粉瘤

粉瘤の治療は保険適用される?費用の目安と手術内容を詳しく解説

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実は、粉瘤の手術は健康保険が適用されるため、3割負担で受けられます。
早く受診するほど費用も傷跡も最小限で済みます。

この記事を読むと、粉瘤の治療費の目安・保険適用の条件・手術の流れがすべてわかります。
読まずに放置すると…⚠️

  • 🔸 炎症を起こして痛み・腫れ・においのある液体が出ることも
  • 🔸 放置するほど手術が複雑になり、費用も傷跡も大きくなる
  • 🔸 自然には治らないため、早期受診が最善の選択


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目次

  1. 粉瘤(ふんりゅう)とはどんな病気か
  2. 粉瘤の治療は保険適用になるのか
  3. 粉瘤の手術方法と特徴
  4. 粉瘤手術の費用目安(保険適用3割負担)
  5. 手術以外にかかる費用について
  6. 炎症性粉瘤の場合の治療費
  7. 保険適用外(自費)になるケースとは
  8. 粉瘤の診察から手術・術後ケアまでの流れ
  9. 粉瘤を放置するリスクと早期治療のメリット
  10. クリニック選びのポイント
  11. まとめ

💡 この記事のポイント

✅ 粉瘤の治療は原則として健康保険が適用され、3割負担で手術を受けられる
✅ 手術費用はサイズにより異なり、2cm未満で約3,000〜5,000円が目安
炎症前の早期受診が費用・傷跡・治療期間の面で断然有利!

💡 1. 粉瘤(ふんりゅう)とはどんな病気か

粉瘤は医学的には「表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)」と呼ばれる良性の皮膚腫瘍のひとつです。皮膚の下に袋状の構造(嚢腫壁)ができ、その中に角質や皮脂などの老廃物がたまることで、皮膚の表面がドーム状に盛り上がります。

体のどこにでも発生しますが、顔(特に額や頬)、耳の後ろ、首、背中、臀部(でんぶ)などに多く見られます。大きさは数ミリから数センチまでさまざまで、中心部には黒い点(面皰開口部)が見えることがあります。

粉瘤の原因はまだ完全には解明されていませんが、毛穴の詰まりや皮膚への軽微な外傷、ウイルス感染(ヒトパピローマウイルスなど)などが関与していると考えられています。遺伝的な体質が影響する場合もあり、同じ人に複数の粉瘤が生じることもあります。

粉瘤は自然に消えることはほとんどなく、放置すると少しずつ大きくなっていきます。また、細菌が感染することで炎症を起こすと、強い痛みや腫れ、発赤を伴う「炎症性粉瘤」となることがあります。この状態は日常生活に支障をきたすことも多く、早期の医療的対応が必要です。

Q. 粉瘤の手術に健康保険は適用されますか?

粉瘤の治療は原則として健康保険が適用されます。粉瘤は放置すると炎症・感染リスクのある疾患と認められているため、医療的治療の必要性があると判断されます。保険証を持参して皮膚科・形成外科・外科を受診すれば、通常3割負担で手術を受けることが可能です。

📌 2. 粉瘤の治療は保険適用になるのか

粉瘤の治療は、原則として健康保険が適用されます。これは粉瘤が「疾患」として認められているためです。脂肪腫や外傷性粉瘤なども同様に保険対象となることが多く、皮膚科や形成外科、外科などで受診すれば健康保険を使って治療を受けることができます。

保険適用が認められる主な理由として、粉瘤は放置すると炎症や感染のリスクがある病的状態であること、そして治療には専門的な医療行為(手術)が必要であることが挙げられます。単純に「見た目が気になる」だけでなく、医学的な治療の必要性があると判断されるため、健康保険の対象となっています。

ただし、保険適用にはいくつかの条件があります。まず、医療機関で医師による診察を受け、粉瘤であると診断される必要があります。自己判断でクリニックに「粉瘤を取ってほしい」と訪れた場合でも、医師が診察・診断を行った上で保険適用の手術を行う流れになります。

また、美容目的のみで手術を希望する場合は、保険が適用されないこともあります。これはあくまでも例外的なケースですが、担当医師の判断によって変わることがあるため、受診時に確認するとよいでしょう。

保険証を持参して受診すれば、窓口での支払いは通常の保険診療と同様に1割〜3割負担となります。一般的な社会人の場合、3割負担で手術を受けることになります。

✨ 3. 粉瘤の手術方法と特徴

粉瘤の根本的な治療は手術による摘出です。現在、主に行われている手術方法には「くり抜き法(へそ抜き法)」と「切開法(従来法)」の2種類があります。それぞれの特徴を理解しておくことで、治療の見通しが立てやすくなります。

✅ くり抜き法(へそ抜き法)

くり抜き法は、粉瘤の中心にある黒い点(面皰開口部)にパンチと呼ばれる円形のメスで小さな穴(直径3〜4mm程度)を開け、そこから嚢腫壁を引き出して摘出する方法です。

傷口が非常に小さく、縫合が不要な場合もあることから、術後の傷跡が目立ちにくいのが最大のメリットです。手術時間も比較的短く、局所麻酔で行えるため日帰りでの手術が可能です。ただし、嚢腫が大きい場合や炎症を起こしている場合には適応が難しいこともあります

📝 切開法(従来法)

切開法は、粉瘤の上の皮膚を紡錘形(楕円形)に切開し、嚢腫全体を一塊として摘出する方法です。比較的大きな粉瘤や、炎症を繰り返している場合、くり抜き法では対応が難しいケースに適しています。

嚢腫壁を完全に取り除きやすく、再発リスクが低いのが特徴です。ただし、切開した皮膚を縫合するため、くり抜き法と比較すると傷跡がやや目立つことがあります。手術後は抜糸が必要になります(通常7〜14日後)

🔸 炎症性粉瘤への対応

粉瘤が炎症を起こしている状態(赤く腫れ、強い痛みがある状態)では、まず切開して中の膿や内容物を排出し、炎症を沈静化させる処置が行われます。この段階では嚢腫壁は摘出せず、炎症が落ち着いた後(通常は数週間〜数ヶ月後)に改めて根治手術を行うという流れが一般的です。

炎症が強い場合は抗生物質の内服薬や外用薬が併用されることもあります

Q. 粉瘤手術の費用はサイズによってどう変わりますか?

粉瘤手術の費用は長径のサイズで区分されます。保険適用3割負担の場合、長径2cm未満で約3,000〜5,000円、2〜4cmで約5,000〜8,000円、4cm以上で約8,000〜15,000円が手術料の目安です。これに初診料・麻酔・処置料・薬剤費が加わり、トータルでは5,000〜10,000円程度になることが多いです。

🔍 4. 粉瘤手術の費用目安(保険適用3割負担)

粉瘤手術の費用は、粉瘤の大きさによって診療報酬が決まっています。手術費用の算定は「粉瘤のサイズ(長径)」と「手術方法」によって異なります。以下に、保険診療(3割負担)での目安金額をご紹介します。

なお、以下の金額はあくまでも目安であり、実際の費用は使用する麻酔薬の量、処置の内容、使用する医療材料、施設ごとの設定などによって異なります。また、診察料・処置料・薬剤費なども別途発生する場合があります

⚡ 粉瘤手術費用の目安(3割負担)

粉瘤の手術は「皮膚、皮下腫瘍摘出術」として算定されます。診療報酬点数は粉瘤の長径(最も長い部分の長さ)によって区分されており、1点=10円で計算されます

長径2cm未満の粉瘤の場合、手術料の目安は3割負担で約3,000〜5,000円程度です。これに初診料や再診料、局所麻酔薬の費用などが加算されます。

長径2cm以上4cm未満の粉瘤の場合は、3割負担で約5,000〜8,000円程度が手術料の目安となります。

長径4cm以上の粉瘤の場合は、さらに高くなり3割負担で約8,000〜15,000円程度になることもあります。

なお、くり抜き法は「皮膚、皮下腫瘍摘出術」とは別に「粉瘤摘出術(くり抜き法)」として算定される場合もあり、施設によって費用が異なることがあります。くり抜き法は傷跡が小さく利便性が高い手術ですが、すべての医療機関で対応しているわけではないため、事前に確認が必要です。

トータルの費用(診察料・麻酔・手術・処置など含む)として考えると、小さな粉瘤であれば1回の来院で5,000〜10,000円程度、大きな粉瘤や複数回の来院が必要な場合は20,000〜30,000円以上になることもあります。

🌟 高額療養費制度の利用について

粉瘤の手術は通常それほど高額にはなりませんが、複数の粉瘤を同時に摘出する場合や、入院が必要になるほどの大きな粉瘤の場合には費用が高くなることがあります。同一月内の医療費が一定額を超えた場合には「高額療養費制度」が適用され、自己負担を抑えることができます。年齢や所得によって上限額は異なりますが、一般的な所得の方では月の自己負担上限が80,100円程度(一定額以上)に設定されています。詳しくは加入している健康保険組合や市区町村の窓口にご確認ください。

💪 5. 手術以外にかかる費用について

粉瘤の治療にかかる費用は手術料だけではありません。診察から術後のケアまでを通じて、以下のような費用が発生することがあります。

💬 初診料・再診料

初めて受診する際には初診料(3割負担で約800〜1,000円程度)がかかります。2回目以降の受診では再診料(3割負担で約200〜300円程度)となります。手術日が初診日と別日になる場合や、術後の経過観察のために複数回通院する場合には、その都度再診料が発生します。

✅ 病理組織検査費用

摘出した組織が本当に粉瘤であるかを確認するため、病理組織検査(生検)に出すことがあります。稀にですが、粉瘤と思われた腫瘤が他の疾患(皮膚腫瘍など)であるケースもあるためです。病理検査料は3割負担で2,000〜4,000円程度が目安です。すべての施設で行われるわけではありませんが、摘出した粉瘤を病理検査に出す医療機関もあります。

📝 処方薬の費用

術後の感染予防のために抗生物質(内服薬や外用薬)が処方されることがあります。また、痛み止め(消炎鎮痛薬)が処方されることもあります。薬の種類や日数によって異なりますが、数百円〜2,000円程度が目安です。

🔸 術後処置費用

手術後の抜糸や傷口の処置のために通院が必要になる場合があります。処置の内容によっては処置料が発生します。切開法の場合は抜糸が必要なため、少なくとも1回の術後受診が必要です。

⚡ 検査費用

手術前に血液検査(血液型、凝固能など)が必要とされる施設もあります。特に大きな粉瘤や複数同時摘出の場合に求められることがあり、3割負担で1,000〜3,000円程度かかることがあります

🎯 6. 炎症性粉瘤の場合の治療費

炎症を起こした粉瘤(炎症性粉瘤)の治療は、通常の粉瘤手術とは流れが異なります。そのため、費用の発生する機会も増えます。

まず炎症が活発な状態では、切開排膿処置(切開して膿を出す処置)が行われます。この処置は「皮膚科軟部組織切開術」や「切開術」として算定され、3割負担で数百円〜2,000円程度が目安です。

切開排膿後は、炎症が完全に治まるまでの間、ガーゼ交換や消毒のための通院処置が続くことがあります。炎症の程度によっては数週間にわたって通院が必要になることもあり、その都度処置料や再診料がかかります。

炎症が落ち着いた段階で、根治手術(嚢腫壁の摘出)を改めて行います。つまり炎症性粉瘤の場合は、最初の切開排膿処置から根治手術、術後ケアまでの一連の治療で、3割負担でトータル10,000〜30,000円以上かかることもあります

また炎症性粉瘤では、抗生物質の処方が必須になることが多く、薬剤費も加算されます。痛みが強い場合には鎮痛薬も処方されます。

炎症が繰り返される粉瘤は周囲組織との癒着が強くなり、手術がより複雑になることもあります。炎症が起きる前に手術を受けることが、治療費の観点からも体への負担という観点からも望ましいといえます。

Q. くり抜き法と切開法はどのような違いがありますか?

くり抜き法は直径3〜4mm程度の小孔から嚢腫を摘出する方法で、傷跡が目立ちにくく縫合不要な場合もあります。切開法は皮膚を楕円形に切開して嚢腫全体を一塊で摘出する方法で、大きな粉瘤や炎症を繰り返すケースに適しており再発リスクが低い一方、縫合・抜糸が必要です。粉瘤の状態により医師が適切な方法を選択します。

💡 7. 保険適用外(自費)になるケースとは

粉瘤の治療は基本的に保険適用ですが、以下のようなケースでは自費診療(保険適用外)となることがあります。

🌟 美容目的での治療

粉瘤そのものの除去は保険適用ですが、術後の傷跡をできるだけ目立たなくするための美容的処置(美容縫合の追加オプションなど)は自費診療となる場合があります。また、「粉瘤ではなく見た目の問題だ」と医師が判断した場合も自費になることがあります。

💬 美容クリニックでの施術

美容皮膚科や美容外科クリニックでは、保険診療を行っていない施設もあります。その場合、粉瘤の摘出であっても全額自費となります。費用は施設や粉瘤のサイズによって大きく異なりますが、1つあたり10,000〜50,000円以上になることもあります。傷跡の美しさを最優先に考えたい場合などに選択されることがありますが、治療費は大幅に高くなります。

✅ 保険証を持参しなかった場合

受診時に保険証を持参しなかった場合は、一時的に全額自費払いとなることがあります。ただし、後日保険証を提示することで払い戻しを受けられる医療機関がほとんどです。受診の際は必ず保険証を持参するようにしましょう。

📝 レーザーを使った特殊な治療

一部の美容医療クリニックでは、レーザーを使った粉瘤治療を行っている場合があります。このような場合は通常、自費診療となります

保険診療の医療機関(皮膚科・形成外科・外科)での治療であれば、通常は保険適用で受けられることがほとんどです。費用の面で不安がある場合は、受診前に「保険診療で対応していますか?」と電話やWEBで確認しておくと安心です。

📌 8. 粉瘤の診察から手術・術後ケアまでの流れ

粉瘤の治療を受ける際の、一般的な流れをご説明します。施設によって多少異なりますが、大まかには以下のようなステップで進みます。

🔸 ステップ1:受診・初診

皮膚科、形成外科、または外科を受診します。問診票に症状や発症時期、いつ頃からあるか、炎症を起こしたことがあるかなどを記入します。保険証と(医療費助成制度がある場合は)受給者証を持参しましょう

⚡ ステップ2:診察・診断

医師が視診や触診を行い、粉瘤かどうかを診断します。必要に応じて超音波検査(エコー検査)で腫瘤の深さや大きさを確認することもあります。粉瘤であると診断されたら、手術の適応、手術方法、費用の目安について説明を受けます。

🌟 ステップ3:手術日の決定・術前説明

手術日を予約します。小さな粉瘤で炎症がない場合は、初診日に手術を行える施設もあります。手術前には同意書への署名が必要です。抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を服用している場合は、事前に申告が必要です。

💬 ステップ4:手術

局所麻酔(注射)を行い、麻酔が効いたことを確認してから手術を開始します。局所麻酔注射の際に軽い痛みを感じることがありますが、手術中は麻酔が効いているため痛みはほとんどありません手術時間は粉瘤の大きさにもよりますが、小さいものであれば10〜20分程度で終わることが多いです。術後に傷口を保護するガーゼや絆創膏が貼られて手術完了です。

✅ ステップ5:術後の処置・抜糸

手術翌日から数日後に経過観察のための受診を行う施設もあります。切開法で縫合した場合は、術後7〜14日後に抜糸のための受診が必要です。くり抜き法で縫合していない場合でも、傷口の治癒確認のために1〜2週間後の受診を求める場合があります。

📝 ステップ6:日常生活への制限

手術後しばらくは、手術部位を濡らさないようにシャワー・入浴に制限がかかることがあります(防水テープを貼ることでシャワー可になる場合もあります)。激しい運動や飲酒は数日間控えるよう指示されることがほとんどです。日常生活上の注意事項は手術を担当した医師から説明を受けましょう。

Q. 炎症性粉瘤になると治療費はどのくらいかかりますか?

炎症性粉瘤は治療が2段階になるため費用が増加します。まず切開排膿処置(3割負担で数百〜2,000円程度)を行い、炎症が落ち着いた後に根治手術を実施します。通院処置・抗生物質・鎮痛薬の費用も加わり、トータルで3割負担でも10,000〜30,000円以上になる場合があります。炎症が起きる前の早期受診が費用・治療期間の両面で有利です。

✨ 9. 粉瘤を放置するリスクと早期治療のメリット

「特に痛みもないし、もう少し様子を見よう」と思って粉瘤を放置している方も少なくありません。しかし、放置することにはいくつかのリスクが伴います。

🔸 放置することのリスク

粉瘤はゆっくりと大きくなっていく傾向があります。小さいうちは手術も比較的シンプルで傷跡も小さく済みますが、大きくなるほど手術が複雑になり、傷跡も大きくなります。費用的にも、大きな粉瘤の手術は小さな粉瘤の手術より高くなります。

また、細菌が侵入することで炎症が起き、突然強い痛みと腫れが生じることがあります。炎症性粉瘤になると、治療が2段階(まず炎症の処置、次に根治手術)になるため、通院回数が増え、費用も時間もかかります

特に背中や臀部など自分で確認しにくい部位の粉瘤は、気づかないうちに大きくなっていることがあります。また、炎症を何度も繰り返すと周囲組織との癒着が強くなり、手術が難しくなることもあります

まれに、長期間放置した粉瘤が悪性化するケースも報告されています(ただし非常にまれです)。定期的に大きさや状態を確認し、変化がある場合は医療機関を受診することが大切です。

⚡ 早期治療のメリット

炎症が起きる前の小さな粉瘤であれば、手術がシンプルで短時間で終わり、傷跡も最小限に抑えられます。くり抜き法が適用できるケースも多く、傷跡が目立ちにくい治療を選択できる可能性が高まります。

費用面でも、小さな粉瘤の手術は安価で、1回の来院で診察から手術まで完結することもあります。炎症が起きてからの治療と比較すると、トータルコストも抑えられます。

「痛みがないから大丈夫」ではなく、早めに皮膚科や形成外科を受診することをお勧めします

🔍 10. クリニック選びのポイント

粉瘤の治療を受ける医療機関を選ぶ際に、いくつか確認しておきたいポイントをご紹介します。

🌟 保険診療に対応しているか

粉瘤の治療は保険適用が原則ですが、美容外科・美容皮膚科クリニックでは自費診療のみの場合があります。費用を抑えたい場合は、保険診療を行っている皮膚科・形成外科・外科を選ぶのが基本です。Webサイトや電話で「粉瘤の保険診療を行っていますか?」と事前に確認しましょう。

💬 手術の実績・専門性

粉瘤の手術は比較的一般的な処置ですが、大きな粉瘤や炎症を繰り返しているケースでは、形成外科や皮膚外科専門の医師が対応したほうが再発リスクが低くなる可能性があります。クリニックのWebサイトで粉瘤の手術実績や専門医資格を確認することをお勧めします。

✅ くり抜き法に対応しているか

傷跡を最小限にしたい場合は、くり抜き法に対応している施設かどうかを確認しましょう。すべての医療機関でくり抜き法が行えるわけではなく、対応できる施設は限られます。

📝 当日手術に対応しているか

小さな粉瘤であれば、初診当日に手術まで対応している医療機関もあります。「なるべく早く治療したい」「何度も通院したくない」という方は、当日手術が可能かどうかを事前に確認しましょう。

🔸 アクセスと予約のしやすさ

術後の通院も考慮して、自宅や職場から通いやすい場所にある医療機関を選ぶことが重要です。また、Web予約やLINE予約に対応しているクリニックは、待ち時間の短縮や予約の利便性が高く、忙しい方にも通いやすいでしょう。

⚡ 費用の明確な説明があるか

受診前または診察時に、費用の目安を明確に説明してくれる医療機関は信頼できます。「大体いくらくらいかかりますか?」と聞いたときに、おおよその目安を教えてもらえる施設を選ぶと安心です。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、「しこりが気になっているけれど、費用が心配で受診をためらっていた」とおっしゃる患者様が多くいらっしゃいます。粉瘤は保険適用で治療できる疾患ですので、まずはお気軽にご相談いただければと思います。炎症が起きる前の小さな段階で対処できると、傷跡・治療期間・費用のいずれの面でも患者様のご負担を小さく抑えやすいため、気になるしこりがあれば早めに受診されることをお勧めします。」

💪 よくある質問

粉瘤の手術は健康保険が使えますか?

はい、粉瘤の治療は原則として健康保険が適用されます。粉瘤は「疾患」として認められており、放置すると炎症・感染のリスクがある病的状態のため、医療的治療の必要性があると判断されます。保険証を持参して皮膚科・形成外科・外科を受診すれば、通常3割負担で手術を受けることができます。

粉瘤手術の費用はどのくらいかかりますか?

手術費用は粉瘤のサイズによって異なります。保険適用3割負担の場合、長径2cm未満で約3,000〜5,000円、2〜4cmで約5,000〜8,000円、4cm以上で約8,000〜15,000円が目安です。これに初診料・麻酔・処置料・薬剤費などが加わるため、トータルでは5,000〜10,000円程度になることが多いです。

くり抜き法と切開法はどう違いますか?

くり抜き法は直径3〜4mm程度の小さな穴から嚢腫を摘出する方法で、傷跡が目立ちにくく縫合不要な場合もあります。一方、切開法は皮膚を楕円形に切開して嚢腫全体を摘出する方法で、大きな粉瘤や炎症を繰り返すケースに適しています。再発リスクが低い反面、縫合・抜糸が必要です。粉瘤の状態により適切な方法を医師が選択します。

炎症を起こした粉瘤の治療費はどのくらいかかりますか?

炎症性粉瘤は治療が2段階になるため費用が多くかかります。まず切開排膿処置(数百〜2,000円程度)を行い、炎症が治まってから根治手術を実施します。通院処置・抗生物質・鎮痛薬の費用も加わるため、トータルで3割負担でも10,000〜30,000円以上になる場合があります。炎症が起きる前の早期治療が費用・期間ともに有利です。

美容クリニックと皮膚科・形成外科では費用が違いますか?

大きく異なる場合があります。皮膚科・形成外科・外科などの保険診療対応医療機関では3割負担での治療が可能ですが、美容外科・美容皮膚科クリニックでは保険診療を行っていない施設もあり、その場合は全額自費となります。自費診療では粉瘤1つあたり10,000〜50,000円以上になることもあるため、費用を抑えたい場合は保険診療対応の医療機関への受診をお勧めします。

🎯 まとめ

粉瘤の治療についてのポイントをまとめます。

粉瘤の治療は原則として健康保険が適用されます。保険証を持参して皮膚科・形成外科・外科を受診すれば、3割負担で手術を受けることができます。手術費用は粉瘤のサイズによって異なりますが、小さな粉瘤(2cm未満)であれば手術料は3割負担で3,000〜5,000円程度が目安です。これに初診料、処置料、薬剤費などが加わります。

手術方法には「くり抜き法」と「切開法」の2種類があり、粉瘤の大きさや状態によって適切な方法が選択されます。炎症性粉瘤の場合は治療が2段階になるため、通院回数と費用が増える傾向にあります

美容クリニックでの治療は全額自費になることがあるため、費用を抑えたい場合は保険診療に対応した医療機関を選ぶことが重要です。

粉瘤は放置するほど大きくなり、炎症リスクも高まります。炎症が起きる前の小さなうちに治療を受けることが、費用・傷跡・治療期間のすべての面で有利です。「背中やどこかに気になるしこりがある」という方は、ぜひ早めに医療機関を受診してみてください。アイシークリニック渋谷院では、粉瘤の診察・手術について詳しくご説明していますので、お気軽にご相談ください。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 厚生労働省 – 高額療養費制度の自己負担限度額・申請方法など、記事内で言及している保険適用条件や費用負担に関する公的制度の根拠情報として参照
  • 日本皮膚科学会 – 粉瘤(表皮嚢腫)の定義・原因・症状・治療方針など、記事の医学的根拠となる皮膚疾患の診療情報として参照
  • 日本形成外科学会 – 粉瘤の手術方法(くり抜き法・切開法)や炎症性粉瘤への対応など、形成外科的治療の専門的根拠情報として参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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