ニキビ

ニキビは保険適用で皮膚科に行ける?治療内容と費用を徹底解説

💬 「市販薬を使っても治らない…」「皮膚科って高そう…」そんな不安、ありませんか?

実は、ニキビは保険適用で皮膚科を受診できます。初回でも2,000〜4,000円程度で、皮膚科専門医から処方薬をもらえるんです。

この記事を読めば、保険でできる治療の内容・費用・薬の種類がまるごとわかります。読まずに市販薬を使い続けると、ニキビ跡が残るリスクも…ぜひ最後まで確認してください。


目次

  1. 📌 ニキビとは?皮膚科を受診すべき状態の見分け方
  2. 📌 ニキビ治療は保険適用になる?基本的な考え方
  3. 📌 皮膚科で保険適用になるニキビ治療の内容
  4. 📌 皮膚科でニキビに処方される主な薬の種類
  5. 📌 保険診療でのニキビ治療にかかる費用の目安
  6. 📌 保険が使えない治療(自由診療)との違い
  7. 📌 皮膚科受診の流れと診察時のポイント
  8. 📌 ニキビを悪化させないための日常ケア
  9. 📌 まとめ

💡 この記事のポイント

ニキビ(尋常性痤瘡)は皮膚疾患のため保険診療が適用され、アダパレン等の外用薬・抗菌薬の処方を3割負担(初回2,000〜4,000円目安)で受けられる。ケミカルピーリングやレーザーは自由診療(保険適用外)となる。

💡 ニキビとは?皮膚科を受診すべき状態の見分け方

ニキビは医学的には「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる皮膚疾患です。毛穴に皮脂が詰まり、そこにアクネ菌(Cutibacterium acnes)が増殖することで炎症が起こります。思春期に多いイメージがありますが、実際には20代・30代・40代の大人にも広くみられる、非常に一般的な皮膚のトラブルです。

ニキビには大きく分けて「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」「黄ニキビ」の4種類があります。白ニキビと黒ニキビは炎症が起きていない状態(面ぽう)で、赤ニキビや黄ニキビは炎症が起きている状態です。炎症が進むと膿がたまる「黄ニキビ」になり、さらに悪化すると皮膚の奥深くまで炎症が広がる「硬結(こうけつ)」や「嚢腫(のうしゅ)」へと発展することもあります。

市販薬や基礎化粧品でのケアで改善するケースもありますが、以下のような状態にあてはまる場合は皮膚科への受診を検討することをおすすめします。

ニキビが2〜3週間以上続いており、自然に改善しない場合です。また、顔全体や背中・胸など広い範囲にわたってニキビが出ている場合も受診が望ましいといえます。さらに、ニキビが痛みを伴う、腫れが強い、膿が出るといった状態も炎症が進んでいるサインです。加えて、ニキビが繰り返し同じ場所にできる、治った後に赤みや黒ずみ・凹みが残るといった場合も、皮膚科的なアプローチが効果的です。

ニキビは「たかがニキビ」と軽視されがちですが、適切な治療をしないまま放置すると、色素沈着やクレーターと呼ばれる凹凸の跡が残ることがあります。特に思春期以降の大人のニキビは、ホルモンバランスや生活習慣が複雑に絡み合っているため、専門家のアドバイスを受けることで改善が早まることが多いです。

Q. ニキビ治療は健康保険が適用されますか?

ニキビ(尋常性痤瘡)は皮膚疾患に分類されるため、皮膚科での診察や薬の処方には健康保険が適用されます。一般的な3割負担の場合、初回受診では診察料と薬代を合わせて2,000〜4,000円程度が目安です。

📌 ニキビ治療は保険適用になる?基本的な考え方

「ニキビって美容の問題だから保険は使えないんじゃないか」と思っている方もいるかもしれません。しかし、ニキビ(尋常性痤瘡)は立派な皮膚疾患であり、保険診療の対象になります。日本の健康保険制度では、疾患の治療を目的とした医療行為に保険が適用されます。ニキビもその例外ではなく、皮膚科で診察を受けて薬を処方してもらうといった標準的な治療であれば、基本的に健康保険が使えます。

ただし、「治療」と「美容的改善」の境界線は重要です。たとえば、炎症を抑える薬の処方やニキビそのものを治療する行為は保険適用になりますが、ニキビ跡を目立たなくするためのレーザー治療やケミカルピーリングといった施術は、原則として保険適用外(自由診療)となります。

また、保険診療を受けるためには、保険証を持って医療機関を受診することが必要です。美容皮膚科やクリニックによっては、保険診療と自由診療の両方を提供している場合もありますので、受診前に確認しておくと安心です。

保険診療の大きなメリットは費用の自己負担が抑えられることです。一般的に3割負担であれば、診察と処方薬を合わせても数百円〜数千円程度で治療を受けることができます。「市販薬をいろいろ試してきたけれど効果がなかった」という方にとっては、皮膚科での保険診療を受けることで、より効果的な薬を低コストで手に入れられる可能性があります。

✨ 皮膚科で保険適用になるニキビ治療の内容

皮膚科でニキビの保険診療を受けると、どのような治療が行われるのでしょうか。主な内容をご説明します。

まず基本となるのは、診察と問診です。皮膚科医がニキビの状態を確認し、重症度や種類を判断します。いつ頃からニキビが気になりはじめたか、どのような部位にできやすいか、普段のスキンケアや生活習慣、使用中の薬などについてもヒアリングされることが多いです。

次に、診断に基づいて治療薬が処方されます。ニキビの程度に合わせて、塗り薬(外用薬)や飲み薬(内服薬)が処方されます。具体的な薬の種類については次のセクションで詳しく解説します。

また、皮膚科によっては面ぽう圧出(めんぽうあっしゅつ)という処置が行われる場合もあります。これは、毛穴に詰まった皮脂や角栓をスプーン状の器具を使って押し出す処置で、適切に行うことでニキビの悪化を防ぐ効果が期待できます。この処置自体は保険適用になる場合があります(「面皰圧出法」として保険点数が設定されています)。

一方、保険診療の枠内では行えない処置もあります。ケミカルピーリング、レーザー治療、光治療(フォトフェイシャルなど)、注射による治療(ヒアルロン酸などの注入)といった施術は自由診療となるため、全額自己負担となります。これらはニキビそのものの治療というより、肌質改善や跡のケアを目的としていることが多く、医療保険の対象外とされています。

なお、皮膚科を受診するたびに再診料がかかります。処方薬を使い切った場合や、症状の変化があった場合は再受診が必要です。慢性的なニキビで継続的に通院する場合は、こうした受診の流れを理解しておくと管理しやすくなります。

Q. 皮膚科でニキビに処方される薬にはどんな種類がありますか?

皮膚科では外用薬と内服薬が保険適用で処方されます。外用薬の代表はアダパレン(ディフェリンゲル)や過酸化ベンゾイル(ベピオゲル)で、炎症が強い場合はミノサイクリンなどの抗菌薬内服薬も使用されます。体質によっては漢方薬が選ばれることもあります。

🔍 皮膚科でニキビに処方される主な薬の種類

皮膚科でニキビ治療に使われる保険適用の薬には、大きく分けて外用薬(塗り薬)と内服薬(飲み薬)があります。それぞれの特徴と代表的な種類をご紹介します。

✅ 外用薬(塗り薬)

ニキビ治療における外用薬は、アクネ菌の増殖を抑えたり、皮脂の分泌を調整したり、毛穴の詰まりを改善したりするために使用されます。主な種類は以下のとおりです。

アダパレン(商品名:ディフェリンゲル)は、ビタミンA誘導体に分類される薬で、毛穴の詰まりを解消し、新しいニキビの発生を予防する効果があります。2009年に日本でも保険適用となり、現在では多くの皮膚科で処方されています。使い始めは乾燥や赤みが出やすいため、少量から慣らしていく使い方が推奨されることが多いです。

過酸化ベンゾイル(商品名:ベピオゲルなど)は、アクネ菌に対して強い殺菌作用を持つ薬です。耐性菌が生じにくいという特徴があり、近年では単剤だけでなく、アダパレンとの配合剤(エピデュオゲル)も保険適用されています。漂白作用があるため、衣類や寝具に付着すると脱色することがあります。

クリンダマイシン(商品名:ダラシンTゲルなど)は、抗菌薬の一種で、アクネ菌の増殖を抑える作用があります。単剤での使用は耐性菌のリスクがあるため、近年は過酸化ベンゾイルとの配合剤(デュアックなど)が使われることも増えています。

その他、古くから使用されているイオウカンフルローションや、炎症を抑えるステロイド外用薬が補助的に使用されることもあります。ただしステロイドはニキビを悪化させる場合もあるため、皮膚科医の適切な判断のもとで使用されます。

📝 内服薬(飲み薬)

外用薬だけでは効果が不十分な場合や、炎症が強い場合には内服薬が処方されることがあります。

抗菌薬の内服は、アクネ菌の増殖を全身的に抑えるために使用されます。ミノサイクリン(商品名:ミノマイシンなど)やドキシサイクリン(商品名:ビブラマイシンなど)といったテトラサイクリン系抗菌薬が代表的です。また、マクロライド系のロキシスロマイシンやクラリスロマイシンも使用されることがあります。ただし、抗菌薬の長期使用は耐性菌の問題があるため、必要最小限の期間で使用することが原則とされています。

漢方薬も保険適用で処方されることがあります。ニキビに使われる代表的な漢方には、清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)、十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などがあります。体質や症状に合わせて選ばれるため、皮膚科医や漢方専門医に相談することが重要です。

ビタミン剤(ビタミンB2・B6など)も皮脂の分泌を抑える補助的な薬として処方されることがありますが、効果には個人差があります。

なお、重症ニキビに対して非常に高い効果を持つイソトレチノイン(アキュテイン等)という薬がありますが、日本では保険適用外であり、国内未承認薬のため自由診療での使用となります。海外では標準的な治療薬として広く使われていますが、日本での使用には注意が必要です。

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💪 保険診療でのニキビ治療にかかる費用の目安

皮膚科でニキビの保険診療を受けた場合、実際にどのくらいの費用がかかるのかを把握しておくと安心です。費用は受診する医療機関の規模(クリニックか病院か)、処方される薬の種類と量、受診回数などによって異なりますが、ここでは一般的な目安をご紹介します。

保険診療では、医療費の自己負担割合は年齢や所得によって異なりますが、一般的な成人(6歳〜70歳未満)は3割負担です。70歳以上の方は1〜2割負担となる場合があります。

初診の場合、診察料(初診料)と処方箋料を合わせた窓口負担は、3割負担で概ね700〜1,200円程度が目安です(医療機関の規模や加算によって変わります)。さらに、調剤薬局での薬剤費が加わります。

処方薬の費用は種類によって異なります。アダパレンゲル(ディフェリン)の場合、1本(15g)あたりの薬価は1,000〜2,000円程度で、3割負担では300〜600円程度の自己負担となります。過酸化ベンゾイルや配合剤(エピデュオなど)も同程度の費用感です。抗菌薬の内服薬(ミノサイクリンなど)は1〜2週間分で数百円程度が目安です。

調剤薬局での調剤基本料や薬剤師による指導料なども加算されるため、薬局での支払いは薬剤費だけでなく数百円程度上乗せされることが多いです。

再診の場合は初診料より安い再診料が算定されるため、毎月継続して通院する場合は初回より少ない費用で済むことが一般的です。再診時の窓口負担は、3割負担で診察料と処方箋料を合わせて400〜800円程度が目安です(同じく医療機関の規模や加算によります)。

以上をまとめると、初回受診では診察料+薬代で合計2,000〜4,000円程度、2回目以降は1,000〜3,000円程度が一般的な目安となります。これらはあくまで概算であり、実際の金額は受診する医療機関や使用する薬によって変わります。不安な場合は受診前に電話で確認するか、受付で聞いてみるとよいでしょう。

市販薬を繰り返し購入するよりも、皮膚科で適切な薬を処方してもらうほうがトータルコストを抑えられるケースも少なくありません。特に、市販薬で改善しなかった方には、保険診療の受診をぜひ検討していただきたいと思います。

Q. ニキビ跡のレーザー治療は保険適用になりますか?

ニキビ跡へのレーザー治療やケミカルピーリング、光治療(IPLなど)は美容・肌質改善を目的とした施術とみなされるため、保険適用外の自由診療となり全額自己負担です。費用は施術の種類や範囲により1回数千円〜数万円程度が目安となります。

🎯 保険が使えない治療(自由診療)との違い

皮膚科やクリニックでは、保険診療に加えて自由診療(美容皮膚科的な治療)も提供されている場合があります。保険診療と自由診療の違いをきちんと理解しておくことが大切です。

保険診療は、国が定めた治療法・薬剤に限られており、医療機関が独自に価格を設定することはできません。一方、自由診療は保険適用外の治療であり、医療機関が自由に料金を設定できます。そのため、同じ治療でもクリニックによって料金が大きく異なる場合があります。

ニキビ治療において自由診療となる代表的なメニューをいくつかご紹介します。

ケミカルピーリングは、酸性の薬剤を使って皮膚の古い角質を取り除き、毛穴の詰まりを改善したり肌のターンオーバーを促したりする施術です。ニキビや肌荒れの改善に一定の効果があるとされています。費用は1回5,000〜15,000円程度が多く、複数回の施術が必要なことが一般的です。

レーザー治療は、ニキビそのものや毛穴の黒ずみ、ニキビ跡の赤み・色素沈着を改善するために使われます。フラクショナルレーザーやCO2レーザーなど種類があり、費用は施術の種類や範囲によって数万円〜十数万円と幅があります。

光治療(IPL・フォトフェイシャルなど)は、特定の波長の光を使ってニキビ菌を殺菌したり、肌の赤みや色素沈着を改善したりする施術です。ダウンタイムが少ないのが特徴で、費用は1回10,000〜30,000円程度が多いです。

ニキビ跡のクレーター(凹みの跡)に対するサブシジョン(皮下を針でほぐす処置)やヒアルロン酸・コラーゲン注入なども自由診療です。

保険診療と自由診療を組み合わせた治療を行っているクリニックもあります。たとえば、保険診療で薬を処方しながら、自由診療でピーリングを加えるといった形です。ただし、保険診療と自由診療を同じ日の同じ受診で混在させること(混合診療)は原則として認められていません(一部例外あり)。受診の際には、どの治療が保険適用でどの治療が自由診療なのかを、担当医師や受付スタッフに確認することを強くおすすめします。

💡 皮膚科受診の流れと診察時のポイント

「皮膚科を受診したいけれど、どんな流れで診察が進むのかわからない」という方のために、一般的な受診の流れと、より良い治療を受けるためのポイントをご説明します。

🔸 受診の流れ

まず予約についてですが、皮膚科によって予約制・予約不要・一部予約制など対応が異なります。近年はオンライン予約ができるクリニックも増えており、待ち時間を短縮できるメリットがあります。

受付では保険証を提示し、問診票に記入します。問診票には、ニキビの症状がいつ頃から始まったか、使用中の薬やアレルギーの有無、現在の肌のケア方法などを記入する欄があることが多いです。できるだけ詳しく正確に記入することで、医師が適切な治療法を選択しやすくなります。

診察では、医師がニキビの状態を直接観察します。必要に応じて、ニキビの数や分布、重症度をチェックします。問診では、生活習慣(睡眠・食事・ストレス)、スキンケアの方法、ホルモンバランスに関する症状(生理不順など)についても確認されることがあります。

診察の後、治療方針の説明と薬の処方が行われます。処方箋を受け取り、調剤薬局で薬を受け取って完了です。薬の使い方や注意点について薬剤師からも説明を受けられます。

⚡ 診察時のポイント

診察をより有意義なものにするために、事前に以下の点を準備・確認しておくとよいでしょう。

現在使用している化粧品やスキンケア用品の成分・ブランドを把握しておくことは重要です。使用している化粧品がニキビの原因や悪化因子になっている可能性があり、医師が判断する際の参考になります。

いつどの部位にニキビができやすいか、生理周期との関連性があるかどうかを把握しておくことも有益です。ホルモンの影響によるニキビ(ホルモン痤瘡)は、治療アプローチが通常と異なる場合があります。

今まで試した市販薬や化粧品と、その効果・副作用についてメモしておくと、医師が重複した薬を処方するリスクを避けられます。

処方された薬の使い方について、疑問や不安があれば診察中や薬局での受け取り時に積極的に質問しましょう。「いつ塗るのか」「どのくらいの量を使うのか」「日焼け止めは塗ってもよいか」など、日常的な疑問を解決しておくことで、治療効果が高まります。

治療を始めてしばらくは、肌が悪化したように見える「初期悪化」が起こることがあります。特にアダパレンや過酸化ベンゾイルを使い始めた際には赤みや乾燥が出やすいですが、これは多くの場合一時的なものです。不安な場合は自己判断で薬を中止せず、皮膚科医に相談することが大切です。

Q. ニキビを悪化させないために日常でできるケアは何ですか?

ニキビ悪化防止には、泡立てた洗顔料で優しく洗う・ノンコメドジェニックテスト済みの保湿剤と日焼け止めを使用する・糖質過多な食事を避けるといったケアが有効です。睡眠不足やストレスも皮脂分泌を増やすため、十分な睡眠とストレス管理も重要です。

📌 ニキビを悪化させないための日常ケア

皮膚科での治療と並行して、日常生活でのケアも非常に重要です。薬による治療効果を最大限に引き出すためにも、生活習慣やスキンケアの見直しを意識してみましょう。

🌟 洗顔の方法

洗いすぎると肌の潤いが奪われ、バリア機能が低下してニキビが悪化することがあります。朝晩1回ずつ、泡立てたやわらかい泡で優しく洗い、ぬるま湯でよくすすぐのが基本です。洗顔後はタオルでゴシゴシこすらず、優しく押さえるように水分を取りましょう。

💬 保湿ケア

ニキビができているからといって保湿を省くのはNGです。肌が乾燥すると皮脂の過剰分泌が起こり、毛穴が詰まりやすくなります。ノンコメドジェニックテスト済み(ニキビのもとになりにくいことをテストした)と記載のある化粧品を選ぶと安心です。油分が少なめで肌なじみの良いジェルタイプやローションタイプの保湿剤が使いやすいでしょう。

✅ 日焼け止めの使用

紫外線はニキビの炎症を悪化させたり、ニキビ跡の色素沈着を濃くしたりする原因になります。特にアダパレンなどを使用していると肌が紫外線に敏感になるため、日焼け止めの使用は必須です。こちらもノンコメドジェニックテスト済みのものを選ぶとよいでしょう。

📝 食生活の見直し

食事とニキビの関係については科学的なエビデンスがまだ積み上げられている段階ですが、糖質の多い食事(高GI食品)や乳製品の摂取がニキビを悪化させる可能性があるという研究報告があります。バランスの良い食事を心がけ、特に野菜・果物・魚・発酵食品などを積極的に取り入れることが肌の状態改善につながると考えられています。

🔸 生活習慣の改善

睡眠不足やストレスは、ホルモンバランスを乱し、皮脂の過剰分泌やニキビ悪化につながります。十分な睡眠(7〜8時間が目安)をとること、ストレスをためこまないよう意識することが大切です。また、スマートフォンやヘルメット、眼鏡のフレームなどが肌に触れる刺激もニキビを悪化させる場合があります。こうした物理的な刺激を減らすことも意識してみましょう。

⚡ ニキビを触らない・潰さない

気になるからといってニキビを手で触ったり、むやみに潰したりするのは厳禁です。手には多くの細菌が付着しており、触ることで炎症が悪化したり、別の箇所にニキビを広げてしまう可能性があります。また、無理に潰すことで毛穴周辺の組織にダメージを与え、凹みや色素沈着などの跡が残りやすくなります。皮膚科で行う面ぽう圧出は専用の器具を使って適切に行うものであり、自己流での処置はリスクが高いのです。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、「市販薬を試してみたけれどなかなか改善しない」というお悩みで受診される患者様が多く、保険診療の範囲内でアダパレンや過酸化ベンゾイルなどの外用薬を中心に、一人ひとりのニキビの状態や肌質に合わせた治療をご提案しています。最近の傾向として、ニキビを「美容の問題」と捉えて受診をためらわれている方も少なくありませんが、尋常性痤瘡は皮膚疾患であり、早めに適切な治療を始めることで色素沈着やクレーターといった跡を残さずに済むケースが多くあります。どうかひとりで悩まず、気になる症状があればお気軽にご相談ください。」

✨ よくある質問

ニキビ治療は保険適用で受けられますか?

はい、ニキビ(尋常性痤瘡)は皮膚疾患であるため、皮膚科での診察・薬の処方は健康保険が適用されます。一般的な3割負担の場合、初回受診では診察料と薬代を合わせて2,000〜4,000円程度が目安です。ただし、ケミカルピーリングやレーザー治療などは自由診療となり、全額自己負担となります。

皮膚科ではニキビにどんな薬が処方されますか?

主に外用薬と内服薬が処方されます。外用薬ではアダパレン(ディフェリンゲル)や過酸化ベンゾイル(ベピオゲル)などが代表的です。炎症が強い場合はミノサイクリンなどの抗菌薬の内服薬が処方されることもあります。体質に合わせて漢方薬が選択されるケースもあり、いずれも保険適用で処方可能です。

市販薬で改善しないニキビも皮膚科で治せますか?

はい、当院でも「市販薬を試したが改善しない」というお悩みで受診される患者様が多くいらっしゃいます。皮膚科では症状や肌質に合わせた処方薬を提供できるため、市販薬より高い効果が期待できます。早めに受診することで、色素沈着やクレーターなどの跡を残さずに済むケースも多くあります。

ニキビ跡のレーザー治療も保険適用になりますか?

ニキビ跡へのレーザー治療やケミカルピーリング、光治療(IPLなど)は美容・肌質改善を目的とした施術とみなされるため、保険適用外の自由診療となります。費用は施術の種類や範囲によって異なり、1回数千円〜数万円程度が目安です。保険診療と自由診療のどちらを選ぶか、受診時に担当医師へご相談ください。

皮膚科受診時に準備しておくことはありますか?

より適切な診察を受けるために、以下を事前に確認しておくと役立ちます。①現在使用中のスキンケア用品や化粧品の種類、②ニキビができ始めた時期や部位・生理周期との関連、③これまで試した市販薬とその効果・副作用です。問診票にできるだけ詳しく記入することで、医師が最適な治療法を選択しやすくなります。

🔍 まとめ

この記事では、ニキビ治療と保険適用の関係について詳しく解説してきました。最後に重要なポイントを整理しておきましょう。

ニキビ(尋常性痤瘡)は立派な皮膚疾患であり、皮膚科での保険診療を受けることができます。保険適用の治療では、診察・外用薬・内服薬の処方を3割負担(一般的な場合)で受けることができ、初回受診でも概ね2,000〜4,000円程度の費用が目安です。処方薬としては、アダパレン(ディフェリン)や過酸化ベンゾイル(ベピオ)などの外用薬、抗菌薬の内服薬、漢方薬などが用いられます。

一方、ケミカルピーリングやレーザー治療、光治療などは自由診療(保険適用外)となり、全額自己負担となります。これらはニキビ跡の改善や美容目的に活用されるメニューです。保険診療と自由診療の違いを理解した上で、自分の症状や目的に合った治療を選ぶことが大切です。

市販薬を使っても改善しない、繰り返しニキビができる、跡が気になるといった方は、ぜひ一度皮膚科への受診を検討してみてください。皮膚科医による適切な診断と処方薬を使った治療は、セルフケアに比べて格段に効果的であることが多いです。また、日常のスキンケアや生活習慣の見直しも、治療効果を高めるうえで非常に重要です。

アイシークリニック渋谷院では、ニキビをはじめとする皮膚のお悩みについて、患者様一人ひとりの状態に合わせた丁寧な対応を心がけています。保険診療・自由診療についての詳細や、ご自身の症状に合った治療についてのご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 日本皮膚科学会が策定した「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン」に基づき、ニキビ(尋常性痤瘡)の診断基準・重症度分類・推奨治療薬(アダパレン・過酸化ベンゾイル・抗菌薬など)の根拠として参照
  • 厚生労働省 – 保険診療の仕組み・自己負担割合(3割負担・高齢者の負担割合など)・混合診療の原則禁止に関する制度的説明の根拠として参照
  • PubMed – 食事(高GI食品・乳製品)とニキビ悪化の関連性、および外用薬(アダパレン・過酸化ベンゾイル)の有効性・耐性菌リスクに関する科学的エビデンスの根拠として参照
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