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胃が重いときの対処法とは?原因から考える効果的なセルフケアと受診の目安

「食後に胃が重くて動けない」「いつも胃がもたれている感じがする」このような症状にお悩みの方は少なくありません。胃が重いという症状は、食べ過ぎや早食いといった日常的な原因から、ストレス、さらには胃の病気まで、さまざまな要因によって引き起こされます。

多くの場合は生活習慣の見直しやセルフケアで改善できますが、症状が長引く場合や他の症状を伴う場合は、医療機関での適切な診察が必要になることもあります。本記事では、胃が重いと感じる原因を詳しく解説するとともに、すぐに実践できる対処法から受診の目安まで、幅広くご紹介します。


目次

  1. 胃が重いとはどのような状態か
  2. 胃が重くなる主な原因
  3. 胃が重いときの対処法【食事編】
  4. 胃が重いときの対処法【生活習慣編】
  5. 胃が重いときの対処法【市販薬編】
  6. 胃が重い症状を予防する方法
  7. 病院を受診すべき症状の目安
  8. 胃が重い症状に関連する病気
  9. よくある質問
  10. まとめ

🔍 胃が重いとはどのような状態か

胃が重いという症状は、医学的には「胃もたれ」や「胃部不快感」と表現されることが多く、食べ物が胃の中に長時間とどまっているような感覚や、みぞおち付近に圧迫感を感じる状態を指します。この症状は、食後に特に強く現れることが多いですが、空腹時にも感じることがあります。

💭 胃が重いときに現れやすい症状

胃が重いと感じるとき、多くの方が以下のような症状を同時に経験します。

  • 食後の膨満感:食事の量に関係なく、少量でもお腹がいっぱいになったような感覚が続く
  • みぞおち付近の不快感・圧迫感:何かが詰まっているような感覚や、締め付けられるような感覚
  • 食欲の低下:次の食事を摂る気力が湧かなくなる
  • げっぷが出やすくなる:胃の動きが鈍くなることで、胃内にガスがたまりやすくなる
  • 吐き気:特に脂っこいものを食べた後や、食べ過ぎた後に起こりやすい

⚡ 胃が重い状態と胃痛の違い

胃が重い状態と胃痛は、似ているようで異なる症状です。

胃が重い状態は、主に胃の運動機能の低下によって起こる症状であり、鈍い不快感や圧迫感が特徴です。

一方、胃痛は胃酸による刺激や炎症によって起こることが多く、キリキリとした痛みやシクシクとした痛みとして感じられます。

ただし、これらの症状は同時に起こることもあり、胃が重いと感じていた症状が徐々に胃痛へと変化することもあります。症状の変化には注意が必要です。

🤔 胃が重くなる主な原因

胃が重くなる原因は多岐にわたります。日常的な生活習慣に起因するものから、ストレスなどの心理的要因、さらには胃の病気まで、さまざまな要因が考えられます。原因を正しく理解することで、適切な対処法を選択することができます。

🍽️ 食べ過ぎ・早食い

最も一般的な原因として、食べ過ぎや早食いが挙げられます。一度に大量の食事を摂ると、胃に大きな負担がかかります。

胃は通常、食べ物を少しずつ消化して小腸へと送り出しますが、食べ過ぎると処理能力を超えてしまい、食べ物が長時間胃の中にとどまることになります。

また、早食いは十分に咀嚼されていない食べ物が胃に入ることになり、消化に時間がかかります。さらに、早食いは空気を一緒に飲み込みやすく、胃の膨満感を増す原因にもなります。

🍳 脂っこい食事・消化の悪い食べ物

脂質を多く含む食事は、消化に時間がかかります。脂質は胃で分解されにくく、十二指腸や小腸での消化が主となるため、胃での滞留時間が長くなります。

以下のような食品は、胃もたれを起こしやすい傾向があります:

  • 揚げ物
  • 肉の脂身
  • バターを多く使った料理
  • 食物繊維が多すぎる食品
  • よく加熱されていない食品

😟 ストレスや精神的な緊張

胃の働きは自律神経によってコントロールされています。ストレスや精神的な緊張が続くと、自律神経のバランスが乱れ、胃の運動機能が低下することがあります。これを「機能性ディスペプシア」と呼ぶこともあります。

以下のようなストレスが胃の不調につながる可能性があります:

  • 仕事のプレッシャー
  • 人間関係の悩み
  • 将来への不安
  • 環境の変化
高桑康太 医師・当院治療責任者

現代社会において、ストレスが原因の胃の不調は非常に多く見受けられます。特に働き盛りの方や受験生の方に多い傾向があります。ストレス性の胃の不調は、生活習慣の見直しとストレス管理で大幅な改善が期待できます。一人で抱え込まず、適切なサポートを受けることが重要です。

👴 加齢による消化機能の低下

年齢を重ねると、胃の消化機能は徐々に低下していきます。胃酸の分泌量が減少し、胃の筋肉の動きも弱くなるため、若い頃と同じ量の食事を摂っても消化に時間がかかるようになります。

また、唾液の分泌量も減少するため、食べ物の初期段階での消化も不十分になりがちです。このため、高齢の方は食事の量や内容に特に注意が必要です。

🍺 アルコールや喫煙

アルコールは胃の粘膜を刺激し、胃酸の分泌を増加させます。適量であれば問題ありませんが、過度な飲酒は胃の炎症を引き起こし、消化機能を低下させる原因となります。

また、喫煙も胃の血流を悪くし、胃の運動機能を低下させることが知られています。喫煙者は非喫煙者に比べて、胃もたれや胃の不快感を訴えることが多いというデータもあります。

💊 薬の副作用

一部の薬剤は、胃の不調を引き起こす副作用を持っています。特に、以下のような薬剤に注意が必要です:

  • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs):痛み止めとして使用される
  • 抗生物質
  • 鉄剤
  • 一部の降圧薬

薬を服用し始めてから胃が重いと感じるようになった場合は、処方医や薬剤師に相談することをおすすめします。

🍚 胃が重いときの対処法【食事編】

胃が重いと感じたときは、まず食事の内容や食べ方を見直すことが効果的です。胃に負担をかけない食事を心がけることで、症状の改善が期待できます。

✨ 消化の良い食べ物を選ぶ

胃が重いときは、消化の良い食べ物を選ぶことが大切です。

おすすめの食べ物:

  • 炭水化物:おかゆ、うどん、食パン(トーストしないもの)
  • 野菜:かぼちゃ、じゃがいも、大根、にんじん(よく加熱したもの)
  • たんぱく質:白身魚、豆腐、卵、鶏ささみ
  • 調理法:蒸す、煮る、茹でる

脂っこい肉や揚げ物は避け、胃に優しい調理法を選びましょう。

📏 食事の量を減らす

胃が重いときは、1回の食事量を通常より少なめにすることが効果的です。満腹になるまで食べるのではなく、腹八分目を目安にしましょう。

どうしてもお腹が空く場合は、1日3食ではなく、1日4~5食に分けて少量ずつ食べる方法もあります。この方法であれば、胃に一度にかかる負担を軽減しながら、必要な栄養を摂取することができます。

🥢 よく噛んでゆっくり食べる

食べ物をよく噛むことで、唾液と食べ物がよく混ざり、胃での消化がスムーズになります。

実践のポイント:

  • 一口につき20~30回は噛む
  • 食事時間は最低20分以上かける
  • テレビやスマートフォンの「ながら食べ」は避ける
  • 食事に集中する時間を作る

☕ 温かい飲み物を摂る

胃が重いときは、温かい飲み物が胃の働きを助けてくれます。

おすすめの温かい飲み物:

  • 白湯
  • 温かいお茶
  • 生姜湯
  • ペパーミントティー

一方、冷たい飲み物は胃の動きを鈍くする可能性があるため、胃が重いときは控えめにしましょう。また、コーヒーや緑茶などのカフェインを含む飲み物は、胃酸の分泌を促すため、胃が荒れている場合は控えることをおすすめします。

❌ 避けたほうが良い食べ物

胃が重いときは、特定の食べ物を避けることも大切です:

  • 脂っこい食べ物、揚げ物、肉の脂身
  • 香辛料の強い食べ物
  • 酸味の強い食べ物
  • チョコレートやケーキなどの甘いお菓子
  • アルコールや炭酸飲料

🏃 胃が重いときの対処法【生活習慣編】

食事以外にも、日常生活の中でできる対処法があります。生活習慣を整えることで、胃の機能を正常に保ち、症状の改善につながります。

⏰ 食後すぐに横にならない

食後すぐに横になると、胃の内容物が食道に逆流しやすくなり、不快感が増すことがあります。

食後の過ごし方:

  • 食後は最低でも2~3時間は体を起こした状態を保つ
  • どうしても横になりたい場合は、上半身を少し起こした状態で休む
  • 食後の軽い散歩は消化を助ける効果がある
  • 激しい運動は避け、10~15分程度のゆっくりとした散歩を心がける

😴 十分な睡眠をとる

睡眠不足は自律神経のバランスを乱し、胃の機能に悪影響を与えます。

良質な睡眠のために:

  • 毎日6~8時間の質の良い睡眠を確保
  • 就寝時間と起床時間を一定にして、規則正しい生活リズムを作る
  • 就寝前3時間以内の食事は避ける
  • 睡眠環境を整える(温度、湿度、明るさなど)

😌 ストレスを解消する

ストレスは胃の大敵です。自分なりのストレス解消法を見つけて、定期的に実践することが大切です。

効果的なストレス解消法:

  • 適度な運動
  • 趣味の時間
  • 友人との会話
  • 入浴
  • 読書
  • 深呼吸や瞑想

また、悩みを一人で抱え込まず、信頼できる人に相談することも、精神的な負担を軽減する有効な方法です。

🚶 適度な運動を行う

適度な運動は、胃腸の働きを活発にする効果があります。

おすすめの運動:

  • ウォーキング
  • ヨガ
  • ストレッチ
  • 腹筋を使う軽い運動

ただし、食後すぐの激しい運動は逆効果になるため、食後2時間程度は避けましょう。運動は週に3~4回、1回30分程度を目安に行うと良いです。

🔥 お腹を温める

胃が重いときは、お腹を温めることで血流が良くなり、消化が促進されます。

お腹を温める方法:

  • カイロやホットパックをみぞおち付近に当てる
  • 温かいお風呂にゆっくり浸かる
  • 腹巻きをする
  • 夏場でも冷房の効いた室内では冷やさないよう工夫する

💊 胃が重いときの対処法【市販薬編】

食事や生活習慣の改善だけでは症状が治まらない場合、市販薬を活用する方法もあります。薬局やドラッグストアで購入できる胃薬にはさまざまな種類があり、症状に応じて適切なものを選ぶことが大切です。

🔬 消化酵素配合薬

消化酵素を配合した胃薬は、食べ物の消化を助ける働きがあります。

主な消化酵素:

  • リパーゼ(脂肪分解酵素)
  • プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)
  • アミラーゼ(炭水化物分解酵素)

食べ過ぎや脂っこいものを食べた後の胃もたれに効果的です。食前または食後に服用することで、消化をサポートします。

⚡ 胃腸運動促進薬

胃の動きが鈍くなっている場合に効果的なのが、胃腸運動促進薬です。胃の蠕動運動を活発にすることで、食べ物の消化と排出を促進します。

以下のような症状に適しています:

  • 食べ物が胃に長時間とどまっている感じ
  • すぐにお腹がいっぱいになる感じ

🧪 制酸薬

胃酸が過剰に分泌されている場合や、胃酸による刺激で不快感を感じている場合は、制酸薬が効果的です。

胃酸を中和することで、胃の粘膜への刺激を和らげます。胸やけやげっぷを伴う胃の重さに適しています。ただし、胃酸の分泌自体が少ない高齢者の場合は、かえって消化を妨げる可能性があるため注意が必要です。

🛡️ 胃粘膜保護薬

胃の粘膜を保護する成分を含む薬剤は、胃酸や刺激物から胃を守る働きがあります。

以下のような状況に効果的です:

  • ストレスなどで胃が荒れている場合
  • アルコールを飲んだ後の胃の不快感

🌿 漢方薬

胃の不調に対しては、漢方薬も選択肢の一つです。

代表的な漢方薬:

  • 六君子湯:胃腸が弱く、食欲がない、胃もたれがする場合
  • 半夏瀉心湯:胃の不快感とともにお腹がゴロゴロする場合
  • 安中散:胃痛や胸やけを伴う場合

体質や症状に合わせて選ぶことが大切なので、薬剤師に相談することをおすすめします。

⚠️ 市販薬を選ぶ際の注意点

市販薬を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう:

  • 自分の症状に合ったものを選ぶ
  • 症状がはっきりしない場合は薬剤師に相談
  • 1週間以上使用しても症状が改善しない場合は医療機関を受診
  • 持病がある方や他の薬を服用している方は、飲み合わせを確認

🛡️ 胃が重い症状を予防する方法

胃が重くなる症状は、日頃からの予防が大切です。生活習慣を見直すことで、胃の不調を未然に防ぐことができます。

⏰ 規則正しい食生活を心がける

食事は毎日決まった時間に摂ることが大切です。不規則な食事は胃のリズムを乱し、消化機能の低下につながります。

理想的な食事リズム:

  • 1日3食を規則正しく摂る
  • 各食事の間隔は4~5時間程度
  • 朝食を抜いて昼食や夕食を大量に食べることは避ける
  • 夜遅い時間の食事は避ける
  • 就寝の3時間前までには食事を済ませる

🥗 バランスの良い食事を摂る

偏った食事は胃腸の負担になります。炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することが大切です。

胃に優しい食品:

  • 野菜や果物:食物繊維やビタミンを含み、腸内環境を整える
  • 発酵食品:ヨーグルトや納豆など、腸内の善玉菌を増やす
  • 脂っこい食事や加工食品:偏らないよう注意

🏃‍♀️ 適度な運動習慣をつける

定期的な運動は、胃腸の働きを活発にするだけでなく、ストレス解消にも効果的です。

日常に取り入れやすい運動:

  • 毎日20~30分程度のウォーキング
  • 通勤時に一駅分歩く
  • エレベーターの代わりに階段を使う
  • デスクワークの合間にストレッチ

🚭 禁煙・節酒を心がける

喫煙は胃の健康に悪影響を与えることが明らかになっています。禁煙することで、胃の不調のリスクを減らすことができます。

アルコールとの上手な付き合い方:

  • 完全に禁止する必要はないが、適量を守る
  • 週に2日以上は休肝日を設ける
  • 1回の飲酒量も適量に抑える
  • 空腹時の飲酒は避け、食事と一緒に摂る

😊 ストレスをため込まない

ストレスは胃の大きな敵です。完全にストレスをなくすことは難しいですが、ため込まないことが大切です。

ストレス対策:

  • 趣味の時間を確保する
  • 適度に休息をとる
  • 信頼できる人に話を聞いてもらう
  • 十分な睡眠をとる
  • 慢性的なストレスを感じている場合は専門家への相談も検討

🏥 病院を受診すべき症状の目安

胃が重いという症状の多くは、生活習慣の改善やセルフケアで改善できます。しかし、以下のような症状がある場合は、医療機関を受診することをおすすめします。

⏳ 症状が2週間以上続く場合

胃が重い症状が2週間以上続く場合は、何らかの病気が隠れている可能性があります。

セルフケアを試しても改善しない場合は、早めに医療機関を受診しましょう。慢性的な症状は、放置すると悪化することもあるため、早期の診断が大切です。

⚡ 激しい腹痛がある場合

胃が重いだけでなく、激しい腹痛を伴う場合は、胃潰瘍や急性膵炎など、緊急性の高い病気の可能性があります。

我慢できないほどの痛みがある場合は、すぐに医療機関を受診してください。夜間や休日の場合は、救急外来を利用することも検討しましょう。

🩸 吐血や血便がある場合

吐血(血を吐くこと)や血便(便に血が混じること)がある場合は、消化管出血の可能性があります。

これは緊急性の高い症状であり、すぐに医療機関を受診する必要があります:

  • 鮮やかな赤の出血:比較的新しい出血を示唆
  • 黒っぽい出血:古い出血を示唆

いずれの場合も、早急な対応が必要です。

📉 急激な体重減少がある場合

特に食事制限をしていないのに、急激に体重が減少している場合は注意が必要です。

食欲不振と体重減少が続く場合は、消化器系の病気や悪性腫瘍の可能性も考えられます。1か月に5%以上の体重減少がある場合は、医療機関での検査をおすすめします。

😵 飲み込みにくさがある場合

食べ物が喉につかえる感じがする、飲み込みにくいといった症状がある場合は、食道や胃の入り口に問題がある可能性があります。

嚥下困難は、食道がんなどの重篤な病気のサインである場合もあるため、早めに専門医の診察を受けることが重要です。

🟡 黄疸がある場合

皮膚や白目が黄色くなる黄疸は、肝臓や胆道系の異常を示唆する症状です。

胃の不調とともに黄疸が見られる場合は、以下のような病気の可能性があります:

  • 胆石症
  • 肝臓の病気
  • 膵臓の病気

すみやかに医療機関を受診してください。

🔬 胃が重い症状に関連する病気

胃が重いという症状の背景には、さまざまな病気が隠れている可能性があります。代表的な病気について理解しておくことで、適切なタイミングでの受診につなげることができます。

🤔 機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアは、胃カメラなどの検査を行っても明らかな異常が見つからないにもかかわらず、胃もたれや早期満腹感、みぞおちの痛みや灼熱感などの症状が続く病気です。

日本人の10~20%が経験するといわれており、決して珍しい病気ではありません。ストレスや生活習慣が大きく関わっているとされ、生活習慣の改善や薬物療法で治療します。

🔥 慢性胃炎

慢性胃炎は、胃の粘膜に炎症が持続している状態です。

主な原因:

  • ピロリ菌の感染(主な原因)
  • アルコール
  • 薬剤
  • ストレス

胃もたれ、胃の不快感、食欲低下などの症状が現れます。ピロリ菌が原因の場合は、除菌療法によって改善が期待できます。

🕳️ 胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、胃酸やピロリ菌などによって胃や十二指腸の粘膜が傷つき、深い傷(潰瘍)ができる病気です。

主な症状:

  • 胃の痛みや不快感
  • 胸やけ
  • 吐き気
  • 出血を伴う場合:吐血や黒色便

内視鏡検査で診断し、薬物療法で治療します。

🎗️ 胃がん

胃がんは、胃の粘膜の細胞ががん化する病気です。

症状の特徴:

  • 初期:自覚症状がほとんどない
  • 進行すると:胃の不快感、食欲低下、体重減少、貧血

早期発見・早期治療が重要であり、40歳以上の方は定期的な胃がん検診を受けることが推奨されています。ピロリ菌に感染している方は、胃がんのリスクが高くなるため、除菌療法を検討することも大切です。

🔄 逆流性食道炎

逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流することで食道の粘膜に炎症が起こる病気です。

主な症状:

  • 胸やけ
  • 呑酸(酸っぱいものが上がってくる感じ)
  • 胃もたれ

原因となる要因:

  • 肥満
  • 暴飲暴食
  • 脂っこい食事
  • アルコール

生活習慣の改善と薬物療法で治療します。

💎 胆石症・胆のう炎

胆のうに石ができる胆石症は、胃の不調と似た症状を引き起こすことがあります。

特に脂っこいものを食べた後に、右上腹部やみぞおちに痛みや不快感を感じることがあります。胆のう炎を合併すると、発熱や強い腹痛を伴うこともあります。

超音波検査などで診断し、必要に応じて手術を行います。

💎 胆石症・胆のう炎

❓ よくある質問

胃が重いときに効果的なツボはありますか?

胃の不調に効果的なツボとして、足三里(膝のお皿の下から指4本分下のすねの外側)中脘(へそとみぞおちの中間)があります。これらのツボを親指で軽く押しながら、円を描くようにマッサージすると、胃の働きを促進する効果が期待できます。1回につき3~5分程度を目安に、1日数回行うと良いでしょう。

胃が重いときにヨーグルトは食べても良いですか?

ヨーグルトは消化が良く、腸内環境を整える効果があるため、胃が重いときでも食べることができます。ただし、冷たいまま食べると胃を冷やす可能性があるため、常温に戻してから食べるか、ホットヨーグルトにして食べることをおすすめします。また、脂肪分の少ないプレーンヨーグルトを選ぶと、胃への負担が軽減されます。

毎朝胃が重いのですが、何が原因でしょうか?

毎朝胃が重いと感じる場合、以下のような原因が考えられます:
• 前日の夕食が遅い
• 夕食の量が多い
• 消化の悪いものを食べている
• 睡眠の質が悪い

夕食は就寝3時間前までに済ませ、消化の良いものを適量食べるようにしましょう。それでも改善しない場合は、医療機関への相談をおすすめします。

胃が重いときにコーヒーは控えるべきですか?

胃が重いときは、コーヒーを控えることをおすすめします。コーヒーに含まれるカフェインは胃酸の分泌を促進するため、胃の粘膜を刺激する可能性があります。また、空腹時のコーヒーは特に胃への刺激が強くなります。どうしてもコーヒーを飲みたい場合は、カフェインレスのものを選ぶか、牛乳を加えて刺激を和らげるようにしましょう。

胃が重いときに運動しても大丈夫ですか?

胃が重いときでも、軽い運動であれば問題ありません。むしろ、ゆっくりとしたウォーキングやストレッチは、胃腸の動きを促進する効果があります。ただし、激しい運動は胃への負担が大きくなるため避けましょう。また、食後すぐの運動は消化を妨げる可能性があるため、食後2時間程度は激しい運動を控えることをおすすめします。

📝 まとめ

胃が重いという症状は、多くの方が経験する一般的な不調です。食べ過ぎや早食い、脂っこい食事、ストレス、生活習慣の乱れなど、さまざまな原因によって引き起こされます。

主な対処法:

  • 消化の良い食事を心がける
  • よく噛んでゆっくり食べる
  • 食後すぐに横にならない
  • 適度な運動を行う
  • ストレスを解消する

市販薬の活用も有効ですが、症状が2週間以上続く場合や、激しい腹痛、吐血、急激な体重減少などを伴う場合は、速やかに医療機関を受診することが大切です。

胃の健康を維持するためには、規則正しい食生活とバランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレス管理が重要です。日頃から胃に優しい生活習慣を心がけることで、胃が重いという不快な症状を予防することができます。


参考文献

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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