ニキビが治った後に残る跡は、赤みや色素沈着、さらにはクレーターのような凹凸など、その種類も悩みの深さもさまざまです。スキンケアを続けても改善しない場合、クリニックでのレーザー治療を検討される方は少なくありません。しかし、「レーザー治療って高いのでは?」「どんな種類があるの?」「自分のニキビ跡に合った治療法はどれ?」といった疑問を抱えたまま、なかなか一歩を踏み出せないという方も多いのではないでしょうか。この記事では、ニキビ跡のレーザー治療の種類と特徴、費用の相場、治療を受ける際に押さえておきたいポイントをわかりやすく解説します。
💬 こんな悩みありませんか?
✨ この記事を読むとわかること
- ✅ 自分のニキビ跡タイプに合ったレーザーの選び方
- ✅ 費用の相場(1回1万〜10万円)と回数の目安
- ✅ 治療前後に知っておくべき注意点
- ✅ 後悔しないクリニックの選び方
目次
- ニキビ跡の種類と原因を理解しよう
- レーザー治療はニキビ跡にどう効くのか
- ニキビ跡に使われるレーザーの種類と特徴
- 種類別・レーザー治療の費用相場
- ニキビ跡の悩み別・おすすめの治療アプローチ
- レーザー治療の効果が出るまでの期間と回数
- レーザー治療を受ける前に知っておきたいこと
- 治療後のアフターケアと注意点
- クリニック選びのポイント
- まとめ
この記事のポイント
ニキビ跡のレーザー治療は赤み・色素沈着・クレーターで最適な機器が異なり、費用は1回1万〜10万円程度。複数回の施術と日焼け対策・保湿などのアフターケアが効果を高める鍵となる。
💡 ニキビ跡の種類と原因を理解しよう
ニキビ跡と一口に言っても、その状態はいくつかのタイプに分類されます。それぞれの原因や特徴を理解することが、適切な治療法を選ぶ第一歩です。
✅ 赤みのあるニキビ跡(赤色瘢痕)
ニキビが炎症を起こした後、皮膚の修復過程で毛細血管が拡張したり増生したりすることで赤みが残ります。炎症が完全に治まっていない状態ともいえるため、比較的新しいニキビ跡に多く見られます。時間が経つにつれて自然に薄くなることもありますが、半年〜1年以上経っても赤みが引かない場合はレーザー治療などの医療的アプローチが有効です。
📝 茶色いニキビ跡(色素沈着・PIH)
炎症後色素沈着(PIH:Post-inflammatory Hyperpigmentation)とも呼ばれ、ニキビの炎症が刺激となってメラノサイトがメラニン色素を過剰に産生することで起こります。紫外線を浴びると悪化しやすく、放置すると長期間残ることも。日焼け止めの使用が重要ですが、顕著な色素沈着にはレーザーや光治療が効果的です。
🔸 凹みのあるニキビ跡(クレーター・アイスピック型など)
炎症が深い層にまで及んだ場合、コラーゲンやエラスチンなどの真皮組織が破壊され、皮膚が陥没した状態になります。これがいわゆる「クレーター」と呼ばれる凹凸のあるニキビ跡です。形状によってアイスピック型(深く細い穴)、ボックスカー型(四角い凹み)、ローリング型(なだらかな波状)などに分類されます。スキンケアでは改善が難しく、医療機関でのレーザー治療や他の施術が必要になります。
⚡ 盛り上がったニキビ跡(肥厚性瘢痕・ケロイド)
傷の治癒過程でコラーゲンが過剰に生成された結果、皮膚が盛り上がることがあります。肥厚性瘢痕は比較的浅く傷の範囲内に収まりますが、ケロイドは傷の範囲を超えて広がる体質的な問題で、治療が難しいケースもあります。このタイプにはレーザー治療だけでなく、ステロイド注射などとの組み合わせが検討されることもあります。
Q. ニキビ跡の種類にはどんなものがありますか?
ニキビ跡は主に4種類に分類されます。毛細血管の拡張による「赤み(赤色瘢痕)」、メラニン過剰産生による「茶色い色素沈着(PIH)」、真皮組織の破壊による「凹みのあるクレーター」、コラーゲン過剰生成による「盛り上がった肥厚性瘢痕・ケロイド」です。タイプによって適切な治療法が異なります。
📌 レーザー治療はニキビ跡にどう効くのか
レーザー治療が「なぜニキビ跡に効くのか」を理解するためには、レーザーの基本的な作用を知る必要があります。
レーザーとは「特定の波長を持つ光」のことで、医療用レーザーはその波長によって皮膚の特定のターゲット(メラニン、ヘモグロビン、水分など)に選択的に作用します。この選択的光熱解離(Selective Photothermolysis)の原理によって、周辺組織を傷つけずにターゲットにのみ熱を与えることができます。
ニキビ跡への具体的な作用としては、主に以下のメカニズムが挙げられます。
まず、色素沈着や赤みに対しては、メラニン色素やヘモグロビン(赤血球中の色素タンパク)にレーザー光を吸収させて熱エネルギーに変換し、色素を破壊することで肌の色ムラを改善します。次に、クレーター(凹み跡)に対しては、真皮層にレーザーを照射して意図的に微細な熱ダメージを与えることで、コラーゲンの再生・リモデリングを促進します。新たなコラーゲンが生成されることで皮膚が厚みを増し、凹みが目立たなくなるのです。また、フラクショナルレーザーのように皮膚に極小の穴を無数に開けることで、皮膚の自然治癒力を最大限に引き出す治療法もあります。
✨ ニキビ跡に使われるレーザーの種類と特徴
クリニックで使用されるニキビ跡向けのレーザー・光治療機器には、さまざまな種類があります。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った治療を選ぶ参考になります。
🌟 フラクショナルレーザー(フラクセル・CO2レーザーなど)
フラクショナルレーザーは、皮膚に格子状に微細なダメージを与え、周囲の正常皮膚から修復を促す治療法です。皮膚全体に照射するのではなく、細かいスポットに分けて(フラクション化して)照射するため、回復が早くダウンタイムが比較的短いのが特徴です。
アブレイティブ(表皮を蒸散させる)タイプにはCO2レーザーやEr:YAGレーザーがあり、クレーターに対して高い効果が期待できます。一方、ノンアブレイティブ(表皮を傷つけない)タイプには「フラクセル」として知られる1550nmエルビウムファイバーレーザーや1927nmレーザーなどがあり、ダウンタイムを抑えつつ色素沈着や小じわ、軽度の凹み跡にアプローチできます。クレーターのような深い凹みには、アブレイティブタイプの方が効果的なことが多いですが、その分ダウンタイムも長くなります。
💬 炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)
CO2(二酸化炭素)レーザーは、皮膚の水分に吸収されて蒸散作用を発揮するレーザーです。表面の皮膚を削りながら熱を加えることで、深部のコラーゲン再生を促します。クレーターの改善に高い効果が期待できますが、治療後の赤みや腫れなどのダウンタイムがやや長い点がデメリットです。現在はフラクショナル照射モードで使用することが多く、ダウンタイムを抑えながら効果を得られる治療が可能になっています。
✅ Qスイッチレーザー・ピコレーザー
Qスイッチレーザー(Qスイッチルビーレーザー、Qスイッチヤグレーザーなど)やその進化版であるピコ秒レーザー(ピコレーザー)は、主にメラニン色素に作用して色素沈着を改善する治療に使われます。極めて短いパルス幅(ピコ秒=1兆分の1秒)で照射することで、周囲の組織へのダメージを最小限に抑えながら色素粒子を粉砕できます。ピコレーザーはフラクショナルモードで使用することで、コラーゲン再生を促しクレーターにもアプローチできる機種もあります(例:ピコウェイ、エンライトン、シネロンキャンデラ社のピコプラスなど)。
📝 IPL(インテンス・パルス・ライト)
IPLは厳密にはレーザーではなく、幅広い波長の光を同時に照射する光治療器です。フォトフェイシャルなどの商品名で知られています。メラニン色素にもヘモグロビンにも同時に作用できるため、色素沈着と赤みの両方を同時にケアしたい方に向いています。レーザーと比べてダウンタイムが少なく痛みも軽度ですが、効果はマイルドなため、複数回の施術が必要です。
🔸 ロングパルスヤグレーザー・ダイレーザー(血管レーザー)
赤みのあるニキビ跡(赤色瘢痕)に特化したアプローチとして、血管に選択的に作用するレーザーがあります。ヘモグロビンに吸収されやすい波長(585nm、595nm付近)のパルスダイレーザーや、長いパルス幅を持つロングパルスヤグレーザーは、拡張した毛細血管を選択的に治療することで赤みを改善します。ダウンタイムは比較的短いことが多いです。
Q. ニキビ跡のレーザー治療費用はどのくらいですか?
ニキビ跡のレーザー治療は自由診療のため、種類によって費用が異なります。IPLは1回1万〜4万円、血管レーザーは2万〜6万円、フラクショナルレーザーやCO2レーザー、ピコレーザーは3万〜10万円程度が相場です。複数回の施術が必要なため、トータルコストを事前に確認することが重要です。
🔍 種類別・レーザー治療の費用相場
ニキビ跡のレーザー治療は自由診療(保険適用外)であることがほとんどのため、費用はクリニックによって異なります。ここでは一般的な相場をご紹介します。ただし、あくまでも目安であり、照射範囲や機器の種類、クリニックの立地・設備によって大きく変動します。
⚡ フラクショナルレーザー(ノンアブレイティブ系)の費用相場
フラクセルなどに代表されるノンアブレイティブタイプのフラクショナルレーザーは、1回あたり顔全体で30,000〜80,000円程度が相場です。ダウンタイムが比較的少なく働きながら通いやすい反面、複数回(一般的に3〜5回)の施術が推奨されるため、トータルコストは100,000〜400,000円程度になることもあります。コース料金を設定しているクリニックでは、1回あたりの費用が割安になることもあります。
🌟 炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)の費用相場
CO2レーザー(フラクショナル含む)は、1回あたり顔全体で30,000〜100,000円程度が一般的な相場です。アブレイティブタイプの中でも高出力の治療はダウンタイムが長い分、少ない回数(1〜3回程度)で効果を出せることも多く、トータルコストを考えると経済的な場合もあります。部分照射(気になる箇所のみ)の場合は1箇所あたり5,000〜30,000円程度のクリニックもあります。
💬 ピコレーザーの費用相場
ピコレーザーは機器のコストが高いため、1回あたり顔全体で30,000〜100,000円程度となることが多いです。フラクショナルモードの場合はさらに費用が加算されるケースも。色素沈着を主なターゲットとする通常照射と、クレーター改善を目的としたフラクショナル照射では費用が異なることも多いため、カウンセリング時に確認しましょう。
✅ IPL(フォトフェイシャル)の費用相場
IPL治療は比較的リーズナブルで、1回あたり顔全体で10,000〜40,000円程度のクリニックが多い印象です。効果が穏やかな分、月に1回を数ヶ月継続する必要があるため、トータルでは50,000〜200,000円程度かかることもあります。維持効果を重視して定期的に通う方も多く、サブスクリプション型のプランを設けているクリニックもあります。
📝 血管レーザー(Vビーム・パルスダイレーザー)の費用相場
赤みに特化した血管レーザーは、1回あたり顔全体で20,000〜60,000円程度が相場です。部分的な治療や気になる赤みのある箇所だけを狙う場合は、もう少し費用を抑えられることもあります。赤みが軽度であれば3〜5回程度で改善を実感できることが多いです。
🔸 費用を左右するその他の要因
レーザー治療の費用は、機器の種類だけでなく、クリニックの所在地(都市部は高い傾向)、医師の経験・技術、照射範囲(顔全体か部分か)、照射レベルやショット数、コース料金かどうかなどによっても変わります。初回のカウンセリングで詳しい見積もりを提示してもらうことが大切です。なお、ダーマペン(マイクロニードリング)やPRP療法、ヒアルロン酸注射などのニキビ跡治療と組み合わせる場合は、当然費用も加算されます。
💪 ニキビ跡の悩み別・おすすめの治療アプローチ
ニキビ跡のタイプによって、最適な治療法は異なります。自分のニキビ跡の状態を把握した上で、適切な治療を選択することが重要です。
⚡ 赤みのあるニキビ跡に向いている治療
赤みのニキビ跡には、血管に選択的に作用するパルスダイレーザーやロングパルスヤグレーザーが第一選択となることが多いです。また、IPLも赤みと色素沈着の両方にアプローチできるため、混在している場合に選ばれることがあります。ノンアブレイティブフラクショナルレーザーも炎症を抑えながら皮膚再生を促すため、赤みの改善に貢献することがあります。日焼け止めの徹底や、必要に応じてビタミンCやトラネキサム酸などの内服・外用薬との組み合わせも有効です。
🌟 色素沈着(茶色いニキビ跡)に向いている治療
メラニン色素を標的とするQスイッチレーザーやピコレーザーが特に効果的です。ピコレーザーはQスイッチと比べてダウンタイムが少なく、肌への負担も軽いとされています。IPLも色素沈着に対して幅広くアプローチできます。治療と並行して、ハイドロキノンやビタミンC誘導体などを含む外用剤、トラネキサム酸や美白成分の内服薬を組み合わせることで、より高い効果が期待できます。治療後は必ず日焼け止めを使用し、紫外線からのダメージを防ぐことが再発予防に欠かせません。
💬 クレーター(凹みのあるニキビ跡)に向いている治療
クレーターの改善には、真皮深層のコラーゲン再生を促すアプローチが必要です。CO2レーザー(フラクショナル)はその代表格で、特に中等度〜高度のクレーターに対して高い改善効果が期待できます。ピコレーザーのフラクショナルモードも、より浅い層のリモデリングに貢献します。また、ダーマペン(極細の針で微細な穴を開けコラーゲン産生を促す施術)やサブシジョン(凹みを引き起こす線維を切断する手技)、フィラー(ヒアルロン酸などを凹みに注入する方法)などとレーザーを組み合わせるアプローチもよく行われます。アイスピック型のような深く細いタイプのクレーターは改善が難しく、複数回・複数種類の治療が必要になることがあります。
✅ 複合型のニキビ跡(赤み+色素沈着+クレーター混在)
複数のタイプが混在している場合は、それぞれの問題に対応できる治療を組み合わせるか、複数の悩みに同時にアプローチできる機器を選ぶことになります。カウンセリングで医師に現在の状態を詳しく診てもらい、優先順位をつけながら治療プランを立てることが重要です。例えば、まず炎症が落ち着いていない赤みを血管レーザーで治療してから、色素沈着にピコレーザー、クレーターにCO2フラクショナルレーザーというように段階的に治療を進めることもあります。
Q. クレーター型のニキビ跡に効果的な治療法は何ですか?
クレーター(凹み跡)の改善には、真皮深層のコラーゲン再生を促すCO2フラクショナルレーザーが代表的な治療法です。ピコレーザーのフラクショナルモードも有効で、ダーマペンやヒアルロン酸注入との組み合わせも行われます。アイシークリニックではピコレーザーとCO2フラクショナルレーザーを段階的に組み合わせるアプローチも提供しています。

🎯 レーザー治療の効果が出るまでの期間と回数
レーザー治療の効果を実感するまでの期間は、使用する機器の種類、ニキビ跡の状態・深さ、個人の皮膚の回復力などによって異なります。
色素沈着や赤みを対象とした治療では、1〜2回の施術で改善を実感できるケースもありますが、一般的には3〜5回の継続が推奨されます。1回の施術後、次の施術まで4〜6週間のインターバルを置くことが多いため、全過程で3〜6ヶ月程度かかることを想定しておく必要があります。
クレーター(凹み跡)の治療は、色素沈着の治療よりも長期間・複数回の施術が必要なことが多いです。CO2フラクショナルレーザーの場合、1回の施術で数十パーセントの改善が見られることもありますが、目標とする状態に近づけるまでに3〜6回程度の施術を要するケースも多く、1年以上かけて治療を続けることもあります。
また、治療後の皮膚はすぐに改善するわけではなく、コラーゲンが生成されて皮膚がリモデリングされるのに数週間〜数ヶ月かかります。施術後1〜3ヶ月後に効果を実感し始めることが多いため、「施術してすぐに変わらない」と焦らず、じっくりと経過を観察することが大切です。
なお、年齢が若いほど皮膚のターンオーバーが活発なため回復が早い傾向がありますが、個人差も大きいです。定期的に医師に経過を診てもらいながら、治療計画を調整していくことが理想的です。
💡 レーザー治療を受ける前に知っておきたいこと
レーザー治療を受ける前には、いくつかの重要な注意事項があります。事前にしっかり確認しておくことで、より安全に、より高い効果を得られます。
📝 日焼けは厳禁
レーザー治療前後の日焼けは、色素沈着(炎症後色素沈着)を引き起こすリスクを著しく高めます。治療を受ける少なくとも2〜4週間前から日焼けを避け、日焼け止め(SPF30以上推奨)の使用を徹底しましょう。治療後も同様に、紫外線対策は欠かせません。
🔸 使用中の薬・スキンケアの確認
ビタミンA誘導体(レチノイン酸・レチノールなど)を含む外用剤を使用している場合、治療前に使用を中止するよう指示されることが多いです。また、光過敏を引き起こす薬(一部の抗生物質、利尿剤など)を内服している場合は必ず医師に伝えましょう。ニキビ治療中のイソトレチノイン(ロアキュタン)内服は、レーザー治療との相性に注意が必要で、多くのクリニックでは内服中または終了後6ヶ月〜1年はレーザー照射を控えるよう指導しています。
⚡ ダウンタイムの把握
治療の種類によって、ダウンタイム(回復期間)は大きく異なります。IPLやノンアブレイティブレーザーであれば、翌日から普通に過ごせることが多いですが、アブレイティブCO2レーザーでは1〜2週間赤みや皮むけが続くことも。大切なイベントや仕事の予定に合わせてスケジュールを組むことが重要です。カウンセリングで具体的なダウンタイムの目安を確認しましょう。
🌟 妊娠・授乳中の方
妊娠中・授乳中の方はレーザー治療を受けられないことがほとんどです。また、授乳終了後も一定期間は治療を待つよう指示される場合があります。
💬 活動中のニキビがある場合
現在進行中の炎症性ニキビがある状態でレーザー照射を行うと、炎症が悪化したり感染リスクが高まったりすることがあります。まずニキビそのものの治療を優先し、落ち着いた状態になってからニキビ跡の治療を開始することが一般的です。
✅ カウンセリングの重要性

良質なクリニックでは、初回に丁寧なカウンセリングが行われます。現在のニキビ跡の状態を診断した上で、最適な治療法・回数・費用を提案してもらいましょう。不安な点や疑問点は遠慮なく質問し、納得した上で治療を開始することが大切です。
Q. レーザー治療後に注意すべきケアは何ですか?
レーザー治療後は、皮膚のバリア機能が低下するため徹底したケアが必要です。セラミド配合の保湿剤でしっかり保湿し、SPF30〜50+の日焼け止めを毎日使用することが不可欠です。ピーリング成分やレチノール入りスキンケアは一定期間使用を控え、強い痛みや異常な腫れが生じた場合は速やかにクリニックへ相談してください。
📌 治療後のアフターケアと注意点
レーザー治療後のケアは、効果を最大限に引き出し、副作用や合併症を防ぐために非常に重要です。
📝 保湿を徹底する
レーザー照射後の皮膚は乾燥しやすく、バリア機能が低下しています。刺激の少ない保湿剤(セラミド配合の化粧水・クリームなど)でしっかりと保湿することが、回復を早め、副作用のリスクを下げることにつながります。クリニックから処方・推奨される保湿剤を使用するのがベストです。
🔸 日焼け止めは毎日使用する
治療後の皮膚は特に紫外線の影響を受けやすく、色素沈着(レーザー後色素沈着)が起きやすい状態です。曇りの日や屋内でも紫外線は届くため、SPF30〜50+の日焼け止めを毎朝欠かさず使用しましょう。外出時は帽子や日傘なども活用すると安心です。
⚡ 施術直後の洗顔・入浴に注意
施術当日や翌日は、洗顔の際に強くこすらず、ぬるめのお湯と低刺激な洗顔料で優しく洗うようにしましょう。入浴や激しい運動など、体温を急激に上げる行動は、治療後数日間は控えるよう指示されることが多いです。
🌟 刺激の強いスキンケアは一時休止
ピーリング成分(AHA・BHA)、レチノール・レチノイン酸、香料入りの化粧品などは、施術後の皮膚への刺激になります。医師の指示に従い、一定期間は使用を控えましょう。
💬 経過の異変に気づいたら早めに相談
治療後に強い痛み、異常な腫れ、化膿、広範な色素沈着などが起きた場合は、放置せずに速やかにクリニックに連絡しましょう。早期対応が予後を大きく左右することがあります。
✨ クリニック選びのポイント
ニキビ跡のレーザー治療を受けるクリニック選びは、治療の安全性と効果に直結する重要な判断です。以下のポイントを参考にしてみてください。
✅ 皮膚科専門医または美容皮膚科の経験豊富な医師がいるか
レーザー治療は医療行為です。皮膚の構造や疾患に精通した皮膚科専門医、または美容皮膚科での豊富な経験を持つ医師が在籍するクリニックを選ぶことが安心です。医師の資格や経歴、学会への所属などを事前に確認しておくと良いでしょう。
📝 複数の治療機器を保有しているか
ニキビ跡の種類は一人ひとり異なります。複数の機器を保有し、患者の状態に合わせて最適な治療を選択・組み合わせられるクリニックは、よりオーダーメイドな治療が可能です。「この機器しかないから、これで治療する」という状況は避けたいところです。
🔸 カウンセリングが丁寧かどうか
初回カウンセリングで十分な時間を取り、現在の皮膚の状態を診断した上で治療の説明・リスクの説明・費用の説明をしっかり行ってくれるクリニックが理想的です。「すぐに治療を勧める」「費用の説明が曖昧」「質問しても答えをはぐらかす」といった対応には注意が必要です。
⚡ アフターフォロー体制が整っているか
治療後に何か問題が起きた際に、迅速に対応してもらえる体制があるかどうかも重要です。連絡が取りやすく、緊急時にも相談できるクリニックを選ぶことで、万が一の際も安心して治療を続けられます。
🌟 費用の透明性
治療費が明確に提示されているか、追加費用が発生する場合はどんな場合か、コース料金の内訳はどうなっているかなどを事前に確認しておきましょう。後から「こんなはずじゃなかった」とならないよう、費用に関する疑問点はカウンセリング時に解消しておくことが大切です。
💬 実績・口コミを参考にする
実際に通った方の口コミや体験談を参考にすることも大切です。ただし、インターネット上の情報はすべてが正確とは限らないため、複数の情報源を照らし合わせながら判断することをおすすめします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ニキビ跡のお悩みで来院される患者様の多くが、赤み・色素沈着・クレーターが複合的に混在しており、一種類の治療だけで解決しようとするよりも、それぞれの状態に合わせた治療を組み合わせることで、より満足度の高い改善につながるケースが多い印象です。最近の傾向として、ピコレーザーとCO2フラクショナルレーザーを段階的に組み合わせるアプローチへの関心が高まっており、肌への負担を抑えながら着実に改善を目指せるため、お仕事をされながら通われる方にも取り入れやすい治療プランとなっています。まずはカウンセリングでお肌の状態をしっかり拝見した上で、患者様一人ひとりに合った最適なプランをご提案しますので、どうぞお気軽にご相談ください。」
🔍 よくある質問
ニキビ跡のレーザー治療は、基本的に自由診療(保険適用外)となります。そのため費用はクリニックによって異なりますが、1回あたり10,000〜100,000円程度が一般的な相場です。複数回の施術が必要なケースも多いため、初回カウンセリングでトータルコストの見積もりを確認することをおすすめします。
はい、ニキビ跡のタイプによって適切なレーザーが異なります。赤みには血管に作用するパルスダイレーザー、色素沈着にはピコレーザーやQスイッチレーザー、クレーターにはCO2フラクショナルレーザーが代表的です。複合的なニキビ跡の場合は、複数の治療を組み合わせるアプローチが効果的です。
色素沈着や赤みは3〜5回、クレーターは3〜6回以上の施術が必要なケースが多く、施術間隔は4〜6週間が一般的です。また、コラーゲン生成によって効果を実感できるのは施術後1〜3ヶ月後が多いため、全体では数ヶ月〜1年以上かかることも想定しておきましょう。
治療前は少なくとも2〜4週間の日焼けを避け、レチノール含有の外用剤は使用中止が必要です。治療後は保湿の徹底とSPF30〜50+の日焼け止めを毎日使用することが重要です。また、ピーリング成分入りのスキンケアは一定期間控え、異常があればすぐにクリニックへ相談してください。
皮膚科専門医や経験豊富な美容皮膚科医が在籍しているか、複数の治療機器を保有しているか、カウンセリングが丁寧で費用説明が明確かどうかが重要なポイントです。アイシークリニックでは、患者様一人ひとりのニキビ跡の状態を診た上で、最適な治療プランをご提案しています。
💪 まとめ
ニキビ跡のレーザー治療は、赤み・色素沈着・クレーターなど悩みの種類によって最適な治療法が異なります。費用はレーザーの種類や照射範囲、クリニックによって幅があり、1回あたり10,000〜100,000円程度が一般的な相場ですが、複数回の施術が必要なことも多く、トータルコストを見据えた計画が必要です。
大切なのは、自分のニキビ跡のタイプをしっかり把握し、信頼できる医師のもとで適切な治療法を選ぶことです。治療前後のケア(特に日焼け対策と保湿)を徹底し、焦らず継続することで、ニキビ跡の改善が期待できます。アイシークリニック渋谷院では、ニキビ跡の状態に応じた最適な治療プランをご提案しています。まずはカウンセリングでご自身の肌の状態を診てもらい、ベストな選択をしてみてください。
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📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – ニキビ(尋常性痤瘡)の診療ガイドラインおよび炎症後色素沈着・瘢痕治療に関する学会公式指針の参照
- 日本美容外科学会 – レーザー治療・光治療を含む美容医療施術の適応・安全基準および瘢痕治療に関する情報の参照
- PubMed – フラクショナルレーザーやピコレーザーによるニキビ跡治療の有効性・安全性に関する国際的な臨床研究・査読論文の参照
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務