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ドライアイにおすすめの市販目薬15選|選び方と正しい使い方を解説

パソコンやスマートフォンの長時間使用により、目の乾きや疲れを感じる方が増えています。ドライアイは現代人に多い目のトラブルのひとつであり、適切な目薬を選ぶことで症状を和らげることができます。しかし、ドラッグストアには数多くの目薬が並んでおり、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。本記事では、ドライアイにおすすめの市販目薬を厳選してご紹介するとともに、成分による選び方や正しい使い方について詳しく解説します。自分に合った目薬を見つけて、快適な目の状態を取り戻しましょう。


💡 この記事のポイント
📌 ドライアイに最適な市販目薬の選び方がわかる
📌 15種類のおすすめ商品を症状別に紹介
📌 コンタクトレンズ対応製品も詳しく解説
📌 正しい使い方と日常ケアの方法まで完全ガイド

目次

  1. 📍 ドライアイとは?原因と症状を理解しよう
  2. 💊 市販のドライアイ用目薬の種類と特徴
  3. 🔍 ドライアイ用目薬の選び方5つのポイント
  4. ⭐ ドライアイにおすすめの市販目薬15選
  5. 👁️ コンタクトレンズ使用者向けの目薬選び
  6. 📝 目薬の正しい使い方と注意点
  7. 🏥 市販目薬で改善しない場合は眼科受診を
  8. ✨ 日常生活でできるドライアイ対策
  9. ❓ よくある質問
  10. 📚 参考文献

この記事のポイント

ドライアイには人工涙液・保湿・ビタミン・角膜保護の4タイプの市販目薬があり、防腐剤の有無や症状・コンタクト対応を確認して選ぶことが重要。2週間改善しない場合は眼科受診を推奨。

🎯 ドライアイとは?原因と症状を理解しよう

このセクションでは、ドライアイの基本的なメカニズムと現代人に急増している原因について詳しく解説します。

ドライアイは、涙の量が不足したり、涙の質が低下したりすることで、目の表面に障害が生じる疾患です。日本では約2,200万人以上がドライアイに悩んでいるとされ、特にオフィスワーカーやスマートフォンを頻繁に使用する方に多くみられます。

🦠 ドライアイの主な原因

ドライアイの原因は多岐にわたります。現代社会において最も多い原因は、パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器の長時間使用です。画面を見つめている間はまばたきの回数が通常の約4分の1に減少するため、目の表面が乾燥しやすくなります。

エアコンの使用も重要な原因のひとつです。冷暖房が効いた室内は空気が乾燥しており、目の表面からの涙の蒸発が促進されます。特にオフィスなどの密閉空間では、この影響が顕著に現れます。

加齢も涙の分泌量や質に影響を与えます。特に女性は更年期以降、ホルモンバランスの変化により涙の分泌が減少する傾向があります。また、コンタクトレンズの装用、特定の薬の服用、アレルギー性結膜炎なども原因となることがあります。

🔸 ドライアイの代表的な症状

ドライアイの症状は「目が乾く」だけではありません。以下のような多様な症状が現れることがあります。

📌 目がゴロゴロする
📌 目がかすむ
📌 目が疲れやすい
📌 目がしょぼしょぼする
📌 光がまぶしく感じる
📌 目が重たい感じがする
📌 視力が不安定になる
📌 涙が出やすくなる(反射性流涙)

⚠️ 意外に思われるかもしれませんが、ドライアイでは涙が出やすくなることもあります。これは目の表面が乾燥することで刺激を受け、反射的に涙が分泌されるためです。しかし、この涙は水分が多く油分が少ないため、すぐに蒸発してしまい、根本的な解決にはなりません。

Q. ドライアイの主な原因と症状を教えてください

ドライアイは涙の量不足や質の低下が原因で、日本では約2,200万人が悩む疾患です。主な原因はパソコン・スマートフォンの長時間使用で、まばたきが通常の約4分の1に減少します。症状は目の乾き・ゴロゴロ感・かすみ・疲れのほか、反射性流涙も起こります。

💊 市販のドライアイ用目薬の種類と特徴

ここでは、市販目薬の4つの主要タイプとその効果メカニズムを詳しく解説します。

市販されているドライアイ用の目薬には、いくつかのタイプがあります。それぞれの特徴を理解することで、自分の症状に合った製品を選ぶことができます。

💧 人工涙液タイプ

人工涙液は、涙に近い成分で作られた目薬です。塩化ナトリウムや塩化カリウムなどを主成分とし、涙液と同程度の浸透圧に調整されています。目に優しく、頻繁に使用しても副作用が起こりにくいのが特徴です。

人工涙液は主に涙の量が不足しているタイプのドライアイに適しています。清涼感のある成分は含まれていないものが多く、刺激が少ないため、敏感な目にも使いやすい製品です。防腐剤無添加のものを選べば、さらに目への負担を軽減できます。

✨ 保湿成分配合タイプ

ヒアルロン酸ナトリウムやコンドロイチン硫酸エステルナトリウムなどの保湿成分を配合した目薬です。これらの成分は目の表面に潤いの層を作り、乾燥を防ぐ効果があります。

ヒアルロン酸は高い保水力を持ち、目の表面に長時間とどまって潤いを保ちます。コンドロイチンは角膜を保護し、傷ついた角膜の修復を助ける働きがあります。これらの成分が配合された目薬は、乾燥による不快感を長時間和らげる効果が期待できます。

⚡ ビタミン配合タイプ

ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンEなどを配合した目薬です。これらのビタミンは目の代謝を促進し、疲れた目を回復させる効果があります。

ビタミンAは涙液中のムチン層の形成を助け、涙の質を改善する働きがあります。ビタミンB12は神経機能の維持に関与し、目の疲れを軽減します。ビタミンEは抗酸化作用により、目の細胞を守る効果があります。ドライアイに加えて目の疲れも感じている方には、ビタミン配合タイプがおすすめです。

🔧 角膜保護・修復タイプ

タウリンやパンテノール(プロビタミンB5)などの角膜を保護・修復する成分を配合した目薬です。ドライアイが進行すると角膜に微細な傷がつくことがありますが、これらの成分は傷ついた角膜の修復を促進します。

目のゴロゴロ感や痛みを感じる方、角膜のダメージが気になる方に適しています。ただし、症状が強い場合は市販薬だけでなく、眼科での診察を受けることをおすすめします。


🔧 角膜保護・修復タイプ

Q. ドライアイ用目薬を選ぶ際の重要なポイントは?

ドライアイ用市販目薬を選ぶ際は、①防腐剤の有無、②自分の症状に合った成分(乾きには人工涙液、疲れにはビタミン配合など)、③清涼感の有無、④コンタクトレンズとの相性、⑤使用頻度と容量の5点を確認することが重要です。敏感な目にはマイルドタイプが適しています。

🔍 ドライアイ用目薬の選び方5つのポイント

失敗しない目薬選びのために、これだけは押さえておきたい重要な5つのチェックポイントを詳しく解説します。

数多くの市販目薬の中から自分に合ったものを選ぶために、押さえておきたい5つのポイントを解説します。

📌 ポイント1:防腐剤の有無を確認する

市販の目薬には、品質を保つために防腐剤が含まれているものが多くあります。代表的な防腐剤には塩化ベンザルコニウムやソルビン酸カリウムなどがあります。

防腐剤は目の表面の細胞に影響を与える可能性があり、頻繁に使用する場合は防腐剤無添加(防腐剤フリー)の製品を選ぶことをおすすめします。特にコンタクトレンズを使用している方や、1日に何度も点眼する方は注意が必要です。

💡 ポイント
防腐剤無添加の目薬は、使い切りタイプの個包装になっているものが多いです。開封後は雑菌が繁殖しやすいため、1回で使い切るか、指定された期間内に使用するようにしましょう。

📌 ポイント2:自分の症状に合った成分を選ぶ

ドライアイといっても、涙の量が少ないタイプ、涙の質が悪いタイプ、角膜が傷ついているタイプなど、さまざまな状態があります。自分の症状に合った成分が配合された目薬を選ぶことが大切です。

🔸 目の乾きが主な症状 → 人工涙液や保湿成分配合タイプ
🔸 目の疲れも伴う場合 → ビタミン配合タイプ
🔸 目がゴロゴロする場合 → 角膜保護成分配合タイプ

📌 ポイント3:清涼感の有無を確認する

目薬にはメントールなどの清涼化剤が含まれているものがあります。清涼感のある目薬は使用後にスッキリした感覚が得られますが、ドライアイで敏感になっている目には刺激が強すぎる場合があります。

⚠️ 注意!
ドライアイの症状が強い方や、目が敏感な方は清涼感のないマイルドなタイプを選ぶことをおすすめします。パッケージに「クール」「アイスタイプ」などと記載されている製品は清涼感が強い傾向があります。

📌 ポイント4:コンタクトレンズとの相性を確認する

コンタクトレンズを使用している方は、コンタクトレンズの上から点眼できるかどうかを必ず確認しましょう。すべての目薬がコンタクトレンズに対応しているわけではありません。

一般的に、防腐剤を含む目薬はソフトコンタクトレンズに吸着し、目への刺激となる可能性があります。コンタクトレンズ使用者向けの目薬を選ぶか、点眼前にコンタクトレンズを外すようにしましょう。

📌 ポイント5:使用頻度と容量を考慮する

目薬は開封後、一定期間内に使い切る必要があります。一般的なボトルタイプの目薬は開封後1〜3ヶ月程度で使い切ることが推奨されています。使用頻度に合わせて適切な容量の製品を選びましょう。

頻繁に使用する方は、使い切りタイプの個包装を選ぶと衛生的です。また、外出先でも使いたい場合は、持ち運びやすいコンパクトなサイズを選ぶと便利です。

⭐ ドライアイにおすすめの市販目薬15選

症状別・タイプ別に厳選した15の市販目薬をご紹介!それぞれの特徴と適した使用場面を詳しく解説します。

ここからは、ドライアイにおすすめの市販目薬を厳選してご紹介します。それぞれの特徴や適した症状を参考に、自分に合った製品を見つけてください。

💧 人工涙液タイプのおすすめ

📌 ソフトサンティア(参天製薬)は、涙液に近い成分で作られた人工涙液です。防腐剤無添加で、すべてのタイプのコンタクトレンズを装用したまま使用できます。1日5〜6回の点眼が可能で、頻繁に使用したい方に適しています。5mLの小容量ボトルが4本セットになっており、開封後10日以内に使い切る設計です。

📌 アイリスCL-Iネオ(大正製薬)は、使い切りタイプの人工涙液です。1回分ずつ個包装になっているため、常に清潔な状態で使用できます。塩化ナトリウムと塩化カリウムを主成分とし、涙液に近い組成を実現しています。コンタクトレンズ使用者にも対応しています。

📌 ロートソフトワン点眼液(ロート製薬)は、防腐剤無添加の人工涙液タイプです。涙液に近いpHと浸透圧に調整されており、目に優しい処方となっています。すべてのコンタクトレンズに対応しており、1日5〜6回使用できます。

冬場の乾燥による目の不快感については、こちらの記事「喉の加湿は寝るときが重要!乾燥対策の方法と効果的なケアを徹底解説」で詳しく解説しています。

✨ 保湿成分配合タイプのおすすめ

📌 ヒアレインS(参天製薬)は、医療用と同じ濃度のヒアルロン酸ナトリウムを配合した目薬です。もともと医療用医薬品として使用されていた成分が市販薬として購入できるようになりました。高い保湿効果で目の乾燥を長時間防ぎます。要指導医薬品のため、薬剤師から説明を受けて購入する必要があります。

📌 ティアーレW(オフテクス)は、ヒアルロン酸ナトリウムと塩化ポリドロニウムを配合した使い切りタイプの目薬です。防腐剤無添加で、すべてのコンタクトレンズに対応しています。個包装になっているため、携帯にも便利です。

📌 新なみだロートドライアイ(ロート製薬)は、コンドロイチン硫酸エステルナトリウムとヒプロメロースを配合した目薬です。目の表面に潤いのベールを作り、涙を安定させる効果があります。とろみのある液で、潤いが長時間持続します。

⚡ ビタミン配合タイプのおすすめ

📌 スマイル40EXゴールド(ライオン)は、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンB6を配合した目薬です。ドライアイと目の疲れの両方にアプローチします。コンドロイチン硫酸エステルナトリウムも配合されており、角膜を保護する効果もあります。

📌 サンテメディカルガードEX(参天製薬)は、ビタミンAを高濃度で配合した目薬です。ビタミンAは涙の質を改善し、角膜を保護する働きがあります。また、コンドロイチン硫酸エステルナトリウムとタウリンも配合されており、傷ついた角膜の修復を促進します。

📌 ロートVプレミアム(ロート製薬)は、12種類の有効成分を配合した多機能タイプの目薬です。ビタミンA、ビタミンE、ビタミンB6などのビタミン類に加え、コンドロイチン硫酸エステルナトリウムや塩酸テトラヒドロゾリンなどを配合しています。ドライアイ、目の疲れ、充血などの複合的な症状に対応します。

🔧 角膜保護・修復タイプのおすすめ

📌 サンテドライケア(参天製薬)は、ビタミンA、コンドロイチン硫酸エステルナトリウム、タウリンを配合した目薬です。涙の安定性を高め、角膜を保護します。目のゴロゴロ感や乾燥による不快感に効果的です。

📌 ロートドライエイドEX(ロート製薬)は、超高粘度処方の目薬です。とろみのある液が目の表面に長時間とどまり、乾燥から目を守ります。コンドロイチン硫酸エステルナトリウム、ヒプロメロース、ゴマ油を配合し、涙のすべての層に働きかけます。

📌 ドライエイドプレミア(武田コンシューマーヘルスケア)は、持続型処方の目薬です。ポリビニルアルコールとポビドンが目の表面にとどまり、長時間の潤いを提供します。パソコン作業が多い方や、エアコンの効いた室内で過ごすことが多い方におすすめです。

👁️ コンタクトレンズ対応タイプのおすすめ

📌 スマイルコンタクト ピュア(ライオン)は、すべてのタイプのコンタクトレンズに対応した目薬です。塩化ナトリウムと塩化カリウムを主成分とした人工涙液タイプで、防腐剤無添加です。コンタクトレンズの上から点眼でき、乾燥やゴロゴロ感を和らげます。

📌 アイボンうるおい液(小林製薬)は、コンタクトレンズ使用者向けの保湿タイプ目薬です。ヒプロメロースを配合し、目の表面に潤いの膜を作ります。すべてのコンタクトレンズに対応しており、レンズを装用したまま使用できます。

📌 ロートCキューブモイスチャージ(ロート製薬)は、高分子ヒプロメロースを配合した目薬です。目に潤いを与えるとともに、コンタクトレンズの装用感を改善します。ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズ、O2レンズに対応しています。

Q. コンタクトレンズ使用者が目薬を使う際の注意点は?

コンタクトレンズ使用者は、必ず「コンタクトレンズ対応」と明記された防腐剤無添加の目薬を選ぶことが重要です。塩化ベンザルコニウムなどの防腐剤はソフトレンズに吸着し、角膜障害を引き起こす恐れがあります。対応製品以外を使う場合は、点眼前にレンズを外し、5〜10分後に再装用してください。

👁️ コンタクトレンズ使用者向けの目薬選び

コンタクトレンズユーザー必見!レンズタイプ別の選び方と注意すべき成分について詳しく解説します。

コンタクトレンズを使用している方は、目薬選びに特別な注意が必要です。適切な製品を選ばないと、レンズの劣化や目のトラブルを引き起こす可能性があります。

⚠️ コンタクトレンズと防腐剤の関係

多くの目薬に含まれる防腐剤、特に塩化ベンザルコニウムはソフトコンタクトレンズに吸着する性質があります。レンズに蓄積した防腐剤は目に持続的な刺激を与え、角膜障害を引き起こす可能性があります。

💡 ポイント
コンタクトレンズを装用したまま目薬を使用する場合は、必ず「コンタクトレンズ対応」と明記された製品を選びましょう。これらの製品は防腐剤を含まないか、レンズに吸着しにくい防腐剤を使用しています。

🔸 コンタクトレンズのタイプ別注意点

📌 ソフトコンタクトレンズは水分を多く含むため、防腐剤の影響を受けやすいです。必ず「ソフトコンタクトレンズ対応」と記載された目薬を使用してください。

📌 ハードコンタクトレンズやO2レンズは、ソフトコンタクトレンズに比べて防腐剤の影響を受けにくいですが、それでも対応製品を選ぶことをおすすめします。

📌 カラーコンタクトレンズを使用している場合は、特に注意が必要です。色素が溶出したり、レンズの性質が変化したりする可能性があるため、製品の説明をよく確認しましょう。

⏰ 点眼のタイミング

コンタクトレンズに対応していない目薬を使用する場合は、点眼前にレンズを外し、点眼後5〜10分以上経ってから再装用するようにしましょう。これにより、目薬の成分が十分に吸収され、レンズへの影響を最小限に抑えることができます。

Q. 市販目薬で改善しない場合はどうすればよいですか?

市販目薬を2週間以上使用しても改善しない場合や、強い目の痛み・視力低下・充血が続く場合は眼科受診を推奨します。眼科ではジクアホソルナトリウムやレバミピドなど市販では入手できない医療用点眼薬の処方や、涙点プラグ治療など専門的な対応が受けられます。

📝 目薬の正しい使い方と注意点

目薬の効果を最大化する正しい点眼方法と、やってはいけない使い方について分かりやすく解説します。

目薬の効果を最大限に引き出すためには、正しい使い方を身につけることが大切です。また、誤った使い方は目のトラブルを引き起こす可能性があるため、注意点も押さえておきましょう。

✅ 正しい点眼方法

まず、点眼前には必ず手を石鹸でよく洗いましょう。手についた雑菌が目薬の容器や目に付着するのを防ぎます。

点眼時は、頭を後ろに傾け、下まぶたを軽く下に引いてポケットを作ります。目薬の容器は目やまつ毛に触れないように注意しながら、1滴を下まぶたのポケットに落とします。

点眼後は、まばたきをせずに目を軽く閉じ、1〜2分間そのままの状態を保ちます。目頭を軽く押さえると、目薬が鼻の方に流れるのを防ぎ、薬剤が目に長くとどまります。

⚠️ 注意!
点眼後すぐにまばたきを繰り返すと、目薬が涙点から排出されてしまい、効果が減少します。また、目薬があふれた場合は、清潔なティッシュで優しく拭き取りましょう。

💊 1回の点眼量と回数

目薬は1回1〜2滴で十分です。多く点眼しても効果が高まるわけではなく、むしろ目薬が無駄になったり、目に負担をかけたりする可能性があります。

点眼回数は製品によって異なりますが、一般的なドライアイ用目薬は1日3〜6回程度を目安に使用します。製品の説明書に記載された用法・用量を守るようにしましょう。

人工涙液タイプは比較的頻繁に使用できますが、血管収縮剤が配合された目薬は使いすぎると効果が弱まったり、症状が悪化したりすることがあります。

🔄 複数の目薬を使用する場合

複数の目薬を使用する場合は、5分以上の間隔を空けて点眼します。間隔を空けないと、先に点眼した目薬が後の目薬で洗い流されてしまい、効果が得られない可能性があります。

点眼の順番は、一般的に水溶性の目薬を先に、油性成分を含む目薬やゲル状の目薬を後に点眼します。不明な場合は、薬剤師に相談することをおすすめします。

📦 目薬の保管方法

目薬は直射日光を避け、涼しい場所に保管しましょう。特に夏場は車の中など高温になる場所に放置しないようにしてください。製品によっては冷蔵庫での保管が推奨されているものもあります。

開封後の使用期限は製品によって異なりますが、一般的なボトルタイプは開封後1〜3ヶ月程度、使い切りタイプは開封後すぐに使用することが推奨されています。使用期限を過ぎた目薬は雑菌が繁殖している可能性があるため、使用しないでください。

🏥 市販目薬で改善しない場合は眼科受診を

眼科受診が必要な症状とタイミング、そして医療機関で受けられる専門的な治療について解説します。

市販の目薬でセルフケアを行っても症状が改善しない場合や、症状が悪化する場合は、眼科を受診することが大切です。

🚨 眼科受診が必要な症状

以下のような症状がある場合は、早めに眼科を受診することをおすすめします。

📌 目薬を2週間以上使用しても症状が改善しない場合
📌 目の痛みが強い場合
📌 視力の低下を感じる場合
📌 目やにが多くなった場合
📌 目が充血して治らない場合
📌 光が異常にまぶしく感じる場合

これらの症状は、ドライアイ以外の疾患が隠れている可能性があります。また、市販の目薬を使用して目のかゆみや腫れなどのアレルギー症状が出た場合も、すぐに使用を中止して眼科を受診してください。

💊 眼科で受けられる治療

眼科では、ドライアイの状態を詳しく検査し、症状に合わせた治療を行います。市販では購入できない医療用の点眼薬が処方されることもあります。

医療用のヒアルロン酸点眼液やジクアホソルナトリウム点眼液、レバミピド点眼液などは、市販の目薬よりも高い効果が期待できます。また、涙の排出口を塞いで涙を目にとどめる涙点プラグ治療など、点眼薬以外の治療法もあります。

ドライアイは慢性的な疾患であることが多く、定期的な経過観察が必要な場合もあります。眼科医と相談しながら、長期的な管理を行うことが大切です。

✨ 日常生活でできるドライアイ対策

目薬だけに頼らない!生活習慣の改善で根本からドライアイを予防・改善する方法をご紹介します。

目薬の使用に加えて、日常生活での工夫もドライアイの改善に効果的です。以下の対策を取り入れて、目の健康を守りましょう。

👁️ まばたきを意識する

パソコンやスマートフォンを使用する際は、意識的にまばたきの回数を増やしましょう。通常、人は1分間に約15〜20回まばたきをしますが、画面を見つめている間は約4分の1に減少することがあります。

20分ごとに20秒間、20フィート(約6メートル)先を見る「20-20-20ルール」を実践することで、目の疲れを軽減し、まばたきの回数を自然に増やすことができます。

💧 室内の湿度を適切に保つ

エアコンの使用により室内が乾燥すると、目の表面からの涙の蒸発が促進されます。加湿器を使用して、室内の湿度を40〜60%程度に保つようにしましょう。

また、エアコンの風が直接目に当たらないように、送風口の向きを調整することも大切です。デスクの位置を変えるなど、環境の工夫も効果的です。

関連記事:冬の水分補給の適切な量とは?寒い季節に必要な水分摂取のポイントを解説

😴 十分な睡眠をとる

睡眠不足は涙の分泌量に影響を与えることがあります。十分な睡眠をとることで、目の疲労回復と涙の分泌を促進することができます。

就寝前のスマートフォンやパソコンの使用は控えましょう。ブルーライトは目の疲れを増加させるだけでなく、睡眠の質にも影響を与えます。

🔥 目を温める

目を温めることで、まぶたにあるマイボーム腺の機能が改善し、涙の油層が安定します。マイボーム腺から分泌される油分は、涙の蒸発を防ぐ重要な役割を果たしています。

蒸しタオルやホットアイマスクを使って、1日1〜2回、5〜10分程度目を温めることをおすすめします。ただし、やけどに注意し、熱すぎないように温度を確認してから使用しましょう。

🍽️ バランスの良い食事を心がける

オメガ3脂肪酸は涙の油層を改善し、ドライアイの症状を緩和する効果があるとされています。サバやイワシなどの青魚、アマニ油、エゴマ油などに多く含まれています。

また、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどの抗酸化ビタミンも目の健康維持に重要です。緑黄色野菜、果物、ナッツ類などをバランスよく摂取することを心がけましょう。

💦 適度な水分補給

体内の水分不足は涙の分泌量に影響を与える可能性があります。こまめな水分補給を心がけ、脱水状態を避けるようにしましょう。

カフェインやアルコールは利尿作用があり、体内の水分を排出してしまいます。過度な摂取は控え、水やお茶などで水分を補給することをおすすめします。

乾燥による他の体の不調についてはこちらの記事「高齢者の冬の脱水症状|原因・症状・予防法を医師が詳しく解説」で詳しく解説しています。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「ドライアイの患者さんから市販目薬の選び方について相談を受けることが多くあります。症状が軽度な場合は市販薬でも十分効果が期待できますが、症状が続く場合は早めの眼科受診をおすすめしています。適切な治療により、快適な日常生活を取り戻すことが可能です。」


ドライアイ用の目薬は1日何回まで使えますか?

製品によって異なりますが、一般的な人工涙液タイプは1日5〜6回程度、その他のドライアイ用目薬は1日3〜6回程度を目安に使用します。製品の説明書に記載された用法・用量を守って使用してください。頻繁に使用する必要がある場合は、防腐剤無添加の製品を選ぶことをおすすめします。

市販のドライアイ用目薬と眼科で処方される目薬の違いは何ですか?

市販の目薬は誰でも購入できるよう安全性を重視した成分・濃度になっています。一方、眼科で処方される目薬には、ジクアホソルナトリウムやレバミピドなど市販では手に入らない有効成分が含まれており、より高い効果が期待できます。症状が重い場合や市販薬で改善しない場合は、眼科受診をおすすめします。

コンタクトレンズをしたまま使える目薬はどれですか?

パッケージに「すべてのコンタクトレンズに使用可」または「ソフト・ハード両用」と記載された製品が対応しています。代表的な製品として、ソフトサンティア、アイリスCL-Iネオ、スマイルコンタクト ピュアなどがあります。防腐剤無添加の製品を選ぶとより安心です。対応していない目薬を使用する場合は、必ずレンズを外してから点眼してください。

目薬は開封後どのくらい使えますか?

一般的なボトルタイプの目薬は開封後1〜3ヶ月程度で使い切ることが推奨されています。使い切りタイプの個包装は開封後すぐに使用し、残った分は廃棄してください。製品によって使用期限が異なるため、説明書を確認することが大切です。使用期限を過ぎた目薬は雑菌が繁殖している可能性があるため、使用しないでください。

防腐剤無添加の目薬を選んだ方がよいのはなぜですか?

防腐剤(特に塩化ベンザルコニウム)は目の表面の細胞に影響を与える可能性があります。頻繁に目薬を使用する方や、コンタクトレンズを使用している方は特に注意が必要です。ソフトコンタクトレンズは防腐剤を吸着しやすく、レンズに蓄積した防腐剤が目に刺激を与えることがあります。目に優しいケアを心がけるなら、防腐剤無添加の製品をおすすめします。

清涼感のある目薬はドライアイに使ってもよいですか?

清涼感のある目薬はスッキリした使用感が得られますが、ドライアイで敏感になっている目には刺激が強すぎる場合があります。メントールなどの清涼化剤は目の表面を刺激し、症状を悪化させる可能性があります。ドライアイの症状が強い方は、清涼感のないマイルドなタイプを選ぶことをおすすめします。


📚 参考文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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