⚡ ほくろのレーザー治療をしたのにまた戻ってきた…そんな経験はありませんか?
再治療できるの?悪性じゃないか心配…
📌 この記事を読むと…
- ✅ なぜレーザー後にほくろが再発するのかがわかる
- ✅ 再発しやすいほくろの特徴が事前にわかる
- ✅ 悪性との見分け方がわかり、不安が解消される
- ✅ 再治療の選択肢と後悔しない選び方がわかる
🚨 読まないとこんなリスクが…
再発の原因を知らずに再治療すると、また同じ場所に戻ってくる可能性大。さらに、悪性との見分け方を知らないままにしておくと重大な見落としにつながることも。
目次
- ほくろとは何か-基本的な構造を知ろう
- ほくろのレーザー治療の仕組み
- レーザー後にほくろが再発する主な原因
- 再発しやすいほくろの特徴と部位
- 再発したほくろはどう見分ける?悪性との違い
- 再発を防ぐために知っておくべきこと
- 再発した場合の対処法と再治療の選択肢
- 再治療を受ける際のポイント
- まとめ
この記事のポイント
ほくろのレーザー後再発の主因は母斑細胞の残存で、大きい・隆起・先天性のほくろは再発リスクが高い。再発時は悪性との鑑別が重要で、アイシークリニック渋谷院では専門医が状態に応じた再治療法を提案している。
💡 ほくろとは何か-基本的な構造を知ろう
ほくろの正式な医学名称は「色素性母斑(しきそせいぼはん)」または「母斑細胞性母斑(ぼはんさいぼうせいぼはん)」と呼ばれます。皮膚の中に存在する「母斑細胞(ぼはんさいぼう)」と呼ばれる特殊な細胞が集まって形成されるもので、この細胞がメラニン色素を産生することで黒や茶色に見えます。
ほくろは皮膚のどの深さに母斑細胞が存在するかによって、大きく3種類に分類されます。
1つ目は「表皮内母斑(junction nevus)」で、母斑細胞が表皮と真皮の境界部分にのみ存在するタイプです。平らで色が均一なものが多く、比較的浅い位置にあります。2つ目は「複合母斑(compound nevus)」で、母斑細胞が表皮と真皮の両方に存在するタイプです。わずかに隆起しているものが多く、このタイプは再発リスクがやや高いとされています。3つ目は「真皮内母斑(intradermal nevus)」で、母斑細胞が真皮の中だけに存在するタイプです。盛り上がりが目立ち、色が薄い場合もあります。
ほくろのレーザー治療後の再発を考えるうえで、この「母斑細胞がどの深さまで存在しているか」という点が非常に重要な要素になります。レーザーが届かない深い位置に母斑細胞が残存していた場合、そこから再び増殖して再発につながるからです。
また、ほくろには生まれつきある「先天性母斑」と、生後から徐々にできてくる「後天性母斑」があります。先天性母斑はサイズが大きく、真皮深部にまで母斑細胞が存在することが多いため、レーザー治療での再発リスクが特に高い傾向があります。
Q. ほくろのレーザー治療後に再発する主な原因は?
ほくろのレーザー治療後に再発する最も一般的な原因は「母斑細胞の残存」です。真皮深部にまで母斑細胞が及んでいる場合、レーザーのエネルギーが十分届かず、残存した細胞が再増殖して表面に再びほくろとして現れます。照射エネルギーや回数の不足、術後の紫外線刺激による色素再活性化も原因となります。
📌 ほくろのレーザー治療の仕組み
ほくろのレーザー治療では、主にQスイッチレーザーや炭酸ガス(CO2)レーザーが使用されます。それぞれ異なる仕組みで母斑細胞にアプローチします。
Qスイッチレーザーは、メラニン色素に選択的に反応する特性を持ちます。短いパルス幅で強力な光エネルギーを照射することで、母斑細胞が持つメラニン色素を選択的に破壊します。周囲の組織へのダメージを最小限に抑えられる点が利点ですが、深いところにある母斑細胞への到達には限界があります。
炭酸ガスレーザーは、水分に吸収される性質を持ち、組織を蒸散(気化)させることでほくろを物理的に除去します。Qスイッチレーザーよりも深くまで処置できることが多く、大きなほくろや隆起したほくろに対して使用されることがあります。一方で、適切な深さの調整が必要で、深すぎると傷跡が目立ちやすくなるリスクもあります。
いずれのレーザーも、治療の効果は「どこまで深く照射できるか」に依存しています。皮膚の表面から見えている部分だけでなく、目に見えない深部にまで母斑細胞が広がっている場合、レーザー照射だけでは完全に取り除けないことがあります。これが再発の根本的な原因となります。
また、レーザー治療はメスによる切除と異なり、切り取った組織を病理検査に出すことができません。そのため、治療前の診断が非常に重要となります。皮膚科専門医による適切な診察とダーモスコピー検査などによる評価を経て、治療方針を決定することが大切です。
✨ レーザー後にほくろが再発する主な原因
ほくろがレーザー治療後に再発する原因はいくつかありますが、大きく分けると「治療上の要因」と「ほくろ自体の性質による要因」の2つに分類できます。
✅ 母斑細胞の残存
最も一般的な再発原因は、母斑細胞が完全に除去されずに皮膚内に残存してしまうことです。特に真皮深部にまで母斑細胞が入り込んでいるほくろの場合、レーザーのエネルギーが深さ方向に十分届かず、底部や側面に母斑細胞が残ってしまいます。残存した母斑細胞は時間とともに再増殖し、表面にほくろとして再び現れます。
📝 照射エネルギーの不足
レーザーの出力設定が低すぎる場合、母斑細胞を破壊するのに十分なエネルギーが届きません。治療後に色が薄くなったとしても、細胞が完全に破壊されていない状態では、時間とともに色素が再び産生されて再発します。逆に出力が高すぎると、周囲の正常組織にダメージを与えて瘢痕(傷跡)形成のリスクが高まります。適切なパラメーター設定は医師の技術と経験に左右されるため、クリニック選びが重要です。
🔸 照射回数の不足
ほくろのサイズや深さによっては、1回のレーザー照射では不十分な場合があります。特にQスイッチレーザーは、複数回の照射を重ねることで徐々に母斑細胞を減らしていく治療法です。推奨される回数に満たないまま治療を終了してしまうと、母斑細胞が残存して再発につながります。
⚡ 紫外線刺激による色素再活性化
レーザー治療後の皮膚は非常に敏感な状態にあり、紫外線の影響を受けやすくなっています。完全にほくろが除去されていた場合でも、残存した少数の母斑細胞が紫外線刺激によって活性化し、メラニン産生が促進されることで色素が戻ってくることがあります。これはレーザー後のアフターケアの重要性を示すものです。
🌟 皮膚の自然治癒過程における色素沈着
レーザー照射後の傷が治癒する過程で、メラニン産生が活発になることがあります。これにより、元のほくろとは別の「炎症後色素沈着(PIH)」が生じることがあります。これは厳密には「再発」ではありませんが、視覚的にほくろが戻ったように見えることがあります。炎症後色素沈着は通常、時間とともに薄くなりますが、適切なアフターケアが必要です。
Q. レーザー治療後のほくろ再発を防ぐには?
レーザー治療後の再発予防には、術後の徹底した紫外線対策が最重要です。SPF30以上の日焼け止めを毎日使用し、帽子や日傘で物理的に紫外線を遮断しましょう。加えて、患部への不必要な刺激を避け、適切な保湿ケアを継続することが皮膚の回復を促します。治療後1・3・6ヶ月の定期的な経過観察も推奨されます。
🔍 再発しやすいほくろの特徴と部位
すべてのほくろが同じ確率で再発するわけではありません。再発しやすいほくろにはいくつかの共通する特徴があります。
💬 大きいほくろ
直径が5mm以上の大きなほくろは、それだけ母斑細胞の分布範囲が広く、深部にまで及んでいる可能性が高くなります。レーザーで表面を処置しても、深い部分に残存した母斑細胞から再発しやすくなります。特に直径が1cmを超えるような大きなほくろに対しては、切除手術の方が根治性が高い場合があります。
✅ 隆起したほくろ
皮膚の表面から盛り上がった隆起型のほくろは、真皮深部にまで母斑細胞が伸びている「真皮内母斑」または「複合母斑」であることが多いです。表面の隆起部分をレーザーで処置しても、真皮深部の母斑細胞が除去されていなければ再発します。
📝 先天性ほくろ(生まれつきのほくろ)
生まれつきあるほくろは、後天的にできたほくろと比べて真皮深部、場合によっては皮下組織にまで母斑細胞が存在することが多く、レーザー治療後の再発リスクが高いとされています。特に「大型先天性色素性母斑」と呼ばれる直径20cm以上のものは、管理が難しく専門医との慎重な相談が必要です。
🔸 摩擦や刺激を受けやすい部位
顔では特に鼻や口周り、首、手の甲など、日常的に触れたり摩擦を受けやすい部位にあるほくろは再発しやすい傾向があります。これらの部位は皮膚の動きが多く、レーザー後の創傷治癒が遅れたり、刺激によって残存した母斑細胞が活性化しやすくなります。
⚡ 足底・手掌のほくろ
足の裏や手のひらにあるほくろは、常に圧力や摩擦にさらされる部位であることから、レーザー後の再発リスクが高くなります。また、これらの部位のほくろは末端黒子型黒色腫(メラノーマ)との鑑別が特に重要であり、レーザー治療よりも病理組織検査を伴う切除手術を優先すべきケースが多いと言われています。

💪 再発したほくろはどう見分ける?悪性との違い
レーザー治療後に色素が戻ってきた場合、それが単なる再発なのか、それとも悪性のメラノーマ(皮膚がん)への変化なのかを見分けることが非常に重要です。自己判断は難しいため、再発が疑われる場合は必ず皮膚科専門医に相談することが大切ですが、基本的な知識として知っておくべき点を解説します。
🌟 良性再発の特徴
通常の再発(良性の再発)では、レーザー後6ヶ月から2年程度の間に色素が戻ってきます。色は均一で、辺縁は比較的なめらかであることが多いです。サイズは元のほくろより小さい場合がほとんどで、急激な変化は見られません。また、かゆみや出血、痛みなどの症状を伴わないことが一般的です。
💬 悪性が疑われる変化のサイン
メラノーマを疑う変化として、皮膚科でよく使用される評価基準に「ABCDEルール」があります。A(Asymmetry:非対称性)は、ほくろの形が左右非対称であること。B(Border:辺縁)は、境界がぼやけていたり、ギザギザしていること。C(Color:色調)は、色が均一でなく、黒・茶・赤・白など複数の色が混在していること。D(Diameter:直径)は、直径6mm以上のサイズ。E(Evolution:変化)は、短期間での急激な変化を指します。
これらのいずれかに当てはまる場合は、レーザー後の再発であっても悪性変化の可能性を考慮して、速やかに皮膚科を受診することが重要です。
✅ レーザー後再発における「偽性メラノーマ」について
レーザーや外科的処置後に母斑が再発した場合、組織学的に「偽性メラノーマ(Pseudomelanoma)」と呼ばれる変化を示すことがあります。これは組織の外観がメラノーマに似た異形成像を呈するものですが、良性の再発現象です。しかし、病理組織学的な検査なしに肉眼で確実に見分けることは専門家でも困難なケースがあるため、処置後に再発した場合は皮膚科専門医による慎重な評価が必要です。
Q. 再発したほくろと悪性腫瘍の見分け方は?
レーザー治療後に再発したほくろと悪性腫瘍の鑑別には「ABCDEルール」が目安となります。形の非対称性・境界のギザギザ・色のムラ・直径6mm以上・短期間での急激な変化のいずれかに該当する場合は悪性変化の可能性があります。自己判断は困難なため、変化を確認したら速やかに皮膚科専門医を受診することが重要です。
🎯 再発を防ぐために知っておくべきこと
ほくろのレーザー治療後の再発を完全に防ぐことは難しいですが、再発リスクを下げるためにできることはいくつかあります。治療前・治療中・治療後のそれぞれのフェーズで注意すべきポイントを解説します。
📝 治療前:適切なクリニックと治療法を選ぶ
ほくろの治療においては、まず皮膚科専門医による正確な診断が不可欠です。ダーモスコープ(皮膚鏡)を用いた詳細な観察によって、ほくろの深さや性状を評価し、レーザー治療が適切かどうかを判断してもらいましょう。すべてのほくろがレーザーで治療できるわけではなく、大きいもの、深いもの、悪性が疑われるものは切除手術の方が適していることがあります。
また、クリニック選びも重要です。皮膚科専門医や形成外科専門医が在籍しており、丁寧なカウンセリングと適切な機器を使用しているクリニックを選ぶことで、治療の精度が高まり再発リスクを低減できます。
🔸 治療後:徹底した紫外線対策
レーザー治療後のアフターケアで最も重要なのが紫外線対策です。治療後の皮膚は非常に敏感で、紫外線の影響を受けやすい状態が数ヶ月続きます。この間に紫外線を浴びると、メラニン産生が活性化され、色素沈着や再発のリスクが高まります。
具体的な対策としては、SPF30以上の日焼け止めを毎日塗布すること、帽子や日傘、UVカット素材の衣類などで物理的に紫外線を遮ること、特に術後数週間から数ヶ月間は日光への長時間露出を避けることが挙げられます。
⚡ 治療後:適切なスキンケアと保湿
レーザー後の皮膚は乾燥しやすく、バリア機能が低下しています。適切な保湿ケアを行うことで、皮膚の回復を促し、色素沈着リスクを下げることができます。処置部位をこすったり刺激を与えたりしないよう注意し、処方された外用薬やワセリンなどで保護することが大切です。
🌟 治療後:定期的な経過観察
治療後は定期的にクリニックで経過を確認してもらうことが大切です。特に治療後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の時点での観察が推奨されることが多いです。早期に再発を発見することで、再治療も比較的容易になります。自己観察でも変化に気づいたら早めに受診する習慣をつけましょう。
💬 治療後:処置部位への刺激を避ける
治療後は患部を不必要に触れないことが重要です。かさぶたや痂皮(かひ)が形成されることがありますが、無理に剥がすと傷跡が残ったり、色素沈着が悪化したりする可能性があります。医師の指示に従い、自然に治癒するのを待つことが基本です。
💡 再発した場合の対処法と再治療の選択肢
レーザー治療後にほくろが再発した場合、いくつかの選択肢があります。どの方法が適切かは、再発したほくろの状態や前回の治療経過、患者さんの希望などによって異なります。
✅ 再度のレーザー治療
再発が比較的浅い部位にあり、前回の治療で大部分の母斑細胞が除去されていると判断される場合、再度のレーザー照射が有効な場合があります。ただし、同じ部位への繰り返しのレーザー照射は、皮膚にダメージを蓄積させ、瘢痕形成や色素沈着のリスクを高める可能性があります。再照射の可否については専門医の判断が必要です。
📝 外科的切除(メス手術)
再発を繰り返す場合や、深いほくろに対して確実な除去を求める場合は、外科的切除が最も根治性の高い方法です。切除手術では、ほくろとその周囲の皮膚を含めてメスで切り取り、縫合します。切除した組織は病理検査に提出できるため、良悪性の確認も同時に行えるという大きな利点があります。
デメリットとしては、縫合瘢痕(縫い跡)が残ることです。ただし、形成外科的な縫合技術(埋没縫合など)を用いることで、傷跡を目立ちにくくすることが可能です。顔などの目立つ部位では特に、経験豊富な専門医による施術が重要です。
🔸 くり抜き法(パンチ切除)

比較的小さなほくろの再発に対しては、円形のパンチメスを用いてほくろをくり抜く方法も選択肢の一つです。切除した組織を病理検査に出すことができ、縫合不要な場合も多く、術後の管理が比較的容易です。ただし、大きな再発には適しません。
⚡ 電気凝固法(電気メス)
電気エネルギーを用いて組織を焼灼・凝固する方法です。レーザーと同様の原理で母斑細胞を破壊しますが、深さのコントロールが難しく、現在ではほくろ治療においてレーザーや切除が主流となっています。
🌟 経過観察(watchful waiting)
再発が非常に軽微で、色も薄く、医師が良性と判断した場合は、すぐに再治療を行わず定期的な観察を選択することもあります。特に治療後の炎症後色素沈着は時間とともに自然に薄くなることが多いため、焦って再治療を行うよりも経過を見ることが適切な場合もあります。
Q. 再発したほくろへの再治療はレーザーと手術どちらが適切?
再発が浅い場合は再レーザーが有効なこともありますが、再発を繰り返す場合や真皮深部に母斑細胞が及ぶほくろには、外科的切除の方が根治性は高くなります。切除手術は病理検査による良悪性の確認も同時に行える利点があります。アイシークリニックでは専門医が再発したほくろの状態を丁寧に評価し、患者さんに合った治療法を提案しています。
📌 再治療を受ける際のポイント
一度レーザー治療を受けて再発した場合、次の治療に際してはいくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。初回治療とは異なる考慮が必要であり、慎重な判断が求められます。
💬 前回の治療記録を持参する
再治療を受ける際は、前回の治療を受けたクリニックの診療記録や治療の詳細(使用したレーザーの種類、出力設定、照射回数など)を持参することが非常に重要です。この情報があることで、次の治療医が適切な判断を下しやすくなります。前回と同じクリニックを受診する場合も、カルテを確認してもらいましょう。
✅ 治療法の見直しを検討する
同じ方法で再治療を行っても、また再発する可能性があります。特にレーザーで一度再発したほくろに対して、同じレーザー治療を繰り返すことが必ずしも最善策とは言えません。再発した経緯を踏まえ、切除手術への切り替えを検討することが根治につながる場合があります。医師と十分な話し合いを行い、リスクとベネフィットを理解したうえで治療法を選択してください。
📝 ダーモスコープ検査を受ける
再発したほくろに対しては、必ずダーモスコープ(皮膚鏡)による詳細な観察を受けることをお勧めします。前述の通り、レーザー後再発したほくろは組織学的に異形成像を示すことがあり、良悪性の鑑別が重要です。ダーモスコープ検査は皮膚科専門医が行う非侵襲的な検査で、ほくろの内部構造を詳しく評価できます。
🔸 十分な治療間隔を設ける
再発を確認してすぐに再治療を急ぐ必要は必ずしもありません。特に炎症後色素沈着との鑑別が必要な場合や、皮膚の回復を待つ必要がある場合は、3〜6ヶ月程度の経過観察期間を設けることも一つの選択肢です。ただし、急激な変化が見られる場合はすみやかに受診してください。
⚡ 術後のアフターケアを徹底する
再治療後は初回以上に丁寧なアフターケアが求められます。既に一度レーザーを受けた部位は皮膚組織が変化していることがあり、治癒過程が異なる場合があります。医師から指示されたアフターケアを確実に実行することが、再再発防止と良好な治癒につながります。
🌟 複数の医師の意見を聞くことも選択肢
繰り返し再発している場合や、治療方針に迷っている場合は、セカンドオピニオンを求めることも有効です。異なる専門家の見解を聞くことで、より適切な治療方針が見えてくることがあります。皮膚科専門医や形成外科専門医に相談することをお勧めします。
💬 保険適用の可能性を確認する
レーザー治療は一般的に保険適用外(自由診療)ですが、外科的切除は医学的必要性が認められる場合、健康保険が適用されることがあります。再発を繰り返している場合や、悪性が疑われる場合などは、保険診療での治療が可能かどうかを医師に確認してみましょう。保険適用の可否はほくろの状態や治療内容によって異なります。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、レーザー治療後に再発したほくろでお悩みの方からご相談をいただくことが少なくなく、多くの場合は母斑細胞の残存が原因となっています。特に隆起した大きなほくろや先天性のほくろは真皮深部にまで細胞が及んでいることが多いため、レーザーだけでは取りきれないケースも珍しくなく、再発を繰り返している場合には病理検査も兼ねた外科的切除をご提案することがあります。再発したほくろは良悪性の鑑別も含めて慎重な評価が必要ですので、自己判断せずにまずは専門医にご相談いただくことが、患者さまにとって最善の選択につながると考えています。」
✨ よくある質問
最も多い原因は「母斑細胞の残存」です。ほくろを構成する母斑細胞が真皮深部にまで及んでいる場合、レーザーのエネルギーが十分に届かず、残存した細胞が再増殖して再発します。照射エネルギーや回数の不足、術後の紫外線刺激による色素再活性化なども原因となります。
直径5mm以上の大きなほくろ、皮膚から隆起したほくろ、生まれつきある先天性ほくろは再発リスクが高い傾向があります。また、鼻・口周り・首など摩擦を受けやすい部位や、足の裏・手のひらにあるほくろも再発しやすいとされています。
「ABCDEルール」が判断の目安です。形の非対称性・境界のギザギザ・色のムラ・直径6mm以上・短期間での急激な変化、これらに当てはまる場合は悪性変化の可能性があります。自己判断は難しいため、再発が疑われたら速やかに皮膚科専門医を受診することが重要です。
術後の徹底した紫外線対策が最も重要です。SPF30以上の日焼け止めを毎日使用し、帽子・日傘などで物理的に紫外線を遮りましょう。また、患部への不必要な刺激を避け、適切な保湿ケアを継続することも大切です。定期的にクリニックで経過観察を受けることもお勧めします。
再発が浅い場合は再レーザーが有効なこともありますが、再発を繰り返す場合や深いほくろには外科的切除の方が根治性が高くなります。切除手術は病理検査も同時に行える利点があります。当院では再発したほくろの状態を専門医が丁寧に評価し、患者さんに合った治療法をご提案しています。
🔍 まとめ
ほくろのレーザー治療後の再発は、決して珍しいことではありません。その主な原因は母斑細胞の残存にあり、ほくろの深さや大きさ、照射条件によって再発リスクは大きく変わります。特に大きなほくろ、隆起したほくろ、先天性のほくろ、そして摩擦や紫外線を受けやすい部位にあるほくろは再発しやすい傾向があります。
再発を防ぐためには、治療前の正確な診断と適切な治療法の選択、治療後の徹底した紫外線対策とスキンケア、そして定期的な経過観察が重要です。もし再発した場合は、自己判断せずに皮膚科専門医を受診し、良悪性の鑑別を含めた適切な評価を受けることが大切です。
再治療の選択肢としては、再度のレーザー照射から外科的切除まで複数の方法があり、ほくろの状態や患者さんの希望に応じて最適な方法が選択されます。特に再発を繰り返すケースでは、根治性の高い外科的切除への切り替えを検討することが根本的な解決につながることがあります。
アイシークリニック渋谷院では、ほくろのレーザー治療から外科的切除まで幅広く対応しており、皮膚科専門医による丁寧な診察とカウンセリングを行っています。ほくろの再発でお悩みの方、治療法の選択に迷っている方は、お気軽にご相談ください。正確な診断のもと、患者さん一人ひとりに合った治療方針をご提案いたします。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 色素性母斑(ほくろ)の分類・診断基準、ダーモスコピー検査の活用法、およびメラノーマとの鑑別に関するガイドラインの参照
- 日本形成外科学会 – ほくろの外科的切除・レーザー治療の適応と治療法の選択、術後アフターケアに関する形成外科的観点からの情報の参照
- PubMed – レーザー治療後の母斑再発メカニズム、偽性メラノーマ(Pseudomelanoma)の組織学的特徴、およびQスイッチ・CO2レーザーの有効性に関する国際的な医学文献の参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務