GLP-1ダイエットで痩せない原因は「食事内容の問題」「生活習慣の乱れ」「薬の用量・使い方の不適切さ」「体の状態による個人差」の4つに分類されます。高カロリー食品の摂取、運動不足、睡眠不足、甲状腺機能低下症などが複合的に影響するケースが多く見られます。
📌 GLP-1ダイエットで痩せない主な原因
GLP-1ダイエットで思うような体重減少が得られない場合、その原因はいくつかのカテゴリーに分けて考えることができます。大きく分けると「食事・栄養の問題」「生活習慣の問題」「薬の用量・使用方法の問題」「体の状態による問題」の4つが挙げられます。それぞれの詳細を順番に見ていきましょう。
✨ 食事の内容・量に問題があるケース
GLP-1ダイエットを行っていても痩せない最も多い原因のひとつが、食事の内容や食べる量に関する問題です。食欲が抑制されているにもかかわらず、食べる食品の選び方や食べ方に課題があると、摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまいます。
まず考えられるのが、高カロリー食品の摂取です。GLP-1によって食欲が抑えられると、食事の量は減るかもしれませんが、チョコレートやスナック菓子、揚げ物、ファストフードなど高カロリーな食品を少量でも食べ続けていると、エネルギー収支がプラスのまま維持されてしまいます。少量でもカロリーの高い食品は、ダイエットの大きな妨げになります。
次に、液体カロリーの見落としという問題があります。食事の量は意識していても、甘い飲み物(砂糖入りコーヒー、ジュース、エナジードリンク、アルコールなど)のカロリーを無視しているケースは非常に多く見られます。これらの飲み物は満腹感をほとんど与えないまま大量のカロリーを摂取させてしまうため、体重が減らない原因になりやすいです。
また、食事の内容がタンパク質不足になっていることも問題です。タンパク質は筋肉を維持するうえで欠かせない栄養素であり、ダイエット中にタンパク質が不足すると筋肉量が落ちて基礎代謝が低下します。その結果、エネルギーを消費しにくい体になり、体重が減りにくくなるという悪循環に陥ります。食欲が落ちているからこそ、少ない食事の中でタンパク質を意識的に摂る必要があります。
さらに、過度な食事制限も逆効果になることがあります。GLP-1の効果で食欲が大幅に低下すると、一日に極端に少ないカロリーしか摂取しなくなる場合があります。摂取カロリーが著しく不足すると、体は省エネモードに切り替わり、基礎代謝自体を低下させて消費エネルギーを減らそうとします。これが「飢餓反応」と呼ばれる状態で、かえって痩せにくくなる原因となります。
Q. GLP-1ダイエット中の停滞期はどう対処すればよいですか?
GLP-1ダイエットの停滞期(プラトー)は、薬の効果がなくなったのではなく、体が新しいカロリー摂取量に適応した一時的な状態です。焦って極端な食事制限や自己判断での薬の増量は逆効果になります。食事内容の見直しや運動量の調整を少しずつ行いながら、担当医師と相談して継続することが重要です。
🔍 生活習慣が効果の妨げになっているケース
食事以外の生活習慣も、GLP-1ダイエットの効果に大きな影響を与えます。薬を使用しながらも、日常生活の習慣が体重減少を妨げているケースは珍しくありません。
運動不足はその代表的な原因です。GLP-1ダイエットは食欲抑制によるカロリー制限が主な作用ですが、消費カロリーが非常に少ない状態では体重の変化が起きにくくなります。日常の身体活動量が極端に少ない場合、食事だけでカロリー収支をマイナスにするのは容易ではありません。ウォーキングや軽い筋トレなど、自分のペースで継続できる運動を取り入れることが重要です。
睡眠不足も見逃せない要因のひとつです。睡眠が不足すると、食欲を促進するホルモン(グレリン)が増加し、食欲を抑制するホルモン(レプチン)が減少することが知られています。GLP-1の食欲抑制効果を打ち消すように食欲ホルモンのバランスが乱れてしまうため、睡眠の質と量を確保することはダイエット全体にとって非常に重要です。成人の場合、一般的に1日6〜8時間の睡眠が推奨されています。
慢性的なストレスも体重管理に悪影響を及ぼします。ストレスがかかると、副腎からコルチゾールというホルモンが分泌されます。コルチゾールは脂肪の蓄積を促進し、特に内臓脂肪の蓄積に関与していることが知られています。また、ストレスによる「ストレス食い」や間食の増加も、GLP-1の効果を相殺してしまうことがあります。
アルコールの摂取習慣も体重減少の妨げになります。アルコール自体にはカロリーがあり(1gあたり約7kcal)、お酒を飲むことで摂取カロリーが増加します。加えて、アルコールは脂肪の燃焼を一時的に抑制する作用があるため、飲酒習慣があるとダイエット効果が出にくくなります。
💪 薬の用量・使い方が適切でないケース
GLP-1受容体作動薬は、使用する用量や方法によって効果に大きな差が出ます。薬の使い方に関する問題も、痩せない原因として無視できません。
用量が不十分なケースでは、薬の効果が十分に発揮されないことがあります。GLP-1受容体作動薬は一般的に低用量から始め、体の反応を見ながら徐々に用量を増やしていく「漸増法」が採用されています。副作用を軽減するために低用量から始めることは理にかなっていますが、ずっと低用量のままでは食欲抑制効果が不十分になる場合があります。担当医師と相談しながら、適切なタイミングで用量を調整することが大切です。
注射剤の場合は、注射部位や方法が正しくないと薬の吸収に影響が出ることがあります。同じ場所への繰り返し注射(リポジストロフィーの原因となる)、注射後の適切なケアができていないなどが問題となることがあります。
また、内服タイプのGLP-1薬(セマグルチド経口薬など)の場合、服用のタイミングや方法を守ることが非常に重要です。この薬は空腹時に少量の水で服用し、服用後30分は食事や他の飲み物を避ける必要があります。この手順を守らないと、薬の吸収率が著しく低下してしまいます。
さらに、薬の継続性も問題になることがあります。副作用(吐き気、下痢など)が出た際に自己判断で薬を中断・減量してしまうと、十分な治療効果が得られません。副作用が辛い場合は自己対処せず、必ず担当医師に相談することが重要です。
Q. GLP-1ダイエット中に摂るべき栄養素は何ですか?
GLP-1ダイエット中はタンパク質と食物繊維を意識的に摂ることが重要です。タンパク質は体重1kgあたり1.0〜1.5gを目安に鶏むね肉・魚・卵・大豆製品から摂取します。食物繊維は野菜・きのこ・海藻から摂ると、満腹感の持続や腸内環境の改善に役立ち、ダイエット効果を高めます。

🎯 体の状態が影響しているケース
個人の体の状態や基礎疾患が、GLP-1ダイエットの効果に影響することもあります。これは個人差の問題であり、適切な評価と対応が必要です。
甲状腺機能低下症は、体重増加や体重が減りにくい原因として知られている疾患です。甲状腺ホルモンは体の代謝全体を調節する役割を担っており、その分泌が不足すると基礎代謝が著しく低下します。GLP-1ダイエットを行っていても、甲状腺機能低下症が隠れていると体重が減らないことがあります。疲れやすい、むくみやすい、寒がりになったなどの症状がある方は、甲状腺機能の検査を受けることをお勧めします。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)も、女性において体重が減りにくい原因となる疾患です。インスリン抵抗性が関与していることが多く、ホルモンバランスの乱れから体重管理が難しくなります。GLP-1はインスリン感受性を改善する作用もありますが、PCOSの治療と組み合わせて総合的にアプローチすることが効果的です。
インスリン抵抗性が高い状態では、体が脂肪を蓄積しやすくなっています。肥満や運動不足、糖質の多い食事によってインスリン抵抗性が高まると、GLP-1の働きがあっても体重が減りにくい場合があります。食事内容の改善や運動を組み合わせることで、インスリン感受性を改善していくことが重要です。
また、特定の薬剤(抗精神病薬、一部の抗うつ薬、ステロイドなど)を使用している場合も、体重管理が難しくなることがあります。これらの薬が処方されている場合は、担当医師に相談してダイエット治療の計画を立てることが必要です。
腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスも、近年注目されている体重管理への影響因子です。腸内細菌の多様性が低い状態では、エネルギーの吸収効率が上がったり、体重が減りにくくなったりする可能性が研究で示されています。食物繊維を豊富に含む食事や発酵食品の摂取が、腸内環境の改善につながります。
💡 プラトー(停滞期)について知っておくべきこと
GLP-1ダイエットに限らず、あらゆるダイエットにおいて「プラトー」と呼ばれる停滞期が訪れることがあります。プラトーとは、ある程度体重が減少した後に体重の変化がほぼ止まってしまう期間のことです。この停滞期を理解しておかないと、「薬が効かなくなった」「もうこれ以上痩せられない」と誤った判断をしてしまう原因になります。
プラトーが起きる主な理由は、体の「適応」です。体重が減ると、それに比例して基礎代謝量(安静時に消費するエネルギー量)も低下します。体が軽くなれば、同じ動作をするのに必要なエネルギーも減るため、消費カロリーが自然と少なくなるわけです。また、体は大きな体重変化を「危機的な状態」と感じ、代謝を落として体重を維持しようとする防衛反応(セットポイント理論)が働くことも知られています。
GLP-1ダイエットでは、特に開始から数週間〜数か月後にプラトーが起きやすいと言われています。これは薬の効果がなくなったのではなく、体が新しいカロリー摂取量に適応した結果です。プラトーは一時的な状態であり、食事内容の見直しや運動量の調整を行うことで、再び体重が動き出すことが多いです。
プラトー中に大切なのは、焦らずに継続することです。体重が変わらないことへの焦りから極端な食事制限をしたり、薬を増量したりすることは逆効果になる場合があります。担当医師と相談しながら、無理のない範囲で食事や運動の内容を少しずつ変化させていくことが、停滞期を乗り越えるための鍵です。
Q. GLP-1ダイエットに運動を組み合わせるべきですか?
GLP-1ダイエットに運動を組み合わせることで効果が高まります。週150分以上の有酸素運動で脂肪燃焼を促しつつ、週2〜3回の筋力トレーニングで基礎代謝の低下を防ぐことが推奨されます。アイシークリニックでは、薬の効果を最大化するために運動習慣を含めた生活習慣の改善を合わせてサポートしています。
📌 GLP-1ダイエットの効果を高めるための具体的な対処法
GLP-1ダイエットで痩せない原因が把握できたところで、実際に効果を高めるための具体的な対処法をご紹介します。これらを実践することで、体重減少の効果をより高めることが期待できます。
✅ 食事内容を見直す
まず取り組むべきは、食事内容の改善です。GLP-1によって食欲が抑えられているからこそ、少ない食事量の中で栄養バランスを整えることが重要になります。
タンパク質を十分に摂ることを意識してください。目安としては体重1kgあたり1.0〜1.5g程度のタンパク質を毎日摂取することが推奨されています(例:体重60kgの方であれば60〜90g程度)。鶏むね肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などを積極的に食事に取り入れましょう。タンパク質は筋肉量を維持し、代謝の低下を防ぐとともに、食後の満腹感を持続させる効果もあります。
食物繊維の摂取も積極的に増やしましょう。野菜、きのこ、海藻、豆類などに豊富に含まれる食物繊維は、消化・吸収をゆるやかにして血糖値の急上昇を抑え、満腹感を高める効果があります。また腸内環境の改善にも役立ちます。食事の最初に野菜を食べる「ベジファースト」の習慣をつけることで、食後の血糖値上昇を緩やかにすることができます。
糖質の過剰摂取を避けることも効果的です。白米、パン、麺類、甘いお菓子などに含まれる精製された糖質は、血糖値を急激に上昇させ、インスリンの大量分泌を招きます。これが脂肪の蓄積につながるため、量を減らしたり玄米や全粒粉パンなどに置き換えたりすることが有効です。ただし、糖質を極端にゼロにする必要はなく、バランスよく減らすことが大切です。
液体カロリーの摂取を減らすことも重要です。飲み物は水、無糖の緑茶や麦茶、ブラックコーヒーなどを選ぶように心がけましょう。砂糖入り飲料やアルコールを毎日摂取している場合は、まずここから改善を始めることが効果的です。
📝 適切な運動を取り入れる
GLP-1ダイエットの効果を最大化するために、運動を取り入れることは非常に効果的です。運動によって消費カロリーを増やすだけでなく、筋肉量を維持・増加させることで基礎代謝を高める効果が期待できます。
有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳など)は、脂肪を燃焼させるために効果的です。週に150分以上の中等度有酸素運動(少し息が上がる程度の運動)を目標にすることが、健康的な体重管理において推奨されています。まずは1日30分のウォーキングから始め、徐々に時間や強度を上げていくと無理なく継続できます。
筋力トレーニング(スクワット、腕立て伏せ、ダンベル運動など)も積極的に組み合わせましょう。ダイエット中は食事制限によって筋肉量が落ちやすいため、筋トレで筋肉を鍛えることが基礎代謝の維持・向上に直結します。週に2〜3回程度、主要な筋肉群を鍛えることを目標にすると効果的です。
日常生活の中で活動量を増やすことも大切です。エレベーターの代わりに階段を使う、一駅手前で降りて歩く、立って作業する時間を増やすなど、日常的な動作の中に活動量アップの工夫を取り入れることで、消費カロリーを着実に増やすことができます。
🔸 睡眠の質を改善する
十分な睡眠はダイエットの成功に欠かせない要素です。毎晩決まった時間に就寝・起床するリズムを作り、できる限り7時間前後の睡眠時間を確保することを目標にしましょう。就寝前のスマートフォンやパソコンの使用を控え、寝室を暗く静かな環境に整えることで、睡眠の質を高めることができます。
就寝の2〜3時間前からの食事や、カフェインを含む飲み物の摂取も避けるようにしましょう。入浴は就寝の1〜2時間前に済ませると、体温の低下とともに自然な眠気が訪れやすくなります。
⚡ ストレス管理を行う
慢性的なストレスはコルチゾールの分泌を高め、脂肪の蓄積を促進します。ストレスをゼロにすることは難しいですが、ストレスへの対処法を身につけることがダイエットの継続にも役立ちます。
深呼吸や瞑想(マインドフルネス)は、手軽に実践できるストレス解消法として効果が認められています。1日10〜15分程度、静かな場所で腹式呼吸や瞑想を行うことで、自律神経のバランスを整えストレスホルモンを低下させる効果が期待できます。趣味や好きな活動に時間を使うことも、精神的なリフレッシュに効果的です。
🌟 担当医師と定期的に相談する

GLP-1ダイエットを行う際には、定期的に担当医師と経過を確認することが非常に重要です。体重が減らない原因を正確に把握するためには、血液検査(甲状腺ホルモン、血糖値、インスリン、脂質など)を行い、体の状態を客観的に評価することが必要です。
薬の用量についても、自己判断で変更せず必ず医師の指示に従って調整してもらいましょう。効果が不十分な場合は増量を検討してもらうことができますし、副作用がつらい場合は減量や薬剤の変更といった対応も可能です。また、食事記録(フードログ)をつけて診察時に持参することで、食事内容の問題点を医師や栄養士に指摘してもらいやすくなります。
体重の変化だけでなく、体脂肪率や筋肉量の変化も定期的に確認することをお勧めします。体重の数字だけでは見えない、体組成の変化を把握することで治療の効果をより正確に評価することができます。
💬 食事日記をつける
自分の食事内容を記録する「食事日記」(フードジャーナル)は、ダイエットの効果を高めるうえで非常に有用なツールです。実際に何をどれだけ食べているかを客観的に把握することで、カロリーや栄養素の過不足、食習慣の問題点が明確になります。
スマートフォンのアプリを活用することで、食事の記録が簡単に行えます。カロリーや三大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)の摂取量を自動計算してくれるアプリも多く、食事管理のハードルを大きく下げてくれます。継続することで自分の食習慣のパターンが見えてくるため、改善すべき点が明確になります。
✨ 治療を続けるうえで大切な心構え
GLP-1ダイエットを成功させるためには、治療に対する正しい期待値と心構えを持つことが大切です。体重が減らない時期に焦ったり、自己嫌悪に陥ったりすることは、精神的なストレスを増やしてダイエットの継続を難しくします。
まず、体重の減少ペースには個人差があることを理解しておきましょう。同じ薬を使っても、年齢、性別、ホルモンバランス、基礎疾患の有無、生活環境などによって効果の出方は大きく異なります。他の人と自分を比較することは、モチベーションの低下につながるため避けた方が賢明です。
健康的なダイエットの目安として、1か月に体重の3〜5%程度の減少が適切であるとされています(例:60kgの場合は約1.8〜3kg/月)。それ以上の急激な体重減少は、筋肉量の低下や栄養不足、体への負担を招く可能性があります。ゆっくりでも着実に体重を減らしていくことが、長期的なリバウンド予防にもつながります。
また、体重の数字だけに固執しないことも大切です。ダイエット中は体脂肪が減る一方で、筋肉量や水分量の変化によって体重の数字が一時的に増えることもあります。体重計の数字よりも、体型の変化(洋服のサイズ感)、体脂肪率の変化、体の調子や動きやすさの改善なども、ダイエットの成果として意識するようにしましょう。
GLP-1ダイエットはあくまでも「補助ツール」であることを認識することも重要です。薬の効果に依存するだけでなく、食事習慣や生活習慣を改善していくことが、治療終了後も体重を維持していくために不可欠です。薬を使用している期間を、自分の食習慣や生活習慣を根本的に見直すチャンスとして活用する気持ちが、長期的な成功につながります。
さらに、治療に行き詰まりを感じたときは、ひとりで抱え込まずに専門家(担当医師、栄養士、心理士など)に相談することをためらわないでください。医療的なサポートを適切に活用することが、GLP-1ダイエットを成功に導く大きな助けになります。アイシークリニック渋谷院では、GLP-1ダイエットの専門スタッフが個々の状況に合わせたサポートを行っています。体重が減らない・停滞しているとお感じの方はいつでもご相談ください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、GLP-1ダイエットを始めても思うように体重が減らないとお悩みの方のご相談を多くいただきますが、その多くのケースで食事内容の見直しや生活習慣の改善によって再び体重が動き出すことを経験しています。GLP-1受容体作動薬は非常に有効なツールである一方、薬の効果を最大限に引き出すためには、タンパク質をしっかり摂ることや適度な運動・十分な睡眠といった日常習慣との組み合わせが欠かせません。停滞期を含め、体重の変化には個人差がありますので、焦らず担当医師と二人三脚で原因を丁寧に確認しながら治療を進めていただくことが、長期的な成功への近道です。」
🔍 よくある質問
主な原因は「食事内容の問題」「生活習慣の乱れ」「薬の用量・使い方の不適切さ」「体の状態による個人差」の4つに分類されます。たとえば高カロリー食品の摂取、運動不足、睡眠不足、甲状腺機能低下症などが影響している場合があります。原因を正確に把握し、一つひとつ対処することが大切です。
停滞期は薬の効果がなくなったのではなく、体が新しいカロリー摂取量に適応した結果です。焦って極端な食事制限や自己判断での増量は逆効果になることがあります。食事内容の見直しや運動量の調整を少しずつ行いながら、担当医師と相談して継続することが停滞期を乗り越える鍵です。
タンパク質と食物繊維を意識的に摂ることが重要です。タンパク質は体重1kgあたり1.0〜1.5g程度(例:体重60kgなら60〜90g)を目安に、鶏むね肉・魚・卵・大豆製品などから摂取しましょう。食物繊維は野菜・きのこ・海藻などから摂ると、満腹感の持続や腸内環境の改善にも役立ちます。
組み合わせることで効果が高まります。週150分以上の有酸素運動(ウォーキングなど)で脂肪燃焼を促しつつ、週2〜3回の筋力トレーニングで基礎代謝の低下を防ぐことが推奨されます。日常生活でも階段を使うなど活動量を増やす工夫が、消費カロリーの着実なアップにつながります。
自己判断による薬の増減は避けてください。用量が不十分な場合は医師への相談で調整が可能ですし、副作用がつらい場合も減量や薬剤変更といった対応ができます。当院では定期的な血液検査や体組成の確認を行いながら、個々の状態に合わせたサポートを提供していますので、お気軽にご相談ください。
💪 まとめ
GLP-1ダイエットで痩せない原因には、食事内容の問題、生活習慣の乱れ、薬の用量や使い方の不適切さ、体の状態による個人差、そして誰にでも訪れるプラトー(停滞期)など、さまざまな要因が複合的に関係しています。
GLP-1受容体作動薬は確かに効果的な薬剤ですが、それだけで体重が自動的に減るわけではありません。薬の効果を最大限に引き出すためには、食事内容の改善(タンパク質・食物繊維の積極的な摂取、液体カロリーの削減)、適切な運動習慣の確立、十分な睡眠の確保、ストレス管理、そして定期的な医師との連携が欠かせません。
体重が減らないことに焦りを感じることは自然なことですが、原因を正確に把握して一つひとつ対処していくことが、GLP-1ダイエット成功への確実な道筋です。停滞期を乗り越え、継続することが最終的な結果につながります。思うような効果が出ていないと感じる方は、ぜひ担当医師に現在の状況を詳しく伝え、治療内容の見直しについて相談してみてください。
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📚 参考文献
- 厚生労働省 – GLP-1ダイエットにおける運動・身体活動の推奨量(週150分以上の中等度有酸素運動など)および健康的な体重管理に関する根拠として参照
- PubMed – GLP-1受容体作動薬(セマグルチド・リラグルチド等)の体重減少効果・プラトー・インスリン抵抗性・腸内細菌叢との関連に関する臨床研究・査読済み論文の根拠として参照
- WHO(世界保健機関) – 肥満症の定義・世界的な疫学データ、および食事・運動・生活習慣改善を組み合わせた肥満治療の国際的推奨基準の根拠として参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務