その他

日焼け止めはいつから始める?春の紫外線対策を徹底解説

「日焼け止めは夏だけ塗ればいいのでは?」と思っている方は、意外と多いかもしれません。しかし実際には、春先から紫外線量は急激に増加しており、油断していると肌に大きなダメージを与えてしまいます。特に3月から5月にかけての春の紫外線は、真夏と比べても遜色ないレベルに達することがあり、「いつの間にか日焼けしていた」「シミが増えた気がする」という経験をお持ちの方も少なくないでしょう。この記事では、日焼け止めをいつから使い始めるべきか、春の紫外線の特徴や正しいケアの方法を医療的な観点からわかりやすく解説していきます。


目次

  1. 春の紫外線はいつから強くなるのか
  2. 日焼け止めはいつから使い始めるべきか
  3. 紫外線がもたらす肌へのダメージとは
  4. 春に適した日焼け止めの選び方
  5. 日焼け止めの正しい使い方と塗り方のコツ
  6. 日焼け止め以外の春の紫外線対策
  7. 日焼けしてしまった後のケア方法
  8. まとめ

この記事のポイント

日焼け止めは2月下旬〜3月上旬から使い始めるのが理想。春の紫外線は5月に真夏並みとなり、SPF20〜30・PA++を日常使いし、2〜3時間ごとに塗り直すことが重要。

🎯 春の紫外線はいつから強くなるのか

多くの方が「紫外線といえば夏」というイメージをお持ちだと思いますが、実はそれは必ずしも正確ではありません。気象庁や環境省のデータによると、紫外線量は1月から月を追うごとに増加し、4月から5月にかけて急激に上昇します。5月の紫外線量はすでに真夏に近い水準に達することも珍しくなく、特に晴れた日の日中は非常に強い紫外線が降り注いでいます。

紫外線にはいくつかの種類がありますが、肌に影響を与えるものとして主に「UVA(紫外線A波)」と「UVB(紫外線B波)」の2種類が挙げられます。UVBは波長が短く、肌の表面に作用して日焼けや炎症を引き起こす原因となります。一方でUVAは波長が長く、肌の深層部(真皮)にまで到達し、コラーゲンやエラスチンを破壊することで老化を促進させます。UVAは雲やガラスを通過する性質があるため、曇りの日や室内にいても油断は禁物です。

春の特徴として、気温がまだ低いために「そこまで強い日差しではないだろう」と油断しやすいという点があります。しかし紫外線の強さと気温は必ずしも比例しません。快晴の春の日には、気温が低くても真夏並みの紫外線が降り注いでいることがあるのです。この「体感と実態のギャップ」が、春の紫外線対策を怠りやすくする大きな原因の一つです。

また、春は花見やピクニック、スポーツイベントなど屋外活動が増えるシーズンでもあります。外出の機会が増えれば増えるほど、紫外線にさらされる時間も長くなります。屋外での活動が多い方は特に注意が必要です。さらに、春は日照時間も少しずつ延びていくため、日中の紫外線を受ける時間帯も広がっていきます。

Q. 春の紫外線はいつ頃から強くなるのか?

紫外線量は1月から月を追うごとに増加し、4月〜5月に急激に上昇します。5月の紫外線量はすでに真夏に近い水準に達することもあります。気温が低い春は油断しやすいですが、紫外線の強さと気温は比例しないため注意が必要です。

📋 日焼け止めはいつから使い始めるべきか

結論からいうと、日焼け止めは「2月下旬から3月上旬を目安に使い始める」ことが理想的です。多くの皮膚科医や美容医療の専門家も、春の紫外線対策は3月には始めるべきと推奨しています。実際、紫外線量のデータを見ると、2月から3月にかけてじわじわと増加しており、4月には冬の2〜3倍程度の紫外線量になることもあります。

特に注意したいのが、3月から5月にかけての「春の紫外線ピーク期間」です。この時期は真夏と比較しても紫外線量に大きな差がない日も多く、無防備に過ごすと肌への累積ダメージが蓄積されていきます。「そういえば春から気にしていなかった」という方が、秋ごろになって「シミが増えた」「肌が乾燥しやすくなった」と感じるのは、春に受けたダメージが後から現れてくるためです。

紫外線によるダメージは一度受けると完全に元には戻らないため、「予防」が何より重要です。日焼け後にどんなにケアをしても、ダメージを受ける前の状態には戻せません。それだけに、「まだ春だから大丈夫」という考えを改め、早い時期から日焼け止めを取り入れることが大切です。

また、肌の老化という観点からも春の対策は重要です。シミ・シワ・くすみなどの光老化(日光による肌老化)は、実は20代から蓄積が始まっています。若いうちから紫外線対策を習慣化することで、将来的な肌トラブルを大幅に減らすことができます。美肌を長く維持するためにも、春から日焼け止めを使い始めることを強くおすすめします。

もちろん、本来であれば1年を通じて日焼け止めを塗ることが理想です。冬でも紫外線はゼロではなく、スキーやスノーボードなど雪山での活動では反射光によって特に強い紫外線を浴びることになります。ただし日常生活においては、紫外線量が急増する春からのケアを確実に行うことが、現実的かつ効果的な対策の第一歩です。

Q. 日焼け止めは何月から使い始めるのが理想か?

日焼け止めは2月下旬〜3月上旬を目安に使い始めることが理想です。紫外線量は2月頃から増加し始め、4月には冬の2〜3倍程度に達することもあります。アイシークリニック渋谷院でも、2月下旬からの使用開始を推奨しています。

💊 紫外線がもたらす肌へのダメージとは

紫外線が肌に与えるダメージについて、より詳しく理解しておくことで、日焼け止めの必要性が実感しやすくなります。紫外線によって引き起こされる肌の変化は、大きく「急性変化」と「慢性変化」に分けられます。

急性変化の代表例は、いわゆる「日焼け」です。医学的には「日光皮膚炎」とも呼ばれ、皮膚が赤くなったり、ヒリヒリしたりする炎症反応です。これはUVBが皮膚細胞に直接的なダメージを与えることで引き起こされます。日焼けは単なる見た目の問題ではなく、皮膚が炎症を起こしている状態であり、くり返すことで皮膚へのダメージが蓄積します。また、強い日焼けは水ぶくれを形成することもあり、これは熱傷(やけど)に近い状態です。

メラニン色素の増加も急性変化の一つです。紫外線を受けると、肌を守るためにメラノサイト(色素細胞)がメラニン色素を産生します。このメラニンが肌に沈着することで、日焼けによる黒化やシミが生じます。本来メラニンは皮膚を守るための防御反応ですが、過剰に沈着するとシミやくすみとして残ってしまいます。

慢性変化としてまず挙げられるのが「光老化」です。UVAが繰り返し皮膚の真皮に到達することで、コラーゲンやエラスチンなどの繊維が変性・破壊されます。これにより肌のハリや弾力が失われ、シワやたるみが生じます。光老化は自然な加齢による老化と区別することができ、日光をよく浴びる部位(顔・首・手の甲など)に顕著に現れる特徴があります。

また、長期的な紫外線暴露は皮膚がんのリスクを高めることも知られています。欧米では皮膚がんの発症率が高く、その主な原因として紫外線暴露が挙げられています。日本人は欧米人に比べてメラニン色素が多く、ある程度の防御力はありますが、それでも油断は禁物です。特に基底細胞がん、扁平上皮がん、悪性黒色腫(メラノーマ)などは、長年にわたる紫外線ダメージが蓄積した結果として発症することがあります。

さらに、紫外線は肌のバリア機能を低下させる作用もあります。バリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすくなり、乾燥や敏感肌のトラブルが増えやすくなります。肌が乾燥しやすくなる、化粧品がしみるようになる、かゆみが生じやすくなるといった変化が現れることがあります。これらのトラブルを防ぐためにも、紫外線対策は美容だけでなく皮膚の健康を守るために欠かせないものです。

🏥 春に適した日焼け止めの選び方

日焼け止めを選ぶ際に、まず理解しておきたいのがSPFとPAという2つの指標です。この2つを正しく理解することで、自分のライフスタイルに合った日焼け止め選びができるようになります。

SPF(Sun Protection Factor)は、UVBに対する防御指数を表しています。数値が高いほど、UVBをカットする効果が高くなります。SPFの数値は「どれくらいの時間、日焼けを遅らせられるか」を示すもので、例えばSPF30であれば、日焼けするまでの時間を約30倍に延ばせるという意味合いがあります。ただし、これはあくまで目安であり、汗をかいたり、こすれたりすることで効果は低下します。

PA(Protection grade of UVA)は、UVAに対する防御力を示す指標で、+から++++の4段階で表されます。+の数が多いほどUVAへの防御力が高いことを意味します。日常的な紫外線対策にはPA++以上、屋外での活動が多い日にはPA+++以上を選ぶと良いでしょう。

春の日常生活(通勤・通学・買い物など)を想定した場合、SPF20〜30・PA++程度の日焼け止めで十分なことが多いです。SPFやPAの数値が高すぎると、肌への負担も大きくなることがあるため、必要以上に高いものを選ぶ必要はありません。一方、屋外でのスポーツや長時間外出する日には、SPF50・PA++++のものを選ぶなど、その日の活動内容に合わせて使い分けることが重要です。

テクスチャー選びも大切なポイントです。日焼け止めにはクリームタイプ、ローションタイプ、ジェルタイプ、スティックタイプ、スプレータイプなど、さまざまな種類があります。乾燥が気になる方にはクリームタイプが適しており、べたつきが苦手な方やオイリー肌の方にはジェルタイプやローションタイプが向いています。敏感肌の方は、ノンケミカル(紫外線散乱剤のみ使用)のものを選ぶと肌への刺激が少なくなります。

日焼け止めの成分についても把握しておくと選びやすくなります。紫外線をカットする成分には「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。紫外線吸収剤は紫外線を化学的に吸収して熱などに変換するもので、高い防御力を持ちますが、敏感肌の方にはまれに刺激になることがあります。紫外線散乱剤は酸化チタンや酸化亜鉛などの物理的な成分で、紫外線を反射・散乱させるものです。肌への刺激が少ない一方で、白浮きしやすいという特徴があります。最近では両者を組み合わせたハイブリッドタイプも多く、使いやすいものが増えています。

春という季節の特性も考慮に入れましょう。春は花粉が飛散する時期でもあり、肌が敏感になっている方も多いです。また、気温の変化が大きく、汗ばむ日もあれば乾燥が続く日もあります。そうした環境変化に対応するためにも、保湿成分が配合された日焼け止めや、崩れにくいウォータープルーフタイプを場面に応じて使い分けることをおすすめします。

Q. 日常使いの日焼け止めのSPFとPAはどのくらいが適切か?

通勤・買い物などの日常生活では、SPF20〜30・PA++程度の日焼け止めで十分です。数値が高すぎると肌への負担が増すため、必要以上のものは避けましょう。屋外スポーツなど長時間外出する日はSPF50・PA++++を使い分けることが推奨されています。

⚠️ 日焼け止めの正しい使い方と塗り方のコツ

日焼け止めを正しく使わなければ、いくら良い製品を選んでも十分な効果を発揮できません。ここでは、日焼け止めの効果を最大限に引き出すための正しい使い方と塗り方のコツを解説します。

まず、塗るタイミングについてです。日焼け止めは外出の15〜30分前に塗ることが理想とされています。これは、日焼け止めの成分が皮膚になじんで効果を発揮するまでに少し時間が必要なためです。外出の直前に塗っても全く効果がないわけではありませんが、効果が安定するまでに少し時間がかかります。朝の洗顔・スキンケアを済ませた後、化粧の前に日焼け止めを塗ることを習慣にしましょう。

次に、塗る量についてです。日焼け止めの使用量が少ないと、表示されているSPFやPAの効果を十分に得ることができません。目安として、顔全体には1円玉大(約0.5g)の量が必要とされています。これは多くの方が実際に使用している量の2〜3倍程度であることが多いです。思っている以上にたっぷりと使用することが大切です。

塗り方のコツとしては、まず適量を手のひらまたは指先に取り、顔のパーツごとに分けて置いてから、内側から外側に向かってやさしくなじませていくと均一に塗ることができます。強くこすると肌への刺激になるほか、均一に塗れない原因にもなります。また、鼻の周り、目の下、生え際、耳の後ろなど、塗り忘れが多い部分にも丁寧に塗布してください。

塗り直しのタイミングも重要です。日焼け止めは汗や皮脂、摩擦によって効果が薄れていきます。そのため、汗をかいた後や水に濡れた後は必ず塗り直すことが必要です。また、汗をかいていなくても、2〜3時間おきに塗り直すことが推奨されています。特に春のアウトドア活動では、塗り直しを忘れずに行うことで日焼けを防ぐことができます。外出先での塗り直しには、スプレータイプやパウダータイプの日焼け止めが便利です。

顔だけでなく、露出している体の部位すべてに日焼け止めを塗ることも大切です。首の後ろ、デコルテ、手の甲、腕などは忘れがちな部位ですが、紫外線の影響を受けやすい箇所です。これらの部位にシミやシワができやすいのは、日焼け止めの塗り忘れが原因のことも多いです。スキンケアとして顔のケアに集中しがちですが、顔以外の部位の紫外線対策も怠らないようにしましょう。

日焼け止めを落とす際も注意が必要です。SPF・PAの数値が高いものや、ウォータープルーフタイプの日焼け止めは、通常の洗顔料では落ちにくい場合があります。専用のクレンジング剤を使用して、しっかりと落とすことが肌トラブル防止につながります。一方で、洗い残しが心配だからといって強くこすりすぎると、肌のバリア機能を損なってしまいます。優しく丁寧に落とすことを心がけましょう。

🔍 日焼け止め以外の春の紫外線対策

日焼け止めは紫外線対策の中心となるアイテムですが、それだけに頼るのではなく、複数の方法を組み合わせることで、より高い防御効果を得ることができます。日焼け止め以外の有効な紫外線対策についても確認しておきましょう。

物理的な遮断は、最も確実な紫外線対策の一つです。帽子、サングラス、日傘、UVカット素材の衣類などを活用することで、肌に届く紫外線の量を大幅に減らすことができます。帽子はつばが広いものほど顔への紫外線を遮る効果が高く、つばの幅が7〜8cm以上あるものが理想的です。日傘はUVカット加工されているものを選び、定期的に効果が続いているか確認することをおすすめします。サングラスは目の周りの皮膚を守るだけでなく、目への紫外線ダメージ(白内障などのリスク低減)にもつながります。

紫外線が強い時間帯を避けることも効果的です。一般的に紫外線が最も強くなるのは午前10時から午後2時ごろです。この時間帯は特にUVBが強くなるため、可能であれば屋外活動をこの時間帯に集中させないようにすることが有効です。春の行楽シーズンには屋外活動も増えますが、ランチタイムを屋内で過ごすなど、少しの工夫で紫外線暴露量を減らすことができます。

建物の日影を利用することも習慣にしましょう。直射日光を避けて日影を歩くだけでも、紫外線の暴露量はかなり減らすことができます。特に春の好天が続く時期には、移動の際に少し遠回りでも日影を選ぶ習慣を持つことをおすすめします。ただし、日影であっても散乱光や反射光による紫外線は存在するため、日焼け止めの使用は引き続き必要です。

食事や栄養面からのケアも紫外線対策の補助として有効です。ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化物質は、紫外線によって発生する活性酸素の害を軽減するのに役立つとされています。特にビタミンCはコラーゲン生成にも関わるため、光老化予防の観点からも積極的に摂取したい栄養素です。柑橘類、キウイ、ブロッコリー、パプリカなどに多く含まれています。ただし、食事だけで紫外線ダメージを完全に防ぐことはできないため、あくまで日焼け止めや物理的遮断と組み合わせた補助的なアプローチとして捉えてください。

スキンケアの質を高めることも紫外線対策の一部です。バリア機能が整っている健康な肌は、紫外線のダメージを受けても回復しやすい状態にあります。保湿ケアを丁寧に行い、肌のバリア機能を高めておくことで、紫外線による影響を軽減しやすくなります。特に乾燥しやすい春は、適切な保湿ケアが肌の防御力維持に欠かせません。洗顔後の化粧水・乳液・クリームによる保湿を怠らないようにしましょう。

Q. 日焼けした後に最初にすべきケアは何か?

日焼け直後はまずタオルで包んだ保冷剤などで肌を冷やし、炎症を抑えることが重要です。その後、アルコールや香料を含まない低刺激の保湿剤でしっかり保湿します。炎症が残る間はピーリングやマッサージは避け、水ぶくれや広範囲の炎症がある場合は皮膚科を受診してください。

📝 日焼けしてしまった後のケア方法

万全の対策をしていても、完全に日焼けを防ぎきれないこともあります。日焼けしてしまった後には、適切なケアを早めに行うことで、ダメージを最小限に抑えることができます。

日焼け直後にまず行うべきことは、冷却です。肌が赤くなっている場合は炎症を起こしている状態なので、冷たいタオルや保冷剤をタオルで包んだものを使って肌を冷やしましょう。氷や保冷剤を直接肌に当てると凍傷になる危険があるため、必ずタオルを介して使用してください。冷却により炎症を抑制し、ヒリヒリとした不快感を和らげることができます。シャワーを浴びる場合はぬるめのお湯を使い、肌を強くこすらないよう注意してください。

冷却後は、しっかりと保湿ケアを行うことが重要です。日焼けによって肌のバリア機能が低下し、水分が蒸発しやすくなります。アルコールや香料が含まれていない、低刺激の保湿剤を使って十分に保湿しましょう。化粧水でたっぷり水分を補給した後、乳液やクリームで蓋をするようにケアすることが基本です。アロエベラ配合の保湿剤は、日焼けした肌の落ち着きを助けるとされており、市販品でも多く取り扱われています。

日焼け後の数日間は、ピーリングや美白ケア、マッサージなど、肌への刺激になる行為は避けましょう。炎症が残っている状態でこれらを行うと、色素沈着が悪化したり、肌荒れが悪化したりするリスクがあります。肌が落ち着いてから、段階的にケアを再開することをおすすめします。

日焼け後のシミ対策としては、美白成分(ビタミンC誘導体、ナイアシンアミド、トラネキサム酸など)が配合されたスキンケアアイテムを取り入れることが有効です。これらの成分はメラニン色素の生成を抑制したり、すでに生成されたメラニンの排出を促したりする効果が期待できます。ただし、即効性は高くなく、継続して使用することで徐々に効果を感じられるものです。

もし日焼けによって水ぶくれができた場合や、広範囲に強い炎症が起きている場合は、自己判断で対処しようとせず、皮膚科を受診することをおすすめします。強い日焼けは医学的な処置が必要なこともあり、適切な治療を受けることで回復を早めることができます。

日焼けによるシミが気になる場合や、日焼けのダメージが蓄積してしまった肌のケアには、医療機関でのトリートメントも有効な選択肢の一つです。レーザー治療やフォトフェイシャル、ピコレーザーなどのメニューは、シミや肌の色ムラを改善するのに効果的です。アイシークリニック渋谷院では、このような肌トラブルに対応したさまざまな美容医療メニューをご用意しています。気になる方はお気軽にご相談ください。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、春になってから「気づかないうちに日焼けが進んでいた」「シミが急に増えた気がする」とご相談にいらっしゃる患者様が多くみられます。紫外線によるダメージは蓄積されるものであり、特に気温がまだ低い3〜4月は油断しやすいため、2月下旬には日焼け止めを使い始めることを強くおすすめしています。早めの習慣化が将来の肌トラブルを大きく防ぐことにつながりますので、気になることがあればお気軽にご相談ください。」

💡 よくある質問

日焼け止めはいつから使い始めるのが理想ですか?

2月下旬から3月上旬を目安に使い始めることが理想的です。紫外線量は2月頃からじわじわと増加し、4月には冬の2〜3倍程度に達することもあります。「まだ春だから大丈夫」と油断せず、気温が低い時期でも早めにケアを習慣化することが、将来的なシミ・シワの予防につながります。

春の紫外線は夏と比べてどのくらい強いですか?

5月の紫外線量は真夏に近い水準に達することも珍しくありません。気温がまだ低い春は「日差しが強くないだろう」と油断しやすいですが、紫外線の強さと気温は比例しません。この「体感と実態のギャップ」が春の紫外線対策を怠りやすくする大きな原因の一つです。

日常使いの日焼け止めはSPFどのくらいを選べばよいですか?

通勤・通学・買い物などの日常生活であれば、SPF20〜30・PA++程度の日焼け止めで十分なことが多いです。SPFやPAの数値が高すぎると肌への負担も大きくなるため、必要以上に高いものを選ぶ必要はありません。屋外スポーツなど長時間外出する日はSPF50・PA++++を使い分けましょう。

日焼け止めはどのくらいの量・頻度で塗ればよいですか?

顔全体には1円玉大(約0.5g)が目安で、多くの方が実際に使っている量の2〜3倍程度必要です。また、汗や皮脂・摩擦で効果が薄れるため、2〜3時間おきに塗り直すことが推奨されています。屋外での活動後や汗をかいた後は、特に忘れずに塗り直しを行いましょう。

日焼けしてしまった後はどのようなケアをすればよいですか?

まず冷たいタオル等で肌を冷やして炎症を抑え、その後アルコールや香料を含まない低刺激の保湿剤でしっかり保湿することが基本です。炎症が残っている間はピーリングやマッサージなど刺激になる行為は避けてください。水ぶくれや広範囲の強い炎症がある場合は、皮膚科への受診をおすすめします。

✨ まとめ

日焼け止めをいつから始めるべきかという疑問に対する答えは、「2月下旬から3月上旬を目安に、遅くとも春の入りには日焼け止めを使い始める」というものです。春の紫外線は気温の低さによる油断から見過ごされがちですが、実際には4月から5月にかけて真夏に匹敵する強さに達することがあります。紫外線によるダメージは蓄積されるものであり、早めの対策がシミ・シワ・たるみなどの将来的な肌トラブル予防に直結します。

日焼け止めを選ぶ際は、日常生活ではSPF20〜30・PA++程度のものから始め、屋外活動が多い日にはSPF50・PA++++のものに切り替えるなど、活動内容に合わせた使い分けを意識しましょう。塗る量は思った以上にたっぷりと、そして2〜3時間おきの塗り直しを忘れずに行うことが大切です。

また、日焼け止めだけでなく、帽子や日傘、紫外線の強い時間帯の回避など、複数の対策を組み合わせることでより効果的な紫外線防御が可能です。日焼けしてしまった後は、冷却と保湿を中心に丁寧なアフターケアを行い、肌への追加ダメージを防ぎましょう。

肌の老化の大半は紫外線によるものだといわれています。毎日の小さな習慣の積み重ねが、5年後・10年後の肌の状態を大きく左右します。「今年の春から日焼け止めを習慣化しよう」と決めることが、将来の美しい肌への第一歩です。日焼けによるシミや肌ダメージで悩んでいる方、より専門的なアドバイスを求めている方は、ぜひ医療機関にご相談ください。適切なケアと医療の力を組み合わせることで、健やかで美しい肌を長く保つことができます。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 日本皮膚科学会 – 紫外線による皮膚障害(日光皮膚炎・光老化・皮膚がんリスク)およびUVA・UVBの肌への影響、SPF・PA指標の解説に関する皮膚科学的根拠として参照
  • WHO(世界保健機関) – 紫外線(UV)と皮膚がん(基底細胞がん・扁平上皮がん・悪性黒色腫)のリスク、紫外線の種類と健康への影響に関する国際的な医学的根拠として参照
  • 厚生労働省 – 紫外線による健康影響(皮膚障害・眼への影響)および日焼け止めを含む紫外線対策の推奨に関する国内公的機関の根拠として参照

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
電話予約
0120-335-661
1分で入力完了
簡単Web予約
LINE
運営:医療法人社団鉄結会