ミラドライは、メスを使わずにワキガや多汗症を治療できる画期的な医療機器として注目を集めています。しかし、施術を検討している方の多くが「術後の痛みはどのくらい続くのか」「どのような痛みがあるのか」と不安を感じているのではないでしょうか。
結論から申し上げると、ミラドライ術後の痛みは個人差がありますが、多くの場合は1〜2週間程度で落ち着いていきます。痛みのピークは術後2〜3日で、適切なケアを行うことで痛みを軽減することが可能です。
本記事では、アイシークリニック渋谷院の医師が、ミラドライ術後の痛みについて、その原因から経過、具体的な対処法まで詳しく解説します。施術を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
📝 目次
- 📌 ミラドライとは?施術の仕組みと特徴
- ⚠️ ミラドライ術後の痛みの種類と原因
- 📋 術後の痛みの経過と期間
- 💊 術後の痛みを軽減する対処法
- 🔍 痛み以外の術後症状と経過
- 📝 術後の日常生活における注意点
- 🏥 痛みが長引く場合の対応
- 💡 ミラドライの痛みに関するよくある誤解
- 🎯 当院での診療傾向【医師コメント】
- 🔸 よくある質問
- 📌 参考文献
この記事のポイント
ミラドライ術後の痛みは術後2〜3日がピークで、適切な冷却や鎮痛剤の服用により1〜2週間程度で日常生活に支障のないレベルまで回復するケースがほとんどです。
🎯 ミラドライとは?施術の仕組みと特徴
ミラドライは、マイクロ波を利用してワキガや多汗症の原因となる汗腺を破壊する治療法です。施術について詳しく知りたい方は「ミラドライの仕組みと原理を医師が解説|マイクロ波でワキ汗を抑える治療法」をご覧ください。
💡 このセクションのポイント
マイクロ波技術による非切開治療で、従来手術より痛みが軽い
🔸 ミラドライの基本的な仕組み
ミラドライは、5.8GHzのマイクロ波を脇の皮膚表面から照射し、皮膚の下にある汗腺に熱エネルギーを与えます。このマイクロ波は水分に吸収されやすい特性があり、汗腺が集中している層(真皮と皮下脂肪の境界付近)で効率的に熱を発生させます。
発生した熱により、エクリン汗腺(汗を分泌する腺)とアポクリン汗腺(ワキガの原因となる腺)の両方が破壊されます。一度破壊された汗腺は再生しないため、長期的な効果が期待できるのが大きな特徴です。
💧 施術中の麻酔と痛み
ミラドライの施術では、局所麻酔を使用するため、施術中に強い痛みを感じることはほとんどありません。麻酔注射の際にチクッとした痛みを感じますが、これは通常の注射程度の痛みです。
麻酔が効いた状態でマイクロ波を照射するため、施術中は温かさや軽い圧迫感を感じる程度で、激しい痛みはありません。施術時間は両脇で約60〜90分程度です。
✨ 従来の手術との違い
従来のワキガ手術(剪除法など)は、皮膚を切開して汗腺を直接除去する方法です。この場合、術後の痛みが強く、数週間の安静が必要になることもあります。
一方、ミラドライは切開を伴わないため、術後の痛みは比較的軽く、ダウンタイムも短いのが特徴です。施術当日から日常生活に復帰できる方がほとんどで、仕事や家事への影響を最小限に抑えられます。
Q. ミラドライ術後の痛みはいつがピークで、どのくらい続きますか?
ミラドライ術後の痛みは、術後2〜3日目がピークとなることが多く、その後徐々に軽減していきます。多くの場合、1〜2週間程度で日常生活に支障のないレベルまで回復します。軽い違和感は数週間残ることもありますが、1〜3か月でほぼ完全に落ち着くのが一般的な経過です。
⚠️ ミラドライ術後の痛みの種類と原因
ミラドライ術後に感じる痛みには、いくつかの種類があります。それぞれの痛みの特徴と原因を理解しておくことで、適切な対処が可能になります。
⚡ このセクションのポイント
4つの主な痛みのタイプと発生メカニズムを詳しく解説
🔸 鈍痛・重だるさ
術後最も多く報告される症状が、脇全体に感じる鈍い痛みや重だるさです。これは、マイクロ波による熱エネルギーが皮下組織に作用したことで生じる炎症反応が主な原因です。
筋肉痛のような感覚と表現される方も多く、腕を上げたり動かしたりする際に特に感じやすい傾向があります。この痛みは術後2〜3日がピークで、その後徐々に軽減していきます。
⚡ ピリピリ・チクチクした痛み
術後数日経過した頃から、ピリピリやチクチクとした痛みを感じることがあります。これは、マイクロ波の熱が皮膚の神経に影響を与えたことによる一時的な症状です。
神経の回復過程で生じる痛みであり、異常な反応ではありません。この症状は数週間から数か月かけて自然に改善していくことがほとんどです。
💧 触れたときの痛み(圧痛)
施術部位を押したり触れたりしたときに痛みを感じる「圧痛」も、よく見られる症状です。腫れている部分や硬結(しこりのような硬さ)がある部分に特に強く感じます。
衣服が擦れたり、脇を閉じたときに痛みを感じることもあります。圧痛は腫れが引くにつれて軽減し、通常1〜2週間程度で気にならなくなります。
💊 麻酔が切れた後の痛み
施術直後は局所麻酔が効いているため痛みをほとんど感じませんが、麻酔が切れる術後2〜4時間頃から痛みが出始めます。この時間帯が最も痛みを強く感じやすいタイミングです。
麻酔が切れた後の痛みに備えて、多くのクリニックでは鎮痛剤を処方しています。処方された薬を適切に服用することで、この時期の痛みを効果的に抑えることができます。
📋 術後の痛みの経過と期間
ミラドライ術後の痛みは、時間の経過とともに変化していきます。一般的な経過を知っておくことで、回復の目安を把握できます。効果がいつから実感できるかについては「ミラドライの効果はいつから?施術後の経過と持続期間を医師が解説」で詳しく解説しています。
🚨 緊急度高!
術後2〜3日がピーク、1〜2週間で日常復帰が一般的な経過です
📌 施術当日(術後0日目)
施術直後は局所麻酔が効いているため、痛みはほとんど感じません。しかし、術後2〜4時間程度で麻酔が切れ始めると、徐々に痛みが出てきます。
当日は脇に保冷剤を当てて冷やすことが推奨されます。処方された鎮痛剤を服用し、できるだけ安静に過ごすことが大切です。
⚠️ 術後1〜3日目(痛みのピーク)
術後1〜3日目が痛みのピークとなることが多いです。腫れも最も強くなる時期で、脇を閉じると圧迫感や痛みを感じることがあります。
この時期は無理に腕を動かさず、こまめに冷却を続けることが重要です。鎮痛剤を定期的に服用し、痛みが強くならないようコントロールしましょう。
✅ 術後4〜7日目(痛みの軽減期)
術後4日目頃から、痛みは徐々に軽減していきます。腫れも少しずつ引き始め、日常生活での動作が楽になってきます。
この頃になると鎮痛剤が不要になる方も増えてきます。ただし、急に激しい運動をしたり、重いものを持ったりすると痛みがぶり返すことがあるため、引き続き注意が必要です。
🔸 術後2〜4週間目(回復期)
術後2週間を過ぎると、ほとんどの方が日常生活に支障のないレベルまで回復します。軽い運動なら再開できる方も多くなります。
ただし、腫れが完全に引くまでには3〜4週間程度かかることがあります。硬結(しこり)も徐々に小さくなっていきますが、完全に消失するまでには数か月かかる場合もあります。
✨ 術後1〜3か月目(完全回復期)
術後1〜3か月で、ほとんどの症状が落ち着きます。ピリピリした感覚や軽い違和感が残る方もいますが、日常生活に影響するレベルではありません。
この時期を過ぎてもなお強い痛みが続く場合は、施術を受けたクリニックに相談することをおすすめします。

Q. ミラドライ術後に痛み以外で起こりやすい症状は何ですか?
ミラドライ術後には、痛み以外に腫れ・赤み・硬結(しこり)・しびれなどの症状が現れることがあります。腫れは術後2〜3日がピークで1〜2週間かけて引いていきます。硬結は数か月かけて自然に消失し、しびれなどの感覚変化も多くの場合は数週間〜数か月で回復します。これらは正常な回復過程です。
💊 術後の痛みを軽減する対処法
ミラドライ術後の痛みは、適切な対処を行うことで効果的に軽減できます。以下の方法を参考に、快適な回復期間を過ごしましょう。
💡 ポイント
5つの効果的な痛み軽減方法を実践することで、快適な回復期間を過ごせます
❄️ 冷却による痛みと腫れの緩和
術後の痛みと腫れを抑えるために最も効果的なのが冷却です。保冷剤やアイスパックをタオルで包み、施術部位に当てましょう。
冷却は1回につき15〜20分程度を目安に、1日に何度か行います。直接肌に保冷剤を当てると凍傷のリスクがあるため、必ずタオルや布で包んでから使用してください。特に術後2〜3日間は、こまめに冷却を続けることが大切です。
💊 処方薬の適切な服用
施術後には、多くの場合、鎮痛剤や抗炎症剤が処方されます。処方された薬は、医師の指示に従って適切に服用しましょう。
痛みが強くなってから服用するよりも、痛みが出始める前に予防的に服用する方が効果的です。術後数日間は、決められた時間に定期的に服用することをおすすめします。
🛌 安静と休息の確保
術後は無理をせず、十分な休息を取ることが大切です。特に施術当日と翌日は、できるだけ安静に過ごしましょう。
腕を大きく動かす動作や、重いものを持つ動作は避けてください。仕事や家事は最低限にとどめ、体を休めることを優先しましょう。
👕 ゆったりした服装の選択
術後は脇を締め付けない、ゆったりとした服装を選びましょう。タイトな服や下着は施術部位を圧迫し、痛みを悪化させる原因になります。
袖口が広いシャツや、前開きの服がおすすめです。ブラジャーやキャミソールなど、脇に当たる下着は締め付けの少ないものを選んでください。
🌙 睡眠時の体位の工夫
寝るときは、脇を圧迫しない体位を心がけましょう。横向きで寝ると施術部位が圧迫されて痛みが増すことがあるため、仰向けで寝ることをおすすめします。
腕を軽く開いた状態で、クッションや枕を脇の下に置くと楽に過ごせます。痛みで眠れない場合は、就寝前に鎮痛剤を服用しておくとよいでしょう。
🔍 痛み以外の術後症状と経過
ミラドライ術後には、痛み以外にもさまざまな症状が現れることがあります。これらの症状は正常な回復過程で生じるものがほとんどですが、経過を知っておくことで安心して過ごせます。
📌 注意!
以下の症状はすべて正常な回復過程です。時間経過で改善していきます
🔸 腫れ
ミラドライ術後に最も多く見られる症状が腫れです。施術部位の脇全体が腫れ、卵が入っているような感覚を覚える方もいます。
腫れは術後2〜3日目がピークで、その後1〜2週間かけて徐々に引いていきます。腫れが強い時期は冷却を続け、無理に脇を締め付けないようにしましょう。完全に腫れが引くまでには3〜4週間程度かかることがあります。
💧 赤み・変色
施術部位に赤みや皮膚の変色が生じることがあります。マイクロ波による熱の影響で、一時的に皮膚の色が変わる現象です。
赤みは通常1〜2週間で落ち着きます。まれに紫色や茶色っぽく変色することがありますが、これも時間の経過とともに改善していきます。完全に元の肌色に戻るまでには数週間から数か月かかることがあります。
⚡ 硬結(しこり)
施術部位の皮下に、硬いしこりのようなものを感じることがあります。これは「硬結」と呼ばれ、治療による組織の変化で生じる正常な反応です。
硬結は術後2〜4週間頃に最も目立ちやすくなりますが、その後数か月かけて徐々に柔らかくなり、消失していきます。気になっても強く揉んだりせず、自然に吸収されるのを待ちましょう。
✨ 感覚の変化(しびれ・違和感)
術後に脇や二の腕内側に、しびれや感覚の鈍さを感じることがあります。これはマイクロ波の熱が皮膚の感覚神経に一時的に影響を与えたことが原因です。
感覚の変化は数週間から数か月で自然に回復することがほとんどです。稀に6か月以上続くケースもありますが、日常生活に支障をきたすほどの症状になることは稀です。
🔸 内出血(あざ)
局所麻酔の注射針や施術の影響で、脇や周辺に内出血(あざ)が生じることがあります。青紫色から黄色へと変化しながら、1〜2週間程度で消失します。
内出血が広がることを防ぐために、術後2〜3日間は特に冷却をしっかり行いましょう。
Q. ミラドライ術後の痛みを和らげるための具体的な方法は?
ミラドライ術後の痛みを軽減するには、冷却と処方薬の服用が有効です。保冷剤をタオルで包み、1回15〜20分を1日数回施術部位に当てましょう。処方された鎮痛剤は痛みが出始める前に予防的に服用すると効果的です。また、ゆったりした服装で脇を圧迫せず、仰向けで就寝するなどの工夫も回復を助けます。
📝 術後の日常生活における注意点
ミラドライ術後は、日常生活でいくつかの点に注意が必要です。適切な過ごし方を心がけることで、回復を早め、合併症のリスクを減らすことができます。
⚠️ 注意!
術後1〜2週間は運動制限、入浴制限などの注意事項を守ることが重要です
🏃 運動・スポーツの再開時期
激しい運動やスポーツは、術後1〜2週間は控えることが推奨されます。運動により血流が増加すると、腫れや痛みが悪化する可能性があります。
ウォーキングなどの軽い運動は術後数日から可能ですが、ジムでの筋トレや球技など、腕を大きく動かす運動は、腫れが十分に引いてから再開しましょう。再開のタイミングは個人差があるため、担当医に相談することをおすすめします。
🚿 入浴・シャワー
シャワーは施術翌日から可能な場合がほとんどですが、湯船に長時間浸かることは1週間程度控えてください。体が温まると血流が増加し、腫れや痛みが悪化することがあります。
シャワーの際は、施術部位をゴシゴシ擦らず、優しく洗い流す程度にとどめましょう。石鹸やボディソープは使用して構いませんが、刺激を感じる場合はぬるま湯で流す程度にしてください。
✨ 制汗剤・デオドラントの使用
術後しばらくは、制汗剤やデオドラント製品の使用を控えてください。施術部位の皮膚はデリケートな状態になっており、製品に含まれる成分が刺激となる可能性があります。
制汗剤の使用再開時期は、皮膚の状態を見ながら担当医に確認しましょう。一般的には術後2週間以降、皮膚の状態が安定してからの使用が推奨されます。
💼 仕事・家事への復帰
デスクワークなど体を動かさない仕事であれば、施術翌日から復帰可能なことが多いです。ただし、腕を上げる動作や重いものを持つ作業が多い仕事は、数日〜1週間程度は控えることをおすすめします。
家事についても同様で、洗濯物を干すなど腕を上げる動作は痛みが落ち着くまで控えめにしましょう。掃除機をかける、料理をするなどの軽い家事は、無理のない範囲で行って構いません。
🍺 飲酒・喫煙
飲酒は血流を促進し、腫れや痛みを悪化させる可能性があるため、術後3〜7日間は控えることが推奨されます。
喫煙は血流を悪化させ、傷の治りを遅らせる原因となります。可能であれば術後1〜2週間は禁煙することが望ましいです。
🏥 痛みが長引く場合の対応
ミラドライ術後の痛みは通常1〜2週間で落ち着きますが、稀に痛みが長引くケースもあります。以下のような場合は、施術を受けたクリニックに相談することをおすすめします。
🚨 緊急度高!
以下の症状がある場合は迷わずクリニックに連絡してください
📌 受診を検討すべき症状
以下のような症状がある場合は、早めに担当医に相談してください。
📌 術後2週間経っても痛みが軽減しない、または悪化している
📌 発熱(38度以上)が続く
📌 施術部位から膿や異常な分泌物が出る
📌 腫れが異常に大きくなる、または広がる
📌 皮膚に水ぶくれや潰瘍ができる
これらの症状は、感染や熱傷などの合併症のサインである可能性があります。早期に対応することで、重症化を防ぐことができます。
🔍 痛みが長引く原因
痛みが長引く原因としては、以下のようなケースが考えられます。
🔸 術後のケアが不十分だった(冷却不足、安静にできなかったなど)
🔸 体質的に炎症が起きやすい
🔸 神経への影響が一時的に強く出ている
🔸 稀に感染などの合併症
ほとんどの場合は時間の経過とともに改善しますが、不安な場合は遠慮なく医療機関を受診してください。
✨ アフターフォローの重要性
ミラドライは、施術して終わりではなく、術後の経過観察も重要です。多くのクリニックでは、術後の診察や相談を受け付けています。
気になる症状があれば、「このくらいで受診していいのかな」と遠慮せず、早めに相談することが大切です。早期に対応することで、問題を最小限に抑えることができます。
Q. ミラドライ術後に受診が必要な症状の目安を教えてください。
ミラドライ術後、術後2週間を過ぎても痛みが軽減しない・悪化している場合や、38度以上の発熱が続く場合は医療機関への相談が必要です。また、施術部位からの膿や異常な分泌物、腫れの異常な拡大、皮膚の水ぶくれや潰瘍も受診の目安となります。これらは感染や熱傷などの合併症のサインである可能性があります。
💡 ミラドライの痛みに関するよくある誤解
ミラドライについては、インターネット上にさまざまな情報が出回っています。ここでは、痛みに関するよくある誤解を解消していきます。
🚨 緊急度高!
間違った情報に惑わされないよう、正しい知識を身につけましょう
❓ 「ミラドライは痛くない」は本当?
「ミラドライは切らないから痛くない」という情報を見かけることがありますが、これは正確ではありません。確かに従来の切開手術と比較すると痛みは軽いですが、術後にまったく痛みがないわけではありません。
局所麻酔により施術中の痛みはほとんどありませんが、術後には一定の痛みが生じます。ただし、適切なケアと鎮痛剤の使用により、多くの方が日常生活に大きな支障をきたすことなく過ごせています。
❌ 「痛みが強いほど効果がある」は正しい?
「痛みが強いほど汗腺がしっかり破壊されている」という話を聞くことがありますが、これは医学的に正しい情報ではありません。
術後の痛みの強さは、個人の体質や痛みの感じ方、術後のケアの状況などによって異なります。痛みが軽くても十分な効果が得られるケースは多く、痛みの強さと治療効果は直接関係しません。
❌ 「痛みが長引くと効果がない」は誤解
逆に、「痛みが長引いているから効果がないのでは」と心配される方もいますが、これも誤解です。痛みの持続期間と治療効果には直接的な関係はありません。
体質によっては痛みや腫れが長引くことがありますが、それは治療効果とは別の問題です。効果の判定は、術後3〜6か月程度経過してから行うのが一般的です。
⚖️ 他の治療法との痛みの比較
ワキガ治療にはミラドライ以外にもさまざまな方法があります。各治療法の特徴について詳しく知りたい方は「ワキガ治療法を徹底比較|手術・注射・外用薬の効果や費用を医師が解説」をご覧ください。
剪除法などの切開を伴う手術と比較すると、ミラドライは術後の痛みが軽く、ダウンタイムも短いのが特徴です。ボトックス注射は施術時の痛みは軽いですが、効果の持続期間が短いという違いがあります。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
🎯 高桑康太医師(当院治療責任者)より
「ミラドライ術後の痛みについてご心配される患者様は非常に多くいらっしゃいます。当院で施術を受けられた方の傾向を見ると、術後2〜3日目に痛みのピークを迎え、1週間程度で日常生活に支障のないレベルまで回復される方がほとんどです。術前のカウンセリングで痛みについて詳しくお伝えし、術後のケア方法を丁寧にご説明することで、多くの方が安心して施術を受けられています。また、最近は事前にインターネットで調べて来院される方が増えており、術後経過についての質問も具体的になってきた印象があります。痛みへの対処は個人差がありますので、不安なことがあれば遠慮なくご相談いただければと思います。」
🔸 よくある質問
個人差はありますが、多くの方は術後2〜3日がピークで、1〜2週間程度で日常生活に支障のないレベルまで回復します。軽い違和感は数週間続くこともありますが、徐々に気にならなくなっていきます。痛みが強い場合は処方された鎮痛剤を服用し、冷却を続けることで軽減できます。
施術前に局所麻酔を行うため、施術中に強い痛みを感じることはほとんどありません。麻酔注射の際にチクッとした痛みはありますが、通常の注射程度です。施術中は温かさや軽い圧迫感を感じる程度で、リラックスして受けられる方がほとんどです。
デスクワークなど体を動かさない仕事であれば、施術翌日から復帰できる方がほとんどです。ただし、腕を大きく動かす作業や重いものを持つ仕事は、1週間程度控えることをおすすめします。痛みの程度には個人差があるため、無理のない範囲で復帰しましょう。
術後の痛みを和らげるには、冷却と処方薬の服用が効果的です。保冷剤をタオルで包んで施術部位に当て、1回15〜20分程度を1日に数回行いましょう。処方された鎮痛剤は痛みが出始める前に予防的に服用するとより効果的です。また、ゆったりした服装を選び、脇を圧迫しないようにすることも大切です。
激しい運動やスポーツは、術後1〜2週間は控えることが推奨されます。ウォーキングなどの軽い運動は術後数日から可能ですが、ジムでの筋トレや球技など腕を大きく動かす運動は、腫れが十分に引いてから再開しましょう。再開のタイミングは個人差があるため、担当医に相談することをおすすめします。
ミラドライ術後には、痛み以外に腫れ、赤み、硬結(しこり)、しびれなどの症状が現れることがあります。腫れは術後2〜3日がピークで1〜2週間程度で引いていきます。これらの症状は正常な回復過程で生じるものがほとんどで、時間の経過とともに改善していきます。
📌 参考文献
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務