シミ・しわ・たるみ・美肌

顔のたるみは痩せると治る?原因と改善方法を医師が解説

💬 「痩せたら顔のたるみ、治るかも…」
そう思って頑張っているのに、逆にたるみが悪化したという方が後を絶ちません。

この記事を読めば、顔のたるみが「なぜ起きるのか」「どうすれば本当に改善できるのか」が丸わかりです。
読まずにダイエットだけ続けると、たるみがどんどん深刻になるリスクがあります。⚠️

🗣️ こんなお悩み、ありませんか?
  • 📌 ダイエットしたのに、なんか顔がたるんで見える…
  • 📌 急いで痩せたら顔がげっそりして老けた気が…
  • 📌 スキンケアしてるのにたるみが改善しない

📖 この記事を読むとわかること

  • ✅ 顔のたるみの本当の原因(体重だけじゃない!)
  • ✅ 痩せてたるみが悪化するNGダイエットの特徴
  • ✅ 医療機関で受けられるたるみ治療の最新選択肢
  • ✅ 今日からできるセルフケアの正しいやり方

目次

  1. 顔のたるみとはどのような状態か
  2. 顔のたるみが起きる主な原因
  3. 痩せると顔のたるみは治るのか
  4. 痩せることでたるみが悪化するケースとは
  5. 顔のたるみに関係する生活習慣
  6. 顔のたるみを改善・予防するためのセルフケア
  7. 医療機関で受けられるたるみ治療の選択肢
  8. まとめ

💡 この記事のポイント

顔のたるみは痩せるだけでは改善しないケースが多く、加齢によるコラーゲン減少や表情筋の衰えが主因の場合はスキンケアや医療的治療が必要。急激なダイエットはたるみを悪化させるリスクがあり、月0.5〜1kgのペースが推奨される。

💡 顔のたるみとはどのような状態か

顔のたるみとは、皮膚や皮下組織、筋肉などが本来の位置から下方へと垂れ下がってしまった状態を指します。若い頃には引き締まっていた輪郭が崩れ、ほうれい線が深くなったり、フェイスラインがぼやけたり、目の下がたるんでクマのように見えたりすることがあります。

顔の構造は、大きく分けて骨格・筋肉(表情筋)・脂肪・皮下組織・皮膚という複数の層から成り立っています。これらが互いに支え合うことで、若々しいフェイスラインが保たれています。しかし年齢を重ねるにつれて、これらの各層がそれぞれ変化し、全体的なたるみへとつながっていきます。

たるみが目立ちやすい部位としては、目の下・頬・ほうれい線・口角・顎下(二重顎)などが挙げられます。これらの部位は皮下脂肪が溜まりやすいだけでなく、加齢による皮膚のハリの低下や筋力の衰えが影響しやすい場所でもあります。

Q. 顔のたるみが起きる主な原因は何ですか?

顔のたるみの主な原因は、コラーゲン・エラスチンの減少、表情筋の衰え、皮下脂肪の位置ずれ、紫外線による光老化、加齢に伴う骨格の変化などです。これらが複合的に重なり合うことでたるみが進行するため、単一の原因だけで説明できるケースは少ないとされています。

📌 顔のたるみが起きる主な原因

顔のたるみが生じる原因は一つではありません。加齢・体重変動・生活習慣・紫外線など、複数の要因が複雑に絡み合っています。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

✅ コラーゲン・エラスチンの減少

皮膚のハリや弾力を支えているのは、コラーゲンとエラスチンというタンパク質です。これらは皮膚の真皮層に豊富に含まれており、皮膚を内側から支える「足場」のような役割を担っています。しかし20代後半から徐々に産生量が減り始め、40代以降になると顕著に低下します。コラーゲンやエラスチンが不足すると、皮膚がたわんで重力に負けてしまい、たるみが生じやすくなります。

📝 表情筋の衰え

顔には約30種類もの筋肉(表情筋)があり、これらが皮膚を内側から引き上げる役割を果たしています。年齢とともに筋力が低下したり、表情を作る機会が減ったりすることで、表情筋が衰えていきます。表情筋が弱まると、皮膚を支える力が失われ、重力によって皮膚が下垂しやすくなります。

🔸 皮下脂肪の変動

顔の皮下脂肪は、若い頃は適度に存在することで丸みと立体感を作り出しています。しかし加齢によって脂肪の位置がずれたり、体重増加によって脂肪量が増えたりすることで、顔がたるんで見えることがあります。特に頬の脂肪が下方に移動すると、ほうれい線やマリオネットライン(口角から顎にかけてのしわ)が深くなります。

⚡ 紫外線によるダメージ(光老化)

紫外線は皮膚のコラーゲンやエラスチンを分解する酵素を活性化させる作用があります。長年にわたって紫外線を浴び続けることで、皮膚の支持構造が破壊され、たるみやしわが促進されます。これを「光老化」と呼びます。紫外線対策を怠ると、加齢による自然なたるみに加えて、光老化によるたるみが重なり、見た目年齢が大幅に上がってしまうことがあります。

🌟 骨格の変化

あまり知られていませんが、顔の骨格も加齢とともに変化します。特に上顎骨・下顎骨・眼窩(目の周り)などの骨量が減少することで、皮膚や脂肪を支える土台が小さくなり、余った皮膚や脂肪がたるみとして現れます。骨格の変化は30代頃から徐々に始まるとされており、顔全体の印象に影響を与えます。

💬 姿勢・生活習慣の影響

スマートフォンを長時間使用することによる「スマホ首」など、頭部を前傾させる姿勢が続くと、顔の皮膚や筋肉に常に下方向への負荷がかかります。また、睡眠不足や栄養の偏りなども、皮膚の再生サイクルに悪影響を及ぼし、たるみを助長する要因になります。

Q. 急激なダイエットで顔のたるみが悪化するのはなぜですか?

急激なダイエットで短期間に大幅な体重減少が起きると、脂肪の減少スピードに皮膚の収縮が追いつかず、余った皮膚がたるみとして残ります。特に40代以降はコラーゲン・エラスチンの低下で皮膚の弾力が失われているため悪化しやすく、1か月0.5〜1kg程度のゆっくりとしたペースが推奨されます。

✨ 痩せると顔のたるみは治るのか

「痩せれば顔のたるみが治る」という考え方は、部分的には正しいと言えます。しかし、すべてのたるみが痩せることで解消されるわけではありません。痩せることとたるみの関係を、状況別に整理して解説します。

✅ 体重増加によるたるみは改善が期待できる

体重が増えることで顔の皮下脂肪が増加し、顔が大きく丸くなった結果、たるんで見えているケースがあります。このタイプのたるみは、適切なダイエットによって体重を戻すことで、ある程度の改善が期待できます。特に20代〜30代前半の若い世代では、皮膚の弾力がまだ保たれているため、痩せることで皮膚が元の位置に戻りやすい傾向があります。

また、顎下(二重顎)のたるみは脂肪量と関係していることが多く、体重を落とすことで改善するケースが比較的多いとされています。食事管理や有酸素運動などで体脂肪を減らすことが、顎下のすっきりとした印象につながることがあります。

📝 加齢によるたるみには効果が限定的

一方で、加齢によってコラーゲンやエラスチンが減少し、表情筋が衰えて生じたたるみは、痩せるだけでは改善することが難しいとされています。皮膚のハリや弾力が失われた状態では、体重を減らしても皮膚が元の位置に戻れず、むしろたるみが目立ちやすくなることがあります。

特に40代以降の方は、加齢によるたるみの要因が複合的に重なっているため、ダイエットだけに頼ることなく、適切なスキンケアや医療的なアプローチを組み合わせることが重要です。

🔸 痩せるスピードも重要なポイント

体重を減らすこと自体よりも、「どのくらいのペースで痩せるか」が顔のたるみに大きく影響します。急激なダイエットによって急に体重が落ちると、皮膚が縮む速度に追いつかず、余った皮膚がたるみとなって残ってしまうことがあります。一般的に、1か月に体重の5〜10%以上を急速に落とすようなダイエットは、顔のたるみを悪化させるリスクがあります。

理想的には、1か月に0.5〜1kg程度のゆっくりとしたペースで体重を減らすことが、たるみを防ぎながらダイエットする上での目安とされています。皮膚が徐々に縮む時間を確保することで、たるみのリスクを最小限に抑えられます。

🔍 痩せることでたるみが悪化するケースとは

痩せることがたるみの改善につながる場合がある一方で、逆にたるみを悪化させてしまうケースも少なくありません。具体的にどのような状況でたるみが悪化するのかを解説します。

⚡ 急激なダイエットによる皮膚のたるみ

短期間で大幅な体重減少を行った場合、脂肪は急速に失われますが、皮膚はそのスピードに追いつけません。皮膚には「収縮する速度の限界」があり、急に支えを失った皮膚がそのまま余剰となってたるみとして残ってしまいます。これは「ダイエット後のたるみ」とも呼ばれ、特に顔や首、腹部などに現れやすいとされています。

🌟 年齢が高いほどたるみが残りやすい

若い世代であれば皮膚の弾力がある程度保たれているため、痩せた後も皮膚が締まりやすい傾向があります。しかし40代以降になると、コラーゲンやエラスチンの減少によって皮膚の弾力が失われているため、脂肪が減っても皮膚が元に戻りにくくなっています。この状態でダイエットをすると、脂肪という「詰め物」が減ることで、かえって皮膚のたるみが目立ちやすくなります。

💬 極端な低カロリー食による栄養不足

過度なカロリー制限を行うダイエットでは、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が不足しがちです。タンパク質はコラーゲンの原料となるため、不足すると皮膚の修復・再生が滞り、たるみが進行しやすくなります。また、ビタミンCはコラーゲン合成に必要不可欠な栄養素であり、不足すると皮膚の弾力低下につながります。ダイエット中でも、皮膚の健康を維持するための栄養素はしっかりと摂ることが大切です。

✅ 筋肉量の低下による皮膚の支持力低下

食事制限だけのダイエットを行うと、脂肪だけでなく筋肉も一緒に落ちてしまうことがあります(筋肉の分解)。顔の表情筋も例外ではなく、筋肉量が低下すると皮膚を内側から支える力が弱まり、たるみがひどくなることがあります。ダイエット中は適度な筋肉維持のための運動と十分なタンパク質摂取が重要です。

Q. 顔のたるみを予防するために見直すべき生活習慣は?

顔のたるみを予防するには、睡眠を毎日7〜8時間確保すること、禁煙・節酒、日焼け止めによる紫外線対策、スマートフォン使用時の前傾姿勢の改善が重要です。特に喫煙はコラーゲンを分解する酵素を活性化させ、紫外線は光老化を促進するため、これらへの対策がたるみ予防の基本となります。

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💪 顔のたるみに関係する生活習慣

体重の増減以外にも、日常の生活習慣が顔のたるみに大きく影響しています。たるみを予防・改善するために見直しておきたい生活習慣を紹介します。

📝 睡眠の質と量

睡眠中は成長ホルモンが分泌され、皮膚の再生や修復が活発に行われます。睡眠不足が続くと成長ホルモンの分泌が不十分になり、皮膚のターンオーバー(細胞の入れ替わり)が乱れます。その結果、コラーゲンの生成も滞り、皮膚のハリが失われてたるみが進みやすくなります。毎日7〜8時間程度の質の良い睡眠を確保することが、皮膚の健康維持に欠かせません。

🔸 喫煙の影響

タバコに含まれる有害物質は、皮膚の血行を悪化させ、コラーゲンを分解する酵素を活性化させることが研究によって明らかになっています。喫煙者はそうでない人と比べて、皮膚のたるみやしわが早く現れやすいとされています。禁煙は皮膚の老化を遅らせる上で非常に効果的な対策です。

⚡ 飲酒の習慣

過度な飲酒は体内の水分バランスを乱し、脱水状態を引き起こすことがあります。皮膚が脱水状態になると、弾力が失われてたるみやすくなります。また、アルコールはビタミンCやビタミンB群などの栄養素の吸収を妨げるため、コラーゲン合成にも悪影響を与えます。飲酒量を適度に抑えることが、皮膚の健康を守る上で重要です。

🌟 紫外線対策の不足

日本では紫外線量が多い季節(4月〜9月)に特に注意が必要ですが、冬場や曇りの日にも紫外線は降り注いでいます。日常的に日焼け止めを使用し、日傘や帽子などで物理的に紫外線を遮断することが、光老化の予防につながります。SPF・PA値を適切に選んだ日焼け止めを毎日欠かさず使用することが推奨されています。

💬 スマートフォンの使いすぎと姿勢

スマートフォンやパソコンを長時間使用する際に、頭が前傾しがちです。この姿勢が習慣化すると、首や顔の筋肉に常に重力の負荷がかかり、たるみを加速させる原因になります。デバイスを目の高さに合わせて使用したり、定期的に姿勢を正す意識を持つことが大切です。

🎯 顔のたるみを改善・予防するためのセルフケア

顔のたるみを改善・予防するために、日常生活の中で実践できるセルフケアがあります。ただし、セルフケアはあくまで予防や軽度の改善を目的としたものであり、進行したたるみには医療的なアプローチが必要になる場合があります。

✅ フェイシャルエクササイズ(表情筋トレーニング)

表情筋を意識的に動かすエクササイズは、筋力を維持・向上させることでたるみの予防につながります。例えば、大きく口を開けて「あ・い・う・え・お」の形を作る運動や、頬を膨らませたりすぼめたりする動作が代表的です。毎日継続して行うことが重要で、1回あたり5〜10分程度のエクササイズを続けることで、徐々に効果が期待できます。ただし、やり過ぎると逆に皮膚への摩擦や刺激になる場合もあるため、無理のない範囲で行いましょう。

📝 適切なスキンケア

たるみのケアに有効とされている成分を含む化粧品を日常的に使用することも、予防の観点から有効です。レチノール(ビタミンA誘導体)はコラーゲン生成を促進し、皮膚のターンオーバーを整える効果があります。またナイアシンアミドやビタミンC誘導体は、コラーゲン産生のサポートや抗酸化作用が期待できる成分として知られています。これらの成分を含む美容液や保湿クリームを継続的に使用することで、皮膚のハリをある程度維持することができます。

🔸 バランスの良い食事と水分補給

コラーゲン合成には、タンパク質・ビタミンC・亜鉛・鉄などの栄養素が必要です。肉・魚・大豆製品などのタンパク質源を毎食しっかり摂るとともに、野菜・果物からビタミンCを補給することが大切です。また、十分な水分補給は皮膚の潤いを保つ上で基本的なことですが、コーヒーや緑茶などカフェインを含む飲み物の摂りすぎは利尿作用によって水分が排出されやすくなるため、水や麦茶などを意識して飲むことをお勧めします。

⚡ 体重管理と適度な運動

急激な体重変動を避け、体重を一定範囲内に保つことが顔のたるみ予防の観点から重要です。有酸素運動は体脂肪を燃焼させながら心肺機能を高め、血行を促進することで皮膚への栄養供給を改善します。また、筋力トレーニングを組み合わせることで筋肉量を維持し、基礎代謝を高めることができます。ジョギング・ウォーキング・水泳などの有酸素運動と、スクワットや腕立て伏せなどの筋力トレーニングをバランスよく行うことが理想的です。

🌟 リンパマッサージ

顔のむくみは一時的なたるみを悪化させる原因の一つです。リンパマッサージによってリンパの流れを促進し、むくみを解消することで、顔がすっきりして見えることがあります。耳の下から首筋にかけてのリンパ節を優しく押しながら流すマッサージや、頬骨に沿って指を滑らせる方法が一般的です。ただし、強くこすりすぎると摩擦で皮膚にダメージを与えるため、オイルやクリームを使用して優しく行うことが大切です。

Q. 医療機関で受けられる顔のたるみ治療にはどんな種類がありますか?

医療機関では、超音波で皮膚深部に働きかけるHIFU(ハイフ)、高周波でコラーゲンを再生するサーマクール、糸で皮膚を物理的に引き上げる糸リフト、ヒアルロン酸・ボトックス注射、外科的なフェイスリフトなどが選択肢として挙げられます。

💡 医療機関で受けられるたるみ治療の選択肢

セルフケアだけでは改善が難しい顔のたるみには、医療機関での治療が効果的な選択肢となります。近年では様々な治療法が登場しており、たるみの程度や原因に合わせて最適な方法を選ぶことができます。アイシークリニック渋谷院でも、患者さんのお悩みに合わせた幅広い選択肢を提供しています。

💬 HIFU(ハイフ)治療

HIFU(High Intensity Focused Ultrasound:高密度焦点式超音波)は、超音波のエネルギーを皮膚の深部に集中させることで、皮膚の内側からたるみを引き上げる治療法です。表皮を傷つけることなく、皮下組織やSMAS(表在性筋膜)と呼ばれる層に熱エネルギーを与えることで、コラーゲンの生成を促進し、引き締め効果をもたらします。ダウンタイムが少なく、施術後すぐに日常生活に戻れることが多いため、忙しい方にも選ばれやすい治療法です。効果が現れるまでに2〜3か月かかることがありますが、自然な仕上がりが得られます。

✅ サーマクール

サーマクールは、高周波(RF)エネルギーを利用してコラーゲンを収縮・再生させることで、皮膚のたるみを改善する治療法です。皮膚の深部を加熱することで即時的なコラーゲン収縮と、その後の長期的なコラーゲン産生促進の両方の効果が期待できます。フェイスラインの引き締めや頬のたるみ改善に用いられることが多く、HIFUと組み合わせて使用されることもあります。施術後に軽度の腫れや赤みが生じることがありますが、多くの場合は数日で落ち着きます。

📝 糸リフト(スレッドリフト)

糸リフトは、溶ける素材でできた特殊な糸を皮膚の下に挿入し、たるんだ皮膚を物理的に引き上げる治療法です。糸には小さなトゲ(コグ)がついており、このトゲが皮下組織に引っかかることで固定力が生まれます。即効性が高く、施術直後からリフトアップ効果を実感しやすい点が特徴です。また、使用される糸は時間とともに体内で吸収されますが、その過程でコラーゲン産生が促進されるため、吸収後も一定期間は効果が持続します。頬から顎にかけてのたるみが気になる方に向いている治療法です。

🔸 ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸は体内に自然に存在する成分であり、注射によって皮膚の下に注入することで、ボリュームを補い凹みやたるみを改善します。ほうれい線・マリオネットライン・頬のこけた部分などへの注入が代表的で、即効性があり自然な仕上がりが期待できます。持続期間は使用する製剤の種類や注入部位によって異なりますが、一般的に6か月〜2年程度とされています。アレルギーのリスクが低く安全性が高い治療法として広く行われています。

⚡ ボトックス注射

ボツリヌストキシン(ボトックス)は、筋肉の収縮を一時的に抑制する作用があります。エラ(咬筋)に注射することで輪郭をスリムに見せる効果があり、これが結果的にたるみの改善につながることがあります。また、首の広頸筋(こうけいきん)に注射することで、頸部から顎下のたるみを改善する「ネックリフト効果」が期待できる「ネフェルティティリフト」という方法もあります。効果は通常4〜6か月程度持続します。

🌟 フェイスリフト(外科手術)

重度のたるみや大幅なリフトアップを希望する場合には、外科的なフェイスリフト手術が選択肢となります。余分な皮膚を切除し、緩んだSMASを引き上げて縫合することで、根本的なたるみの改善が期待できます。非手術的な治療と比べると効果が大きく持続期間も長い(5〜10年程度)反面、ダウンタイムが数週間程度かかることや、手術に伴うリスクがある点を理解した上で選択することが重要です。

💬 治療法の選択について

どの治療法が適しているかは、たるみの程度・原因・患者さんの希望・ライフスタイルなどによって異なります。医師による丁寧なカウンセリングを受け、自分の状態に合った治療法を選ぶことが大切です。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、「痩せれば顔のたるみが治る」とご期待されて来院される患者様が多くいらっしゃいますが、実際にはたるみの原因が体重増加だけでなく、加齢によるコラーゲンの減少や表情筋の衰えなど複合的な要因によるケースが大半を占めています。最近の傾向として、急激なダイエット後にかえってたるみが悪化したとお悩みの患者様も増えており、痩せ方のペースや栄養管理の重要性を改めて実感しています。お一人おひとりのたるみの原因と状態を丁寧に見極めた上で、セルフケアから医療的なアプローチまで、その方に最適な方法をご提案しておりますので、どうぞ一人で悩まれずにお気軽にご相談ください。」

📌 よくある質問

痩せれば顔のたるみは治りますか?

体重増加が原因のたるみであれば、適切なダイエットで改善が期待できます。特に20〜30代前半の方は皮膚の弾力が保たれているため効果が出やすい傾向があります。ただし、加齢によるコラーゲン・エラスチンの減少や表情筋の衰えが原因の場合は、痩せるだけでは改善が難しく、スキンケアや医療的なアプローチが必要になることがあります。

ダイエットで顔のたるみが悪化することはありますか?

はい、急激なダイエットによって顔のたるみが悪化するケースがあります。短期間で大幅に体重を落とすと、皮膚が縮む速度に脂肪の減少が追いつかず、余った皮膚がたるみとして残ってしまいます。特に40代以降の方は皮膚の弾力が低下しているため注意が必要です。1か月に0.5〜1kg程度のゆっくりとしたペースでのダイエットが推奨されます。

顔のたるみを予防するために効果的なセルフケアは何ですか?

日常生活で取り組めるセルフケアとして、表情筋トレーニング・適切なスキンケア・バランスの良い食事・十分な睡眠・紫外線対策などが挙げられます。特にレチノールやビタミンC誘導体を含む化粧品の使用や、タンパク質・ビタミンCを意識した食事はコラーゲン産生をサポートします。ただし、進行したたるみにはセルフケアだけでは限界があるため、医療機関への相談もご検討ください。

顔のたるみに効果的な医療治療にはどのような選択肢がありますか?

医療機関では、超音波で皮膚の深部に働きかけるHIFU(ハイフ)、高周波でコラーゲンを再生するサーマクール、糸で皮膚を引き上げる糸リフト、ヒアルロン酸注射やボトックス注射、外科的なフェイスリフトなど、さまざまな選択肢があります。

生活習慣の中でたるみを悪化させる主な原因は何ですか?

たるみを悪化させる主な生活習慣として、睡眠不足・喫煙・過度な飲酒・紫外線対策の不足・スマートフォンの長時間使用による前傾姿勢などが挙げられます。特に喫煙はコラーゲンを分解する酵素を活性化させ、紫外線は光老化を促進させるため注意が必要です。これらの習慣を見直すことが、たるみの予防・改善において重要な第一歩となります。

✨ まとめ

顔のたるみと痩せることの関係について、さまざまな角度からご説明してきました。重要なポイントをまとめると、以下のようになります。

まず、体重増加によって生じたたるみは、適切なダイエットによって改善が期待できます。特に若い世代や皮膚の弾力が保たれている方であれば、痩せることでフェイスラインがすっきりすることがあります。

しかし、急激なダイエットや年齢を重ねた状態での急な体重減少は、皮膚のたるみを悪化させるリスクがあります。痩せる際は、1か月に0.5〜1kg程度のゆっくりとしたペースを心がけ、タンパク質などの栄養素をしっかり摂取しながら行うことが重要です。

また、加齢によるコラーゲン・エラスチンの減少、表情筋の衰え、紫外線による光老化などが原因のたるみは、痩せるだけでは改善することが難しく、適切なスキンケア・生活習慣の改善・医療的な治療が必要になることがあります。

顔のたるみが気になる場合は、自己判断で無理なダイエットを行うのではなく、まずは医療機関でカウンセリングを受け、自分のたるみの原因と状態を正確に把握することをお勧めします。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 皮膚の構造(コラーゲン・エラスチンの役割)や光老化のメカニズム、皮膚のターンオーバーに関する医学的根拠として参照
  • 日本美容外科学会 – HIFU・糸リフト・ヒアルロン酸注射・ボトックス・フェイスリフトなどのたるみ治療の選択肢に関する医学的根拠として参照
  • PubMed – 顔面老化におけるコラーゲン・エラスチン減少、急激なダイエットと皮膚たるみの関連性、骨格変化、紫外線による光老化に関する査読済み研究論文として参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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