⚡ 「ワキガが気になるけど、手術はこわい…」そんなあなたに、知ってほしい治療法があります。
実は今、注射だけでワキガの臭いを改善できる「ボトックス治療」が20〜30代を中心に急増中。でも、「本当に効くの?」「どのくらい続くの?」と疑問を持つ方がほとんどです。
💡 この記事を読めば、仕組み・効果・持続期間・注意点まで、すべてわかります。
🚨 この記事を読まないまま治療を選ぶと、自分に合わない方法を選んでしまうリスクがあります。手術以外の選択肢を検討しているすべての方、ぜひ最後まで読んでください。
20代女性・読者の声
「手術はダウンタイムが不安で…。ボトックスって注射だけで臭いが消えるって本当ですか?仕事休まなくていいなら試してみたい!」
✅ この記事でわかること
- 📌 ボトックスがワキガに効く仕組みと理由
- 📌 効果が出るまでの期間と持続期間(3〜6ヶ月)
- 📌 自分がボトックス向きかどうかの判断基準
- 📌 手術との違いと正しい使い分け方
- 📌 治療前に絶対知っておくべき注意点
目次
- ワキガとはどんな状態なのか
- ボトックス注射とはどんな治療か
- ワキガにボトックスが効く仕組み
- ボトックスによるワキガ治療の効果
- 効果が出るまでの期間と持続期間
- ボトックス治療の流れと施術内容
- ボトックス治療の向いている人・向いていない人
- ボトックス治療のメリットとデメリット
- 手術との違いと使い分け
- ボトックス治療を受ける前に知っておくべきこと
- まとめ
この記事のポイント
ワキガへのボトックス注射はアポクリン汗腺への神経伝達を遮断し臭いを軽減する治療法で、効果は注射後2〜7日で現れ3〜6ヶ月持続する。低侵襲でダウンタイムが少なく軽度〜中等度のワキガに有効だが根治ではなく定期的な施術が必要なため、アイシークリニックでは個人の状態に合わせた治療プランを提案している。
💡 ワキガとはどんな状態なのか
ワキガとは、脇の下から発生する特有の臭いのことを指します。医学的には「腋臭症(えきしゅうしょう)」と呼ばれる状態で、皮膚に存在する汗腺の一種「アポクリン汗腺」の過剰な分泌が主な原因とされています。
人間の汗腺には、主に2種類あります。一つはエクリン汗腺と呼ばれる汗腺で、体中に広く分布しており、体温調節のためにサラサラした汗を分泌します。エクリン汗腺から出る汗はほとんど無臭です。
もう一つがアポクリン汗腺です。アポクリン汗腺は脇の下や陰部など特定の場所に集中して存在しており、脂質やタンパク質を含んだ粘度の高い汗を分泌します。このアポクリン汗腺から分泌された汗が、皮膚の表面に存在する細菌によって分解されると、独特の臭い成分が生成されます。この臭い成分が空気中に拡散することで、他人にも感知されるような独特の体臭となります。
ワキガは遺伝的な要因が強いと言われており、親や親族にワキガの人がいる場合、子どもに遺伝する確率が高くなります。また、アポクリン汗腺の数は人によって異なり、数が多いほど臭いが強くなる傾向があります。
ワキガの強さには個人差があり、軽度の場合は自分でも気づかないことがありますが、重度の場合は洋服に臭いが染み付いたり、周囲の人が気づくほど強い臭いが出たりすることもあります。また、ワキガの人は耳垢が湿っている(湿性耳垢)ことが多く、これもアポクリン汗腺の活動が活発であることと関連しています。
多汗症とワキガは混同されることがありますが、厳密には異なります。多汗症はエクリン汗腺から過剰に汗が出る状態であり、汗の量が問題になります。一方でワキガはアポクリン汗腺から分泌される汗の質の問題です。ただし、両方を同時に持っている方も多く、その場合は汗の量が多い分、臭いが広がりやすくなることがあります。
Q. ワキガとはどんな状態で、なぜ臭いが発生するのか?
ワキガ(腋臭症)は、脇の下のアポクリン汗腺から分泌された脂質・タンパク質を含む汗が、皮膚の細菌に分解されることで独特の臭い成分が生成される状態です。遺伝的要因が強く、アポクリン汗腺の数が多いほど臭いが強くなる傾向があります。
📌 ボトックス注射とはどんな治療か
ボトックス注射とは、ボツリヌス菌が産生するボツリヌストキシン(ボツリヌス毒素)を精製・希釈した製剤を体に注射する医療行為です。ボツリヌストキシンは神経と筋肉の間の信号伝達を一時的にブロックする作用があり、筋肉の過剰な収縮を抑えたり、汗腺の分泌を抑制したりすることができます。
ボトックス注射は1980年代からアメリカで医療目的に使用されており、現在では美容医療分野だけでなく、様々な疾患の治療にも広く用いられています。日本でも厚生労働省が承認した製剤が使用されており、適切な用量・用法を守れば安全性の高い治療法とされています。
美容分野では、表情じわの改善や小顔効果(咬筋縮小)などに使われることが多いですが、医療分野では首の筋肉が不随意に動く「痙性斜頸」や、まぶたが閉じなくなる「眼瞼痙攣」、さらには多汗症の治療にも使用されています。
ボトックスという名前は特定のメーカーの商品名(アラガン社)ですが、日本では同様の製剤全般を指す言葉として広く使われています。クリニックによって使用する製剤の種類が異なる場合がありますが、作用の仕組みは基本的に同じです。
注射の効果は永久ではなく、時間が経つと神経の機能が回復し、効果が薄れていきます。この点が手術との大きな違いです。効果が一時的であることは、デメリットでもありますが、体へのダメージが少なく可逆的である点ではメリットにもなります。
✨ ワキガにボトックスが効く仕組み
ワキガにボトックスが効果を発揮する仕組みを理解するには、まず汗腺がどのように分泌をコントロールしているかを知る必要があります。
アポクリン汗腺もエクリン汗腺も、神経の指令を受けて汗を分泌します。この指令は自律神経の一つである交感神経から発せられ、神経末端から「アセチルコリン」という神経伝達物質が放出されることで汗腺に分泌の命令が伝わります。
ボツリヌストキシンは、この神経末端からのアセチルコリンの放出を阻害する働きを持っています。具体的には、アセチルコリンを含む小胞(ベシクル)が神経末端の膜と融合するために必要なタンパク質(SNAREタンパク質)を切断することで、アセチルコリンの放出を抑制します。
脇の下にボトックスを注射すると、この仕組みによってアポクリン汗腺への神経伝達がブロックされ、汗腺の分泌が抑制されます。アポクリン汗腺から分泌される汗の量が減ることで、皮膚の細菌が分解できる物質も少なくなり、結果としてワキガの臭いが軽減されるのです。
また、ボトックスはエクリン汗腺への神経伝達も同様にブロックするため、多汗症の治療にも使用されます。ワキガと多汗症を同時に持っている方にとっては、一度の治療で両方の悩みにアプローチできるという点も利点の一つです。
注目すべき点は、ボトックスは汗腺そのものを破壊するわけではないという点です。神経からの信号を一時的にブロックするだけなので、時間が経つと神経が回復し、汗腺は再び機能するようになります。これが効果が持続する期間に限りがある理由です。
Q. ワキガへのボトックス注射はどんな仕組みで効果を発揮するのか?
ボトックス注射に含まれるボツリヌストキシンは、神経末端からのアセチルコリン放出を阻害します。脇の下に注射することでアポクリン汗腺への神経伝達がブロックされ、汗の分泌が抑制されます。結果として細菌が分解できる物質が減り、ワキガの臭いが軽減されます。
🔍 ボトックスによるワキガ治療の効果
ボトックス注射によるワキガ治療の効果については、臨床的な研究や多くの治療経験から一定の有効性が認められています。具体的にどのような効果が期待できるのかを見ていきましょう。
まず最も期待できる効果は、ワキガ特有の臭いの軽減です。アポクリン汗腺からの分泌が抑制されることで、臭いの元となる物質が減り、臭いが気にならなくなる方が多くいます。効果の程度は個人差がありますが、軽度から中等度のワキガであれば、多くの場合で満足のいく改善が見られます。
次に、発汗量の減少という効果があります。アポクリン汗腺だけでなく、エクリン汗腺への作用も期待できるため、脇の下の汗の量全体が減ります。これにより、洋服の汗じみが気になりにくくなるという実感を持つ方も多くいます。
さらに、ストレスや精神的な負担の軽減という間接的な効果もあります。ワキガの臭いは自分自身では気づきにくい場合もありますが、気になっている方にとっては常に不安の種となっています。治療によって臭いが改善されると、人前での緊張が和らいだり、積極的に社会生活を楽しめるようになったりする方もいます。
ただし、ボトックス治療が効果的でない場合もあります。重度のワキガや、アポクリン汗腺の数が非常に多い方では、効果が十分に得られないことがあります。また、ボトックスはあくまで一時的な抑制であるため、完全にワキガを根治することはできません。根本的な改善には手術が必要になる場合もあります。
臭いの改善度合いについては、個人差が大きいため、初回治療では「思ったより効果が薄かった」と感じる方もいれば、「想像以上に改善した」と感じる方もいます。効果が不十分な場合には、投与量を調整して再治療を行うことで、より高い効果が得られることもあります。
💪 効果が出るまでの期間と持続期間
ボトックス治療を考える上で、多くの方が気になるのが「いつから効果が出るのか」「どのくらい効果が続くのか」という点です。これらは治療を選択する上でとても重要な情報ですので、詳しく説明します。
効果が出るまでの期間については、注射後すぐに効果が現れるわけではありません。ボツリヌストキシンが神経末端に作用し、アセチルコリンの放出を抑制するまでに一定の時間がかかります。一般的には注射後2〜7日程度で効果が現れ始め、2週間前後で最大の効果が得られると言われています。
個人差もあり、代謝が早い方や体質によっては効果が出るまでに2週間以上かかることもあります。注射直後に「あまり変わっていない」と感じても、焦らず2週間程度は様子を見ることが大切です。
次に効果の持続期間についてですが、ワキガへのボトックス治療の効果は一般的に3〜6ヶ月程度持続すると言われています。ただしこれはあくまでも目安であり、個人の体質や代謝の速さ、使用した薬剤の量などによって大きく変わります。
効果が続く期間には個人差があり、3ヶ月程度で効果が薄れる方もいれば、6ヶ月以上効果が持続する方もいます。体の代謝が速い方ほど、ボトックスの効果が早く薄れる傾向があります。また、初回よりも2回目、3回目と繰り返し治療を受けることで、効果の持続期間が延びることがあるとも言われています。
施術を受ける時期については、夏場に向けて臭いが気になりやすい季節の前に受けるのが効果的です。たとえば3〜4月頃に施術を受けることで、夏の暑い時期に効果が最大限に発揮されるよう計画することができます。
効果が薄れてきたと感じたら、再度注射を受けることで効果を維持することが可能です。ただし、あまりに短期間で繰り返し注射を受けることは推奨されないため、前回の施術からの間隔については担当医師と相談しながら決めることが大切です。一般的には3ヶ月以上の間隔を空けることが推奨されることが多いです。

🎯 ボトックス治療の流れと施術内容
実際にボトックス治療を受ける際の流れについて、初めての方でも安心して理解できるように解説します。
まず最初のステップはカウンセリングです。クリニックで医師による問診とカウンセリングを受けます。ここでは現在の症状(臭いの程度、発汗量など)、既往歴やアレルギーの有無、服用中の薬の確認などが行われます。また、治療の内容や期待できる効果・リスクについての説明を受け、疑問点を相談する機会でもあります。
カウンセリングの後、治療に同意が得られた場合に施術の準備が始まります。脇の下を清潔にし、必要に応じてひげ剃りや除毛を行います。施術前に脇の下の汗をかかせてヨウ素デンプン反応を利用したテスト(ミノール法)を行い、発汗している部位を可視化することで、注射を打つべき範囲を正確に把握するクリニックもあります。
施術は麻酔クリームや冷却などで痛みを軽減した上で行われることが多いです。注射針を使って脇の下の皮膚に数十か所(通常は片側15〜20か所程度)、均等に薬剤を注入していきます。施術時間は両脇合わせて15〜30分程度が一般的です。
注射の際には多少の痛みを感じることがありますが、細い針を使用するため大きな痛みはないとされています。ただし、痛みの感じ方には個人差があるため、不安な方は施術前に医師に相談してみると良いでしょう。
施術後はクリニックでしばらく経過観察した後、問題がなければ帰宅できます。ダウンタイムはほとんどなく、当日から通常の生活を送ることが可能です。ただし、注射部位への強いマッサージや激しい運動、入浴(シャワーは当日から可能なことが多い)については、当日は控えるように指示されることが一般的です。
施術後2週間程度で効果を確認し、必要に応じて追加注射を行う場合もあります。初回は薬剤の量を控えめにして様子を見ることもあるため、効果が不十分だった場合には遠慮なく担当医師に相談することが大切です。
Q. ボトックス治療の効果はいつ出て、どのくらい持続するか?
ワキガへのボトックス治療は、注射後2〜7日程度で効果が現れ始め、2週間前後で最大の効果が得られます。持続期間は個人差がありますが、一般的に3〜6ヶ月程度です。体の代謝が速い方ほど効果が薄れやすく、繰り返し施術を受けると持続期間が延びる場合もあります。
💡 ボトックス治療の向いている人・向いていない人
ボトックスによるワキガ治療は多くの方に有効ですが、誰にでも向いているわけではありません。治療が特に向いている人と、注意が必要な人・向いていない人について説明します。
まず、ボトックス治療が向いている方の特徴を挙げます。
軽度〜中等度のワキガや多汗症の方には特に効果が期待できます。臭いは気になるが日常生活に大きな支障はない、という程度の方が多く当てはまります。また、手術には抵抗があるが何らかの治療をしたいと考えている方にも、低侵襲な選択肢として適しています。
ダウンタイムが取れない方にも向いています。施術当日から通常の生活がほぼ可能であるため、仕事や学校を長期間休む必要がありません。入学式や就職、結婚式など大切なイベントの前に臭いを改善したいという方にも、計画的に受けることができます。
また、手術を検討しているが一度ボトックスで試してみたいという方にも適しています。まずボトックスで効果を確認した上で、それ以上の改善を求めて手術を選択するという段階的なアプローチが可能です。
一方で、ボトックス治療が適さない場合や注意が必要な方もいます。
妊娠中・授乳中の方は、安全性が確立されていないためボトックス治療を受けることができません。また、神経筋疾患(重症筋無力症、筋萎縮性側索硬化症など)のある方は、ボツリヌストキシンの影響が予測困難なため禁忌とされています。
ボトックス製剤の成分に対してアレルギーがある方も治療が受けられません。また、アミノグリコシド系抗生物質など一部の薬剤との相互作用があるため、服用中の薬がある方は必ず事前に申告することが重要です。
重度のワキガで手術の適応があると判断される方については、ボトックスでは十分な改善が得られない可能性があり、根本的な解決には手術が適している場合があります。担当医師の診断のもとで最適な治療法を選択することが大切です。
📌 ボトックス治療のメリットとデメリット
ワキガのボトックス治療を検討するにあたって、メリットとデメリットを正確に把握しておくことが重要です。両面を理解した上で、自分に合った治療法を選びましょう。
まずメリットについて整理します。
一つ目は低侵襲であることです。手術のようにメスを入れる必要がなく、注射のみで治療が完結します。傷跡が残らず、体への負担も比較的小さいため、ハードルが低く感じられる方も多いです。
二つ目はダウンタイムがほぼないことです。施術後すぐに日常生活に戻れるため、多忙な方や長期休暇が取りにくい方でも受けやすい治療法です。
三つ目は短時間で施術が完了することです。カウンセリングを含めても1〜2時間程度で終わることが多く、気軽に受けられます。
四つ目は可逆性があることです。効果が一時的であるため、万が一副作用が出た場合でも時間とともに改善することがほとんどです。永久的な変化を望まない方にとっては安心感があります。
五つ目は多汗症にも同時に効果があることです。ワキガと多汗症を併せ持つ方にとっては、一度の治療で両方にアプローチできる点は大きな利点です。
次に、デメリットについても正直にお伝えします。
一つ目は効果が一時的であることです。3〜6ヶ月で効果が薄れるため、効果を維持するには定期的に施術を繰り返す必要があります。長期的なコストを考えると、繰り返し受け続ける場合には手術と比較しても費用がかかることがあります。
二つ目は根治ではないことです。アポクリン汗腺の機能を一時的に抑えるだけで、汗腺そのものをなくすことはできません。臭いの根本原因にアプローチする手術とは、この点で大きく異なります。
三つ目は費用が保険適用外であることがほとんどという点です。ワキガへのボトックス治療は基本的に自由診療となるため、費用は全額自己負担となります。クリニックによって料金は異なりますが、1回の施術に数万円程度かかることが一般的です。
四つ目は副作用が出ることがある点です。稀に注射部位の内出血、腫れ、一時的な筋力低下などが起こることがあります。これらは通常時間とともに回復しますが、施術前に十分な説明を受けておくことが大切です。
Q. ワキガのボトックス治療と手術はどう使い分けるべきか?
ボトックス治療は低侵襲でダウンタイムがほぼなく、軽度〜中等度のワキガに適していますが、効果は3〜6ヶ月の一時的なものです。手術はアポクリン汗腺を根本的に除去するため長期的な改善が期待できます。アイシークリニックでは、まずボトックスで試してから手術を検討するステップアップ方式も提案しています。
✨ 手術との違いと使い分け
ワキガの治療には、ボトックス以外にも様々な方法があります。中でも手術による治療は、ボトックスと比較されることが多い選択肢です。それぞれの特徴を比較しながら、どのような場合にどちらを選ぶべきかを解説します。
ワキガの手術には主に剪除法(せんじょほう)やレーザー治療、吸引法などがあります。これらは共通して、アポクリン汗腺そのものを物理的に除去・破壊することで、臭いの発生源を根本的になくすことを目的としています。
手術の最大の利点は、効果が長期的に持続することです。汗腺を除去するため、治療後は繰り返し施術を受ける必要がなく、一度で根本的な改善が期待できます。重度のワキガで長年悩んでいる方や、完全に臭いを改善したいという強い希望がある方には、手術の方が適している場合があります。
一方で手術にはダウンタイムが伴います。手術後は数日〜1週間程度の安静が必要なことがあり、傷の回復に時間がかかります。術後の腫れや内出血、傷跡が残る可能性もあります。仕事や学業の都合で長期間休みが取れない方には、手術のタイミングを慎重に選ぶ必要があります。
ボトックス治療はダウンタイムが少なく低侵襲である代わりに、効果が一時的です。軽度〜中等度のワキガや多汗症を持つ方、まず試してみたいという方、ダウンタイムを避けたい方には適しています。
使い分けの一つの考え方として、まずボトックスで治療を試み、満足のいく効果が得られない場合や、より長期的な解決を望む場合に手術を検討するというステップアップ方式があります。ボトックスで一定の改善を実感した上で手術を受けると、術後のイメージがつきやすいというメリットもあります。
どちらの治療が自分に向いているかは、ワキガの程度や生活スタイル、費用面の考慮、本人の希望など様々な要素によって変わります。クリニックでのカウンセリング時に、担当医師と十分に相談した上で決定することが最も大切です。
🔍 ボトックス治療を受ける前に知っておくべきこと

ボトックス治療を受けることを検討している方が、事前にしっかり確認しておくべきポイントをまとめます。準備や注意事項を知っておくことで、安全に施術を受け、満足のいく結果を得やすくなります。
まず、信頼できるクリニック選びが非常に重要です。ボトックス治療は医師が行う医療行為ですが、クリニックによって使用する製剤の種類、投与量、施術のスキルは異なります。実績が豊富で、カウンセリングから施術後のフォローまでしっかりサポートしてくれるクリニックを選びましょう。初診の際に疑問や不安をしっかり聞いてもらえるかどうかも、クリニック選びの重要な判断基準になります。
次に、カウンセリングでは正確な情報を提供することが大切です。現在服用している薬(特に抗生物質や血液をサラサラにする薬など)、アレルギー歴、過去の治療歴、妊娠・授乳の有無などを正直に申告してください。これらの情報が安全な治療のために不可欠です。
施術前のケアについても確認しておきましょう。施術当日は脇の下を清潔にして来院することが求められることが多いです。制汗スプレーや制汗クリームは施術前に塗らないよう指示されることがあります。また、激しい運動や飲酒は施術前日・当日は控えた方がよいとされています。
施術後のケアについては、注射部位を揉んだり強く圧迫したりしないことが重要です。薬剤が意図しない場所に広がることを防ぐためです。また、施術当日は激しい運動やサウナ、長時間の入浴は避けるよう指導されることが多いです。シャワーは当日から可能なクリニックが多いですが、必ず医師の指示に従ってください。
効果の確認については、施術後2週間程度で効果を評価するのが一般的です。この時点で効果が十分でないと感じる場合は、クリニックに相談してください。施術後の効果確認のフォローアップ体制が整っているクリニックを選ぶことが安心です。
副作用として起こり得ること(注射部位の内出血、一時的な腫れや赤み、まれに一時的な感覚の変化など)についても事前に理解しておきましょう。これらのほとんどは一時的で自然に改善されますが、異常を感じた場合は早めにクリニックに連絡することが大切です。
また、効果の持続期間を踏まえた上で、次回施術のタイミングについても担当医師と相談しておくと、効果が途切れない計画的なケアが可能になります。特に夏場に向けて効果を維持したい場合は、逆算してスケジュールを立てると良いでしょう。
費用については、自由診療であるため保険は適用されません。施術前に料金の明細を確認し、追加費用が発生する可能性があるかどうかも確認しておきましょう。料金に関して不明な点は遠慮なくクリニックに問い合わせることをお勧めします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、手術に踏み切れないまま長年ワキガに悩まれていた方が、ボトックス治療を受けて「こんなに気軽に改善できるとは思わなかった」と喜ばれるケースが多く見られます。最近の傾向として、ワキガと多汗症を併せ持つ方が一度の施術で両方の悩みを改善できる点に魅力を感じてご来院される方も増えており、治療後の生活の質が大きく向上されています。効果の持続期間や適切な施術タイミングはお一人おひとりの体質によって異なりますので、まずはお気軽にカウンセリングでご相談いただければ、最適なプランをご提案いたします。」
💪 よくある質問
はい、ボトックス注射はアポクリン汗腺への神経伝達をブロックすることで汗の分泌を抑制し、臭いを軽減する効果が期待できます。特に軽度〜中等度のワキガの方に有効とされています。ただし、汗腺そのものを除去するわけではないため根治ではなく、効果は一時的なものとなります。
注射後2〜7日程度で効果が現れ始め、2週間前後で最大の効果が得られます。効果の持続期間は個人差がありますが、一般的に3〜6ヶ月程度とされています。体の代謝が速い方ほど効果が薄れやすく、繰り返し施術を受けることで持続期間が延びる場合もあります。
カウンセリングを含めて1〜2時間程度で完了します。ダウンタイムはほぼなく、施術当日から通常の生活が可能です。ただし、施術当日は注射部位の強いマッサージや激しい運動、長時間の入浴は避けるよう指導されるのが一般的です。シャワーは当日から可能なことが多いです。
妊娠中・授乳中の方、重症筋無力症などの神経筋疾患がある方、ボトックス製剤の成分にアレルギーがある方は治療を受けられません。また、一部の抗生物質など特定の薬剤との相互作用があるため、服用中の薬がある方は必ず事前に担当医師へ申告することが重要です。
ボトックス治療は低侵襲でダウンタイムが少ない反面、効果は一時的です。軽度〜中等度のワキガや手術に抵抗がある方に向いています。一方、手術はアポクリン汗腺を根本的に除去するため長期的な効果が期待できます。まずボトックスで試してみて、より根本的な改善を望む場合に手術を検討するステップアップ方式もおすすめです。
🎯 まとめ
ワキガに対するボトックス治療について、仕組みから効果、持続期間、注意点まで詳しく解説してきました。最後に重要なポイントを整理してお伝えします。
ボトックス注射はアポクリン汗腺への神経伝達をブロックすることで、ワキガの原因となる汗の分泌を一時的に抑制し、臭いを軽減する治療法です。低侵襲でダウンタイムが少なく、手術に比べて気軽に受けられる点が大きな特徴です。
効果が出るまでには注射後2〜7日程度かかり、2週間前後で最大の効果が得られます。効果の持続期間は個人差がありますが、一般的に3〜6ヶ月程度とされており、効果を維持するには定期的な施術が必要です。
ボトックス治療はワキガを根本的に治すものではなく、一時的に症状を抑えるものです。軽度〜中等度のワキガや多汗症、手術には抵抗があるがケアをしたい方に特に向いています。重度のワキガには手術の方が適している場合もあり、自分の状態に合った治療法を選ぶためにも、まずは専門医によるカウンセリングを受けることが重要です。
アイシークリニック渋谷院では、ワキガ・多汗症に関する丁寧なカウンセリングを行い、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療プランをご提案しています。ワキガでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
📚 関連記事
📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 腋臭症(ワキガ)の定義・診断基準・アポクリン汗腺の仕組みや多汗症との違いに関する医学的根拠として参照
- 厚生労働省 – ボツリヌストキシン製剤の承認情報・適応疾患・安全性に関する規制情報として参照
- 日本美容外科学会 – ボトックス注射によるワキガ・多汗症治療の施術内容・効果・リスクおよび手術療法との使い分けに関する情報として参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務