「最近シミが増えた気がする」「毎年この季節になると肌が気になる」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。シミの主な原因のひとつが紫外線であることはよく知られていますが、実際にどの時期が最も注意が必要なのか、なぜ紫外線がシミにつながるのかを正確に理解している方は意外と少ないかもしれません。紫外線とシミの関係をきちんと知ることで、日々のケアをより効果的に行うことができます。この記事では、シミができやすい時期の特徴や季節ごとの紫外線量の違い、具体的な対策まで詳しく解説します。
目次
- シミはなぜできるのか?紫外線との関係を理解しよう
- 紫外線量が多い時期はいつ?季節ごとのデータを確認
- シミができやすい時期とその理由
- 春(3〜5月)の紫外線とシミリスク
- 夏(6〜8月)の紫外線とシミリスク
- 秋(9〜11月)の紫外線とシミリスク
- 冬(12〜2月)の紫外線とシミリスク
- 時間帯による紫外線の強さの違い
- 紫外線以外でシミができやすくなる要因
- シミを予防するための日常的なケア
- すでにできてしまったシミへのアプローチ
- まとめ
この記事のポイント
シミは紫外線によるメラニン蓄積が主因で、春〜夏(3〜8月)が最リスク期。冬も含め年間対策が必要。肝斑はレーザーで悪化する可能性があり、アイシークリニック渋谷院では種類を診断後に適切な治療法を提案している。
🎯 シミはなぜできるのか?紫外線との関係を理解しよう
シミとは、皮膚の色素であるメラニンが過剰に生成・蓄積することで生じる肌の色むらのことです。このメラニンは本来、紫外線から皮膚を守るために生成されるものですが、何らかの原因によって過剰に作られたり、正常に排出されなくなったりすることでシミとして定着してしまいます。
紫外線が肌に当たると、皮膚の表皮にあるメラノサイトという細胞がメラニンを産生し始めます。これは紫外線から皮膚の遺伝子(DNA)を守るための防御反応です。通常であれば、ターンオーバーと呼ばれる皮膚の新陳代謝のサイクルに伴って古い角質とともにメラニンも排出されます。しかし、強い紫外線に繰り返しさらされたり、ターンオーバーが乱れたりすることで、メラニンが皮膚に残り続け、シミとして現れてしまうのです。
紫外線にはいくつかの種類があります。一般的によく知られているUV-AとUV-Bの2種類が、シミの形成に大きく関わっています。UV-Bは波長が短く、エネルギーが高いため、肌の表面に強い影響を与えます。日焼けをして赤くなったり、皮が剥けたりするのはこのUV-Bの影響です。一方でUV-Aは波長が長く、肌の奥深く(真皮層)まで届きます。UV-AはUV-Bに比べてエネルギーは弱いものの、1年中地表に降り注いでおり、雲や窓ガラスも通過するため、日常的な蓄積ダメージとして侵害されていきます。シミの形成にはどちらの紫外線も関与しており、長年にわたる積み重ねが肌に現れるとも言えます。
Q. 紫外線がシミを引き起こすメカニズムは?
紫外線が肌に当たると、表皮のメラノサイトがDNAを守るためにメラニンを産生する。通常はターンオーバーで排出されるが、強い紫外線への繰り返しの暴露やターンオーバーの乱れにより、メラニンが皮膚に残り続けシミとして定着する。
📋 紫外線量が多い時期はいつ?季節ごとのデータを確認
日本における紫外線量は、季節によって大きく異なります。気象庁のデータによると、紫外線の強さを示す「UV指数」は4月から9月にかけて高くなる傾向があります。特に5月から8月にかけての期間は紫外線が非常に強くなり、UV指数が「強い」から「非常に強い」レベルに達する日が増えます。
多くの方が「夏が一番紫外線が強い」と思っているかもしれませんが、実は年間を通じて見ると、真夏の8月よりも5月や6月の方が紫外線量が高くなる日もあります。梅雨明け直後の7月下旬から8月にかけては、晴れた日が続くことで地表に届く紫外線量が非常に多くなります。また、春先の3月〜4月は気温がまだ低いにもかかわらず、紫外線量はすでにかなりの水準に達しています。この「体感温度と紫外線量のギャップ」が、油断を生む原因のひとつになっています。
また、天気や環境によっても紫外線の強さは変わります。曇りの日でも晴れの日の60〜80%程度の紫外線が地表に届くとされており、「曇っているから大丈夫」という考えは危険です。雪が積もっている場所では、雪に反射した紫外線によって実際の紫外線量が増幅されることもあります。さらに、標高が高い山岳地帯では大気の層が薄いため、紫外線が強くなります。
💊 シミができやすい時期とその理由
シミが「できやすい時期」と「目立ちやすい時期」は必ずしも同じではありません。紫外線を浴びてすぐにシミになるわけではなく、メラニンの蓄積や炎症後色素沈着が時間をかけて肌に表れるという特性があるため、シミが増えたと感じる時期と、実際にダメージを受けた時期には数週間〜数ヶ月のタイムラグが生じることがあります。
一般的にシミができやすい、あるいはシミが悪化しやすい時期として挙げられるのは、紫外線が強くなる春から夏にかけてです。また、強い紫外線を受けた後の秋頃に、夏のダメージが表面化してシミとして現れることも多いです。この秋に目立つシミは「夏のうちに蓄積されたメラニンが肌に残ったもの」であることが少なくありません。
さらに、女性の場合はホルモンバランスの変化がシミに影響することもあります。妊娠中や生理周期の変化、更年期などのタイミングでは、肌のメラニン生成が活発になりやすく、紫外線の影響を受けやすくなることがあります。これらのホルモン変動は特定の時期に集中する可能性があるため、個人によって「シミができやすい時期」が異なる場合もあります。
Q. 春に紫外線対策が特に重要な理由は?
春は3月から紫外線量が急増するにもかかわらず、気温が低いため対策が油断されやすい。また冬の間に肌が紫外線への適応をリセットした状態になっているため、ダメージを受けやすい。特に4〜5月のゴールデンウィークは紫外線が強く、この時期の被曝が夏のシミとして現れやすい。
🏥 春(3〜5月)の紫外線とシミリスク
春は紫外線対策が最も油断されやすい季節のひとつです。3月に入ると紫外線量は急激に増加し始め、4月・5月になるとさらに強くなります。しかし、気温が低いため「まだ夏じゃないから」という感覚で日焼け止めを塗らなかったり、長袖を着なかったりする方が多く見られます。
また、冬の間は肌が紫外線に慣れていない状態(いわゆる「紫外線への適応がリセットされた状態」)になっているため、春の紫外線はダメージを受けやすい肌に当たることになります。花粉症の季節とも重なり、外出時のケアが後回しになりがちなのも春のリスクと言えるでしょう。
4月・5月のゴールデンウィーク時期は特に紫外線が強く、お出かけや旅行でアウトドアに出かける機会が増える時期でもあります。この時期に紫外線を大量に浴びてしまうと、その後の夏にシミとして現れる可能性が高まります。春のUV対策を怠ることは、後々のシミトラブルへの入り口になると言っても過言ではありません。
⚠️ 夏(6〜8月)の紫外線とシミリスク
夏は1年の中で最も紫外線が強い季節として広く認識されており、多くの方が紫外線対策に気を配る時期でもあります。しかし、それでもシミのリスクは非常に高い季節です。紫外線の量が多いことはもちろんですが、海水浴やプール、キャンプなどのレジャーで肌を露出する機会が増えることも一因です。
海や砂浜では、水面や砂からの紫外線の反射によって、実質的に受ける紫外線量がさらに増えることがあります。水中にいるときも紫外線は届いており、「水に入っているから大丈夫」ということはありません。汗や水で日焼け止めが流れ落ちやすいため、こまめな塗り直しが必要です。
また、夏は熱中症対策やレジャーに気を取られ、スキンケアが雑になりやすい時期でもあります。紫外線で傷ついた肌は、しっかりとした保湿や抗酸化ケアが必要ですが、夏場は汗やべたつきを嫌ってケアを省略してしまう方も多いです。こうした肌ケアの不足も、シミの蓄積を助長することがあります。
梅雨明けから夏にかけては、晴れの日が続きやすく、日照時間が長くなります。紫外線を浴びる時間そのものが長くなるため、1日を通じたトータルの紫外線ダメージが大きくなりやすい季節と言えます。
🔍 秋(9〜11月)の紫外線とシミリスク
9月になると夏の暑さが和らぎ始め、多くの方が紫外線対策を緩める時期です。しかし、9月はまだ紫外線量が比較的高い水準を保っており、10月に入っても完全に油断できるわけではありません。特に9月上旬は真夏に近い紫外線量が続くことがあります。
秋の特徴として、夏の間に蓄積されたメラニンが表皮に残り、シミとして目立ち始めることが多い時期です。夏にしっかり日焼け止めを塗っていたつもりでも、蓄積されたダメージが秋になって肌の表面に現れてくることがあります。「夏は気をつけていたのに、秋になってシミが増えた」と感じる方がいるのはこのためです。
また、秋は気温が下がるにつれて空気が乾燥し始め、肌のターンオーバーのリズムも変わりやすい時期です。ターンオーバーが乱れるとメラニンの排出が遅れ、シミが残りやすくなります。乾燥によるバリア機能の低下も、肌を紫外線の影響を受けやすい状態にするため、秋の保湿ケアとUV対策は引き続き重要です。
Q. シミの種類によって治療法が異なるのはなぜ?
シミには老人性色素斑・肝斑・そばかす・炎症後色素沈着など複数の種類があり、原因や性質が異なるため、治療法も変わる。特に肝斑はレーザー治療によって悪化するリスクがある。アイシークリニック渋谷院では、種類を丁寧に診断したうえで一人ひとりに適切な治療法を提案している。
📝 冬(12〜2月)の紫外線とシミリスク
冬は紫外線量が1年で最も少ない季節ですが、だからといってゼロではありません。特にUV-Aは冬でも一定量が地表に届いており、窓ガラスを通過するため、室内にいても油断は禁物です。また、雪が積もっている地域では雪面での紫外線の反射があるため、スキーやスノーボードをする際は通常より強い紫外線を浴びることがあります。
冬の肌は乾燥によってバリア機能が低下しやすく、デリケートな状態になっています。この状態で紫外線を浴びると、ダメージを受けやすくなります。また、冬の間に肌の手入れを怠ると、春から夏にかけての紫外線に対する耐性が下がる可能性もあります。
冬に意識したいのは、年間を通じたUV対策の習慣化です。「冬は日焼け止めを塗らなくていい」という考え方を改め、低いSPFの日焼け止めや、UV効果のある化粧下地などを日常的に使用する習慣をつけることが、長期的な肌の健康につながります。
💡 時間帯による紫外線の強さの違い
季節だけでなく、時間帯によっても紫外線の強さは大きく変わります。一般的に、紫外線が最も強くなるのは午前10時から午後2時の間と言われています。この時間帯は太陽が高い位置にあり、紫外線が大気を通過する距離が短くなるため、地表に届く紫外線量が増えます。
特に正午前後の2〜3時間は「紫外線のピークタイム」と言え、この時間帯の外出や屋外活動は最もシミのリスクが高い行動となります。外出が避けられない場合は、日焼け止め・帽子・日傘・UVカット機能付きの衣類など、複数の対策を組み合わせることが有効です。
朝や夕方は紫外線が弱まる傾向にありますが、UV-Aに関しては時間帯による変動が比較的少ないため、油断は禁物です。また、日が沈んだ後は紫外線はほぼ問題になりませんが、夜間の肌ケアで日中のダメージを修復することも重要です。
外出する時間帯をコントロールできる状況であれば、紫外線が弱い早朝や夕方以降の活動を選ぶことで、紫外線被曝量を減らすことができます。特にウォーキングやランニングなどの屋外運動は、できるだけ朝早い時間や夕方以降に行うことをおすすめします。
✨ 紫外線以外でシミができやすくなる要因
シミの原因は紫外線だけではありません。紫外線以外にも様々な要因がシミの形成や悪化に関与しており、それらを理解することで、より包括的なシミ対策が可能になります。
まず、摩擦や炎症によるシミがあります。ニキビ跡や虫刺され、傷などの炎症後に生じる「炎症後色素沈着」は、シミの一種として現れます。洗顔や化粧を落とす際に必要以上に肌をこすることも、肌への摩擦刺激となり、色素沈着のリスクを高めます。洗顔は泡を使ってやさしく行い、タオルで拭く際も押さえるようにして摩擦を最小限にすることが大切です。
次に、ホルモンバランスの乱れがシミに影響することがあります。特に女性ホルモン(エストロゲン)の変動はメラニン生成を促進させることがあり、妊娠中や経口避妊薬(ピル)の使用時に肝斑(かんぱん)と呼ばれるシミが現れやすくなると言われています。肝斑は両頬に左右対称に現れることが多く、紫外線で悪化しやすい特徴があります。
また、加齢も重要な要因のひとつです。年齢を重ねるにつれてターンオーバーのサイクルが長くなり、メラニンが排出されにくくなります。若いころは同じ量の紫外線を浴びてもシミにならなかったのに、年齢が上がってからシミが増えたと感じる方が多いのは、こうした加齢による肌の変化が関係しています。
活性酸素もシミの形成に関わっています。紫外線を浴びると体内で活性酸素が発生し、メラニンの生成を促進します。喫煙や過度なアルコール摂取、睡眠不足、ストレスなどは体内の活性酸素を増やす要因となるため、生活習慣の改善もシミ対策のひとつと言えます。
食生活においても、抗酸化作用のある栄養素(ビタミンC、ビタミンE、ベータカロテンなど)が不足すると、活性酸素によるダメージへの抵抗力が低下します。肌の健康を維持するためには、こうした栄養素を含む野菜や果物をバランスよく摂取することも重要です。
Q. 生活習慣はシミの形成にどう影響する?
喫煙・過度なアルコール摂取・睡眠不足・ストレスは体内の活性酸素を増やし、メラニン生成を促進してシミの一因となる。また睡眠不足はターンオーバーを妨げメラニンの排出を遅らせる。ビタミンC・Eなど抗酸化栄養素を含む食事と規則正しい生活習慣がシミ予防に有効とされる。
📌 シミを予防するための日常的なケア

シミを予防するためには、年間を通じた継続的なケアが重要です。特定の時期だけ頑張るのではなく、日常のルーティンとしてUV対策と肌ケアを取り入れることが効果的です。
まず、日焼け止めは欠かせないアイテムです。外出する日は季節を問わず日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。SPF(UV-Bへの防御指数)とPA(UV-Aへの防御指数)の両方が含まれた製品を選ぶことが大切です。日常的な外出であればSPF30・PA+++程度のものを選び、アウトドアや海などではSPF50+・PA++++のより強力なものを使用することをおすすめします。日焼け止めは汗や皮脂で落ちるため、こまめに塗り直すことが重要で、特にアウトドア活動中は2〜3時間おきに塗り直す目安を持っておくとよいでしょう。
帽子・日傘・UVカット衣類などの物理的な遮断も有効な手段です。日焼け つばの広い帽子や顔周りをしっかりカバーできる日傘を使用することで、顔への紫外線を大幅に減らすことができます。長袖のUVカット素材の衣服も、腕や体への紫外線ダメージを防ぐのに役立ちます。
スキンケアにおいては、保湿をしっかり行うことが肌のバリア機能を維持し、紫外線ダメージへの耐性を高めることにつながります。洗顔後はすぐに化粧水・乳液・クリームなどで保湿し、乾燥を防ぎましょう。特に乾燥しやすい秋冬は保湿に力を入れることが大切です。
ビタミンCを含む美容液や化粧品も、シミ予防に効果的です。ビタミンCはメラニンの生成を抑制する働きがあり、抗酸化作用によって活性酸素のダメージも軽減します。ただし、ビタミンCは酸化しやすい成分であるため、使用期限内に使い切ること、冷暗所で保管することなどに注意が必要です。
生活習慣の面では、十分な睡眠を取ることが肌のターンオーバーを正常に維持するために重要です。成長ホルモンは睡眠中に分泌され、細胞の修復や再生を促します。睡眠不足は肌の再生を妨げ、メラニンの排出が滞りシミが残りやすくなる原因となります。バランスの取れた食事・適度な運動・ストレス管理も、肌の健康を保つうえで欠かせない要素です。
🎯 すでにできてしまったシミへのアプローチ
すでにできてしまったシミに悩んでいる方も多いでしょう。市販のスキンケア製品でできる対策もありますが、シミの種類や深さによっては、医療機関での治療が有効な場合があります。
シミにはいくつかの種類があり、それぞれ原因や性質が異なります。代表的なものとして、老人性色素斑(日光黒子)・肝斑・そばかす(雀卵斑)・炎症後色素沈着などがあります。老人性色素斑は紫外線の蓄積によって生じるものが多く、シミの中でも最も一般的なタイプです。肝斑はホルモンバランスの乱れが関係し、こすることで悪化しやすい特徴があります。そばかすは遺伝的要因が大きく、幼少期から現れることがあります。
市販のスキンケア製品の中でシミに効果があるとされる成分としては、ビタミンC誘導体・トラネキサム酸・コウジ酸・アルブチン・ナイアシンアミドなどがあります。これらの成分はメラニンの生成を抑制したり、すでに作られたメラニンを薄くしたりする働きがあるとされています。ただし、市販品での効果には限界があり、深いシミや長年蓄積されたシミには、より専門的なアプローチが必要になることがあります。
医療機関では、シミに対してさまざまな治療法が提供されています。代表的なものとしては、レーザー治療・光治療(IPL)・ケミカルピーリング・外用薬(ハイドロキノン・レチノイン酸など)といった方法があります。
レーザー治療は、メラニンに反応する特定の波長のレーザーを照射することで、シミを集中的に治療する方法です。Qスイッチレーザーやピコレーザーなどが代表的で、スポット状のシミに特に効果的とされています。治療後は一時的に赤みや反応(薄いかさぶたが形成されることも)が出ることがありますが、ダウンタイムは比較的短い傾向にあります。
光治療(IPL:インテンス・パルス・ライト)は、複数の波長の光を照射することで、シミ・くすみ・毛穴などを同時にケアできる治療法です。レーザーに比べて1回ごとの効果は穏やかですが、ダウンタイムが少なく、複数回の施術を行うことで肌全体の改善が期待できます。
ケミカルピーリングは、酸性の薬剤を肌に塗布して古い角質を除去し、ターンオーバーを促進する方法です。表皮に浅く留まっているメラニンの排出を促す効果があり、肌の透明感アップや毛穴の改善などの効果も期待できます。
外用薬としてよく使われるハイドロキノンは、メラニンを生成するメラノサイトに直接作用してメラニン産生を抑制する効果があり、「肌の漂白剤」とも呼ばれるほど効果が高い成分です。日本では医薬品として分類されており、医療機関での処方が必要です。レチノイン酸(ビタミンA誘導体)も肌のターンオーバーを促進することでシミを改善する効果があるとされており、ハイドロキノンと併用されることが多い外用薬です。
大切なのは、自分のシミがどのタイプであるかを正確に把握したうえで、適切な治療法を選ぶことです。シミの種類を誤って判断すると、治療が効果を発揮しないだけでなく、悪化してしまう可能性もあります。特に肝斑はレーザー治療によって悪化するリスクがあるため、専門家による診断が非常に重要です。
アイシークリニック渋谷院では、シミの種類や状態を丁寧に診断したうえで、一人ひとりの肌に合った治療法をご提案しています。「自分のシミがどのタイプかわからない」「市販品では改善しなかった」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、「夏が終わったのにシミが増えた気がする」とご相談いただく患者様が秋に多くいらっしゃいますが、これは春から夏にかけて蓄積されたメラニンダメージが時間差で現れたものであることがほとんどです。シミは種類によって適切な治療法が異なり、特に肝斑はレーザーで悪化するリスクがあるため、自己判断せずまず専門医による正確な診断を受けることが、遠回りのない改善への第一歩となります。年間を通じた紫外線対策と早めのご相談が、将来の肌を守る最善の選択です。」
📋 よくある質問
紫外線が強まる春(3〜5月)から夏(6〜8月)が最もリスクの高い時期です。特に5月〜8月はUV指数が「非常に強い」レベルに達する日が増えます。また、秋(9〜11月)は夏に蓄積されたメラニンダメージが表面化しやすく、「夏に気をつけていたのにシミが増えた」と感じる方も多い時期です。
必要です。曇りの日でも晴れの日の60〜80%程度の紫外線が地表に届きます。また、冬はUV-Aが一年中地表に降り注いでおり、室内でも窓ガラスを通過します。「曇っているから」「冬だから」と油断せず、低SPFの日焼け止めやUV効果のある化粧下地を年間を通じて使用する習慣が大切です。
紫外線以外にも、摩擦や炎症(ニキビ跡など)による色素沈着、ホルモンバランスの乱れ(妊娠・ピルの使用など)、加齢によるターンオーバーの低下、喫煙・睡眠不足・ストレスによる活性酸素の増加などがシミの原因となります。総合的な生活習慣の見直しも、シミ対策として重要です。
市販のスキンケア製品(ビタミンC誘導体・トラネキサム酸・アルブチンなど)では効果に限界がある場合があります。特に深いシミや長年蓄積されたシミには、レーザー治療・光治療(IPL)・ハイドロキノンなどの医療的アプローチが有効です。アイシークリニック渋谷院では、シミの種類を丁寧に診断したうえで適切な治療法をご提案しています。
本当です。肝斑はホルモンバランスの乱れが関係するシミで、こすることや強い刺激で悪化しやすい特性があります。レーザー治療を行うと逆に悪化するリスクがあるため、自己判断での治療は危険です。アイシークリニック渋谷院では、シミの種類を正確に診断したうえで、肝斑に適した治療法を選択しますので、まずは専門医へのご相談をおすすめします。
💊 まとめ
紫外線とシミの関係、シミができやすい時期、そして予防と対策について詳しく解説しました。ポイントをまとめると以下のとおりです。
シミは紫外線によるメラニンの過剰生成と蓄積によって生じます。紫外線が強くなる春(3〜5月)から夏(6〜8月)が特にリスクの高い時期ですが、秋も夏のダメージが表面化するタイミングとして注意が必要です。冬も完全に紫外線がなくなるわけではなく、年間を通じた対策が重要です。
紫外線以外にも、摩擦・ホルモンバランス・加齢・活性酸素・生活習慣などがシミの形成に関与しており、総合的なアプローチが必要です。日焼け止めの使用・物理的な紫外線遮断・適切なスキンケア・健康的な生活習慣を組み合わせることで、シミの予防効果が高まります。
すでにできてしまったシミには、シミの種類を正確に見極めたうえで適切な治療法を選ぶことが大切です。市販品で改善しない場合や、シミの種類が判断できない場合は、皮膚科や美容皮膚科などの専門医に相談することをおすすめします。
毎日の少しずつの積み重ねが、将来の肌の状態に大きな差をもたらします。「季節が変わったから」「まだ若いから」と油断せず、正しい知識を持ってシミ対策に取り組んでいきましょう。
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- 春の顔におすすめの日焼け止め選び方と正しいUVケア方法
📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – シミ(色素沈着・老人性色素斑・肝斑など)の種類・原因・治療法に関する専門的な解説。メラニン生成のメカニズム、紫外線との関係、各シミタイプの特徴と治療アプローチの根拠として参照。
- 厚生労働省 – 紫外線による皮膚への影響・健康被害に関する公式情報。UV-A・UV-Bの種類と皮膚ダメージ、日焼け止めのSPF・PA指数の説明、年間を通じた紫外線対策の必要性の根拠として参照。
- WHO(世界保健機関) – WHOによる紫外線(UV)に関する公式Q&A。UV指数の定義・季節・時間帯・天候による紫外線量の変動、曇天時や雪面反射時の紫外線リスク、国際的な紫外線防護ガイドラインの根拠として参照。
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務