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リスカ跡の消し方を解説|自宅ケアからクリニック治療まで

手首や腕などに残ったリストカット(リスカ)の跡は、衣服で隠し続けることへの疲れや、他者の目が気になるといった悩みを抱える方が少なくありません。「消えないだろう」と諦めている方もいるかもしれませんが、傷跡の状態や深さによっては、適切なケアや医療的な治療によって目立ちにくくすることが可能です。この記事では、リスカ跡の種類や状態の違い、自宅でできるセルフケアの方法、そしてクリニックで受けられる治療の選択肢まで、幅広くわかりやすくお伝えします。過去のつらい経験と向き合いながら、少しでも前向きな一歩を踏み出すヒントになれば幸いです。


目次

  1. リスカ跡とはどのような状態か
  2. 傷跡の種類と特徴を理解する
  3. 傷跡が残る仕組みとは
  4. 自宅でできるリスカ跡のセルフケア
  5. クリニックで受けられる治療の種類
  6. 治療を受ける前に知っておきたいこと
  7. 傷跡ケアにかかる期間と費用の目安
  8. 心のケアと傷跡治療を並行して行うことの大切さ
  9. まとめ

この記事のポイント

リスカ跡は傷の種類や深さに応じ、保湿・シリコンジェル・紫外線対策などのセルフケアや、レーザー・ステロイド注射・外科的切除などクリニック治療で目立ちにくくできる。アイシークリニックでは傷跡の外見改善と心のケアを並行して進めることを重視している。

🎯 リスカ跡とはどのような状態か

リストカットとは、主に手首や腕を刃物などで傷つける自傷行為のことを指します。その行為によって生じた傷が治癒した後に残るのが、いわゆる「リスカ跡」です。傷跡の見た目はさまざまで、白っぽい線として残るものもあれば、赤みや盛り上がりが長く続くものもあります。

傷跡が目立つかどうかは、傷の深さ・幅・本数・受傷からの期間・その人の肌質・アフターケアの有無など、多くの要素によって変わります。浅い傷跡であれば時間の経過とともに薄くなっていくケースもありますが、深い傷跡や過去に何度も繰り返した傷跡については、自然に目立たなくなるまでに非常に長い時間を要することがあります。また、完全に元の肌の状態に戻ることは難しい場合もあります。

傷跡に悩んでいる方の多くは、「半袖が着られない」「温泉やプールに行けない」「パートナーや職場の人に見られたくない」といった日常生活上の制約を感じています。また、傷跡を見るたびに過去のつらい記憶がよみがえるという精神的な負担を抱えている方もいます。そうした背景を踏まえながら、できるだけ実践的な情報をお伝えしていきます。

Q. リスカ跡にはどのような種類がありますか?

リスカ跡は主に4種類に分類されます。皮膚が凹む「陥凹性瘢痕」、盛り上がる「肥厚性瘢痕」、傷の範囲を超えて広がる「ケロイド」、白っぽく平坦に残る「白色萎縮性瘢痕」です。また、赤みや茶みが続く炎症後色素沈着が残るケースもあります。種類によって適切なケアや治療法が異なります。

📋 傷跡の種類と特徴を理解する

リスカ跡といっても、その見た目や状態は一様ではありません。大きく分けると以下のような種類があります。それぞれの特徴を理解することで、自分の傷跡に合ったケアや治療を選びやすくなります。

🦠 陥凹性瘢痕(かんおうせいはんこん)

皮膚が凹んでいる状態の傷跡です。傷が治る過程でコラーゲンの生成が不十分だった場合に生じます。ニキビ跡のクレーターに似た状態で、皮膚の表面がなめらかでなく、影になって目立ちやすい特徴があります。リストカットの傷跡でも、比較的浅い傷が癒着しながら治った場合などにこのタイプが見られることがあります。

👴 肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)

傷跡が盛り上がっている状態です。皮膚が修復される過程でコラーゲンが過剰に産生され、傷の範囲内で盛り上がりが生じます。赤みを帯びていることが多く、触ると硬さを感じます。時間の経過とともに徐々に平坦になっていくケースもありますが、完全に消えることは少なく、白っぽい線として残ることがあります。

🔸 ケロイド

肥厚性瘢痕に似た見た目ですが、傷の範囲を超えて周囲の正常な皮膚にまで広がっていくのが特徴です。赤みが強く、かゆみや痛みを伴うこともあります。体質的にケロイドができやすい人がいるほか、肩・胸・下腹部などはケロイドができやすい部位とされています。手首・腕はケロイドができやすい部位ではありませんが、体質によっては生じることがあります。ケロイドは保険診療の対象となる場合があります。

💧 白色萎縮性瘢痕(はくしょくいしゅくせいはんこん)

傷跡が完全に成熟した状態で、白っぽく平坦な線として残るものです。周囲の肌より色素が薄く、いわゆる「白い傷跡」として認識されることが多いです。比較的古い傷跡に見られる状態で、傷の深さが浅いものほどこの状態になりやすい傾向があります。

✨ 色素沈着が残っている状態

傷が治った後に赤みや茶色みが長く続く状態で、これは炎症後色素沈着と呼ばれます。傷跡そのものは平坦でも、色の変化によって目立ちます。紫外線を浴びることで色素沈着が悪化することがあるため、日焼け対策が重要です。

💊 傷跡が残る仕組みとは

傷跡が残る理由を理解するには、皮膚の構造と修復のメカニズムを知ることが助けになります。皮膚は表面から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で構成されており、傷の深さによって修復の様子が大きく異なります。

表皮のみにとどまる浅い傷であれば、細胞が再生しやすく、傷跡として残りにくいことがあります。一方、真皮まで達する深い傷の場合は、皮膚の本体とも言えるコラーゲン線維が損傷し、修復の過程でコラーゲンが不規則に産生されるため、傷跡として残りやすくなります。これが瘢痕(はんこん)と呼ばれる状態です。

傷の治癒には大まかに「止血・炎症期」「増殖期」「成熟期」という段階があります。最初の段階では血小板や白血球が集まって傷を塞ぎ、次に線維芽細胞がコラーゲンを産生して組織を修復します。最終的に成熟期において、傷跡は徐々に平坦化・淡色化していきますが、この過程には1〜2年かかることもあります。

また、受傷直後の対処も傷跡の残り方に影響します。感染や引っ掻きなどの刺激によって炎症が長引くと、傷跡が目立ちやすくなります。反対に、適切な湿潤環境を保ちながらケアすることで、傷跡をより目立たなくできる可能性があります。

Q. 自宅でできるリスカ跡のケア方法を教えてください

傷が完全に閉じていることを確認したうえで、アットノンやケロコートなどの医療用シリコンジェルや保湿クリームの塗布、シリコンジェルシートの貼付が有効です。また、色素沈着の悪化を防ぐためSPF30以上の日焼け止めによる紫外線対策も重要です。いずれも継続使用が効果のカギとなります。

🏥 自宅でできるリスカ跡のセルフケア

医療機関での治療を受ける前、あるいは治療と並行して、自宅でできるケアについて説明します。ただし、傷がまだ完全に治癒していない状態や、感染の疑いがある場合は、まず皮膚科への受診を優先してください。

📌 保湿ケア

傷跡の皮膚は乾燥しやすく、乾燥することでかゆみや色素沈着が悪化しやすくなります。医療用シリコンジェルや保湿クリームを傷跡に定期的に塗ることで、皮膚のバリア機能を助け、傷跡を目立ちにくくする効果が期待できます。市販のものでは、「アットノン」「ケロコート」「シカケア」などがよく知られています。使用前に傷が完全に閉じていることを確認してください。開いている傷には使用できません。

▶️ シリコンジェルシートの活用

シリコン製のシートを傷跡に貼ることで、保湿効果と圧迫効果が同時に得られます。肥厚性瘢痕やケロイドの治療にも用いられる方法で、継続的に使用することで傷跡が平坦化・淡色化することが期待できます。1日数時間から就寝中に使用するものが多く、薬局やオンラインショップで入手できます。

🔹 紫外線対策

傷跡の皮膚は紫外線に対して非常に敏感であり、紫外線を浴びることで色素沈着が悪化するリスクがあります。外出時にはSPF30以上の日焼け止めを傷跡に塗るか、UVカット機能のある衣類などで物理的に遮ることが重要です。傷跡が新しいほど、紫外線による影響を受けやすいため、特に注意が必要です。

📍 圧迫療法

弾性包帯や圧迫用サポーターを傷跡に当てることで、コラーゲンの過剰産生を抑制し、肥厚性瘢痕やケロイドの悪化を防ぐ効果があるとされています。ただし、力加減や使用方法を誤ると皮膚への負担になるため、皮膚科医に相談したうえで行うことが望ましいです。

💫 コンシーラーやカバーメイクの利用

医療的なケアや治療を受けながらも、日常生活の中で傷跡を隠したいという方には、カバーメイクが有効な選択肢です。傷跡用に開発されたカバーファンデーションは一般的なコンシーラーより高いカバー力を持ち、耐水性のあるものも販売されています。傷跡専用のスキンカラーシールやテープも市販されており、手軽に使えます。

⚠️ クリニックで受けられる治療の種類

セルフケアだけでは改善が難しい場合や、より早く・確実に目立たなくしたい場合には、美容クリニックや皮膚科での治療が選択肢となります。傷跡の種類や状態に応じて、さまざまな治療法が用意されています。

🦠 レーザー治療

レーザー治療は、傷跡の種類によって異なる種類のレーザーを用います。大きく分けると、色素沈着(赤みや茶みがかった傷跡)に対して用いるレーザーと、凹凸を改善するために用いるレーザーの2種類があります。

色素沈着に対してはQスイッチレーザーやピコレーザーが有効とされており、メラニン色素に反応して色素を分解します。特に茶みがかった古い傷跡に対して効果が期待できます。また、赤みが残る傷跡にはVビームなどの血管病変向けレーザーが使われることもあります。

傷跡の凹凸を改善する目的では、フラクショナルレーザーが用いられます。フラクショナルレーザーは皮膚に微細な穴を多数形成することでコラーゲンの産生を促し、肌のリモデリングを促進します。陥凹性の傷跡や、肥厚性瘢痕が平坦化した後に残るテクスチャーの改善に効果的です。

レーザー治療は基本的に複数回の施術が必要で、1〜3か月に1回のペースで行われることが多いです。また、施術後は皮膚が敏感になるため、日焼け対策が非常に重要になります。

👴 ケミカルピーリング

グリコール酸やサリチル酸などの酸を皮膚に塗布し、古い角質を除去することで肌のターンオーバーを促す治療です。色素沈着による傷跡の改善に効果が期待できます。浅いピーリングであれば肌への刺激も比較的少なく、繰り返し受けることで徐々に改善していきます。ただし、凹凸が大きな傷跡には単独では効果が限定的であるため、他の治療と組み合わせることが多いです。

🔸 マイクロニードリング(ダーマローラー・ダーマペン)

細い針を皮膚に刺すことで微細な傷を意図的に作り出し、コラーゲンやエラスチンの産生を促す治療です。陥凹性の傷跡や、肌のテクスチャー改善に効果が期待できます。レーザー治療と組み合わせて行われることもあります。施術後に一時的に赤みが出ることがありますが、ダウンタイムは比較的短い傾向があります。

💧 ステロイド注射

肥厚性瘢痕やケロイドに対して、ステロイド(トリアムシノロン)を傷跡に直接注射する治療法です。コラーゲンの産生を抑制し、傷跡を平坦化・軟化させる効果があります。複数回の施術が必要で、間隔をあけながら行います。ケロイドに対しては保険適用となる場合があります。副作用として皮膚の萎縮や色素脱失が起こることがあるため、専門医のもとで行う必要があります。

✨ 外科的切除・縫縮術

傷跡を切り取って縫い直す方法です。瘢痕そのものを除去できる反面、新たな傷跡が生じることになります。ただし、適切な縫合技術で処理された傷跡は、元の傷跡よりもはるかに目立たなくなることが期待できます。傷跡が広い場合や、他の治療で改善が見られない場合に選択されることがあります。手術後は傷跡ケアが非常に重要で、縫合後の管理がそのまま最終的な仕上がりに影響します。

📌 PRP療法(多血小板血漿療法)

自分の血液から取り出した血小板を含む血漿(PRP)を傷跡に注射する方法です。血小板に含まれる成長因子が組織の修復を促進し、皮膚の再生を助けます。他の治療と組み合わせて用いられることが多く、副作用リスクが比較的低い点が特徴です。

▶️ 注入治療(ヒアルロン酸・コラーゲン)

陥凹した傷跡に対して、ヒアルロン酸などのフィラーを注入して凹みを埋める治療です。即効性があり、施術直後から改善効果を実感できるのが特徴です。ただし、効果は永久ではなく、数か月から1年程度で吸収されるため、定期的なメンテナンスが必要です。

Q. クリニックでのリスカ跡治療にかかる期間と費用は?

クリニックでのレーザー治療は1〜3か月に1回のペースで5〜10回程度行うことが多く、トータルで1〜2年かかる場合もあります。費用はレーザー治療1回あたり数万円程度が目安ですが、ケロイドはステロイド注射や圧迫療法に保険が適用される場合があります。アイシークリニックではカウンセリング時に詳細をご案内しています。

🔍 治療を受ける前に知っておきたいこと

クリニックでの治療を検討する際に、あらかじめ理解しておくべき点がいくつかあります。

🔹 傷跡を完全に消すことは難しい場合がある

現在の医療技術でも、傷跡を完全に「消す」ことはできないケースがあります。特に深い傷跡や広範囲の傷跡については、治療によって「目立たなくする」「薄くする」ことが現実的な目標となります。カウンセリングでは、担当医師に自分の傷跡の状態を正直に伝え、現実的な改善の程度についてしっかり説明を受けることが大切です。

📍 複数回の施術が必要なことが多い

レーザー治療をはじめとする多くの治療は、1回の施術で大きな効果が出るものではありません。複数回の施術を継続することで、徐々に改善が見られるものです。施術の間隔や通院の頻度についても事前に確認し、自分のライフスタイルと合わせて計画を立てることが重要です。

💫 施術後のダウンタイムがある

レーザー治療や外科的手術の後は、赤みや腫れ・かゆみなどが一時的に生じることがあります。施術の種類によってダウンタイムの長さは異なりますが、仕事や日常生活への影響を最小限にするためにも、施術を受ける時期や日程を事前に調整しておくとよいでしょう。

🦠 クリニック選びは慎重に

傷跡治療は繊細な施術であるため、経験豊富な医師のもとで受けることが重要です。初回カウンセリングを複数のクリニックで受け、説明の丁寧さ・医師の経験・料金の透明性などを比較して判断することをおすすめします。また、傷跡の背景に自傷の経験があることを医師に伝えることで、精神的な面への配慮も含めた対応を期待できます。

👴 自傷行為が現在も続いている場合は

現在も自傷行為が続いている場合は、まず傷跡の治療よりも精神的なサポートを優先することが大切です。美容クリニックや皮膚科での傷跡治療は、自傷行為が完全に落ち着いた後に行うのが原則です。精神科・心療内科への受診や、相談窓口への連絡を最初のステップとすることをおすすめします。

📝 傷跡ケアにかかる期間と費用の目安

傷跡の治療は短期間で完結するものではなく、ある程度の期間と費用がかかります。あらかじめ見通しを持っておくことで、無理のない範囲で継続的に取り組むことができます。

🔸 治療期間の目安

自宅でのシリコンジェルや保湿ケアを主体とするセルフケアの場合、効果が現れるまでに3か月〜半年以上かかることが多いです。クリニックでのレーザー治療を行う場合は、1〜3か月に1回のペースで5〜10回程度の施術を続けることが一般的で、トータルでは1〜2年程度かかることもあります。肥厚性瘢痕やケロイドへのステロイド注射は、4〜6週間ごとに数回行われるのが一般的です。

💧 費用の目安

美容クリニックでの傷跡治療は、基本的に自由診療(保険適用外)となることがほとんどです。費用はクリニックや治療内容によって大きく異なりますが、以下を参考にしてください。

レーザー治療(1回あたり)は、施術範囲によりますが数万円程度が目安です。フラクショナルレーザーや色素沈着改善レーザーなど、機器の種類によっても異なります。マイクロニードリングは1回1〜3万円程度のクリニックが多いですが、こちらも施術範囲や回数によって変わります。外科的切除・縫縮術は、傷跡の大きさや手術の複雑さによって大きく異なり、数万〜十数万円以上になることもあります。

一方、ケロイドについては保険診療の対象となる場合があり、皮膚科でステロイド注射や圧迫療法を受ける際は自己負担が軽減されます。傷跡の状態によって保険適用の可否が異なるため、受診の際に確認することをおすすめします。

Q. 自傷行為が続いている場合も傷跡治療を受けられますか?

自傷行為が現在も続いている場合は、傷跡の美容的治療より精神的サポートを優先することが原則です。傷跡治療は自傷行為が落ち着いた後に行うのが基本となります。まずは精神科・心療内科への受診や、よりそいホットライン(0120-279-338)・いのちの電話(0120-783-556)などの相談窓口を最初のステップとしてください。

💡 心のケアと傷跡治療を並行して行うことの大切さ

リスカ跡の治療を考える際、傷跡の外見的な改善だけを目標とするのではなく、心の回復という側面にも目を向けることが非常に重要です。

✨ 傷跡を見ることで感じる心理的な影響

傷跡が残っていることで、過去のつらい経験を繰り返し思い出してしまうという方は多くいます。これは「フラッシュバック」とも呼ばれる状態で、精神的な回復の妨げとなることがあります。傷跡を目立たなくすることで、こうした心理的な負荷が軽減されるケースも報告されており、外見の改善が心の回復を助けることもあります。

一方で、外見の変化だけが心の問題を解決するわけではありません。傷跡が薄くなっても、根本にある心の傷の癒えない部分には、専門家によるサポートが必要です。精神科医・心療内科医・カウンセラーなどと連携しながら、外見のケアと心のケアを並行して行うことが、より豊かな回復につながります。

📌 周囲の人との関係について

傷跡が目立つことで、パートナーや家族、友人との関係に悩みを抱える方もいます。「傷跡を見せることへの恥ずかしさ」「説明しなければならないプレッシャー」「関係が壊れることへの不安」など、さまざまな感情が生じることがあります。これらはごく自然な感情です。信頼できる人に正直に話すことが、長期的には関係をより深める場合もあります。

もし誰かに打ち明けることが難しいと感じている場合は、精神科・心療内科の医師やカウンセラーに相談する場を持つことが助けになります。

▶️ 相談できる窓口の利用

現在も自傷行為が続いている場合、または精神的なつらさを感じている場合は、以下のような相談窓口を活用してください。

よりそいホットライン(0120-279-338)は24時間無料で利用でき、さまざまなつらさや悩みに対応しています。いのちの電話(0120-783-556)も24時間対応の相談窓口として広く知られています。こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)は、都道府県が実施する精神保健に関する相談窓口につながります。

傷跡の治療と心のケアは、どちらかが優先されるものではなく、両者が補い合いながら進んでいくものです。焦らず、自分のペースで一歩ずつ進んでいくことが大切です。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、リスカ跡の治療を希望される方が、傷跡の外見的な悩みだけでなく、過去のつらい経験と向き合いながら一歩を踏み出される姿に、日々真摯に寄り添っています。傷跡の種類や深さ、経過した期間によって最適な治療法は異なりますので、まずは丁寧なカウンセリングを通じて、お一人おひとりに合ったアプローチをご提案することを大切にしています。外見のケアと心のケアは両輪で進めることが回復への近道ですので、一人で抱え込まず、どうぞ気軽にご相談ください。」

✨ よくある質問

リスカ跡は自然に消えることはありますか?

傷の深さや状態によって異なります。表皮のみの浅い傷跡は時間とともに薄くなる場合がありますが、真皮まで達した深い傷跡は自然に目立たなくなるまで非常に長い時間がかかり、完全に元の肌に戻ることは難しいケースもあります。まずは専門医に相談し、傷跡の状態を正確に把握することが大切です。

自宅でできるリスカ跡のケア方法はありますか?

傷が完全に閉じていることを確認したうえで、保湿クリームやシリコンジェル(アットノン・ケロコートなど)の使用、シリコンジェルシートの貼付、SPF30以上の日焼け止めによる紫外線対策が有効です。いずれも継続的に行うことで効果が期待できますが、傷が完治していない場合は皮膚科を受診してください。

クリニックではどのような治療が受けられますか?

傷跡の種類に応じて複数の治療法があります。色素沈着にはピコレーザーやVビーム、凹凸の改善にはフラクショナルレーザーやマイクロニードリング、盛り上がりにはステロイド注射や圧迫療法、陥凹した傷跡にはヒアルロン酸注入なども選択肢です。アイシークリニックでは、カウンセリングを通じて一人ひとりに合った治療法をご提案しています。

リスカ跡の治療にかかる期間と費用はどのくらいですか?

セルフケア中心の場合は3か月〜半年以上、クリニックでのレーザー治療は1〜3か月に1回のペースで5〜10回程度、トータル1〜2年かかることもあります。費用はレーザー治療が1回数万円程度が目安です。ただしケロイドは保険診療の対象となる場合があります。クリニックによって異なるため、事前に確認することをおすすめします。

現在も自傷行為が続いている場合、傷跡治療を受けられますか?

自傷行為が続いている場合は、まず傷跡治療より精神的なサポートを優先することが原則です。傷跡治療は自傷行為が落ち着いた後に行うことが基本となります。よりそいホットライン(0120-279-338)やいのちの電話(0120-783-556)などの相談窓口、または精神科・心療内科への受診を最初のステップとしてください。

📌 まとめ

リスカ跡の消し方についてまとめると、傷跡の種類や状態によってアプローチが異なることがわかります。白っぽい線として残る古い傷跡には保湿やシリコンジェル、色素沈着にはレーザーやケミカルピーリング、盛り上がりのある傷跡にはステロイド注射や圧迫療法が有効とされています。凹凸が残る場合にはフラクショナルレーザーやマイクロニードリング、外科的切除なども選択肢として挙げられます。

セルフケアとして日常的にできることは、保湿・シリコンジェルシートの使用・紫外線対策・カバーメイクの活用などがあります。これらは継続することで効果が出やすいため、長期的な視点で取り組むことが重要です。

クリニックでの治療は、複数回の施術と一定の期間・費用が必要ですが、自宅ケアだけでは得られない改善効果が期待できます。治療を選ぶ際は、経験豊富な医師のいるクリニックでカウンセリングを受け、自分の傷跡の状態と希望に合った方法を選ぶことが大切です。

そして何より、傷跡の外見的な改善と同時に、心のケアを怠らないことが、より豊かな回復への道につながります。アイシークリニック渋谷院では、傷跡治療について丁寧なカウンセリングを行っています。一人で悩まず、専門家に相談することを、ぜひ検討してみてください。

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📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 瘢痕(肥厚性瘢痕・ケロイド・陥凹性瘢痕)の種類・特徴・治療法(ステロイド注射・レーザー・圧迫療法など)に関する診療ガイドラインおよび学会情報
  • 日本形成外科学会 – 傷跡(瘢痕)の治療・ケアに関する専門的情報、外科的切除・縫縮術やレーザー治療など形成外科的アプローチの根拠情報
  • 厚生労働省 – 自傷行為・こころのケアに関する相談窓口情報(よりそいホットライン・いのちの電話等)および精神保健に関する公的支援制度の根拠情報

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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