はじめに
渋谷エリアは、若者の街として知られる一方で、ビジネスパーソンや近隣住民も多く、多様な世代が行き交う場所です。そんな渋谷で皮膚科クリニックを探している方の中には、ニキビや肌荒れなどの日常的な皮膚トラブルから、アトピー性皮膚炎や乾癬などの慢性疾患、あるいは美容皮膚科の施術まで、さまざまなニーズをお持ちの方がいらっしゃるでしょう。
本記事では、渋谷で皮膚科クリニックを選ぶ際に知っておきたい基礎知識、皮膚科で扱う主な疾患とその治療法、クリニック選びのポイント、そしてアイシークリニック渋谷院の特徴について、一般の方にも分かりやすく解説いたします。
皮膚科クリニックで診療できる主な疾患
皮膚科は、皮膚・爪・毛髪などの疾患を専門的に扱う診療科です。日本皮膚科学会によると、皮膚科が扱う疾患は3,000種類以上にのぼるとされています。ここでは、日常的によく見られる皮膚疾患について説明します。
ニキビ(尋常性痤瘡)
ニキビは、医学的には「尋常性痤瘡」と呼ばれ、思春期から成人まで幅広い年齢層に見られる皮膚疾患です。毛穴に皮脂や角質が詰まり、アクネ菌が繁殖することで炎症を起こします。
ニキビには、炎症を伴わない白ニキビ・黒ニキビから、赤く炎症を起こした赤ニキビ、さらに進行して膿を持つ黄ニキビまで、さまざまな段階があります。適切な治療を行わないと、ニキビ跡として色素沈着や凹凸が残ってしまうこともあります。
治療方法としては、外用薬(アダパレン、過酸化ベンゾイルなど)、内服薬(抗菌薬、ビタミン剤など)が一般的です。また、近年では保険適用となった新しい治療薬も増えており、症状に合わせた治療の選択肢が広がっています。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が慢性的に繰り返される疾患です。厚生労働省の調査によると、日本国内の患者数は増加傾向にあり、特に都市部での発症率が高いとされています。
症状は、皮膚の乾燥、赤み、かゆみ、皮膚のごわつきなどが特徴的です。顔、首、肘の内側、膝の裏側などに症状が出やすい傾向があります。
治療の基本は、スキンケア(保湿)、薬物療法(ステロイド外用薬、タクロリムス軟膏など)、悪化因子の除去です。近年では、従来の治療で効果が不十分な場合に使用できる新しい治療法(生物学的製剤、JAK阻害薬など)も登場しており、治療の選択肢が広がっています。
湿疹・皮膚炎
湿疹や皮膚炎は、皮膚科を受診する理由として最も多い疾患の一つです。接触皮膚炎(かぶれ)、脂漏性皮膚炎、手湿疹など、原因や症状によってさまざまなタイプがあります。
接触皮膚炎は、化粧品、金属、植物、洗剤などの刺激物質やアレルゲンに触れることで起こります。原因物質を特定し、避けることが重要です。必要に応じてパッチテストを行い、アレルゲンを特定することもあります。
治療は、原因の除去と薬物療法(ステロイド外用薬、抗ヒスタミン薬など)が中心となります。
蕁麻疹
蕁麻疹は、皮膚に赤い膨らみ(膨疹)が突然現れ、強いかゆみを伴う疾患です。多くの場合、数時間で消失しますが、繰り返し現れることもあります。
原因は、食物、薬剤、物理的刺激(寒冷、温熱、圧迫など)、感染症、ストレスなど多岐にわたりますが、原因が特定できない特発性蕁麻疹も少なくありません。
治療は抗ヒスタミン薬の内服が基本となります。慢性蕁麻疹の場合は、長期的な治療が必要になることもあります。
水虫(白癬)
水虫は、白癬菌というカビの一種が皮膚に感染することで起こる疾患です。足の指の間や足の裏に発症することが多く、かゆみ、皮膚のめくれ、水疱などの症状が見られます。
診断には、顕微鏡検査で白癬菌の存在を確認することが重要です。見た目だけでは他の疾患と区別がつきにくいため、自己判断せず医療機関を受診することをお勧めします。
治療は抗真菌薬の外用が基本ですが、爪白癬(爪水虫)や範囲が広い場合には内服薬を使用することもあります。
乾癬
乾癬は、皮膚に赤い発疹ができ、その上に銀白色の鱗屑(りんせつ)が付着する慢性の皮膚疾患です。日本皮膚科学会の報告によると、国内に約50万人の患者がいると推定されています。
症状は頭皮、肘、膝、腰などに出やすく、かゆみを伴うこともあります。遺伝的要因に加え、ストレス、感染症、薬剤などが発症や悪化の引き金になることがあります。
治療法は、外用療法(ステロイド、ビタミンD3製剤など)、光線療法、内服療法、生物学的製剤など、症状の程度に応じて選択されます。
イボ(尋常性疣贅)
イボは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって起こる皮膚の良性腫瘍です。手足に多く見られ、表面がざらざらしているのが特徴です。
治療方法としては、液体窒素による冷凍凝固療法が一般的です。その他、サリチル酸外用、ヨクイニン内服などの方法もあります。治療には時間がかかることが多く、根気強く通院することが大切です。
ヘルペス
単純ヘルペスウイルスの感染によって起こる疾患で、口唇ヘルペスや性器ヘルペスがあります。一度感染すると体内に潜伏し、疲労やストレスなどで免疫力が低下したときに再発しやすいのが特徴です。
水疱や痛みなどの症状が出たら、早期に抗ウイルス薬を使用することで、症状を軽減し治癒を早めることができます。
帯状疱疹
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化によって起こる疾患です。子どもの頃に水ぼうそうにかかったことがある人なら誰でも発症する可能性があります。
体の片側に帯状に水疱ができ、強い痛みを伴うのが特徴です。厚生労働省によると、50歳以上で発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症するとされています。
早期治療が重要で、抗ウイルス薬の内服により症状の軽減と合併症の予防が期待できます。また、50歳以上を対象とした予防ワクチンも接種可能です。
脱毛症
脱毛症には、円形脱毛症、男性型脱毛症(AGA)、女性型脱毛症(FAGA)など、さまざまなタイプがあります。
円形脱毛症は、自己免疫が関与していると考えられており、コインのような円形の脱毛斑ができます。治療にはステロイドの外用や局所注射、光線療法などが用いられます。
男性型脱毛症は、遺伝や男性ホルモンの影響で起こる進行性の脱毛です。治療には、フィナステリドやデュタステリドなどの内服薬、ミノキシジルの外用薬などがあります。
皮膚科における保険診療と自由診療
皮膚科クリニックでは、保険診療と自由診療の両方が行われています。それぞれの違いを理解しておくことで、適切な治療を選択することができます。
保険診療
保険診療は、健康保険が適用される医療行為で、患者さんの自己負担は原則として医療費の3割(年齢や所得により異なる)です。上述した一般的な皮膚疾患の治療は、基本的に保険診療で行われます。
保険診療では、厚生労働省が定めた診療報酬に基づいて治療費が決まるため、どの医療機関で受診しても基本的な料金は同じです。ただし、使用する薬剤や検査内容によって費用は変動します。
自由診療(美容皮膚科)
自由診療は、健康保険が適用されない医療行為で、費用は全額自己負担となります。美容を目的とした治療や、保険適用外の先進的な治療などが該当します。
美容皮膚科で行われる主な施術には、以下のようなものがあります。
レーザー治療:シミ、そばかす、ほくろ、タトゥー除去などに用いられます。レーザーの種類や照射回数によって費用が異なります。
ケミカルピーリング:古い角質を除去し、肌のターンオーバーを促進する治療です。ニキビ跡、くすみ、毛穴の開きなどの改善が期待できます。
ボトックス注射:表情じわの改善や、多汗症の治療に使用されます。
ヒアルロン酸注射:しわやたるみの改善、輪郭形成などに用いられます。
医療脱毛:レーザーや光を用いた永久脱毛です。
これらの施術は、クリニックによって料金設定が異なるため、事前に確認することをお勧めします。
皮膚科クリニックの選び方
渋谷エリアには多数の皮膚科クリニックがあり、どのクリニックを選べばよいか迷われる方も多いでしょう。ここでは、クリニック選びのポイントをご紹介します。
専門性と実績
皮膚科専門医の資格を持つ医師が在籍しているかどうかは、重要なポイントの一つです。日本皮膚科学会が認定する皮膚科専門医は、一定の研修と試験を経て認定されており、専門的な知識と技術を有しています。
また、特定の疾患や治療法について豊富な経験や実績があるクリニックを選ぶことで、より適切な治療を受けられる可能性が高まります。
アクセスと診療時間
継続的な通院が必要な皮膚疾患の場合、通いやすさは重要な要素です。自宅や職場から近い、駅から近いなど、アクセスの良さを確認しましょう。
また、平日の夜間や土日祝日も診療しているクリニックなら、仕事や学校の都合に合わせて通院しやすくなります。
診療内容の幅広さ
一般皮膚科だけでなく、美容皮膚科や小児皮膚科なども扱っているクリニックであれば、さまざまなニーズに対応できます。また、必要に応じて適切な治療法を提案してもらえる可能性が高まります。
院内の設備と清潔さ
最新の医療機器を備えているか、院内が清潔に保たれているかなども、クリニック選びの参考になります。特に、レーザー治療などの美容皮膚科施術を検討している場合、使用する機器の種類や性能も重要です。
説明の丁寧さとコミュニケーション
医師やスタッフが、症状や治療法について分かりやすく説明してくれるか、質問しやすい雰囲気があるかなど、コミュニケーションの取りやすさも大切です。治療に対する不安や疑問を解消できる環境であることが、安心して治療を受けるための重要な要素となります。
料金の明確さ
特に自由診療を受ける場合、事前に料金が明確に提示されているかどうかを確認しましょう。追加料金の有無や、複数回の施術が必要な場合のトータルコストなども、事前に把握しておくことが大切です。
渋谷エリアの特徴と医療環境
渋谷は、東京都内でも有数の繁華街であり、若者文化の発信地として知られています。同時に、オフィスビルも多く、ビジネスパーソンも多数行き交うエリアです。
交通の便が非常に良く、JR山手線、埼京線、湘南新宿ライン、東京メトロ銀座線、半蔵門線、副都心線、東急東横線、田園都市線、京王井の頭線など、多数の路線が乗り入れています。このため、渋谷区内だけでなく、近隣の区や都県からもアクセスしやすい立地となっています。
医療機関も充実しており、大学病院から個人クリニックまで、さまざまな医療施設が集積しています。皮膚科クリニックも多数あり、一般皮膚科から美容皮膚科まで、幅広い選択肢があります。
渋谷で働く方や学校に通う方にとっては、仕事や授業の前後に通院できる利便性があります。また、ショッピングやカフェなどの用事と合わせて通院することも可能です。
アイシークリニック渋谷院の特徴
アイシークリニック渋谷院は、渋谷駅から徒歩圏内にある皮膚科・形成外科クリニックです。当院では、一般皮膚科から美容皮膚科、さらには小さな皮膚腫瘍の日帰り手術まで、幅広い診療を行っています。
専門的な診療体制
当院には、日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医や、日本形成外科学会認定の形成外科専門医が在籍しており、専門的な知識と技術に基づいた診療を提供しています。
一般的な皮膚疾患の治療はもちろん、粉瘤(アテローム)、脂肪腫、ほくろなどの皮膚腫瘍の診断と治療にも対応しています。特に、粉瘤の日帰り手術においては豊富な実績を有しており、傷跡が目立ちにくい手術方法を採用しています。
日帰り手術への対応
当院の大きな特徴の一つが、皮膚腫瘍の日帰り手術に対応していることです。粉瘤、脂肪腫、ほくろなど、さまざまな皮膚腫瘍の切除手術を、局所麻酔下で短時間に行うことができます。
手術は予約制で行われ、診察当日に手術を希望される場合にも、状況によっては対応可能です。手術後は、定期的な経過観察と創部の管理を行い、きれいな傷跡を目指します。
保険診療を中心とした治療
当院では、保険診療を基本として、患者さんの経済的負担を抑えた治療を心がけています。一般的な皮膚疾患の治療はもちろん、皮膚腫瘍の切除手術も、医学的に必要と判断される場合は保険適用で行われます。
アクセスの良さと通院しやすさ
渋谷駅から徒歩でアクセスできる立地にあり、仕事帰りや学校帰り、買い物のついでなどに通院しやすい環境です。平日だけでなく、土日祝日も診療しているため、ライフスタイルに合わせて受診することができます。
丁寧な説明とカウンセリング
当院では、患者さんお一人お一人の症状や悩みに寄り添い、分かりやすい説明を心がけています。治療方法の選択肢や、それぞれのメリット・デメリット、費用などについて、納得いただけるまで丁寧にご説明いたします。
また、皮膚腫瘍の手術を受けられる場合には、手術の方法、麻酔、術後の経過、傷跡の状態などについて、事前に詳しくご説明し、不安を解消できるよう努めています。
清潔で快適な院内環境
院内は清潔に保たれ、プライバシーに配慮した診療室を完備しています。手術室も完備しており、安全で衛生的な環境で手術を受けていただけます。
受診から治療までの流れ
皮膚科クリニックを初めて受診される方のために、一般的な受診の流れをご説明します。
予約と受付
クリニックによっては予約制を採用している場合もあります。予約が可能な場合は、待ち時間を短縮できるため、事前に予約することをお勧めします。
受付では、健康保険証の提示が必要です。初診の場合は、問診票の記入を求められることが一般的です。
問診と診察
医師による問診では、症状の内容、発症時期、経過、既往歴、アレルギーの有無などを尋ねられます。できるだけ詳しく伝えることで、正確な診断につながります。
その後、実際に皮膚の状態を診察します。必要に応じて、拡大鏡(ダーモスコピー)を使用した詳細な観察や、顕微鏡検査、血液検査、パッチテストなどを行うこともあります。
診断と治療方針の説明
診察結果に基づいて、医師が診断と治療方針を説明します。治療方法の選択肢がある場合は、それぞれのメリット・デメリットを含めて説明を受け、納得した上で治療方法を選択することが大切です。
疑問点や不安な点があれば、遠慮なく質問しましょう。治療内容や費用、通院の頻度などについて、十分に理解してから治療を開始することが重要です。
治療の開始
外用薬や内服薬による治療の場合、処方箋が発行され、薬局で薬を受け取ります。薬の使用方法や注意点については、医師や薬剤師の指示に従いましょう。
液体窒素療法などの処置が必要な場合は、その場で処置が行われます。処置後の注意点についても説明を受けます。
経過観察と再診
多くの皮膚疾患では、治療効果を確認するために再診が必要です。医師の指示に従って定期的に受診し、症状の改善具合を確認しながら治療を続けます。
症状が改善しない場合や悪化した場合、新たな症状が出た場合などは、次の予約を待たずに早めに受診することをお勧めします。
皮膚疾患の予防とセルフケア
皮膚疾患の中には、日常生活での注意やセルフケアによって予防できるものや、症状を軽減できるものもあります。
スキンケアの基本
健康な皮膚を保つためには、適切なスキンケアが欠かせません。基本は、洗浄、保湿、紫外線対策の3つです。
洗浄では、強くこすり過ぎないこと、熱いお湯を避けること、自分の肌に合った洗浄剤を使用することが大切です。洗顔後は速やかに保湿剤を塗布し、皮膚のバリア機能を保ちましょう。
紫外線は、シミ、しわ、皮膚がんなどの原因となるため、日焼け止めの使用や帽子、日傘などによる対策が重要です。
生活習慣の改善
十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動、ストレス管理など、健康的な生活習慣は、皮膚の健康維持にも重要です。
特に、睡眠不足やストレスは、ニキビやアトピー性皮膚炎などの悪化因子となることが知られています。規則正しい生活を心がけましょう。
悪化因子の回避
アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎など、特定の刺激物質やアレルゲンによって症状が悪化する疾患では、原因となる物質を避けることが重要です。
汗や乾燥、特定の食品、化粧品、衣類の素材など、自分にとっての悪化因子を把握し、できるだけ接触を避けるようにしましょう。
早期発見と早期治療
皮膚に異常を感じたら、自己判断せず早めに皮膚科を受診することが大切です。早期に適切な治療を開始することで、症状の悪化を防ぎ、治療期間を短縮できることが多くあります。
特に、急速に大きくなるできもの、出血しやすいできもの、色が変化するほくろなどは、悪性の可能性もあるため、早めの受診をお勧めします。
皮膚科と他の診療科との連携
皮膚疾患の中には、内臓の病気や全身性の疾患と関連しているものもあります。例えば、糖尿病では皮膚感染症や皮膚の乾燥が起こりやすく、膠原病では特徴的な皮膚症状が見られることがあります。
このような場合、皮膚科医は他の診療科と連携して診療を行います。必要に応じて、総合病院や大学病院への紹介が行われることもあります。
アイシークリニック渋谷院でも、必要に応じて適切な医療機関への紹介を行い、患者さんが最適な治療を受けられるよう努めています。
皮膚科診療における最新の動向
皮膚科の診療は、医学の進歩とともに常に発展しています。ここでは、近年の主な動向についてご紹介します。
新しい治療薬の登場
アトピー性皮膚炎の分野では、従来の治療で効果が不十分だった患者さんに対する新しい治療選択肢として、デュピルマブなどの生物学的製剤や、バリシチニブなどのJAK阻害薬が使用可能になっています。これらの薬剤は、皮膚の炎症を引き起こす物質の働きを抑えることで、症状の改善が期待できます。
乾癬に対しても、複数の生物学的製剤が承認されており、重症の患者さんの治療選択肢が広がっています。
テレダーマトロジー(遠隔皮膚科診療)
新型コロナウイルス感染症の流行を契機に、オンライン診療の活用が進んでいます。皮膚疾患は視覚的な情報が重要なため、スマートフォンやタブレットのカメラを活用した遠隔診療が有効な場合があります。
ただし、触診や詳細な観察が必要な場合、初診時、処方に制限がある薬剤などについては、対面診療が必要となります。
AIを活用した診断支援
人工知能(AI)を用いた皮膚疾患の画像診断技術の研究が進んでいます。将来的には、診断の精度向上や効率化に貢献することが期待されています。
ただし、現時点では医師の診断を補助するツールとしての位置づけであり、最終的な診断と治療方針の決定は、医師の専門的な判断に基づいて行われます。
よくある質問
皮膚科受診に関して、よくいただく質問とその回答をまとめました。
顔の診察を受ける場合、できれば化粧を落とした状態が望ましいですが、難しい場合はそのまま受診していただいて構いません。クリニックで化粧を落とせる場合もありますので、事前に確認するとよいでしょう。
症状がある部位を見せていただく必要がありますが、全身をくまなく診察するわけではありません。必要最小限の範囲での診察となります。気になる場合は、事前に医師に確認することができます。
Q3. 子どもの皮膚トラブルでも受診できますか?
多くの皮膚科クリニックでは、小児の診療も行っています。赤ちゃんのおむつかぶれやあせも、小児のアトピー性皮膚炎など、年齢を問わず受診していただけます。
Q4. 美容目的の施術は保険が使えますか?
美容を目的とした施術は、原則として自由診療(保険適用外)となります。ただし、疾患として治療が必要と判断される場合は保険適用となることもありますので、まずは診察を受けて相談することをお勧めします。
Q5. 皮膚科と美容皮膚科の違いは何ですか?
皮膚科は、皮膚疾患の診断と治療を行う医療機関です。美容皮膚科は、美容を目的とした施術を行う場合の呼称ですが、多くの場合、一般皮膚科と美容皮膚科の両方を扱うクリニックが増えています。
おわりに
渋谷で皮膚科クリニックをお探しの方に向けて、皮膚科で扱う主な疾患、クリニック選びのポイント、受診の流れなどについて解説してまいりました。
皮膚は、人体で最も大きな臓器であり、外界からの刺激や感染から身体を守る重要なバリアとしての役割を果たしています。また、見た目にも直接関わるため、皮膚のトラブルは身体的な症状だけでなく、精神的な負担にもなりかねません。
皮膚に何らかの症状が現れた場合、自己判断で市販薬を使い続けるのではなく、早めに皮膚科を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。特に、症状が長引く場合、悪化している場合、範囲が広がっている場合などは、専門医の診察を受けることをお勧めします。
アイシークリニック渋谷院では、一般皮膚科から美容皮膚科、皮膚腫瘍の日帰り手術まで、幅広い診療を行っています。渋谷駅からのアクセスも良く、平日だけでなく土日祝日も診療していますので、お忙しい方でも通院しやすい環境です。
皮膚科専門医や形成外科専門医による専門的な診療と、丁寧な説明、患者さんお一人お一人に寄り添った医療を提供することで、皆さまの皮膚の健康と美容をサポートいたします。
皮膚のことで気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。皆さまのご来院を心よりお待ちしております。
参考文献
- 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A」https://www.dermatol.or.jp/qa/
- 厚生労働省「アトピー性皮膚炎」https://www.mhlw.go.jp/
- 日本皮膚科学会「尋常性痤瘡治療ガイドライン」https://www.dermatol.or.jp/
- 日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」https://www.dermatol.or.jp/
- 日本乾癬学会「乾癬について」https://www.psoriasis.jp/
- 国立感染症研究所「帯状疱疹とは」https://www.niid.go.jp/
- 日本皮膚科学会「接触皮膚炎診療ガイドライン」https://www.dermatol.or.jp/
監修者医師
高桑 康太 医師
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務