鏡を見るたびに気になる顔のシミ。年齢を重ねるにつれて増えていくシミに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。シミは紫外線や加齢、ホルモンバランスの変化など、さまざまな要因で発生します。近年では医療技術の進歩により、シミの種類に合わせた効果的な治療法が数多く開発されています。本記事では、顔のシミ取り治療について、シミの種類や原因から始まり、各治療法の特徴、効果、費用、ダウンタイムまで詳しく解説します。シミ取り治療を検討されている方にとって、最適な治療法を選ぶための参考になれば幸いです。
目次
- シミができる原因とメカニズム
- 顔にできるシミの種類と特徴
- シミ取り治療の種類と効果
- シミの種類別おすすめ治療法
- シミ取り治療の費用相場
- シミ取り治療のダウンタイムと注意点
- シミ取り治療を受ける前に知っておきたいこと
- シミの予防とアフターケア
- よくある質問
🧬 シミができる原因とメカニズム
シミの治療を効果的に行うためには、まずシミができるメカニズムを理解することが大切です。シミは、皮膚内のメラノサイトという細胞が過剰にメラニン色素を生成し、それが皮膚に沈着することで発生します。
☀️ 紫外線による影響
シミの最大の原因は紫外線です。紫外線を浴びると、皮膚を守ろうとしてメラノサイトが活性化し、メラニン色素を大量に生成します。
通常、生成されたメラニンは肌のターンオーバーによって排出されますが、紫外線を繰り返し浴びることで:
- メラノサイトが過剰に活性化
- メラニンが排出しきれずに蓄積
- シミとして定着
特に顔は日光に直接さらされる部位であるため、シミができやすい場所といえます。
⏰ 加齢によるターンオーバーの乱れ
若い頃は約28日周期で行われていた肌のターンオーバーは、年齢とともに周期が長くなります:
- 40代:約45日
- 50代:約60日
ターンオーバーが遅くなると、生成されたメラニンが皮膚に留まりやすくなり、シミとして定着しやすくなります。また、加齢により皮膚のバリア機能が低下することで、紫外線のダメージを受けやすくなることもシミの原因となります。
🩺 ホルモンバランスの変化
女性ホルモンの変化もシミに大きく影響します。以下の時期にホルモンバランスが変化すると、メラノサイトが刺激されてシミができやすくなります:
- 妊娠中
- 経口避妊薬の服用中
- 更年期
特に肝斑は女性ホルモンとの関連が深いとされており、30代から40代の女性に多く見られます。
🔥 炎症後色素沈着
ニキビや傷、虫刺されなどによる皮膚の炎症が治った後に、茶色いシミとして残ることがあります。これを炎症後色素沈着(PIH)といいます。炎症によってメラノサイトが刺激されてメラニンが過剰に生成され、それが沈着することで起こります。
⚠️ その他の原因
以下の要因もシミの原因となることがあります:
- ストレス・睡眠不足:ホルモンバランスを乱し、メラニン生成を促進
- 喫煙:血行不良を引き起こし、肌のターンオーバーを遅延
- 過度な摩擦:洗顔時のこすりすぎなど、慢性的な刺激による色素沈着
🔍 顔にできるシミの種類と特徴
シミにはさまざまな種類があり、それぞれ原因や特徴が異なります。適切な治療法を選ぶためには、自分のシミがどの種類に該当するかを知ることが重要です。
☀️ 老人性色素斑(日光性黒子)
最も一般的なシミのタイプです。紫外線の蓄積によって発生し、「日光性黒子」とも呼ばれます。
特徴
- 40代以降に多く見られる(紫外線を多く浴びていた方は20代から)
- 頬骨の高い部分やこめかみなど、日光が当たりやすい部位に発生
- 円形または不整形で、境界がはっきりしている
- 色:薄茶色から濃い茶色まで様々
- 大きさ:数ミリから数センチまで個人差あり
👩 肝斑
主に30代から40代の女性に多く見られるシミです。両頬に左右対称に現れることが特徴で、輪郭がぼんやりとしています。
特徴
- 額や口の周り、鼻の下にも出現することがある
- 女性ホルモンの影響が大きい
- 妊娠・経口避妊薬の服用・更年期をきっかけに発症
- 紫外線によって悪化
- 摩擦や間違ったスキンケアでも悪化
🌟 そばかす(雀卵斑)
遺伝的な要因が大きいシミです。鼻の周りや頬に、直径数ミリ程度の小さな茶色い斑点が多数散らばって現れます。
特徴
- 幼少期から思春期にかけて目立ち始める
- 色白の方に多く見られる
- 紫外線によって濃くなることがある
- 加齢とともに薄くなる場合もある
🔵 ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
真皮層(皮膚の深い部分)にメラニンが沈着するシミです。20代以降に発症することが多く、両頬の上部や額の外側、鼻に灰色がかった茶色や青みがかった斑点として現れます。
特徴
- 左右対称に出現することが多い
- 肝斑と間違えられやすいが、色が青みがかっている
- 真皮層にあるため、通常のシミ治療よりも深いアプローチが必要
🔥 炎症後色素沈着
ニキビ、傷、やけど、かぶれ、虫刺されなどの炎症が治った後に残る茶色いシミです。
特徴
- 炎症の程度や部位によって、シミの大きさや濃さが異なる
- 時間の経過とともに薄くなることもある(数ヶ月から数年)
- 適切なケアを行わないと長期間残ることがある
📈 脂漏性角化症
脂漏性角化症は、加齢によってできる良性の腫瘍で、「老人性イボ」とも呼ばれます。シミと混同されることがありますが、厳密にはイボの一種です。
特徴
- 表面がざらざらしていて少し盛り上がっている
- 茶色から黒色
- 顔だけでなく体にもできる
- 放置しても健康上の問題はない
⚡ シミ取り治療の種類と効果
シミの種類や状態によって、適切な治療法は異なります。ここでは、代表的なシミ取り治療の種類とその効果について解説します。
🔴 レーザー治療
レーザー治療は、シミ取り治療として最も広く行われている方法の一つです。特定の波長の光をシミに照射し、メラニン色素を破壊することでシミを薄くしたり除去したりします。
Qスイッチレーザー
- ナノ秒単位の非常に短いパルスでエネルギーを照射
- メラニン色素に選択的に作用
- 周囲の組織へのダメージを最小限に抑制
- 種類:Qスイッチルビー、QスイッチYAG、Qスイッチアレキサンドライト
- 効果的なシミ:老人性色素斑、そばかす
- 1回の治療で効果が期待できることが多い
ピコ秒レーザー
- Qスイッチレーザーよりもさらに短いピコ秒(1兆分の1秒)単位で照射
- 従来のレーザーよりもメラニン色素を細かく粉砕
- 周囲組織へのダメージが少ない
- ダウンタイムが短く、色素沈着のリスクも低い
- 効果的なシミ:老人性色素斑、そばかす、ADM、刺青除去
💡 IPL(光治療)
IPL(Intense Pulsed Light)は、複数の波長を含む光を照射する治療法です。
特徴・効果
- 代表的な機器:フォトフェイシャル、ライムライト
- メラニン色素に作用してシミを改善
- コラーゲンの生成を促進して肌全体のハリや弾力を向上
- レーザーに比べて穏やかな治療のため、ダウンタイムが短い
- 適応:薄いシミ、広範囲のシミ、肌質改善
- 通常、複数回の治療が必要(3〜4週間ごとに5〜6回程度)
🎯 レーザートーニング
低出力のレーザーを繰り返し照射することで、徐々にメラニンを減少させていく治療法です。
特徴・効果
- 主にYAGレーザーを使用(1064nmの波長)
- 真皮層にアプローチ
- 肝斑の治療に効果的
- 通常のレーザー治療では悪化リスクがある肝斑でも安全に治療
- 治療回数:1〜2週間ごとに10回程度
- ダウンタイムがほとんどなく、施術直後からメイクが可能
🧪 ケミカルピーリング
酸性の薬剤を皮膚に塗布して古い角質を除去し、肌のターンオーバーを促進する治療法です。
使用薬剤・効果
- 使用薬剤:グリコール酸、サリチル酸、乳酸
- 表皮のメラニンを排出しやすくする
- シミを薄くする効果
- ニキビ跡や毛穴の開き、くすみの改善
- 薬剤の濃度や種類によって効果とダウンタイムが異なる
- 施術後は赤みや皮むけが生じることがある
💊 外用薬治療
シミ取りに使用される外用薬には、ハイドロキノン、トレチノイン、ビタミンC誘導体などがあります。
主な外用薬
- ハイドロキノン:メラニンの生成を抑制する美白剤(「肌の漂白剤」)濃度2〜4%程度
- トレチノイン:肌のターンオーバーを促進し、メラニンの排出を促進
- ビタミンC誘導体:抗酸化作用でメラニン生成を抑制
これらを組み合わせて使用することで、より高い効果が期待できます。ただし、刺激が強いため、医師の指導のもとで使用する必要があります。
💉 内服薬治療
シミ治療に使用される内服薬には、トラネキサム酸やビタミンC、ビタミンEなどがあります。
主な内服薬と効果
- トラネキサム酸:メラニンの生成を抑制、特に肝斑の治療に効果的
- ビタミンC:抗酸化作用によりメラニンの生成を抑制
- ビタミンE:血行を促進して肌のターンオーバーを助ける
内服薬は、他の治療法と併用することで効果を高めることができます。
🔬 炭酸ガスレーザー
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)は、水分に吸収されやすい波長のレーザーで、皮膚を蒸散させて除去する治療法です。
特徴・適応
- 主に脂漏性角化症やホクロの除去に使用
- 盛り上がりのあるシミや他のレーザーで除去しにくいシミに効果的
- 治療後はかさぶたができ、1〜2週間程度で剥がれ落ちる
🎯 シミの種類別おすすめ治療法
シミの種類によって、効果的な治療法は異なります。ここでは、各シミタイプに適した治療法を紹介します。
☀️ 老人性色素斑の治療
老人性色素斑には、Qスイッチレーザーやピコ秒レーザーが効果的です。
推奨治療法
- 第一選択:Qスイッチレーザー、ピコ秒レーザー
- 1回の治療で大きな効果が期待
- 濃いシミでもきれいに除去できることが多い
- 薄いシミ・広範囲:IPL治療
- 複数回の治療が必要
- 肌全体のトーンアップも期待
治療後のポイント
紫外線対策を徹底することで再発を予防することが大切です。
👩 肝斑の治療
肝斑は、通常のレーザー治療では悪化するリスクがあるため、治療には特別な注意が必要です。
推奨治療法
- 第一選択:レーザートーニング
- 低出力のレーザーを繰り返し照射
- 徐々にメラニンを減少
- 併用治療:
- トラネキサム酸の内服
- ハイドロキノン・トレチノインの外用
重要なケア
- 日常的な紫外線対策
- 摩擦を避けるスキンケア
- 複合的な治療が一般的
🌟 そばかすの治療
そばかすには、QスイッチレーザーやIPL治療が効果的です。
推奨治療法
- Qスイッチレーザー:個々のそばかすに対して精密な治療
- IPL治療:広範囲に多数存在する場合に適している
- 1回の照射で広い範囲を治療
- 複数回の施術で徐々に改善
- ピコ秒レーザー:そばかすの治療に高い効果
注意点
そばかすは遺伝的な要因が大きいため、治療後も紫外線によって再発する可能性があります。
🔵 ADMの治療
ADMは真皮層にメラニンが存在するため、表皮のシミよりも治療が難しいとされています。
推奨治療法
- QスイッチYAGレーザー:真皮層まで到達する波長
- ピコ秒レーザー:より効果的な真皮層へのアプローチ
治療回数・期間
- 通常、3〜6ヶ月間隔で複数回(3〜5回程度)の治療が必要
- 治療効果には個人差がある
- 完全に除去することが難しい場合もある
🔥 炎症後色素沈着の治療
炎症後色素沈着は、時間の経過とともに自然に薄くなることも多いですが、早く改善したい場合は治療を行います。
推奨治療法
- 外用薬:ハイドロキノン、トレチノイン
- 内服薬:ビタミンC
- レーザー治療:レーザートーニング、IPL治療
- 炎症が完全に治まってから施行
- 炎症が残っている状態では色素沈着を悪化させるリスク
📈 脂漏性角化症の治療
脂漏性角化症は、炭酸ガスレーザーや電気メスで物理的に除去する方法が一般的です。
治療法の選択肢
- 炭酸ガスレーザー:精密な除去が可能
- 電気メス:効率的な除去
- 液体窒素による凍結療法:
- 複数回の治療が必要な場合がある
- 色素沈着のリスクあり
治療後の経過
治療後はかさぶたができ、1〜2週間で剥がれ落ちます。
💰 シミ取り治療の費用相場
シミ取り治療は、一般的に保険適用外の自由診療となります。そのため、クリニックによって費用は異なりますが、ここでは一般的な費用相場を紹介します。
🔴 レーザー治療の費用
スポット照射のレーザー治療は、シミの大きさによって費用が設定されていることが多いです。
費用相場
- 直径5mm以下:5,000円〜10,000円程度
- 直径1cm程度:10,000円〜20,000円程度
- ピコ秒レーザー:従来のQスイッチレーザーよりもやや高額
シミ取り放題プラン
- 顔全体のシミを複数箇所治療する場合
- 費用:50,000円〜150,000円程度
💡 IPL治療の費用
費用相場
- 1回あたり:15,000円〜40,000円程度
- 推奨回数:通常5〜6回の施術
- トータル費用:75,000円〜240,000円程度
コース契約をすると1回あたりの費用が割安になるクリニックも多いです。
🎯 レーザートーニングの費用
費用相場
- 1回あたり:8,000円〜20,000円程度
- 推奨回数:10回程度の継続治療
- トータル費用:80,000円〜200,000円程度
初回お試し価格を設定しているクリニックもあります。
💊 外用薬・内服薬の費用
外用薬
- ハイドロキノン:1本(5g程度)で2,000円〜5,000円程度
- トレチノイン:1本(5g程度)で5,000円〜10,000円程度
内服薬
- トラネキサム酸やビタミン剤:1ヶ月分で3,000円〜8,000円程度
🧪 ケミカルピーリングの費用
費用相場
- 1回あたり:5,000円〜15,000円程度
- 費用の要因:使用する薬剤の種類や濃度によって異なる
- 複数回の施術:コース契約で割引が適用されることもある
⏰ シミ取り治療のダウンタイムと注意点
シミ取り治療を受ける際には、ダウンタイム(回復期間)や注意点を理解しておくことが大切です。
🔴 レーザー治療のダウンタイム
スポット照射のレーザー治療では、以下の経過をたどります:
治療直後〜翌日
- 照射直後から赤みや腫れが発生
- 翌日にはかさぶたが形成
7〜14日程度
- かさぶたが自然に剥がれ落ちる
- かさぶたを無理に剥がすと色素沈着や傷跡が残るリスク
- 自然に剥がれるまで待つことが重要
かさぶたが取れた後
- ピンク色の新しい皮膚が見える
- 数週間で周囲の肌と馴染む
治療後の注意点
- 紫外線対策を徹底
- 日焼け止めを毎日塗布
- 治療後1〜3ヶ月間は戻りジミ(炎症後色素沈着)が生じることがある
- 通常は時間の経過とともに薄くなる
- ハイドロキノンなどの外用薬で対処することもある
💡 IPL治療のダウンタイム
IPL治療は、レーザー治療に比べてダウンタイムが短いのが特徴です。
治療直後〜数時間
- 軽い赤みやほてりが生じることがある
- 数時間から翌日には落ち着く
数日〜1週間程度
- シミの部分が一時的に濃く見えることがある
- 数日から1週間程度で薄くなる
- 細かいかさぶたができることもあるが、自然に剥がれ落ちる
日常生活への影響
- 施術当日からメイクが可能な場合が多い
🎯 レーザートーニングのダウンタイム
レーザートーニングは、ダウンタイムがほとんどない治療法です。
特徴
- 施術直後に軽い赤みが出ることがある
- 数時間で落ち着く
- 施術当日からメイクや洗顔が可能
- 日常生活に支障なく治療を続けられる
🧪 ケミカルピーリングのダウンタイム
治療後の症状
- 赤み、乾燥、皮むけが生じることがある
- 薬剤の濃度が高いほど、症状が強く出る傾向
- 皮むけは数日から1週間程度続くことがある
アフターケア
- 保湿ケアと紫外線対策をしっかり行う
⚠️ 治療後の注意点
いずれの治療法においても、治療後の紫外線対策は非常に重要です。
紫外線対策
- 紫外線を浴びると色素沈着のリスクが高まる
- シミが再発する可能性がある
- 日焼け止めを毎日塗布
- 帽子や日傘なども活用
スキンケアの注意点
- 治療後は肌が敏感になっている
- 刺激の強いスキンケア製品の使用は避ける
- 保湿を心がける
生活上の注意点
- サウナや激しい運動など、血行を促進する行為は施術後数日間は控える
💡 シミ取り治療を受ける前に知っておきたいこと
シミ取り治療を検討している方に向けて、治療を受ける前に知っておきたいポイントを解説します。
🔍 適切な診断の重要性
シミの治療においては、まず正確な診断を受けることが重要です。
診断が重要な理由
- シミにはさまざまな種類があり、見た目が似ていても原因や最適な治療法が異なる
- 例:肝斑と老人性色素斑は似て見えることがあるが、治療法は大きく異なる
- 肝斑に対して通常のレーザー治療を行うと、悪化してしまうリスク
- まれにシミと思っていたものが悪性の皮膚腫瘍である可能性
専門医による診断を受けることが大切です。
🏥 クリニック選びのポイント
シミ取り治療を受けるクリニックを選ぶ際には、いくつかのポイントを確認しましょう。
確認すべきポイント
- 医師の資格:皮膚科専門医や形成外科専門医など、適切な資格を持つ医師が在籍
- 治療機器:複数の治療機器を備えているクリニックでは、シミの種類に合わせた最適な治療を提案
- カウンセリング:治療の効果やリスク、費用について丁寧に説明してくれるか
- アフターケア:アフターケアの体制が整っているか
⚠️ 治療のリスクと限界
シミ取り治療には、副作用やリスクが伴うことを理解しておく必要があります。
主なリスク
- 戻りジミ(炎症後色素沈着):
- 比較的よく見られる現象
- 特に日本人などアジア人に起こりやすい
- 通常は時間の経過とともに薄くなるが、数ヶ月かかることもある
- 治療効果の限界:
- すべてのシミが完全に除去できるわけではない
- 薄くなるにとどまる場合もある
期待する効果と実際に得られる効果について、事前に医師と相談しておくことが大切です。
📅 治療のタイミング
シミ取り治療を受けるタイミングも考慮が必要です。
推奨される時期
- 秋から冬にかけて:
- 紫外線が強い夏場は、治療後の色素沈着リスクが高まる
- 秋から冬にかけての治療が推奨
- レジャーの予定がない時期:
- 治療後は日焼けを避ける必要がある
- 海外旅行やレジャーの予定がない時期を選ぶ
治療計画
- 複数回の治療が必要な場合は、スケジュールに余裕を持って計画
🛡️ シミの予防とアフターケア
シミ取り治療後のアフターケアと、新たなシミを予防するための対策について解説します。
☀️ 紫外線対策
シミの予防において最も重要なのが紫外線対策です。
日焼け止めの選び方・使い方
- SPF30以上、PA+++以上のものを選ぶ
- 毎日塗布することが基本
- 屋内でも使用:窓から紫外線が入ってくるため
- 塗り直し:2〜3時間おきに塗り直すことで効果を維持
その他の紫外線対策
- 帽子、日傘、サングラスなども併用
- より効果的に紫外線をカット
🧴 スキンケアのポイント
美白効果のある成分を含むスキンケア製品を使用することで、シミの予防と改善をサポートできます。
美白成分
- ビタミンC誘導体
- アルブチン
- コウジ酸
- トラネキサム酸
保湿ケアの重要性
- 肌のターンオーバーを正常に保つために重要
- 乾燥した肌はバリア機能が低下し、紫外線のダメージを受けやすい
洗顔時の注意点
- こすらないように優しく洗う
- 摩擦による刺激を避ける
🍎 生活習慣の見直し
シミの予防には、生活習慣の見直しも効果的です。
睡眠
- 十分な睡眠をとることで、肌のターンオーバーが正常に行われる
- メラニンの排出が促進される
食事
- バランスの良い食事を心がける
- 抗酸化作用のある栄養素を積極的に摂取:
- ビタミンC
- ビタミンE
- ポリフェノール
ストレス管理
- ストレスはホルモンバランスを乱してシミの原因となる
- 適度な運動やリラックスの時間を設ける
禁煙
- 喫煙は血行不良を引き起こし、肌のターンオーバーを遅らせる
- 禁煙が推奨される
🔄 定期的なメンテナンス
シミ取り治療後も、定期的なメンテナンスを行うことで、きれいな肌を維持できます。
定期的な治療
- IPL治療やケミカルピーリングを定期的に受ける
- 新たなシミの発生を抑える
- 肌全体のトーンを均一に保つ
早期対応
- 気になるシミができた場合は、早めに医師に相談
- より効果的な治療が可能

❓ よくある質問
治療法によって痛みの程度は異なります。レーザー治療では、輪ゴムで弾かれたような軽い痛みを感じることがありますが、多くの方が我慢できる程度です。痛みが心配な方には、麻酔クリームを塗布してから治療を行うこともできます。IPL治療やレーザートーニングは、比較的痛みが少ない治療法です。
治療法によって異なります。レーザートーニングやIPL治療では、施術当日からメイクが可能な場合がほとんどです。スポット照射のレーザー治療では、かさぶたが形成されるため、その上からメイクをする場合は患部を刺激しないよう注意が必要です。かさぶたが取れた後は通常通りメイクができます。
シミの種類や濃さ、大きさによって異なります。老人性色素斑やそばかすなど表皮のシミは、Qスイッチレーザーやピコ秒レーザーで1回の治療で除去できることが多いです。一方、肝斑やADMなどは複数回の治療が必要です。また、IPL治療やレーザートーニングは複数回の治療が前提となります。
レーザー治療後、一時的にシミが濃く見えることがあります。これは「戻りジミ」または「炎症後色素沈着」と呼ばれ、治療によって刺激を受けた皮膚がメラニンを生成することで起こります。通常は2〜3ヶ月で自然に薄くなりますが、紫外線対策や美白剤の使用で改善を促すことができます。
一般的なシミ取り治療は保険適用外の自由診療となります。ただし、太田母斑や異所性蒙古斑、扁平母斑、外傷性色素沈着など、特定の疾患については保険適用となる場合があります。詳しくは医療機関にお問い合わせください。
妊娠中・授乳中のシミ取り治療は、基本的に推奨されていません。ホルモンバランスの変化によりシミが変化しやすい時期であることや、治療による刺激が母体や胎児・乳児に影響を与える可能性があるためです。出産後、授乳が終了してから治療を検討することをおすすめします。
顔のシミでお悩みの方は、アイシークリニック渋谷院にご相談ください。経験豊富な医師が、一人ひとりのシミの状態を丁寧に診断し、最適な治療法をご提案いたします。まずはカウンセリングにてお気軽にご相談ください。
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
肝斑は一般的なシミとは異なり、通常のレーザー治療では悪化するリスクがあります。適切な診断と治療法の選択が重要で、レーザートーニングや内服薬、外用薬を組み合わせた治療が効果的です。女性ホルモンとの関連が深いため、治療期間中も生活習慣の見直しや紫外線対策を徹底することが改善への近道となります。