💡 頭のほくろ、放置していませんか?
見えにくい場所だからこそ、気づかないうちにリスクが高まっている可能性があります。
- 📌 頭のほくろが大きくなってきた・形が変わってきた気がする
- 📌 美容目的でほくろを取りたいけどどこに行けばいいかわからない
- 📌 自分で処理しようと考えている
見えない場所ほど変化を見逃しやすく、発見が遅れると取り返しのつかないことも。
この記事を読めば、危険なほくろの見分け方・正しい除去方法・費用感まで、必要な情報がすべてわかります。
読まずに自己処理すると、傷跡が残ったり、悪性の見落としにつながるリスクがあります。
目次
- 頭部にほくろができる原因
- 頭のほくろが気になるケース:見逃してはいけないサイン
- 頭のほくろを自己処理してはいけない理由
- 頭のほくろ除去に対応できる医療機関
- 頭のほくろ除去の主な治療方法
- 保険診療と自由診療の違い
- 頭のほくろ除去にかかる費用の目安
- 治療前に確認しておきたいこと
- 治療後のケアと注意点
- まとめ
✅ この記事のポイント
頭のほくろは自己処理せず、ABCDEルールで変化を確認し、悪性疑いや美容目的いずれも医師の診察のもとレーザー・切除縫合などの適切な方法で除去することが重要。
💡 1. 頭部にほくろができる原因
ほくろは、医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」または「母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)」と呼ばれるものです。皮膚の中にある「メラノサイト(色素細胞)」が増殖・集積することで形成されます。体のどこにでもできる可能性がありますが、頭部にもほくろができることは珍しくありません。
頭部にほくろができる主な要因としては、まず紫外線(UV)の影響が挙げられます。頭頂部は太陽光が直接当たりやすい部位であり、帽子などで保護していない場合、頭皮が紫外線を浴びやすい環境にあります。紫外線はメラノサイトを刺激してメラニン色素の産生を促すため、ほくろや色素沈着が起こりやすくなります。
次に、遺伝的素因も関係しています。ほくろの数や発生しやすさには個人差があり、家族にほくろが多い人は自身もほくろができやすい傾向があるとされています。
また、ホルモンバランスの変化もほくろの形成に影響を与えることがあります。思春期や妊娠中にほくろが増えたり色が濃くなったりすることがあるのは、ホルモンの変動がメラノサイトの活動に影響するためと考えられています。
さらに、慢性的な摩擦や刺激が皮膚への継続的なダメージとなり、ほくろが生じる原因となることもあります。頭部ではヘアブラシやヘルメット、帽子のベルトなどによる刺激が関係することがあります。
生まれつき存在するほくろ(先天性母斑)の場合は、胎児期にすでにメラノサイトが集積した状態で誕生することによるものです。先天性のほくろは後天性のものよりもサイズが大きくなりやすく、場合によっては医学的な管理が必要になることもあります。
Q. 頭部にほくろができる主な原因は何ですか?
頭部にほくろができる主な原因は、紫外線・遺伝的素因・ホルモンバランスの変化・慢性的な摩擦の4つです。頭頂部は帽子で保護しない限り紫外線を浴びやすく、メラノサイトが刺激されてメラニン色素が増加します。ヘアブラシやヘルメットによる継続的な刺激も一因となります。
📌 2. 頭のほくろが気になるケース:見逃してはいけないサイン
頭部のほくろは髪の毛に覆われていることが多く、自分で定期的に観察するのが難しい部位です。そのため、変化に気づきにくいというデメリットがあります。美容室や散髪屋さんに行ったときに美容師さんから「頭にほくろがありますよ」と指摘されて初めて存在を知った、という方もいるでしょう。
では、どのような状態のほくろが気になるサインなのでしょうか。皮膚科学的には「ABCDEルール」と呼ばれる評価基準がよく知られています。これはほくろの悪性化(メラノーマなどの皮膚がん)を疑うときの目安として使われるものです。
A(Asymmetry:非対称性)は、ほくろの形が左右非対称である状態を指します。通常の良性ほくろは均一で対称的な形をしていることが多いですが、悪性のほくろは形が歪んでいることがあります。
B(Border:境界の不明瞭さ)は、ほくろの縁がギザギザしていたり、周囲との境界がはっきりしない状態です。健康なほくろは輪郭がくっきりしていることが多いですが、悪性病変では境界が不規則になることがあります。
C(Color:色調の不均一)は、ほくろの中に複数の色が混在している状態です。一部が薄茶色、一部が黒、一部が赤みを帯びているなど、色の均一性がなくなっている場合は注意が必要です。
D(Diameter:直径)は、ほくろの大きさが6mm以上になっている状態を指します。これは鉛筆の消しゴム程度の大きさです。ただし、これはあくまでも目安であり、小さくても悪性の場合があります。
E(Evolution:変化)は、ほくろの形・大きさ・色が急速に変化している状態です。短期間で明らかに大きくなっている、盛り上がりが出てきた、出血するようになったなどの変化は、特に注意すべきサインです。
また、ほくろから出血する、かゆみや痛みが継続的にある、表面がただれているといった症状がある場合も、早めに皮膚科を受診することを強くおすすめします。頭部は自己チェックがしにくい部位であるため、年に一度は皮膚科や医療機関で診てもらうことが理想的です。
✨ 3. 頭のほくろを自己処理してはいけない理由
インターネット上では、市販のほくろ除去クリームや自己処理グッズに関する情報が数多く見られます。しかし、頭部のほくろを自分で処理しようとすることには、複数の深刻なリスクが伴います。
まず最も重要な問題点は、悪性のほくろを見逃すリスクです。ほくろが実は皮膚がん(メラノーマなど)であった場合、自己処理によって組織が失われてしまうと、その後の病理検査(組織を顕微鏡で調べて悪性かどうかを診断する検査)ができなくなります。医療機関では除去した組織を必要に応じて病理検査に提出し、がんかどうかを確認することができますが、自己処理ではこれが不可能です。
次に、感染症のリスクです。頭皮は血流が豊富であり、傷をつけることで細菌感染が起きやすい環境です。不衛生な器具の使用や処理後のケアが不十分な場合、感染から蜂窩織炎(ほうかしきえん)や毛嚢炎などに発展することがあります。
また、市販のほくろ除去クリームの多くは、皮膚を腐食させる成分(酸などのピーリング成分)が含まれているものがあります。このような成分を頭皮に使用すると、周囲の正常な皮膚や毛包にもダメージを与え、脱毛の原因になる可能性があります。特に頭部はヘアサイクルに関わる毛包が密集しており、誤った処置が永続的な脱毛を引き起こす可能性も否定できません。
さらに、自己処理によって傷跡が残るリスクも高くなります。医療機関では傷跡をできるだけ目立たなくするための縫合技術やレーザー治療を行いますが、自己処理では適切な処置が難しく、ケロイドや肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)が残ることがあります。
頭のほくろが気になる場合は、必ず医師の診断を受けた上で適切な方法で除去を行うことが大切です。
Q. ほくろの悪性化を疑うABCDEルールとは何ですか?
ABCDEルールとは皮膚がん(メラノーマ等)を疑う評価基準で、A(非対称な形)・B(不明瞭な境界)・C(色調の不均一)・D(直径6mm以上)・E(急速な変化)の5項目を指します。出血・かゆみ・ただれが続く場合も含め、いずれかに該当したら早めに皮膚科を受診することが推奨されます。
🔍 4. 頭のほくろ除去に対応できる医療機関
頭のほくろ除去を相談できる医療機関としては、主に皮膚科クリニックと形成外科、そして美容皮膚科・美容外科クリニックが挙げられます。それぞれの特徴を理解した上で、自分の状況に合った施設を選ぶことが大切です。
皮膚科では、ほくろが良性か悪性かの診断を行うことができ、保険診療の範囲内で検査・治療を受けることができます。ほくろの悪性の可能性がある場合や、かゆみ・出血などの症状がある場合はまず皮膚科を受診するのが適切です。
形成外科では、切除後の縫合技術が優れており、傷跡をできるだけ目立たなくするための専門的な技術を持っています。大きなほくろや、跡を最小限にしたいという要望がある場合に向いています。
美容皮膚科・美容外科クリニックでは、美容的な観点からほくろ除去を行います。レーザー治療や電気メス、切除縫合などさまざまな方法に対応しており、仕上がりの美しさを重視した施術を行います。ただし、この場合は基本的に自由診療(保険適用外)となります。
アイシークリニック渋谷院のような美容クリニックでは、頭部のほくろ除去についても相談を受け付けているケースがあります。医師による診察の上で適切な治療法を提案してもらえるため、まずはカウンセリングで状況を相談してみることをおすすめします。
自分のほくろが良性か悪性かわからない場合は、まずかかりつけの皮膚科か病院を受診して診断を受けることが先決です。悪性が疑われる場合には、適切な医療機関(皮膚科専門医・腫瘍外科など)での治療が必要になります。
💪 5. 頭のほくろ除去の主な治療方法
頭のほくろ除去に用いられる主な治療方法には、いくつかの選択肢があります。ほくろの大きさ・深さ・種類、そして患者さんの希望や頭皮の状態によって最適な方法は異なります。以下に代表的な方法を紹介します。
✅ 炭酸ガス(CO2)レーザー
炭酸ガスレーザーは、水分に吸収されやすい波長のレーザーを用いて、ほくろ組織を蒸散・削り取る方法です。出血が少なく、周囲への熱ダメージを最小限に抑えられるため、美容クリニックで広く使用されています。比較的小さな盛り上がりのあるほくろに適しており、頭皮のほくろにも対応できます。
施術後は傷の治癒を促すためのテープ保護やワセリンなどの保湿剤の使用が指示されることが多く、数週間から数か月かけて傷跡が落ち着いていきます。再発する可能性がゼロではなく、深いほくろの場合は複数回の施術が必要になることもあります。
📝 電気メス(高周波メス)
高周波電流を利用してほくろ組織を削り取る方法です。炭酸ガスレーザーと同様に、盛り上がりのあるほくろや小さめのほくろに適しています。局所麻酔を行ってから施術するため、痛みはほとんど感じません。処置時間が短く、日帰りで施術できるメリットがあります。
🔸 切除縫合(外科的切除)
メスを使ってほくろを切除し、縫合する外科的な方法です。大きなほくろや、深部まで広がっているほくろ、または悪性の可能性が否定できないほくろに対して行われます。切除した組織を病理検査に提出できるため、診断を確実にするためにも重要な方法です。
頭皮は血流が豊富であることから、手術後に出血や腫れが生じることがあります。縫合糸は後日抜糸が必要で、通常は術後1週間から2週間程度で行います。傷跡は残りますが、頭皮の場合は髪の毛で隠れることも多く、目立ちにくいというメリットもあります。
⚡ くり抜き法(パンチ法)
円形のメス(パンチ)を使ってほくろをくり抜く方法です。比較的小さなほくろに用いられ、傷口は縫合するか自然閉鎖に任せることもあります。切除縫合よりも傷跡が小さく済むことが多く、頭皮でも適用できる場合があります。
🌟 Qスイッチレーザー・ピコレーザー
メラニン色素に選択的に作用するレーザーを用いて、ほくろの色素を破壊する方法です。平坦なほくろや色素性病変に対して使用されます。ただし、色素が深いほくろや盛り上がりのあるほくろには効果が限定的な場合があり、複数回の施術が必要なことが多いです。また、除去した組織が残らないため病理検査には対応できません。
Q. 頭のほくろを自己処理してはいけない理由は?
頭のほくろを自己処理すると、除去した組織の病理検査ができず悪性のほくろを見逃すリスクがあります。また、頭皮は血流が豊富で感染症が起きやすく、市販の除去クリームに含まれる腐食成分が毛包を傷つけ、永続的な脱毛を引き起こす可能性もあります。必ず医師の診断のもとで処置を受けてください。

🎯 6. 保険診療と自由診療の違い
頭のほくろ除去を行う場合、保険が適用されるケースと自由診療(全額自己負担)になるケースがあります。この違いを理解しておくことは、適切な医療機関を選ぶ上でも重要です。
保険診療の対象となるのは、医学的な治療の必要性が認められる場合です。具体的には、ほくろが悪性腫瘍(メラノーマなど)または悪性の疑いがある場合、かゆみ・痛み・出血などの自覚症状がある場合、急速に大きくなったり形が変わったりするなど変化が認められる場合などです。これらのケースでは、医師が医療的に切除の必要性を判断した上で、保険診療として治療を行うことができます。
一方で、「見た目が気になるから取りたい」「美容的な理由から除去したい」という場合は、医療保険の対象とならないため自由診療になります。美容クリニックで行うほくろ除去の多くは、この自由診療に分類されます。
保険診療では費用の自己負担が軽減されるメリットがある反面、使用できる治療方法や施設の制限があります。自由診療では費用は全額自己負担となりますが、より多くの選択肢の中から患者さんの希望や状態に合った方法を選ぶことができ、美容的な仕上がりにも配慮した施術が受けられます。
保険診療か自由診療かを患者さんが判断するのは困難なため、まずは医師の診察を受けて、医学的な観点から適切な対応方法について相談することをおすすめします。
💡 7. 頭のほくろ除去にかかる費用の目安
頭のほくろ除去にかかる費用は、治療方法・ほくろの大きさ・施設によって大きく異なります。ここでは一般的な目安をお伝えします。ただし、実際の金額は診察の内容や施設によって変わるため、必ず事前にカウンセリングや見積もりを受けることをおすすめします。
💬 保険診療の場合
保険診療でほくろを切除する場合、費用は病変の大きさによって異なりますが、3割負担の患者さんで概ね数千円から1万円前後になるケースが多いです。大きなほくろや複数個の切除、病理検査が必要な場合はさらに費用が加わることがあります。なお、初診料・再診料・処置費用などが別途かかることもあります。
✅ 自由診療の場合(炭酸ガスレーザー・電気メスなど)
美容クリニックでのレーザー・電気メスによる除去は、ほくろ1個あたりのサイズ別料金が設定されていることが多いです。一般的には小さいもの(直径2mm未満)で5,000円前後から、大きくなるにつれて費用が上がり、1cm超のものでは数万円になる場合もあります。クリニックによっては、複数個まとめて除去するパック料金を設定しているところもあります。
📝 外科的切除(切除縫合)の場合
自由診療での外科的切除は、レーザーよりも費用が高くなる傾向があります。ほくろの大きさや深さによって異なりますが、1cm未満のほくろで1万〜3万円程度、それ以上の大きさでは5万円以上になるケースもあります。麻酔料や抜糸の費用が別途かかることもあります。
費用についてはあくまでも目安であり、クリニックによって料金体系は大きく異なります。カウンセリングの際に事前にしっかりと説明を受け、納得した上で施術を受けることが大切です。また、追加料金が発生する可能性についても事前に確認しておくと安心です。
Q. 頭のほくろ除去後に気をつけることは何ですか?
頭のほくろ除去後は、傷口の保護と清潔維持・紫外線対策・担当医の指示に従った洗髪再開が重要です。切除縫合の場合は術後1〜2週間で抜糸が必要です。頭皮への日焼け止め塗布は難しいため帽子での遮光が有効です。経過観察のため定期受診を続け、異変があれば早めにクリニックへ連絡しましょう。
📌 8. 治療前に確認しておきたいこと
頭のほくろ除去を決断する前に、いくつかの点を確認しておくことで、より安心して施術に臨むことができます。
🔸 医師による診察とカウンセリングを受ける
施術前には必ず医師による診察を受けましょう。ほくろの状態を視診や必要に応じたダーモスコピー(皮膚鏡検査)で確認し、良性か悪性かの判断や、適切な治療方法の提案を受けることが重要です。カウンセリングでは、希望する仕上がりや気になることを遠慮なく伝えましょう。
⚡ 頭皮の状態を事前に確認する
頭皮は体の他の部位と比べて血管が豊富であり、施術後に出血しやすい特性があります。また、毛包が密に存在するため、施術の方法によっては脱毛のリスクが生じることもあります。特に電気メスや切除縫合では、毛包へのダメージが生じる場合があるため、事前に医師から説明を受けておきましょう。
🌟 服薬状況を申告する
血液をサラサラにする薬(抗凝固薬・抗血小板薬など)を服用している場合は、必ず事前に申告してください。これらの薬剤を服用していると、施術中や術後の出血が止まりにくくなることがあります。医師の指示のもとで休薬が必要な場合もあります。
💬 ケロイド体質について確認する
過去に傷跡が盛り上がったり、赤くなったりした経験がある方はケロイド体質の可能性があります。ケロイド体質の方では術後に傷跡が目立ちやすくなる可能性があるため、事前に医師に伝えておくことが大切です。予防的な対策を施術前後に行えることもあります。
✅ 再発のリスクについて理解する
レーザー治療の場合、ほくろが完全に除去できなかった場合に再発することがあります。特に深いほくろや大きなほくろでは、再発のリスクが高くなります。事前に再発した場合の対応や費用についても確認しておきましょう。
📝 ダウンタイムについて確認する
施術後の傷の回復期間(ダウンタイム)についても事前に確認しておくことが重要です。切除縫合の場合は抜糸まで1〜2週間かかるため、その間の洗髪や日常生活の制限について把握しておく必要があります。レーザーや電気メスの場合でも、傷がふさがるまでの間は細菌感染に注意が必要です。
✨ 9. 治療後のケアと注意点

頭のほくろ除去後は、正しいケアを行うことで回復を早め、傷跡を最小限にすることができます。以下に治療後の一般的な注意点をまとめます。ただし、具体的なケアの方法は施術を受けたクリニックの指示に従ってください。
🔸 傷口の保護と清潔を保つ
施術後は傷口に指示されたテープや絆創膏を貼って保護することが基本です。頭皮の場合は髪が生えているため、テープが剥がれやすい場合もあります。医師の指示に従い、適切に保護してください。また、傷口を清潔に保つことが感染予防のために重要です。
⚡ 洗髪の方法と再開時期
施術後の洗髪については、クリニックごとに指示が異なりますが、切除縫合の場合は術後数日は傷口を濡らさないよう注意が必要なことがあります。再開できる時期や洗髪の注意点について、事前に確認しておきましょう。レーザーや電気メスの場合は比較的早期に洗髪できることが多いですが、やはり医師の指示に従ってください。
🌟 紫外線対策
施術後の傷跡部分は、紫外線の影響を受けやすく、色素沈着(しみ)が生じやすい状態です。頭皮は直接UVカットの日焼け止めを塗ることが難しいため、帽子やUVカットのスカーフを着用するなどの対策が有効です。傷が完全に回復するまでの数か月間は、特に紫外線対策を意識しましょう。
💬 傷跡のケア
傷が閉鎖した後も、傷跡が成熟して落ち着くまでには数か月かかることがあります。医師から処方または推奨された保湿剤やテープを使用して、傷跡のケアを続けましょう。ケロイドや肥厚性瘢痕が気になる場合は、担当医に相談することで適切な対応策を提案してもらえます。
✅ 抜糸(切除縫合の場合)
切除縫合を行った場合は、術後1〜2週間を目安に抜糸を行います。指定の日程で必ず受診してください。抜糸が遅れると、縫合糸の跡が目立ちやすくなることがあります。
📝 再発の確認と経過観察
施術後は経過観察のために、定期的な受診を行いましょう。特に悪性の疑いがあってほくろを除去した場合や、再発が懸念される場合は、医師の指示に従ったフォローアップが重要です。何か異変を感じた場合は、受診日を待たずに早めにクリニックに連絡することをおすすめします。
🔸 激しい運動や入浴の制限
術後の傷口が安定するまでの間は、血流が増加して出血・腫れが悪化する可能性があるため、激しい運動や長時間の入浴(特に温泉・サウナなど)を避けることが推奨される場合があります。具体的な制限期間は施術の方法や傷の状態によって異なるため、担当医に確認してください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、頭部のほくろは自分では確認しにくい部位であるため、美容師さんに指摘されて初めて受診される方も少なくありません。頭皮は血流が豊富で毛包も密集しているという特殊な環境があるため、自己処理によるリスクは他の部位よりも高く、悪性かどうかの診断を含めて必ず医師にご相談いただくことを強くおすすめしています。気になる変化がある場合はもちろん、「念のため確認したい」という段階でもお気軽にカウンセリングにお越しください。」
🔍 よくある質問
自己処理では、除去した組織の病理検査ができないため、悪性のほくろ(メラノーマなど)を見逃すリスクがあります。また、頭皮は血流が豊富なため感染症が起きやすく、市販のクリームが毛包にダメージを与えて脱毛を引き起こす可能性もあります。必ず医師の診断のもとで除去を行いましょう。
「ABCDEルール」が目安として知られています。非対称な形・不明瞭な境界・色の不均一・6mm以上の直径・急速な変化、のいずれかが当てはまる場合は注意が必要です。また、出血・かゆみ・ただれが続く場合も早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
悪性の疑いがある場合や、かゆみ・出血などの症状がある場合は保険診療の対象となります。一方、「見た目が気になる」などの美容目的の場合は自由診療(全額自己負担)となります。保険適用かどうかは患者さん自身では判断が難しいため、まず医師の診察を受けることが大切です。
保険診療の場合、3割負担で数千円〜1万円前後が目安です。自由診療のレーザー・電気メスでは1個あたり5,000円前後〜、外科的切除では1万〜3万円程度が一般的です。ほくろの大きさや施設によって金額は異なるため、当院では事前カウンセリングで詳細をご確認いただけます。
施術方法によって異なります。切除縫合の場合は術後数日間、傷口を濡らさないよう注意が必要なことがあります。レーザーや電気メスの場合は比較的早期に洗髪できることが多いですが、感染予防のため必ず担当医の指示に従ってください。当院では施術後のケアについて丁寧にご説明しています。
💪 まとめ
頭のほくろは、見えにくい場所にあるため放置されがちですが、定期的なチェックと必要に応じた医療機関への受診が大切です。ABCDEルールを参考にほくろの状態を観察し、気になる変化があれば早めに皮膚科などを受診しましょう。
ほくろ除去の方法には、炭酸ガスレーザー、電気メス、外科的切除(切除縫合)、くり抜き法などがあり、ほくろの状態や患者さんの希望に応じて最適な方法を選択します。治療にあたっては、医師による診察と十分なカウンセリングを受けた上で、安全かつ適切な方法で行うことが重要です。
自己処理はさまざまなリスクを伴うため、絶対に避けてください。医療機関での正確な診断・適切な治療・術後の正しいケアを組み合わせることで、安全にほくろを除去することができます。
美容的な観点からほくろの除去を検討している方は、アイシークリニック渋谷院のような美容クリニックでのカウンセリングを通じて、自分に合った治療方法や費用について詳しく相談してみることをおすすめします。専門家の意見を聞きながら、納得のいく形で治療の方向性を決めていきましょう。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 色素性母斑(ほくろ)の定義・分類・ABCDEルールによる悪性黒色腫との鑑別基準、および皮膚がんに関する市民向け情報
- 日本形成外科学会 – ほくろ除去における切除縫合・レーザー治療・くり抜き法などの治療方法、術後ケア・瘢痕管理に関する専門的情報
- 厚生労働省 – 皮膚がん(メラノーマ)を含むがん対策・早期発見の重要性、および保険診療と自由診療の制度的な違いに関する情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務