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顔にある青みがかったあざ「太田母斑」は、現在ではレーザー治療によって大幅な改善が期待できます。かつては治療が難しいとされていた太田母斑ですが、技術の進歩で状況は大きく変わりました。
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太田母斑はレーザー治療で改善できます。この記事を読んで、まず正しい知識をつけましょう!
🚨 この記事を読まないと…
- ❌ 自分に合った治療法がわからないまま
- ❌ 放置するほど治療回数・費用が増えるリスク
- ❌ 怪しいクリニック・方法を選んで後悔する可能性
✅ この記事を読むと分かること
- 📌 太田母斑がなぜレーザーで消えるのか
- 📌 治療回数・費用・保険適用の実態
- 📌 ダウンタイムや痛みのリアルな情報
- 📌 後悔しないクリニック選びのポイント
目次
- 太田母斑とはどんなあざ?
- 太田母斑が生じる原因とメカニズム
- 太田母斑の特徴と他のあざとの違い
- 太田母斑はなぜレーザー治療が有効なのか
- 太田母斑に用いられるレーザーの種類
- レーザー治療の流れとは
- 治療回数と効果のあらわれ方
- 治療後のダウンタイムと注意点
- 治療に伴う痛みについて
- 太田母斑レーザー治療の費用・保険適用について
- 治療を受ける際によくある疑問
- まとめ
この記事のポイント
太田母斑はQスイッチルビーレーザー(保険適用可)やピコレーザーで改善が期待でき、治療回数は4〜10回・インターバルは3〜6か月が目安。早期治療ほど効果的で、アイシークリニックでは個人の状態に合わせた丁寧な治療を提供している。
💡 太田母斑とはどんなあざ?
太田母斑(おおたぼはん)は、顔面に現れる青みがかった色素性のあざです。医学的には「眼皮膚メラノサイトーシス」とも呼ばれ、皮膚の深い層(真皮)にメラノサイト(色素細胞)が異常に集まることで生じます。
名称は、1939年に日本の皮膚科医・太田正雄(おおたまさお)博士がこの疾患を初めて詳しく記載・報告したことに由来しています。日本をはじめとするアジア系の人種に多くみられる疾患で、白人や黒人には比較的まれとされています。
色調は青灰色・灰褐色・青黒色など多様で、頬・まぶた・額・こめかみ・鼻の周囲など顔面の片側もしくは両側にかけて広がることが多いのが特徴です。また、まぶたの結膜(白目の部分)や口腔内の粘膜に色素沈着が及ぶこともあります。
発症時期は大きく分けて2つあります。生後すぐ、または生後1年以内に現れる「早発型」と、思春期前後に現れる「遅発型」です。早発型は生後間もない頃は薄くても、成長にともなって色が濃くなっていくことがあります。遅発型は思春期を境に急に目立ってくるケースもあり、いずれも放置すると色調がより濃くなる可能性があります。
Q. 太田母斑とはどのようなあざですか?
太田母斑は顔面に現れる青みがかった色素性のあざで、皮膚の深い層(真皮)にメラノサイトが異常集積することで生じます。頬・まぶた・額などに現れ、アジア系人種に多い疾患です。自然には消えず、放置すると色調がより濃くなる可能性があります。
📌 太田母斑が生じる原因とメカニズム
太田母斑が生じる根本的な原因は、皮膚の深い部分(真皮)にメラノサイトが残存することにあります。通常、胎児の発生過程においてメラノサイトは神経堤(しんけいてい)から移動し、表皮と真皮の境界(基底膜)に到達して定着します。しかし何らかの理由でこの移動が途中で止まり、真皮の中にメラノサイトが取り残されてしまうと、太田母斑のような色素性病変が形成されると考えられています。
この真皮内のメラノサイトがメラニン色素を産生し続けることで、皮膚表面から青みがかって見えます。これは光の散乱現象(チンダル効果)によるもので、皮膚の深い層にある色素が青っぽく見えるのはこのためです。
遺伝的な要因の関与も示唆されていますが、明確な遺伝子変異が特定されているわけではなく、現時点では多因子的なものと考えられています。家族内に同様のあざを持つ人がいるケースも報告されていますが、必ずしも遺伝するわけではありません。
悪性化(がん化)のリスクについては非常に低いとされており、太田母斑そのものが健康に害をおよぼすことはほとんどありません。ただし、見た目の問題から精神的なストレスを引き起こすことがあるため、美容的・心理的な観点からの治療が行われます。
✨ 太田母斑の特徴と他のあざとの違い
太田母斑と混同されやすいあざがいくつかあります。それぞれの違いを正しく理解することが、適切な治療を選ぶうえで重要です。
✅ 蒙古斑(もうこはん)との違い
蒙古斑は、赤ちゃんのお尻や腰などに見られる青いあざです。太田母斑と同様に真皮のメラノサイトによって生じますが、蒙古斑は成長とともに自然に消えていくことがほとんどです。一方、太田母斑は顔面に現れ、自然消退しないという点で大きく異なります。なお、まれに顔面に生じる蒙古斑(異所性蒙古斑)と太田母斑の鑑別が必要になることもあります。
📝 伊藤母斑との違い
伊藤母斑は、肩・上腕・肩甲部などに現れる青みがかったあざです。発生機序は太田母斑と同じく真皮内のメラノサイトによるもので、治療方法もほぼ同様です。部位が顔面ではなく体幹・上肢であることが太田母斑との大きな違いです。
🔸 扁平母斑(へんぺいぼはん)との違い
扁平母斑はいわゆる「茶あざ」で、表皮のメラニン色素が増加することで生じます。太田母斑のような青みはなく、茶色い均一な色調が特徴です。扁平母斑はレーザー治療後の再発率が高いなど、治療の難易度が異なります。
⚡ 肝斑(かんぱん)との違い
肝斑は主に中年以降の女性に見られる後天性の色素斑で、紫外線・ホルモンバランス・摩擦などが原因です。表皮性の色素沈着であるため、太田母斑とは色調・発症時期・原因が異なります。治療法も異なるため、医師による正確な診断が不可欠です。
Q. 太田母斑のレーザー治療はなぜ効果があるのですか?
太田母斑のレーザー治療は「選択的光熱融解」という原理を利用しています。特定波長のレーザーがメラニン色素に選択的に吸収され、周囲の皮膚を傷つけずにメラノサイトだけを破壊します。砕かれた色素は免疫細胞が処理・吸収し、繰り返すことであざが徐々に薄くなります。
🔍 太田母斑はなぜレーザー治療が有効なのか
太田母斑は長らく治療が難しいとされてきました。かつては皮膚の削除術や植皮術、あるいはカモフラージュメイクで対処するしかありませんでしたが、1980〜90年代頃からQスイッチレーザーが開発・普及したことで、治療の概念が大きく変わりました。
レーザー治療が有効な理由は、「選択的光熱融解(Selective Photothermolysis)」という原理にあります。特定の波長のレーザー光は、メラニン色素に選択的に吸収されます。極めて短いパルス幅(照射時間)でレーザーを照射することで、周囲の皮膚組織を傷つけることなく、メラニン色素を持つメラノサイトだけを選択的に破壊することができます。
破壊された色素は細かく砕かれ、体内の免疫細胞(マクロファージ)によって徐々に処理・吸収されていきます。これが繰り返されることで、あざの色が少しずつ薄くなっていきます。
太田母斑が真皮の深いところにある色素であっても、適切な波長のレーザーを選択することで真皮深層のメラノサイトにまでアプローチが可能です。これが、太田母斑に対してレーザー治療が有効とされる理由です。
💪 太田母斑に用いられるレーザーの種類
太田母斑の治療に用いられるレーザーにはいくつかの種類があります。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った治療法を選ぶ参考になります。
🌟 Qスイッチルビーレーザー(694nm)
太田母斑の治療において長年使用されてきた実績あるレーザーです。694nmという波長はメラニン色素への親和性が高く、真皮深層のメラノサイトに対して効果的にアプローチします。日本国内での太田母斑治療においては保険適用が認められており(詳細は後述)、特に信頼性の高い選択肢のひとつです。
💬 Qスイッチアレキサンドライトレーザー(755nm)
755nmの波長を持つアレキサンドライトレーザーもメラニンへの吸収率が高く、太田母斑の治療に用いられます。比較的深い真皮層まで到達しやすいとされています。Qスイッチモードで使用することで、短いパルス幅による色素破壊が可能です。
✅ QスイッチNd:YAGレーザー(1064nm・532nm)
1064nmの波長は皮膚深達度が高く、真皮深層の色素にアプローチしやすい特性があります。532nmにも切り替え可能で、表皮側の色素にも対応できます。肌色が濃い方にも比較的使いやすいとされています。
📝 ピコ秒レーザー(ピコレーザー)
従来のQスイッチレーザーがナノ秒(10億分の1秒)単位のパルス幅であるのに対し、ピコ秒レーザーはピコ秒(1兆分の1秒)という極めて短いパルス幅でレーザーを照射します。色素を光機械的作用(フォトアコースティック効果)によってより細かく砕くことができるため、色素の排出効率が高まると考えられています。
ピコレーザーは熱的ダメージが少なく、従来のQスイッチレーザーと比較して照射後の炎症後色素沈着(PIH)リスクが低いという報告もあります。また、治療回数が少なくて済む可能性もあるとされており、近年注目を集めています。ただし、ピコレーザーによる太田母斑治療は現時点では保険適用外となることがほとんどのため、費用面での検討が必要です。
🎯 レーザー治療の流れとは
実際にクリニックでレーザー治療を受ける際の一般的な流れを紹介します。クリニックによって多少異なる場合がありますが、おおむね以下のステップで進みます。
🔸 カウンセリング・診察
まず医師によるカウンセリングと診察を受けます。あざの大きさ・深さ・色調などを確認し、最適な治療法・レーザーの種類・照射設定などを決定します。また、過去の治療歴・アレルギー・内服薬なども確認されます。ここでの説明をしっかり聞き、疑問点は遠慮なく質問することが大切です。
⚡ 麻酔クリームの塗布(必要に応じて)
痛みを軽減するため、治療前に麻酔クリームを患部に塗布することがあります。麻酔クリームは塗布後30〜60分程度で効果が出てくるため、治療の少し前から準備が始まります。小さなお子さまや痛みに敏感な方には特に重要なステップです。
🌟 レーザー照射
患部にレーザーを照射します。照射中は「パチパチ」「バチっ」とした感覚があり、個人差はありますが輪ゴムではじかれるような痛みを感じることが多いです。照射時間はあざの大きさにもよりますが、数分〜15分程度で終わることが一般的です。照射直後は患部が一時的に白っぽくなる「即時白色反応(IWR)」が見られることがあります。
💬 照射後の処置
照射後は患部を冷やして炎症を和らげ、必要に応じて軟膏を塗布してガーゼなどで保護します。アフターケアの方法は医師・スタッフから丁寧に説明されますので、指示に従って自宅でのケアを行うことが大切です。
✅ 次回照射までのインターバル
レーザー照射後、皮膚が回復して次の照射を受けられるようになるまでには、一般的に3〜6か月程度のインターバルが必要です。この期間に色素の代謝排出が進み、あざが薄くなっていきます。インターバルを十分に取ることが、皮膚へのダメージを最小限にしながら最大の効果を引き出すために重要です。
Q. 太田母斑のレーザー治療は保険適用になりますか?
Qスイッチルビーレーザーによる太田母斑治療は、一定条件を満たせば健康保険が適用され、患者負担は1〜3割となります。一方、ピコレーザーは現時点で保険適用外となる場合がほとんどで、1回あたり数万円〜10万円以上かかることもあります。受診前にクリニックへ事前確認することをおすすめします。
💡 治療回数と効果のあらわれ方
太田母斑のレーザー治療で気になるのが、何回通えばよくなるのかという点です。太田母斑は真皮の深い部分にある色素が原因のため、1回の照射で完治するものではなく、複数回の治療が必要です。
一般的には4〜10回程度の照射が目安とされていますが、あざの色の濃さ・面積・深さ・個人の肌質・色素の量などによって異なります。色が濃い場合や面積が広い場合には、より多くの回数が必要になることもあります。
効果のあらわれ方には個人差があり、1〜2回の照射で著明に薄くなる方もいれば、じっくりと回数を重ねて少しずつ改善していく方もいます。また、照射直後よりも数週間〜数か月後に色が薄くなっていることに気づくケースも多く、インターバル中にじわじわと効果が出てくることを理解しておくことが大切です。
小児(乳幼児・子ども)の場合、早期に治療を開始することで少ない回数でより良い効果が得られるという報告があります。これは、皮膚が薄く色素が浅い位置にある場合が多いことや、免疫機能が活発で色素の代謝排出が活発なことなどが理由として考えられています。また、色が薄いうちに治療を始めることで、色が濃くなる前に改善できるというメリットもあります。
成人の場合でも十分な効果が期待できますが、色が濃くなってから治療を行う場合は回数が増える傾向にあります。いずれの場合も、根気よく治療を継続することが最終的な満足のいく結果につながります。
📌 治療後のダウンタイムと注意点
レーザー照射後はある程度のダウンタイム(治療後の回復期間)があります。あらかじめ経過を知っておくことで、不安を感じることなく過ごすことができます。
📝 照射直後〜数日
照射直後から数時間は、患部に赤みや腫れ(むくみ)が生じることがあります。赤みや腫れは通常1〜3日程度で落ち着きます。照射強度によっては小さなかさぶた(痂皮)ができることもあります。この時期は患部を清潔に保ち、医師の指示に従って軟膏を塗布するなどのケアが必要です。
🔸 照射後1〜2週間
かさぶたが自然に剥がれていきます。かさぶたは無理に剥がさないことが大切です。無理に剥がすと傷跡になったり、炎症後色素沈着のリスクが高まったりします。かさぶたが取れた後、患部が一時的に赤みがかって見えることがありますが、これは皮膚が回復している正常な経過です。
⚡ 炎症後色素沈着(PIH)について
レーザー照射後、患部が一時的に黒っぽく・茶色くなる「炎症後色素沈着(Post-Inflammatory Hyperpigmentation:PIH)」が生じることがあります。特に肌色が濃い方(色黒の方)ではリスクが高い傾向があります。PIHは永続的なものではなく、時間の経過とともに(通常数か月以内に)薄くなっていくことがほとんどです。ビタミンC配合の外用剤やトラネキサム酸の内服などが有効な場合もありますが、医師の指示のもとで行うことが重要です。
🌟 日焼け対策
照射後の皮膚は紫外線に対して非常に敏感になっています。紫外線を受けることでPIHのリスクが高まるため、治療期間中はしっかりとした日焼け対策が必要です。日焼け止めを毎日こまめに塗り直すほか、帽子や日傘を活用することをおすすめします。
💬 洗顔・スキンケア
照射後の患部に対する洗顔や刺激は、医師の指示に従って行ってください。一般的には、照射直後〜かさぶたが取れるまでの間は患部を強くこするような洗顔は避けます。スキンケア製品の使用についても、刺激の少ないものを選ぶよう心がけてください。
✨ 治療に伴う痛みについて
太田母斑のレーザー治療を受けるにあたって、多くの方が気になるのが「痛み」ではないでしょうか。
照射中の感覚は、「輪ゴムではじかれるような感じ」「熱い感じ」などと表現されることが多いです。痛みの感じ方は個人差が大きく、また照射部位や照射の強さによっても異なります。まぶたなど皮膚の薄い部位はより敏感に感じる場合があります。
痛みを和らげるための対策として、前述の麻酔クリーム(局所麻酔の外用剤)の使用が一般的です。麻酔クリームを事前に塗布しておくことで、照射時の痛みをかなり軽減することができます。特にお子さまや痛みに敏感な方には有効です。
また、ピコレーザーは従来のQスイッチレーザーと比較して痛みが少ない傾向があるという声もありますが、個人差があります。痛みについて不安がある方は、事前のカウンセリングで医師にしっかり相談してみましょう。
Q. 太田母斑のレーザー治療後のダウンタイムはどのくらいですか?
レーザー照射直後から数時間は赤みや腫れが生じますが、通常1〜3日で落ち着きます。かさぶたが生じた場合は1〜2週間で自然に剥がれます。照射後の皮膚は紫外線に敏感になるため、治療期間中は日焼け止めの毎日の使用や帽子・日傘の活用など、徹底した紫外線対策が必要です。
🔍 太田母斑レーザー治療の費用・保険適用について

太田母斑のレーザー治療は、使用するレーザーの種類や実施するクリニックによって、保険適用か自由診療(自費)かが異なります。費用面については事前によく確認することが重要です。
✅ 保険適用について
日本では、Qスイッチルビーレーザーによる太田母斑の治療は健康保険の適用が認められています(保険診療)。保険適用の条件としては、「太田母斑と診断されていること」「顔面にあること」などが一般的な要件とされており、使用するレーザー機器が厚生労働省の承認を受けたものである必要があります。
保険適用の場合、患者が負担する金額は通常の医療費と同じく1〜3割負担(年齢・所得等によって異なる)となり、費用面での負担が軽減されます。保険適用で治療を受けることが可能なクリニックを選ぶ場合は、事前に確認することをおすすめします。
📝 自由診療(自費)の場合
ピコレーザーなど、保険適用外のレーザーを用いた治療は自費診療となります。また、Qスイッチレーザーであっても、クリニックの方針や保険請求の要件を満たさない場合は自費診療となることがあります。
自費診療の場合の費用はクリニックによって大きく異なりますが、1回あたり数万円〜10万円以上になることもあります。複数回の治療が必要なことを考えると、トータルの費用を試算しておくことが大切です。
🔸 費用を確認する際のポイント
クリニックに問い合わせる際には、以下の点を確認しておくとよいでしょう。
- 保険適用での治療が可能かどうか
- 使用するレーザーの種類
- 1回あたりの費用の目安
- 必要な治療回数の見込み
- 麻酔クリームや薬など、別途かかる費用があるかどうか
- カウンセリング料の有無
💪 治療を受ける際によくある疑問
⚡ 何歳から治療できますか?
レーザー治療は乳幼児から受けることが可能とされており、早期治療の方が効果的という報告もあります。ただし、乳幼児の場合は照射中に動いてしまうことがあるため、全身麻酔を使用するクリニックもあります。小さなお子さまへの治療は、小児への対応経験が豊富なクリニックで相談することをおすすめします。
🌟 妊娠中・授乳中でも治療できますか?
妊娠中や授乳中の方へのレーザー治療は、一般的に推奨されていません。麻酔クリームの成分が母体・胎児・乳児に影響する可能性があること、ホルモンバランスの変化によって皮膚の状態が通常と異なること、などが主な理由です。妊娠・授乳が終わってから治療を検討するとよいでしょう。
💬 治療後、あざが完全になくなりますか?
多くのケースでは著明な改善が期待できますが、完全にあざが消えるかどうかは個人差があります。色素が非常に深い部分にある場合や、面積が広い場合などは、完全消退が難しいこともあります。また、治療効果が非常に高い場合でも、ごくわずかな色素が残ることもあります。治療前に医師と相談し、現実的な期待値を持つことが大切です。
✅ 太田母斑は再発しますか?
レーザー治療後に太田母斑が再発することは比較的まれとされています。ただし、治療で色素が薄くなった後でも、長期的な日焼けや年齢による変化で再び目立ってくることがないわけではありません。日常的な紫外線対策を継続することが、治療効果を長持ちさせるためにも大切です。
📝 治療中・治療後のメイクはできますか?
照射直後はかさぶたができる場合があり、その期間中は患部へのファンデーションなどの塗布は避けた方が無難です。かさぶたが取れた後は、医師の許可のもとで通常のメイクが可能になることがほとんどです。治療部位以外のメイクについては照射当日でも問題ないことが多いですが、クリニックの指示に従ってください。
🔸 治療のタイミングとして適した季節はありますか?
レーザー治療後は紫外線対策が特に重要になるため、紫外線量が少ない秋〜冬にかけての時期に治療を開始するのが理想的という考え方があります。ただし、適切な日焼け対策を行えば、一年を通じて治療を受けることは可能です。長期にわたる治療期間を考えると、季節を選ぶよりも早めに開始することを優先してもよいでしょう。
⚡ クリニック選びのポイントは?
太田母斑のレーザー治療を受けるクリニックを選ぶ際は、以下の点を参考にしてみてください。
- 皮膚科または形成外科・美容皮膚科の専門医が在籍しているか
- 太田母斑の治療実績があるか
- 保険診療と自費診療の選択肢があるか(保険適用での治療を希望する場合)
- 複数種類のレーザー機器を保有しているか
- カウンセリングが丁寧で、疑問にきちんと答えてくれるか
- アフターフォロー体制が整っているか
太田母斑の治療は長期間にわたることが多いため、継続して通いやすいアクセスのよさも重要な要素のひとつです。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「太田母斑は「生まれつきだから仕方ない」と長年あきらめていた方が、当院にも多くご来院されます。現在ではQスイッチレーザーやピコレーザーを用いた治療により、真皮深部の色素にも効果的にアプローチできるようになっており、多くの患者様に満足いただける改善結果をお届けできています。治療は複数回にわたりますが、お一人おひとりのあざの状態や生活スタイルに合わせて丁寧にご説明しながら進めてまいりますので、まずはお気軽にご相談ください。」
🎯 よくある質問
一般的に4〜10回程度の照射が目安とされています。ただし、あざの色の濃さ・面積・深さ・個人の肌質によって回数は異なります。各回の照射の間には3〜6か月のインターバルが必要で、照射後じわじわと効果が出てくることも多いため、根気よく治療を継続することが大切です。
Qスイッチルビーレーザーによる太田母斑の治療は、一定の条件を満たせば健康保険の適用が認められています。保険適用の場合、費用負担は1〜3割となります。一方、ピコレーザーなど保険適用外のレーザーを使用する場合は自費診療となるため、受診前にクリニックへ事前確認することをおすすめします。
レーザー治療は乳幼児から受けることが可能で、早期に治療を開始した方が少ない回数でより高い効果が得られるという報告もあります。ただし、乳幼児は照射中に動いてしまうことがあるため、全身麻酔を使用するクリニックもあります。小さなお子さまの治療は、小児対応の経験が豊富なクリニックへご相談ください。
照射直後から数時間は赤みや腫れが生じることがあり、通常1〜3日程度で落ち着きます。照射強度によっては小さなかさぶたができることもあり、自然に剥がれるまで1〜2週間ほどかかります。また、照射後の皮膚は紫外線に敏感になるため、日焼け止めの使用など徹底した紫外線対策が必要です。
多くのケースで著明な改善が期待できますが、完全に消えるかどうかは個人差があります。色素が非常に深い部分にある場合や面積が広い場合は、完全消退が難しいこともあります。アイシークリニックでは、治療前のカウンセリングで患者さんお一人おひとりの状態を丁寧に確認し、現実的な見通しをご説明したうえで治療を進めています。
💡 まとめ
太田母斑は顔面に現れる真皮性の色素性あざで、かつては治療が難しいとされていましたが、現在ではレーザー治療によって大きな改善が期待できるようになっています。Qスイッチレーザーやピコレーザーなど、患者さんの状態に合わせたレーザーを選択することで、周囲の皮膚組織を傷つけることなくメラノサイトを選択的に破壊し、色素を薄くすることができます。
治療は通常4〜10回程度のセッションが必要で、各回の照射の間には3〜6か月のインターバルを置くことが一般的です。照射後はダウンタイムとして赤みやかさぶたが生じることがありますが、正しくケアすることで問題なく回復します。また、炎症後色素沈着を防ぐためにも日焼け対策は徹底して行うことが重要です。
費用については、Qスイッチルビーレーザーを用いた治療に保険が適用される場合があります。保険適用かどうかや費用の詳細については、受診するクリニックに事前に確認しましょう。
太田母斑でお悩みの方は、まず皮膚科や形成外科・美容皮膚科を受診し、専門医に相談することから始めてみてください。早期に治療を開始することで、より少ない回数でより高い効果が得られる可能性があります。アイシークリニック渋谷院では、一人ひとりのあざの状態に合わせた丁寧なカウンセリングと治療を行っておりますので、太田母斑のことで気になることがあればお気軽にご相談ください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 太田母斑の診断基準・治療ガイドラインおよびレーザー治療の適応に関する情報
- 厚生労働省 – Qスイッチルビーレーザーによる太田母斑治療の保険適用に関する診療報酬上の取り扱い情報
- PubMed – 太田母斑(Nevus of Ota)に対するQスイッチレーザー・ピコ秒レーザー治療の効果・安全性・治療回数に関する海外臨床研究文献
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務