💡 手術が終わっても、ケア次第で結果が変わるってご存知でしたか?
- 📌 回復が大幅に遅れることがある
- 📌 腫れ・内出血が長引く原因になる
- 📌 仕上がりに取り返しのつかない差が出ることも
実は術後のケアこそが、最も重要です。
⚡ 手術前の予習にも、手術後の確認にも使えます。ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
- ワキガ手術の種類と回復期間の目安
- 手術当日〜翌日の過ごし方
- 術後1週間の過ごし方
- 術後2〜4週間の過ごし方
- 術後1か月以降の生活
- 入浴・シャワーはいつから?
- 運動・スポーツの再開時期
- 仕事・外出への復帰タイミング
- 飲酒・喫煙について
- 傷跡のケアと経過観察
- 術後に現れやすい症状と対処法
- 回復を早めるために意識したいこと
この記事のポイント
ワキガ手術後は術式や時期に応じた適切なケアが回復を左右する。圧迫固定の遵守・感染予防・段階的な運動復帰が重要で、入浴は抜糸後、飲酒・喫煙は術後1〜2週間以上の制限が推奨される。
💡 ワキガ手術の種類と回復期間の目安
ワキガ手術には複数の方法があり、それぞれ回復期間が異なります。どの術式を選ぶかによって術後の生活への影響も変わってくるため、まず代表的な術式とその回復期間のめやすを確認しておきましょう。
最もオーソドックスな方法が「剪除法(せんじょほう)」と呼ばれる切開法です。脇の下にメスを入れて皮膚をめくり、アポクリン汗腺を直接目で確認しながら除去する方法で、根本的な治療として非常に高い効果が期待できます。ただし、切開を伴うため傷の回復に一定の時間が必要となり、腫れや内出血が続く期間も長めになります。一般的には術後1〜2週間は日常生活への影響が大きく、完全に落ち着くまでには1〜3か月程度かかることもあります。
次に「超音波(VASER)吸引法」や「マイクロウェーブ療法(ミラドライなど)」といった低侵襲の術式もあります。これらは切開範囲が小さいか、あるいは切開をほとんど必要とせず、ダウンタイムが比較的短い傾向にあります。ただし、施術の内容やクリニックによっても差があるため、担当医から術後の過ごし方について具体的な指示を受けることが最優先です。
本記事では、切開を伴う剪除法をベースにしながら、一般的な術後ケアの流れをご紹介します。担当医の指示が最優先であることを念頭においてお読みください。
Q. ワキガ手術後の入浴はいつから可能ですか?
ワキガ手術後のシャワーは、傷口を防水テープで保護すれば翌日から可能なクリニックもあります。傷口を含めて洗えるのは抜糸完了後(術後1〜2週間ごろ)が一般的です。湯船への入浴は術後3〜4週間以降が目安で、担当医の許可を得てから段階的に再開することが推奨されます。
📌 手術当日〜翌日の過ごし方
手術が終わった直後から翌日にかけては、もっとも安静が必要な時期です。この時期の過ごし方が術後経過に大きく影響するため、慎重に行動することが大切です。
手術後は圧迫固定のために包帯やテーピングが施されることがほとんどです。これは傷口を保護し、出血や腫れを最小限に抑えるために必要な処置です。自己判断で外したり、ゆるめたりしないようにしましょう。クリニックから翌日や数日後に来院するよう指示される場合が多く、その際に包帯の交換や傷口の確認が行われます。
痛みについては、局所麻酔が切れてくる術後数時間から夜にかけて感じることが多いです。多くの場合は処方された鎮痛剤で十分コントロールできますが、市販薬を追加で服用する際は必ず担当医に確認してください。特にアスピリンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)には血液を固まりにくくする作用があるものもあるため、注意が必要です。
体の向きや動作にも気をつかいましょう。腕を大きく動かすことは出血や傷の開きにつながるリスクがあります。荷物を持ったり、腕を上げたりする動作は極力控え、できるだけ腕を体の近くに置いて過ごすことをおすすめします。
食事は通常通り摂取できますが、飲酒は厳禁です。アルコールは血管を拡張させ、出血や腫れを悪化させる可能性があります。術後最低でも1週間、できれば2週間は飲酒を控えるようにしましょう。
シャワーや入浴は手術当日はできません。医師の指示があるまで、脇の下を濡らさないようにしてください。体を拭く際も脇の部分は避けるか、濡らさないよう工夫が必要です。
✨ 術後1週間の過ごし方
術後1週間は、腫れや内出血のピークが過ぎ始める時期ですが、まだ油断は禁物です。多くの方がこの時期に腫れや痛みのピークを経験するとともに、日常生活へ少しずつ戻り始める段階でもあります。
圧迫固定は術後の期間中、医師の指示に従って継続します。クリニックによっては数日で外せる場合もありますが、剪除法の場合は1週間前後は固定が必要となることが多いです。圧迫を続けることで、余分な血液や浸出液が溜まるのを防ぎ、傷の癒合を助けます。
傷口の状態によっては、縫合糸がある場合があります。縫合糸は通常、術後1〜2週間で抜糸が行われます。抜糸のタイミングは担当医が判断するものなので、自己判断で抜糸しないようにしてください。
腕の動作についても引き続き注意が必要です。腕を高く上げたり、重いものを持ったりする動作は傷に負担をかけます。家事の中でも、掃除機をかけたり洗濯物を干したりといった腕を使う動作は、この時期はできるだけ控えるか、誰かに協力してもらいましょう。
着替えについては、脱ぎ着が楽な前開きのシャツや、ゆったりとした服装が便利です。頭からかぶるタイプのシャツは脱ぐときに傷に負担がかかることがあるため、この時期は避けるのが無難です。
感染予防も重要なポイントです。術後は傷口が細菌に感染しやすい状態になっています。処方された抗生剤は必ず指示通りに服用し、途中でやめないようにしましょう。また、傷口に触れる際は必ず手を洗い、清潔な状態を保つことが大切です。
🔍 術後2〜4週間の過ごし方
術後2週間を過ぎると、多くの方で腫れや痛みが落ち着き始め、日常生活への復帰感が高まってきます。抜糸もこの前後で完了している方が多いでしょう。ただし、傷口の内部はまだ完全に治癒しているわけではなく、引き続き注意が必要な時期です。
圧迫固定が終わった後も、急に腕を激しく動かすのは控えましょう。少しずつ可動域を広げていくイメージで、無理のない範囲で日常動作を取り戻していくことが理想的です。
この時期になると、傷口周辺のかゆみを感じる方が増えてきます。これは傷が治癒していく過程で起こる自然な反応ですが、かきむしってしまうと傷跡が残ったり、感染の原因になったりするため、かゆくても触らないよう意識してください。かゆみが強い場合は担当医に相談し、適切な薬を処方してもらうのがおすすめです。
入浴については、担当医の許可が出た場合に限り、この時期から可能になることが多いです。ただし長時間の入浴や湯船に長くつかることは、血行が促進されて腫れや内出血を悪化させることがあるため、最初はシャワー程度にとどめておく方が安全です。
食事については特に制限はありませんが、傷の回復を助けるためにタンパク質やビタミンCを意識的に摂取するとよいでしょう。タンパク質は皮膚や組織の修復に欠かせない栄養素であり、ビタミンCはコラーゲンの生成を助けます。栄養バランスの整った食事を心がけることが、回復を後押しします。
Q. ワキガ手術後に運動を再開できる時期は?
ワキガ手術後のウォーキングなど軽い有酸素運動は、術後2週間前後から少しずつ再開できる場合があります。ジョギングや筋力トレーニングは術後1か月以上経過後、担当医の許可を得てから行うのが基本です。水泳は傷口への影響を考慮し、術後2か月以上を目安に再開することが望ましいとされています。
💪 術後1か月以降の生活
術後1か月を過ぎると、多くの方で外見上の腫れや内出血はほぼ落ち着き、日常生活においてほとんど支障がなくなってきます。ただし、傷の内部の組織が完全に落ち着くまでには3〜6か月かかることがあります。
この時期からは、軽い運動も徐々に再開できるようになります。ウォーキングや軽いストレッチから始め、体の様子を見ながら少しずつ活動量を増やしていきましょう。激しい運動や水泳については、2か月前後をめどに担当医に相談の上で再開するのが一般的です。
傷跡は徐々に目立たなくなっていきますが、最初は赤みやかたさが残ることがあります。これは正常な治癒の過程であり、時間とともに改善していきます。傷跡が気になる場合は、担当医に相談してシリコンジェルシートや傷跡用クリームを使用することもひとつの選択肢です。
においの変化については、術後すぐには実感しにくい場合があります。腫れや傷がある間は汗腺の機能が一時的に変化することもあり、においや汗の量が安定してくるのは術後3か月以降になることが多いです。焦らず経過を観察し、気になる点は担当医に相談しましょう。
🎯 入浴・シャワーはいつから?
術後の入浴に関しては多くの方が気になるポイントです。シャワーと入浴では許可されるタイミングが異なることが多いため、それぞれについて確認しておきましょう。
シャワーについては、傷口を濡らさないという条件のもと、術後翌日から可能としているクリニックもあります。ただし脇の部分は防水テープなどで保護し、直接水がかからないよう注意が必要です。傷口に水分や洗剤が入ると感染リスクが高まるため、しっかりとした防水対策が求められます。
傷口が濡れてもよい状態になるのは、多くの場合、抜糸が完了した後になります。抜糸は術後1〜2週間ごろに行われることが多く、その後であれば脇も含めてシャワーで洗えるようになることが一般的です。ただし、これはあくまで目安であり、実際には担当医の判断に従ってください。
湯船への入浴は、シャワーよりもさらに許可が遅れることがほとんどです。長時間のお湯への浸漬は血行を促進し、腫れや内出血が悪化することがあります。また、湯船の中の細菌が傷口から侵入するリスクもゼロではありません。一般的には術後3〜4週間以降、傷の状態が良好であることを確認してから許可されることが多いです。
サウナや岩盤浴、温泉なども同様に、完全に傷が回復するまでは避けた方が賢明です。高温多湿の環境は細菌の繁殖を促しやすく、傷の回復にも好ましくありません。

💡 運動・スポーツの再開時期
運動を好む方にとって、術後いつから再開できるかは大きな関心事です。術後の運動制限は、傷の回復を守るために欠かせないルールですので、しっかりと守るようにしましょう。
まずウォーキングのような軽い有酸素運動については、術後2週間前後から少しずつ再開できることが多いです。ただし、腕を大きく振るような動作は傷への負担になるため、最初は控えめに行うことをおすすめします。
ジョギングや筋力トレーニングなど、ある程度体に負荷をかける運動については、術後1か月以上が経過し、担当医の許可を得てから再開するのが基本です。腕立て伏せや懸垂、ダンベル運動など脇を動かす運動は特に注意が必要です。これらは脇の傷口に強い負荷をかけるため、無理な再開は禁物です。
水泳については、術後2か月以上が経過し、傷が完全に閉じていることを確認してから再開することが望ましいです。プールの水に含まれる塩素や細菌が傷口に悪影響を与えることがあるほか、水の抵抗で傷が引っ張られる可能性もあります。
スポーツの再開に関しては、「痛みや違和感がないから大丈夫」と自己判断せず、必ず経過観察の受診時に担当医に確認するようにしましょう。見た目には回復しているように見えても、内部の組織がまだ完全に治癒していないケースもあります。
Q. ワキガ手術後に喫煙がよくない理由は何ですか?
ワキガ手術後の喫煙は、タバコに含まれるニコチンが血管を収縮させ、傷口への酸素や栄養の供給を妨げるため、回復が著しく遅れる原因となります。また免疫機能の低下により術後の感染リスクも高まります。電子タバコもニコチンを含む場合は同様に避ける必要があり、術後1か月以上の禁煙が理想的です。
📌 仕事・外出への復帰タイミング
社会人の方にとって、仕事への復帰タイミングは非常に気になる点です。職種や仕事内容によって復帰時期は大きく異なりますので、自分の仕事内容を踏まえて考えるようにしましょう。
デスクワークを中心とするオフィスワークであれば、術後2〜3日から復帰できる方もいます。ただし、痛みや包帯による不快感がある中での業務は集中力を低下させることがあります。可能であれば術後3〜5日間は休養を取り、体調が落ち着いてから復帰するのが理想的です。
立ち仕事や接客業なども、腕を大きく使わない業務であれば比較的早期に復帰しやすい傾向にあります。ただし、長時間立ち続けることで体全体に疲労がたまりやすく、回復が遅れることもあります。無理せず、最初は短時間勤務から始めることをおすすめします。
一方、肉体労働や腕を使う力仕事、工場での作業など、脇への負担が大きい仕事については術後2〜4週間の休養が必要になることが多いです。重い荷物の運搬や、腕を上げた状態での作業が続く仕事は、傷口の開きや感染のリスクを高めます。職場の上司や担当医とよく相談の上、復帰時期を慎重に決めましょう。
外出については、術後から比較的早期に可能です。ただし、公共交通機関のつり革につかまったり、重い荷物を持ったりといった動作は脇に負担をかけます。外出する際は、腕を使わなくてよい移動手段を選ぶなどの工夫が助けになります。
✨ 飲酒・喫煙について
飲酒と喫煙はいずれも術後の回復に悪影響を与えることが知られており、術後一定期間は控えることが推奨されています。
飲酒については、アルコールが血管を拡張させ、血流を増加させる作用があります。これにより術後の腫れや内出血が悪化したり、傷口から出血しやすくなったりするリスクがあります。また、一部の薬との相互作用を引き起こす可能性もあります。処方された抗生剤や鎮痛剤を服用中は特に飲酒を避け、服薬が終了した後も少なくとも術後1〜2週間は控えるようにしましょう。
喫煙については、タバコに含まれるニコチンが血管を収縮させ、傷口への血流(酸素や栄養の供給)を減少させます。これにより、傷の回復が著しく遅れることがわかっています。また、喫煙は免疫機能にも悪影響を与えるため、術後の感染リスクを高めます。理想的には術後1か月以上は禁煙することが望ましく、この機会に禁煙を検討される方も少なくありません。
電子タバコについても同様に、ニコチンを含む製品は避けることをおすすめします。「タールがないから大丈夫」と思われがちですが、ニコチンの血管収縮作用は残ります。
🔍 傷跡のケアと経過観察
ワキガ手術の後は、傷跡のケアも回復において重要な要素です。適切なケアを行うことで、傷跡が目立ちにくくなるよう助けることができます。
抜糸後、傷口が完全に閉じた状態になったら、保湿ケアを始めることができます。市販の保湿クリームや、担当医が処方・推奨するアイテムを使って傷跡周辺を保湿することで、皮膚の柔軟性を保ちます。乾燥した皮膚はかゆみや硬さを生じやすく、傷跡が目立ちやすくなることもあります。
シリコンジェルシートは、傷跡の赤みや盛り上がりを軽減する効果が報告されているアイテムです。傷が完全に閉じた後から使い始めることができ、継続して使用することで傷跡の改善が期待できます。使用する場合は担当医に確認してから取り入れるようにしてください。
傷跡への紫外線は、色素沈着を引き起こすことがあります。術後しばらくは外出時に傷跡部分が直接紫外線に当たらないよう注意しましょう。脇の下は通常衣服で覆われているため日焼けのリスクは低いですが、肌が薄着になる夏場や海水浴などの際には意識が必要です。
経過観察の受診については、担当医の指示に従ってきちんと通院するようにしましょう。術後の経過観察は通常、抜糸時、術後1か月、術後3か月などのタイミングで行われます。クリニックによってスケジュールは異なりますが、経過に問題があった場合でも早期に発見・対処できるため、たとえ症状がなくても定期受診は大切です。
Q. ワキガ手術後の回復を早める食事のポイントは?
ワキガ手術後の回復を促すには、皮膚・組織の修復に必要なタンパク質(肉・魚・卵・大豆製品)、コラーゲン生成を助けるビタミンC(柑橘類・ブロッコリー・パプリカ)、亜鉛(牡蠣・牛肉・ナッツ)を積極的に摂ることが効果的です。水分補給も重要で、1日1.5〜2リットルを目安に摂取することが推奨されています。
💪 術後に現れやすい症状と対処法

術後の経過の中で、よく見られる症状についてまとめておきます。予め知っておくことで、不必要な不安を感じずに済むとともに、本当に受診が必要な症状を見逃さないようにすることができます。
腫れと内出血は、手術後に必ずと言ってよいほど起こる反応です。術後2〜3日にかけてピークを迎えることが多く、その後1〜2週間をかけて徐々に引いていきます。腫れや内出血がひどく見えても、それが正常な経過である場合がほとんどです。ただし、急に腫れがひどくなったり、片側だけが著しく腫れたりする場合は血腫(血液の塊)ができている可能性があるため、早めに担当医に連絡しましょう。
痛みやしびれについては、術後から1〜2週間は痛みがある程度続くことが一般的です。処方された鎮痛剤を適切に使用して対処しましょう。また、術後はしびれや感覚の異常を感じる方もいます。これは手術の際に周辺の神経が一時的に刺激を受けることで起こるものであり、多くの場合は数週間〜数か月で改善します。
かゆみは傷が回復する過程で生じる自然な症状です。術後2〜3週間ごろからかゆみを訴える方が増えます。かいてしまうと傷跡が悪化するため、冷やしたり、医師に相談してかゆみ止めを処方してもらったりすることで対処しましょう。
感染のサインとして注意すべき症状には、傷口周辺の赤みや熱感の増強、排膿(膿が出る)、強い臭い、発熱などがあります。これらの症状が見られた場合は、迷わず早期に担当医に連絡してください。感染は早期発見・早期治療が重要です。
傷口の硬さや凹凸については、術後しばらくは内部の組織が再構築される過程でかたさを感じることがあります。特に剪除法では皮膚の下の組織を操作するため、しこりのような硬さを感じることがあります。多くの場合は時間とともに改善しますが、3か月以上経っても改善しない場合は担当医に相談しましょう。
🎯 回復を早めるために意識したいこと
術後の回復は、安静にしていれば自然に進むものですが、いくつかのことを意識することで回復をスムーズに助けることができます。
まず、睡眠をしっかりとることが非常に大切です。体の修復は主に睡眠中に行われており、成長ホルモンが分泌されることで傷の修復が促進されます。質の良い睡眠を確保するために、就寝前のスマートフォン使用を控えたり、快適な寝具を使用したりすることも意識しましょう。
食事内容については前述の通りですが、特にタンパク質(肉・魚・卵・大豆製品など)、亜鉛(牡蠣・牛肉・ナッツなど)、ビタミンC(柑橘類・ブロッコリー・パプリカなど)を積極的に摂取することが傷の回復を助けます。食欲がない場合でも、少量ずつ栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
水分補給も忘れずに行いましょう。体内の水分が不足すると、血液の循環が悪化し、傷の回復に必要な酸素や栄養素が体の隅々まで届きにくくなります。特に夏場は脱水に注意し、1日1.5〜2リットルを目安に水分を摂取することをおすすめします。
ストレスを避けることも回復の観点から重要です。ストレスはコルチゾールというホルモンの分泌を増やし、免疫機能の低下や傷の回復の遅れにつながることが知られています。術後はできるだけリラックスできる環境を整え、精神的な負担を減らすよう心がけましょう。
担当医の指示を守ることは、回復を早めるための最も基本的かつ重要なことです。「少しくらいなら」という気持ちで制限を守らないでいると、思わぬトラブルにつながることがあります。疑問に思うことや不安なことは、遠慮せず担当医やクリニックのスタッフに確認するようにしましょう。
👨⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】
高桑康太 医師(当院治療責任者)より
「当院では、ワキガ手術後に「いつから普段通りに動いていいのか」というご不安の声を多くいただきます。術後のケアは手術そのものと同じくらい大切であり、特に圧迫固定の遵守と感染予防の徹底が、仕上がりと回復スピードを大きく左右します。担当医の指示をベースにしながら、ご自身の体の状態を丁寧に観察していただくことが、快適な日常生活への近道ですので、気になることは遠慮なくご相談ください。」
💡 よくある質問
傷口を濡らさない条件であれば、術後翌日からシャワーが可能なクリニックもあります。ただし脇部分は防水テープで保護し、直接水がかからないよう注意が必要です。傷口も含めて洗えるようになるのは、抜糸(術後1〜2週間ごろ)が完了した後が一般的です。湯船への入浴は術後3〜4週間以降が目安となります。
職種によって異なります。デスクワークであれば術後2〜3日での復帰も可能ですが、できれば3〜5日間の休養が理想的です。立ち仕事や接客業は比較的早めに復帰しやすい一方、腕を使う力仕事や肉体労働は術後2〜4週間の休養が必要なケースが多いです。担当医に自分の仕事内容を伝えた上で相談することをおすすめします。
腫れや内出血は手術後にほぼ必ず起こる正常な反応です。術後2〜3日にピークを迎え、その後1〜2週間かけて徐々に引いていきます。ただし、急激に腫れがひどくなったり、片側だけが著しく腫れたりする場合は血腫の可能性があるため、早めにアイシークリニック渋谷院の担当医にご連絡ください。
飲酒はアルコールの血管拡張作用により、腫れや内出血の悪化・出血リスクを高めます。処方薬との相互作用もあるため、術後1〜2週間は控えましょう。喫煙はニコチンが血管を収縮させ、傷口への酸素・栄養の供給を妨げるため回復が遅れます。電子タバコもニコチンを含む場合は同様に避ける必要があります。
傷の回復を助けるために、タンパク質(肉・魚・卵・大豆製品)、ビタミンC(柑橘類・ブロッコリー・パプリカ)、亜鉛(牡蠣・牛肉・ナッツ)を積極的に摂取することが効果的です。また、水分補給も重要で1日1.5〜2リットルを目安に摂りましょう。栄養バランスの整った食事を継続することが、スムーズな回復の後押しとなります。
📌 まとめ
ワキガ手術後の過ごし方について、時期ごとのポイントや注意事項を詳しく解説しました。最後に要点を整理しておきます。
手術当日から翌日は最も安静が必要な時期であり、圧迫固定を守り、腕の動作を最小限にとどめることが大切です。術後1週間は腫れや痛みのピークを乗り越える時期で、抗生剤の服用や清潔保持が感染予防に重要です。術後2〜4週間には抜糸が行われ、少しずつ日常生活への復帰が可能になってきます。術後1か月以降は傷の内部の回復が続く時期であり、見た目が落ち着いてきても過信せず、担当医の指示に従った行動が求められます。
入浴については傷口が閉じてから段階的に再開し、運動については体への負荷の少ないものから順に許可を得て再開していくことが基本的な流れです。仕事については職種によって復帰時期が大きく異なりますが、担当医と相談の上で無理のないスケジュールを立てることが大切です。飲酒や喫煙は傷の回復を妨げるため、術後一定期間は必ず控えましょう。
術後の経過に不安を感じたときは、一人で抱え込まず、アイシークリニック渋谷院の担当スタッフや医師に遠慮なく相談してください。適切なケアと過ごし方が、手術の効果を最大限に引き出し、快適な日常生活への早期復帰をサポートします。手術を受けた後の経過を丁寧に過ごすことで、ワキガのない清潔で快適な生活をより早く実現できるはずです。
📚 関連記事
- ワキガの人の特徴とは?においの原因・セルフチェック方法を解説
- わきがを自力で治す方法は中学生でも実践できる?原因と対策を解説
- ストレスとワキガの関係を解説|においが強くなる原因と対策
- ニキビ跡の赤みにレーザーは効果的?治療の仕組みと選び方を解説
- リストカットの跡を消したい方へ|原因・治療法・ケア方法を解説
📚 参考文献
- 日本皮膚科学会 – 腋臭症(ワキガ)の診断基準・治療指針および術後ケアに関するガイドライン情報
- 日本形成外科学会 – 剪除法をはじめとするワキガ手術(腋臭症手術)の術式・術後管理・傷跡ケアに関する形成外科的知見
- 日本美容外科学会 – VASER吸引法・ミラドライ等の低侵襲術式を含む美容外科的アプローチと術後回復期間に関する情報
監修者医師
高桑 康太 医師
保有資格
ミラドライ認定医
略歴
- 2009年 東京大学医学部医学科卒業
- 2009年 東京逓信病院勤務
- 2012年 東京警察病院勤務
- 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
- 2019年 当院治療責任者就任
- 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
- 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
- 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
- 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報
佐藤 昌樹 医師
保有資格
日本整形外科学会整形外科専門医
略歴
- 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
- 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
- 2012年 東京逓信病院勤務
- 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
- 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務