「子どもの肌に小さなぷつぷつができた」「水いぼってどうやって取るの?」と悩んでいる保護者の方は少なくありません。水いぼは子どもに多く見られるウイルス感染症で、放置するとどんどん増えてしまうことから、早めのケアを希望する声も多いです。インターネットや動画サイトには「水いぼの取り方」を紹介する動画も多くありますが、自己処置には思わぬリスクが伴うことも知っておく必要があります。この記事では、水いぼとは何か、病院での正しい治療法、自宅での注意点まで、医療の観点から丁寧に解説していきます。
目次
- 水いぼとはどんな病気か
- 水いぼが増える仕組みと感染経路
- 水いぼの主な症状と見分け方
- 動画で話題の「水いぼの取り方」は本当に安全?
- 自宅でできるケアとやってはいけないこと
- 皮膚科・クリニックでの治療法
- ピンセット法(摘除法)の流れ
- 麻酔テープを使った痛みを軽減する方法
- 治療後のケアと再発予防
- 水いぼと保育園・プール問題
- 大人の水いぼについて
- アイシークリニック渋谷院での水いぼ治療
この記事のポイント
水いぼは伝染性軟属腫ウイルスによる小児に多い皮膚感染症で、動画を参考にした自己処置はウイルス拡散・細菌感染のリスクがあり推奨されない。アイシークリニック渋谷院では麻酔テープを活用した摘除法など、患者の状態に合わせた適切な治療を提供している。
🎯 水いぼとはどんな病気か
水いぼ(伝染性軟属腫)は、伝染性軟属腫ウイルス(Molluscum contagiosum virus:MCV)によって引き起こされる皮膚感染症です。医学的には「伝染性軟属腫」と呼ばれており、その名の通り感染力を持ち、接触を通じて広がっていきます。
水いぼが最も多く見られるのは、免疫機能がまだ発達途上にある幼児から小学生低学年の子どもたちです。ただし、思春期以降の大人や、免疫機能が低下した状態の方にも発症することがあります。日本皮膚科学会のデータでも、水いぼは小児期に非常に高い頻度で見られる皮膚疾患のひとつとして取り上げられています。
見た目は直径1〜5ミリ程度の小さな丸い突起物で、中心部にへこみがあるのが特徴です。表面は光沢があり、白っぽいか肌と同じ色をしていることが多いです。内部には白いクリーム状の内容物(ウイルス粒子を含む)が詰まっています。これがつぶれると周囲の皮膚やほかの部位に広がる原因になります。
水いぼは痛みやかゆみを伴わないことがほとんどですが、数が増えると引っ掻いてしまうことで炎症を起こし、赤くなったり、かゆみが出てきたりすることがあります。アトピー性皮膚炎を持つ子どもは皮膚のバリア機能が低下しているため、特に広がりやすい傾向があります。
Q. 水いぼとはどんな病気ですか?
水いぼ(伝染性軟属腫)は、伝染性軟属腫ウイルス(MCV)による皮膚感染症です。直径1〜5mmの光沢ある丸い突起で、中心にへこみがあるのが特徴です。免疫が未発達な幼児〜小学生低学年に多く見られ、内容物にはウイルス粒子が含まれています。
📋 水いぼが増える仕組みと感染経路
水いぼがどのように広がるのか、その仕組みを理解しておくことは予防や対策に役立ちます。水いぼウイルスは主に直接接触、または感染した皮膚と物品を共有することで広がります。
感染経路としてよく挙げられるのは以下のような状況です。まずは直接の皮膚接触で、感染している子どもと素肌で触れ合うことでウイルスが移ります。次に、タオルや衣類、スポンジなどを共有することによる間接的な接触も感染の原因になります。さらに、自分の水いぼをひっかいて、その手でほかの部位を触ることで自己感染(自家接種)が起こることも多く見られます。
プールでの感染については長年議論されており、プールの水自体よりも、プールサイドでの肌の接触や、共有したタオルを介した感染の方が問題になると考えられています。ウイルスはある程度湿った環境で生存できるため、水回りでは特に注意が必要です。
潜伏期間は2〜7週間程度とされており、感染してもすぐに症状が出るわけではありません。また、一度感染して治癒した後は多くの場合免疫ができますが、完全に再感染しないわけではありません。特に免疫が弱い状態では再び水いぼができることもあります。
💊 水いぼの主な症状と見分け方
水いぼはその外見的な特徴から、他の皮膚疾患と区別することが比較的容易です。ただし、似た見た目の疾患もあるため、正確な診断のためには皮膚科を受診することが重要です。
水いぼの典型的な特徴を挙げると、まず表面に光沢がある半球状の小さな盛り上がりが見られます。中心部には小さなへこみ(臍窩と呼ばれます)があることが多く、これが他の皮膚疾患との大きな違いです。色は白〜淡いピンク色で、触ると柔らかく、押すと中から白っぽいチーズ状の内容物が出てきます。
好発部位は体幹(お腹・背中)、腋の下、肘の内側、膝の裏、首まわりなど、皮膚が重なり合う部分や摩擦が起きやすい場所です。顔に出ることも稀ではありません。数は数個から数十個、ひどい場合は100個以上に増えることもあります。
似た疾患として、尋常性疣贅(いぼ)やミリウム(稗粒腫)などがあります。尋常性疣贅はヒトパピローマウイルス(HPV)によるもので、表面がざらざらしており、特に手足の指や足の裏に多く見られます。水いぼとは見た目が異なりますが、幼児期には区別が難しいこともあります。疑問を感じたら自己判断せず、皮膚科専門医に診てもらうことをおすすめします。
🏥 動画で話題の「水いぼの取り方」は本当に安全?
YouTubeやSNSなどの動画サイトでは、「水いぼの取り方」「水いぼをピンセットで取る方法」など、自宅で水いぼを除去する動画が多数公開されています。これらの動画には多くの再生数がつくものもあり、実践してみようと考える保護者の方も少なくないようです。しかし、こうした自己処置にはいくつかの重大なリスクが存在します。
まず最大の問題は、感染拡大のリスクです。水いぼの内容物にはウイルス粒子が大量に含まれています。適切な器具や衛生管理なしに水いぼをつぶしたり取ろうとしたりすると、ウイルスが皮膚全体に広がり、かえって水いぼが増えてしまう可能性があります。動画では手軽に見える処置も、実際には周囲への感染や自家接種のリスクを高めてしまう行為です。
次に、細菌感染のリスクがあります。皮膚を傷つける処置を無菌状態で行うことは一般家庭では非常に難しいです。医療機関では消毒された専用器具を使用しますが、家庭にある爪切りやピンセットでは十分な滅菌処置ができません。処置後に細菌感染(とびひ)を起こすリスクが高まります。
また、子どもへの精神的ダメージも無視できません。水いぼを取る処置は、適切な麻酔処置なしに行うと非常に痛みを伴います。子どもが強く抵抗することで処置が不十分になるだけでなく、痛みのトラウマによって医療機関に行くことを嫌がるようになることもあります。
さらに、誤った認識で適切でない対象物を処置してしまうリスクもあります。水いぼと思っていたものが実はほかの皮膚疾患だった場合、自己処置がかえって症状を悪化させてしまうこともあります。動画を参考にして自己処置を行うことは、医学的な観点からは推奨できません。
Q. 動画を見て自宅で水いぼを取っても大丈夫ですか?
自宅での自己処置は推奨されません。水いぼの内容物にはウイルスが多く含まれており、家庭用ピンセット等で処置するとウイルスが拡散してかえって増える恐れがあります。また、滅菌が不十分な器具による細菌感染(とびひ)のリスクもあるため、必ず皮膚科を受診してください。
⚠️ 自宅でできるケアとやってはいけないこと
皮膚科を受診するまでの間や、治療方針として経過観察を選んでいる期間中に、自宅でできるケアについて正確に理解しておくことは大切です。
自宅でできる適切なケアとしては、まず水いぼを引っ掻かないよう子どもの爪を短く切っておくことが挙げられます。かゆみがある場合は、掻き傷から二次感染を起こすリスクがあるため、かゆみを和らげる保湿剤や低刺激のかゆみ止めを使うことも有効です。アトピー性皮膚炎がある場合はスキンケアをしっかり行い、皮膚のバリア機能を高めることが水いぼの拡大予防につながります。
タオルや衣類の共有を避けることも家庭内感染予防として重要です。お風呂では患部をこすらないようにし、入浴後は患部に触れたスポンジやタオルを他の家族と分けて使用しましょう。更衣の際には水いぼが衣類でこすれないよう、患部を清潔なガーゼや防水テープで覆うことも効果的です。
絶対にやってはいけないことを明確にしておきます。自宅で水いぼをつぶす、針で刺す、ピンセットでつまむなどの行為は禁止です。こうした行為は前述の通りウイルスの拡散、細菌感染、痛みや傷跡のリスクを高めます。また、市販の「いぼ取り」薬剤(サリチル酸など)は一般的な疣贅(HPVによるいぼ)向けのものであり、水いぼには効果がなく、むしろ皮膚を傷つける恐れがあるため使用しないでください。
🔍 皮膚科・クリニックでの治療法
水いぼに対する治療方針は、皮膚科専門医によって複数の選択肢が提示されます。水いぼは自然治癒する疾患でもあるため、すべての医師が即座の積極的治療を推奨するわけではありません。ここでは現在行われている主な治療法を解説します。
まず経過観察(自然治癒を待つ)という選択肢があります。水いぼは免疫力がつくと自然に消えることが多く、通常6ヵ月〜2年程度で自然治癒するとされています。数が少なく症状が軽い場合や、子どもへの侵襲を避けたい場合には、治療せずに経過を観察するという選択をする医師もいます。ただし、その間に数が増えたり、他者に感染させてしまう可能性があることは考慮が必要です。
積極的な治療としては、摘除法(ピンセット法)が最も広く行われています。専用のピンセットを使って水いぼを1個ずつ摘み取る方法で、確実性が高い治療法です。液体窒素療法は水いぼを凍らせて壊死させる方法で、大きな水いぼや摘除が難しい部位に使用されることがあります。外用薬療法としては、モノクロロ酢酸や水酸化カリウム(KOH)溶液を塗布する方法があり、痛みが少ないため恐怖心の強い子どもに選択されることがあります。ただし、これらの薬剤は保険適用外となる場合もあり、クリニックによって取り扱いが異なります。
それぞれの治療法にはメリットとデメリットがあり、子どもの年齢、水いぼの数や部位、痛みへの耐性などを総合的に考えて最適な方法を選ぶことが大切です。保護者の方は医師とよく相談して治療方針を決めるようにしてください。
📝 ピンセット法(摘除法)の流れ
皮膚科で最もよく行われる水いぼ治療であるピンセット法(摘除法)について、実際の流れを詳しく説明します。治療前にどのような処置が行われるか知っておくと、子どもへの説明もしやすくなります。
治療の第一段階は麻酔テープの貼付です。多くのクリニックでは、処置の1〜2時間前に局所麻酔成分を含む貼付剤(ペンレステープなど)を水いぼのある部位に貼ることで、痛みを大幅に軽減します。このテープは保護者の方がご自宅で貼って来院することが多く、クリニックから事前に指示があります。
来院後、消毒を行います。処置部位をアルコールや消毒液で丁寧に消毒し、衛生的な環境を整えます。続いて専用の摘除専用ピンセット(先端が細くなっているもの)を用いて、水いぼの根元をしっかり把持し、素早く引き抜くようにして取り出します。1個取るのにかかる時間は数秒ですが、数が多い場合はそれ相応の時間がかかります。
処置後は軽く止血し、消毒を行います。取り除いた後の小さな傷は通常数日で回復します。処置中の痛みについては、麻酔テープを使用していても多少の違和感や圧迫感を感じることがあり、個人差も大きいです。子どもが怖がって動いてしまう場合は、保護者の方にしっかり抑えてもらいながら行います。
処置後の注意事項として、当日は入浴を控えるか短時間のシャワーにとどめること、処置部位を不潔にしないこと、かさぶたができても無理に剥がさないことなどが挙げられます。また、一度の処置ですべてを取り除けない場合や、処置後に新しい水いぼが出てくる場合もあり、複数回の通院が必要になることがあります。
Q. 水いぼ治療で麻酔テープはどう使いますか?
アイシークリニック渋谷院では、摘除法の際にペンレステープ(リドカインテープ)を使用しています。処置の1〜2時間前に水いぼ部位へ貼付することで皮膚表面が麻酔され、痛みを大幅に軽減できます。テープは医師の処方が必要な薬剤のため、皮膚科での処方が必須です。
💡 麻酔テープを使った痛みを軽減する方法
水いぼ治療における子どもの痛みや恐怖心への対応は、保護者にとって非常に大きな関心事です。現代の皮膚科治療では、ペンレステープをはじめとする局所麻酔薬含有の外用剤を活用することで、痛みを大幅に軽減することが可能になっています。
ペンレステープ(一般名:リドカインテープ)は皮膚の表面麻酔に用いられる薬剤で、貼付後1〜2時間で効果が発現します。これを処置予定部位に事前に貼ることで、ピンセットで摘除する際の痛みが大幅に和らぎます。ただし、貼る場所をあらかじめ正確に把握しておく必要があるため、初診時や前回の診察時に医師から指示を受けておくことが重要です。
麻酔テープの使用手順について説明します。処置の1〜2時間前(クリニックから指定された時間)に水いぼ部位に貼り付け、ラップやテープで固定することで吸収効率が高まります。来院前の電車や車の中で貼っていくことも可能です。テープは清潔な手で取り扱い、目や粘膜には使用しないようにしてください。
麻酔テープを使用しても完全に無痛になるわけではありませんが、多くの子どもが「思ったより痛くなかった」と感じることが多いようです。処置の際に子どもが極度に怖がる場合は、処置前に深呼吸をする、好きなキャラクターのシールを見ながら気を紛らわせるなど、保護者の方のサポートも大切です。
ペンレステープは医師の処方が必要な薬剤(処方薬)であり、薬局で自由に購入できるものではありません。必ず皮膚科を受診して処方してもらってください。
✨ 治療後のケアと再発予防
水いぼを除去した後のアフターケアと、再発・再感染を防ぐための対策も重要です。適切なケアを行うことで、治癒を早め、二次感染や再拡大を防ぐことができます。
処置直後のケアについては、処置当日は入浴を控えるよう指示されることが多いです。翌日以降もしばらくは患部を強くこすらないようにして、優しく洗うことを心がけてください。処置後に小さな傷やかさぶたができることがありますが、これは正常な治癒過程です。かさぶたを無理に剥がすと傷跡が残ることがありますので、自然に剥がれるのを待ちましょう。
感染予防の観点からは、タオルや衣類を他の家族と共有しないこと、水いぼ部位をこすらないよう注意することが基本です。アトピー性皮膚炎など皮膚の乾燥や炎症を伴う場合は、保湿ケアを続けることで皮膚のバリア機能を高め、再感染を防ぐ効果があります。
再発に関しては、水いぼウイルスに対する免疫ができると再感染しにくくなりますが、完全に免疫ができるまでには時間がかかります。また、新たな感染源(幼稚園や学校でのほかの子どもとの接触など)があれば、再感染の可能性もゼロではありません。治療後もしばらくは定期的に皮膚の状態を確認し、新しい水いぼが出てきた場合は早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
栄養と睡眠など、免疫力を高める生活習慣を整えることも再発予防に間接的に役立ちます。特に疲れやストレスがたまっているときは免疫力が低下しやすいため、子どもの体調管理にも気を配りましょう。
📌 水いぼと保育園・プール問題
水いぼを持つ子どもが保育園や幼稚園、学校のプールに参加できるかどうかは、多くの保護者が気になるポイントです。この問題については、これまでさまざまな意見があり、現在では日本皮膚科学会と日本小児科学会の立場が明確にされています。
日本皮膚科学会の見解では、水いぼがあるからといって保育園・学校を休んだり、プールに入れなかったりする必要はないとしています。プールの水を介した感染よりも、直接の皮膚接触や物品の共有による感染のほうが問題であり、水いぼを持つ子どもをプールから締め出すことは医学的に必ずしも正当な根拠がないとされています。
しかし現実には、保育園・幼稚園・学校によっては「水いぼがある場合はプール不可」というルールを設けているところもあります。医療機関の立場からは参加を制限する根拠が薄いとされていますが、集団生活の場でのルールを変えることは容易ではありません。
もし施設のルールでプール参加が制限されている場合には、皮膚科で治療を受けて水いぼをなるべく早く取り除くことが、参加への近道になります。プール参加を希望する場合は、通っている施設のルールと医師の意見をよく確認した上で対応方針を決めることをおすすめします。
なお、水いぼが多数ある場合や、患部に炎症や化膿がある場合は、感染リスクを考慮してプールへの参加を控えることが賢明な場合もあります。子ども同士で肌が触れ合うような活動の際には、患部を衣類や防水テープで覆うことも感染予防の一助になります。
Q. 水いぼがあるとプールを休まなければなりませんか?
日本皮膚科学会の見解では、水いぼを理由に保育園や学校のプールを休む必要はないとされています。プールの水より直接の皮膚接触や物品共有による感染が主な問題とされています。ただし施設独自のルールで参加制限がある場合は、医師の意見と合わせて方針を確認することが大切です。
🎯 大人の水いぼについて

水いぼは子どもに多い疾患として知られていますが、大人にも発症することがあります。成人での水いぼは、免疫機能が低下した状態(HIV感染症、免疫抑制剤使用中など)で見られることが多いほか、健康な成人でも性行為による感染として生殖器周辺に発症することがあります。
大人の水いぼが子どもと異なる点として、まず発症部位があります。子どもでは体幹や腋の下などに多く見られますが、大人では性行為感染として陰部・鼠径部・大腿内側などに発症することが多いです。この場合、他のSTI(性感染症)との鑑別が必要になることもあり、皮膚科または性病科での正確な診断が求められます。
また、大人の水いぼは子どもに比べて自然治癒するまでの期間が長くなる傾向があります。免疫機能の状態によっては、数が増え続けたり、大型化したりすることもあるため、早めの治療を検討することが重要です。
治療法は基本的に子どもと同様で、摘除法、液体窒素療法、外用薬療法などが選択されます。ただし、大人の場合は免疫低下の背景にある基礎疾患の治療も同時に考える必要があります。水いぼが多発している大人の方は、内科や皮膚科での全身的な評価も検討してみてください。
大人が性器周辺に水いぼを発症した場合、尖圭コンジローマ(HPVによるいぼ)との鑑別が特に重要です。両者は見た目が似ていることもあり、自己判断は禁物です。必ず専門の医療機関を受診して正確な診断を受けてください。
📋 アイシークリニック渋谷院での水いぼ治療
アイシークリニック渋谷院では、子どもから大人まで幅広い患者様の水いぼ治療に対応しています。渋谷という立地から、お仕事や買い物のついでに受診しやすい環境が整っています。
当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療方針をご提案しています。初診の際には水いぼの数や部位、症状の経過、患者様の希望などを丁寧にヒアリングした上で、最適な治療法をご説明します。お子様の場合は保護者の方のご意向も十分に考慮し、恐怖心や痛みへの対応も含めて丁寧に対応いたします。
摘除法では、麻酔テープ(ペンレステープ)を使用することで痛みを最小限に抑えた処置を行っています。麻酔テープについては、事前の診察時に処方いたしますので、次回処置の際には来院前に自宅でテープを貼ってきていただくようご案内しています。
また、アトピー性皮膚炎などの基礎疾患を持つ患者様については、水いぼ治療と並行してスキンケアの指導や皮膚炎の治療も行うことで、再発防止に努めています。「水いぼの取り方を動画で見て気になっていた」「自宅で取ろうとしたけれど怖くてできなかった」という方もお気軽にご相談ください。
受診の際は、現在の水いぼの状態(できている部位や数のおおよそ)をあらかじめ確認しておいていただけると、診察がよりスムーズです。複数回の通院が必要になる場合もありますが、渋谷という通いやすい立地を活かして、継続的な治療をサポートいたします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「動画を参考に自宅で取ろうとしたけれど、かえって数が増えてしまった」というご相談を受けることも少なくありません。水いぼの内容物にはウイルスが多く含まれているため、自己処置は感染拡大のリスクが高く、医療機関での適切な処置をおすすめしています。麻酔テープを活用することでお子様の痛みや恐怖心を和らげることができますので、不安を感じたら早めにご相談いただけると、より安心して治療を進めることができます。」
💊 よくある質問
水いぼは免疫力がつくと自然に治癒することが多く、通常6ヵ月〜2年程度で消えるとされています。ただし、その間に数が増えたり他者に感染させてしまうリスクがあります。保育園やプールの参加制限が気になる場合は、早めに皮膚科へ相談し、治療方針を検討することをおすすめします。
自己処置はおすすめできません。水いぼの内容物にはウイルスが多く含まれており、適切な器具や衛生管理なしに処置するとウイルスが拡散し、水いぼがかえって増えてしまう恐れがあります。また、細菌感染(とびひ)のリスクもあるため、必ず皮膚科・クリニックで適切な処置を受けてください。
アイシークリニック渋谷院では、局所麻酔成分を含むペンレステープを処置前に貼ることで、痛みを大幅に軽減しています。多くのお子様が「思ったより痛くなかった」と感じています。お子様の恐怖心や痛みへの対応も丁寧に行いますので、不安な方はお気軽にご相談ください。
日本皮膚科学会の見解では、水いぼを理由に保育園や学校のプールを休む必要はないとされています。ただし、施設によっては独自のルールでプール参加を制限している場合もあります。施設のルールと医師の意見をよく確認した上で、対応方針を決めることをおすすめします。
大人も水いぼに感染することはありますが、免疫機能が発達した成人は比較的感染しにくい傾向があります。ただし、免疫が低下している場合は感染のリスクが高まります。家庭内ではタオルや衣類の共有を避け、入浴時に患部をこすらないようにするなど、基本的な感染予防策を徹底しましょう。
🏥 まとめ
水いぼは伝染性軟属腫ウイルスによる皮膚感染症で、主に子どもに多く見られます。動画サイトでは自宅での除去方法が紹介されていることもありますが、ウイルスの拡散、細菌感染、子どもへの精神的ダメージなどのリスクがあるため、自己処置は推奨されません。
正しい治療は皮膚科・クリニックで受けることが基本です。麻酔テープを使用した摘除法をはじめとして、患者様の状態に合わせた様々な治療法が選択できます。水いぼは自然治癒する疾患でもありますが、感染拡大のリスクや保育園・プールでの問題を考えると、専門医に相談して適切な対応を取ることが安心です。
「水いぼかどうかわからない」「取り方を動画で見たけれど自分でやっていいのか不安」という方も、まずはアイシークリニック渋谷院にご相談ください。正確な診断と適切な治療で、子どもの肌のお悩みをしっかりサポートいたします。お子様が水いぼかもしれないと気づいたら、早めの受診が重要です。自己判断・自己処置に頼らず、専門の医療機関を受診することをおすすめします。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 水いぼ(伝染性軟属腫)の診断・治療方針、プール参加に関する見解、摘除法・液体窒素療法などの治療法の根拠として参照
- 国立感染症研究所 – 伝染性軟属腫ウイルス(MCV)の感染経路・潜伏期間・疫学情報、小児における発症頻度および感染拡大の仕組みの根拠として参照
- 厚生労働省 – 感染症としての水いぼの位置づけ、保育園・学校における感染症対策ガイドラインおよびプール参加制限に関する行政的見解の根拠として参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務