おでき・ニキビ・ほくろ・イボ

渋谷でほくろを取りたい方へ|ほくろ除去の治療法・費用・クリニック選びを徹底解説

目次

  1. はじめに
  2. ほくろとは何か
  3. ほくろができる原因
  4. ほくろを取るべきか判断するポイント
  5. 悪性黒色腫(メラノーマ)との見分け方
  6. ほくろ除去の治療法
  7. 各治療法のメリット・デメリット比較
  8. ほくろ除去の費用と保険適用について
  9. ダウンタイムと術後の経過
  10. 正しいアフターケアの方法
  11. クリニック選びのポイント
  12. 渋谷でほくろ除去をお考えの方へ
  13. まとめ
  14. 参考文献

1. はじめに

「顔のほくろが気になって、メイクで隠すのが大変」「首元のほくろがアクセサリーに引っかかって煩わしい」「ほくろが増えてきた気がして不安」——そんなお悩みをお持ちの方は少なくありません。

ほくろは誰にでもある身近な存在ですが、その位置や大きさによっては見た目の印象を左右したり、日常生活に支障をきたしたりすることがあります。近年は美容意識の高まりとともに、ほくろ除去を検討される方が増えています。

しかし、いざほくろを取りたいと思っても、「どんな治療法があるのか」「費用はどれくらいかかるのか」「痛みはあるのか」「傷跡は残らないのか」など、さまざまな疑問や不安があるのではないでしょうか。

本コラムでは、渋谷エリアでほくろ除去をお考えの方に向けて、ほくろの基礎知識から治療法の選び方、費用の目安、クリニック選びのポイントまで、専門的な視点から詳しく解説いたします。ほくろ除去を検討されている方の参考になれば幸いです。


2. ほくろとは何か

ほくろの医学的な定義

ほくろは医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」または「母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)」と呼ばれる良性の皮膚腫瘍です。「腫瘍」という言葉を聞くと不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、ほくろはあくまでも良性のできものであり、多くの場合は健康上の問題を引き起こすことはありません。

ほくろは、皮膚の色素を作り出す細胞であるメラノサイト(色素細胞)が変化した「母斑細胞」が、皮膚の一部に集まることで形成されます。母斑細胞がメラニン色素を作り出すことで、茶色や黒色の色調として目に見えるようになります。

ほくろの種類

ほくろは、母斑細胞が存在する位置によって以下の3つに分類されます。

境界母斑は、母斑細胞が表皮と真皮の境界部分に存在するタイプです。比較的平らで色が濃いのが特徴で、若い年代に多く見られます。

真皮内母斑は、母斑細胞が真皮内に存在するタイプです。盛り上がっていることが多く、色は薄めになる傾向があります。加齢とともにこのタイプに変化していくことが多いとされています。

複合母斑は、境界母斑と真皮内母斑の両方の特徴を持つタイプで、母斑細胞が表皮と真皮の境界部分から真皮内にかけて存在しています。

ほくろの見た目の多様性

ほくろの外見は実にさまざまです。大きさは数ミリ程度の小さなものから1センチメートルを超える大きなものまであり、一般的には直径6ミリメートル以下のものが多いとされています。

色調についても、薄い茶色から濃い黒色までバリエーションがあります。肌色に近いほくろや、青みがかった灰色のほくろも存在します。

形状も平らなものから隆起したもの、表面が滑らかなものからザラザラしたものまでさまざまで、毛が生えているほくろもあります。


3. ほくろができる原因

先天性と後天性のほくろ

ほくろには生まれつき存在する「先天性色素性母斑」と、成長過程で出現する「後天性色素性母斑」があります。実際に多いのは後天性のほくろであり、学童期から思春期以降に目立つようになってきます。

ほくろが形成される正確なメカニズムは完全には解明されていませんが、いくつかの要因が関係していると考えられています。

遺伝的要因

ほくろのできやすさには遺伝的な体質が関与しています。ご家族にほくろが多い方がいる場合、その体質を受け継いでほくろができやすい傾向があります。特に先天性母斑のように生まれつきあるほくろは、遺伝的な要因が強く関わっていると考えられています。

紫外線の影響

紫外線はほくろの形成に影響を与える要因の一つです。太陽からの紫外線を浴びると、メラノサイトが刺激されてメラニン色素の生成が促進されます。幼少期から青年期にかけての過度な紫外線曝露は、新しいほくろの形成を促進したり、既存のほくろを濃くしたりする可能性があります。

ただし、ほくろは腫瘍性の変化であるため、シミのように紫外線が直接的な原因となって発生するわけではありません。紫外線によってほくろの色が濃くなることはあっても、紫外線だけが原因でほくろが新たに発生することは基本的にはないとする専門家の見解もあります。

ホルモンバランスの変化

思春期や妊娠中など、ホルモンバランスが大きく変化する時期には、新しいほくろができたり、既存のほくろの色や大きさが変化したりすることがあります。女性の場合、20代から30代にかけてほくろの数がピークを迎えるという報告もあります。

加齢による変化

年齢を重ねるにつれて、ほくろの数が増えたり、形状が変化したりすることがあります。特に30代から40代以降になって、ほくろが増えてきたと感じる方も多いようです。これは長年にわたる紫外線曝露の蓄積や、皮膚のターンオーバー(新陳代謝)の変化などが関係していると考えられています。

物理的な刺激

衣服やアクセサリーによる摩擦など、皮膚への物理的な刺激がほくろの発生や変化に影響を与えることがあります。また、既存のほくろを頻繁に刺激すると、大きくなったり色が変化したりする可能性もあります。


4. ほくろを取るべきか判断するポイント

美容的な理由での除去

ほくろ除去を希望される方の多くは、見た目の改善を目的としています。顔の目立つ位置にあるほくろや、大きなほくろがコンプレックスになっている場合、除去することで自信を取り戻せる方も少なくありません。

特に以下のようなケースでは、ほくろ除去を検討される方が多い傾向があります。

顔の中心部(鼻、頬、口元など)にあって目立つほくろ、メイクで隠しにくい盛り上がったほくろ、年齢とともに増えてきたほくろ、写真に写るたびに気になるほくろ、といったケースが挙げられます。

機能的な理由での除去

見た目だけでなく、日常生活に支障をきたすほくろも除去の対象となります。

まぶたの縁にあるほくろで視界が妨げられる場合、衣服の着脱時に引っかかって出血を繰り返す場合、髭剃りの際に邪魔になる場合、アクセサリーが引っかかりやすい位置にある場合などは、機能的な理由から除去が検討されます。

このような生活に支障をきたすほくろの場合、医師の判断によっては保険適用での治療が可能になることがあります。

医学的な理由での除去

ほくろの中には、悪性腫瘍(皮膚がん)との鑑別が必要なものがあります。特に以下のような変化が見られる場合は、早めに皮膚科を受診することをお勧めします。

短期間で急激に大きくなった、形がいびつになってきた、色にムラが出てきた、境界がぼやけてきた、出血やかゆみがある、といった症状がある場合は注意が必要です。

このようなケースでは、除去したほくろの組織を顕微鏡で詳しく調べる「病理検査」を行い、良性か悪性かを確定診断することが重要です。


5. 悪性黒色腫(メラノーマ)との見分け方

悪性黒色腫とは

悪性黒色腫(メラノーマ)は、メラノサイトががん化した悪性腫瘍で、「ほくろのがん」とも呼ばれることがあります。皮膚がんの中でも特に悪性度が高く、早期に発見して治療を開始することが非常に重要です。

日本人における悪性黒色腫の発症頻度は10万人に1〜2人程度と比較的稀ですが、近年は増加傾向にあるとも報告されています。

ABCDEルールによるセルフチェック

良性のほくろと悪性黒色腫を見分けるための指標として、医学的に広く用いられているのが「ABCDEルール」です。以下の5つの特徴をチェックすることで、注意が必要なほくろかどうかを判断する目安になります。

A(Asymmetry:非対称性)は、ほくろの形が左右非対称であることを指します。良性のほくろは通常、円形や楕円形で左右対称ですが、悪性黒色腫は不規則な形をしていることが多いです。

B(Border:境界不整)は、ほくろと周囲の皮膚との境界がギザギザしていたり、ぼんやりしていたりすることを指します。良性のほくろは境界がくっきりしていますが、悪性黒色腫は境界が不明瞭になる傾向があります。

C(Color:色調不均一)は、ほくろの中に複数の色が混在していることを指します。茶色、黒色、青、白、赤など異なる色調がまだらに見られる場合は注意が必要です。

D(Diameter:直径)は、ほくろの直径が6ミリメートル以上であることを指します。ただし、小さなものでも他の特徴がある場合は注意が必要です。

E(Evolving:変化)は、ほくろの大きさ、形、色などが変化していることを指します。短期間で明らかな変化が見られる場合は、早めの受診をお勧めします。

これらの特徴のうち、4つ以上が当てはまる場合は悪性を疑う必要があり、2つ以下であれば良性である可能性が高いとされています。

日本人に多い末端黒子型メラノーマ

日本人の悪性黒色腫患者の約40%を占めるのが「末端黒子型」と呼ばれるタイプです。このタイプは足の裏や手のひら、爪の周りなどに発生しやすく、自分では気づきにくいため発見が遅れやすい特徴があります。

特に爪のメラノーマの初期症状として、爪に縦方向の黒い線が現れることがあります。このような変化に気づいたら、早めに皮膚科専門医に相談することをお勧めします。

ダーモスコピー検査の重要性

悪性黒色腫の早期発見には、「ダーモスコピー」という特殊な拡大鏡を用いた検査が非常に有効です。ダーモスコピーは皮膚の表面を10〜30倍に拡大して観察できる医療機器で、肉眼では見分けがつきにくい微細な色素パターンを確認することができます。

この検査は痛みを伴わず、短時間で行えるため、気になるほくろがある場合は皮膚科でダーモスコピー検査を受けることをお勧めします。


6. ほくろ除去の治療法

ほくろ除去の方法は大きく分けて「レーザー治療」と「外科的切除」の2つがあります。それぞれの方法について詳しく解説します。

炭酸ガス(CO2)レーザー治療

炭酸ガスレーザーは、現在最も広く行われているほくろ除去の方法の一つです。レーザー光が皮膚組織内の水分に吸収されると熱エネルギーに変換され、ほくろの組織を瞬間的に蒸散(気化)させて除去します。

この方法は出血がほとんどなく、施術時間も短いため、一度に複数のほくろを除去する場合に適しています。局所麻酔を行うため、施術中の痛みはほとんど感じません。

施術後は削った部位に赤みが出ますが、適切なアフターケアを行うことで徐々に目立たなくなっていきます。傷が閉じるまでの期間は10日から2週間程度で、その間は軟膏を塗ってテープで保護する必要があります。

炭酸ガスレーザーは主に直径5ミリメートル程度までの比較的小さなほくろや、隆起したほくろに適しています。

Qスイッチレーザー・ピコレーザー

Qスイッチレーザーやピコレーザーは、メラニン色素に選択的に反応するレーザーで、傷をほとんど作らずにほくろの色素を破壊する方法です。

この方法は特に小さくて平らなほくろに向いており、施術時間が短くダウンタイムも比較的短いのが特徴です。ただし、皮膚の深部にある母斑細胞にはレーザーが届きにくいため、根が深いほくろでは複数回の治療が必要になったり、再発したりすることがあります。

切除縫合法

切除縫合法は、メスを使ってほくろを切除し、周囲の皮膚を引き寄せて縫合する外科的な方法です。ほくろを完全に取り除くことができるため、再発のリスクが低いのが大きなメリットです。

この方法は、直径5ミリメートル以上の大きなほくろや、根が深いほくろ、悪性の疑いがあるほくろに適しています。切除した組織は病理検査に提出できるため、良性・悪性の確定診断が可能です。

縫合後の傷跡はほくろの直径の2〜3倍程度の長さになりますが、形成外科的な技術を用いて丁寧に縫合することで、傷跡はかなり目立たなくなります。抜糸は通常、顔の場合は約1週間後、体の場合は約2週間後に行います。

くり抜き法(パンチ切除法)

くり抜き法は、「トレパン」と呼ばれる円筒状の器具を使って、ほくろを円形にくり抜く方法です。ほくろのサイズに合わせて器具を使い分け、周囲の皮膚へのダメージを最小限に抑えることができます。

この方法は炭酸ガスレーザーでは除去しきれないような深いほくろや、複数のほくろがある場合にも対応可能です。小さなほくろであれば縫合せずに自然治癒を待つこともありますが、3ミリメートル以上の場合は縫合することが多いです。

電気メス(高周波メス・ラジオ波メス)

電気メスは、高周波の電気を利用してほくろの組織を焼灼(しょうしゃく)して除去する方法です。切除と止血を同時に行えるため、出血が少なく傷跡も比較的目立ちにくいのが特徴です。

主に直径6ミリメートル以下のほくろの除去に用いられ、基本的に1回の施術で完了します。


7. 各治療法のメリット・デメリット比較

炭酸ガスレーザー治療

メリットとしては、出血がほとんどない、施術時間が短い(1個あたり数分程度)、複数のほくろを一度に除去できる、傷跡が比較的目立ちにくい、といった点が挙げられます。

デメリットとしては、根が深いほくろでは再発の可能性がある、深く削ると凹みが残ることがある、病理検査ができない(ただし事前に一部を採取することで対応可能な施設もあり)、保険適用外となる、といった点があります。

向いているケースは、直径5ミリメートル程度までの小〜中程度のほくろ、隆起したほくろ、複数のほくろをまとめて除去したい場合、などです。

切除縫合法

メリットとしては、ほくろを完全に除去できるため再発リスクが低い、病理検査ができるため悪性かどうかの確定診断が可能、条件によっては保険適用になる、といった点が挙げられます。

デメリットとしては、線状の傷跡が残る、縫合が必要なため抜糸のために再度来院が必要、ダウンタイムがやや長い、といった点があります。

向いているケースは、直径5ミリメートル以上の大きなほくろ、根が深いほくろ、悪性の疑いがあるほくろ、確実に再発を防ぎたい場合、などです。

治療法選択のポイント

どの治療法が最適かは、ほくろの大きさ、深さ、位置、患者様のご希望などによって異なります。一概にどれが優れているということではなく、個々の状況に応じた選択が重要です。

まずは専門医による診察を受け、ほくろの状態を正確に把握した上で、最適な治療法についてご相談されることをお勧めします。


8. ほくろ除去の費用と保険適用について

保険適用となるケース

ほくろ除去は基本的に美容目的の場合は自由診療(自費)となりますが、以下のような条件を満たす場合は保険適用となることがあります。

悪性腫瘍(皮膚がん)の疑いがある場合、つまり形がいびつ、色が不規則に変化している、急に大きくなった、出血やかさぶたがあるなど、医学的に検査が必要と判断される場合は、病理検査を前提とした切除が保険適用になります。

日常生活に支障をきたす場合、つまり視界を遮っている、衣服の着脱に支障がある、繰り返し出血するなど、生活への支障があるほくろは治療目的となり、保険適用が可能です。

ただし、保険適用の可否は最終的に医師の診断に基づいて判断されるため、自己判断ではなく実際に診察を受けて確認することが大切です。

保険適用の場合の費用目安

保険適用で切除手術を行う場合、3割負担での費用目安は以下の通りです。

露出部(顔、首、腕など)のほくろは、5,000円〜9,000円前後、非露出部(背中、腹部、脚など)のほくろは、3,000円〜6,000円前後となります。

この中には通常、手術費、診察料、病理検査料、投薬(軟膏など)が含まれます。ほくろの大きさや数によって費用は変動しますが、トータルで1万円を大きく超えることは少ないでしょう。

自由診療の場合の費用目安

美容目的での除去や、レーザー治療を選択する場合は自由診療となり、クリニックごとに料金設定が異なります。一般的な費用目安は以下の通りです。

炭酸ガスレーザーの場合、1ミリメートルあたり5,000円〜11,000円程度が相場です。例えば3ミリメートルのほくろであれば15,000円〜33,000円程度となります。

切除縫合法(自由診療)の場合、1個あたり10,000円〜50,000円程度で、ほくろの大きさによって異なります。

ほくろ取り放題プランを設定しているクリニックもあり、複数のほくろをまとめて除去したい場合はお得になることがあります。

費用を抑えるポイント

複数のクリニックでカウンセリングを受け、料金を比較検討することをお勧めします。また、ほくろが小さいうちに除去した方が、治療の選択肢が広がり費用を抑えられる可能性があります。

キャンペーンや初回割引を実施しているクリニックもあるため、情報をチェックしてみるのも一つの方法です。


9. ダウンタイムと術後の経過

レーザー治療のダウンタイム

炭酸ガスレーザーによるほくろ除去の場合、ダウンタイム(回復期間)は7日〜2週間程度です。

施術直後から3日程度は、削った部分がくぼんでジクジクした状態になります。この間は軟膏を塗ってテープで保護し、患部を清潔に保つことが重要です。

術後1〜2週間で新しい皮膚が再生し、傷口が塞がります。この頃からテープを外すことができますが、赤みは残っている状態です。

術後1〜3か月は、患部の赤みが最も強い時期です。徐々に赤みは薄れていきますが、この期間は紫外線対策を徹底することが大切です。

術後3〜6か月以降は、赤みが徐々に改善し、周囲の肌となじんでいきます。半年から1年程度で、ほとんど目立たなくなることが多いです。

切除縫合法のダウンタイム

切除縫合法の場合、抜糸までの期間は顔で約1週間、体で約2週間が目安です。

抜糸後も傷跡の赤みは1〜3か月程度続くことがありますが、その後は白い線状の跡となり、徐々に元の肌色に近づいていきます。最終的な仕上がりまでは6か月〜1年程度かかることがあります。

ダウンタイム中に見られる症状

術後には以下のような症状が見られることがありますが、多くは正常な経過の一部です。

赤みや腫れは、施術直後から数日間は赤みや軽い腫れが見られることがあります。通常は数日〜1週間程度で落ち着きます。

かさぶたは、皮膚が再生する過程で患部にかさぶたが形成されます。1〜2週間ほどで自然に剥がれ落ちるため、無理に剥がさないようにしましょう。

軽い痛みやかゆみは、皮膚が治癒していく過程で、引きつるような感覚やチクチクとした軽い痛みを感じることがあります。通常は1〜2週間以内におさまります。

色素沈着は、術後の肌が紫外線の影響を受けると、茶色っぽい色素沈着(炎症後色素沈着)が起きることがあります。時間の経過とともに薄くなっていきますが、紫外線対策を徹底することで予防できます。


10. 正しいアフターケアの方法

術後の基本的なケア

ほくろ除去後のアフターケアは、きれいな仕上がりを得るために非常に重要です。医師の指示に従って、以下のようなケアを行いましょう。

軟膏の塗布については、処方された軟膏を1日1〜2回、患部に塗布します。軟膏は傷の乾燥を防ぎ、治癒を促進する役割があります。

テープ保護については、医療用テープで患部を保護し、外部からの刺激や細菌の侵入を防ぎます。テープは防水タイプのものが多く、入浴時もそのまま使用できることがほとんどです。

テープ交換については、テープが剥がれたり汚れたりした場合は、患部を清潔にしてから新しいテープに貼り替えます。交換の頻度は医師の指示に従ってください。

日常生活での注意点

入浴やシャワーについては、施術当日から可能な場合が多いですが、患部を強くこすらないよう注意が必要です。長時間の入浴は血行を促進し、出血のリスクを高めるため、術後しばらくはシャワー程度に留めておくことをお勧めします。

洗顔やメイクについては、テープで保護している部分を避ければ、施術当日からメイクが可能です。ただし、テープを外した後の患部への直接的なメイクは、術後11日以降から行うようにしましょう。

運動や飲酒については、血行を促進する行為は出血のリスクを高めるため、術後1週間程度は激しい運動や飲酒を控えることをお勧めします。

かさぶたの扱いについては、術後にできたかさぶたは無理に剥がさないでください。かさぶたは傷口を保護する役割を果たしており、自然に剥がれ落ちるまで待つことが大切です。

紫外線対策の重要性

術後の肌は紫外線の影響を受けやすく、色素沈着を起こしやすい状態になっています。きれいな仕上がりのために、少なくとも術後1〜3か月間は徹底した紫外線対策を行いましょう。

日焼け止めについては、低刺激で肌に優しいタイプを選び、外出時はこまめに塗り直すことが大切です。

物理的な遮光については、日傘、帽子、サングラスなどを活用して、直接日光を浴びないよう工夫しましょう。

異常が見られた場合の対応

以下のような症状が見られた場合は、感染などの可能性があるため、早めに施術を受けたクリニックに相談してください。

発熱、強い痛み、膿の出現、異常な腫れ、長引く出血などの症状がある場合は要注意です。また、傷の治りが遅い、赤みが長期間続く、ケロイド状に盛り上がってくるなどの場合も、早めに相談することをお勧めします。


11. クリニック選びのポイント

ほくろ除去を成功させるためには、信頼できるクリニック選びが重要です。以下のポイントを参考に、自分に合ったクリニックを見つけましょう。

専門医の在籍

ほくろ除去は皮膚科または形成外科の領域です。日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医や、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が在籍しているクリニックを選ぶと安心です。

特に悪性腫瘍との鑑別や、傷跡を目立たなくする技術に関しては、専門医の知識と経験が大きな差を生みます。

治療法の選択肢

クリニックによって提供している治療法が異なります。レーザー治療のみのクリニック、外科的切除のみのクリニック、両方に対応しているクリニックなど様々です。

自分のほくろの状態に最適な治療法を選択するためには、複数の治療オプションを持つクリニックの方が柔軟な対応が期待できます。

カウンセリングの質

ほくろ除去は一度行うと元に戻せない治療です。そのため、治療前のカウンセリングで、治療法の選択肢、料金、ダウンタイム、リスクなどについて丁寧に説明してくれるクリニックを選びましょう。

質問に対して曖昧な回答しか得られなかったり、一方的に特定の治療を勧められたりする場合は、他のクリニックも検討した方がよいかもしれません。

料金の明確さ

自由診療の場合、クリニックによって料金設定が大きく異なります。事前に料金が明確に提示されているかどうかを確認しましょう。

カウンセリング料、施術費、麻酔代、術後のケア用品代、再診料など、トータルでいくらかかるのかを把握しておくことが大切です。後から想定外の追加費用が発生することがないよう、事前に確認しておきましょう。

アフターケア体制

術後のフォローアップ体制も重要なポイントです。経過観察のための再診が含まれているか、万が一のトラブル時に迅速に対応してもらえるか、再発した場合の保証制度があるかなどを確認しておきましょう。

一部のクリニックでは、レーザー治療後の再発に対して無料で再照射を行う保証制度を設けているところもあります。

症例実績と口コミ

実際にそのクリニックでほくろ除去を受けた方の症例写真や口コミを参考にすることも有効です。ただし、インターネット上の口コミには、広告目的のものや極端な意見も含まれている可能性があるため、参考程度に留めておくことをお勧めします。

通いやすさ

ほくろ除去は、術後の経過観察のために複数回の通院が必要になることがあります。自宅や職場から通いやすい立地のクリニックを選ぶと、通院の負担を軽減できます。


12. 渋谷でほくろ除去をお考えの方へ

渋谷は交通アクセスが良く、多くの美容クリニックや皮膚科が集まるエリアです。ほくろ除去を検討されている方にとって、選択肢が豊富な地域といえるでしょう。

アイシークリニック渋谷院のご紹介

アイシークリニックは、形成外科と皮膚科を専門とするクリニックとして、上野・渋谷・大宮・池袋・東京の各院で診療を行っています。

当院では、皮膚科専門医や形成外科専門医が在籍し、ほくろの状態を正確に診断した上で、患者様一人ひとりに最適な治療法をご提案しています。

詳細な診断を行い、良性のほくろと悪性腫瘍との鑑別を慎重に行います。悪性が疑われる場合や、確定診断が必要な場合は、切除手術と病理検査を保険適用で実施することが可能です。

美容目的でのほくろ除去についても、炭酸ガスレーザーや切除縫合法など、複数の治療オプションからお選びいただけます。傷跡を最小限に抑え、きれいな仕上がりを目指した治療を心がけています。

まずはお気軽にご相談ください

ほくろに関するお悩みは人それぞれです。まずはカウンセリングにお越しいただき、ほくろの状態を診察させていただいた上で、最適な治療法や費用についてご説明いたします。

「このほくろは取った方がいいのか」「どの治療法が自分に合っているのか」「費用はどれくらいかかるのか」など、気になることがあれば何でもご質問ください。患者様のご希望をお伺いしながら、一緒に最善の治療方針を考えていきます。

アイシークリニック渋谷院は、渋谷駅から徒歩圏内のアクセスしやすい立地にあります。お仕事帰りやお買い物のついでにも、お気軽にお立ち寄りいただけます。


13. まとめ

本コラムでは、渋谷でほくろ除去をお考えの方に向けて、ほくろの基礎知識から治療法、費用、クリニック選びのポイントまで解説してきました。

ほくろは誰にでもある身近な存在ですが、位置や大きさによっては見た目のコンプレックスになったり、日常生活に支障をきたしたりすることがあります。近年は医療技術の進歩により、比較的短時間で、傷跡も目立たずにほくろを除去できるようになっています。

ほくろ除去を検討する際は、まず信頼できる専門医に相談し、ほくろの状態を正確に診断してもらうことが大切です。悪性腫瘍との鑑別も含めて、適切な治療法を選択することで、安心して治療を受けることができます。

また、治療法によって費用やダウンタイム、仕上がりが異なるため、自分のライフスタイルや希望に合った方法を選ぶことも重要です。複数のクリニックでカウンセリングを受け、比較検討されることをお勧めします。

ほくろを取ることで、長年のコンプレックスから解放され、自信を持って過ごせるようになる方も多くいらっしゃいます。「取ってよかった」と思える結果を得るために、まずは専門医への相談から始めてみてはいかがでしょうか。


14. 参考文献

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
電話予約
0120-335-661
1分で入力完了
簡単Web予約