「スキンケアも薬も試したのに、ニキビが治らない…」
そんな悩み、実はレーザー治療で解決できるかもしれません。
この記事を読めば、ニキビのレーザー治療の種類・効果・費用・注意点がまるごとわかります。
読まないまま治療を始めると、自分の症状に合わないレーザーを選んで後悔するリスクも。ぜひ最後までチェックしてください。
💬 「ニキビ跡が残ってしまって、人前に出るのが憂鬱…」
💬 「炎症ニキビが繰り返して、もう自分じゃどうにもならない」
そんな方に向けて、美容皮膚科・美容クリニックで実際に行われているレーザー治療の最新情報をわかりやすく解説します。
目次
- ニキビとはどのような状態なのか
- レーザー治療がニキビに有効な理由
- ニキビに使われる主なレーザーの種類
- ニキビの症状別に見るレーザー治療の効果
- レーザー治療の流れと施術の実際
- レーザー治療の費用の目安
- レーザー治療のメリットとデメリット
- レーザー治療を受ける前に知っておきたい注意点
- どのクリニックを選べばよいか
- まとめ
📌 この記事のポイント
✅ 炎症ニキビにはNd:YAGレーザー、赤みにはVビーム、色素沈着にはピコレーザー、クレーターにはフラクショナルレーザーが有効
✅ 費用は自由診療で1回1万円〜6万円程度、複数回の施術が必要
✅ 施術前の日焼け回避と施術後の紫外線対策が特に重要
💡 ニキビとはどのような状態なのか
ニキビは医学的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる皮膚疾患です。毛穴に皮脂が詰まり、そこに皮脂を栄養源とするアクネ菌(プロピオニバクテリウム・アクネス)が増殖することで炎症を起こした状態がニキビです。思春期だけでなく、成人になってからも繰り返す方は多く、20代・30代・40代以降に悩む方も少なくありません。
ニキビの状態はいくつかの段階に分けられます。まず、毛穴が皮脂や角質で詰まった状態を「コメド(面皰)」といいます。コメドには、毛穴が開いている「開放面皰(黒ニキビ)」と、毛穴が閉じている「閉鎖面皰(白ニキビ)」があります。この段階ではまだ炎症はありませんが、進行するとアクネ菌が増殖して炎症を起こし、赤く腫れた「赤ニキビ」になります。さらに悪化すると膿を持った「黄ニキビ」となり、炎症が深部に及ぶと「嚢腫(のうしゅ)」や「結節」と呼ばれる大きなしこり状のニキビになることもあります。
ニキビが治った後も、炎症が残した赤みや色素沈着(茶色いシミ状の跡)、さらには皮膚が陥没したクレーターや盛り上がったケロイド状の跡など「ニキビ跡」として残るケースがあります。こうしたニキビ跡は、スキンケアや薬だけでは改善が難しく、レーザーをはじめとする美容医療の出番となることが多いのです。
Q. ニキビのレーザー治療はどのような仕組みで効果を発揮するのか?
ニキビのレーザー治療は、アクネ菌の産生するポルフィリンに光を当てて菌を殺菌する作用、レーザーの熱で皮脂腺に働きかけて皮脂過剰分泌を抑制する作用、メラニンや異常血管へ選択的にアプローチして赤みや色素沈着を改善する作用など、複数の角度からニキビにアプローチできる治療法です。
📌 レーザー治療がニキビに有効な理由
レーザー治療がニキビに有効とされる理由は、ニキビの発生メカニズムや症状に対して直接的にアプローチできるからです。具体的には、以下のような作用が挙げられます。
まず、レーザーの熱エネルギーによってアクネ菌を直接殺菌・抑制する効果があります。特定の波長のレーザーはアクネ菌が産生するポルフィリンという物質に吸収され、活性酸素を発生させてアクネ菌を死滅させることができます。このため、炎症性のニキビに対して薬を使わずに菌を抑制する手段として注目されています。
次に、皮脂腺への直接的なアプローチです。一部のレーザーは皮脂腺に作用して皮脂の過剰分泌を抑制することができます。ニキビの根本的な原因のひとつである皮脂の過剰分泌を抑えることで、ニキビの再発防止にも繋がります。
さらに、炎症後に残る赤みや色素沈着に対してもレーザーは効果的です。レーザーの波長を選択することで、メラニン色素や異常な血管に選択的にアプローチし、ニキビ跡の赤みや茶色いシミを改善することができます。また、フラクショナルレーザーと呼ばれる機器では、皮膚に微細な熱傷を多数作り出すことで皮膚の再生を促し、クレーターのような凹凸のあるニキビ跡を改善する効果も期待できます。
このように、レーザー治療はニキビの原因菌の除去、皮脂分泌の抑制、炎症後の変色改善、肌の凹凸修復など、複数の観点からニキビにアプローチできる治療法です。
✨ ニキビに使われる主なレーザーの種類
ニキビや肌トラブルに使われるレーザーや光治療機器にはさまざまな種類があります。それぞれの特徴と適応する症状を理解しておきましょう。
✅ ロングパルスNd:YAGレーザー(1064nm)
Nd:YAGレーザーは、波長1064nmの近赤外線レーザーで、皮膚の深部まで到達する特性があります。毛穴や皮脂腺に熱エネルギーを与えて皮脂の分泌を抑えるとともに、炎症性ニキビの改善にも活用されています。また、毛穴の引き締め効果も期待でき、ニキビの予防にも役立ちます。比較的肌への負担が少なく、ダウンタイムも軽めな点が特長です。
📝 フラクショナルレーザー(フラクセル・スマートサイドなど)
フラクショナルレーザーは、皮膚に格子状の微細な熱傷を多数形成することで、肌の自然治癒力(コラーゲン生成)を促して肌を再生させる治療法です。クレーターや凹みのあるニキビ跡(陥没性瘢痕)に特に有効で、肌のキメを整えて表面をなめらかにする効果が期待できます。フラクショナルという名前の通り、肌全体を照射するのではなく皮膚の一部に熱傷を作るため、正常な組織が残り、回復が早いのが特長です。ただし、赤みや腫れなどのダウンタイムは数日程度生じることがあります。
🔸 炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)
炭酸ガスレーザーは水分に強く吸収される波長(10600nm)を使用し、組織を蒸散させる(削り取る)効果があります。ニキビ跡のクレーターを削って平坦化したり、ニキビを直接除去したりする際に使われることがあります。フラクショナル照射に対応した機器もあり、肌への負担を軽減しながら治療できるタイプも普及しています。ダウンタイムはフラクショナルレーザーよりも長くなる場合があります。
⚡ Qスイッチレーザー・ピコレーザー
Qスイッチレーザーやピコ秒レーザーは、主にメラニン色素に選択的に作用することで知られる機器です。ニキビ跡の色素沈着(茶色いシミ状の跡)に対してアプローチする際に用いられることがあります。ピコレーザーはQスイッチレーザーよりも照射時間が短く(ピコ秒単位)、熱ダメージを最小限に抑えながらメラニンを砕くことができます。色素沈着の改善だけでなく、フラクショナルモードを活用すればクレーター改善にも使われています。
🌟 ロングパルスダイレーザー・Vビームなど(585nm・595nm)
Vビーム(パルス色素レーザー)をはじめとするこのカテゴリーのレーザーは、赤みに関わる血中ヘモグロビンに選択的に吸収される波長を使用します。炎症後の赤み(赤いニキビ跡)や毛細血管拡張に有効で、赤みを早期に改善する効果が期待できます。メラニンへの影響が比較的少ないため、赤みの治療に特化して使いやすいレーザーです。
💬 IPL(光治療・フォトフェイシャルなど)
IPL(インテンス・パルス・ライト)は厳密にはレーザーではなく、広帯域の光を照射する機器ですが、ニキビや肌トラブルの治療として美容クリニックで広く使われています。赤みや色素沈着、毛穴の開きなどに対して幅広くアプローチでき、比較的ダウンタイムが少ないのが特長です。ただし、重症のニキビや深いクレーターへの効果はレーザーに比べると限定的です。
Q. ニキビ跡の種類ごとに効果的なレーザーは何か?
ニキビ跡の種類によって適したレーザーは異なります。赤みにはVビーム(パルス色素レーザー)やIPL、茶色い色素沈着にはピコレーザーやQスイッチレーザー、クレーター(凹み)にはフラクショナルレーザーや炭酸ガスフラクショナルレーザーが効果的とされています。まず医師による診察で肌の状態を正確に見極めることが重要です。
🔍 ニキビの症状別に見るレーザー治療の効果
ニキビの状態や悩みによって、適したレーザー治療は異なります。症状別に効果を整理してみましょう。
✅ 炎症性ニキビ(赤ニキビ・黄ニキビ)に対する効果
現在進行形の赤ニキビや黄ニキビに対しては、アクネ菌を標的とした光治療(PDT:光線力学的治療)やロングパルスNd:YAGレーザー、Vビームなどが活用されます。アクネ菌の産生するポルフィリンに光を当てることで菌を殺菌し、炎症を早期に鎮静化させる効果があります。ただし、一般的なレーザーは炎症が激しい段階での照射が難しい場合もあり、症状の状態を見ながら適切なタイミングで施術を行うことが重要です。
📝 ニキビ跡の赤みに対する効果
ニキビが治った後に残る赤みは、炎症によって毛細血管が拡張したり、皮膚が修復途中であることが原因です。Vビームや585nm・595nm帯のパルス色素レーザーが特に効果的で、赤みの原因となるヘモグロビンに選択的にアプローチします。IPL治療も赤みの改善に有効とされており、複数回の施術で改善が期待できます。
🔸 ニキビ跡の色素沈着(茶色いシミ)に対する効果
炎症後の色素沈着は、ニキビの炎症によって過剰に生成されたメラニン色素が皮膚に沈着した状態です。ピコレーザーやQスイッチレーザー、IPLなどのメラニンに反応する光治療が有効です。特にピコレーザーは非常に短いパルスでメラニンを砕くため、周囲の組織へのダメージを抑えながら色素沈着を改善できます。日焼けや摩擦による悪化を防ぐケアと組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
⚡ ニキビ跡のクレーター(凹み)に対する効果
ニキビの炎症が深部まで及んだ場合、皮膚のコラーゲンが破壊されて凹みが生じます。これをアイスピック型、ボックスカー型、ローリング型などのクレーターと呼びます。フラクショナルレーザー(フラクセルなど)や炭酸ガスフラクショナルレーザーが最も効果的とされており、肌の再生を促してクレーターを埋めていきます。一度の施術で劇的に変わるというよりも、数回の施術を重ねることで徐々に改善していくのが一般的なプロセスです。
🌟 毛穴の開き・皮脂過剰に対する効果
ニキビと密接に関わる毛穴の開きや皮脂過剰に対しては、ロングパルスNd:YAGレーザーやIPLが有効です。皮脂腺に熱エネルギーを与えることで皮脂分泌を抑制し、毛穴を引き締める効果が期待できます。これにより、ニキビの再発予防にも繋がります。
💪 レーザー治療の流れと施術の実際
美容クリニックでレーザー治療を受ける際の一般的な流れを確認しておきましょう。クリニックによって多少の違いはありますが、大まかには以下のような流れで進みます。
💬 カウンセリング・診察
まず、医師による診察とカウンセリングが行われます。現在のニキビや肌の状態、悩みの内容、過去の治療歴、アレルギーや内服薬の有無などを確認します。肌の状態を詳しく診た上で、どのレーザーが最も適しているかを判断します。複数の治療を組み合わせる提案がなされることもあります。
✅ 施術の準備(クレンジング・麻酔など)
施術前にはメイクを落とし、肌を清潔にします。使用するレーザーや施術部位によっては、麻酔クリーム(塗る麻酔)を使用することがあります。麻酔クリームは施術の30分〜1時間前に塗布して浸透させます。麻酔クリームを使用しない場合でも、冷風や冷却デバイスで痛みを和らげながら施術が行われることが多いです。
📝 施術
実際のレーザー照射は治療部位によって異なりますが、顔全体の場合は10分〜30分程度かかることが多いです。照射中は光を防ぐための保護ゴーグルを着用します。施術中は「輪ゴムではじかれるような感覚」「温かい感覚」など、使用するレーザーによって異なる感触を感じます。フラクショナルレーザーなど出力が高いものは、麻酔クリームを使用しても多少の痛みを感じることがあります。
🔸 施術後のケア
施術後は皮膚が敏感になっているため、クリニックで保湿剤や鎮静剤を塗布して肌を落ち着かせます。施術の種類によっては赤みや腫れが生じる場合があり、数時間〜数日で落ち着くのが一般的です。施術後の日焼けは色素沈着を引き起こすリスクがあるため、SPF値の高い日焼け止めの使用と紫外線対策が非常に重要です。また、施術後のスキンケアについて医師やスタッフから指示を受けますので、しっかり守ることが大切です。
⚡ 施術の頻度と回数
ニキビの程度やレーザーの種類によって推奨される施術頻度や回数は異なります。一般的には1回の施術だけでなく、複数回の施術を重ねることでより高い効果が期待できます。例えばフラクショナルレーザーによるクレーター改善では、月に1回のペースで4〜6回程度の施術を推奨されることが多いです。一方、赤みや色素沈着へのIPL治療は2〜4週間に1回程度の施術を数回行うケースが多いです。
Q. ニキビのレーザー治療にかかる費用の目安はどのくらいか?
ニキビのレーザー治療は自由診療(保険適用外)のため、費用はクリニックや機器により異なります。目安として、フラクショナルレーザーは1回25,000〜60,000円、ピコレーザーは15,000〜50,000円、Vビームは15,000〜35,000円、IPL治療は10,000〜30,000円程度です。複数回の施術が必要なケースが多く、総額を事前に確認することが大切です。

🎯 レーザー治療の費用の目安
ニキビに対するレーザー治療は、基本的に自由診療(保険適用外)となることがほとんどです。治療費用はクリニックや使用する機器、施術範囲によって異なりますが、一般的な目安を以下に紹介します。
ロングパルスNd:YAGレーザーによる施術は、顔全体で1回あたり10,000円〜30,000円程度が多いです。フラクショナルレーザーは、機器の種類や照射強度によって幅がありますが、1回あたり25,000円〜60,000円程度のクリニックが多い傾向にあります。ピコレーザーは1回あたり15,000円〜50,000円程度、Vビーム(パルス色素レーザー)は1回あたり15,000円〜35,000円程度が目安となっています。IPL治療は1回あたり10,000円〜30,000円程度のクリニックが多いようです。
複数回の施術が推奨されることが多いため、コース契約でまとめて申し込むと1回あたりの単価が下がるケースもあります。ただし、コース契約を勧めてくる場合は、必ず1回施術してみて自分に合うかどうかを確認してからまとめて申し込むほうが安心です。費用はクリニックによって大きく異なるため、複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較することをおすすめします。なお、アイシークリニック渋谷院では、カウンセリングの段階で詳しい費用の説明を行っておりますので、事前にご確認いただけます。
💡 レーザー治療のメリットとデメリット
レーザー治療を検討する際には、期待できるメリットだけでなく、考えられるデメリットについても正確に理解しておくことが重要です。
🌟 レーザー治療のメリット
まず、薬では対処が難しかったニキビ跡(クレーター・色素沈着・赤み)にも直接アプローチできる点が大きなメリットです。特にクレーター状のニキビ跡は、内服薬や外用薬では改善がほとんど期待できないため、フラクショナルレーザーなどによる肌の再生促進が有効な選択肢となります。
また、施術自体は比較的短時間(10〜30分程度)で終わることが多く、仕事の合間や休日を利用して通いやすい点もメリットのひとつです。特にIPLや低出力のレーザーはダウンタイムが少ないため、施術後すぐに日常生活に戻ることができます。
さらに、ピコレーザーやフラクショナルレーザーは肌の再生を促す作用があるため、ニキビ跡の改善だけでなく、肌のキメや質感・ハリの改善など、総合的な美肌効果も期待できます。
💬 レーザー治療のデメリット

一方で、デメリットも正直に理解しておく必要があります。まず費用面では、自由診療となるため決して安くはなく、複数回の施術が必要な場合は総額がかさむことがあります。保険適用外のため、経済的な負担は考慮すべき点です。
次に、ダウンタイムの問題があります。フラクショナルレーザーや炭酸ガスレーザーは肌に意図的なダメージを与えるため、施術後に赤みや腫れ、皮がむける(ターンオーバーの促進)といった反応が数日〜1週間程度続くことがあります。大事なイベントや行事の前は避けるほうがよいでしょう。
また、効果には個人差があります。ニキビ跡の深さや種類、肌質、施術回数などによって改善の程度は異なります。1回の施術で劇的に改善することは少なく、複数回の施術を継続することが必要です。「1回で完全に治る」という期待を持って臨むと失望につながることがあるため、事前のカウンセリングで現実的な効果のイメージをしっかりと共有することが大切です。
さらに、施術後のアフターケアが不十分だと、炎症後色素沈着(施術部位が黒ずむ)などの副作用が生じるリスクもあります。紫外線対策や保湿ケアを怠らないことが、良好な結果を得るために欠かせません。
Q. レーザー治療前後に気をつけるべき注意点は何か?
レーザー治療を受ける前は、施術の1〜2か月前から日焼けを避け、レチノイン酸など光感受性を高める薬の使用は医師に必ず申告する必要があります。施術後は皮膚が敏感になるため、SPF30以上の日焼け止めによる紫外線対策と十分な保湿ケアが欠かせません。アフターケアを怠ると炎症後色素沈着などの副作用リスクが高まるため、医師の指示を守ることが重要です。
📌 レーザー治療を受ける前に知っておきたい注意点
レーザー治療を安全に、そして効果的に受けるために、事前に確認しておきたいポイントをまとめます。
✅ 施術前の日焼けに注意する
レーザー治療を受ける前は、できるだけ日焼けを避けることが重要です。日焼けした肌はメラニン量が増加しているため、レーザーが正常な色素にも反応してしまい、やけどや色素沈着などのリスクが高まります。施術の1〜2か月前からしっかりと日焼け対策を行い、肌を白い状態に保つことが大切です。
📝 内服薬・外用薬との相互作用を確認する
ニキビ治療に用いられるレチノイン酸(ビタミンA誘導体)やアゼライン酸などの外用薬は、レーザー施術前後は使用を中止するよう指示されることがあります。また、光感受性を高める薬剤(一部の抗生物質、抗うつ薬など)を内服している場合は必ず医師に申告してください。ロアキュタン(イソトレチノイン)を内服している方は、フラクショナルレーザーなど一部の治療が受けられない場合があります。
🔸 妊娠・授乳中は受けられない治療がある
妊娠中や授乳中の方は、受けられるレーザー治療に制限がある場合があります。安全性が確認されていない治療については、医師の判断のもとで慎重に対応することが必要です。妊娠の可能性がある場合や授乳中である場合は、必ずカウンセリング時に申告してください。
⚡ ケロイド体質や傷が治りにくい人は注意が必要
ケロイドや肥厚性瘢痕になりやすい体質の方は、フラクショナルレーザーや炭酸ガスレーザーなど皮膚に損傷を与える治療を受ける際に、ケロイドが悪化するリスクがあります。ケロイド体質であることをあらかじめ医師に伝え、治療の可否を相談することが重要です。
🌟 施術後のアフターケアを徹底する
施術後の肌は非常にデリケートで、紫外線や外的刺激に対して過敏になっています。施術後はSPF30以上の日焼け止めをしっかり使用し、紫外線対策を徹底することが必要です。また、施術後のスキンケアは刺激の少ないものを使用し、肌をこすったり刺激を与えたりしないようにしましょう。保湿を十分に行い、肌のバリア機能を回復させることも大切です。
💬 炎症が強い時期は施術を避けることも
現在進行形で炎症が強いニキビが多数ある状態での一部のレーザー施術は、炎症を悪化させるリスクがある場合があります。そのため、まず薬物療法などで炎症を落ち着かせてからレーザー治療に移行するケースもあります。症状の状態に応じて医師が最適なアプローチを判断しますので、施術を焦らず医師の指示に従うことが大切です。
✨ どのクリニックを選べばよいか
ニキビのレーザー治療を受けるクリニックを選ぶ際には、いくつかのポイントを参考にすると失敗が少なくなります。
まず、皮膚科または美容皮膚科の専門医が在籍しているかどうかを確認しましょう。ニキビは皮膚疾患であり、レーザー治療と並行して薬物療法や生活習慣の改善指導が必要なケースも多くあります。皮膚科の知識と美容医療の技術を兼ね備えた医師がいるクリニックを選ぶことが安心です。
次に、使用している機器の種類と最新性も確認しておきたいポイントです。ニキビやニキビ跡に対応できる複数種類のレーザーを保有しているクリニックであれば、症状に合わせた適切な治療法を選択してもらいやすくなります。
カウンセリングの丁寧さも重要です。初回カウンセリングで肌の状態をしっかりと診て、治療の目的・方法・期待できる効果・費用・リスクについて丁寧に説明してくれるクリニックを選びましょう。十分な説明なしに施術を勧めてくるクリニックには注意が必要です。また、カウンセリングの段階で高額なコースを無理に勧めてくることもトラブルの元になりますので、慎重に判断してください。
施術後のアフターフォロー体制も確認しておくとよいでしょう。万が一副作用やトラブルが生じた際に迅速に対応してもらえるかどうか、アフターケアの体制が整っているかどうかも大切な判断基準です。
アイシークリニック渋谷院では、ニキビや肌トラブルに悩む患者様に対して丁寧なカウンセリングを実施し、一人ひとりの肌状態に合った治療プランをご提案しています。最新の機器を揃え、経験豊富な医師・スタッフが安全な治療をサポートいたします。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ニキビやニキビ跡のお悩みでご来院される患者様の多くが、スキンケアや内服・外用薬では十分な改善が得られず悩まれてからご相談にいらっしゃるケースが多い印象です。レーザー治療はクレーターや色素沈着など症状の種類によって最適な機器が異なるため、まず丁寧な診察でお肌の状態をしっかり見極めた上で、一人ひとりに合った治療プランをご提案することを大切にしています。焦らず段階的に治療を進めることで、着実に改善を実感していただける方が多いので、一人で悩まずにぜひお気軽にご相談ください。」
🔍 よくある質問
ニキビに対するレーザー治療は、基本的に自由診療(保険適用外)となります。費用はレーザーの種類やクリニックによって異なりますが、1回あたりの目安はフラクショナルレーザーで25,000〜60,000円、IPL治療で10,000〜30,000円程度です。複数回の施術が必要になることが多いため、事前に総額を確認しておくことをおすすめします。
クレーター(凹み)のあるニキビ跡には、フラクショナルレーザーや炭酸ガスフラクショナルレーザーが最も効果的とされています。皮膚に微細な熱傷を形成し、コラーゲン生成を促して肌を再生させる仕組みです。一般的に月1回のペースで4〜6回程度の施術を重ねることで、徐々に改善が期待できます。
使用するレーザーの種類によって異なります。IPLや低出力のレーザーはダウンタイムが少なく、施術後すぐに日常生活に戻れる場合がほとんどです。一方、フラクショナルレーザーや炭酸ガスレーザーでは赤みや腫れ、皮むけが数日〜1週間程度続くことがあります。大切なイベントの前は施術を避けるよう計画することをおすすめします。
炎症が強い状態では、一部のレーザー施術が炎症を悪化させるリスクがあるため、まず薬物療法で炎症を落ち着かせてからレーザー治療に移行するケースもあります。ただし、アクネ菌を標的とした光治療やNd:YAGレーザーは炎症性ニキビに活用される場合もあります。症状に応じて医師が最適な判断を行いますので、まずはカウンセリングにてご相談ください。
施術前は1〜2か月前から日焼けを避け、レチノイン酸などの外用薬や光感受性を高める薬を使用している場合は必ず医師に申告してください。施術後は紫外線対策(SPF30以上の日焼け止め使用)と十分な保湿ケアが非常に重要です。アフターケアを怠ると炎症後色素沈着などのリスクが高まるため、医師やスタッフの指示をしっかり守ることが大切です。
💪 まとめ
ニキビに対するレーザー治療は、アクネ菌の殺菌・皮脂分泌の抑制・炎症後の赤みや色素沈着の改善・クレーターの修復など、多角的なアプローチが可能な治療法です。従来のスキンケアや薬では対処しにくかったニキビ跡にも有効であることが、多くの方に選ばれている理由のひとつです。
主なレーザーの種類としては、炎症性ニキビにはNd:YAGレーザーや光治療、赤みにはVビームやIPL、色素沈着にはピコレーザー、クレーターにはフラクショナルレーザーや炭酸ガスレーザーなどが活用されます。自分の悩みに合ったレーザーを選ぶためには、まず専門の医師によるカウンセリングを受け、肌の状態を正確に診てもらうことが重要です。
費用は自由診療となるため決して安くはありませんが、ニキビ跡の悩みを根本から改善することで、日常のQOL(生活の質)が大きく向上する方も少なくありません。治療を受ける際はクリニック選びを慎重に行い、医師との十分な対話のもとで納得した上で施術を受けることが大切です。まずは気軽にカウンセリングを受けてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
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- ニキビは保険適用で皮膚科に行ける?治療内容と費用を徹底解説
📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 尋常性ざ瘡(ニキビ)の診断・治療に関する診療ガイドラインを参照。ニキビの病態(コメド・炎症性皮疹・嚢腫など)の定義、アクネ菌の関与、治療方針の根拠として活用
- 日本美容外科学会 – レーザー治療を含む美容医療施術の適応・安全性・注意事項に関する情報を参照。フラクショナルレーザーや各種レーザー機器によるニキビ跡治療の医学的根拠および施術上の注意点として活用
- PubMed – ニキビ・ニキビ跡に対するレーザー治療(Nd:YAGレーザー・フラクショナルレーザー・ピコレーザー・パルス色素レーザー等)の有効性・安全性に関する国際的な臨床研究・システマティックレビューを参照。各レーザー種類の効果の科学的根拠として活用
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務