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マンジャロの保存方法を徹底解説|効果を維持するための正しい管理と注意点

💉 マンジャロを正しく保存できていますか?
マンジャロ(チルゼパチド)は、2型糖尿病・肥満症治療で注目の注射製剤。週1回の自己注射だからこそ、自宅での保管方法を間違えると薬の効果がゼロになる危険性があります。
「冷蔵庫のどこに入れるべきか」「凍らせてしまったら?」「旅行中はどうする?」——この記事を読めば保存に関する不安がすべて解決します。

🚨 これを知らないと損します

保存ミスに気づかずそのまま注射 → 効果なし・健康リスクの恐れ
正しい知識があれば、費用も体も守れます。


目次

  1. 📌 マンジャロとはどのような薬か
  2. 📌 マンジャロの基本的な保存方法
  3. 📌 冷蔵保存における具体的な注意点
  4. 📌 冷凍してしまった場合はどうなるか
  5. 📌 常温保存は可能か
  6. 📌 外出・旅行時の持ち運び方法
  7. 📌 使用前・使用後のペンの取り扱い
  8. 📌 光・熱・衝撃から守るためのポイント
  9. 📌 保存状態が悪かった場合に現れるサイン
  10. 📌 廃棄方法について
  11. 📌 保存管理に関するよくあるミスと対処法
  12. 📌 まとめ

💡 この記事のポイント

マンジャロ(チルゼパチド)は2〜8℃の冷蔵保存が原則で、凍結した場合は解凍後も使用不可。常温保存は30℃以下で最大14日間可能。旅行時は保冷バッグを活用し、飛行機では機内持ち込みが基本。使用前に薬液の色や濁りを必ず確認し、異常時は処方クリニックに相談する。

💡 マンジャロとはどのような薬か

マンジャロは、イーライリリー社が開発した「チルゼパチド」を有効成分とする注射製剤です。GIP(グルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチド)とGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)という2種類のホルモン受容体に作用する、デュアルアゴニストと呼ばれる新しいタイプの薬です。

国内では2023年に2型糖尿病の治療薬として承認され、2024年には肥満症治療薬としても適応が拡大されました。血糖値のコントロールだけでなく、食欲の抑制や体重減少効果が高いことから、肥満症の治療においても高い注目を集めています。

製剤の形状は、使い捨てタイプのオートインジェクター(自動注射デバイス)です。週に1回、腹部・大腿部・上腕などに皮下注射します。注射液はペン型のデバイスに充填されており、プレフィルド(あらかじめ薬液が充填されている)タイプのため、患者自身が薬液を補充する必要はありません。

このような生物学的製剤(バイオ医薬品)は、一般的な錠剤や粉末薬と異なり、タンパク質を主成分とするため温度変化や光などの影響を受けやすい性質があります。そのため、保存管理が非常に重要になります。

Q. マンジャロの冷蔵保存で冷蔵庫内のどこに置くべきか?

マンジャロは2〜8℃の冷蔵保存が原則です。冷蔵庫内では冷気の吹き出し口付近やドアポケットは温度変化が大きく不適切です。中段〜奥側の温度が安定したスペースに、遮光効果のある外箱(カートン)に入れたまま保管することが推奨されています。

📌 マンジャロの基本的な保存方法

マンジャロの添付文書および公式情報によると、保存の基本条件は以下のとおりです。

まず、温度管理が最も重要なポイントです。マンジャロは2〜8℃の冷蔵状態での保存が推奨されています。これは一般的な家庭用冷蔵庫の冷蔵室(チルド室ではなく通常の冷蔵スペース)に相当する温度帯です。冷凍(0℃以下)は厳禁であり、一度凍結した製剤は使用できなくなります。

次に、光(直射日光・強い蛍光灯の光)からの遮光保護が必要です。マンジャロはカートン(外箱)に入った状態で保管するか、専用のカバーを使用して光が当たらないよう管理します。

また、使用開始後(キャップを外してから)は、常温でも保管可能な時間が定められています。詳細については後述しますが、冷蔵保存が原則であることには変わりありません。

さらに、子どもの手の届かない場所に保管することも重要です。これはすべての医薬品に共通する注意事項ですが、注射製剤は特に管理を徹底する必要があります。

✨ 冷蔵保存における具体的な注意点

家庭の冷蔵庫でマンジャロを保存する際には、いくつかの具体的なポイントを守ることが大切です。

冷蔵庫内の場所の選び方については注意が必要です。冷蔵庫の冷気は均一に分布しているわけではなく、場所によって温度差があります。特に注意したいのが冷気の吹き出し口付近と、野菜室・チルド室です。吹き出し口のすぐ近くに置くと局所的に0℃以下になってしまい、凍結するリスクがあります。また、ドアポケットは開閉のたびに温度変化が起きやすいため、保管場所としては適していません。冷蔵室の中段〜奥側の、比較的温度が安定したスペースに置くようにしましょう。

食品との接触を避けることも大切です。冷蔵庫の中で食品と直接触れないよう、ケースや専用のトレーに入れて管理すると安全です。特に生鮮食品の近くに置くと汚染リスクがあるため、清潔な環境を維持することを意識してください。

外箱(カートン)に入れたままの保管が基本です。マンジャロが入っているカートン(紙製の外箱)は、単なる包装材ではなく遮光の役割も担っています。ペンを取り出して冷蔵庫の中に裸のまま置くのではなく、使用するそのときまでカートンに入れたまま保管することが推奨されています。

冷蔵庫の温度設定についても確認が必要です。家庭用冷蔵庫の冷蔵室の設定温度は通常1〜5℃程度ですが、夏場など室温が高い季節には冷蔵庫内の温度が想定より上昇することがあります。特に頻繁に開閉する冷蔵庫や、古い機種を使用している場合は、冷蔵庫用温度計で実際の庫内温度を確認しておくと安心です。

停電時の対応についても事前に考えておきましょう。停電が発生した場合、冷蔵庫内の温度は時間とともに上昇します。長時間の停電が予測される場合は保冷剤を入れる、または知人宅や薬局へ相談するなどの対処が必要になることがあります。

Q. マンジャロを誤って冷凍した場合は使用できるか?

一度凍結したマンジャロは、解凍後に外観が正常に見えても使用できません。有効成分チルゼパチドはタンパク質を主成分とするペプチド製剤であり、凍結・解凍によってタンパク質が変性し、薬効の喪失や予期しない免疫反応などのリスクが生じます。凍結が疑われる場合は処方クリニックへ相談してください。

🔍 冷凍してしまった場合はどうなるか

マンジャロを誤って冷凍してしまった場合は、たとえ解凍しても使用しないことが原則です。これはメーカーおよび医薬品の添付文書で明確に記載されていることであり、非常に重要な注意点です。

なぜ凍結した製剤を使ってはいけないのかというと、チルゼパチドはタンパク質を主成分とするペプチド製剤であるため、凍結・解凍のプロセスによってタンパク質の構造が変性する可能性があるからです。タンパク質が変性すると、薬の有効性が失われるだけでなく、体内に異常な物質を注射することになり、予期しない免疫反応や副作用が起きるリスクがあります。

凍結してしまったかどうかの見分け方として、液体が白く濁っている、沈殿物が見られる、解凍後も均一にならないなどのサインがあります。しかし、外見上の変化がないからといって安全とは限りません。凍結した可能性がある場合は、外観に変化がなくても使用を避け、処方を受けたクリニックや薬局に相談することを強くおすすめします。

凍結防止の具体的な対策としては、冷気の吹き出し口付近を避けること、チルド室や冷凍室に保管しないこと、冷蔵庫の設定温度を確認することなどが挙げられます。また、冷蔵庫の奥に置いた薬が庫内壁面(冷気が通る壁)と接触して凍結するケースもあるため、壁から少し離して配置することも有効です。

💪 常温保存は可能か

マンジャロについては、一定の条件のもとで室温(常温)での保管が認められています。添付文書の情報によると、30℃以下の室温であれば最大14日間(2週間)の常温保存が可能とされています。ただし、この条件にはいくつかの重要な前提があります。

まず、常温保存が認められているのは「一度冷蔵庫から取り出した後」であり、その間の温度管理が適切に行われていることが前提です。30℃を超える環境(真夏の車内や直射日光が当たる場所など)には置かないようにする必要があります。

また、14日間という期限はあくまで上限であり、この期間が過ぎた製剤は使用しないことが求められます。常温に出した日付をペンや外箱にメモしておくと、期限管理に役立ちます。

日本の夏場は室温が30℃を超えることが珍しくありません。エアコンのない部屋や、換気の悪い場所では薬の品質劣化が進む可能性があります。自宅に常温保管する場合は、温度管理が可能な環境であることを必ず確認してください。

一度常温に出した製剤は、再び冷蔵庫に戻した場合でも14日間の常温保存期間としてカウントされ続けます。冷蔵庫に戻すことで期限がリセットされるわけではないため、その点も注意が必要です。

🎯 外出・旅行時の持ち運び方法

マンジャロは週1回の注射薬であるため、外出中や旅行中に注射のタイミングが重なることもあります。持ち運びの際にも適切な温度管理が必要です。

短時間の外出(日帰りや数時間程度)であれば、先述のとおり室温30℃以下であれば常温持ち運びが可能です。ただし、夏場は携帯中の温度が30℃を超えやすいため、保冷剤を使用した携帯ケースや医療用インスリンポーチなどを活用することをおすすめします。

旅行(特に宿泊を伴うもの)の場合は、以下の点に注意してください。

飛行機での持ち運びについては、航空機の手荷物として機内に持ち込むことが基本です。貨物室(預け入れ荷物)は気温が非常に低くなることがあり、凍結のリスクがあります。TSA(アメリカの交通保安局)などの基準では、インスリンなどの注射製剤は機内持ち込みが認められており、マンジャロも同様に扱われます。国際線の場合は各航空会社・出入国先の規制を事前に確認してください。

保冷バッグ・専用ケースの選び方については、薬剤の保管専用に作られた保冷ケースが市販されています。インスリンポーチや糖尿病患者向けの携帯クーラーケースは、マンジャロの持ち運びにも応用できます。保冷剤を使用する場合は、直接ペンに触れないよう布やタオルで包んで、過冷却による凍結を防ぎましょう。

宿泊先での保管については、ホテルの冷蔵庫(ミニバー)を活用する方法が一般的です。ただし、ミニバーの冷蔵庫は設定温度の調整ができないものが多く、冷えすぎることもあります。フロントのコンシェルジュに相談して適切な冷蔵庫を確保してもらうか、携帯用の専用クーラーを持参する方法も選択肢に入れてみてください。

また、長期の旅行や海外渡航の場合は、十分な量の薬を持参できるよう事前に処方を受けたクリニックに相談しておくことが重要です。現地での調達は困難な場合が多いため、余裕を持ったスケジュール管理が大切です。

Q. 旅行や出張時にマンジャロを飛行機で持ち運ぶ方法は?

マンジャロを飛行機で持ち運ぶ際は、機内持ち込みが基本です。貨物室(預け入れ荷物)は気温が極めて低くなり凍結リスクがあるため避けてください。保冷バッグを使用する場合、保冷剤はペンに直接触れると凍結の恐れがあるため、タオルで包んで間接的に冷やす方法が安全です。

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💡 使用前・使用後のペンの取り扱い

マンジャロのペンを実際に使用する際の前後の取り扱いについても、保存方法と合わせて理解しておくことが大切です。

使用前の準備として、冷蔵庫から取り出したペンは室温に戻してから使用することが推奨されています。冷たいまま注射すると注射部位に刺激や痛みを感じやすくなることがあります。目安として取り出してから30分程度室温に置くと良いとされていますが、これは医師や薬剤師の指導に従ってください。

温めるために電子レンジや温湯を使用することは絶対に避けてください。急激な加熱によって薬液が変性し、使用できなくなるだけでなく、火傷や薬剤の飛散などの危険も生じます。

使用後のペンの保管については、マンジャロは1回使い切りタイプのペンです。1本のペンに1回分の薬液が充填されており、注射後は廃棄します。使用後のペンを再利用しようとしたり、残った薬液を保管したりすることはできません。

注射針(ニードル)については、注射に使用した針はキャップをして安全に廃棄する必要があります。マンジャロのペンには専用の針が別途必要な場合と、あらかじめ針がついている場合があります。医療廃棄物(使用済みの針)の処理については、処方クリニックや薬局から指定された方法に従ってください。多くの場合、専用の廃棄容器(針捨てボックス)を使用します。

新しいペンを開封する前には、薬液の状態を必ず確認してください。通常、マンジャロの薬液は無色〜わずかに黄色を帯びた透明の液体です。白濁している、粒子が浮いている、茶色に変色しているなどの異常が見られる場合は使用を中止し、処方医または薬剤師に相談してください。

📌 光・熱・衝撃から守るためのポイント

マンジャロの品質を守るためには、温度管理だけでなく、光・熱・物理的な衝撃への配慮も必要です。

光(紫外線・可視光線)への対策について、チルゼパチドなどのペプチド製剤は光によって分解・変性することがあります。直射日光はもちろん、強い蛍光灯の光にも長時間さらすことは避けてください。外箱(カートン)が遮光性を持っているため、使用直前まで外箱から出さないことが基本的な対処法です。

熱への対策については、30℃を超える場所への放置は品質劣化の原因になります。特に注意が必要なのは夏場の車内です。日中の車内温度は50〜60℃に達することもあり、短時間でも薬液が高温にさらされると劣化が進む可能性があります。車での移動中は保冷バッグに入れるか、エアコンが効いた状態を維持するようにしてください。

物理的な衝撃への対策についても配慮が必要です。ペンを落下させたり、強い衝撃を加えたりするとデバイスが破損し、正常に注射できなくなる可能性があります。また、衝撃によって薬液の状態が変わることも考えられます。ペンはバッグの中で他の荷物に挟まれないよう、専用のケースや袋に入れて持ち運ぶことをおすすめします。

湿気についても一定の配慮が必要です。浴室のような高湿度の環境への長期保管は避けることが望ましいとされています。冷蔵庫から取り出す際に結露が生じることがありますが、短時間であれば問題ありません。

✨ 保存状態が悪かった場合に現れるサイン

マンジャロの保存状態が適切でなかった場合、薬液や製剤の外観に変化が現れることがあります。注射前に必ず薬液の状態を目視で確認する習慣をつけておきましょう。

薬液の外観変化として確認すべきポイントは以下のとおりです。まず色の変化です。正常なマンジャロの薬液は無色〜わずかに黄色みを帯びた透明の液体です。茶色や強い黄色への変色は劣化のサインである可能性があります。

次に濁りや粒子の存在です。通常、薬液は透明でほぼ均一な液体ですが、白く濁っている、浮遊物や沈殿が見られる場合は異常のサインです。振っても溶けない粒子が見える場合も使用を避けてください。

結晶や氷の痕跡も注意すべきポイントです。凍結した後に解凍された薬液は、外観上は正常に見えることもありますが、タンパク質の変性が起きている可能性があります。凍結したかもしれないと感じた場合は使用せず、クリニックに相談してください。

デバイス(ペン本体)の外観確認も忘れてはなりません。ひび割れ、変形、破損が見られる場合は使用しないでください。また、注射前にペンが正常に動作するかどうかの確認(プライミング操作など、製品の指示に従った確認方法)も重要です。

使用期限(有効期限)の確認も毎回行ってください。カートンおよびペン本体に記載された使用期限を超えた製剤は使用しないことが基本です。複数本のペンを保管している場合は、有効期限の早いものから使用するよう管理しましょう。

Q. マンジャロ注射前に薬液の状態はどう確認すればよいか?

注射前には必ず薬液の外観を目視で確認してください。正常なマンジャロの薬液は無色〜わずかに黄色みを帯びた透明の液体です。白濁している、浮遊物や沈殿が見られる、茶色に変色しているなどの異常がある場合は使用を中止し、処方を受けたクリニックまたは薬剤師に相談することが重要です。

🔍 廃棄方法について

使用済みのマンジャロのペンや未使用であっても期限切れとなった製剤の廃棄方法についても、正しく理解しておく必要があります。

まず、使用済み注射針(ニードル)の廃棄についてです。注射に使用した針は鋭利な医療廃棄物であり、一般のゴミ袋に入れて捨てることは非常に危険です。廃棄容器(シャープスコンテナ・針捨てボックス)に入れて適切に処理する必要があります。多くのクリニックや薬局では、使用済み針の回収を行っているため、処方を受けた医療機関に確認してください。

使用済みペン本体については、針を取り外した後のペン本体はプラスチック製品として廃棄できる場合が多いですが、自治体ごとにルールが異なります。居住地の自治体の分別ルールに従って廃棄してください。

未使用・期限切れの薬剤については、そのまま家庭のゴミとして捨てるのではなく、処方を受けたクリニックや薬局に持参して返却・廃棄を依頼することが推奨されます。薬剤の不適切な廃棄は環境汚染の原因にもなり得ます。

保存状態の問題で使用できなくなってしまった場合(凍結・過熱・期限切れなど)も、同様にクリニックや薬局に持参して適切な方法で廃棄してもらうことが最善の方法です。

💪 保存管理に関するよくあるミスと対処法

マンジャロの保存に関して、実際に患者さんがよく経験するミスとその対処法をまとめました。同じミスを繰り返さないためにも参考にしてください。

冷凍庫に誤って入れてしまったケースについては、先述のとおり凍結したペンは使用できません。気づいた時点でペンを取り出し、解凍されたように見えても使用は避けて、クリニックまたは薬局に相談してください。今後の対策としては、冷蔵庫内の専用の保管スペース(ケースや仕切り)を設けることで、誤って冷凍庫に入れてしまうリスクを減らすことができます。

常温に出しっぱなしにしてしまったケースについては、取り出した日時が不明な場合は使用を避け、クリニックに相談することが安全です。今後の対策としては、冷蔵庫から出した日付と時間をペンに記載する、スマートフォンのリマインダーを設定するなどの工夫が有効です。

旅行から戻ったら保冷バッグの中で保冷剤と直接接触していたケースについては、薬液の状態を確認し、凍結の痕跡や外観の異常がある場合は使用しないでください。今後の対策としては、保冷剤は布やタオルで包んで間接的に冷やす方法を採用することが有効です。

カートンを処分してしまい遮光保護ができなくなったケースについては、すぐに光が当たらないよう布やアルミホイルでペンを包み、早めに使用するか冷蔵庫で保管してください。今後の対策としては、カートンはペンを使い切るまで保管しておくことを習慣化することが最善策です。

使用期限を確認していなかったケースについては、複数本のペンをストックしている場合は特に有効期限の管理が重要です。古いものを手前に、新しいものを奥に配置するなど、先入れ先出しの管理ルールを設けることをおすすめします。

保存方法について不安や疑問が生じた場合は、自己判断で使用を続けるのではなく、必ず処方を受けたクリニックや薬剤師に相談することが最も重要です。マンジャロは高価な薬剤であり、適切に管理されることで治療効果を最大限に発揮することができます。

👨‍⚕️ 当院での診療傾向【医師コメント】

高桑康太 医師(当院治療責任者)より

「当院では、マンジャロを処方する際に保存方法についての説明を丁寧に行うよう心がけていますが、特に「うっかり冷凍庫に入れてしまった」「常温に出したまま日数が経ってしまった」というご相談を受けることが少なくありません。チルゼパチドはタンパク質を主成分とするペプチド製剤であるため、温度管理の失敗は薬効の喪失だけでなく、安全性にも影響する可能性がある点をぜひご理解ください。少しでも保存状態に不安を感じた場合は自己判断せず、遠慮なく当院スタッフにご相談いただければ、適切なアドバイスと対応をいたします。」

🎯 よくある質問

マンジャロの正しい保存温度は何度ですか?

マンジャロは2〜8℃の冷蔵保存が基本です。家庭用冷蔵庫の冷蔵室(チルド室・冷凍室は不可)の中段〜奥側の温度が安定したスペースに、外箱(カートン)に入れたまま保管してください。ドアポケットや冷気の吹き出し口付近は温度変化が大きいため避けましょう。

誤って冷凍してしまったマンジャロは使えますか?

使用できません。一度凍結したマンジャロは、解凍後に外観が正常に見えても、有効成分であるチルゼパチド(タンパク質)が変性している可能性があります。効果の喪失だけでなく、安全性にも影響するリスクがあるため、凍結が疑われる場合は自己判断せず、処方クリニックや薬局にご相談ください。

旅行中にマンジャロを持ち運ぶ際の注意点は?

短時間の外出なら室温30℃以下であれば常温持ち運びが可能ですが、保冷バッグの活用が安心です。保冷剤はペンに直接触れると凍結する恐れがあるため、タオルで包んで使用してください。飛行機の場合は、貨物室に預けると凍結リスクがあるため、機内持ち込みが基本です。

冷蔵庫から出したマンジャロは常温でどのくらい保管できますか?

30℃以下の室温であれば、最大14日間(2週間)の常温保存が可能です。ただし、一度取り出したら冷蔵庫に戻しても期限はリセットされず、カウントは継続されます。取り出した日付をペンや外箱にメモしておくと、期限管理に役立ちます。夏場は室温が30℃を超えやすいため注意が必要です。

注射前に薬液の状態を確認する方法を教えてください。

使用前に必ず薬液の外観を目視で確認してください。正常なマンジャロの薬液は無色〜わずかに黄色みを帯びた透明の液体です。白濁している、浮遊物や沈殿がある、茶色に変色しているなどの異常が見られる場合は使用を中止し、処方を受けたクリニックや薬剤師にご相談ください。

💡 まとめ

マンジャロの保存方法について、基本的なルールから具体的な注意点まで詳しく解説してきました。最後に重要なポイントを整理します。

まず基本の保存条件として、2〜8℃の冷蔵保存が原則です。冷蔵庫内では吹き出し口付近やドアポケットを避け、温度が安定した中段〜奥側のスペースに、外箱に入れたまま保管してください。

凍結は絶対に避けてください。一度凍った製剤は解凍しても使用できません。冷気の強い場所への配置は避け、庫内温度の定期確認も行うと安心です。

常温保存は30℃以下の環境であれば最大14日間可能です。ただし一度冷蔵庫から取り出したら、冷蔵庫に戻しても期限のカウントは継続されます。

外出・旅行時は保冷バッグを活用し、保冷剤は直接触れないよう工夫してください。飛行機では機内持ち込みが基本です。

使用前には必ず薬液の外観(色、濁り、粒子)を確認し、異常が見られる場合は使用せず医療機関に相談してください。使用済み針は医療廃棄物として適切に廃棄し、使用済みペンや期限切れ製剤の廃棄方法についても処方クリニック・薬局の指示に従いましょう。

マンジャロは適切に管理することで初めてその薬効を十分に発揮できる製剤です。保存方法の疑問や不安は、アイシークリニック渋谷院の医師・スタッフにいつでもご相談ください。適切な使用方法の指導を含め、患者さんの治療を全力でサポートいたします。

📚 関連記事

📚 参考文献

  • 厚生労働省 – マンジャロ(チルゼパチド)の承認情報、添付文書、医薬品の保存・管理に関する規制情報および2型糖尿病・肥満症治療薬としての適応承認に関する公式情報
  • PubMed – チルゼパチド(tirzepatide)の製剤安定性・保存条件・タンパク質変性に関する査読済み臨床・薬学研究論文
  • WHO(世界保健機関) – 生物学的製剤(ペプチド・タンパク質製剤)の保存・コールドチェーン管理に関する国際的ガイドラインおよび注射製剤の適切な取り扱い基準

監修者医師

高桑 康太 医師

保有資格

ミラドライ認定医

略歴

  • 2009年 東京大学医学部医学科卒業
  • 2009年 東京逓信病院勤務
  • 2012年 東京警察病院勤務
  • 2012年 東京大学医学部附属病院勤務
  • 2019年 当院治療責任者就任
  • 皮膚腫瘍・皮膚外科領域で15年以上の臨床経験と30,000件超の手術実績を持ち、医学的根拠に基づき監修を担当
  • 専門分野:皮膚腫瘍、皮膚外科、皮膚科、形成外科
  • 臨床実績(2024年時点) 皮膚腫瘍・皮膚外科手術:30,000件以上、腋臭症治療:2,000件以上、酒さ・赤ら顔治療:1,000件以上
  • 監修領域 皮膚腫瘍(ほくろ・粉瘤・脂肪腫など)、皮膚外科手術、皮膚がん、一般医療コラムに関する医療情報

佐藤 昌樹 医師

保有資格

日本整形外科学会整形外科専門医

略歴

  • 2010年 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 2012年 東京大学医学部付属病院勤務
  • 2012年 東京逓信病院勤務
  • 2013年 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 2015年 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
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