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渋谷でホクロ除去をお考えの方へ|専門医が解説する治療法・費用・クリニック選びのポイント

目次

  1. はじめに
  2. ホクロとは?医学的な基礎知識
  3. ホクロができる原因と増える理由
  4. 良性のホクロと悪性腫瘍の見分け方
  5. ホクロ除去の治療方法
  6. 各治療法のメリット・デメリット比較
  7. 保険適用と自由診療の違い
  8. ダウンタイムとアフターケア
  9. 渋谷でホクロ除去のクリニックを選ぶポイント
  10. まとめ

1. はじめに

「顔のホクロが気になる」「最近ホクロが増えてきた気がする」「このホクロは悪性ではないだろうか」——このような悩みをお持ちの方は少なくありません。ホクロは多くの人にとってチャームポイントとなることもありますが、場所や大きさによってはコンプレックスの原因となったり、日常生活に支障をきたしたりすることもあります。

渋谷エリアには多くの皮膚科や美容クリニックがあり、ホクロ除去を専門的に行う医療機関も増えています。しかし、「どの治療法が自分に合っているのか」「保険は適用されるのか」「ダウンタイムはどのくらいか」など、疑問や不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ホクロの基礎知識から除去方法、費用、アフターケアまで、ホクロ除去に関する情報を医学的な観点から詳しく解説します。渋谷でホクロ除去を検討されている方はもちろん、ホクロについて正しい知識を身につけたい方にも参考にしていただける内容となっています。


2. ホクロとは?医学的な基礎知識

ホクロの正式名称と構造

ホクロは医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」または「母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)」と呼ばれています。皮膚の中に存在するメラノサイト(色素細胞)が変化し、「母斑細胞」という特定の細胞が集まることで形成される良性の腫瘍です。

メラノサイトはメラニンという色素を産生する細胞で、本来は紫外線から皮膚を守る役割を担っています。このメラニン色素がホクロの黒や茶色の見た目を作り出しています。

ホクロの種類

ホクロは大きく分けて以下の2種類に分類されます。

先天性色素性母斑は、生まれつき存在するホクロです。胎児期におけるメラノサイトの分化異常などによって生じるとされ、出生時から認められます。成長とともに徐々に大きくなることがあります。

後天性色素性母斑は、幼児期から成人期にかけて発生するホクロです。3〜4歳頃から新しく発生するようになり、20代くらいまで年齢とともに増える傾向があります。紫外線やホルモンバランスの変化、慢性的な摩擦や刺激などが誘因となって形成されます。

ホクロの形態的特徴

ホクロは形態によっても分類されます。平坦なホクロは皮膚表面と同じ高さで色がついているタイプで、主に若年層に多く見られます。隆起したホクロは皮膚表面から盛り上がっているタイプで、母斑細胞が真皮内で増殖することによって生じます。子どもの頃は平坦だったホクロが、大人になるにつれて盛り上がってくることもあります。

また、ホクロから毛が生えていることもありますが、これは正常な現象であり、悪性を示す所見ではありません。


3. ホクロができる原因と増える理由

紫外線の影響

後天的にできるホクロの多くは、紫外線の影響が要因の一つとされています。紫外線を浴びることで、皮膚内のメラノサイトが刺激を受け、メラニン色素が生成されます。通常、生成されたメラニンは肌のターンオーバーによって排出されますが、紫外線を過度に浴びるとメラニンが肌に蓄積し、ホクロの原因となることがあります。

特に屋外での活動が多い方や、日焼け対策が十分でない方は、ホクロができやすい傾向にあります。紫外線は夏だけでなく、冬の晴れた日や曇りの日でも降り注いでいるため、一年を通して対策をすることが大切です。

ホルモンバランスの変化

思春期や妊娠中、更年期など、ホルモンバランスが大きく変動する時期には、メラノサイトの活動が活発になり、ホクロが新たに出現することがあります。特に女性では、妊娠中に新しいホクロができたり、既存のホクロの色が濃くなったりすることがあります。

物理的刺激

下着の擦れやひげ剃りなど、皮膚に対する慢性的な物理的刺激を受ける部位では、メラノサイトの活性が高まることがあり、ホクロが形成されやすくなる可能性があります。

遺伝的要因

親にホクロが多いと子どももホクロが増えやすい傾向があることから、遺伝的な要因も関与していると考えられています。メラノサイトの分布や量には個人差があり、生まれつきホクロができやすい体質の方もいます。

加齢

年齢を重ねるにつれて、ホクロの数が増えたり、既存のホクロが変化したりすることがあります。これは皮膚の代謝や細胞の再生機能が低下することに加え、長年にわたる紫外線の蓄積効果が関係していると考えられています。

生活習慣の乱れ

睡眠不足やストレス、栄養バランスの悪い食生活は、肌のターンオーバーを乱し、メラニンが排出されにくくなる原因となります。これにより、ホクロができやすい状態が生じることがあります。


4. 良性のホクロと悪性腫瘍の見分け方

なぜ見分けることが重要なのか

ホクロに見えるものの中には、稀に悪性の腫瘍が含まれていることがあります。特に注意が必要なのが「悪性黒色腫(メラノーマ)」と呼ばれる皮膚がんです。悪性黒色腫は進行が早く、転移すると生命予後が大きく落ちることから、早期発見が非常に重要です。

日本人での悪性黒色腫の発症率は10万人あたり1.5〜2人とされていますが、近年では発症頻度が増加傾向にあるといわれています。

ABCDEルール

ホクロと悪性黒色腫を見分けるための指標として、「ABCDEルール」が広く知られています。以下の5つの特徴を確認することで、悪性の可能性を判断する参考になります。

Asymmetry(非対称性)について、良性のホクロは円形や楕円形で左右対称であることが多いのに対し、悪性黒色腫は左右非対称でいびつな形をしていることが多いです。

Border(境界)について、良性のホクロは周囲の皮膚との境界がくっきりしているのに対し、悪性黒色腫は境界がギザギザしていたり、ぼんやりと不鮮明だったりすることがあります。

Color(色調)について、良性のホクロは色が均一であるのに対し、悪性黒色腫は色にむらがあり、一つのホクロの中に茶色、黒色、赤色など異なる色調が混在していることがあります。

Diameter(直径)について、良性のホクロは直径6mm以下であることが多いのに対し、悪性黒色腫は直径6mm以上の大きさになることがあります。

Evolution(変化)について、良性のホクロは長期間にわたって大きな変化を示さないことが多いのに対し、悪性黒色腫は短期間で大きさや色、形が変化していきます。

これらの特徴のうち4つ以上当てはまる場合は悪性を疑う必要があり、2つ以下の場合は良性である可能性が高いとされています。

日本人に多いタイプ

悪性黒色腫には複数のタイプがありますが、日本人に最も多いのは「末端黒子型」と呼ばれるタイプで、手のひらや足の裏などの末端部分に発症します。日本人の悪性黒色腫患者のおよそ半数がこのタイプとされています。

そのため、足の裏や手のひらに新しくホクロができた場合や、既存のホクロに変化が見られた場合は、特に注意が必要です。

自己判断の限界

ただし、ABCDEルールはあくまで「特徴をまとめたもの」であり、絶対的な診断基準ではありません。早期の悪性黒色腫と普通のホクロは見た目が非常に似ており、一般の方が見分けることは困難です。

正確な診断のためには、専門医によるダーモスコピー検査(皮膚表面の乱反射を取り除き、約10〜30倍に拡大して色素性病変を診断する医療器具を用いた検査)が必要です。気になるホクロがある場合は、自己判断せずに皮膚科専門医を受診することをお勧めします。

その他の皮膚がん

ホクロに似た皮膚がんには、悪性黒色腫のほかに「基底細胞がん」もあります。基底細胞がんは悪性黒色腫よりも発症率の高いがんで、多くは鼻や瞼といった顔面の中央に発生します。表面に光沢があり、黒くつやつやとした腫瘍で、中心が潰瘍化したり、毛細血管が拡張したりすることがあります。

基底細胞がんは生命予後が比較的良好とされていますが、放置するとその部分を破壊しながら大きくなっていくため、完全に切除することが重要です。


5. ホクロ除去の治療方法

ホクロを除去する方法にはいくつかの選択肢があり、ホクロの大きさ、深さ、位置、悪性の可能性などによって最適な治療法が異なります。ここでは主な治療法について詳しく解説します。

炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)

炭酸ガスレーザーは、現在最も一般的に行われているホクロ除去の方法の一つです。水分を含むものに吸収される性質を持つレーザーを照射し、ホクロの組織を瞬時に蒸散させて除去します。

施術の流れとしては、まず局所麻酔を行い、その後レーザーを照射してホクロを削り取ります。ホクロ1個であれば麻酔から1〜2分程度で施術が完了します。レーザーで焼いているため出血はほとんどありません。

施術後は軟膏を塗り、テープや創傷被覆材で保護します。皮膚が再生するまでの約10〜14日間、テープを交換しながら湿潤状態を維持する処置が必要です。再生した皮膚には赤みが生じますが、3〜6ヶ月程度で徐々に目立たなくなっていきます。

炭酸ガスレーザーは、直径5mm以下の比較的小さなホクロや、複数のホクロを一度に除去したい場合に適しています。メスを使わないため傷が小さく、線状の傷跡が残らないのが特徴です。ただし、根が深いホクロでは再発する可能性があります。

ピコレーザー・Qスイッチレーザー

ピコレーザーやQスイッチレーザーは、メラニン色素に選択的に反応する特殊なレーザーです。レーザーの衝撃波によってホクロの色素細胞を破壊し、傷を作らずにホクロを除去します。

皮膚の表面を削る必要がないため、傷跡が残りにくく、ダウンタイムも比較的短いのが特徴です。施術後はゴムで弾かれたような痛みを感じることがありますが、麻酔なしでも可能な方が多いです。

ただし、盛り上がったホクロや根の深いホクロには対応できない場合があり、一度の施術では除去できず複数回の治療が必要になることもあります。色素が深い場合は10〜15回程度かかることもあります。

電気メス(高周波メス・ラジオ波メス)

電気メスは、高周波の電気を利用して組織を焼灼・切除する方法です。ホクロの組織を直接的に焼き切って除去するため、深い組織まで処置でき、再発リスクが比較的低いのが特徴です。

切除と止血を同時に行えるため出血が少なく、傷跡も残りにくいです。直径6mm以下のホクロや、盛り上がったホクロの除去に適しています。施術時間は5〜30分程度で、基本的に1回の施術で除去が可能です。

施術後は2〜3週間程度テープで保護し、赤みは2〜3ヶ月程度で徐々に改善していきます。

くり抜き法(パンチ切除)

くり抜き法は、トレパンと呼ばれる文房具のパンチのような円形の器具を使用して、ホクロを円形にくり抜いて除去する方法です。ホクロのサイズに合わせて器具を使い分けます。

根が深いホクロや大きなホクロにも対応でき、深部まで確実に除去できるのが特徴です。電気メスやレーザーに比べて周囲の皮膚への熱ダメージが少なく、赤みが残りにくいというメリットもあります。

傷口は基本的に縫合せず、軟膏とテープで保護して自然治癒させますが、ホクロが大きい場合はくり抜いた箇所を縫合することもあります。ダウンタイムは3〜6ヶ月程度とやや長めです。

切除縫合法

切除縫合法は、メスでホクロを周囲の組織ごと切除し、皮膚を縫い合わせて傷を閉じる方法です。ホクロを根元から完全に取り除くため、再発のリスクが最も低い治療法です。

縫い線は直線状となり、その長さはホクロの直径の2〜3倍程度になります。しかし、形成外科的な技術で丁寧に縫合することで、傷跡はかなり目立たなくなります。

この方法の大きな利点は、切除したホクロを病理検査に提出し、悪性かどうかの確定診断ができることです。悪性の疑いがある場合や、直径6mm以上の大きなホクロ、盛り上がりの強いホクロには、この方法が推奨されます。

施術後は1週間程度で抜糸を行い、その後も傷跡が広がらないようにテーピングを続けることがあります。完全に傷跡が落ち着くまでには数ヶ月かかります。


6. 各治療法のメリット・デメリット比較

炭酸ガスレーザー

メリットとしては、施術時間が短い、出血がほとんどない、複数のホクロを一度に除去できる、縫合不要でダウンタイムが比較的短い、線状の傷跡が残らないといった点が挙げられます。

デメリットとしては、根が深いホクロでは再発する可能性がある、組織を蒸散させるため病理検査ができない、大きく深いホクロを除去した場合は凹みが残ることがあるといった点があります。

適したケースは、直径5mm以下の小さなホクロ、平坦なホクロ、複数のホクロを同時に除去したい場合などです。

ピコレーザー・Qスイッチレーザー

メリットとしては、傷跡が非常に残りにくい、ダウンタイムが短い、痛みが比較的少ないといった点が挙げられます。

デメリットとしては、盛り上がったホクロには対応できない、複数回の施術が必要になることが多い、色素が深い場合は治療期間が長くなるといった点があります。

適したケースは、平坦で色素の薄いホクロ、傷跡を最小限にしたい方などです。

電気メス

メリットとしては、深い組織まで処置でき再発リスクが低い、出血が少ない、傷跡が残りにくい、盛り上がったホクロにも対応できるといった点が挙げられます。

デメリットとしては、熱ダメージによる色素沈着のリスクがある、テープ保護が2〜3週間必要といった点があります。

適したケースは、直径6mm以下のホクロ、盛り上がったホクロ、1回で確実に除去したい場合などです。

くり抜き法

メリットとしては、根が深いホクロも確実に除去できる、熱ダメージが少なく赤みが残りにくい、病理検査が可能といった点が挙げられます。

デメリットとしては、ダウンタイムがやや長い、円形の傷跡が残る可能性がある、縫合した場合は抜糸が必要といった点があります。

適したケースは、根が深いホクロ、中〜大サイズのホクロ、悪性の可能性を確認したい場合などです。

切除縫合法

メリットとしては、再発リスクが最も低い、病理検査で確定診断ができる、大きなホクロにも対応できる、保険適用になる場合があるといった点が挙げられます。

デメリットとしては、線状の傷跡が残る、抜糸のための通院が必要、ダウンタイムが比較的長いといった点があります。

適したケースは、直径6mm以上の大きなホクロ、悪性の疑いがあるホクロ、盛り上がりの強いホクロ、確実に除去したい場合などです。


7. 保険適用と自由診療の違い

保険が適用される条件

ホクロ除去は、基本的に美容目的で受ける施術のため保険適用にならないことが多いです。しかし、以下のような場合には保険が適用される可能性があります。

悪性腫瘍の疑いがある場合として、医師がダーモスコピー検査などでホクロを診察し、悪性黒色腫(メラノーマ)などの皮膚がんの可能性があると判断した場合は、保険適用で治療を受けることができます。

日常生活に支障をきたす場合も保険適用の対象となります。具体的には、目元にある大きなホクロが視界を妨げる場合、洗顔やひげ剃りの際に爪やシェーバーが当たって傷ができる場合、着替えや下着の着脱時に引っかかって出血する場合、高く盛り上がったホクロが炎症を繰り返す場合などが該当します。

保険適用の費用相場

保険適用の場合、3割負担で以下の程度の費用が目安となります。

露出部(顔、首、腕など)は5,000円〜9,000円前後、非露出部(背中、腹部、脚など)は3,000円〜6,000円前後です。この中には手術費、診察料、病理検査料、投薬(軟膏など)が含まれることが多く、トータルで1万円を超えることは少ないとされています。

自由診療の費用相場

保険適用外の自由診療の場合、クリニックや施術方法によって費用が異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。

レーザー治療は1mm単位で2,000円〜10,000円程度、電気メスは1個あたり5,000円〜15,000円程度、切除縫合法は1個あたり10,000円〜30,000円程度となっています。

ホクロのサイズが大きくなるほど費用は高くなる傾向があります。また、複数のホクロを同時に除去する場合は割引が適用されることもあります。

保険診療と自由診療のメリット・デメリット

保険診療のメリットは費用負担が軽いことです。デメリットとしては、治療方法が限られる(主に切除縫合法)、美容的な仕上がりへの配慮が少ない場合がある、混雑していて待ち時間が長い場合があるといった点が挙げられます。

自由診療のメリットは、治療方法の選択肢が豊富、美容的な仕上がりを重視できる、予約制でスムーズに受診できることが多いといった点です。デメリットは費用が全額自己負担となることです。

どちらを選ぶべきか

保険適用の可否は医師の診断に基づいて決まるため、まずは皮膚科を受診して相談することをお勧めします。悪性の疑いがある場合や生活に支障をきたしている場合は保険診療、見た目の改善を目的とする場合は美容クリニックでの自由診療が適しています。


8. ダウンタイムとアフターケア

治療法別のダウンタイム目安

レーザー治療の場合、テープ保護が必要な期間は7〜14日程度で、赤みが落ち着くまでには1〜3ヶ月程度かかります。施術後2週間程度で新しい皮膚が形成され、ピンク色の状態になります。その後3〜6ヶ月かけて徐々に白っぽくなっていきます。

電気メスの場合、テープ保護が必要な期間は2〜3週間程度で、赤みや凹みが落ち着くまでには2〜3ヶ月程度かかります。

くり抜き法の場合、傷が塞がるまで2週間程度、赤みが落ち着くまでには3〜6ヶ月程度かかります。

切除縫合法の場合、抜糸までに顔は1週間程度、体は2週間程度かかります。傷跡が目立たなくなるまでには数ヶ月かかります。

施術当日の注意点

施術直後は患部の安静と保護が最も重要です。激しい運動や飲酒は代謝が上がり血行が促進されるため、傷からの出血や浸出液が増えるリスクがあります。施術当日はこれらを控えましょう。

また、施術部位を濡らしたり強くこすったりしないように注意が必要です。洗顔は患部を避けて優しく行いましょう。

アフターケアの基本

紫外線対策はダウンタイム中に最も重要なケアの一つです。施術後の皮膚は紫外線の影響を受けやすく、色素沈着を起こしやすい状態になっています。外出時には日焼け止めを塗り、帽子や日傘を活用して紫外線を避けましょう。

湿潤療法として、レーザーや電気メスで除去した後は、傷口を乾燥させずに湿潤状態を保つことが重要です。傷が乾燥するとかさぶたができ、その下に表皮ができるため、凹みが残りやすくなります。医師から処方された軟膏を塗り、テープで保護して湿潤環境を維持しましょう。

かさぶたを剥がさないことも大切です。施術後にかさぶたができることがありますが、無理に剥がすと傷跡が残ったり、色素沈着の原因になったりします。自然に剥がれるまで待ちましょう。

患部を刺激しないように注意しましょう。洗顔時に強くこすったり、スキンケア製品で刺激を与えたりしないように気をつけます。ダウンタイム中は刺激の少ないスキンケアを心がけましょう。

ダウンタイム中のメイクについて

レーザー治療の場合、テープを貼ったままテープの上からメイクをすることは可能です。テープを外した後(施術後7日程度)からは、傷跡の上にも直接メイクができるようになります。

切除縫合法の場合、抜糸の翌日から傷跡部分へのメイクが可能になることが多いです。

ダウンタイムを短くするためのポイント

自分に適した治療法を選ぶことが大切です。ダウンタイムの短さを重視するなら、レーザー治療や電気メスが適しています。医師と相談の上、自分のライフスタイルに合った治療法を選びましょう。

術後の過ごし方を守ることも重要です。施術後の指示をしっかり守り、患部を安静に保つことがダウンタイムを短縮する近道です。

生活習慣を整えることもダウンタイム短縮に効果的です。バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動は、体の回復力を高めます。特にビタミンCやビタミンEを多く含む食品は、肌の修復を助けるとされています。


9. 渋谷でホクロ除去のクリニックを選ぶポイント

専門性と経験

形成外科専門医や皮膚科専門医が在籍しているクリニックを選ぶことをお勧めします。ホクロ除去は一見シンプルな施術に見えますが、悪性腫瘍との鑑別や、傷跡を目立たなくする技術など、専門的な知識と経験が必要です。

また、ホクロ除去の症例実績が豊富なクリニックは、さまざまなケースに対応できる技術力を持っている可能性が高いです。ウェブサイトで症例写真を公開しているクリニックもありますので、参考にするとよいでしょう。

診断体制

ダーモスコピー検査ができる設備があるかどうかを確認しましょう。ホクロの除去前には必ず悪性腫瘍との鑑別が必要です。ダーモスコピーを用いて詳細に観察してくれるクリニックであれば、安心して施術を受けられます。

治療法の選択肢

複数の治療法を用意しているクリニックが望ましいです。ホクロの状態は一つ一つ異なるため、画一的な治療ではなく、それぞれに適した方法を提案してもらえるクリニックを選びましょう。

カウンセリングの質

施術前のカウンセリングで、治療法のメリット・デメリット、ダウンタイム、費用、リスクについて丁寧に説明してくれるかどうかは重要なポイントです。疑問や不安に対して真摯に答えてくれる医師やスタッフがいるクリニックを選びましょう。

アフターケア体制

施術後の経過観察やトラブル対応がしっかりしているかも確認しましょう。万が一、再発や色素沈着などの問題が生じた場合に、適切に対応してもらえる体制があるクリニックが安心です。

アクセスと通いやすさ

渋谷駅周辺には多くのクリニックがありますが、術後の経過観察や再診のために複数回通院する可能性があります。自宅や職場からのアクセスが良く、無理なく通えるクリニックを選ぶことも大切です。

料金の透明性

料金体系が明確で、追加費用が発生する場合も事前に説明してくれるクリニックを選びましょう。カウンセリング時に総額を確認し、納得した上で施術を受けることが重要です。


10. まとめ

ホクロ除去は、適切な診断と治療法の選択により、安全かつ効果的に行うことができます。本記事のポイントをまとめると以下の通りです。

ホクロは医学的には「色素性母斑」と呼ばれる良性の腫瘍であり、紫外線やホルモンバランスの変化、遺伝的要因などによって形成されます。

ホクロに似た悪性腫瘍(悪性黒色腫など)も存在するため、ABCDEルールを参考に自己チェックを行い、気になる場合は必ず専門医を受診しましょう。

ホクロ除去の方法には、炭酸ガスレーザー、ピコレーザー、電気メス、くり抜き法、切除縫合法などがあり、ホクロの状態によって最適な方法が異なります。

保険適用は、悪性の疑いがある場合や日常生活に支障をきたす場合に限られます。美容目的の場合は自由診療となります。

ダウンタイム中は、紫外線対策、湿潤療法、患部を刺激しないことが重要です。医師の指示に従って適切なアフターケアを行いましょう。

クリニック選びでは、専門性、診断体制、治療法の選択肢、カウンセリングの質、アフターケア体制などを総合的に判断することが大切です。

ホクロの除去をお考えの方は、まずは専門医に相談し、自分に合った治療法を見つけることをお勧めします。適切な診断と治療を受けることで、安心してホクロの悩みを解消することができるでしょう。


参考文献


アイシークリニック渋谷院について

アイシークリニック渋谷院では、専門医によるホクロ除去治療を行っております。患者様一人ひとりのホクロの状態を丁寧に診察し、最適な治療法をご提案いたします。ホクロでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

監修者医師

高桑 康太 医師

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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