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春の紫外線対策は顔から始めよう|正しいケアと医療的アプローチ

「春になったら急に肌がくすんできた」「去年より肌のトーンが悪い気がする」——そんな変化を感じたことはありませんか?実は、多くの人が油断しがちな春こそ、紫外線による肌ダメージが蓄積しやすい季節です。気温がまだ低く、日差しも夏ほど強くは感じないため、ついUVケアをさぼってしまいがちですが、春の紫外線量はすでに真夏の7〜8割程度に達していることも珍しくありません。特に顔は一年中紫外線にさらされており、シミ・そばかす・シワ・たるみといった肌老化の主要な原因になります。本記事では、春の紫外線の特徴から顔への影響、日常のスキンケア方法、さらに医療機関で受けられる専門的なケアまで、幅広くわかりやすく解説します。


目次

  1. 春の紫外線はなぜ危険なのか
  2. 紫外線が顔に与える具体的なダメージ
  3. UVA・UVBの違いと顔への影響
  4. 春に紫外線対策を始めるべきタイミング
  5. 顔への正しい日焼け止めの選び方と使い方
  6. 日焼け止め以外の紫外線対策グッズ
  7. 紫外線ダメージを受けた後のアフターケア
  8. 食事と生活習慣で高める紫外線への抵抗力
  9. 医療機関で受けられる紫外線ダメージへのアプローチ
  10. まとめ

この記事のポイント

春の紫外線は真夏の7〜8割に達するため、3月初旬からSPF・PA両対応の日焼け止めを顔に毎日使用することが重要。帽子・日傘の併用や日焼け後の保湿ケアも有効で、既存のシミや光老化にはアイシークリニックでのレーザー・IPL等の医療的アプローチも選択肢となる。

🎯 春の紫外線はなぜ危険なのか

紫外線量は一般的に夏がピークと思われていますが、実際には春から秋にかけて継続して高い水準を維持しています。気象庁や環境省のデータによると、4月〜5月にかけての紫外線量は1年間を通じて見てもかなり高い時期に該当します。特に晴天の日は、真夏に匹敵するほどの紫外線が降り注ぐことがあります。

春に紫外線対策が疎かになりやすい理由の一つは、気温の低さです。気温が低いと「日焼けしにくいだろう」と感じる人も多いのですが、紫外線の強さと気温は直接関係していません。むしろ冬の間、日焼け止めをまったく使っていなかった肌は、刺激への防御力が低下した状態になっています。そこに春の紫外線が直撃することで、肌は例年以上のダメージを受けやすい状態になっています。

また、春は花見や屋外イベント、通勤・通学など外出の機会が増える季節でもあります。無意識のうちに紫外線を浴び続ける時間が長くなりやすく、その積み重ねが肌に大きな影響を与えます。特に顔は帽子や衣服で覆うことが難しく、最も紫外線にさらされる部位です。意識的な対策を早期から始めることが、春の肌ダメージを防ぐうえで非常に重要になります。

Q. 春の紫外線が危険とされる理由は何ですか?

春の紫外線量は4〜5月に真夏の7〜8割程度に達する場合があります。気温が低くても紫外線の強さとは無関係で、冬の間に防御力が低下した肌はダメージを受けやすい状態にあります。さらに曇りの日でも晴天時の約60〜80%の紫外線が地上に届くため、天気に関わらず対策が必要です

📋 紫外線が顔に与える具体的なダメージ

紫外線が顔に与えるダメージは多岐にわたります。それぞれのメカニズムを理解することで、対策の必要性がより実感できるでしょう。

まず代表的なのがシミ・そばかすです。紫外線を浴びると皮膚ではメラニン色素の生成が促進されます。これは本来、紫外線から肌を守るための防御反応ですが、過剰に生成されたメラニンが表皮に蓄積するとシミになります。特に紫外線を長年浴び続けた部位にできやすく、顔のなかでも頬骨の高い部分、鼻の頭、額などに現れやすい傾向があります。そばかすは遺伝的要因が強いものの、紫外線によって濃く目立ちやすくなります。

次に光老化(フォトエイジング)です。紫外線は皮膚の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンを分解します。これらは肌のハリや弾力を支えるタンパク質であり、減少すると肌のたるみやシワにつながります。1回の日焼けで急激に変化するわけではありませんが、日々の少量の紫外線ダメージが蓄積することで、実際の年齢より老けた印象の肌になっていきます。この「光老化」は加齢による老化よりも影響が大きいとされており、皮膚科学の分野でも重要視されています

また、紫外線は肌の免疫機能にも影響を与えます。紫外線が皮膚の免疫細胞であるランゲルハンス細胞にダメージを与えることで、肌の免疫システムが低下し、アレルギーや炎症を起こしやすくなります。春は花粉の季節でもあるため、花粉アレルギーとの相互作用で肌荒れが悪化するケースも見られます。

さらに深刻なリスクとして、皮膚がんの発症リスクが挙げられます。長年にわたる紫外線の蓄積は、DNAにダメージを与え、悪性黒色腫(メラノーマ)や有棘細胞がんなどの皮膚がんの発症リスクを高めることが知られています。日本国内では欧米ほど皮膚がんの発生率は高くありませんが、紫外線ケアを怠ることのリスクとして認識しておくことは大切です。

💊 UVA・UVBの違いと顔への影響

紫外線にはUVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)の2種類があり、それぞれ肌への影響が異なります。日焼け止めを選ぶ際にも関係する知識なので、しっかり理解しておきましょう。

UVAは波長が長く(320〜400nm)、雲やガラスを透過して真皮層まで届きます。直接的な日焼けの赤みや炎症は起こしにくいですが、肌の奥深くに影響を与え、コラーゲンやエラスチンを破壊することでシワやたるみを引き起こします。また、メラニン生成を促し、シミや色素沈着の原因にもなります。UVAは1年中降り注いでいますが、春から夏にかけて量が増加します。室内にいるときや曇りの日でも油断は禁物です。

UVBは波長が短く(290〜320nm)、主に表皮に作用します。いわゆる「日焼け」の原因となる紫外線で、浴びてから数時間後に肌が赤くなる「サンバーン」を引き起こします。春から夏にかけて量が大幅に増加し、特に晴天の日中(10時〜14時)に最も強くなります。DNAへのダメージが大きく、皮膚がんの発症リスクとの関連も指摘されています。

日焼け止めのパッケージには「SPF」と「PA」の2種類の指標が表示されています。SPFはUVBを防ぐ効果を示す指数で、数値が高いほど効果が持続します。PAはUVAを防ぐ効果を示し、「+」の数が多いほど防御力が高くなります。春の顔ケアには、両方の指標を意識した製品選びが欠かせません。

Q. UVAとUVBは顔にどう影響しますか?

UVAは波長が長く雲やガラスを透過して真皮層に届き、コラーゲンやエラスチンを破壊してシワやたるみを引き起こします。UVBは主に表皮に作用し、日焼けの赤みやDNAへのダメージをもたらします。日焼け止め選びではUVBを防ぐSPFとUVAを防ぐPA、両方の指標を確認することが重要です

🏥 春に紫外線対策を始めるべきタイミング

「紫外線対策は5月のゴールデンウイーク明けから始めればいい」と思っている方はいませんか?実は、これでは対策の開始が遅すぎます。気象庁の紫外線観測データを見ると、3月にはすでに紫外線量が増加傾向に入り始め、4月にはさらに急上昇します。5月は1年を通じて見ても紫外線の強い時期に数えられます。

理想的には、2月末から3月の初旬には日焼け止めを使い始めることが望ましいでしょう。特にアウトドア活動が好きな方や、通勤・通学で外出時間が長い方は早めのスタートが肌を守ることにつながります。

また、花見や春のレジャーシーズンに向けて、2月〜3月の間にスキンケアの見直しを行うことも有効です。冬の間に使っていた保湿重視のスキンケアから、UVケアも兼ね備えた製品への切り替えをスムーズに行うことで、肌の状態を整えながら春に備えることができます。

さらに意識したいのは、「曇りの日だから大丈夫」という思い込みです。曇天でも紫外線は晴天の約60〜80%程度は地上に届いています。雨の日でも完全にゼロになるわけではありません。天気に関わらず毎日の紫外線対策を習慣化することが、顔の肌を長期的に守るうえで最も重要です。

⚠️ 顔への正しい日焼け止めの選び方と使い方

日焼け止めは種類も多く、どれを選べばよいか迷う方も多いでしょう。顔への使用において重視すべきポイントをいくつかご紹介します。

まず、SPFとPAの数値についてです。日常的な外出(通勤・通学・買い物など)であれば、SPF30前後・PA++〜+++程度のもので十分です。ただしアウトドアや長時間の外出、スポーツなどの場合はSPF50+・PA++++のものを選ぶとより安心です。数値が高ければよいというわけではなく、肌への負担とのバランスを考えることも大切です。

次に、テクスチャーや使用感の選択です。顔用の日焼け止めは、乳液タイプ・クリームタイプ・ジェルタイプ・スプレータイプなどさまざまな種類があります。毎日塗ることを考えると、使い心地が良く継続できるものを選ぶことが重要です。敏感肌の方はノンコメドジェニックテスト済みや低刺激処方のものを選ぶと安心です。

塗り方にもポイントがあります。日焼け止めは適量を守ることが大切で、少なすぎると十分な効果が得られません。一般的に顔全体に対して、1円玉大程度の量が目安とされています。塗る順序は、基礎化粧品(化粧水・乳液・美容液など)でスキンケアを行ったあとに日焼け止めを塗り、さらにその上からメイクをするのが基本です。

塗り直しも重要な習慣です。日焼け止めの効果は汗や皮脂、摩擦によって低下します。2〜3時間おきに塗り直すのが理想的ですが、メイクをしているとなかなか難しいこともあります。その場合はUV効果のあるパウダーやスプレータイプの日焼け止めを上から重ねる方法が便利です。

また、日焼け止めを塗る部位を見落としがちな箇所にも注意が必要です。耳の周辺、首筋、フェイスラインのあごの下などは塗り忘れやすく、意識的に塗るようにしましょう。特に春の薄着の季節に露出する首や耳元は、顔と同様にしっかりケアしたい部位です。

Q. 日焼け後の顔のアフターケアはどうすればよいですか?

日焼け直後は冷水や冷たいタオルで優しく肌を冷やし炎症を鎮めます。氷の直接当ては刺激が強すぎるため避けてください。その後はアルコールや香料が少ないシンプルな保湿ケアを行い、セラミドやヒアルロン酸を含む製品が適しています。スクラブやピーリングなど刺激の強いケアは肌が回復するまで控えましょう。

🔍 日焼け止め以外の紫外線対策グッズ

日焼け止めだけが紫外線対策ではありません。日焼け止めと組み合わせて使える便利なグッズも積極的に取り入れましょう。

帽子は顔への紫外線を物理的に遮断する効果的なアイテムです。つばの広い帽子は額や顔の側面、耳元など、日焼け止めだけでは守りにくい部分もカバーできます。つばの幅は7〜10cm以上あると遮光効果が高まります。ただし帽子は顔の正面の直射日光は防げても、地面や建物からの反射光までは完全には防げないため、日焼け止めとの併用が大切です。

日傘も顔への紫外線対策に非常に有効です。日傘は紫外線カット率(UVカット率)が高いものを選ぶことが重要で、UVカット率99%以上のものが望ましいです。なお、日傘の遮光効果は色の濃さよりも素材や加工によって異なります。白い日傘でも十分なUVカット機能を持つものが多く販売されています。

UVカットのメガネやサングラスも目の周辺を守るために重要です。目の周りの皮膚は特に薄く、紫外線ダメージを受けやすい部位です。UVカット機能付きのアイウェアを選ぶことで、目の周りの肌老化やシミを予防する効果が期待できます。また、紫外線は目自体にもダメージを与えることがあるため、視力保護の観点からもサングラスの使用はおすすめです。

マスクも春の紫外線対策に一役買います。近年の生活スタイルでマスクを着用する習慣が定着しましたが、UVカット機能付きのマスクは顔の下半分を紫外線から保護する役割を果たします。ただし、マスクを外す場面ではしっかり日焼け止めを塗っておく必要があります。

📝 紫外線ダメージを受けた後のアフターケア

どれだけ対策をしていても、完全に紫外線を防ぐことは難しいものです。日焼けをしてしまった後のアフターケアも、肌へのダメージを最小限に抑えるために非常に重要です。

日焼け直後の肌は軽い炎症状態にあります。まず冷水や冷たいタオルで優しく肌を冷やし、炎症を鎮めることが大切です。ただし氷や保冷剤を直接肌に当てるのは刺激が強すぎるため避けましょう。冷たい水でやさしく洗顔するか、シャワーで冷やす程度が適切です。

保湿は日焼け後ケアの基本です。紫外線を浴びた肌は水分を失い乾燥しやすくなっています。アルコールや香料など刺激になる成分が少ない、シンプルな保湿ケアを心がけましょう。セラミドやヒアルロン酸、グリセリンなどの保湿成分を含むローションやジェルが顔への使用に適しています

美白有効成分を含むスキンケア製品を取り入れることも効果的です。ビタミンC誘導体、アルブチン、トラネキサム酸、ナイアシンアミドなどの成分はメラニン生成を抑制したり、すでに作られたメラニンの排出を促したりする効果があるとされています。日焼け後のケアとして継続的に使用することで、シミの発生を予防したり薄くしたりする効果が期待できます。

また、ビタミンCを含む食品やサプリメントの摂取も内側からのケアとして有効です。ビタミンCには抗酸化作用があり、紫外線による酸化ストレスから肌を守る働きを補助します。ただし医薬品ではないため、過大な期待は禁物です。あくまでスキンケアや日焼け止めと組み合わせることで効果を発揮します。

日焼けで肌が赤くなっている状態では、スクラブや角質ケア、ピーリング剤などの刺激の強いケアは避けましょう。肌の回復を優先し、なるべくシンプルなケアを続けることが大切です。

Q. 医療機関では紫外線ダメージにどんな治療がありますか?

アイシークリニックでは、シミや色素沈着にはメラニンに反応するレーザー治療やIPL(フォトフェイシャル)、くすみや毛穴改善にはケミカルピーリング、有効成分の浸透促進にはイオン導入などを提供しています。なお治療後は肌が敏感になるため、医師の指示に従いUVケアを徹底することが治療効果を最大化するうえで不可欠です

💡 食事と生活習慣で高める紫外線への抵抗力

紫外線への対策は、外側からのケアだけでなく、内側からのアプローチも重要です。食事や生活習慣を整えることで、肌が紫外線ダメージを受けにくくなったり、受けたダメージから回復しやすくなったりします。

まず、抗酸化物質を多く含む食品を積極的に摂ることが有効です。紫外線は体内で活性酸素を発生させ、細胞を酸化させます。抗酸化物質はこの活性酸素を打ち消す働きを持っています。代表的な抗酸化成分とそれを含む食品として、ビタミンC(柑橘類・いちご・ブロッコリー・ピーマンなど)、ビタミンE(ナッツ類・植物油・アボカドなど)、ベータカロテン(にんじん・かぼちゃ・ほうれん草など)、リコピン(トマト・スイカなど)などがあります。

コラーゲンの生成を助ける栄養素も意識して摂りたいところです。ビタミンCはコラーゲンの合成に不可欠な成分であり、紫外線で破壊されたコラーゲンを再合成するうえでも重要です。また、タンパク質そのものも肌の再生に必要な材料となります。肉・魚・大豆製品などを中心に、バランスよく摂取しましょう。

十分な睡眠も肌の回復に欠かせません。肌の細胞は就寝中に活発に修復・再生されます。紫外線ダメージを受けた肌も、質の良い睡眠によってより早く回復します。できれば毎日7〜8時間の睡眠を確保し、就寝前のスマートフォン操作は控えるようにしましょう

ストレスも肌状態に大きく影響します。ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されると、肌のバリア機能が低下し、紫外線ダメージを受けやすい状態になります。適度な運動や趣味の時間など、自分なりのストレス解消方法を見つけることも、間接的な紫外線対策につながります。

喫煙は肌老化を大きく促進することが知られています。タバコに含まれる有害物質は血流を悪化させ、肌への酸素・栄養素の供給を妨げます。紫外線との相乗効果で肌老化が加速するため、禁煙は肌の健康のために非常に重要です。

✨ 医療機関で受けられる紫外線ダメージへのアプローチ

日々のスキンケアやUVケアを継続してきても、すでに顔にシミや色素沈着が現れていたり、肌のハリ低下が気になったりする場合は、医療機関での専門的なアプローチを検討してみることも一つの選択肢です。美容皮膚科やクリニックでは、紫外線による肌ダメージに対して科学的根拠に基づいた治療を提供しています。

レーザー治療は、シミ・そばかす・肝斑などの色素沈着に対して有効なアプローチの一つです。メラニン色素に選択的に反応するレーザーを照射することで、過剰なメラニンを破壊・排出させます。代表的なものとして、Qスイッチルビーレーザー、Qスイッチアレキサンドライトレーザー、ピコレーザーなどがあります。それぞれの機器の特性や照射方法によって、適応となるシミの種類や治療後の経過が異なります。

フォトフェイシャルとも呼ばれるIPL(Intense Pulsed Light)治療は、光エネルギーを利用してシミ・くすみ・毛穴の開きなど複数の肌トラブルに同時にアプローチできる治療です。レーザーほど強いダウンタイムがなく、定期的に通うことで肌全体のトーンを整える効果が期待できます。春を前にIPL治療を受けておくことで、紫外線の多い季節に備えて肌を整えることもできます。

ピーリング(ケミカルピーリング)は、薬剤を顔に塗布して古い角質を除去し、肌の新陳代謝を促進する治療です。紫外線によるくすみや色素沈着の改善、毛穴の引き締め、肌のテクスチャー改善などの効果があります。グリコール酸やサリチル酸などを使用した医療グレードのピーリングは、市販のピーリング剤よりも高い効果が期待できます。

ビタミンC誘導体などの有効成分を高濃度で肌に浸透させるイオン導入や超音波導入は、シミの予防・改善やハリの向上に役立ちます。外用スキンケアと比べてより深く成分が浸透するため、効果を実感しやすいアプローチです。

また、肌のハリ・弾力の回復にはヒアルロン酸注射やボトックス、糸リフトなど多様な治療法があります。紫外線による光老化で失われたボリュームを補ったり、コラーゲン産生を促す治療を組み合わせたりすることで、より若々しい肌状態に近づけることができます。

重要なのは、医療機関での治療を受ける前後も日焼け止めによるUVケアを徹底することです。レーザーやピーリング治療後は肌が敏感になっており、紫外線ダメージを受けやすい状態になります。治療の効果を最大限に引き出すためにも、術後のUVケアを医師の指示に従って継続することが不可欠です。

アイシークリニック渋谷院では、お一人おひとりの肌状態や悩みに合わせた、科学的根拠に基づいた肌トラブルへのアプローチを提供しています。春の紫外線シーズンを迎える前に、専門家への相談を検討してみることをおすすめします。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「最近の傾向として、「冬の間はスキンケアを頑張っていたのに、春になって急にシミが気になり始めた」というご相談が増えています。紫外線量はすでに3月から高まっており、冬の間に防御力が低下した肌には特にダメージが蓄積しやすいため、対策の開始時期を早めることがとても大切です。当院では、日々のUVケアと並行して、お一人おひとりの肌状態に合った専門的なアプローチをご提案しておりますので、気になるシミや肌老化のサインを感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。」

📌 よくある質問

春の紫外線はどのくらい強いのですか?

春の紫外線量は一般的に思われているよりも強く、4〜5月には真夏の7〜8割程度に達することもあります。気温が低くても紫外線の強さとは無関係で、冬の間に防御力が低下した肌には特にダメージが蓄積しやすい時期です。晴天だけでなく、曇りの日でも晴天時の約60〜80%の紫外線が地上に届くため、天気に関わらず対策が必要です。

顔への日焼け止めはいつから使い始めるべきですか?

理想的には2月末〜3月初旬から日焼け止めを使い始めることが望ましいです。3月にはすでに紫外線量が増加傾向に入り、5月のゴールデンウイーク明けから対策を始めるのでは遅すぎます。特に通勤・通学など外出時間が長い方や、アウトドア活動が好きな方は早めにスタートすることで、肌へのダメージを効果的に防ぐことができます。

日焼け止めのSPFとPAはどう選べばよいですか?

日常的な外出(通勤・買い物など)であればSPF30前後・PA++〜+++程度で十分です。アウトドアや長時間の外出、スポーツの際はSPF50+・PA++++のものを選ぶとより安心です。SPFはUVBを、PAはUVAを防ぐ指標で、顔への紫外線対策には両方の数値を確認することが大切です。数値が高いほど肌への負担も増すため、用途に応じたバランスが重要です。

日焼けしてしまった後の顔のケアはどうすればよいですか?

まず冷水や冷たいタオルで優しく肌を冷やし、炎症を鎮めることが大切です(氷の直接当ては避けてください)。その後、アルコールや香料など刺激の少ないシンプルな保湿ケアを行いましょう。セラミドやヒアルロン酸を含む製品が適しています。スクラブやピーリングなど刺激の強いケアは肌が回復するまで避け、ビタミンC誘導体などの美白成分を継続的に使用することでシミ予防にもつながります。

市販ケアでは改善しないシミには医療機関の治療が有効ですか?

はい、すでにシミや色素沈着が気になる場合は医療機関での専門的なアプローチが有効な選択肢です。アイシークリニックでは、レーザー治療・IPL(フォトフェイシャル)・ケミカルピーリング・イオン導入など、お一人おひとりの肌状態に合わせた治療を提供しています。なお、治療後は肌が敏感になるため、日焼け止めによるUVケアを徹底することが治療効果を最大化するうえで不可欠です。

🎯 まとめ

春は気温の低さや日差しのやわらかさから紫外線への警戒が薄れがちですが、実際には紫外線量はすでに高い水準に達している季節です。特に顔は紫外線にさらされやすく、シミ・そばかす・光老化・肌荒れなどさまざまな肌トラブルの原因になります。

春の顔への紫外線対策において大切なポイントをまとめると以下のようになります。紫外線対策は3月初旬から始めることが理想的です。日焼け止めはSPFとPAの両方を確認し、毎日塗ることが重要です。帽子・日傘・UVカットサングラスなどのグッズも積極的に活用しましょう。日焼けをしてしまった後は、冷却と保湿を中心としたアフターケアを行います。食事や睡眠など生活習慣を整えることで、内側から肌の紫外線抵抗力を高めることも効果的です。すでにシミや光老化が気になる場合は、医療機関での専門的な治療を検討することも有効な選択肢です。

日々の紫外線対策を丁寧に積み重ねることが、5年後・10年後の肌状態を大きく左右します。春のUVケアを習慣化することで、健康で美しい肌を長く保ちましょう。気になるシミや肌悩みがある方は、ぜひ専門の医師に相談することをおすすめします。

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📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 紫外線による皮膚ダメージ(シミ・光老化・皮膚がんリスク)およびUVA・UVBの肌への影響に関する皮膚科学的知見の参照
  • 厚生労働省 – 紫外線対策に関連する生活習慣(睡眠・食事・禁煙)の健康指導情報、および医薬部外品(日焼け止め・美白成分)の有効成分に関する規制・情報の参照
  • WHO(世界保健機関) – 紫外線(UV)の種類・強度・健康リスク(皮膚がん・免疫機能への影響)に関する国際的な科学的根拠およびSPF・UVカット指標の解説の参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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