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春の保湿ケアでべたつかない肌を手に入れる方法と正しいスキンケア

春になると「なんとなく肌がべたつく」「化粧が崩れやすくなった」「保湿しているのにニキビが増えた」という声をよく耳にします。冬の乾燥対策としてしっかり保湿をしてきたのに、春になったとたんに肌の調子が崩れてしまう——これは、多くの方が経験する春特有の肌トラブルです。じつはこの「べたつき」と「保湿不足」は、相反するように見えて深い関係があります。春の肌環境を正しく理解し、季節に合ったスキンケアに切り替えることで、べたつかず、それでいてうるおいのある肌を保つことができます。この記事では、春の肌の特徴から始まり、べたつかない保湿ケアの具体的な方法、さらにクリニックでできるアプローチまでをわかりやすく解説します。


目次

  1. 春の肌はなぜ不安定になるのか
  2. 「べたつき」と「乾燥」が同時に起こるメカニズム
  3. 春に保湿が必要な理由
  4. べたつかない保湿ケアの基本ステップ
  5. 春に向いている保湿成分の選び方
  6. テクスチャー別・おすすめの保湿アイテムの特徴
  7. 春の保湿ケアでやりがちなNG行動
  8. 生活習慣と春の肌の関係
  9. クリニックで受けられる春向けの肌ケア
  10. まとめ

🎯 春の肌はなぜ不安定になるのか

春は気温も日差しも心地よく、過ごしやすい季節というイメージがありますが、肌にとっては実は大きな試練の季節でもあります。その理由は、春特有の環境変化の多さにあります。

まず気温の変動が激しいことが挙げられます。日中は20度を超えるような温かさでも、朝晩は10度を下回ることも珍しくありません。この温度差は肌の血管を収縮・拡張させ、血行にも影響を与えます。また、肌は外気温の変化に対応しようとするため、皮脂分泌量や水分蒸発量が不安定になりやすくなります。

次に、湿度の変化です。冬の乾燥した空気から、春の湿度が少しずつ上がる環境に変わるとき、肌はその変化に対応しようとします。しかし、長い冬の間に乾燥に慣れた肌は、湿度が上がったからといってすぐに正常な状態に戻れるわけではありません。角質層のバリア機能が低下したまま湿度だけが上がると、肌表面はベタベタしているのに内側は水分が足りない、という不思議な状態が起きてしまいます。

さらに春には花粉や黄砂、PM2.5といった外的刺激が増えます。これらは肌の表面に付着して炎症を引き起こしたり、バリア機能をさらに傷つけたりします。アレルギー体質の方はもちろん、そうでない方も春の大気中の浮遊物質は肌への刺激になりえます。

加えて、春は新生活や環境の変化によるストレスが多い季節でもあります。精神的なストレスは自律神経に影響し、皮脂分泌や肌の免疫機能にも波及します。こうしたさまざまな要因が重なり合うため、春は一年の中でも特に肌が不安定になりやすい季節といえるのです。

📋 「べたつき」と「乾燥」が同時に起こるメカニズム

春の肌トラブルでよく見られるのが、「べたつくのに乾燥している」という状態です。一見矛盾しているように感じますが、これは「インナードライ」と呼ばれる状態で、肌の内側と外側で異なることが起きています。

人の肌は、表面に皮脂膜を作ることで水分の蒸発を防いでいます。冬の乾燥した時期に肌のバリア機能が低下すると、肌内部の水分が蒸発しやすくなります。これを補おうとして皮脂腺が活発に皮脂を分泌するため、肌の表面はべたつくにもかかわらず、角質層の水分量は低い状態が続きます。

春になって気温が上がると、皮脂分泌はさらに促進されます。皮脂腺は温度に敏感で、気温が1度上がるごとに皮脂の分泌量が約10〜15%増えるともいわれています。冬の間に皮脂不足で乾燥していた肌が、春の温度上昇とともに急激に皮脂を分泌し始め、べたつき感が増すのです。

しかし角質層の水分保持能力は、すぐには改善されません。角質層が正常な水分量を保てるようになるには、バリア機能の回復が必要です。バリア機能を担うのは、セラミドやNMF(天然保湿因子)といった成分ですが、これらは急に増えるものではなく、適切なケアを続けることで少しずつ回復していきます。

つまり、表面の皮脂分泌は増えているのに、角質の水分保持機能は依然として低い——この「アンバランス」が、春のインナードライを生み出しているのです。この状態を正しく理解せずに、べたつくからと保湿を省いてしまうと、肌のバリア機能はさらに低下し、乾燥・毛穴の開き・ニキビ・肌荒れといったトラブルへとつながっていきます。

💊 春に保湿が必要な理由

「春は暖かくなるから保湿はしなくていい」「べたつくのに保湿したらもっとひどくなる」と思っている方も多いのですが、これは大きな誤解です。春こそ、適切な保湿ケアが欠かせない理由をご説明します。

第一に、バリア機能の回復を助けるためです。冬の間に低下したバリア機能は、放っておいても自然に回復するわけではありません。セラミドなどのバリア成分を補いながら、丁寧に保湿ケアを続けることが回復の近道です。

第二に、紫外線ダメージから肌を守るためです。春は紫外線量が急増します。2月から3月にかけて紫外線量は急激に増し、4月・5月にはすでに夏に近い紫外線量に達することもあります。紫外線は肌のバリア機能を傷つけ、コラーゲンの分解を促進します。保湿によって肌のバリアを整えておくことは、紫外線ダメージを受けにくくする下地作りにもなります。

第三に、花粉や外的刺激から肌を守るためです。バリア機能が低下した肌は、外からの刺激を受けやすくなっています。保湿ケアで角質層に水分と保護膜を与えることで、花粉やほこりなどの外的刺激に対する防御力を高めることができます。

第四に、皮脂の過剰分泌を抑えるためです。肌が乾燥していると判断すると、それを補おうとして皮脂分泌が増えます。適切に保湿をして肌の水分量を保つことで、皮脂腺に「水分が足りている」というシグナルが伝わり、過剰な皮脂分泌が落ち着くことがあります。つまり、保湿をしっかりすることがべたつき軽減につながるというわけです。

春の保湿は「水分補給」と「バリア修復」の2つを意識することが重要です。水分だけを補っても蒸発してしまうため、適切な油分で蓋をする必要があります。ただしこの「油分」の量や種類が、春らしいさっぱりした仕上がりを実現するポイントになります。

🏥 べたつかない保湿ケアの基本ステップ

では、具体的にどのような手順でスキンケアをすればよいのでしょうか。春にべたつかず、それでいてうるおいを保つための基本的なステップを紹介します。

まずは洗顔から見直すことが大切です。春になると皮脂が増えるため、ついつい洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使いたくなります。しかし洗いすぎは皮脂だけでなく、肌に必要なうるおい成分まで洗い流してしまいます。結果として肌のバリアが崩れ、より多くの皮脂が分泌されるという悪循環に陥ることがあります。春の洗顔は、朝は水かぬるま湯でやさしく洗うか、泡立ちがマイルドなフォームタイプで十分です。夜はメイクや汚れをしっかり落としつつも、保湿成分が入った洗顔料を選ぶと良いでしょう。

次に化粧水です。洗顔後はすぐに化粧水をつけることが重要です。洗顔後30秒以内が理想とされており、時間が空くと角質から水分が蒸発してしまいます。春の化粧水はさっぱりタイプを選びがちですが、保湿成分がしっかり含まれているものを選ぶことが大切です。手のひらで顔全体を包み込むようにやさしくなじませましょう。コットンを使う場合は、押し付けず軽くおさえるように使います。

化粧水の後は美容液の活用も効果的です。特に保湿力の高い美容液はこのタイミングで使います。ヒアルロン酸やセラミド系の美容液を1〜2プッシュほど、顔全体にやさしくなじませます。春は化粧水と美容液の2ステップで水分を十分に補えることが多く、乳液やクリームを軽めに抑えやすくなります。

乳液またはクリームは「量を調整する」ことがポイントです。冬と同じ量をそのまま使い続けると、春はべたつきの原因になります。冬より少し少なめの量から試してみて、肌の状態を見ながら調整しましょう。テクスチャーもしっとりタイプからさっぱりタイプに切り替えると快適です。乾燥が気になるほほや目元には少し多めに、皮脂が出やすいTゾーンは薄めに塗るというゾーン別のアプローチも有効です。

最後に日焼け止めを忘れないことです。春の紫外線対策として、日焼け止めは必須です。最近はノンコメドジェニックタイプ(毛穴を詰まらせにくい処方)の日焼け止めも多く、肌への負担を減らしながら紫外線から守ることができます。テクスチャーが軽いジェルタイプやミルクタイプを選ぶと、べたつきが気になりにくいでしょう。

⚠️ 春に向いている保湿成分の選び方

スキンケアアイテムを選ぶとき、「保湿成分」に注目することが春のべたつかないケアへの近道です。保湿成分は大きく3つの種類に分けられます。

一つ目は「水分を引き寄せる成分(ヒュメクタント)」です。ヒアルロン酸やグリセリン、尿素(ウレア)、アミノ酸、PCAナトリウムなどがこれにあたります。これらは空気中や肌の深層から水分を引き寄せて角質層に保持する働きを持ちます。水溶性のため使用感がさっぱりしており、春の保湿に向いています。ただし、乾燥した環境では皮膚内部の水分を引き出してしまうこともあるため、次の成分と組み合わせることが重要です。

二つ目は「水分の蒸発を防ぐ成分(エモリエント)」です。セラミド、スクワラン、植物性オイル(ホホバオイル、アルガンオイルなど)がこれにあたります。角質の隙間を埋め、水分が外に逃げるのを防ぐ役割を果たします。春は重い油分が苦手に感じやすいため、スクワランやホホバオイルのようなさらっとした使い心地のものが適しています。特にセラミドはバリア機能を構成する重要な成分で、春の荒れやすい肌に積極的に取り入れたい成分です。

三つ目は「肌表面に膜を作る成分(オクルーシブ)」です。ワセリン、ミツロウ、シリコーンなどがこれにあたります。外気から肌を守りながら水分の蒸発を防ぐ効果があります。冬は必須とも言える成分ですが、春は重すぎることがあります。ごく薄く使うか、乾燥しやすいパーツ(唇や目元など)に限定して使うと良いでしょう。

春のスキンケアでは、「水分を引き寄せる成分+水分を閉じ込める成分」を軸に選び、オクルーシブ成分は最小限にとどめるのが基本です。成分表を確認する際は、ヒアルロン酸ナトリウム、セラミドNP(またはEOP、AP)、グリセリン、ナイアシンアミドなどの名称を探してみてください。

また、アルコール(エタノール)はさっぱり感を出すために配合されることが多い成分ですが、肌への刺激になることもあります。敏感肌や春に肌荒れしやすい方は、アルコールフリーの製品を選ぶと安心です。

🔍 テクスチャー別・おすすめの保湿アイテムの特徴

春のスキンケアでは、保湿力と使用感のバランスが重要です。同じ保湿成分でも、テクスチャーによって使い心地や向いている肌質が異なります。主なテクスチャーの特徴を整理しておきましょう。

ジェルタイプは水分が多く、みずみずしいテクスチャーが特徴です。塗布後にサラサラと乾き、べたつき感が少ないため、脂性肌や混合肌の方に向いています。春の朝のケアにも取り入れやすく、メイク前に使用しても化粧崩れしにくいのがメリットです。ただし保湿持続時間が短い場合があるため、乾燥しやすい方は夜に別の保湿アイテムを加えることをおすすめします。

ローション(化粧水)タイプはさらっとした液状で、肌に素早くなじみます。重ね付けができるため、量で保湿力を調整しやすいのが特徴です。最近は「水のようなのに保湿力が高い」タイプのローションも増えており、べたつきが気になる方でも使いやすくなっています。

乳液タイプは水分と油分が混ざった状態のアイテムで、さっぱりタイプからしっとりタイプまで幅広くあります。春は「さっぱり」または「ナチュラル」と表示されているものを選ぶと、冬より軽めの使い心地で保湿ができます。乳液単体で保湿を完結させる「化粧水+乳液」の2ステップスキンケアは、春のシンプルケアに適しています。

クリームタイプは保湿力が高い一方で、テクスチャーが重めです。春に使う場合は、ゲルクリームタイプと呼ばれるさらっとしたクリームや、水分量が多いウォーターベースのクリームを選ぶとべたつきにくくなります。全顔に使う場合は薄くのばし、乾燥しやすい目元や口元、ほほにだけ重ね塗りするという使い方もおすすめです。

セラムまたは美容液タイプは、高濃度の保湿・美容成分を含む製品です。特定の肌悩みにアプローチするものが多く、ナイアシンアミド配合タイプは毛穴の目立ちや皮脂コントロールに役立つとされています。春のべたつきが気になる方で、毛穴の目立ちも気になる方には特に効果的です。

📝 春の保湿ケアでやりがちなNG行動

正しいスキンケアの方法を知るとともに、避けるべき行動も知っておくことが大切です。春によくあるスキンケアの失敗例を挙げます。

一つ目は、べたつくからといって保湿を省いてしまうことです。これは最もよくある失敗です。先にも述べたように、肌がべたついているのは皮脂が多いからであり、必ずしも水分が足りているわけではありません。保湿を省くと、バリア機能の低下が続き、さらなる皮脂分泌につながります。保湿を省くのではなく、「軽いテクスチャーに変える」「量を減らす」という方向で調整しましょう。

二つ目は、洗顔を頻繁にしすぎたり、強力な洗浄力の製品を使いすぎたりすることです。べたつきが気になると洗顔回数を増やしたくなりますが、洗い過ぎはバリア機能を壊します。洗顔は1日2回(朝・夜)を基本とし、洗顔料の選び方や洗い方を見直す方が効果的です。

三つ目は、冬のスキンケアをそのまま続けることです。冬に使っていたこっくりとした保湿クリームや、ヘビーな油分が多いアイテムをそのまま春も使い続けると、べたつきやニキビの原因になります。季節の変わり目に合わせて、アイテムのテクスチャーや使用量を調整することが大切です。

四つ目は、花粉の季節だからと過度に水洗いをすることです。花粉が付着するのが気になり、外から帰るたびに洗顔したくなる方もいますが、頻繁な洗顔は肌を傷めます。花粉の時期は、帰宅後に顔をぬるま湯でやさしく洗い流す程度にとどめ、夜のスキンケアでしっかり保湿することを意識しましょう。

五つ目は、「新しいスキンケアを一度に複数変える」ことです。春になったからとスキンケアをまるごと変えると、どのアイテムが肌に合っているか・合っていないかが判断できなくなります。変更は1〜2アイテムずつ、最低2週間は使ってみてから効果を判断するのが基本です。

六つ目は、スキンケアの後すぐにメイクをすることです。保湿成分が肌になじむ前にファンデーションを塗ると、化粧崩れの原因になります。スキンケア後は少なくとも3〜5分ほど時間をおいてから、メイクに入るようにしましょう。

💡 生活習慣と春の肌の関係

スキンケア製品だけでは解決しないこともあります。肌の状態は、毎日の生活習慣とも深くつながっています。特に春は生活リズムが乱れやすい季節でもあるため、内側からのアプローチも意識してみましょう。

睡眠は肌の修復に欠かせない時間です。睡眠中に成長ホルモンが分泌され、肌の細胞が修復・再生されます。春は夜が短くなり、明るくなるのが早いため、睡眠時間が不足しがちです。遮光カーテンを活用するなど、睡眠環境を整えて7時間程度の質の良い睡眠を確保することが肌にとっても重要です。

食生活も肌のうるおいと皮脂バランスに影響します。春は新生活でコンビニ食や外食が増え、脂質や糖質の摂取が増えがちです。糖質の過剰摂取はAGEs(終末糖化産物)の生成を促進し、コラーゲン線維を傷つけるとされています。また、ビタミンC・E・A、亜鉛などは肌のバリア機能維持に必要な栄養素です。緑黄色野菜、豆類、ナッツ、魚などをバランスよく取り入れることを意識しましょう。

水分摂取も見逃しがちなポイントです。春になって汗をかくようになると、体内の水分が失われやすくなります。こまめに水分を補給することが、肌の内側からのうるおいにつながります。コーヒーや緑茶は利尿作用があるため、これらとは別に白湯や水を1日1.5〜2リットルを目安に飲みましょう。

ストレスと肌の関係も重要です。ストレスがかかると副腎からコルチゾールが分泌され、これが皮脂分泌を促進し、肌の炎症を起こしやすくします。新生活のストレスが多い春は、趣味の時間を持つ、軽い運動をするなど、ストレスを発散させる習慣が肌の健康にも役立ちます。

また、適度な運動は血行を促進し、肌の新陳代謝を助けます。春の気持ちよい陽気の中での軽いウォーキングやストレッチは、肌だけでなく心身の調子を整えるのにも効果的です。ただし、紫外線が増える春は日焼け止めを忘れずに。

✨ クリニックで受けられる春向けの肌ケア

日常のスキンケアや生活習慣を整えても改善しない肌トラブルや、より効果的に肌の状態を整えたい場合には、皮膚科や美容皮膚科でのクリニックケアを検討してみることも一つの選択肢です。

まず、皮膚科では肌の状態を診断してもらい、インナードライや春のニキビに対して、適切な外用薬や内服薬を処方してもらえます。市販の薬では対応できない場合でも、医師の処方による治療薬は有効成分の濃度が高く、より速やかに肌トラブルを改善できることがあります。

美容皮膚科では、肌質改善のための施術が受けられます。春に向いている施術としていくつかご紹介します。

ケミカルピーリングは、グリコール酸や乳酸などの酸を使って古い角質を除去し、肌のターンオーバーを促進する施術です。毛穴の詰まりを解消し、皮脂分泌のバランスを整える効果が期待されます。定期的に受けることで、肌のキメが整い、べたつきにくい肌の状態に近づけることができます。

水光注射(スキンブースター)は、ヒアルロン酸などの保湿成分を肌の内側に直接注入する施術です。表面から塗るよりも深い層に保湿成分を届けられるため、インナードライの解消に効果的です。施術後は肌がうるっとした質感になり、べたつかずにハリのある肌を実感できる方が多いです。

イオン導入やエレクトロポレーションは、電気を使ってビタミンCやヒアルロン酸などの美容成分を肌の深部に浸透させる施術です。化粧品の塗布では届きにくい成分を効率よく補給できるため、バリア機能の回復をサポートします。ダウンタイムがほとんどないため、春の忙しい時期でも受けやすいのが特徴です。

フォトフェイシャル(光治療)は、強力な光を照射して毛穴の目立ちやくすみ、色ムラを改善する施術です。春の紫外線によるダメージが蓄積し始める前に受けることで、メラニンの増加を抑え、明るくなめらかな肌の維持に役立ちます。

クリニックでのケアを受ける際は、施術後のアフターケアも重要です。特にピーリングなどの施術後は一時的に肌が敏感になりやすいため、日焼け止めの徹底と保湿ケアが欠かせません。施術前後のケア方法については、必ず担当医師や看護師からしっかりと説明を受けてください。また、クリニックによっては肌質診断や相談を無料で行っている場合もありますので、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。

アイシークリニック渋谷院では、患者様お一人おひとりの肌状態に合わせたカウンセリングと、春の肌悩みに対応したメニューをご用意しております。べたつきや肌荒れ、花粉による肌の不調など、春特有の肌トラブルについてお気軽にご相談ください。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、春になると「べたつくのに乾燥している」というインナードライのご相談が増える傾向にあります。べたつきを感じて保湿を控えてしまう方が多いのですが、それがかえって皮脂分泌を促進し、ニキビや肌荒れを悪化させてしまうケースを多く拝見しています。春は「軽いテクスチャーに切り替えながらも保湿はしっかり続ける」ことが肌を整える近道ですので、セルフケアで改善が難しいと感じた際はお気軽にご相談ください。」

📌 よくある質問

春になるとべたつくのに保湿は必要ですか?

はい、必要です。べたつきは皮脂が多い状態であり、角質層の水分が十分であることを意味しません。保湿を省くとバリア機能がさらに低下し、皮脂分泌が増える悪循環に陥ります。テクスチャーを軽いものに変えながらも、保湿ケアは継続することが大切です。

春のスキンケアで選ぶべき保湿成分は何ですか?

春はヒアルロン酸やグリセリンなど水分を引き寄せる成分と、セラミドやスクワランなど水分の蒸発を防ぐ成分を組み合わせて使うのがおすすめです。ワセリンなど重い油分成分は最小限にとどめ、さっぱりとした使い心地を意識して選びましょう。

春の洗顔で気をつけることはありますか?

洗いすぎに注意することが最も重要です。べたつきが気になっても洗顔は1日2回(朝・夜)を基本とし、洗浄力の強い製品は避けましょう。朝は水かぬるま湯、夜は保湿成分入りのマイルドな洗顔料を使うことで、バリア機能を守りながら汚れを落とせます。

インナードライとはどういう状態ですか?

肌の表面はべたつくのに、角質層の内側は水分が不足している状態を「インナードライ」と呼びます。冬の乾燥でバリア機能が低下した肌が、春の気温上昇で皮脂だけを急激に分泌することで起こります。保湿ケアでバリア機能を回復させることが解消への近道です。

セルフケアで改善しない場合、クリニックではどんな施術が受けられますか?

アイシークリニックでは、古い角質を除去し皮脂バランスを整えるケミカルピーリングや、、美容成分を浸透させるイオン導入などをご用意しています。肌状態に合わせたカウンセリングも行っていますので、お気軽にご相談ください。

🎯 まとめ

春の肌は、気温・湿度・紫外線・花粉などさまざまな環境変化の影響を受けて不安定になりやすい季節です。「べたつくから保湿しない」という判断は逆効果になることが多く、適切な保湿ケアこそが皮脂バランスを整え、べたつかない肌への近道となります。

春の保湿ケアのポイントをまとめると、以下のようになります。洗顔は洗い過ぎず、マイルドな洗顔料を選びましょう。化粧水・美容液で水分補給をしっかり行い、乳液やクリームは春向けの軽いテクスチャーに切り替えます。保湿成分はヒアルロン酸やセラミドなど、水分を保持しながら蒸発を防ぐものを中心に選びましょう。テクスチャーはジェルや乳液タイプで使用感を軽くしつつ、保湿力をキープすることが重要です。日焼け止めは春から必須であり、ノンコメドジェニックのものを選ぶと毛穴トラブルを防げます。そして、睡眠・食事・ストレス管理など内側からのアプローチも組み合わせることで、より健やかな肌を維持できます。

もし日常のセルフケアだけでは改善が難しい場合や、より効果的にアプローチしたい場合は、ぜひ美容皮膚科や皮膚科への相談を検討してみてください。専門家のアドバイスと適切な施術を組み合わせることで、春をべたつきのない、うるおいある肌で迎えることができるはずです。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 皮膚のバリア機能、セラミドの役割、ニキビ・肌荒れの病態、ケミカルピーリングなどの治療に関する診療ガイドラインおよび皮膚科学的知見の参照
  • 厚生労働省 – 化粧品・スキンケア製品に含まれる保湿成分(ヒアルロン酸、セラミド、グリセリンなど)の安全性・規制基準および医薬部外品に関する情報の参照
  • PubMed – 皮脂分泌の季節変動、インナードライ(皮膚内部乾燥)のメカニズム、保湿成分の有効性、ケミカルピーリングや光治療の臨床的効果に関する査読済み学術論文の参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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